JP5060333B2 - 駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車装置の車両搭載用パレットの落下防止装置に関する。
従来の落下防止装置としては、例えば特許文献1に記載の落下防止装置がある。特許文献1に記載の落下防止装置は、駐車装置に設けられており、ソレノイドによってスライドされる作動軸と、この作動軸に連結されパレット昇降体の落下を抑制するアーム部材とを有している。この落下防止装置は、ソレノイドに通電されると作動軸がスライドして、アーム部材が突出姿勢から退避姿勢となる。
つまり、この落下防止装置は、パレット昇降体が上昇して所定の停止位置に移動すると、制御部がソレノイドを作動させて、アーム部材を突出姿勢とすることにより、パレット昇降体の落下を抑制する。一方、パレット昇降体を下降させる場合は、制御部がソレノイドを作動させて、アーム部材を突出姿勢から退避姿勢とすることにより、パレット昇降体を下降させることができる。
特開2001−254524
しかしながら、特許文献1に記載の落下防止装置では、落下防止装置を電気的に制御しているので電気配線および制御を必要とするため、落下防止装置が機械式である場合に比べて、落下防止装置が高価となる。また、電気的なトラブルにより、落下防止装置が機能しなくなることも考えられる。
そこで本発明は、機械式で単純な構成により昇降部材が落下するのを防止することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、複数の駐車階を有した駐車装置であって、当該駐車装置を構成する骨格構造と、前記骨格構造から上方から見て左右の前後の位置が吊りチェーンで吊られて保持され、前記骨格構造に対して上下に昇降が可能であり、車両を載せることが可能な昇降部材と、正面から見て、前記昇降部材の昇降路の左右の少なくとも一方の側に設けられ、前記昇降部材の落下を防止する落下防止装置とを備え、前記落下防止装置は、前記昇降部材の縁に沿った方向に延在し、前記骨格構造に回転可能な状態で軸支された棒状部材と、前記棒状部材の略両端に設けられた受け部と、前記棒状部材の略両端に設けられた接触部とを備え、前記昇降部材が水平状態を保ち上昇した場合には、前記昇降部材の端部が、両端の前記受け部に略同時に接触して、前記棒状部材を回転させ、前記昇降部材が水平状態を保ち下降した場合には、前記昇降部材の端部が、両端の前記受け部に略同時に接触して、前記棒状部材を回転させ、前記吊りチェーンの一つが破断した場合には、前記昇降部材の側面がいずれか一方の側の前記接触部に接触することにより前記棒状部材の回転を抑止して、前記昇降部材の底面が他方の側の前記受け部に接触することにより前記昇降部材を支持することを特徴とする。
また本発明は、複数の駐車階を有した駐車装置であって、当該駐車装置を構成する骨格構造と、前記骨格構造から上方から見て左右の前後の位置が吊りチェーンで吊られて保持され、前記骨格構造に対して上下に昇降が可能であり、車両を載せることが可能な昇降部材と、正面から見て、前記昇降部材の昇降路の左右の少なくとも一方の側に設けられ、前記昇降部材の落下を防止する落下防止装置とを備え、前記落下防止装置は、前記昇降部材の縁に沿った方向に延在し、回転可能に設けられた棒状部材と、前記棒状部材の両側に設けられ、昇降可能な昇降部材が上昇するとき前記昇降部材と接触する接触部と、前記棒状部材の両側に設けられ、前記昇降部材が上昇するとき前記昇降部材が前記接触部に接触して前記棒状部材が回転することにより回転移動する受け部とを備え、前記吊りチェーンの一つが破断し、前記棒状部材のいずれか一方の側の前記受け部に前記昇降部材の底面が接触して重力方向に荷重がかかった場合、前記棒状部材の他方の側の前記接触部に前記昇降部材の側面が接触して前記受け部が前記昇降部材を支えることを特徴とする。
ここで、「両側」とは、棒状部材の長手方向において棒状部材の中心から右側および左側をいう。したがって、「一方の側」とは、棒状部材の長手方向において棒状部材の中心から右側または左側のうちのどちらかをいう。また、「他方の側」とは、例えば、一方の側が棒状部材の長手方向において棒状部材の中心から右側である場合には棒状部材の中心から左側をいう。
本発明によれば、棒状部材のいずれか一方の側の受け部に昇降部材の底面が接触して重力方向に荷重がかかった場合でも、昇降部材により棒状部材が回転するのを抑制して、受け部が荷重を受け止める。その結果、昇降部材が落下するのを防止することができる。
