JP3859628B2 - 駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車装置に関する。
この種の駐車装置として、入出庫可能な車両格納空間が複数並設されており、当該車両格納空間の複数に渡って設けられた昇降可能なゲートを備えたものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
「東急車輛技報 No.39」 1989年8月23日発行 84〜85頁
本発明は、車両入出庫方向での長さを増大させることなく、ゲート及びバランスチェーンを設置することが可能な機械式駐車装置を提供することを課題としている。
本発明者等は、車両入出庫方向での長さを増大させることなくゲート及びバランスチェーンを設置し得る構成の駐車装置について鋭意研究を行った結果、以下のような事実を新たに見出した。
ゲートを水平状態に保つためにバランスチェーン方式を採用する場合、バランスチェーンを車両格納空間の並設方向に所定の長さ掛け渡すことが必要となる。この場合、バランスチェーンを複数の車両格納空間(ゲートにおける車両格納空間の並設方向の端部間)に渡るように掛け渡すと、バランスチェーンは入出庫口側に設けられた支柱の車両入庫方向に見て後側を通さなければならず、駐車装置の車両入出庫方向での長さがバランスチェーンを設置するための空間分だけ増大することとなる。
かかる研究結果を踏まえ、本発明に係る駐車装置は、入出庫可能な車両格納空間が複数並設された駐車装置であって、車両入庫方向に見て車両格納空間のそれぞれに対し当該車両格納空間の両側に位置するように車両入庫方向後側に設けられた複数の支柱と、複数の支柱の車両入庫方向後側において車両格納空間の複数に渡るように設けられたゲートと、ゲートを昇降させる昇降駆動機構と、ゲートの水平状態を保つバランスチェーンと、を備え、バランスチェーンは、複数の支柱のうちの隣接する2本の支柱間に掛け渡され、当該2本の支柱における車両入庫方向の幅内に位置し、昇降駆動機構は、ゲートにおける車両格納空間の並設方向での途中部分に固定された吊りチェーンと、吊りチェーンを繰り出す方向に回転することでゲートを下降させ、吊りチェーンを引き込む方向に回転することでゲートを上昇させる駆動モータと、を含むことを特徴としている。
本発明に係る駐車装置では、複数の支柱が車両入庫方向に見て車両格納空間のそれぞれに対し当該車両格納空間の両側に位置するように車両入庫方向後側に設けられ、ゲートが複数の支柱の車両入庫方向後側において車両格納空間の複数に渡るように設けられている。そして、ゲートの水平状態を保つバランスチェーンが、複数の支柱のうちの隣接する2本の支柱間に掛け渡され、当該2本の支柱における車両入庫方向の幅内に位置している。これにより、バランスチェーンを複数の支柱の車両入庫方向に見て後側を通す必要がなくなり、装置の車両入出庫方向での長さを増大させることなくゲート及びバランスチェーンを設置することができる。
本発明ではバランスチェーンが隣接する2本の支柱間に掛け渡されているので、ゲートにおける車両格納空間の並設方向の端部間に渡るように掛け渡す構成のものに比して、ゲートをバランスチェーンで支えたときのアンバランス量が大きくなり、バランスチェーンに作用する負荷が大きくなる。しかしながら、ゲートにおける車両格納空間の並設方向での途中部分が吊りチェーンにより吊られるので、ゲートにおける吊りチェーンにて吊られた位置よりバランスチェーンが配置された側とは反対側の部分の重さがカウンターウエイトとして機能することとなり、上記アンバランス量の増大を抑制して、バランスチェーンに作用する負荷を低減することができる。
また、ゲートには、バランスチェーンが掛け回される第1のアイドラが2本の支柱のうちの一方の支柱に近接して設けられると共に、バランスチェーンが掛け回される第2のアイドラが2本の支柱のうちの他方の支柱に近接して設けられており、バランスチェーンにおける一方の支柱側の端部から第1のアイドラに至る部分は一方の支柱の断面空間内を通り、バランスチェーンにおける他方の支柱側の端部から第2のアイドラに至る部分は他方の支柱の断面空間内を通ることが好ましい。このように構成した場合、支柱がチェーンカバーとしての機能を果たすこととなり、バランスチェーンにおける一方の支柱側の端部から第1のアイドラに至る部分及び他方の支柱側の端部から第2のアイドラに至る部分を駐車装置の利用者等から隔離することができ、バランスチェーンと利用者等との衝突や、当該衝突による衣類の汚染を防止することができる。また、車両とバランスチェーンとの衝突を防止することができる。
