JP5709021B2 - 板状体取出装置及び車両用昇降装置の生産設備 - Google Patents

板状体取出装置及び車両用昇降装置の生産設備 Download PDF

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Description

本発明は、縦姿勢の板状体を前記板状体の厚み方向に複数並べた状態で支持自在な支持体から前記板状体を取り出す板状体取出装置、及び、その板状体取出装置を備えた車両用昇降装置の生産設備に関する。
かかる板状体取出装置は、板状体を縦姿勢で支持している支持体から板状体を取り出す装置である。支持体から取り出した板状体は、例えば、部品を取り付ける等の組立作業や切断又は折り曲げる加工作業の対象となる。
そして、このような板状体取出装置において、従来では、係合部を上方に移動させて板状体に備えられた被係合部に係合部を下方から係合させ、さらに係合体を上方に移動させて板状体を支持体から持ち上げる板状体持ち上げ部を備え、板状体持ち上げ部にて板状体を持ち上げて板状体を支持体から取り出すように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−199391号公報
板状体を支持体から取り出した後、その板状体に対して作業を行うときに、板状体が縦姿勢では板状体に対して作業が行い難く、板状体の厚み方向が上下方向となる横姿勢で行った方が作業を行い易い場合がある。また、板状体の被係合部に係合部を係合させた状態では、その係合させている係合部が邪魔になって、板状体に対して作業が行い難い場合がある。
そのため、支持体から板状体を取り出した後、板状体の姿勢を縦姿勢から横姿勢に姿勢変更させ、その後、被係合部から係合部を離脱させてその係合部を作業の邪魔にならないように板状体から離間させて、板状体に対する作業を行い易くすることが考えられる。しかし、このようにすると、板状体の姿勢を横姿勢に姿勢変更させたあと、係合部を被係合部から離脱させるように係合部を移動させる操作と、その離脱させた係合部を板状体から離間させる操作とが必要であり、板状体を支持体から取り出した後に係合部を板状体から離間させる作業に手間が掛かるため、板状体に対する作業へ円滑に移行できないものであった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、板状体を取り出した後に板状体に対する作業へ円滑に移行できる板状体取出装置、及び、その板状体取出装置を備えた車両用昇降装置の生産設備を提供する点にある。
本発明にかかる板状体取出装置は、縦姿勢の板状体を前記板状体の厚み方向に複数並べた状態で支持自在な支持体から前記板状体を取り出すものであって、その第1特徴構成は、
係合部を上方に移動させて前記板状体に備えられた被係合部に前記係合部を下方から係合させて前記板状体を前記支持体から持ち上げる板状体持ち上げ部と、前記板状体持ち上げ部を支持し且つ水平方向に沿う揺動軸心周りの揺動により起立姿勢から転倒姿勢に揺動自在に構成されて、前記起立姿勢から前記転倒姿勢への揺動により、前記板状体持ち上げ部にて支持された前記板状体の姿勢を前記縦姿勢から前記板状体の厚み方向が上下方向に沿う横姿勢に姿勢変更させる姿勢変更部と、前記姿勢変更部にて前記横姿勢に姿勢変更された前記板状体を載置支持する載置支持部と、を備え、前記板状体持ち上げ部が、前記姿勢変更部が前記起立姿勢に姿勢変更されている状態で前記係合部を上方に移動させて前記係合部を前記被係合部に係合させ、且つ、前記姿勢変更部を前記転倒姿勢に姿勢変更されている状態で前記係合部を水平方向に沿って移動させて前記係合部を前記被係合部から離脱させるように構成され、前記姿勢変更部が、自重により前記転倒姿勢から下方側に揺動自在に構成されて、前記板状体が前記載置支持部に載置支持されている状態で前記係合部が前記被係合部から離脱されるに伴って自重により前記転倒姿勢から下方側に揺動して前記係合部が前記板状体の下方に退避するように構成されている点にある。
すなわち、支持体から板状体を取り出す場合は、まず、姿勢変更部を起立姿勢に姿勢変更させた状態で板状体持ち上げ部にて係合部を上方に移動させる。このように係合部を上方に移動させることで、板状体の被係合部に係合部が係合して板状体を支持体から持ち上げることができる。
次に、姿勢変更部を起立姿勢から転倒姿勢に姿勢変更させることで、板状体持ち上げ部も揺動して、板状体持ち上げ部に支持された板状体の姿勢が縦姿勢から横姿勢に姿勢変更し、この横姿勢の板状体は載置支持部にて載置支持される。
その後、板状体持ち上げ部にて係合部を水平方向に移動させて係合部を被係合部から離脱させると、姿勢変更部は自重により下方に揺動し、これに伴って係合部が下方に移動して板状体の下方に退避する。
