JP2001349085A - 免震装置を備えた建物の機械式駐車装置 - Google Patents
免震装置を備えた建物の機械式駐車装置Info
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- JP2001349085A JP2001349085A JP2000167363A JP2000167363A JP2001349085A JP 2001349085 A JP2001349085 A JP 2001349085A JP 2000167363 A JP2000167363 A JP 2000167363A JP 2000167363 A JP2000167363 A JP 2000167363A JP 2001349085 A JP2001349085 A JP 2001349085A
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
してリフトを保護するようにした機械式駐車装置を提供
する。 【解決手段】 免震部材20の上側建屋構造体21の床
に開口3を有する自動車乗り込み部2を有し、下側建屋
構造体22にリフト装置5を配設し、この開口3とその
下方に通じる昇降路23間で自動車1を載置するパレッ
ト4を乗せたリフト5が昇降するように構成した駐車装
置において、リフト装置5を下側建屋構造体22で固定
し、開口下面周辺の上側建屋構造体21に、開口内に位
置するパレット4を支持するパレット受け装置8を設け
る。
Description
建物の機械式駐車装置に関する。
地下階に駐車場を設けている建物が多く見かけられる。
図6はこのような駐車場を有する建物の1階以下の構造
を示した図である。1階に自動車1の乗り込み部2があ
り、1階以上を上側建屋構造体21とし、1階より下の
建屋を下側建屋構造体22とする。地下2階には自動車
1を格納する格納部24が設けられている。乗り込み部
2の1階床には開口3が設けられ、この開口3より下部
がリフト5の昇降路23になっている。開口3には自動
車1を乗せるパレット4が入るようになっており、リフ
ト5はパレット4を開口3の位置で支持した状態で、自
動車1を乗せ、または搬出する。
ド支柱6に案内され、支柱内に設けられた図示しない両
端のスプロケット間に張られたチェンにより昇降する。
7はガイド支柱6の下端に設けられた駆動装置でスプロ
ケットを駆動する。ガイド支柱6は上端は1階床と地下
1階間に設けられた支柱25に固定され、下端は地下最
下層床に固定されている。
を少くした免震構造の建物が建設さるようになってきて
いる。免震構造では地上階と地下階の間に積層ゴム等の
免震部材を入れ地階の動きを地上階に伝えないようにし
ている。これにより地震時には免震部材の上下間では、
例えば設計最大値で500mm程度のずれが発生する。
このためガイド支柱6の上端が1階床と地下1階間に設
けられた支柱25などに固定されていると、地震時破断
してしまう。また、入庫待ちの場合、リフト5はパレッ
ト4を乗せて、乗り込み部2の開口3位置で待機する
が、このとき地震に襲われるとリフト5は破損してしま
う。
ので、免震部材の上下間に発生する建屋のずれに対して
リフトを保護するようにした免震装置を備えた建物の機
械式駐車装置を提供することを目的とする。
め、請求項1の発明では、免震部材の上側建屋構造体の
床に開口を有する自動車乗り込み部を有し、下側建屋構
造体にリフト装置を配設し、前記開口とその下方に通じ
る昇降路間で自動車を載置するパレットを乗せたリフト
が昇降するように構成した駐車装置において、前記リフ
ト装置を下側建屋構造体で固定し、前記開口下面周辺の
上側建屋構造体に、開口内に位置するパレットを支持す
るパレット受け装置を設ける。
屋構造体とでは大きな水平ずれが地震時に発生するが、
リフト装置は全て下側建屋構造体に固定するので、地震
時の水平ずれの影響を回避できる。また、開口に置かれ
たパレットの支持は開口下面周辺の上側建屋構造体に設
けられたパレット受け装置で支持するので、リフトは開
口より離れた位置におくことができ、地震時の水平ずれ
により破損するのを回避できる。
記パレット受け装置は、前記開口の両側に設けられ、支
持棒がパレットの下面まで伸縮する装置である。開口の
下面の両側より、パレットの下面に支持棒を差し出すこ
とにより、パレットをリフトに代わって支えることがで
きる。これにより地震時、リフトは開口位置より下げた
位置に置くことができ、水平ずれによる破損を回避でき
る。
構造体の床に開口を有する自動車乗り込み部を有し、下
側建屋構造体にリフト装置を配設し、前記開口とその下
方に通じる昇降路間で自動車を載置するパレットを乗せ
