JP2008126723A - 積載台車 - Google Patents

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Tsutomu Abe
勉 阿部
Kazuaki Miike
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Abstract

【課題】 運搬時等にこぼれた球状体を簡単に回収することができる積載台車を提供することにある。
【解決手段】 積載台車は、筐体からなる台車本体2内に、支柱6により昇降自在に支持され且つ弾性部材10によって付勢された荷台8を有する。荷台8上に球状体を収めたケース12を積載すると、その荷重に応じて荷台は下降又は上昇する。荷台8の端部には、こぼれた球状体を回収する回収部14が設けられている。台車本体2には、回収部14の傾斜面下端に対面する回収口16が設けられている。荷台8上にこぼれた球状体は、回収部14に導入され、その傾斜面によって所定の方向に転がり、回収口16から回収される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ玉等の球状体が入った箱状のケースを積載して運搬する積載台車に関するものであり、特に、ケースからこぼれ落ちた球状体を容易に回収、処理することを可能にしたものに関する。
従来、球状体、例えばパチンコ玉は、上方が開口した箱状のケースに収められて、パチンコ台から計数機が設置されているカウンタ等へ運搬される。その際に、パチンコ玉を満載したケースを多数重ねて運ぶこともあり、運搬用の台車を使用することがある。一般に、この台車には、車輪が取り付けられた荷台とこの荷台を押す際に使用者が握るハンドル等が設けられている。この種の台車では、荷台が床に近い低い位置に設けられているため、パチンコ玉を収めたケースの上げ下ろしの際に腰を痛めることがあった。このため、ケースを積載する荷台を弾性体で押し上げる機構を設けた台車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記のような一般の台車あるいは荷台を弾性体で昇降する台車の何れであっても、パチンコ玉を収めたケースを積み下ろしするときや、台車を動かしたときの振動によって、ケース内のパチンコ玉がこぼれ落ちることがあった。通常、荷台は、平板からなるため、こぼれ落ちたパチンコ玉は荷台から床に落ちてしまい、回収することは困難であった。特に、荷台が昇降する台車においては、ケース内に収めたパチンコ玉の荷重に応じて荷台が昇降するときの上下動によってケースからパチンコ玉がこぼれることがあり、こぼれ落ちたパチンコ玉を効率良く回収することが必要になるものであった。
特開2004−359014号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点を解決し、運搬時等にこぼれた球状体を簡単に回収することができる積載台車を提供することにある。
本発明の積載台車は、底部に車輪が取り付けられ且つ上方が開口した筐体からなる台車本体と、該台車本体内に設けられる支柱と、該支柱により上下方向に昇降自在に支持される荷台と、該荷台を上方に付勢すると共に荷重に応じて伸縮する弾性部材と、を備え、前記荷台の端部に傾斜面を有する回収部を設けると共に、前記傾斜面の下端に対面する回収口を前記台車本体に設けて、前記荷台上にこぼれた球状体を前記回収部から前記回収口へ送出して回収することを可能にしたものである。また、その積載台車における前記回収部は、前記荷台の一辺に沿って形成された凹部からなり、該凹部の底面が傾斜面からなる。また、前記回収口は、前記荷台が最上位置にあるときに前記傾斜面の下端に対面する位置に形成されている。また、前記荷台は、前記支柱に取り付けられたストッパに当接することにより最上位置に停止すると共に、前記回収部に向かって下り勾配となるように傾斜するものとなっている。また、前記荷台には係合部が突設され、前記台車本体には前記係合部に係合して前記荷台の上下方向の位置規制を行なうラチェット機構が設けられている。
