JP2010195070A - 荷物運搬台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】高剛性で、係脱操作しやすく且つ牽引しやすい構造に、ヒッチ体17又は牽引体16を簡単に構成できるものでありながら、急停止等によって台車フレーム11又は牽引体16等が変形損傷するのを防止できるようにした荷物運搬台車を提供するものである。
【解決手段】車輪12,13を有する台車フレーム11と、台車フレーム11上に荷物3を載せる荷台14,15と、台車フレーム11の一側部に配置する牽引体16と、台車フレーム11の他側部に配置するヒッチ体17とを備え、台車フレーム11に配置した牽引体16の先端部が上下動するように構成した荷物運搬台車において、牽引体16の先端側にリング状被嵌体56を設ける構造であって、リング状被嵌体56に遊嵌孔54と係合孔55を形成し、ヒッチ体17に遊嵌孔54を介してリング状被嵌体56を係脱操作可能に構成し、ヒッチ体17に係合孔55を介してリング状被嵌体56を係止維持可能に構成するものである。
【選択図】図19

Description

本発明は、完成品を組立てる工場等で、組立部品を搬送する運搬作業等に使用する荷物運搬台車に係り、より詳しくは、自走車両(トラクタ)に牽引体を介して複数台の台車フレームを直列に連結して、工場内の所定の通路を移動する荷物運搬台車に関するものである。
従来、車輪を有する台車フレームと、台車フレーム上に荷物を載せる荷台と、台車フレームの一側部に配置する牽引体と、台車フレームの他側部に配置するヒッチ体とを備え、円柱状縦軸によって形成されたヒッチ体と、先端側にリング状被嵌体を設けた牽引体とを介して、自走車両(トラクタ)に複数台の台車フレームを直列に連結させる技術がある(特許文献1、特許文献2参照)。また、台車フレームに出入ガイドレールを介して格納可能に配置された牽引体の先端部が上下動する技術も公知である(特許文献3、特許文献4参照)。
特開平6−87308号公報 特開平9−142307号公報 特開平5−46503号公報 特開平6−278426号公報
前記従来技術では、台車フレームに荷台を昇降可能に支持させるリフト機構を備えていないから、例えばフォークリフト又はハンドリフトトラック等を使用して、荷台上に荷物を積み下ろす必要がある。組立部品等の荷物の運搬作業性を向上できない等の問題がある。また、円柱状縦軸によって形成されたヒッチ体に、牽引体の先端側に設けたリング状被嵌体を被嵌させて、複数台の台車フレームを直列に連結した場合、円柱状縦軸に被嵌させやすい大きさにリング状被嵌体を形成すると、台車フレームが蛇行移動しやすくなる一方、台車フレームが蛇行移動しにくい大きさにリング状被嵌体を形成すると、円柱状縦軸にリング状被嵌体を被嵌させにくくなるから、高剛性で、係脱操作しやすく且つ牽引しやすい構造に、ヒッチ体又は牽引体を簡単に構成できない。さらに、荷台に重い荷物を載せて運搬している途中で、自走車両(トラクタ)を急停止させたときに、複数台の台車フレームのうち後方の台車フレームが大きな慣性力によって進行方向に移動し、台車フレーム又は牽引体等が変形損傷する等の問題もある。
本発明の目的は、高剛性で、係脱操作しやすく且つ牽引しやすい構造に、ヒッチ体又は牽引体を簡単に構成できるものでありながら、急停止等によって台車フレーム又は牽引体等が変形損傷するのを防止できるようにした荷物運搬台車を提供するものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明の荷物運搬台車は、車輪を有する台車フレームと、前記台車フレーム上に荷物を載せる荷台と、前記台車フレームの一側部に配置する牽引体と、前記台車フレームの他側部に配置するヒッチ体とを備え、前記台車フレームに配置した前記牽引体の先端部が上下動するように構成した荷物運搬台車において、前記牽引体の先端側にリング状被嵌体を設ける構造であって、前記リング状被嵌体に遊嵌孔と係合孔を形成し、前記ヒッチ体に前記遊嵌孔を介して前記リング状被嵌体を係脱操作可能に構成し、前記ヒッチ体に前記係合孔を介して前記リング状被嵌体を係止維持可能に構成したものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の荷物運搬台車において、前記台車フレームに立設させる手押しハンドルと、前記台車フレームに設ける方向転換自在車輪を備える構造であって、前記台車フレームのうち前記ヒッチ体が設けられた側に、前記方向転換自在車輪と、前記手押しハンドルを配置したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の荷物運搬台車において、前記台車フレームに前記荷台を昇降可能に支持させるリフト機構を備える一方、前記台車フレームに出入ガイドレールを設け、前記台車フレームに出入ガイドレールを介して前記牽引体を格納可能に配置した構造であって、前記リフト機構に下向き開口状の門形凹部を設け、前記リフト機構によって前記荷台を上昇させているときに、前記牽引体の先端部が上動することによって、前記門形凹部内に前記牽引体が移動可能に構成したものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の荷物運搬台車において、前記ヒッチ体が円柱状縦軸によって形成された構造であって、前記台車フレームに前記縦軸の下端側を固着し、前記リング状被嵌体が当接する係止頭を前記縦軸の上端側に設け、前記縦軸の上端側を牽引方向に傾倒させるように構成したものである。