従って、板状体の姿勢を横姿勢に姿勢変更させたあと、係合部を被係合部から離脱させるように係合部を移動させると、姿勢変更部が自重により下方に揺動し、これに伴って係合部が板状体の下方に退避する。そのため、係合部を板状体の下方に退避させる操作を被係合部から離脱させた後に改めて行う必要がなく、板状体を支持体から取り出した後に板状体に対する作業へ円滑に移行できる。
本発明にかかる板状体取出装置の第2特徴構成は、前記支持体が、前記縦姿勢の前記板状体が上方から係合自在で且つ係合した前記板状体を支持する下方側係合部と、前記縦姿勢の前記板状体が横幅方向の一方側から係合自在で且つ係合した前記板状体の横幅方向の一方側への移動を規制する第1横側係合部と、前記縦姿勢の前記板状体が横幅方向の他方側から係合自在で且つ係合した前記板状体の横幅方向の他方側への移動を規制する第2横側係合部と、を備え、前記第2横側係合部が、前記板状体の横幅方向の他方側への移動を規制する規制位置と当該規制を解除した規制解除位置とに移動自在に構成され、前記板状体持ち上げ部が、前記姿勢変更部を前記起立姿勢に姿勢変更させた状態において、前記係合部を前記横幅方向の他方側斜め上方に移動させて前記板状体を横幅方向の他方側斜め上方に持ち上げるように構成されている点にある。
すなわち、支持体に支持された板状体は、下方側係合部に上方側から係合されるとともに第1横側係合部及び第2横側係合部により横幅方向への移動が規制されているため、支持体は、板状体を横幅方向に移動しないように安定した状態で支持することができる。
そして、第2横側係合部を規制解除位置に移動させることで、支持体に支持されている板状体の横幅方向の他方側への移動の規制を解除することができる。そのため、板状体持ち上げ部にて、係合部を横幅方向の他方側斜め上方に移動させて板状体を他方側斜め上方に持ち上げることができ、第1横側係合部や第2横側係合部に板状体が干渉し難い状態で板状体を持ち上げることができる。
本発明にかかる板状体取出装置の第3特徴構成は、前記姿勢変更部を前記転倒姿勢に揺動させた状態で前記係合部を載置支持する係合部支持部を備え、前記係合部が、前記板状体の厚み方向での前記被係合部の幅より幅広の凹入部を備え、前記凹入部が前記被係合部に嵌合することで前記被係合部に係合するように構成され、前記係合部支持部における前記係合部を載置支持する案内面が、係合部が離脱側に移動するに伴って下方側に案内するように下方側ほど揺動軸心側に位置する傾斜面に形成されている点にある。
すなわち、姿勢変更部は自重により下方に揺動するが、係合部が案内面にて案内されながら下降移動することで、姿勢変更部の下方への揺動速度を抑えることができる。そのため、自重により下降移動する姿勢変更部を受け止めるときの衝撃を抑えることができ、姿勢変更部を受け止めたときの姿勢変更部の負荷を抑えて姿勢変更部が変形することを未然に防止できる。
本発明にかかる板状体取出装置の第4特徴構成は、前記案内面が、前記係合部が前記被係合部から離脱される前に前記係合部を下方側に案内する第1傾斜部分と、前記係合部が前記被係合部から離脱された後に前記係合部を下方側に案内する第2傾斜部分と、を備え、前記第2傾斜部分の傾斜角が、前記第1傾斜部分の傾斜角より大きい点にある。
すなわち、第1傾斜面を急斜面に形成すると、係合部を被係合部から離脱させるときに被係合部に干渉するため、第1傾斜面は緩斜面に形成する必要がある。しかし、第2傾斜面も緩斜面に形成すると、係合部が板状体の下方に退避するまでの係合部の移動距離が長くなってしまう。そこで、第2傾斜部分の傾斜角を、第1傾斜部分の傾斜角より大きくすることで、係合部を被係合部から離脱させるときに被係合部に干渉を回避しながら、係合部が板状体の下方に退避するまでの係合部の移動距離を短くすることができる。
本発明にかかる車両用昇降装置の生産設備は、上記第1〜第4特徴構成のいずれか1つを備えた板状体取出装置が設けられた設備であって、その設備の第1特徴構成は、前記車両用昇降装置が、前記板状体として車椅子を載置する平板状の載置体を備え、且つ、前記載置体を昇降操作して前記載置体を地面近くの下降位置と車両の床面近くの上昇位置とに昇降移動させる昇降操作機構を備えている点にある。
すなわち、支持体に支持されている載置体を板状体取出装置にて取り出して載置体に対して作業を行うことで、載置体を支持体から取り出した後に載置体に対する作業へ円滑に移行できるものとなり、もって、車椅子用の車両用昇降装置における板状体を生産し易い車両用昇降装置の生産設備を提供できるに至った。
本発明にかかる車両用昇降装置の生産設備の第2特徴構成は、前記載置体が、載置した車椅子を載置体に固定するための固定装置を設置するための設置用開口を備え、前記板状体取出装置は、前記設置用開口の縁部を前記被係合部として前記係合部を係合させるように構成されている点にある。
すなわち、車両用昇降装置の載置体には固定装置を設置するための設置用開口が備えられており、その装置用開口の縁部を被係合部として係合することで、載置体に係合部を係合させるための係合孔を別途形成する、また、載置体に係合部を係合させるための被係合部形成用の部材を取り付ける必要がなく、載置体の構成の簡素化を図ることができる。