ここで、「接触部」は、棒状部材の一部であってもよく、棒状部材と別部材であってもよい。したがって、接触部が棒状部材の一部である場合、「前記昇降部材の側面がいずれか一方の側の前記接触部に接触する」状態は、昇降部材の側面がいずれか一方の側の棒状部材に接触する状態となる。
本発明によれば、昇降部材が水平状態を保ち上昇した場合には、落下防止装置の落下防止機能をONにする。そして、昇降部材が水平状態を保ち下降した場合には、落下防止装置の落下防止機能をOFFにする。一方、昇降部材が水平状態を保つことなく落下した場合には、昇降部材を支持する。その結果、昇降部材が落下するのを防止することができる。
本発明によれば、棒状部材のいずれか一方の側の受け部に昇降部材の底面が接触して重力方向に荷重がかかった場合でも、昇降部材により棒状部材が回転するのを抑制して、受け部が荷重を受け止める。その結果、昇降部材が落下するのを防止することができる。
本発明において、前記棒状部材のいずれか一方の側の前記受け部に前記昇降部材の底面が接触して重力方向に荷重がかかった場合、前記昇降部材の側面が接触する位置は、重力方向において前記棒状部材の回転軸より上方であることが望ましい。
本発明によれば、棒状部材のいずれか一方の側の受け部に昇降部材の底面が接触して重力方向に荷重がかかった場合でも、昇降部材により棒状部材が回転するのを抑制することができる。そのため、受け部に荷重がかかった場合でも、受け部が回転移動しない。その結果、昇降部材が落下するのを防止することができる。
本発明において、前記昇降部材を昇降させる昇降手段により前記昇降部材が上昇して所定の停止位置に移動したとき、前記受け部は重力方向において前記棒状部材の回転軸より下方で前記昇降部材の下方に位置することが望ましい。
本発明によれば、受け部は棒状部材の回転軸より下方に位置するため、昇降手段により昇降部材を下降させるとき、棒状部材が回転して昇降部材との係合状態が解除される。その結果、昇降部材を所定の位置まで下降させることができる。また、受け部は昇降部材の下方に位置するため、昇降手段が破損した場合でも、昇降部材の底面が受け部に接触する。その結果、昇降部材が落下するのを防止することができる。
本発明において、前記昇降部材により前記棒状部材が回転するのを抑制されていない状態において、前記昇降部材が上昇するとき前記棒状部材が回転する方向に対して逆方向に、前記棒状部材が回転するのを抑制する抑制部材を備えることが望ましい。
本発明によれば、第1の昇降部材に対する落下防止装置において、第1の昇降部材が上昇するとき第1の昇降部材が接触する部分の裏側に第2の昇降部材が接触して重力方向に荷重がかかった場合であっても、抑制部材により棒状部材が回転するのを抑制して、第1の昇降部材が接触する部分の裏側が荷重を受け止める。その結果、昇降部材が落下するのを防止することができる。つまり、第1の昇降部材に対する落下防止装置を第2の昇降部材の落下防止装置とすることができる。
本発明によれば、落下防止装置は機械式であるため、落下防止装置が電磁式である場合に比べて、駐車装置を安価に製造することができ、駐車装置のランニングコストを低減することができる。また、落下防止装置は機械式なので電気的なトラブルがないため、落下防止装置が電磁式である場合に比べて、トラブルを少なくすることができる。
本発明によれば、機械式で単純な構成により昇降部材が落下するのを防止することができる。
(1)第1の実施形態
(駐車装置の構成)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、駐車装置の概要を示す正面図である。図2は、図1におけるX−X断面図である。図3は、落下防止装置の概要を示す斜視図である。なお、図1では、後述する昇降駆動装置(昇降手段)20を省略している。図1および図2は、昇降パレットZ2が駐車階F2にある状態である。
駐車装置1は、図1に示すように、上下方向に複数(地上2階、地下1階)の駐車階F1〜F3と、水平方向に3列の駐車列R1〜R3とを有している。駐車装置1は、フレーム(骨格構造)10と、昇降駆動装置20と、横行パレットP1,P2と、昇降パレット(昇降部材)Z1〜Z6と、落下防止装置100とを備えている。なお、車両Wを駐車装置1に入庫または駐車装置1から出庫することができるのは、駐車階F2の手前(図2,図3の右側)からである。