請求項1に記載の発明によれば、車輪を有する台車フレームと、前記台車フレーム上に荷物を載せる荷台と、前記台車フレームの一側部に配置する牽引体と、前記台車フレームの他側部に配置するヒッチ体とを備え、前記台車フレームに配置した前記牽引体の先端部が上下動するように構成した荷物運搬台車において、前記牽引体の先端側にリング状被嵌体を設ける構造であって、前記リング状被嵌体に遊嵌孔と係合孔を形成し、前記ヒッチ体に前記遊嵌孔を介して前記リング状被嵌体を係脱操作可能に構成し、前記ヒッチ体に前記係合孔を介して前記リング状被嵌体を係止維持可能に構成したものであるから、前記ヒッチ体に被嵌しやすい大きさ形状に前記遊嵌孔を形成できる。高剛性で係脱操作しやすい構造にヒッチ体又は牽引体を簡単に構成できる。前記ヒッチ体から離脱しにくい大きさ形状に前記係合孔を形成できる。高剛性で牽引しやすい構造にヒッチ体又は牽引体を簡単に構成できる。取扱い操作性又は牽引性能等を向上できる。
請求項2に記載の発明によれば、前記台車フレームに立設させる手押しハンドルと、前記台車フレームに設ける方向転換自在車輪を備える構造であって、前記台車フレームのうち前記ヒッチ体が設けられた側に、前記方向転換自在車輪と、前記手押しハンドルを配置したものであるから、小さい旋回半径で前記台車フレームを方向転換できるから、比較的狭い交叉路でも簡単に左折又は右折移動できる。前記ヒッチ体を介して牽引する前記台車フレームの移動操作性を向上できる。また、多列状に荷物が保管された狭い場所に簡単に出入できる。前記台車フレームから下ろした荷物を多列状に配列させる荷物配給(部品の分配)作業性等を向上できる。
請求項3に記載の発明によれば、前記台車フレームに前記荷台を昇降可能に支持させるリフト機構を備える一方、前記台車フレームに出入ガイドレールを設け、前記台車フレームに出入ガイドレールを介して前記牽引体を格納可能に配置した構造であって、前記リフト機構に下向き開口状の門形凹部を設け、前記リフト機構によって前記荷台を上昇させているときに、前記牽引体の先端部が上動することによって、前記門形凹部内に前記牽引体が移動可能に構成したものであるから、前記リフト機構の下方に前記牽引体をコンパクトに収納できるものでありながら、前記牽引体が格納姿勢又は突出姿勢のいずれであっても、前記牽引体の先端部を持上げて前記ヒッチ体に係脱操作できる。前記台車フレームを多連形に連結又は個別に分離する牽引作業性を向上できる。また、移動中、急停止したときに、後続の前記台車フレームが慣性によって移動して、前後の前記台車フレームの間隔が圧縮されても、前記牽引体の上方移動によって衝撃が緩和され、前記台車フレーム又は前記牽引体等の損傷を低減できる。急停止等によって前記台車フレーム又は前記牽引体等が変形損傷するのを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、前記ヒッチ体が円柱状縦軸によって形成された構造であって、前記台車フレームに前記縦軸の下端側を固着し、前記リング状被嵌体が当接する係止頭を前記縦軸の上端側に設け、前記縦軸の上端側を牽引方向に傾倒させるように構成したものであるから、前記縦軸の上端側の係止頭に前記牽引体の先端部を係止維持して、前記台車フレームを牽引できる。前記縦軸の上端側から前記牽引体の先端部が上方に離脱するのを防止でき、且つ前記縦軸の下端側に前記牽引体の先端部が降下するのを防止できる。即ち、牽引作業中、前記縦軸の上端側に前記牽引体の先端部を確実に係止維持でき、前記牽引体の対地高さを簡単に維持できる。また、移動中、通常の緩やかな停止又は移動速度の変化等によって、前後の前記台車フレームの間隔が圧縮されても、前記縦軸の後側に当接していた前記牽引体が、前記縦軸の前側(進行方向の側面)に当接することによって、前記縦軸の傾斜に沿って前記牽引体が下方に移動し、前記縦軸の上端側から前記牽引体等が離脱するのを防止できる。
複数の荷物運搬台車を連結した荷物運搬作業状態の側面図である。 第1実施形態の荷物運搬台車の斜視図である。 同左側面図である。 同平面図である。 同背面図である。 同正面図である。 同底面図である。 同右側面図である。 リフト機構を下降動させた状態の台車フレームの左側説明図である。 リフト機構を上昇動させた状態の台車フレームの左側説明図である。 牽引体を突出させた状態の台車フレームの左側断面図である。 台車フレームの手押しハンドル部の斜視図である。 荷物を搭載する前の台車フレームの左側断面図である。 荷物を搭載した状態の台車フレームの左側断面図である。 牽引体及びヒッチ体を係合させた状態の部分拡大側面図である。 リフト機構を上昇動させた状態の台車フレームの拡大説明図である。 リフト機構の部分拡大正面図である。 牽引体及びヒッチ体の係脱状態を示す部分斜視図である。 牽引体を設けた台車フレーム前部の部分拡大側面図である。 牽引体及びヒッチ体を係合させた状態の部分拡大平面図である。 複数の荷物運搬台車を連結した荷物運搬作業状態の平面図である。 第2実施形態の荷物運搬台車の左側面図である。 同平面図である。 第3実施形態の荷物運搬台車の左側面図である。 同平面図である。