本発明にかかる車両用昇降装置の生産設備の第3特徴構成は、前記横姿勢が、前記載置体における前記車椅子を載置する載置面が下方に向く裏向き姿勢であり、前記板状体取出装置の前記載置支持部に載置支持されている裏向き姿勢の前記載置体を固定機構にて固定自在な受取姿勢と、この受取姿勢から水平方向に沿う軸心周りに揺動して前記載置体を前記載置面が上方を向く表向き姿勢に表裏反転させた反転姿勢と、に姿勢変更自在な反転用支持体が設けられている点にある。
すなわち、板状体取出装置にて取り出した状態では、載置体は載置面の裏側が上方に向く裏向き姿勢であるため、載置体の裏面に対して行う作業を適切に行うことができ、また、反転用支持体によい載置体の姿勢が反転された状態では、載置体は載置面が上方に向く表向き姿勢であるため、載置体の載置面に対して行う作業を適切に行うことができる。このように、載置体の載置面及び裏面の双方に対する作業を円滑に行うことができる。
そして、載置体に対する作業が終わった後は、載置体の姿勢は載置面が上方に向く表向き姿勢となっており、また、組み立て途中の車両用昇降装置に取り付けるときは載置体を表向き姿勢の場合が多いため、このように載置体を表向き姿勢で取り付ける車両用昇降装置に対して、載置体の姿勢を変えることなく取り付けることができる。
車両用昇降装置の斜視図 車両用昇降装置の生産設備の平面図 支持カセットと板状体取出装置の斜視図 支持カセットの正面図 姿勢変更部を起立姿勢に姿勢変更させた板状体取出装置の斜視図 姿勢変更部を転倒姿勢に姿勢変更させた板状体取出装置の斜視図 姿勢変更部を起立姿勢に姿勢変更させた板状体取出装置の側面図 姿勢変更部を転倒姿勢に姿勢変更させた板状体取出装置の側面図 姿勢変更部が退避姿勢に姿勢変更する途中の板状体取出装置の側面図 姿勢変更部を退避姿勢に姿勢変更させた板状体取出装置の側面図 反転用支持部を反転姿勢に姿勢変更させた反転装置の斜視図 反転用支持部を受取姿勢に姿勢変更させた反転装置の斜視図 板状体取出装置と反転装置の側面図 反転装置と取付用台車の側面図
以下、本発明の板状体取出装置及びその板状体取出装置が設けられた生産設備を、車椅子用の車両用昇降装置の生産設備に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、車両用昇降装置Lの生産設備において生産される車両用昇降装置Lは、後部の開口部Oを開閉する開閉扉Dを備えたワゴン車のような車両Vにおいて、その後部に搭載して用いられるものである。
車両用昇降装置Lは、板状体として車椅子Cを載置する載置体2を備え、且つ、載置体2を昇降操作して載置体2を地面近くの下降位置と車両Vの床面近くの上昇位置とに昇降移動させる昇降操作機構4を備えている。
車両用昇降装置Lについて説明を加えると、車両用昇降装置Lは、ボルトナット等の締結部材を用いて車両用昇降装置Lを車両Vの床面上に固定するための基枠1と、車椅子Cを載置する平板状の載置体2と、載置体2を車両内外方向にスライド移動自在に支持する昇降枠3と、昇降枠3を平行又は略平行姿勢で昇降案内して載置体2を地面近くの下降位置と床面近くの上昇位置とに平行姿勢で昇降自在に支持する昇降操作機構4と、昇降操作機構4を操作する油圧シリンダ(図示せず)と、その油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプ(図示せず)とを備えて構成されている。
詳細な説明は省略するが、昇降操作機構4は、カバー体5内に収納された平行四連リンク機構(図示せず)や昇降アーム6等で構成されており、カバー体5内には油圧シリンダも備えられている。
次に、車両用昇降装置Lの生産設備について説明する。
図2に示すように、生産設備には、車両用昇降装置Lを流れ作業で組み立てる組立箇所E1と、組立箇所E1にて組み立てられた車両用昇降装置Lの検査を行う検査箇所E2とが設定されている。
そして、組立箇所E1では、組立ラインL1に沿って移動する移動台車8上に基枠1を支持させた状態で基枠1に部品を取り付けて車両用昇降装置Lを組み立て、検査箇所E2では、移動台車8を検査台9に隣接するように移動させ、組立箇所E1で組み立てられた車両用昇降装置Lを移動台車8から検査台9に乗り移らせて、検査台9上で車両用昇降装置Lの検査を行うようになっている。ちなみに、検査箇所E2では、載置体2のスライド移動の検査をするスライド検査や昇降枠3の昇降移動の検査をする昇降検査が行われる。
図2に示すように、組立箇所E1では、移動台車8に載置支持された装置支持板10に基枠1を固定し、その基枠1に、油圧モータ等の油圧機器、平行四連リンク機構、昇降アーム6、昇降枠3、載置体2等を順次取り付けて車両用昇降装置Lを組み立てており、移動台車8が組立ラインL1に沿って移動する間に移動台車8上に車両用昇降装置Lを組み立てられる。