駐車装置1のフレーム10は、柱や梁などにより構成されている。駐車装置1のフレーム10には、図2,図3に示すように、昇降駆動装置20や、落下防止装置100などが固定されている。
駐車階F2には、図1に示すように、2つの横行パレットP1,P2が設けられている。それぞれの横行パレットP1,P2は、水平方向に配置された図示省略したレールなどのガイド部材に沿って、各駐車列R1〜R3にわたり、水平方向に移動可能である。例えば、横行パレットP1は、駐車列R1と駐車列R2を横行する。各横行パレットP1,P2の上には、車両Wを乗せることができる。
駐車階F1および駐車階F3には、図1に示すように、それぞれ3つの昇降パレットZ1〜Z6が設けられている。それぞれの昇降パレットZ1〜Z6は、各駐車階F1〜F3にわたり、上下方向に移動可能である。例えば、昇降パレットZ1は、駐車階F1と駐車階F2とを昇降する。また、昇降パレットZ6は、駐車階F2と駐車階F3とを昇降する。各昇降パレットZ1〜Z6の上には、車両Wを乗せることができる。
昇降駆動装置20は、図2,図3に示すように、吊りチェーン21を備えている。吊りチェーン21は、各昇降パレットZ1〜Z6の前後左右の4箇所に連結されている。昇降駆動装置20は、吊りチェーン21により各昇降パレットZ1〜Z6を吊り下げている。昇降駆動装置20は、各昇降パレットZ1〜Z6を水平状態に保ったまま昇降させる。
(駐車装置の動作)
次に、駐車装置1の動作について図面を参照して説明する。一例として、昇降パレットZ4上の車両Wを出庫させる場合について説明する。
まず、駐車階F2にある昇降パレットZ2が駐車階F1に上昇する。昇降パレットZ2が移動した駐車階F2の駐車列R2に横行パレットP1が移動する。次いで、駐車階F3にある昇降パレットZ4が駐車階F2に上昇する。そして、車両Wを駐車装置1の駐車階F2の手前から出庫させる。
(落下防止装置の構成)
次に、昇降パレットZ1〜Z3に対する落下防止装置100の構成について図面を参照して説明する。なお、落下防止装置100は、昇降パレットZ1〜Z3に対してそれぞれ同じように設けられているため、昇降パレットZ2の落下防止装置100の構成について図面を参照して説明する。
図4は、落下防止装置の動作を駐車装置の正面側から見た場合を示す図である。図4(a)は、昇降パレットが上昇している状態を示す図である。図4(b)は、昇降パレットが所定の停止位置に停止している状態を示す図である。図4(c)は、吊りチェーンが破断した状態を示す図である。図5は、落下防止装置の動作を側面から見た場合を示す図である。図5(a)は、昇降パレットが上昇している状態を示す図である。図5(b)は、昇降パレットが所定の停止位置に停止している状態を示す図である。図5(c)は、吊りチェーンが破断した状態を示す図である。
落下防止装置100は、図1に示すように、昇降パレットZ2の両側にそれぞれ設けられている。落下防止装置100は、昇降パレットZ2が上昇して停止する所定の停止位置に設けられている。つまり、落下防止装置100は、駐車階F1に設けられている。落下防止装置100は、図2,図3に示すように、バー支持部材110と、トーションバー(棒状部材)120と、曲げ板130とを備えている。落下防止装置100は、昇降パレットZ2が落下するのを防止する。
棒支持部材であるバー支持部材110は、図2,図3に示すように、駐車装置1のフレーム10に固定されている。バー支持部材110は、トーションバー120を回転可能に支持する。
トーションバー120は、図2〜図5に示すように、円柱形に形成されている。トーションバー120は、バー支持部材110により両端部が支持されて回転可能に設けられている。つまり、トーションバー120は、フレーム10に回転可能な状態で軸支されている。トーションバー120は、図4に示すように、回転軸Oを中心に回転する。なお、トーションバー120が円柱形に形成されている場合に限られず、円筒形に形成されていてもよい。
曲げ板130は、図4に示すように、板状部材を曲げて第1面(接触部)131と第2面(受け部)132とが形成されている。つまり、曲げ板130は、略L字形状に形成されている。曲げ板130は、図2,図3,図5に示すように、トーションバー120の両側の略両端に設けられている。曲げ板130は、トーションバー120に溶接されている。なお、曲げ板130がトーションバー120に溶接されている場合に限られず、トーションバー120と曲げ板130とが一体成形されていてもよい。