以下に、図1乃至図8を参照して、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1は複数の台車フレームを連結した作業状態の側面図、図2は台車の斜視図、図3は同左側面図、図4は同平面図である。図1乃至図4を参照しながら、荷物運搬台車の全体構造について説明する。なお、以下の説明では、荷物運搬台車1の牽引移動方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく牽引移動方向に向かって右側を単に右側と称する。
図1に示す如く、自走車両(トラクタ)2に複数の荷物運搬台車1を直列に連結させ、自走車両2によって複数の荷物運搬台車1を牽引して、荷物としての金網板製四角箱状の部品収納かご3を運搬するように構成している。自走車両(トラクタ)2には、図示しないバッテリ及び電動モータ等を搭載した走行車体4と、走行車体4に装備する操舵輪5及び駆動輪6とが設けられている。組立部品(図示省略)が入った部品収納かご3を荷物運搬台車1に搭載し、自走車両2に複数の荷物運搬台車1を直列に連結させ、走行車体4のステップ7に作業者が搭乗し、操縦ハンドル8を操作して操舵輪5を方向転換させ、組立工場等の所定の通路9を自走車両2が走行移動して、組立工場内の組立作業位置(部品保管位置)、又は外部からの部品搬入位置等に部品収納かご3を運搬するように構成している。
図2乃至図8に示す如く、荷物運搬台車1は、左右幅狭部11a及び左右幅広部11bを有する扁平な四角枠形状の台車フレーム11と、左右幅広部11bの下面側に配置する左右一対の方向転換自在車輪12と、左右幅狭部11aの下面側に配置する左右一対の転動輪13と、台車フレーム11の左右幅狭部11a上に部品収納かご3を載せる荷台(又は後述するリフト機構21の一部)としての前部リフトフレーム14及び後部リフトフレーム15と、台車フレーム11の一側部(左右幅狭部11a)に配置する牽引体としての牽引フレーム16と、台車フレーム11の他側部(左右幅広部11b)に配置するヒッチ体としてのヒッチ縦軸17と、台車フレームの他側部(左右幅広部11b)に立設させる門形の手押しハンドル18とを備えている。
次に、図9乃至図17を参照して、前記リフト機構21の構造を説明する。図9、図10、図16、図17に示す如く、台車フレーム11の左右幅狭部11a上に部品収納かご3を積み下ろすリフト機構21は、前部リフトフレーム14と後部リフトフレーム15を連結するリフトロッド22と、リフトロッド22を介して前部リフトフレーム14及び後部リフトフレーム15を起立又は倒伏させる昇降リンク23と、昇降リンク23を介してリフトロッド22に連結させる足踏みレバー24と、足踏み操作位置に足踏みレバー24を保持するレバーフック41と、足踏みレバー24にレバーフック41を係脱操作するロックレバー26を備えている。
図17に示す如く、台車フレーム11の左右幅狭部11aに左右の軸受ボス31を介して前部リフトフレーム14両端側の左右の支点軸体14aを回動可能に軸支する。前部リフトフレーム14に左右の門形支脚体14bを介して左右の支点軸体14aを連結する。前記牽引フレーム16の左右幅寸法よりも、左右の門形支脚体14bの取付け幅寸法を大きく形成し、左右の門形支脚体14bの間に牽引フレーム16が移動可能に構成している(図15の仮想線)。また、前部リフトフレーム14の両端側が嵌り込む格納ノッチ32が左右幅狭部11aの左右の上面側に形成されている。格納ノッチ32に収納されて前部リフトフレーム14が最下降位置に支持されるように構成している(図9、図13参照)。
図9及び図10、図13、図17に示す如く、右の支点軸体14aに前部リフトリンク33を介してリフトロッド22の一端側を連結する。前部リフトフレーム(荷台)14に爪状突起14cを設ける。支脚3aによって部品収納かご3が地上に載置されているときに、左右の支脚3a間に左右幅狭部11aを突入させ、左右幅狭部11a上に部品収納かご3が持上げ支持されることによって、荷物としての網板製箱状の部品収納かご3の底部の外側に爪状突起14cが係止する。即ち、左右幅狭部11aから離脱する方向に部品収納かご3が移動するのを、爪状突起14cによって阻止するように構成している(図14参照)。
図9及び図10、図13、図16に示す如く、台車フレーム11の左右幅広部11bに後部リフトフレーム(荷台)15の支点軸体15aを回動可能に軸支する。後部リフトフレーム15には、部品収納かご3の底部の外側に当接させる上載位置決め突起体15bと、部品収納かご3の底部に当接させる突条体15cとが一体的に設けられている。台車フレーム11の上面から上載位置決め突起体15bが突出し、左右の支脚3a間に左右幅狭部11aを突入させたときに、部品収納かご3の底部の外側に上載位置決め突起体15bが当接するように構成している(図13参照)。
また、支点軸体15aに後部リフトリンク34を介してリフトロッド22の他端側を連結する。左右幅狭部11a上に部品収納かご3が持上げ支持されることによって、荷物としての網板製箱状の部品収納かご3の底部に突条体15cが係止し、前部リフトフレーム14と後部リフトフレーム15によって、支脚3aが地面から離れる高さ以上に部品収納かご3を持上げるように構成している(図14参照)。なお、部品収納かご3を持上げたときに、前部リフトフレーム14と後部リフトフレーム15の部品収納かご3の載せ面(突条体15cの上面)が、左右幅広部11b側に向けて傾斜するように構成している。