一方、本発明における他の積載台車は、底部に車輪が取り付けられ且つ上方が開口した筐体からなる外枠部と該外枠部内に配設される内枠部とからなる台車本体と、該台車本体内に設けられる支柱と、該支柱により上下方向に昇降自在に支持される荷台と、該荷台を上方に付勢すると共に荷台に応じて伸縮する弾性部材と、を備え、前記荷台の端部に対面する開口部を前記内枠部に設け、前記外枠部と内枠部との間で且つ前記開口部に隣接する位置に傾斜面を有する回収部材を設けると共に、前記傾斜面の下端に対面する回収口を前記外枠部に設けて、前記荷台上にこぼれた球状体を前記開口部から前記回収部材を通って前記回収口へ送出して回収することを可能とするものである。この積載台車における前記回収部材は、前記内枠部の一辺に沿って配設された板材からなり、該板材の底面が傾斜面からなる。また、前記内枠部の開口部は、前記荷台が最上位置にあるときに荷台の端部に対面する位置に形成されている。また、前記荷台は、最上位置に達すると前記内枠部の開口部に向かって下り勾配となるように傾斜するものとなっている。また、前記荷台には係合部が突設され、前記台車本体には前記係合部に係合して前記荷台の上下方向の位置規制を行なうラチェット機構が設けられている。
本発明の積載台車においては、荷台上にこぼれたパチンコ玉等の球状体が、回収部又は回収部材に入ることでその傾斜面によって球状体が所定方向に転がり、転がった方向に設けられた回収口から送出される。これにより、こぼれた球状体を容易に回収することができる。
また、本発明の積載台車においては、荷重に応じて荷台が昇降し、その荷台が最上位置にあるときに回収部又は回収部材を通って回収口から球状体を回収することができる。このため、荷台上のケースを全て取り出したところで、こぼれた球状体をまとめて回収することができ、一度で全ての球状体を回収することができる。
また、荷台が最上位置に停止したときに、回収部又は内枠部の開口部の方向に向かって下り勾配となるように荷台が傾斜するので、荷台上のケースを全て取り除くだけでこぼれた球状体が回収部又は回収部材内に転がり込んで回収口に送出される。このため、特別な操作や手間をかけることなく、こぼれた球状体を回収することができる。
また、荷重によって下降した荷台はラチェット機構によって所定の位置に保持されるので、移動中や荷物の積み下ろしの際に不意に荷台が上昇することがなく、荷崩れや球状体のこぼれの発生を減らすことができる。
また、本発明の積載台車の中に空のケースを収めて保管することにより、空のケースを保管、配置する必要がなくなる。このため、パチンコ台が複数台並んだ列の端に空のケースを保管、配置するスペースを設ける必要がなくなり、このスペースにパチンコ台を増設したり、空いたスペースを利用して台と台との間のスペースを広げてゆとりを持たせることが可能となる。尚、空のケースを収めた積載台車は、予め客席の脇に配置したり、客の出入りに応じて出し入れすることで、必要な台数を必要な場所に簡単に配置することができ、空のケースを無駄なく配置することが可能となる。
本発明の積載台車は、上方が開口した筐体からなる台車本体内に、支柱により昇降自在に支持され且つ弾性部材によって付勢された荷台を備えている。この荷台上に球状体を収めたケースを積載すると、その荷重に応じて荷台は下降し、積載したケースを上方から取り除くと荷台は上昇する。本発明の積載台車においては、荷台の端部にこぼれた球状体を回収する回収部を設けている。この回収部は、荷台の一辺に沿って形成された凹部からなり、その底面が傾斜面となっている。また、台車本体には、回収部の傾斜面の下端に対面する位置に回収口を設けている。この積載台車においては、積み下ろし、移動時あるいは荷台の昇降時にケースから球状体が荷台上にこぼれても、こぼれた球状体が回収部に導入されてその傾斜面によって所定の方向に転がり、回収口から回収することができる。
また、台車本体を外枠部と内枠部で構成し、その間に回収部材を設け、この回収部材によりこぼれた球状体を集めて外枠部に設けた回収口から回収するように構成することもできる。
図1は本発明の実施例1に係る積載台車を示す斜視図である。尚、内部構造を明確に図示するため、台車本体と荷台を透視した状態に図示している。
2は台車本体であり、上方が開口した筐体からなる。この台車本体2の底部2aには、その角部付近にそれぞれ車輪4が取り付けられており、手押しで容易に移動することが出きるように構成されている。尚、車輪4はそれぞれ又はその一部が移動方向に追従して向きを変えるキャスタであっても良い。一方、台車本体2の内部には、支柱6が設けられている。この支柱6は、丸棒からなり、台車本体2の底部2a内面に立設されている。本実施例における支柱6は、底部2aの角部付近に1本ずつ設けられている。