そして、図2に示すように、組立ラインL1に沿って移動台車8を移動させるときは、複数台の移動台車8を連結し、そのうちの一台の移動台車8(図2では連結された9台の移動台車8のうちの前から5台目の移動台車8)の牽引装置11のワイヤ11aを連結し、牽引装置11にてワイヤ11aを巻き取って牽引することで、複数台の移動台車8を組立ラインL1に沿って移動させるように構成されている。
載置体2は、組み立て途中の車両用昇降装置Lに取り付ける前に、その載置体2に、受け止め板や固定装置等を取り付ける組立作業が行われる。次に、この載置体2の組立作業について説明する。
図2に示すように、組立箇所E1の一部には載置体組立箇所E3が設定されており、載置体2の組立作業は載置体組立箇所E3で行われる。
載置体組立箇所E3には、縦姿勢の載置体2を載置体2の厚み方向に複数並べた状態で支持自在な支持体としての支持カセット12と、支持カセット12から載置体2を取り出して載置体2の姿勢を縦姿勢から裏向き姿勢に姿勢変更させる板状体取出装置13と、板状体取出装置13から受け取った裏向き姿勢の載置体2を表向き姿勢に反転させる反転装置14と、反転装置14から受け取った表向き姿勢の載置体2を組み立て途中の車両用昇降装置Lに取り付けるべく移動台車8上に移動させる取付用台車15と、が設けられている。
ちなみに、反転装置14にて載置体2を裏向き姿勢で支持した状態で、載置体2の裏面に対する組立作業を行い、反転装置14にて載置体2を表向き姿勢で支持した状態で、載置体2の表面に対する組立作業を行うようになっている。
〔支持体〕
支持カセット12は、フォークリフト等で載置体組立箇所E3の所定位置に搬送される。尚、支持カセット12を説明するに当り、支持した載置体2が並ぶ方向を前後方向と称し、その前後方向と直交する水平方向を横幅方向と称して説明する。
図3及び図4に示すように、支持カセット12は、縦姿勢の載置体2の下端部が上方から係合自在で且つ係合した載置体2を支持する下方側係合部17と、縦姿勢の載置体2が横幅方向の一方側から係合自在で且つ係合した載置体2の横幅方向の一方側への移動を規制する第1横側係合部18と、縦姿勢の載置体2が横幅方向の他方側から係合自在で且つ係合した載置体2の横幅方向の他方側への移動を規制する第2横側係合部19と、を備えて構成されている。
また、支持カセット12には、下方側係合部17、第1横側係合部18及び第2横側係合部19が前後方向に複数並べて設けられており、支持カセット12は、縦姿勢の載置体2を前後方向に複数並べた状態で支持自在に構成されている。
図3に示すように、支持カセット12は、載置体2の端部に備えられてスライド移動するときに昇降枠3に案内支持されるレール部2bに下方側係合部17を係合させ、一対のレール部2bの間に位置して車椅子Cを載置支持する載置部2aに第1横側係合部18及び第2横側係合部19を係合させた状態で、載置面が前方側(板状体取出装置側)を向く姿勢で支持されており、前後方向に並ぶ複数の載置体2を前方側から板状体取出装置13にて順次取出自在に構成されている。
第2横側係合部19は、載置体2の横幅方向の他方側への移動を規制する規制位置と当該規制を解除した規制解除位置とに移動自在に構成されている。説明を加えると、第2横側係合部19は、前後方向に沿う軸心周りに揺動自在に設けられており、図3に示すように規制位置に揺動させた状態では載置体2に係合して載置体2の横幅方向の他方側への移動を規制し、図4に示すように規制解除位置に揺動させた状態では載置体2に対して横幅方向の他方側に退避して載置体2の横幅方向の他方側への移動の規制を解除するように構成されている。ちなみに、下方側係合部17及び第1横側係合部18は固定状態で設けられている。
そのため、第2横側係合部19を規制位置に移動させて載置体2の横幅方向の他方側への移動が規制された状態では、載置体2を他方側斜め上方に持ち上げることはできないが、第2横側係合部19を規制解除位置に移動させて載置体2の横幅方向の他方側への移動の規制が解除された状態では、載置体2を横幅方向の他方側斜め上方に持ち上げることができるようになっている。そして、このように載置体2を他方側斜め上方に持ち上げることで、下方側係合部17及び第1横側係合部18との係合が解除されるようになっている。
〔板状体取出装置〕
図3に示すように、板状体取出装置13は、係合部21を上方に移動させて載置体2に備えられた被係合部22に係合部21を下方から係合させて載置体2を支持カセット12から持ち上げる板状体持ち上げ部としてのエアーシリンダ23と、エアーシリンダ23を支持し且つ水平方向に沿う揺動軸心X周りの揺動により起立姿勢から転倒姿勢に揺動自在に構成された姿勢変更部24と、姿勢変更部24にて横姿勢に姿勢変更された載置体2を載置支持する載置支持部25と、姿勢変更部24を転倒姿勢に揺動させた状態で係合部21を載置支持する係合部支持部26と、を備えて構成されている。
また、板状体取出装置13は、移動車輪を備えた取出台車部27を備えており、床面上を移動自在に構成されている。