図9及び図12、図16に示す如く、台車フレーム11の左右幅広部11bの上面のうち、後部リフトフレーム15を取付けた位置の近傍に、足踏みスタンド35を立設する。足踏みスタンド35の上端側に足踏み支点軸36を介して足踏みレバー24の基端側を連結する。手押しハンドル18の左右脚部の間から後方に向けて足踏みレバー24の足踏み側を突出させる。足踏み支点軸36に巻装した上昇支持バネ37によって、足踏みレバー24の足踏み側を上昇支持させるように構成している。
また、後部リフトフレーム15の支点軸体15aに、足踏みリンク38及び足踏みロッド39を介して足踏みレバー24を連結している。作業者が足踏みレバー24を足踏み操作し、上昇支持バネ37に抗して足踏みレバー24の足踏み側を下降させたときに、前部リフトフレーム14と後部リフトフレーム15が、図9に示す荷下し姿勢から、図10に示す部品収納かご3持上げ姿勢に移行するように構成している。なお、作業者が足踏みレバー24から足を離すことによって、上昇支持バネ37によって足踏みレバー24の足踏み側が上昇し、前部リフトフレーム14と後部リフトフレーム15が、図10に示す部品収納かご3持上げ姿勢から、図9に示す荷下し姿勢に移行する。
図9及び図10、図12に示す如く、上昇支持バネ37に抗して足踏みレバー24の足踏み側を下降させたときに、足踏みレバー24に係脱可能に係止させるレバーフック41を備えている。手押しハンドル18の上端側の横フレーム42と、下方の左右幅広部11b上面のボス体43との間に、縦操作軸44を回動可能に設けている。縦操作軸44の下端側にレバーフック41を一体的に連結している。横フレーム42の上方に突出させた縦操作軸44の上端側に上下動連結体45を介してロックレバー26を上下方向に揺動可能に連結している。足踏みレバー24にレバーフック41が係止した係合位置、又は足踏みレバー24からレバーフック41が離脱した離反位置のいずれかに、ロックレバー26を支持させるレバーガイドアーム46を備える。横フレーム42の上面側にレバーガイドアーム46を配置させている。
上記の構成により、足踏みレバー24を足踏み操作した状態で、前記離反位置から前記係合位置にロックレバー26を移動させ、足踏みレバー24にレバーフック41を係止させ、前部リフトフレーム14と後部リフトフレーム15を部品収納かご3持上げ姿勢に維持し、台車フレーム11上にリフト機構21を介して部品収納かご3を搭載する。作業者の手押しハンドル18押し引き操作等によって荷物運搬台車1を移動させ、部品収納かご3を搬送させる。作業者が手押しハンドル18を握りながら、足踏みレバー24の足踏み操作と、ロックレバー26の操作によって、荷物運搬台車1に部品収納かご3を積んで搬送できる。
一方、足踏みレバー24を足踏み操作した状態で、前記係合位置から前記離反位置にロックレバー26を移動させ、足踏みレバー24からレバーフック41を離脱させ、足踏みレバー24の足踏み操作を解除することによって、前部リフトフレーム14と後部リフトフレーム15が荷下し姿勢に移行し、台車フレーム11上の部品収納かご3を着地させ、荷物運搬台車1を退行させて台車フレーム11から部品収納かご3を下ろす。作業者が手押しハンドル18を握りながら、足踏みレバー24の足踏み操作と、ロックレバー26の操作によって、所定位置に荷物運搬台車1から部品収納かご3を下ろすことができる。
図2又は図16等から明らかな如く、車輪12,13を有する台車フレーム11と、台車フレーム11上に荷物としての部品収納かご3を載せる荷台としての前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15と、台車フレーム11の一側部に配置する牽引体としての牽引フレーム16と、台車フレーム11の他側部に配置するヒッチ体としてのヒッチ縦軸17とを、荷物運搬台車1に備えている。台車フレーム11に荷台14,15を昇降可能に支持させるリフト機構21を備える。リフト機構21は、リフト機構21を昇降動させる昇降操作具としての足踏みレバー24と、前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15を上昇位置に保持する上昇ロック具としてのレバーフック41とを有している。
したがって、足踏みレバー24の操作によってリフト機構21を昇降動させることによって、前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15上に部品収納かご3を積み下ろすことができる。レバーフック41の操作によって前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15を上昇位置に保持することによって、台車フレーム11を移動できる。フォークリフト(ハンドリフトトラック)等を使用することなく、前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15上に部品収納かご3を積み下ろす荷役作業性、又は部品収納かご3を移動させる運搬作業性等を向上できる。