曲げ板130は、図4に示すように、第1面131の昇降パレットZ2と係合する側の裏側にトーションバー120が固定されている。つまり、曲げ板130は、図4(a)に示すように、昇降パレットZ2と曲げ板130とが係合していないとき、曲げ板130の自重により、重力方向(図4,図5の矢印B方向)において第1面131の昇降パレットZ2と係合する側が下方を向くようにトーションバー120に設けられている。なお、上昇時に昇降パレットZ2が直接第2面132に接触しないよう、回転する落下防止の姿勢を正す部材があることが望ましい。
曲げ板130は、図4(b)に示すように、昇降パレットZ2が所定の停止位置に移動したとき、第2面132が重力方向(図4,図5の矢印B方向)において昇降パレットZ2の下方でトーションバー120の回転軸Oより下方に位置するように設けられている。曲げ板130は、昇降パレットZ2が図4,図5の矢印A方向に上昇するとき昇降パレットZ2と係合する。
なお、落下防止装置100の設置位置は昇降パレットZ1〜Z6の両側に限られず、昇降パレットZ1〜Z6の前後に設けてもよい。
駐車装置1に落下防止装置100を設けたとしても、落下防止装置100は機械式であるため、落下防止装置が電磁式である場合に比べて、駐車装置1を安価に製造することができ、駐車装置1のランニングコストを低減することができる。また、落下防止装置100は機械式なので電気的なトラブルがないため、落下防止装置が電磁式である場合に比べて、トラブルを少なくすることができる。
(落下防止装置の動作)
次に、昇降パレットZ2に対する落下防止装置100の動作について図面を参照して説明する。なお、正面から見て右手前の吊りチェーン21が破断した場合について説明する。
まず、図4(a),図5(a)に示すように、昇降駆動装置20により昇降パレットZ2が矢印A方向に上昇する。このとき、昇降パレットZ2の上面が曲げ板130の第1面131に接触する。つまり、昇降パレットZ2と曲げ板130とが係合する。そして、昇降パレットZ2が所定の停止位置までさらに上昇する。このとき、昇降パレットZ2が第1面131を押し上げて、トーションバー120が回転軸Oを中心に回転する。トーションバー120が回転することにより、曲げ板130の第1面131および第2面132の位置が変更する。
昇降パレットZ2が所定の停止位置まで移動すると、図4(b),図5(b)に示すように、第1面131が昇降パレットZ2の側面に接触する状態となる。また、第2面132が、重力方向(図4,図5の矢印B方向)において昇降パレットZ2の下方でトーションバー120の回転軸Oより下方に位置する状態となる。つまり、第1面131はほぼ垂直状態となり、第2面132はほぼ水平状態となる。
次に、昇降パレットZ2を所定の停止位置から下降させる場合、昇降駆動装置20により昇降パレットZ2が所定の停止位置から駐車階F2に下降する。このとき、トーションバー120が回転することにより、昇降パレットZ2と曲げ板130との係合状態が解除され、曲げ板130は曲げ板130の自重により昇降パレットZ2と係合する前の状態に戻る。つまり、曲げ板130は、図4(a)に示すように、重力方向(図4,図5の矢印B方向)において第1面131の昇降パレットZ2と係合する側が下方を向く状態となる。
一方、所定の停止位置に昇降パレットZ2が停止している状態で吊りチェーン21が破断すると、図4(c),図5(c)に示すように、第2面132が昇降パレットZ2の下方に位置しているため、破断した吊りチェーン21を連結していた付近の昇降パレットZ2の底面が第2面132に接触して、第2面132に対して重力方向(図4,図5の矢印B方向)に荷重がかかる。このとき、昇降パレットZ2が接触した第2面132を有する曲げ板130が設けられているトーションバー120の奥側の曲げ板130の第1面131に、昇降パレットZ2の側面が接触して第2面132が昇降パレットZ2を支える。
つまり、このとき、昇降パレットZ2の側面が、重力方向(図4,図5の矢印B方向)においてトーションバー120の回転軸Oより上方で、トーションバー120の奥側の曲げ板130の第1面131に接触して、トーションバー120が回転するのを抑制する。ここで、昇降パレットZ2の重さまたは昇降パレットZ2の両側に落下防止装置100が設けられていることなどにより、昇降パレットZ2の水平方向への移動は制限されている。そのため、トーションバー120が回転しようとしても昇降パレットZ2の側面が第1面131を押え付ける状態となり、トーションバー120が回転するのを抑制する。
