JPH053644Y2 - - Google Patents

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JPH053644Y2
JPH053644Y2 JP14887988U JP14887988U JPH053644Y2 JP H053644 Y2 JPH053644 Y2 JP H053644Y2 JP 14887988 U JP14887988 U JP 14887988U JP 14887988 U JP14887988 U JP 14887988U JP H053644 Y2 JPH053644 Y2 JP H053644Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パレツト昇降機構によりパレツトを
昇降させて、車両を上方位置あるいは下方位置に
駐車させる機械式駐車設備の安全装置に関するも
のである。
(従来の技術とその課題) 従来より、この種の機械式駐車設備として、例
えば特開昭60−10049号や実開昭62−79051号等が
ある。これらの機械式駐車設備は狭い敷地に多数
の車両を駐車させ、住居地域環境の美観及び安全
を考慮したものである。すなわち、これらの機械
式駐車設備は、地上床に掘設したピツト内に上下
2段一体のパレツトから成る昇降パレツト体を昇
降可能に設けるとともに、パレツト昇降機構によ
り前記昇降パレツト体を昇降するように構成した
ものである。
ところで、前記昇降パレツト体の上段パレツト
が地表面と同じ高さにある時に前記パレツト昇降
機構に不具合(例えば、駆動チエーンの切断等)
が発生したとしても、大事故につながるおそれは
ほとんどないが、前記昇降パレツト体の下段パレ
ツトが地表面と同じ高さにある時、言い換えれば
下段パレツトが上方位置にある時に前記パレツト
昇降機構に不具合が発生すると、前記昇降パレツ
ト体がピツト地面に叩き付けられ、大事故が発生
するおそれがある。
そこで、これらの機械式駐車設備には、従来よ
り落下防止用の安全装置が取り付けられている。
この安全装置は4個の可動ストツパにより構成さ
れており、可動ストツパが下段パレツト下面の四
隅に対応して、ピツト口近傍にそれぞれ設けられ
ている。ここで、この可動ストツパは、通常時に
は下段パレツトの昇降動作に干渉しないように作
動する一方、前記パレツト昇降機構に不具合が発
生した時にはその不具合の発生と同時に下段パレ
ツト下面の四隅を支持して、下段パレツトの降下
を防止するように構成されている。
しかしながら、パレツト昇降機構の動作状況に
応じて作動する可動ストツパは高価なものであ
り、その必要個数を極力減らすことが望まれる
が、従来の装置では必ず4個の可動ストツパが必
要であり、安全装置が高価なものとなるという問
題がある。
(考案の目的) この考案は、上記課題を解決するためになされ
たもので、安価な安全装置を提供することであ
る。
(目的を達成するための手段) この考案は、パレツト昇降機構によりパレツト
を昇降させて、車両を上方位置あるいは下方位置
に駐車させる機械式駐車設備の安全装置であつ
て、上記目的を達成するため、前記パレツトが上
方位置にあるときの前記パレツトの外周部の任意
の位置を第1の位置と規定し、前記パレツトが上
方位置にあるときの前記パレツトの外周部のう
ち、前記パレツトの重心位置を挟んで、前記第1
の位置にほぼ対称な位置を第2の位置と規定し、
前記パレツトが上方位置にあるときの前記パレツ
トの外周部の上面側において、前記第1の位置と
第2の位置とを結ぶ線分を挟むようにして一方側
の任意の位置を第3の位置と規定するとともに、
他方側の位置を第4の位置と規定したときに、前
記第1の位置に対応する位置で、かつ前記パレツ
トの昇降動作に干渉しない位置に設けられ、前記
パレツト昇降機構に不具合が発生すると、前記第
1の位置を支持する第1の可動ストツパと、前記
第2の位置に対応する位置で、かつ前記パレツト
の昇降動作に干渉しない位置に設けられ、前記パ
レツト昇降機構に不具合が発生すると、前記第2
の位置を支持する第2の可動ストツパと、前記第
3の位置に対応して設けられた第1の固定ストツ
パと、前記第4の位置に対応して設けられた第2
の固定ストツパとを備えている。