尚、板状体取出装置13を説明するに当り、姿勢変更部24の揺動軸心Xに沿う方向を横幅方向と称し、その横幅方向と直交する水平方向を前後方向と称して説明する。ちなみに、図3に示すように、載置体2を支持カセット12から取り出すべく板状体取出装置13を支持カセット12に対向させている状態では、板状体取出装置13の前後方向と支持カセット12の前後方向とが同じ方向となり、板状体取出装置13の横幅方向の一方側及び他方側と支持カセット12の横幅方向の一方側及び他方側とが同じ側となっている。
姿勢変更部24は、横幅方向に沿う揺動軸心X周りに揺動自在に構成されており、姿勢変更部24に連結された操作レバー28が作業者の手動操作により揺動操作されることで起立姿勢と転倒姿勢とに姿勢変更するように構成されている。そして、起立姿勢(図5及び図7参照)の姿勢変更部24が後方側に転倒されることで転倒姿勢(図6及び図8参照)に姿勢変更するように構成されており、起立姿勢から転倒姿勢への揺動により、エアーシリンダ23にて支持された載置体2の姿勢を縦姿勢から載置体2の厚み方向が上下方向に沿う横姿勢に姿勢変更させるように構成されている。ちなみに、この横姿勢の載置体2は、載置面が下方に向く裏向き姿勢となっている。
姿勢変更部24を起立姿勢に姿勢変更させた状態では、姿勢変更部24の重心が揺動軸心Xより前方に位置しており、姿勢変更部24の起立姿勢における転倒姿勢とは反対側への自重による揺動は、図7に示すように接触体29が取出台車部27に接触することで規制されており、姿勢変更部24は起立姿勢で保持されている。
エアーシリンダ23は、作業者にてシリンダ操作部31が手動操作されることで伸縮作動するように構成されている。このエアーシリンダ23は、本体部分が姿勢変更部24に固定されて、姿勢変更部24が揺動するに伴ってエアーシリンダ23も揺動軸心X周りに揺動するように設けられている。そして、エアーシリンダ23は、そのロッド先端に係合部21が設けられており、短縮作動することで係合部21を揺動軸心Xに対して接近移動させ、伸長作動することで係合部21を揺動軸心Xに対して離間移動させる姿勢で姿勢変更部24に固定されている。
また、図7に示すように、姿勢変更部24を起立姿勢とした状態で、その姿勢変更部24の前方に位置するようにエアーシリンダ23が設けられており、そのエアーシリンダ23から前方側に突出する状態で係合部21が設けられている。
係合部21は、載置体2の厚み方向での被係合部22の幅より前後方向に幅広の凹入部21aを備え、凹入部21aが被係合部22に嵌合することで被係合部22に係合するように構成されている。そして、凹入部21aを形成する一対の壁部分のうち、姿勢変更部24を起立姿勢とした状態で後方に位置する後壁部分21bは前方に位置する前壁部分21cより高く形成されている。
そして、載置体2には、載置した車椅子Cを載置体2に固定するための固定装置7(図1参照)を設置するための設置用開口2cが備えられており、板状体取出装置13は、この設置用開口2cの縁部を被係合部22として係合部21を係合させるように構成されている。
板状体取出装置13にて支持カセット12から載置体2を取り出すときは、まず、図3に示すように、板状体取出装置13を支持カセット12に対向させる。この状態では、エアーシリンダ23は短縮され、姿勢変更部24は起立姿勢に姿勢変更されており、係合部21の前壁部分21cは載置体2の設置用開口2cと同じ高さに位置し、係合部21の後壁部分21bの上部は載置体2の設置用開口2cより上方に位置している。
次に、係合部21の後壁部分21bが取出対象の載置体2に接触するまで板状体取出装置13を支持カセット12側に移動させ、係合部21を設置用開口2cに進入させる。この状態で、エアーシリンダ23を伸長させることで、係合部21が横幅方向の他方側に向けて斜め上方に移動し、係合部21が被係合部22に係合する。そして、さらにエアーシリンダ23を伸長させることで、係合部21が横幅方向の他方側に向けて斜め上方に移動し、載置体2を持ち上げるようになっている。
このように、エアーシリンダ23は、姿勢変更部24が起立姿勢に姿勢変更されている状態において、係合部21を横幅方向の他方側斜め上方に移動させて係合部21を被係合部22に係合させ、且つ、係合部21を横幅方向の他方側斜め上方に移動させて載置体2を斜め上方に持ち上げるように構成されている。
図8及び図9に示すように、エアーシリンダ23にて載置体2を持ち上げた状態で、姿勢変更部24を起立姿勢から転倒姿勢に姿勢変更させることで、載置体2の姿勢を縦姿勢から裏向き姿勢に姿勢変更される。
このように姿勢変更させた状態では、転倒姿勢の姿勢変更部24は、係合部21が係合部支持部26に載置支持されることにより転倒姿勢で保持されるとともに、裏向き姿勢の載置体2は、載置支持部25に載置支持されている。ちなみに、図8に示すように、係合部21の前壁部分21cは載置体2の被係合部22から上方に離間している。