そのため、昇降パレットZ2と曲げ板130との係合状態が解除されるのを防止して、第2面132が第2面にかかった荷重を受け止める。つまり、第2面132が昇降パレットZ2を支える。その結果、昇降パレットZ2が落下するのを防止する。
第1の実施形態の落下防止装置100では、昇降パレットZ2が水平状態を保ち上昇した場合には、昇降パレットZ2の端部が、両端の第2面132に略同時に接触して、トーションバー120を回転させ、落下防止装置100の落下防止機能をONにして、駐車階F1の所定の停止位置に移動する。
そして、落下防止装置100の落下防止機能がONの状態から、昇降パレットZ2が水平状態を保ち下降した場合には、昇降パレットZ2の端部が、両端の第2面132に略同時に接触して、トーションバー120を回転させ、落下防止装置100の落下防止機能をOFFにして、駐車階F2の所定の停止位置に移動する。
一方、落下防止装置100の落下防止機能がONの状態から、昇降パレットZ2が水平状態を保つことなく落下した場合には、昇降パレットZ2の側面がいずれか一方の側の第1面131に接触することによりトーションバー120の回転を抑止して、昇降パレットZ2の底面が他方の側の第2面132に接触することにより昇降パレットZ2を支持する。その結果、昇降パレットZ2が落下するのを防止する。
(落下防止装置の構成)
次に、昇降パレットZ4〜Z6に対する落下防止装置100の構成について図面を参照して説明する。なお、落下防止装置100は、昇降パレットZ4〜Z6に対してそれぞれ同じように設けられているため、昇降パレットZ5の落下防止装置100の構成について図面を参照して説明する。また、昇降パレットZ1〜Z3に対する落下防止装置100の構成と同様な構成の説明は省略する。
図6は、回転抑制部材の作用を側面から見た場合を示す図である。図6(a)は、昇降パレットZ5が上昇している状態を示す図である。図6(b)は、昇降パレットZ2が所定の停止位置に停止している状態を示す図である。図6(c)は、昇降パレットZ2の吊りチェーンが破断した状態を示す図である。
昇降パレットZ5の落下防止装置100は、駐車階F2に設けられている。落下防止装置100は、図6に示すように、回転抑制部材(抑制部材)140を備えている。回転抑制部材140は、フレーム110に固定されている。回転抑制部材140は、板状部材である。回転抑制部材140は、昇降パレットZ5によりトーションバー120が回転するのを抑制されていない状態(図6(a)の状態)において、昇降パレットZ5が上昇するときトーションバー120が回転する方向に対して逆方向に、トーションバー120が回転するのを抑制する。
(落下防止装置の動作)
次に、昇降パレットZ5に対する落下防止装置100の動作について図面を参照して説明する。なお、正面から見て右手前の吊りチェーン21が破断した場合について説明する。
まず、図6(a)に示すように、昇降駆動装置20により昇降パレットZ5が矢印A方向に上昇し、トーションバー120が時計回りに回転して、昇降パレットZ5が所定の停止位置まで移動する。このとき、落下防止装置100は、昇降パレットZ5の落下防止装置として機能する。
次に、図6(b)に示すように、昇降パレットZ2を駐車階F2に下降させる場合、昇降駆動装置20により昇降パレットZ2が駐車階F1の所定の停止位置から駐車階F2の所定の停止位置に下降する。このとき、落下防止装置100は、昇降パレットZ5と接触していない状態である。つまり、昇降パレットZ5によりトーションバー120が回転するのを抑制されていない状態である。この状態で、回転抑制部材140は、反時計回りに、トーションバー120が回転するのを制限している。
駐車階F2の所定の停止位置に昇降パレットZ2が停止している状態で吊りチェーン21が破断すると、図6(c)に示すように、破断した吊りチェーン21を連結していた付近の昇降パレットZ2の底面が第1面131の裏側に接触して、第1面131の裏側に対して重力方向(図6の矢印B方向)に荷重がかかる。このとき、回転抑制部材140はトーションバー120が回転するのを抑制しているため、第1面132の裏側が昇降パレットZ2を支える。その結果、昇降パレットZ2が落下するのを防止する。