(実施例) 第1A図はこの考案にかかる安全装置の適用可
能な機械式駐車設備の一例を示す正面図であり、
第1B図はその右側面図であり、第1C図はその
左側面図であり、第1D図はその平面図である。
ここで、以下の説明のため、第1D図の右、左を
それぞれ「右」「左」と、また第1A図ないし第
1D図において入庫方向に対して入口側、奥側を
それぞれ「前」、「後」と呼称する。
第1A図ないし第1C図において、1は地上床
2に掘設したピツトであり、車両Wよりも若干大
きな地下駐車空間3を形成している。一方、地下
駐車空間3の真上地上部を地上駐車空間4として
いる。
第1B図ないし第1D図に示すように、ピツト
1中にはピツト1の四隅に対応して4本の支柱5
a,5b,5c,5dが設けられている。これら
支柱5a,5b,5c,5dの下端部はピツト床
1aにそれぞれ固定されている。そして、図示を
省略するが、これら4本の支柱のうち2本の支柱
5c,5dには垂直ガイドレールがそれぞれ取り
付けられており、これらのガイドレールに沿つて
昇降パレツト体6がパレツト昇降機構(図示省
略)により昇降するように構成されている。
昇降パレツト体6は上段パレツト7、下段パレ
ツト8およびステー9a,9bにより構成されて
いる。すなわち、2台の車両Wを上下二段に駐車
させるために、上段パレツト7と下段パレツト8
とがそれぞれ一定間隔をもつて上下に重ね合せる
ように配置されるとともに、ステー9a,9bに
より相互に連結されている。なお、10a,10
bは下段パレツト8の下面側に取り付けられたつ
なぎ梁であり、この中空部分にパレツト昇降機構
の一構成要素たる平衡チエーン(図示省略)が設
けられており、つなぎ梁10a,10bは下段パ
レツト8と一体化して昇降する。
次に、この考案にかかる一実施例として上記機
械式駐車設備に適用された安全装置の構成につい
て説明する。なお、以下の説明の便宜のため、第
2図に示すように、下段パレツト8が上方位置に
ある(第1A図等)時のパレツト8下面の「前
右」部に対応する位置を第1の位置P1と、「後
左」部に対応する位置を第2の位置P2と、また
上記と同じ状態にあるときのパレツト8上面の
「後右」部に対応する位置を第3の位置P3と、
「前左」部に対応する位置を第4の位置P4とそ
れぞれ呼称する。
第1E図は第1D図の「右後」部分、すなわち
第3の位置P3の拡大平面図であり、第1F図は
第1E図のA−A線矢視図である。
この安全装置は可動ストツパ11a,11bと
固定ストツパ12a,12bとで構成されてい
る。ここで、可動ストツパ11aは、第1A図、
第1B図および第1D図に示すように、従来より
周知の構成であり、第1の位置P1に対応してそ
の下方に位置するように支柱5aの上部に取り付
けられている。
また、可動ストツパ11bは、第1A図、第1
C図および第1D図に示すように、第2の位置P
2に対応してその下方に位置するように支柱5d
の上部に取り付けられている。両可動ストツパ1
1a,11b共、図示しないが、例えば本体にソ
レノイドおよびばねを内蔵し、ソレノイドの消磁
状態でばねの作用により可動部11a1,11b1
突出し、適時ソレノイドの励磁によりばね力に抗
し、可動部を本体内に引込ませるような従来周知
の構成である。しかして、前記可動ストツパ11
a,11bは、常時可動部11a1,11b1を突出
しており、パレツト昇降機構の昇降駆動時のみ下
段パレツト8の昇降動作に干渉しないように可動
部11a1,11b1をその本体内に収納するもので
ある。
また、固定ストツパ12aは、第1D図、第1
E図および第1F図に示すように、第3の位置P
3に対応してその上方に位置するように支柱5c
の上部に取り付けられている。また、固定ストツ
パ12bも、固定ストツパ12aと同様に、第4
の位置P4に対応してその上方に位置するように
支柱5bの上部に取り付けられている。
次に、上記安全装置の動作について説明する。
まず、機械式駐車設備がパレツト昇降機構の駆動
を停止しているときには、可動ストツパ11a,
11bは常時可動部を突出している。
そして、下段パレツト8に対する入出庫に際し
ては、先ず可動ストツパ11a,11bの可動部
11a1,11b1を本体内に収納させる。次いでパ
レツト昇降機構の駆動により、上段および下段パ