たリフトが昇降するように構成した駐車装置において、
前記リフト装置を下側建屋構造体で固定し、かつ前記開
口レベルより下がった所定レベルまで昇降するように
し、前記開口の両側下部の上側建屋構造体に設けられ、
先端をパレット下面に入れ、回転することにより、パレ
ットを前記開口レベルと所定レベル間で昇降させる回転
アームを設ける。
で、地震時の水平ずれの影響を回避できる。また、開口
とその下方所定レベル間では上側建屋構造に支持された
回転アームでパレットを昇降し、開口位置ではこの回転
アームで支持するので、地震時の水平ずれによるリフト
の損傷を回避できる。
図面を参照して説明する。図1は本実施の形態の免震装
置を備えた建物の機械式駐車装置の構成を示す。図2、
図3は自動車乗り込み部近傍の部分拡大図である。なお
図6と同一符号は同一のものを表す。本建物は地階に機
械式駐車装置を設けており、1階以上を商店や事務所等
としている。1階に自動車1の乗り込み部2があり、図
1では紙面に垂直な方向から乗り込んでくる。1階床と
地下1階の柱の下部にはゴム等を積層した免震部材20
が設けられている。これにより免震部材20以上の上側
建屋構造体21と以下の下側建屋構造体22との間では
地震時、大きな水平ずれが発生する。この水平ずれは、
例えば、計画最大地震時、500mm程度である。
設けられ、この開口3から下方にわたって昇降路23が
形成されており、この昇降路23をリフト5が昇降す
る。地下2階は自動車1を格納する格納部24となって
いる。格納部24は2段の駐車棚26が設けられ、各駐
車棚26は2列に駐車できる配置となっており、パレッ
ト4を縦または横方向に移動して水平循環できる構成に
なっている。
れ、かつ支柱内部に設けられた上下2個のスプロケット
間にはられたチェンにより昇降する。スプロケットの駆
動装置7はガイド支柱6の下端に設けられている。ガイ
ド支柱6は上部を下側建屋構造体22である地下1階床
で固定され、下端を地階の基礎床で支持されている。こ
れにより地震時下側建屋構造体22と一体に動くので、
破損の恐れが少ない。
ット4を支持するパレット支持装置8が開口3周辺構造
の下面に、両側に2個づつ設けられ、伸縮する支持棒8
aでパレット4を下面から支持する。支持棒8aが接触
するパレット4の位置には支持ピース4aが取付けられ
ている。パレット支持装置8は油圧シリンダでもよい
が、ネジ棒にナットを螺合しナットをモータで回転して
ネジ棒を伸縮させる支持棒伸縮装置を用いた方が油圧装
置が不要であるため簡単な構造となる。リフト5の上面
には支持材5aが設けられており、パレット下面に支持
棒8aを挿入できるようにしている。
レット支持装置8に移す状態、またはその逆でパレット
支持装置8で支持されたパレット4をリフト5に移す状
態を示す。図3はパレット支持装置8でパレット4を支
持し、リフト5は下方へ退避した状態を示す。図3の状
態で地震が起こり、水平ずれが発生しても、リフト5は
下側建屋構造体22と一体で動くので破損は回避され
る。また、パレット4は開口3内で支持されているの
で、リフト5とは完全に離れている。
口3の両側に2個づづ配置し、4個でパレット4を支持
するようにしている。
る。第2実施形態では、リフト5を開口3の位置より低
い(例えば600mm)所定位置まで上昇させ、パレッ
ト4を開口3まで回転アーム9で昇降させるものであ
る。回転アーム9は、アーム本体9aと、その先端に設
けられたローラ9bと、他端に設けられたカウンターウ
エイト9c、アーム本体9aのほぼ中央に取付けられ、
アーム本体9aを回転駆動する回転駆動装置9d、この
回転駆動装置9dを支持する上側建屋構造体21に固定
された支持材9eより構成される。この回転アーム9は
開口3の両側に2個づづ設けられ、パレット4の下側に
アーム本体9aの先端に設けられたローラ9bを当て
て、両側のアーム本体9aを逆向きに回転して昇降させ
る。リフト5には、支持材5aが設けられ、ローラ9b
がパレット4の下に挿入されるようになっている。
屋構造体22に固定されており、ガイド支柱6の高さは
第1実施形態の場合より低くなり、安定性が増してい
る。パレット4が開口3内にある状態では、常に回転ア
ーム9に支持されており、リフト5とは切り離された状
態であるので、地震時開口3とリフト5の間で水平ずれ
が発生しても、リフト5が破損する恐れは少ない。
場合であるが、乗り入れ部2と地下の格納部が免震部材
を挟んで別々の建屋にあるならば、本発明の適用は可能
である。
は、免震部材を挟んで上側建屋構造体、下側建屋構造体
としたとき、リフトを下側建屋構造体で支持するように
したので、地震時の上側と下側の建屋構造体の水平ずれ