8は荷台であり、本実施例においては台車本体2内に収めることが可能な矩形等の平面形状を有する板状部材からなる。この荷台8には、支柱6の位置及び形状に適合する孔8aが設けられている。この孔8aに支柱6をそれぞれ挿通することで、荷台8は上下に昇降可能な状態で支持されている。この荷台8と台車本体2の底部2aとの間には弾性部材10が設けられている。本実施例における弾性部材10はコイルバネからなり、支柱6の外周を巻回するように支柱6に外嵌されて位置決めされている。この弾性部材10は、荷台8上に載置される球状体を収めたケース12の荷重に比例して伸縮するように設定されている。このケース12は、上方が開口した箱形状をなすもので、左右端に持手12aが設けられており、上下に重ねることができるものとなっている。パチンコ玉等の球状体は、このケース12内に収められ、荷台8上に重ねて載置される。
14は荷台8の一端部に設けた回収部である。本実施例における回収部14は、板状の荷台8の一端部を凹状に屈曲させた凹部からなる。この凹部は、荷台8端部の辺に沿って形成されており、その内部の底面14aが一方の側方開口部に向かって傾斜した傾斜面になっている。本実施例における荷台8は平面形状が矩形をなし、回収部14は荷台8の長手方向端部で且つ荷台8の短辺に沿って形成されている。
16は台車本体2の側壁に設けられた回収口である。この回収口16は、荷台8が最上位置にあるときに回収部14の底面14aの下端に対面する位置に形成されている。本実施例においては、台車本体2の側壁上方の角部に側壁上端から切欠を入れることで形成されている。
18は支柱6に外嵌することで取り付けられたリング状のストッパである。このストッパ18は、支柱6における荷台8の孔8aを貫通して荷台8の上方に突出した部分に取り付けられており、荷台8の上面が当接することで荷台を最上位置に停止させるものである。本実施例におけるストッパ18は、回収部14の底面14aの下端に最も近い位置にある孔8aを貫通する支柱6に取り付けられると共に、ストッパ18に荷台8が当接したときにストッパ18が取り付けられた支柱6に外嵌している弾性部材10だけが他のものよりもわずかに収縮した状態になるようにストッパ18の取付位置を設定している。これにより、荷台8が最上位置に停止したときに、このストッパ18に当接する部分が下端となるように傾斜する。この結果、荷台8は最上位置に停止すると、回収部14に向かって下り勾配となるようにわずかに傾斜する。
20は荷台8の両長辺の略中央から側方にそれぞれ突出する小突起からなる係合部である。この係合部20は、台車本体2の側壁の略中央に設けられた上下方向のスリット21に摺動自在な状態で挿入され、外方にわずかに飛び出すように設定されている。このようにスリット21から飛び出した係合部20は、スリット21に沿って台車本体2の側壁に取り付けられたラチェット機構22に係合して所定位置に荷台8を保持するものとなっている。本実施例におけるラチェット機構22は、台車本体2の側壁に固定された固定板22aと、この固定板22aに軸22bによって回動自在に軸着され且つ所定間隔で上下方向に5つ配設された係合片22cと、この係合片22cの後端が軸22dによって回動自在に軸着されると共に、軸22bを中心とする係合片22cの回動に追従するように上下左右に固定板22a上を摺動する可動板22eと、を備えている。このラチェット機構22における係合片22cは、その先端がスリット21に重なるように位置付けられており、先端の上面に曲面からなる通過面が設けられ下面に平面からなる係合面が設けられている。台車本体2のスリット21から突出する荷台8の係合部20は、下降するときに係合片22cの通過面に当接して係合片22cを回転させながら通過し、係合片22cの係合面に係合することで荷台の上昇を規制するものとなっている。
次に、上記構成からなる積載台車における球状体の回収及び荷台の昇降状態を図2乃至図5に基づいて説明する。本実施例の積載台車における荷台8には、図2に示すように、パチンコ玉等の球状体24を収めたケース12を5つ積載することができるように、その昇降範囲が設定されている。4本の支柱6により支持された荷台8は、水平状態を保ちながら昇降し、荷台8上の荷重に応じて弾性部材10が収縮することにより荷台8が下降する。一般に、パチンコ玉の場合、1個のケースに約2000個のパチンコ玉が入るように決められており、ケース12にパチンコ玉を満たすと約10kgの重さになる。このため、弾性部材10は、約10kgの荷重が加わると1個のケース12の高さに相当する寸法だけ収縮するように設定されており、弾性部材10が収縮した分だけ荷台8が下降する。荷台8が下降するときに、係合部20は、ラチェット機構22の係合片22cの先端に上から当接し、係合片22cをわずかに回転させながらその通過面に沿って滑り落ちるように係合片22cを乗り越える。ラチェット機構22の可動板22eと固定板22aとの間には、図5に示すように、コイルバネ22hが2箇所に架設されている。また、可動板22eの下端には移動方向をガイドする円弧状のスリット22fが設けられており、固定板22aに植設されたピン22gがスリット22fに適合している。これにより、可動板22eは係合片22cが略水平になってその先端がスリット21にかかる元の状態になるように付勢されることになり、荷台8が下降するときに係合部20によって押されて係合片22cが回転しても、係合部20が通過すると元の状態に戻ることになる。このように、係合片22cが元の状態に戻ると、この係合片22cを通過した係合部20は下方から係合片22cの係合面に当接することで上昇が抑えられ、所定位置に留まることになる。