レツト7,8が一体に上昇する。この上昇動作に
よる下段パレツト8が可動ストツパ11a,11
bを通過して所定の上方位置、すなわち地表面と
同じ高さに達して上昇を停止すると可動ストツパ
11a,11bは再び可動部11a1,11b1を下
段パレツト8の直下に突出する。この状態で、下
段パレツト8への車両の乗入れ、あるいは下段パ
レツト8からの車両の乗出しを行う。この入出庫
時に、何らかの理由で昇降用チエンの破断等のパ
レツト昇降機構に不具合が発生して上段および下
段パレツト7,8が落下しようとすれば、下段パ
レツト8は若干距離下降したところで第1および
第2の位置P1,P2が2個の可動ストツパ11
a,11bの可動部11a1,11b1によりそれぞ
れ下方より支持する。また、上記のようにして下
段パレツト8の第1および第2の位置P1,P2
が下方より支持されると、第1および第2の位置
P1,P2を結んだ線分をその回転軸として下段
パレツト8(昇降パレツト体6)が回転する。な
お、この時の回転方向は昇降パレツト体6の重心
位置や昇降パレツト体6上の車両の重心位置によ
り決定される。ここで、例えば下段パレツト8
(昇降パレツト体6)が、X方向(第1F図)に
回転したと仮定すると、同図の1点鎖線に示すよ
うに、下段パレツト8の第3の位置P3が固定ス
トツパ12aの下面側にあたつて、パレツト8の
回転が止められる。同様に、下段パレツト体8
(昇降パレツト体6)が、第1F図のX方向と逆
方向に回転したときには、下段パレツト8の第4
の位置P4が固定ストツパ12bの下面側にあた
つてパレツト8の回転が止められる。すなわち、
パレツト昇降機構に不具合が発生し、昇降パレツ
ト体6が落下しようとすると、可動ストツパ11
aが下段パレツト8の第1の位置P1を、可動ス
トツパ11bがその第2の位置P2をそれぞれ下
方より支持するとともに、固定ストツパ12a
(あるいは12b)がその第3の位置P3(ある
いは第4の位置P4)を上方より支持して、昇降
パレツト体6の落下が防止される。
以上のようにして、下段パレツト8(昇降パレ
ツト体6)の落下を防止するように構成したの
で、可動ストツパの個数を減少させることがで
き、すなわち従来では4個の可動ストツパが必要
であつたのに対し、本実施例では2個の可動スト
ツパ11a,11bにより安全装置を構成するこ
とができる。その結果、安全装置のコストを低減
させることができる。
なお、上記実施例においては本考案にかかる安
全装置をいわゆる二段式駐車設備に適用した場合
について説明したが、これ以外に三段以上の多段
式駐車設備にも適用することができる。以下、い
わゆる三段式駐車設備に適用した場合について説
明する。
第3A図はこの考案にかかる安全装置の適用可
能な三段式駐車設備の下段パレツト側を示す正面
図であり、第3B図は第3A図のB−B線矢視図
であり、第3C図は第3A図のC−C線矢視図で
あり、第3D図は上記三段式駐車設備の平面図で
ある。なお、以下の説明の便宜のため、上記実施
例と同様に各部を呼称する。
第3A図ないし第3C図において、31は地上
床32に掘設したピツトであり、車両が数台横列
駐車できる大きな地下駐車空間33を形成してい
る。一方、地下駐車空間33の真上地上部を地上
駐車空間34としている。
第3B図ないし第3D図に示すように、ピツト
31中にはピツト31の車両駐車位置に対応して
4本の支柱が設けられている。これら支柱の下端
部はピツト床31aにそれぞれ固定されている。
そして、2本の支柱には垂直ガイドレールがそれ
ぞれ取り付けられており、これらのガイドレール
に沿つて下段パレツト36がパレツト昇降機構
(図示省略)により昇降するように構成されてい
る。なお、37a,37bは横行レールであり、
この横行レール37a,37bに沿つて横行パレ
ツト(図示省略)が左右方向に移動するように構
成されている。
次に、この考案にかかる第2の実施例として上
記機械式駐車設備に適用された安全装置の構成に
ついて説明する。ここでも、上記と同様に、説明
の便宜のため、下段パレツト36が上方位置にあ
る(第3A図等)時のパレツト36下面の「前
右」部に対応する位置を第1の位置P1と、「後
左」部に対応する位置を第2の位置P2と、また