図2又は図16等から明らかな如く、リフト機構21は前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15を有し、前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15によって形成される荷台(前部リフトフレーム14)に爪状突起14cを設け、荷物としての網板製箱状の部品収納かご3の底部に突起14cを係止させて、部品収納かご3を地上に持上げ支持するように構成している。
したがって、鉄製の前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15上に鉄網製の部品収納かご3を直接載せて、摩擦抵抗が小さい状態で前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15上に部品収納かご3を支持させても、部品収納かご3の底部に突起14cが係止するから、慣性又は衝撃等によって部品収納かご3が前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15から脱落するのを防止できる。例えば、鉄製の前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15上に鉄網製の部品収納かご3を搭載するときに、リフトフレーム14,15と部品収納かご3の間に摩擦体を挟む必要がない。また、リフトフレーム14,15に部品収納かご3を固定させる手段を特別に設ける必要がない。
図2又は図16等から明らかな如く、昇降操作具として足踏みレバー24を設け、上昇ロック具としてレバーフック41を設け、上昇操作位置の足踏みレバー24にレバーフック41を係止させて、前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15を上昇位置に保持可能に構成している。したがって、重い部品収納かご3を運搬するときでも、足踏みレバー24の足踏み操作によって、リフト機構21を簡単に上昇動させることができる。また、作業者が足踏みレバー24を足踏み操作した状態で、作業者がレバーフック41を手元操作して、足踏みレバー24にレバーフック41を係止でき、前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15を上昇位置に簡単に保持できる。なお、足踏みレバー24の足踏み操作の最大荷重に比べて、手元操作によって作業者がリフト機構21を上昇動させるときの最大荷重が小さくなることは云うまでもない。
図2又は図16等から明らかな如く、台車フレーム11に立設させる手押しハンドル18と、レバーフック41を係脱操作するロックレバー26を備えている。手押しハンドル18の上端側にロックレバー26を配置し、ロックレバー26の下方の台車フレーム11に足踏みレバー24を配置している。したがって、手押しハンドル18の操作(台車フレーム11の押し引き移動)とロックレバー26の操作(レバーフック41の係脱)を作業者が連続的に実行できる。
例えば、トラックによって組立工場に搬入された部品収納かご3を荷物運搬台車1に積むとき、又は自走車両2から荷物運搬台車1を切り離して荷物運搬台車1上の部品収納かご3を下ろすときに、手押しハンドル18の操作と、足踏みレバー24の操作と、ロックレバー26の操作を、手押しハンドル18の近傍の作業者によって簡単に行うことができる。即ち、前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15上に部品収納かご3を積む作業や、前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15上の部品収納かご3を下ろす作業等において、足踏みレバー24又はロックレバー26の取扱い性を向上できる。
図1乃至図4、図11、図15、図17乃至図21を参照して、荷物運搬台車1の牽引構造を説明する。図17及び図19に示す如く、前記牽引フレーム16は、長尺な平板状の牽引フレーム本体51と、台車フレーム11に牽引フレーム本体51をスライド可能に支持する左右一対の出入ガイドレール52と、出入ガイドレール52にスライド可能に牽引フレーム本体51を連結させる係止軸体53と、遊嵌孔54と係合孔55を形成したリング状被嵌体56を有する。左右の出入ガイドレール52間に挿入した牽引フレーム本体51の基端側に係止軸体53を固着し、出入ガイドレール52に係止軸体53を介して牽引フレーム本体51をスライド可能に連結している。出入ガイドレール52から突出させた牽引フレーム本体51の先端側にリング状被嵌体56を一体的に固着している。係止軸体53回りにリング状被嵌体56が昇降動するように構成している。
図15及び図18に示す如く、台車フレーム11の左右幅広部11bの側端部に牽引ブラケット17aを介して円柱状のヒッチ縦軸17の下端側を一体的に固着している。円柱状のヒッチ縦軸17の上端側が台車フレーム11から離れるように、ヒッチ縦軸17を傾斜させて設けている。台車フレーム11から離れる方向に傾倒したヒッチ縦軸17の上端側に係止頭57を固着している。図18に示すように、前側の台車フレーム11から牽引フレーム本体51を突出させて、後側の台車フレーム11に設けたヒッチ縦軸17に、前側の台車フレーム11に設けた牽引フレーム16のリング状被嵌体56を係止させ、複数の荷物運搬台車1を連結させるように構成している(図1、図21参照)。