上記のように球状体24を収めたケース12を次々と重ねて積載すると、その荷重に応じて荷台8が下降し、ケース12を5個積載すると、図2に示すように、弾性部材10が収縮して荷台8が最下位置に達する。このようにケース12を積載する時あるいはこの状態における移動時に、ケース12から球状体24がこぼれ落ちることがある。こぼれ落ちた球状体24は荷台8の上に散乱した状態になる。
上記のようにケース12を積載した積載台車を所望の場所に移動した後、図5に示すように、ラチェット機構22の固定板22aと可動板22eの上端にそれぞれ設けられているレバー22i,22jを近付けるように握って可動板22eを引き上げると、係合片22cは軸22bを中心として図中時計方向に回転する。このように係合片22cが回転すると、その係合面から荷台8の係合部20が外れて、荷台8は上昇可能となる。このため、ケース12を1個取り出して荷重が減ったところで上記のように係合片22cと係合部20との係合状態を解除すると、荷台8は上昇し、ケース12を1個分上方に押し上げる。これを繰り返して順次ケース12を上方から取り出すと、図3に示すように、最後のケース12が載った状態で荷台8はストッパ18の直前下方で停止する。この状態において荷台8はほぼ水平状態にあり、荷台8上にこぼれた球状体24は散乱した状態のままとなっている。
ここで、図4に示すように、全てのケース12を取り出すと、荷台8はストッパ18に当接する最上位置に停止し、ストッパ18に向かって下り勾配となるように傾斜する。これにより荷台8上に散乱していた球状体24は、ストッパ18の方向に転がり、荷台8の端部に設けられた回収部14内に転がり込むことで集められる。また、荷台8が最上位置に達すると、回収部14の底面14aの下端が回収口16に対面するので、回収部14内の球状体24は底面14aの傾斜によって転がって回収口16から送出される。
上記のように、本実施例の積載台車においては、全てのケース12を取り出すと、荷台8上に散乱していた球状体24が回収部14に集められ、回収口16から簡単に回収することができる。
図6は本発明の実施例2に係る積載台車の斜視図であり、内部構造を明確に図示するため、台車本体を透視すると共に荷台を取り外した状態に図示している。また、図7は台車本体の内枠部及び回収部材を示す斜視図である。本実施例における積載台車は、前述した実施例1における積載台車と同様の構造にて荷台を昇降させるものであり、台車本体を内外の枠部により構成し、その間に回収部分を設けている点が実施例1の構造と異なっている。
即ち、本実施例における台車本体32は、上方が開口した筐体からなりその底部32aに車輪34が取り付けられた外枠部32Aと、この外枠部32Aの内面との間に所定の間隔をあけて外枠部32A内に配設された内枠部32Bとから構成されている。この外枠部32Aと内枠部32Bとの間の空間内には、丸棒からなり、底部32aの内面角部付近に立設された支柱36が設けられている。
本実施例における荷台38は、内枠部32B内に収めることが可能な矩形等の平面形状を有する板状の荷台本体38aと、その角部からそれぞれ突出すると共に内枠部32Bの角部に設けられたスリット32bから内枠部32Bの外側に突出する棒状の突出部38bと、その先端に設けられ支柱36に外嵌することで上下に摺動自在に支持されるリング状の取付部38cとから構成されている。また、この荷台38の取付部38cと外枠部32Aの底部32aとの間にはコイルバネ等からなる弾性部材40が配設されている。この弾性部材40も実施例1における弾性部材10と同様に、支柱36の外周を巻回するように支柱36に外嵌されて位置決めされており、荷重に比例して伸縮するように設定されている。本実施例における荷台38は、その突出部38bが内枠部32Bのスリット32bの上端部に当接することで最上位置に停止するように構成されている。また、後述する開口部42に隣接するスリット32bの上端部は、反対側に設けられたスリット32bの上端部よりもわずかに下方に位置するように設定されている。このため、このスリット32bの上端部に突出部38bが当接して荷台38が停止すると、荷台38はより下方に上端部が設けられたスリット32bの方向(後述する開口部42の方向)に向かって下り勾配となるように傾斜することになる。