上記と同じ状態にあるときのパレツト36上面の
「後右」部に対応する位置を第3の位置P3と、
「前左」部に対応する位置を第4の位置P4とそ
れぞれ呼称する。
第3E図は第3A図の部分拡大正面図であり、
第3F図はこの考案にかかる安全装置による落下
防止の方法を説明するための説明図である。
この安全装置は可動ストツパ38a,38bを
備えている。可動ストツパ38aは、第3A図、
第3B図および第3D図に示すように、可動スト
ツパ11a,11bと同一構成であり、第1の位
置P1に対応してその下方に位置するように横行
レール37a下面側に取り付けられている。そし
て、パレツト昇降機構の昇降駆動時のみ、下段パ
レツト36の昇降動作に干渉しないように、可動
ストツパ38aの可動部38a1はその本体内に収
納される。
また、可動ストツパ38bは、第3A図、第3
C図および第3D図に示すように、第2の位置P
2に対応してその下方に位置するように横行レー
ル37aの下面側に取り付けられ、上記可動スト
ツパ38aと同様に機能する。
次に、上記安全装置の動作について説明する。
まず、機械式駐車設備がパレツト昇降機構の駆動
を停止しているときには、上記実施例と同様に、
可動ストツパ38a,38bは常時可動部を突出
している。
そして、下段パレツト36に対する入出庫に際
しては、先ず可動ストツパ38a,38bの可動
部38a1,38b1を本体内に収納させる。次い
で、パレツト昇降機構の駆動により下段パレツト
36が上昇する。この上昇動作により下段パレツ
ト36が可動ストツパ38a,38bを通過して
所定の上方位置、すなわち地表面と同じ高さに達
して上昇を停止すると、可動ストツパ38a,3
8bは再び可動部38a1,38b1を下段パレツト
36の直下に突出する。この状態で、下段パレツ
ト36への車両の乗入れ、あるいは下段パレツト
36からの車両の乗出しを行う。この入出庫時
の、何らかの理由で昇降用チエンの破断等のパレ
ツト昇降機構に不具合が発生して下段パレツト3
6が落下しようとすれば、下段パレツト36の第
1および第2の位置P1,P2をそれぞれ下方よ
り支持するとともに、第1および第2の位置P
1,P2を結んだ線分をその回転軸として下段パ
レツト36が回転し、例えば第3F図に示すよう
に、下段パレツト36の第4の位置P4が横行レ
ール37aの下面にあつたつて下段パレツト36
の回転が止められ、若しくは下段パレツト36の
第3の位置P3が横行レール37bの下面にあた
つて下段パレツト36の回転が止められ、下段パ
レツト36の落下が防止される。
以上のようにして、下段パレツト36の落下を
防止するように構成したので、上記実施例と同様
に、従来では4個の可動ストツパが必要であつた
のに対し、本実施例では2個の可動ストツパ38
a,38bにより安全装置を構成することがで
き、安全装置のコストを低減させることができ
る。
なお、上記では横行レール37a,37bを本
来的な機能以外に固定ストツパとしても機能させ
たが、別途横行レール37a,37b下面のうち
第3,第4の位置P3,P4に対応する位置に固
定ストツパを設けて良いことはいうまでもない。
以上においては、三段式駐車設備の下段パレツ
ト側について説明したが、上段パレツト側にもこ
の考案にかかる他の安全装置を適用することがで
きる。以下に、それについて詳細に説明する。
第4A図はこの考案にかかる安全装置の適用可
能な三段式駐車設備の上段パレツト側を示す正面
図であり、第4B図はその右側面図であり、第4
C図はその左側面図であり、第4D図はその平面
図である。なお、以下の説明のため、上記実施例
と同様に各部を呼称する。
第4A図ないし第4C図において、地上床(図
示省略)の上方位置に中間梁41a,41bが設
けられ、この中間梁41a,41bに取り付けら
れたパレツト昇降機構(図示省略)により上段パ
レツト42が昇降するように構成されている。
次に、この考案にかかる第3の実施例として上
記機械式駐車設備に適用された安全装置の構成に
ついて説明する。ここでも、上記と同様に、説明
の便宜のため、上段パレツト42が上方位置にあ
る(第4A図等)時のパレツト42上面の「前
右」部に対応する位置を第1の位置P1と、「後
左」部に対応する位置を第2の位置P2と、「後