図1、図21に示すように、複数の荷物運搬台車1の連結と同様に、自走車両2の後部に設けた牽引フレーム16を、自走車両2の後側の台車フレーム11に設けたヒッチ縦軸17に係止し、自走車両2を先頭に、複数の荷物運搬台車1を連結させ、組立工場の通路9内を移動して、組立工場の所定の場所に荷物としての組立部品(部品収納かご3)を搬送するように構成している。
図18又は図19等に示すように、車輪としての転動輪12及び方向転換自在車輪13を有する台車フレーム11と、台車フレーム11上に荷物としての部品収納かご3を載せる荷台としての前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15と、台車フレーム11の一側部に配置する牽引体としての牽引フレーム16と、台車フレーム11の他側部に配置するヒッチ体としてのヒッチ縦軸17とを備え、台車フレーム11に配置した牽引フレーム16の先端部が上下動するように構成している。牽引フレーム16の先端側にリング状被嵌体56を設ける。リング状被嵌体56に遊嵌孔54と係合孔55を形成し、ヒッチ縦軸17に遊嵌孔54を介してリング状被嵌体56を係脱操作可能に構成する。また、ヒッチ縦軸17に係合孔55を介してリング状被嵌体56を係止維持可能に構成している。
したがって、ヒッチ縦軸17に被嵌しやすい大きさ形状に遊嵌孔54を形成できる。例えば、ヒッチ縦軸17の外形寸法に対して遊嵌孔54の内孔の内径寸法を数倍の大きさに形成できる。即ち、高剛性で係脱操作しやすい構造にヒッチ縦軸17又は牽引フレーム16を簡単に構成できる。一方、ヒッチ縦軸17の外形(外径)寸法と略同一大きさに係合孔55の内孔の内径寸法を形成できる。即ち、ヒッチ縦軸17から離脱しにくい大きさ形状に係合孔55を形成できる。係合孔55に嵌った状態でヒッチ縦軸17が縦方向の軸心線回りに回動して進路が変更されるから、方向転換自在車輪12が路面抵抗の変化等によって方向転換しても、台車フレーム11の進路が変更するのを防止できる。高剛性で牽引しやすい構造にヒッチ縦軸17又は牽引フレーム16を簡単に構成できる。取扱い操作性又は牽引性能等を向上できる。
図18又は図21等に示すように、台車フレーム11に立設させる手押しハンドル18と、台車フレーム11に設ける方向転換自在車輪12を備えている。台車フレーム11のうちヒッチ縦軸17が設けられた側に、方向転換自在車輪12と、手押しハンドル18を配置している。したがって、台車フレーム11の側方に向けてヒッチ縦軸17が引張られることによって、方向転換自在車輪12が方向転換して、転動輪13を中心に台車フレーム11の進行方向が変更され、小さい旋回半径で台車フレーム11を方向転換できる。即ち、組立工場内の狭い通路9上で、比較的狭い交叉路でも簡単に左折又は右折移動できる。ヒッチ縦軸17を介して牽引する台車フレーム11の移動操作性を向上できる。また、多列状に部品収納かご3が保管された狭い場所に簡単に出入できる。台車フレーム11から下ろした部品収納かご3を多列状に配列させる荷物配給(部品の分配)作業性等を向上できる。
例えば、荷物運搬台車1や自走車両2の左右幅よりも若干幅広の組立工場内の狭い通路9のうち、T字路や十字路を左折又は右折移動する場合、牽引フレーム16によってヒッチ縦軸17が左折方向又は右折方向に引張られると、進行方向前側の方向転換自在車輪12が方向転換して、進行方向後側の転動輪13のうち、旋回半径内側の転動輪13を中心に、荷物運搬台車1を方向転換させて、荷物運搬台車1を旋回移動させることができる。なお、複数の荷物運搬台車1が自走車両2に連結された状態であっても、各荷物運搬台車1が単独的にそれぞれ旋回移動するから、自走車両2に連結された複数の荷物運搬台車1が、狭い通路9のT字路や十字路をスムーズに左折又は右折移動できる。
図15又は図17等に示すように、台車フレーム11に前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15を昇降可能に支持させるリフト機構21を備える一方、台車フレーム11に出入ガイドレール52を設け、台車フレーム11に出入ガイドレール52を介して牽引フレーム16を格納可能に配置している。左右の門形支脚体14bによって下向き開口状の門形凹部をリフト機構21に形成し、リフト機構21によって前部リフトフレーム14又は後部リフトフレーム15を上昇させているときに、係止軸体53配置側(基端側)を支点にして牽引フレーム16の先端部のリング状被嵌体56が上動することによって、左右の門形支脚体14b間(前記門形凹部内)に牽引フレーム16が移動可能に構成している。
したがって、リフト機構21の下方に牽引フレーム16をコンパクトに収納できるものでありながら、牽引フレーム16が格納姿勢又は突出姿勢のいずれであっても、牽引フレーム16の先端部を持上げてヒッチ縦軸17に係脱操作できる。台車フレーム11を多連形に連結又は個別に分離する牽引作業性を向上できる。また、移動中、急停止したときに、後続の台車フレーム11が慣性によって移動して、前後の台車フレーム11の間隔が圧縮されても、牽引フレーム16の上方移動によって衝撃が緩和され、台車フレーム11又は牽引フレーム16等の損傷を低減できる。急停止等によって台車フレーム11又は牽引フレーム16等が変形損傷するのを防止できる。