このように、回転抑制部材140を設けておけば、落下防止装置100を兼ねることができる。つまり、昇降パレットZ5の落下防止装置100を、昇降パレットZ2が駐車階F2に下降した場合の落下防止装置100とすることが可能となる。
(2)第2の実施形態
落下防止装置の第2の実施形態は、上記第1の実施形態の構成を変更したものである。したがって、主に落下防止装置の構成について説明し、第1の実施形態と同様な作用の説明は省略する。図7は、第2の実施形態にかかる落下防止装置を示す図である。
落下防止装置200は、トーションバー(棒状部材)220と、支軸221と、第1面(接触部)231と、第2面(受け部)232とを備えている。トーションバー220は、角柱に形成されている。トーションバー220の両側面には、支軸221が設けられている。トーションバー220は、支軸221が回転可能に設けられていることにより、回転することができる。
第1面231および第2面232は、トーションバー220の両側に設けられている。第1面231は、トーションバー220のいずれかの面に設けられている。第2面232は、第1面231が設けられている面に隣り合う面に設けられている。
第2の実施形態では、トーションバー220を角柱に形成することにより、トーションバーが円柱形である場合に比べて、第1面231や第2面232をトーションバー220に溶接する場合など、部材の強度を高めることができる。その結果、トラブルを少なくすることができる。
また、板状部材を曲げて第1面と第2面とを形成するが場合に限られず、図7に示すように、第1面231と第2面232とが別部材でもよい。また、第1面231と第2面232が両側にそれぞれ設けられていれば、設ける位置はどこでもよい。
(3)第3の実施形態
落下防止装置の第3の実施形態は、上記第1の実施形態の構成を変更したものである。したがって、主に落下防止装置の構成について説明し、第1の実施形態と同様な作用の説明は省略する。
図8は、第3の実施形態にかかる落下防止装置を示す図である。図8(a)は、昇降パレットZ5が上昇している状態を示す図である。図8(b)は、昇降パレットZ5の吊りチェーンが破断した状態を示す図である。図8(c)は、昇降パレットZ2の吊りチェーンが破断した状態を示す図である。
落下防止装置300は、図8に示すように、トーションバー(棒状部材)320と、支軸321と、第2面(受け部)332と、回転抑制部材(抑制部材)340とを備えている。トーションバー320は、断面が長方形になるように形成されている。トーションバー320には、昇降パレットZ5と接触する接触部322を設けている。トーションバー320の両側面には、支軸321が設けられている。トーションバー320は、支軸321が回転可能に設けられていることにより、回転軸Oを中心に回転することができる。
トーションバー320の回転軸Oの位置は、図8(a)に示すように、トーションバー320が昇降パレットZ5と接触していないときに、回転軸Oを中心として左右のバランスが取れる位置である。トーションバー320には、図示省略した重りを設けている。トーションバー320は、図8(a)に示すように、トーションバー320が昇降パレットZ5と接触していないときに、図示省略した重りの作用、又はばね等の姿勢保持機構により接触部322が重力方向(図8の矢印B方向)において下方を向く。
回転抑制部材340は、昇降パレットZ5が上昇して昇降パレットZ5がトーションバー320と接触したとき、トーションバー320が回転するような位置に設けられている。回転抑制部材340は、図8(c)に示すように、トーションバー320の接触部322の裏側に昇降パレットZ2が接触すると、回転抑制部材340はトーションバー120が回転するのを抑制して、接触部322の裏側が昇降パレットZ2を支える。その結果、昇降パレットZ2が落下するのを防止する。
第3の実施形態では、図8(b)に示すように、トーションバー320の一方の側の第2面332に昇降パレットZ5の底面が接触して重力方向(図8の矢印B方向)に荷重がかかった場合、トーションバー320の他方の側のトーションバー320に昇降パレットZ5の側面が接触して第2面322が昇降パレットZ5を支える。つまり、第2面332に荷重がかかった場合、トーションバー320の他方の側の接触部322に昇降パレットZ5の側面が接触して第2面322が昇降パレットZ5を支える。その結果、昇降パレットZ5の落下を防止することができる。
本発明は、車両を駐車する駐車装置、あるいは、荷物搭載用のパレット等を有する自動倉庫などに利用することができる。