に対してリフトの破損を回避できる。また、自動車乗り
込み部の開口内でパレットを支持しておく装置を設けた
ので、リフトを開口より下げた位置にすることができ、
地震時の損傷を回避することができる。
置で支持した状態を示す。
ット支持装置により支持した状態を示す。
す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 免震部材の上側建屋構造体の床に開口を
有する自動車乗り込み部を有し、下側建屋構造体にリフ
ト装置を配設し、前記開口とその下方に通じる昇降路間
で自動車を載置するパレットを乗せたリフトが昇降する
ように構成した駐車装置において、前記リフト装置を下
側建屋構造体で固定し、前記開口下面周辺の上側建屋構
造体に、開口内に位置するパレットを支持するパレット
受け装置を設けたことを特徴とする免震装置を備えた建
物の機械式駐車装置。 - 【請求項2】 前記パレット受け装置は、前記開口の両
側に設けられ、支持棒がパレットの下面まで伸縮する装
置であることを特徴とする請求項1記載の免震装置を備
えた建物の機械式駐車装置。 - 【請求項3】 免震部材の上側建屋構造体の床に開口を
有する自動車乗り込み部を有し、下側建屋構造体にリフ
ト装置を配設し、前記開口とその下方に通じる昇降路間
で自動車を載置するパレットを乗せたリフトが昇降する
ように構成した駐車装置において、前記リフト装置を下
側建屋構造体で固定し、かつ前記開口レベルより下がっ
た所定レベルまで昇降するようにし、前記開口の両側下
部の上側建屋構造体に設けられ、先端をパレット下面に
入れ、回転することにより、パレットを前記開口レベル
と所定レベル間で昇降させる回転アームを設けることを
特徴とする免震装置を備えた建物の機械式駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000167363A JP2001349085A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | 免震装置を備えた建物の機械式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000167363A JP2001349085A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | 免震装置を備えた建物の機械式駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349085A true JP2001349085A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18670529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000167363A Pending JP2001349085A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | 免震装置を備えた建物の機械式駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001349085A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010059727A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Shinmaywa Engineering Ltd | 免震建物及びこれに設置した機械式駐車装置 |
JP2015214825A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-03 | 株式会社Ihi | 物品保管装置 |
JP2021075914A (ja) * | 2019-11-11 | 2021-05-20 | 日精株式会社 | 機械式駐車装置 |
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-
2000
- 2000-06-05 JP JP2000167363A patent/JP2001349085A/ja active Pending
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JP7219202B2 (ja) | 2019-11-11 | 2023-02-07 | 日精株式会社 | 機械式駐車装置 |
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