右」部に対応する位置を第3の位置P3と、「前
左」部に対応する位置を第4の位置P4とそれぞ
れ呼称する。
この安全装置は可動ストツパ43a,43bと
固定ストツパ44a,44bとで構成されてい
る。可動ストツパ43aは、第4A図、第4B図
および第4D図に示すように、従来より周知の構
成であり、中間梁41a下面のうち第1の位置P
1に対応する位置に取り付けられたフツク機構4
5aと、第1の位置P1に取り着けられた吊り金
具46aとで構成されている。また、パレツト昇
降機構の昇降駆動時のみ、上段パレツト42の昇
降動作に干渉しないように、フツク機構45aは
第4B図の実線に示すような位置(以下「非係合
位置」という)に退避している。
また、可動ストツパ43bは、第4A図、第4
C図および第4D図に示すように、中間梁41b
下面のうち第2の位置P2に対応する位置に取り
付けられ、上記可動ストツパ43aと同様に機能
する。
また、固定ストツパ44a,44bは、第4A
図ないし第4D図に示すように、中間梁41a下
面のうち第3の位置P3に対応す位置および中間
梁41b下面のうち第4の位置P4に対応する位
置にそれぞれ取り付けられている。
次に、上記安全装置の動作について説明する。
まず、機械式駐車設備がパレツト昇降機構の駆動
を停止しているときには、フツク機構45a,4
5bは第4B図の1点鎖線に示す位置にある。
そして、上段パレツト42に対する入出庫に際
しては、先ずフツク機構45a,45bを非係合
位置に移動される。次いで、パレツト昇降機構の
駆動により上段パレツト42が上昇する。この上
昇動作により上段パレツト42が可動ストツパ4
3a,43bを通過して所定の上方位置に達して
上昇を停止すると、フツク機構45a,45bは
再び第4B図の1点鎖線に示す位置に戻される。
この状態で車両の駐車を行う。この駐車時に何ら
かの理由で昇降用チユンの破断等のパレツト昇降
機構に不具合が発生して上段パレツト42が落下
しようとすれば、上段パレツト42の第1および
第2の位置P1,P2をそれぞれ支持するととも
に、第1および第2の位置P1,P2を結んだ線
分をその回転軸として上段パレツト42が回転
し、上段パレツト42の第3の位置P3(あるい
は第4の位置P4)が固定ストツパ44a(ある
いは44b)にあつたつて、パレツト42の回転
が止められ、上段パレツト42の落下が防止され
る。
以上のようにして、上段パレツト42の落下を
防止するように構成したので、上記実施例と同様
に、従来では4個の可動ストツパが必要であつた
のに対し、本実施例では2個の可動ストツパ43
a,43bにより安全装置を構成することがで
き、安全装置のコストを低減させることができ
る。
なお、上記実施例では第1および第2の位置P
1,P2に対応して可動ストツパを設ける一方、
第3および第4の位置P3,P4に対応して固定
ストツパを設けたが、これに限定されるものでは
なく、例えば第3および第4の位置P3,P4に
対応して可動ストツパを設ける一方、第1および
第2の位置P1,P2に対応して固定ストツパを
設けても良い。また、可動ストツパ、固定ストツ
パを設ける位置は第1ないし第4の位置に対応す
る位置に限定されるものではなく、例えば第5図
に示すようにパレツト51が上方位置にあるとき
のパレツト51の位置P1′,P2′に対応して可
動ストツパを設ける一方、位置P3′,P4′に対
応して固定ストツパを設けても良い。
要は、パレツトが上方位置にあるときのパレツ
トの外周部の任意の位置を第1の位置とするとと
もに、パレツトの重心位置を挟んで、第1の位置
にほぼ対称な位置を第2の位置とする一方、パレ
ツトが上方位置にあるときのパレツト外周部の上
面側において、第1の位置と第2の位置とを結ぶ
線分を挟むようにして一方側の任意の位置を第3
の位置とするとともに、他方側の任意の位置を第
4の位置とし、第1および第2の位置に対応して
可動ストツパを設ける一方、第3および第4の位
置に対応して固定ストツパを設ければよい。
また、上記実施例では本考案にかかる安全装置
をいわゆる二段式あるいは三段式駐車設備に適用
した場合について説明したが、これに限定される
わけではなく、パレツト昇降機構によりパレツト
を昇降させて、車両を上方位置あるいは下方位置