姿勢変更部24を起立姿勢から転倒姿勢に姿勢変更する間、縦姿勢の載置体2の下部は支持する下部支持部38にて後方側から受け止め支持されている。そして、縦姿勢の載置体2の上部に位置する被係合部22に係合部21が係合し、且つ、縦姿勢の載置体2の下部を下部支持部38にて支持することで、姿勢変更部24に対する載置体2の姿勢を保持するように構成されている。そして、下部支持部38は姿勢変更部24に固定されており、姿勢変更部24が転倒姿勢に姿勢変更されるに伴って、載置支持部25に載置支持された載置体2に対して下部支持部38が下方に離間するように構成されている。
図8及び図9に示すように、姿勢変更部24を転倒姿勢とし且つ載置体2を裏向き姿勢で載置支持部25にて載置支持した状態で、エアーシリンダ23を短縮作動させることで、係合部21が水平方向に沿って移動させて係合部21を被係合部22から離脱させるようになっている。
このようにエアーシリンダ23は、姿勢変更部24を転倒姿勢に姿勢変更されている状態で係合部21を水平方向に沿って移動させて係合部21を被係合部22から離脱させるように構成されている。
図9及び図10に示すように、姿勢変更部24は、自重により転倒姿勢から下方側に揺動自在に構成されており、載置体2が載置支持部25に載置支持されている状態で係合部21が被係合部22から離脱されるに伴って自重により転倒姿勢から下方側に揺動して係合部21が載置支持部25に載置支持されている載置体2の下方に退避するように構成されている。
次に、姿勢変更部24の自重揺動による係合部21の下方への退避について説明を加える。
図8に示すように、姿勢変更部24を転倒姿勢に姿勢変更させたときは、係合部21の後壁部分21bが係合部支持部26に支持されることにより姿勢変更部24は転倒姿勢で保持されている。また、裏向き姿勢の載置体2は、載置支持部25に載置支持されており、係合部21の前壁部分21cと載置体2の被係合部22との間には隙間が形成されている。
係合部支持部26の係合部21を載置支持する案内面30は、係合部21が被係合部22から離脱される前に係合部21を下方側に案内する第1傾斜部分30aと、係合部21が被係合部22から離脱された後に係合部21を下方側に案内する第2傾斜部分30bと、を備え、第2傾斜部分30bの傾斜角が、第1傾斜部分30aの傾斜角より大きくなっている。
このようにして、係合部支持部26における係合部21を載置支持する案内面30は、係合部21が離脱側に移動するに伴って下方側に案内するように下方側ほど揺動軸心X側に位置する傾斜面に形成されている。尚、揺動軸心Xは案内面30より前方で且つ第1傾斜部分30aより下方に位置している。
そのため、図9に示すように、エアーシリンダ23を短縮作動させることで、係合部21が第1傾斜部分30aに案内されて僅かに下方に移動しながら前方に移動し、この係合部21の移動に伴って姿勢変更部24が緩やかに下方に揺動する。このように係合部21が前方に移動することで、係合部21の被係合部22に対する係合が解除される。
そして、図10に示すように、さらにエアーシリンダ23を短縮作動させることで、係合部21が第2傾斜部分30bに案内されて速やかに下方に移動しながら前方に移動し、この係合部21の移動に伴って姿勢変更部24が速やかに下方に揺動する。このように係合部21が下方に移動することで、係合部21が載置支持部25に支持された裏向き姿勢の載置体2の下方に退避するようになっている。
図8〜図10に示すように、姿勢変更部24が、転倒姿勢から下方に揺動して退避姿勢まで揺動すると、図10に示すように、姿勢変更部24が取出台車部27に設けられた受け止め部32に受け止め支持されることで退避姿勢で保持されるように構成されている。
〔反転用支持体〕
図11及び図12に示すように、反転装置14は、水平方向に沿う軸心周りに揺動自在な反転用支持体33と、反転用支持体33に固定されて載置体2を反転用支持体33に固定するための固定機構34と、板状体取出装置13を受渡位置に案内する案内体35と、が備えられている。反転用支持体33は、板状体取出装置13の載置支持部25に載置支持されている裏向き姿勢の載置体2を固定機構34にて固定自在な受取姿勢(図12参照)と、この受取姿勢から水平方向に沿う軸心周りに揺動して載置体2を載置面が上方を向く表向き姿勢に表裏反転させた反転姿勢(図11参照)と、に姿勢変更自在に構成されている。
図13に示すように、反転装置14は、板状体取出装置13を受渡位置に移動させた状態で、反転用支持体33を反転姿勢から受取姿勢に姿勢変更させることで、反転用支持体33が板状体取出装置13に載置支持された裏向き姿勢の載置体2上に移動する。このように姿勢変更させた状態では、固定機構34が載置体2の設置用開口2cに進入しており、固定機構34の挟持部34aと反転用支持体33とで載置体2を挾持して載置体2を反転用支持体33に固定する。
そして、図14に示すように、反転装置14は、固定機構34にて載置体2を反転用支持体33に固定した状態で、反転用支持体33を受取姿勢から反転姿勢に姿勢変更させることで、載置体2の姿勢が表裏反転して表向き姿勢に姿勢変更されるように構成されている。