44はケース12から荷台38上にこぼれ落ちたパチンコ玉等の球状体24を回収する回収部材である。本実施例における回収部材44は両端から中央に向かって下り勾配となる略V字形をなす板材からなる。この回収部材44は外枠部32Aと内枠部32Bとの間に配設されており、内枠部32Bから外枠部32Aに向かって下り勾配となるように傾斜して設置されている。このため、回収部材44の底面44aはその中央に向かって傾斜すると共に内枠部32Bから外枠部32Aに向かって傾斜することになる。
42は内枠部32Bの側壁に設けられた開口部である。この開口部42は、荷台38が最下位置に停止したときに、傾斜する荷台38の下端となる部分に対向するように設けられている。この開口部42に対面する位置に前述した回収部材44が配置されており、開口部42から送出される球状体24を中央に集めると共に外枠部32Aの方向に送出するものとなっている。46は外枠部32Aの側壁に設けられた回収口である。この回収口46は、回収部材44の底面44aの下端に対面する位置に設けられており、外枠部32Aの側壁上端から切欠を入れることで形成されている。
50は荷台38の両長辺の略中央から側方にそれぞれ大きく突出する係合部である。この係合部50は、内枠部32Bと外枠部32Aの側壁の略中央にそれぞれ設けられた上下方向のスリット48、49に摺動自在な状態で挿入され、外枠部32Aの外方にわずかに飛び出すように設定されている。この係合部50は、前述した実施例1と同一のラチェット機構22に係合して荷台38を保持するものとなっている。
次に、上記構成からなる積載台車における球状体の回収及び荷台の昇降状態を図8乃至図10に基づいて説明する。本実施例における積載台車においても、実施例1と同様に、荷台38の上にパチンコ玉等の球状体24を収めたケース12を5個積み重ねることができるように荷台38の移動範囲が設定されている。この積載台車においても、荷台38にケース12を載せるとその荷重に応じて荷台38が下降し、そのときに係合部50がラチェット機構22の係合片22cを回転させながら乗り越える。このようにケース12を重ねたり、積載台車を移動させたときにケース12からこぼれた球状体24は、荷台38の上に散乱した状態になる。このような図8に示す状態のときに、前述した実施例1と同様に、ラチェット機構22の可動板22eを引き上げて係合片22cと荷台38の係合部50との係合状態を解除し、上から順次ケース12を取り出すと、最後のケース12が荷台38上に載った図9に示すような状態になる。このときに荷台38の突出部38bはスリット32bの上端の下方直前にあり、荷台38はほぼ水平状態を保っている。このため、荷台38上の球状体24はまだ散乱した状態にある。ここで図10に示すようにケース12を取り出すと、荷重がなくなって荷台38は上昇してその突出部38bがスリット32bの上端に当接し、最上位置に達する。これにより荷台38は、内枠部32Bの開口部42に向かって下り勾配となるように傾斜し、荷台38上に散乱していた球状体24は転がって開口部42から回収部材44へ送出される。回収部材44へ転がり込んだ球状体24は、その底面44aの傾斜によって中央に集められると共に、回収部材44の傾斜によって外枠部32Aの回収口46から外に送出される。
上記のように、本実施例の積載台車においても、全てのケース12を取り出すと、荷台38上に散乱していた球状体24が開口部42から回収部44に送り出されて集められ、回収口46からまとめて回収することができる。
本発明の積載台車は、回収部又は回収部材を設けることで、ケースから荷台上にこぼれたパチンコ玉等の球状体を簡単に回収することができるものであるが、パチンコ玉のほかに、ネジ、球状部品、穀物類等、比較的転がり易いものであればどのようなものでも搬送及び回収が可能である。このため、パチンコ店の店内にて使用するほか、工場、倉庫内でも同様に使用することが可能である。また、工場等において常に定位置にて使用する場合には、車輪を設けずに設置しても良い。