図15又は図18等に示すように、ヒッチ体が円柱状ヒッチ縦軸17によって形成された構造であって、台車フレーム11にヒッチ縦軸17の下端側を固着し、リング状被嵌体56が当接する係止頭57をヒッチ縦軸17の上端側に設け、ヒッチ縦軸17の上端側を牽引方向に傾倒させるように構成している。したがって、ヒッチ縦軸17の上端側の係止頭57に牽引フレーム16の先端部を係止維持して、台車フレーム11を牽引できる。ヒッチ縦軸17の上端側を牽引方向に傾倒させたから、ヒッチ縦軸17の下端側に牽引フレーム16の先端部が降下するのを防止できる。即ち、自走車両2によって複数の荷物運搬台車1を牽引作業中、ヒッチ縦軸17の上端側に牽引フレーム16の先端部のリング状被嵌体56を確実に係止維持できるから、所定高さ以上(ヒッチ縦軸17の上端側の対地高さ)に牽引フレーム16の対地高さを簡単に維持できる。
さらに、係止頭57にリング状被嵌体56の係合孔55が当接するから、ヒッチ縦軸17の上端側から、牽引フレーム16の先端部のリング状被嵌体56が、移動中の振動等によって上方に離脱するのを防止できる。自走車両2によって複数の荷物運搬台車1を移動中、自走車両2の通常の緩やかな停止又は移動速度の変化等によって、前後の台車フレーム11の間隔が圧縮されても、ヒッチ縦軸17が係合孔55から遊嵌孔54に移動し、遊嵌孔54の開口縁(進行方向の前側)が、ヒッチ縦軸17の前側(進行方向の前側面)に当接することによって、ヒッチ縦軸17の傾斜に沿って牽引フレーム16が下方に移動するから、所定間隔を維持しながら複数の荷物運搬台車1を停止できる。また、自走車両2が急停止しても、ヒッチ縦軸17と遊嵌孔54の開口縁の当接によって、後続の荷物運搬台車1の慣性を低減でき、ヒッチ縦軸17の上端側からリング状被嵌体56が離脱するのを防止できる。
次に、図22及び図23を参照して第2実施形態の荷物運搬台車1の構造を説明する。図22及び図23に示す如く、台車フレーム11の左右幅狭部11a上に部品収納かご3を積み下ろすリフト機構21は、第1実施形態に示した前部リフトフレーム14と後部リフトフレーム15に加え、荷台としての中央リフトフレーム61を備える。台車フレーム11の左右幅狭部11aのうち前後長尺移動方向(長手方向)の中間位置に、左右の軸受ボス62を介して中央リフトフレーム61両端側の左右の支点軸体61aを回動可能に軸支する。中央リフトフレーム61に左右の門形支脚体61bを介して左右の支点軸体61aを連結する。
図22及び図23に示す如く、右の支点軸体61aに中央リフトリンク63を介してリフトロッド22の中間位置を連結する。中央リフトフレーム61に爪状突起61cを設ける。支脚3aによって部品収納かご3が地上に載置されているときに、左右の支脚3a間に左右幅狭部11aを突入させ、左右幅狭部11a上に部品収納かご3が持上げ支持されることによって、荷物としての網板製箱状の部品収納かご3の底部に爪状突起61cが係止する。即ち、左右幅狭部11aから離脱する方向に部品収納かご3が移動するのを、爪状突起61cによって阻止するように構成している。
上記の構成により、平面視長方形の部品収納かご3を運搬する場合、台車フレーム11の左右幅狭部11aの左右幅狭(短尺)方向に、部品収納かご3の長尺側を向けた姿勢のときに、前部リフトフレーム14の爪状突起14cと、中央リフトフレーム61の爪状突起61cが部品収納かご3の底部にそれぞれ係止される。台車フレーム11の左右幅狭部11aの前部上面に部品収納かご3を搭載できる。部品収納かご3の長尺側の幅寸法が、部品収納かご3の短尺側の幅寸法の約2倍の長さに形成されている場合、荷物運搬台車1の左右方向(前後移動方向に直交する短尺方向)に部品収納かご3の長尺側を向けた姿勢で、台車フレーム11上に2体の部品収納かご3を前後に並べて搭載できる。なお、荷物運搬台車1の前後移動方向に部品収納かご3の長尺側を向けた姿勢で、台車フレーム11の左右幅狭部11aの上面に部品収納かご3を搭載できることは云うまでもない。
また、荷物運搬台車1の移動方向に長尺側を向けた姿勢で部品収納かご3を搭載した場合、前部リフトフレーム14の爪状突起14cと、後部リフトフレーム15の爪状突起15cと、中央リフトフレーム61の爪状突起61cが部品収納かご3の底部にそれぞれ係止される。さらに、台車フレーム11の左右方向に部品収納かご3の長尺側を向けた姿勢で、部品収納かご3の荷物出入用ドア3bを手押しハンドル18側に向けた状態で、荷物出入用ドア3bを開放したまま、台車フレーム11の前部上面に部品収納かご3を搭載した場合、作業者が複数個所に組立部品(荷物)を配送するときに、手押しハンドル18の押し引き操作と、ドア3b側から部品収納かご3内の組立部品(荷物)を出入する操作とを、作業者が最短距離の移動によって行うことができる。例えば、手押しハンドル18から離れた部品収納かご3の側方や前方に作業者が移動する必要がないから、組立部品(荷物)の集配作業性を向上できる。
次に、図24及び図25を参照して第3実施形態の荷物運搬台車の構造を説明する。図24及び図25に示す如く、台車フレーム11の左右幅狭部11a上に部品収納かご3を積み下ろすリフト機構21は、第1実施形態に示した前部リフトフレーム14と後部リフトフレーム15に加え、荷台としての中央前側リフトフレーム71及び中央後側リフトフレーム72を備える。台車フレーム11の左右幅狭部11aのうち前後長尺移動方向(長手方向)の中間位置に、左右の軸受ボス73,74を介して中央前側リフトフレーム71及び中央後側リフトフレーム72のそれぞれの両端側の左右の支点軸体71a,72aを回動可能に軸支する。中央前側リフトフレーム71(中央後側リフトフレーム72)に左右の門形支脚体71b(72b)を介して左右の支点軸体71a(72a)を連結する。
