JP2982887B2 - パレット構造 - Google Patents
パレット構造Info
- Publication number
- JP2982887B2 JP2982887B2 JP6056038A JP5603894A JP2982887B2 JP 2982887 B2 JP2982887 B2 JP 2982887B2 JP 6056038 A JP6056038 A JP 6056038A JP 5603894 A JP5603894 A JP 5603894A JP 2982887 B2 JP2982887 B2 JP 2982887B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- roller
- hole
- groove
- rollers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パレット構造に係り、
特に、トラック等の車両の荷台床面において荷役作業を
行うに好適なパレット構造に関する。
特に、トラック等の車両の荷台床面において荷役作業を
行うに好適なパレット構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】トラック等の車両において荷役作業を行
うに際して、実開平４−９８６３６号公報に記載されて
いるように、トラックの荷台床面に荷役装置を搭載した
ものが提案されている。このような床面荷役装置には、
リフトローラ、フロア・コンベア等が用いられている。
これらの装置を用いて荷役作業を行うと、荷役作業の効
率を高めることができる。
うに際して、実開平４−９８６３６号公報に記載されて
いるように、トラックの荷台床面に荷役装置を搭載した
ものが提案されている。このような床面荷役装置には、
リフトローラ、フロア・コンベア等が用いられている。
これらの装置を用いて荷役作業を行うと、荷役作業の効
率を高めることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、トラックの床面に荷役装置を設置・固定しなければ
ならず、荷台の有効高さが減少するとともに積載量が減
少し、さらに車両の製造コストが高くなるという問題点
がある。また、バン型トラックでは、手作業で荷物を荷
台に運搬しなければならず、作業時間が長くかかり、作
業を効率良く行うためには荷役作業員を確保することが
余儀なくされるが、荷役作業のための作業員を確保する
ことは困難であるという問題点がある。
は、トラックの床面に荷役装置を設置・固定しなければ
ならず、荷台の有効高さが減少するとともに積載量が減
少し、さらに車両の製造コストが高くなるという問題点
がある。また、バン型トラックでは、手作業で荷物を荷
台に運搬しなければならず、作業時間が長くかかり、作
業を効率良く行うためには荷役作業員を確保することが
余儀なくされるが、荷役作業のための作業員を確保する
ことは困難であるという問題点がある。
【０００４】本発明の目的は、車両の荷台に固定するこ
となく荷役作業を行うことができるローラ付きパレット
構造を提供することにある。
となく荷役作業を行うことができるローラ付きパレット
構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、箱型形状のパレットの上部側に溝が直線
状に形成され、この溝内に複数のローラ支持台が上下動
自在に収納され、各ローラ支持台底部と接触する溝底部
にそれぞれ貫通孔が形成され、各貫通孔内にフォークリ
フトの爪と接触可能な連結軸が上下動可能に挿入されて
ローラ支持台と連結され、各ローラ支持台にローラが回
転自在に装着されており、各ローラは、ローラ支持台の
上昇時にのみパレットの上面から突出されるように位置
決めされているパレット構造を採用したものである。
に、本発明は、箱型形状のパレットの上部側に溝が直線
状に形成され、この溝内に複数のローラ支持台が上下動
自在に収納され、各ローラ支持台底部と接触する溝底部
にそれぞれ貫通孔が形成され、各貫通孔内にフォークリ
フトの爪と接触可能な連結軸が上下動可能に挿入されて
ローラ支持台と連結され、各ローラ支持台にローラが回
転自在に装着されており、各ローラは、ローラ支持台の
上昇時にのみパレットの上面から突出されるように位置
決めされているパレット構造を採用したものである。
【０００６】また前記各パレット構造を採用するに際し
ては、パレットの上部側に複数の溝を直線上に形成し、
各溝内に複数のローラを配置することができる。
ては、パレットの上部側に複数の溝を直線上に形成し、
各溝内に複数のローラを配置することができる。
【０００７】
【作用】前記した手段によれば、パレット上に荷物を積
載したあと、このパレットをフォークリフト等を用いて
トラック等の荷台に搬送する。この場合、ローラが常時
パレット上面から突出されているときにはそのままの状