駐車装置の概要を示す正面図である。 図1におけるX−X断面図である。 落下防止装置の概要を示す斜視図である。 落下防止装置の動作を駐車装置の正面側から見た場合を示す図である。 落下防止装置の動作を側面から見た場合を示す図である。 回転抑制部材の作用を側面から見た場合を示す図である。 第2の実施形態にかかる落下防止装置を示す図である。 第3の実施形態にかかる落下防止装置を示す図である。
1…駐車装置、10…フレーム、20…昇降駆動装置、100…落下防止装置、120…トーションバー、131…第1面、132…第2面、140…回転抑制部材、O…回転軸、Z1〜Z6…昇降パレット。

Claims (5)

  1. 複数の駐車階を有した駐車装置であって、
    当該駐車装置を構成する骨格構造と、
    前記骨格構造から上方から見て左右の前後の位置が吊りチェーンで吊られて保持され、前記骨格構造に対して上下に昇降が可能であり、車両を載せることが可能な昇降部材と、
    正面から見て、前記昇降部材の昇降路の左右の少なくとも一方の側に設けられ、前記昇降部材の落下を防止する落下防止装置と
    を備え、
    前記落下防止装置は、
    前記昇降部材の縁に沿った方向に延在し、前記骨格構造に回転可能な状態で軸支された棒状部材と、
    前記棒状部材の略両端に設けられた受け部と、
    前記棒状部材の略両端に設けられた接触部と
    を備え、
    前記昇降部材が水平状態を保ち上昇した場合には、前記昇降部材の端部が、両端の前記受け部に略同時に接触して、前記棒状部材を回転させ、
    前記昇降部材が水平状態を保ち下降した場合には、前記昇降部材の端部が、両端の前記受け部に略同時に接触して、前記棒状部材を回転させ、
    前記吊りチェーンの一つが破断した場合には、前記昇降部材の側面がいずれか一方の側の前記接触部に接触することにより前記棒状部材の回転を抑止して、前記昇降部材の底面が他方の側の前記受け部に接触することにより前記昇降部材を支持することを特徴とする駐車装置。
  2. 複数の駐車階を有した駐車装置であって、
    当該駐車装置を構成する骨格構造と、
    前記骨格構造から上方から見て左右の前後の位置が吊りチェーンで吊られて保持され、前記骨格構造に対して上下に昇降が可能であり、車両を載せることが可能な昇降部材と、
    正面から見て、前記昇降部材の昇降路の左右の少なくとも一方の側に設けられ、前記昇降部材の落下を防止する落下防止装置と
    を備え、
    前記落下防止装置は、
    前記昇降部材の縁に沿った方向に延在し、回転可能に設けられた棒状部材と、
    前記棒状部材の両側に設けられ、昇降可能な昇降部材が上昇するとき前記昇降部材と接触する接触部と、
    前記棒状部材の両側に設けられ、前記昇降部材が上昇するとき前記昇降部材が前記接触部に接触して前記棒状部材が回転することにより回転移動する受け部と
    を備え、
    前記吊りチェーンの一つが破断し、前記棒状部材のいずれか一方の側の前記受け部に前記昇降部材の底面が接触して重力方向に荷重がかかった場合、前記棒状部材の他方の側の前記接触部に前記昇降部材の側面が接触して前記受け部が前記昇降部材を支えることを特徴とする駐車装置。
  3. 前記棒状部材のいずれか一方の側の前記受け部に前記昇降部材の底面が接触して重力方向に荷重がかかった場合、前記昇降部材の側面が接触する位置は、重力方向において前記棒状部材の回転軸より上方であることを特徴とする請求項1または2に記載の駐車装置。
  4. 前記昇降部材を昇降させる昇降手段により前記昇降部材が上昇して所定の停止位置に移動したとき、前記受け部は重力方向において前記棒状部材の回転軸より下方で前記昇降部材の下方に位置することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の駐車装置。
  5. 前記昇降部材により前記棒状部材が回転するのを抑制されていない状態において、前記昇降部材が上昇するとき前記棒状部材が回転する方向に対して逆方向に、前記棒状部材が回転するのを抑制する抑制部材を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の駐車装置。
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