反転装置14は、反転用支持体33を受取姿勢に姿勢変更させた状態では、固定機構34にて反転用支持体33に固定することで反転用支持体33にて吊下げ支持される形態で載置体2を支持しているが、反転用支持体33を反転姿勢に姿勢変更させた状態では、載置体2は反転用支持体33にて載置支持される形態で支持している。そのため、反転装置14は、反転用支持体33を反転姿勢に姿勢変更させた状態で固定機構34による固定を解除したとしても、載置体2は反転用支持体33に載置支持された状態が維持されるように構成されている。
〔取付用台車〕
図14に示すように、取付用台車15は、移動車輪を備えた取付台車部36と、作業者の手動操作により昇降操作自在な昇降台37とを備えて、床面上を移動自在に構成されている。取付用台車15は、反転用支持体33が反転姿勢に姿勢変更され且つ固定機構34による載置体2に対する固定が解除され、且つ、昇降台37が反転用支持体33に表向き姿勢で載置支持されている載置体2の下方に位置するように移動させた状態で、昇降台37を上昇移動させることで、反転用支持体33にて載置支持されている載置体2を昇降台37にて掬い取るように構成されている。
そして、昇降台37に載置体2を載置支持させた状態で、取付用台車15を組立ラインL1を移動する移動台車8側に移動させて、載置体2を組み立て途中の車両用昇降装置Lに取り付けるようになっている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、板状体持ち上げ部を、係合部21を横幅方向の他方側斜め上方に移動させて板状体を横幅方向の他方側斜め上方に持ち上げるように構成したが、板状体持ち上げ部を、係合部21を直上に移動させて板状体を直上に持ち上げるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、係合部21を直上に移動させて板状体を直上に持ち上げる場合は、第2横側係合部19を規制位置に固定状態で設けてもよい。
(2)上記実施形態では、係合部支持部26を設けて、案内面30にて係合部21を案内することで、係合部21が被係合部22から離脱されるに伴って係合部21が板状体の下方に退避するように構成したが、係合部支持部26を設けずに、係合部21が被係合部22に係合していることで係合部21が板状体の下方に退避することを規制し、係合部21が被係合部22から離脱されるに伴って被係合部22による規制が解除されることにより係合部21が板状体の下方に退避するように構成してもよい。
また、係合部支持部26の案内面30に、第1傾斜部分30aと第2傾斜部分30bとを備えたが、第1傾斜部分30aに相当する部分を水平面に形成して、第2傾斜部分30bのみを備えてもよい。また、第1傾斜部分30aの傾斜角と第2傾斜部分30bの傾斜角とを同じにしてもよい。
(3)上記実施形態では、設置用開口2cの縁部を被係合部22として係合部21を係合させたが、板状体に予め備えられた別の部分(例えばレール部2b)を被係合部22として係合部21を係合させてもよく、また、板状体に被係合部形成用の部材を別途取り付け、その部材を被係合部22として係合部21を係合させてもよい。
(4)上記実施形態では、上記実施形態では反転用支持体33を設けたが、板状体を表裏反転させる必要がない場合は、反転用支持体33を設けなくてもよい。
板状体を表裏反転させる必要がない場合には、例えば、板状体取出装置13にて取り出した横姿勢の板状体が表向き姿勢であり、その姿勢のまま組み立て途中の車両用昇降装置Lに取り付ける場合が考えられる。
(5)上記実施形態では、板状体取出装置を、車椅子用の車両用昇降装置の生産設備に設けたが、板状体取出装置を、カートンケースやパレット等の荷を昇降移動させる車両用昇降装置の生産設備に設けてもよい。
また、板状体取出装置を、車両用昇降装置を生産する生産設備以外に設けてもよく、支持体から縦姿勢の板状体を取り出して横姿勢に姿勢変更させる必要がある設備であればよい。
(6)上記実施形態では、エアーシリンダ23を短縮作動及び伸長作動する複動式に構成し、エアーシリンダ23を短縮作動させることで係合部21が被係合部22から離脱するように構成したが、エアーシリンダ23を伸長作動のみする単動式に構成し、係合部21が案内面30に押される又はエアーシリンダ23に内装されたスプリングの復帰付勢によりエアーシリンダ23が短縮して係合部21が被係合部22から離脱するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、板状体持ち上げ部をエアーシリンダ23にて構成したが、板状体持ち上げ部を、端部に係合部21を固定したラック部材と、そのラック部材に係合するギアと、ギアを回転駆動させる電動モータと、を備えて構成する等、板状体持ち上げ部の構成は適宜変更可能である。
2 載置体(板状体)
2c 設置用開口
4 昇降操作機構
12 支持体
13 板状体取出装置
17 下方側係合部
18 第1横側係合部
19 第2横側係合部