態でフォークリフトの爪でパレットの一端を持ち上げ
て、パレットを傾斜させるとパレット上の荷物がローラ
上を滑りながら荷台上に搬送される。一方、ローラが溝
内に収納されている 場合には、連結軸に沿ってフォーク
リフトの爪を挿入し、フォークリフトの爪で連結軸を介
してローラ支持台を持ち上げると、ローラがパレット表
面から突出され、パレット上の荷がローラ上を滑り荷台
上に搬送される。パレット上の荷物がすべて荷台上に搬
送された後パレットを取り出すことによって、荷台から
パレットを取り除くことができる。このため荷台上に荷
役装置を固定する必要がなく、積載量及び荷台の有効高
さが減少するのを防止することができる。
載したあと、このパレットをフォークリフト等を用いて
トラック等の荷台に搬送する。この場合、ローラが常時
パレット上面から突出されているときにはそのままの状
態でフォークリフトの爪でパレットの一端を持ち上げ
て、パレットを傾斜させるとパレット上の荷物がローラ
上を滑りながら荷台上に搬送される。一方、ローラが溝
内に収納されている 場合には、連結軸に沿ってフォーク
リフトの爪を挿入し、フォークリフトの爪で連結軸を介
してローラ支持台を持ち上げると、ローラがパレット表
面から突出され、パレット上の荷がローラ上を滑り荷台
上に搬送される。パレット上の荷物がすべて荷台上に搬
送された後パレットを取り出すことによって、荷台から
パレットを取り除くことができる。このため荷台上に荷
役装置を固定する必要がなく、積載量及び荷台の有効高
さが減少するのを防止することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１および図２において、パレット１０は略箱
型形状に形成されており、このパレット１０の上部側に
は２列の溝１２、１４が直線上に形成されている。各溝
１２、１４内には、図１に示すように、断面形状が略Ｕ
字状に形成されたローラ支持台３０が収納されていると
ともに、ローラ支持台３０と接触する溝１２、１４の底
部に貫通口３２が形成され、各貫通口３２内に断面形状
が略Ｕ字状に形成された連結軸３４が挿入され、連結軸
３４がローラ支持台３０底部に一体に連結されている。
ローラ支持台３０はその高さが各溝１２、１４の深さよ
りも低く設定されている。そして各ローラ支持台３０に
はローラ１８が回転自在に装着されている。各ローラ１
８は、その上面がパレット１０の上面よりも低く、ロー
ラ支持台３０が上昇移動されたときにのみパレット１０
の上面から突出されるように位置決めされている。また
連結軸３４は貫通口３２内に上下動可能に挿入されてお
り、フォークリフト２２の爪２４が連結軸３４と接触
し、爪２４の上昇移動によって連結軸３４が上昇したと
きにローラ支持台３０がローラ１８とともにパレット１
０上方へ移動されるようになっている。
明する。図１および図２において、パレット１０は略箱
型形状に形成されており、このパレット１０の上部側に
は２列の溝１２、１４が直線上に形成されている。各溝
１２、１４内には、図１に示すように、断面形状が略Ｕ
字状に形成されたローラ支持台３０が収納されていると
ともに、ローラ支持台３０と接触する溝１２、１４の底
部に貫通口３２が形成され、各貫通口３２内に断面形状
が略Ｕ字状に形成された連結軸３４が挿入され、連結軸
３４がローラ支持台３０底部に一体に連結されている。
ローラ支持台３０はその高さが各溝１２、１４の深さよ
りも低く設定されている。そして各ローラ支持台３０に
はローラ１８が回転自在に装着されている。各ローラ１
８は、その上面がパレット１０の上面よりも低く、ロー
ラ支持台３０が上昇移動されたときにのみパレット１０
の上面から突出されるように位置決めされている。また
連結軸３４は貫通口３２内に上下動可能に挿入されてお
り、フォークリフト２２の爪２４が連結軸３４と接触
し、爪２４の上昇移動によって連結軸３４が上昇したと
きにローラ支持台３０がローラ１８とともにパレット１
０上方へ移動されるようになっている。
【０００９】上記構成によるパレット１０を用いて荷役
作業を行うに際しては、図３に示すように、荷物２０が
積載されたパレット１０の空間部内にフォークリフト２
２の爪２４を挿入し、ローラ１８を各溝１２、１４内
（図示せず）に収納した状態でこの爪２４でパレット１
０の上部側を支持する。この状態でフォークリフト２２
とともにトラック２６の荷台２８上に荷物２０を搬入す
る。この際、ローラ１８が各溝１２、１４内に収納して
おくことで、荷物２０の搬送時に荷物２０が崩れたりす
るのを防止することができるようになっている。フォー
クリフト２２で荷台２８の所定の位置に荷物２０を搬入
した後、パレット１０上の荷物を荷台２８上に搬送する
ときには、爪２４の上昇移動に伴って連結軸３４を上昇
移動させ、ローラ１８をパレット１０上面から突出させ
る。この状態でフォークリフト２２をトラック２６の後