図24及び図25に示す如く、右の支点軸体71a(72a)に中央前側リフトリンク75(中央後側リフトリンク76)を介してリフトロッド22の中間位置を連結する。中央前側リフトフレーム71(中央後側リフトフレーム72)に爪状突起71c(72c)を設ける。支脚3aによって部品収納かご3が地上に載置されているときに、左右の支脚3a間に左右幅狭部11aを突入させ、左右幅狭部11a上に部品収納かご3が持上げ支持されることによって、荷物としての網板製箱状の部品収納かご3の底部に爪状突起71c(72c)が係止する。即ち、左右幅狭部11aから離脱する方向に部品収納かご3が移動するのを、爪状突起71c(72c)によって阻止するように構成している。
上記の構成により、荷物運搬台車1の前後移動方向と直交する左右方向に長尺側を向けた姿勢で2体の長方形箱型の部品収納かご3を前後に並べて搭載できる。そのときに、2体のうち前側の長方形箱型の部品収納かご3の底部の前後側には、前部リフトフレーム14の爪状突起14cと、中央前側リフトフレーム71の爪状突起71cがそれぞれ係止される。2体のうち後側の長方形箱型の部品収納かご3の底部の前後側には、中央後側リフトフレーム72の爪状突起72cと、後部リフトフレーム15の突条体15c先端の爪状突起15dがそれぞれ係止される。
なお、上述した第1乃至第3実施形態のうち、第1実施形態(図3、図4)に示した荷物運搬台車1は、単体の小容量の矩形箱型の部品収納かご3の運搬に適した形状大きさに構成されている。また、第2実施形態(図22、図23)に示した荷物運搬台車1は、単体の中容量の矩形箱型の部品収納かご3の運搬に適した形状大きさに構成されている。また、第3実施形態(図24、図25)に示した荷物運搬台車1は、2体の中容量の矩形箱型の部品収納かご3、又は単体の大容量の矩形箱型の部品収納かご3の運搬に適した形状大きさに構成されている。
3部品収納かご(荷物)
11台車フレーム
12方向転換自在車輪(車輪)
13転動輪(車輪)
14前部リフトフレーム(荷台、リフト機構)
15後部リフトフレーム(荷台、リフト機構)
16牽引フレーム(牽引体)
17ヒッチ縦軸(ヒッチ体)
18手押しハンドル
21リフト機構
52出入ガイドレール
54遊嵌孔
55係合孔
56リング状被嵌体
57係止頭

Claims (4)

  1. 車輪を有する台車フレームと、前記台車フレーム上に荷物を載せる荷台と、前記台車フレームの一側部に配置する牽引体と、前記台車フレームの他側部に配置するヒッチ体とを備え、前記台車フレームに配置した前記牽引体の先端部が上下動するように構成した荷物運搬台車において、
    前記牽引体の先端側にリング状被嵌体を設ける構造であって、前記リング状被嵌体に遊嵌孔と係合孔を形成し、前記ヒッチ体に前記遊嵌孔を介して前記リング状被嵌体を係脱操作可能に構成し、前記ヒッチ体に前記係合孔を介して前記リング状被嵌体を係止維持可能に構成したことを特徴とする荷物運搬台車。
  2. 前記台車フレームに立設させる手押しハンドルと、前記台車フレームに設ける方向転換自在車輪を備える構造であって、前記台車フレームのうち前記ヒッチ体が設けられた側に、前記方向転換自在車輪と、前記手押しハンドルを配置したことを特徴とする請求項1に記載の荷物運搬台車。
  3. 前記台車フレームに前記荷台を昇降可能に支持させるリフト機構を備える一方、前記台車フレームに出入ガイドレールを設け、前記台車フレームに出入ガイドレールを介して前記牽引体を格納可能に配置した構造であって、前記リフト機構に下向き開口状の門形凹部を設け、前記リフト機構によって前記荷台を上昇させているときに、前記牽引体の先端部が上動することによって、前記門形凹部内に前記牽引体が移動可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷物運搬台車。
  4. 前記ヒッチ体が円柱状縦軸によって形成された構造であって、前記台車フレームに前記縦軸の下端側を固着し、前記リング状被嵌体が当接する係止頭を前記縦軸の上端側に設け、前記縦軸の上端側を牽引方向に傾倒させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷物運搬台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013043630A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Seiji Kurosu 四輪台車のグリップと車輪の位置関係
JP2015081017A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 株式会社日立産機システム 自動搬送装置
JP7421956B2 (ja) 2020-02-28 2024-01-25 株式会社ダイナム 遊技機用台車

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