本発明の実施例1に係る積載台車を示す斜視図である。 図1に示す積載台車にケースを積載した状態を示す側面透視図である。 図2に示す積載台車からケースを取り出してケースが1個だけ載った状態を示す側面透視図である。 図3に示す積載台車からケースを全て取り出した状態を示す側面透視図である。 図1に示すラチェット機構を示す側面図である。 本発明の実施例2に係る積載台車を示す斜視図である。 図6に示す内枠部と回収部材を示す斜視図である。 図6に示す積載台車にケースを積載した状態を示す側面透視図である。 図8に示す積載台車からケースを取り出してケースが1個だけ載った状態を示す側面透視図である。 図9に示す積載台車からケースを全て取り出した状態を示す側面透視図である。
符号の説明
2,32 台車本体
2a,32a 底部
4,34 車輪
6,36 支柱
8,38 荷台
8a 孔
10,40 弾性部材
12 ケース
12a 持手
14 回収部
14a 底面
16,46 回収口
18 ストッパ
20,50 係合部
21 スリット
22 ラチェット機構
22a 固定板
22b 軸
22c 係合片
22d 軸
22e 可動板
22f スリット
22g ピン
22h コイルバネ
24 球状体
32A 外枠部
32B 内枠部
32b スリット
38a 荷台本体
38b 突出部
38c 取付部
42 開口部
44 回収部材
44a 底面

Claims (10)

  1. 底部に車輪が取り付けられ且つ上方が開口した筐体からなる台車本体と、
    該台車本体内に設けられる支柱と、
    該支柱により上下方向に昇降自在に支持される荷台と、
    該荷台を上方に付勢すると共に荷重に応じて伸縮する弾性部材と、
    を備え、
    前記荷台の端部に傾斜面を有する回収部を設けると共に、前記傾斜面の下端に対面する回収口を前記台車本体に設けて、前記荷台上にこぼれた球状体を前記回収部から前記回収口へ送出して回収することを特徴とする積載台車。
  2. 前記回収部は前記荷台の一辺に沿って形成された凹部からなり、該凹部の底面が傾斜面からなることを特徴とする請求項1記載の積載台車。
  3. 前記回収口は、前記荷台が最上位置にあるときに前記傾斜面の下端に対面する位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の積載台車。
  4. 前記荷台は、前記支柱に取り付けられたストッパに当接することにより最上位置に停止すると共に、前記回収部に向かって下り勾配となるように傾斜することを特徴とする請求項1乃至3の一つに記載の積載台車。
  5. 前記荷台には係合部が突設され、前記台車本体には前記係合部に係合して前記荷台の上下方向の位置規制を行なうラチェット機構が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の一つに記載の積載台車。
  6. 底部に車輪が取り付けられ且つ上方が開口した筐体からなる外枠部と該外枠部内に配設される内枠部とからなる台車本体と、
    該台車本体内に設けられる支柱と、
    該支柱により上下方向に昇降自在に支持される荷台と、
    該荷台を上方に付勢すると共に荷台に応じて伸縮する弾性部材と、
    を備え、
    前記荷台の端部に対面する開口部を前記内枠部に設け、
    前記外枠部と内枠部との間で且つ前記開口部に隣接する位置に傾斜面を有する回収部材を設けると共に、
    前記傾斜面の下端に対面する回収口を前記外枠部に設けて、前記荷台上にこぼれた球状体を前記開口部から前記回収部材を通って前記回収口へ送出して回収することを特徴とする積載台車。
  7. 前記回収部材は、前記内枠部の一辺に沿って配設された板材からなり、該板材の底面が傾斜面からなることを特徴とする請求項6記載の積載台車。
  8. 前記内枠部の開口部は、前記荷台が最上位置にあるときに荷台の端部に対面する位置に形成されていることを特徴とする請求項6又は7記載の積載台車。
  9. 前記荷台は、最上位置に達すると前記内枠部の開口部に向かって下り勾配となるように傾斜することを特徴とする請求項6乃至8の一つに記載の積載台車。
  10. 前記荷台には係合部が突設され、前記台車本体には前記係合部に係合して前記荷台の上下方向の位置規制を行なうラチェット機構が設けられていることを特徴とする請求項6乃至9の一つに記載の積載台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200456995Y1 (ko) * 2009-02-24 2011-12-01 박진귀 식기 운반대
KR102518307B1 (ko) * 2022-10-20 2023-04-06 (주)우일이앤지 그릇 디스펜서

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