部側へ移動させると、パレット１０上の荷物２０がロー
ラ１８上を滑りながら荷台２８上に搬送されることにな
る。荷物２０が荷台２８上に搬送され後は、フォークリ
フト２２の後退移動に伴って、パレット１０がフォーク
リフト２２とともに荷台２８から取り除かれる。このた
め、荷台２８上に荷役装置を固定することなく荷物２０
の荷役作業を行うことができ、荷台２８の積載量および
荷台の有効高さが減少するのを防止することができる。
即ち、荷物２０の荷役作業を円滑に行うことができると
共に、積載量を多く確保でき、荷台の有効高さを十分に
確保することができる。また、パレット１０を荷台２８
に固定する必要がないため、車両の製造コストの低減に
寄与することができる。
作業を行うに際しては、図３に示すように、荷物２０が
積載されたパレット１０の空間部内にフォークリフト２
２の爪２４を挿入し、ローラ１８を各溝１２、１４内
（図示せず）に収納した状態でこの爪２４でパレット１
０の上部側を支持する。この状態でフォークリフト２２
とともにトラック２６の荷台２８上に荷物２０を搬入す
る。この際、ローラ１８が各溝１２、１４内に収納して
おくことで、荷物２０の搬送時に荷物２０が崩れたりす
るのを防止することができるようになっている。フォー
クリフト２２で荷台２８の所定の位置に荷物２０を搬入
した後、パレット１０上の荷物を荷台２８上に搬送する
ときには、爪２４の上昇移動に伴って連結軸３４を上昇
移動させ、ローラ１８をパレット１０上面から突出させ
る。この状態でフォークリフト２２をトラック２６の後
部側へ移動させると、パレット１０上の荷物２０がロー
ラ１８上を滑りながら荷台２８上に搬送されることにな
る。荷物２０が荷台２８上に搬送され後は、フォークリ
フト２２の後退移動に伴って、パレット１０がフォーク
リフト２２とともに荷台２８から取り除かれる。このた
め、荷台２８上に荷役装置を固定することなく荷物２０
の荷役作業を行うことができ、荷台２８の積載量および
荷台の有効高さが減少するのを防止することができる。
即ち、荷物２０の荷役作業を円滑に行うことができると
共に、積載量を多く確保でき、荷台の有効高さを十分に
確保することができる。また、パレット１０を荷台２８
に固定する必要がないため、車両の製造コストの低減に
寄与することができる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
レットの上部側に複数のローラを回転自在に装着し、各
ローラ上に荷物を載置するようにしたため、パレットを
車両の荷台に固定することなく、パレットを傾斜させる
だけでパレット上の荷を荷台に搬入することができ、荷
役作業を容易に行うことができるとともに、車両の積載
量および荷台有効高さの減少を防止することができ、車
両の製造コストの低減に寄与することができる。
レットの上部側に複数のローラを回転自在に装着し、各
ローラ上に荷物を載置するようにしたため、パレットを
車両の荷台に固定することなく、パレットを傾斜させる
だけでパレット上の荷を荷台に搬入することができ、荷
役作業を容易に行うことができるとともに、車両の積載
量および荷台有効高さの減少を防止することができ、車
両の製造コストの低減に寄与することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す要部断面図である。
【図２】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図３】パレットを用いた荷役作業を説明するための図
である。
である。
【符号の説明】 １０ ローラ付きパレット １２，１４ 溝３０ ローラ支持台 １８ ローラ ２０ 荷物 ２２ フォークリフト ２４ 爪 ２６ トラック ２８ 荷台 ３２ 貫通口 ３４ 連結軸
Claims (2)
- 【請求項１】 箱型形状のパレットの上部側に溝が直線
状に形成され、この溝内に複数のローラ支持台が上下動
自在に収納され、各ローラ支持台底部と接触する溝底部
にそれぞれ貫通孔が形成され、各貫通孔内にフォークリ
フトの爪と接触可能な連結軸が上下動可能に挿入されて
ローラ支持台と連結され、各ローラ支持台にローラが回
転自在に装着されており、各ローラは、ローラ支持台の
上昇時にのみパレットの上面から突出されるように位置
決めされているパレット構造。 - 【請求項２】 箱型形状のパレットの上部側に複数の溝
が直線状に形成され、各溝内に複数のローラ支持台が上
下動自在に収納され、各ローラ支持台底部と接触する溝
底部にそれぞれ貫通孔が形成され、各貫通孔内にフォー
クリフトの爪と接触可能な連結軸が上下動可能に挿入さ
れてローラ支持台と連結され、各ローラ支持台にローラ
が回転自在に装着されており、各ローラは、ローラ支持
台の上昇時にのみパレットの上面から突出されるように