に駐車させる機械式駐車設備全般に適用すること
ができる。
(考案の効果) 以上のように、この考案にかかる安全装置によ
れば、第1の位置に対応する位置に第1の可動ス
トツパを設け、第2の位置に対応する位置に第2
の可動ストツパを設け、第3の位置に対応する位
置に第1の固定ストツパを設け、さらに第4の位
置に対応する位置に第2の固定ストツパを設け、
パレツト昇降機構に不具合が発生すると、前記第
1の可動ストツパにより前記第1の位置を支持
し、前記第2の可動ストツパが前記第2の位置を
支持するとともに、前記第1の位置と第2の位置
とを結ぶ線分を回転軸として前記パレツトを所定
方向に回転させ、前記第1の固定ストツパにより
前記第3の位置を支持するかあるいは前記第2の
固定ストツパにより前記第4の位置を支持して、
前記パレツトの落下を防止するように構成したの
で、パレツト落下防止用として必要となる可動ス
トツパの個数が2個となり、安価な安全装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図はこの考案にかかる安全装置の適用可
能な機械式駐車設備の一例を示す正面図、第1B
図はその右側面図、第1C図はその左側面図、第
1D図はその平面図、第1E図は第1D図の「右
後」部分の拡大平面図、第1F図は第1E図のA
−A線矢視図、第2図は昇降パレツト体の概略構
成を示す斜視図、第3A図はこの考案にかかる安
全装置の適用可能な三段式駐車設備の下段パレツ
ト側を示す正面図、第3B図は第3A図のB−B
線矢視図、第3C図は第3A図のC−C線矢視
図、第3D図は上記三段式駐車設備の平面図、第
3E図は第3A図の部分拡大正面図、第3F図は
この考案にかかる安全装置による落下防止の方法
を説明するための説明図、第4A図はこの考案に
かかる安全装置の適用可能な三段式駐車設備の上
段パレツト側を示す正面図、第4B図はその右側
面図、第4C図はその左側面図、第4D図はその
平面図、第5図は可動ストツパおよび固定ストツ
パの配置関係を示す図である。 8……下段パレツト、11a,11b,38
a,38b,43a,43b……可動ストツパ、
12a,12b,44a,44b……固定ストツ
パ、37a,37b……横行レール、P1……第
1の位置、P2……第2の位置、P3……第3の
位置、P4……第4の位置、P1′,P2′,P
3′,P4′……位置、W……車両。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パレツト昇降機構によりパレツトを昇降させ
    て、車両を上方位置あるいは下方位置に駐車させ
    る機械式駐車設備の安全装置であつて、 前記パレツトが上方位置にあるときの前記パレ
    ツトの外周部の任意の位置を第1の位置を規定
    し、 前記パレツトが上方位置にあるときの前記パレ
    ツトの外周部のうち、前記パレツトの重心位置を
    挟んで、前記第1の位置にほぼ対称な位置を第2
    の位置と規定し、 前記パレツトが上方位置にあるときの前記パレ
    ツトの外周部の上面側において、前記第1の位置
    と第2の位置とを結ぶ線分に挟むようにして一方
    側の任意の位置を第3の位置と規定するととも
    に、他方側の任意の位置を第4の位置と規定した
    ときに、 前記第1の位置に対応する位置で、かつ前記パ
    レツトの昇降動作に干渉しない位置に設けられ、
    前記パレツト昇降機構に不具合が発生すると、前
    記第1の位置を支持する第1の可動ストツパと、 前記第2の位置に対応する位置で、かつ前記パ
    レツトの昇降動作に干渉しない位置に設けられ、
    前記パレツト昇降機構に不具合が発生すると、前
    記第2の位置を支持する第2の可動ストツパと、 前記第3の位置に対応して設けられた第1の固
    定ストツパと、 前記第4の位置に対応して設けられた第2の固
    定ストツパとを備えた機械式駐車設備の安全装
    置。
JP14887988U 1988-11-14 1988-11-14 Expired - Lifetime JPH053644Y2 (ja)

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