21 係合部
21a 凹入部
22 被係合部
23 板状体持ち上げ部
24 姿勢変更部
25 載置支持部
26 係合部支持部
30 案内面
30a 第1傾斜部分
30b 第2傾斜部分
33 反転用支持体
34 固定機構
L 車両用昇降装置
X 揺動軸心

Claims (7)

  1. 縦姿勢の板状体を前記板状体の厚み方向に複数並べた状態で支持自在な支持体から前記板状体を取り出す板状体取出装置であって、
    係合部を上方に移動させて前記板状体に備えられた被係合部に前記係合部を下方から係合させて前記板状体を前記支持体から持ち上げる板状体持ち上げ部と、
    前記板状体持ち上げ部を支持し且つ水平方向に沿う揺動軸心周りの揺動により起立姿勢から転倒姿勢に揺動自在に構成されて、前記起立姿勢から前記転倒姿勢への揺動により、前記板状体持ち上げ部にて支持された前記板状体の姿勢を前記縦姿勢から前記板状体の厚み方向が上下方向に沿う横姿勢に姿勢変更させる姿勢変更部と、
    前記姿勢変更部にて前記横姿勢に姿勢変更された前記板状体を載置支持する載置支持部と、を備え、
    前記板状体持ち上げ部が、前記姿勢変更部が前記起立姿勢に姿勢変更されている状態で前記係合部を上方に移動させて前記係合部を前記被係合部に係合させ、且つ、前記姿勢変更部を前記転倒姿勢に姿勢変更されている状態で前記係合部を水平方向に沿って移動させて前記係合部を前記被係合部から離脱させるように構成され、
    前記姿勢変更部が、自重により前記転倒姿勢から下方側に揺動自在に構成されて、前記板状体が前記載置支持部に載置支持されている状態で前記係合部が前記被係合部から離脱されるに伴って自重により前記転倒姿勢から下方側に揺動して前記係合部が前記板状体の下方に退避するように構成されている板状体取出装置。
  2. 前記支持体が、前記縦姿勢の前記板状体が上方から係合自在で且つ係合した前記板状体を支持する下方側係合部と、前記縦姿勢の前記板状体が上方及び横幅方向の一方側から係合自在で且つ係合した前記板状体の横幅方向の他方側への移動を規制する第1横側係合部と、前記縦姿勢の前記板状体が横幅方向の他方側から係合自在で且つ係合した前記板状体の横幅方向の一方側への移動を規制する第2横側係合部と、を備え、
    前記第2横側係合部が、前記板状体の横幅方向の一方側への移動を規制する規制位置と当該規制を解除した規制解除位置とに移動自在に構成され、
    前記板状体持ち上げ部が、前記姿勢変更部を前記起立姿勢に姿勢変更させた状態において、前記係合部を前記横幅方向の一方側斜め上方に移動させて前記板状体を前記横幅方向の一方側斜め上方に持ち上げるように構成されている請求項1記載の板状体取出装置。
  3. 前記姿勢変更部を前記転倒姿勢に揺動させた状態で前記係合部を載置支持する係合部支持部を備え、
    前記係合部が、前記板状体の厚み方向での前記被係合部の幅より幅広の凹入部を備え、前記凹入部が前記被係合部に嵌合することで前記被係合部に係合するように構成され、
    前記係合部支持部における前記係合部を載置支持する案内面が、係合部が離脱側に移動するに伴って下方側に案内するように下方側ほど揺動軸心側に位置する傾斜面に形成されている請求項1又は2記載の板状体取出装置。
  4. 前記案内面が、前記係合部が前記被係合部から離脱される前に前記係合部を下方側に案内する第1傾斜部分と、前記係合部が前記被係合部から離脱された後に前記係合部を下方側に案内する第2傾斜部分と、を備え、
    前記第2傾斜部分の傾斜角が、前記第1傾斜部分の傾斜角より大きい請求項3記載の板状体取出装置。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の板状体取出装置が設けられた車両用昇降装置の生産設備であって、
    前記車両用昇降装置が、前記板状体として車椅子を載置する平板状の載置体を備え、且つ、前記載置体を昇降操作して前記載置体を地面近くの下降位置と車両の床面近くの上昇位置とに昇降移動させる昇降操作機構を備えている車両用昇降装置の生産設備。
  6. 前記載置体が、載置した車椅子を載置体に固定するための固定装置を設置するための設置用開口を備え、
    前記板状体取出装置は、前記設置用開口の縁部を前記被係合部として前記係合部を係合させるように構成されている請求項5記載の車両用昇降装置の生産設備。
  7. 前記横姿勢が、前記載置体における前記車椅子を載置する載置面が下方に向く裏向き姿勢であり、
    前記板状体取出装置の前記載置支持部に載置支持されている裏向き姿勢の前記載置体を固定機構にて固定自在な受取姿勢と、この受取姿勢から水平方向に沿う軸心周りに揺動して前記載置体を前記載置面が上方を向く表向き姿勢に表裏反転させた反転姿勢と、に姿勢変更自在な反転用支持体が設けられている請求項5又は請求項6記載の車両用昇降装置の生産設備。
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