位置決めされているパレット構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6056038A JP2982887B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | パレット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6056038A JP2982887B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | パレット構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07257578A JPH07257578A (ja) | 1995-10-09 |
| JP2982887B2 true JP2982887B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=13015920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6056038A Expired - Lifetime JP2982887B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | パレット構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2982887B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220063572A (ko) * | 2020-11-10 | 2022-05-17 | 한국항공우주연구원 | 운송용 박스 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100907490B1 (ko) * | 2008-11-17 | 2009-07-13 | 한보일렉트(주) | 생수통 운반대차 |
| JP5743156B2 (ja) * | 2011-12-01 | 2015-07-01 | 株式会社ダイフク | 物品載置具 |
| JP5643804B2 (ja) * | 2012-01-04 | 2014-12-17 | 和▲徳▼ 福添 | 板材保管棚 |
| JP5453555B2 (ja) * | 2012-02-01 | 2014-03-26 | 和▲徳▼ 福添 | 板材搬出入棚装置 |
| CN103935607A (zh) * | 2014-03-28 | 2014-07-23 | 安徽省嘉信包装印务有限公司 | 一种瓦楞纸箱托架 |
| CN104354959B (zh) * | 2014-10-24 | 2017-11-10 | 平高集团有限公司 | 一种叉车托架 |
| US10507977B2 (en) | 2017-05-02 | 2019-12-17 | Fast Global Solutions, Inc. | Locking roller assemblies for roller conveyors |
| CN107651273A (zh) * | 2017-10-17 | 2018-02-02 | 袁霞 | 一种集装箱货物装卸移动式托架 |
| US11667228B2 (en) | 2017-12-01 | 2023-06-06 | Fast Global Solutions, Inc. | High capacity cargo and container dolly |
| KR102004395B1 (ko) * | 2018-03-28 | 2019-07-26 | 노영환 | 컨베이어가 장착된 팰릿 |
| CN110406774A (zh) * | 2019-07-10 | 2019-11-05 | 河南速达电动汽车科技有限公司 | 一种电池模组转运托盘 |
| CN111824553A (zh) * | 2020-07-29 | 2020-10-27 | 徐州鑫路达配送服务有限公司 | 一种物流托盘 |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP6056038A patent/JP2982887B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220063572A (ko) * | 2020-11-10 | 2022-05-17 | 한국항공우주연구원 | 운송용 박스 |
| KR102506206B1 (ko) * | 2020-11-10 | 2023-03-06 | 한국항공우주연구원 | 운송용 박스 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07257578A (ja) | 1995-10-09 |
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