また、2本の支柱はH型鋼であり、バランスチェーンにおける一方の支柱側の端部から第1のアイドラに至る部分及び他方の支柱側の端部から第2のアイドラに至る部分は、対応するH型鋼のフランジ部間を通っていることが好ましい。このように構成した場合、バランスチェーンにおける一方の支柱側の端部から第1のアイドラに至る部分及び他方の支柱側の端部から第2のアイドラに至る部分を支柱の断面空間内に通し得る構成を簡易且つ低コストで実現することができる。
また、吊りチェーンは、2本の支柱における車両入庫方向の幅内に位置していることが好ましい。このように構成した場合、装置の車両入出庫方向での長さを増大させることなく吊りチェーンを設置することができる。
また、吊りチェーンにおける駆動モータにより巻き取られた部分は、2本の支柱のいずれか一方の支柱の断面空間内を通ることが好ましい。このように構成した場合、支柱がチェーンカバーとしての機能を果たすこととなり、吊りチェーンにおける駆動モータにより巻き取られた部分を駐車装置の利用者等から隔離することができ、吊りチェーンと利用者等との衝突や、当該衝突による衣類の汚染を防止することができる。また、車両と吊りチェーンとの衝突を防止することができる。
本発明によれば、車両入出庫方向での長さを増大させることなく、ゲート及びバランスチェーンを設置することが可能な機械式駐車装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る駐車装置について図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は本実施形態に係る駐車装置を示す概略立面図であり、図2は本実施形態に係る駐車装置を示す概略側面図であり、図3は本実施形態に係る駐車装置を示す概略上面図である。図4は、本実施形態に係る駐車装置を示す模式図である。なお、図1〜図4、図8及び図9においては、各種チェーンを破線にて図示している。
駐車装置P1は、例えば地上複数段及び地下ピット1段の横行昇降・ピット式の機械式立体駐車装置であって、地上面Gを車両が入出庫する面として、車両格納空間3a,3bが複数(本実施形態においては、「2」)並設されている。車両格納空間3a,3bには、図示しないパレット(例えば、昇降パレットや横行パレット等)が位置しており、車両格納空間3a,3bは車両が地上面Gから入出庫可能に構成されている。
駐車装置P1は、枠体としてのフレーム構造物5と、ゲート11と、ゲート11を昇降させる昇降駆動機構21と、バランスチェーン31とを備えている。
フレーム構造物5は、駐車装置P1の全体の左右及び中央に立設されている計3本の前部支柱6a〜6c、全体の左右及び中央に立設されている計3本の後部支柱(図示せず)、前部支柱6a〜6c間に架設された支柱上部に位置する計2本の前部梁8、後部支柱間に架設された支柱上部に位置する計2本の後部梁(図示せず)、車両入庫方向に並ぶ前部支柱6a〜6cと後部支柱の上部間に架設された計3本の前後梁10等から構成されており、各梁で囲まれた2つの平面矩形の空間がそれぞれ車両格納空間3a,3bを形成している。
前部支柱6a〜6cは、フレーム構造物5における車両入庫方向に見て後側に位置し、車両入庫方向に見て車両格納空間3a,3bのそれぞれに対し当該車両格納空間3a,3bの両側に位置するように設けられている。後部支柱は、フレーム構造物5における車両入庫方向に見て前側に位置している。前部支柱6a〜6c及び後部支柱にはH型鋼が用いられている。前部支柱6a〜6cは、H型鋼のフランジ部7が車両入庫方向に直交するように設けられている。なお、各梁8,10には角型パイプ鋼が用いられている。
ゲート11は、前部支柱6a〜6cの車両入庫方向後側において車両格納空間3a,3bに渡るように設けられている。ゲート11は、その水平長手方向の長さが上下高さ方向の長さよりも長くなっている。
ゲート11には、その下側枠の中央部分及び左右両側枠に昇降ガイド部13が設けられており、この昇降ガイド部13が前部支柱6a〜6cに係合することで、ゲート11は前部支柱6a〜6cに対して昇降可能に支承されている。前部支柱6a〜6cには上述したようにH型鋼が用いられており、各前部支柱6a〜6c自体がガイドレールとして機能する。昇降ガイド部13は、図5〜図7にも示されるように、ゲート11に固定されるブラケット15と、このブラケット15に回転自在に軸支されるガイドローラ17とを含んでおり、このガイドローラ17が前部支柱6a〜6cに係合する。
昇降駆動機構21は、ゲート11を最下降位置(下限位置)と最上昇位置(上限位置)との間で昇降させるものであり、図4にも示されるように、吊りチェーン23と駆動モータ25とを含んでいる。
吊りチェーン23は、図5にも示されるように、ゲート11の下側枠の中央部分に設けられたブラケット27に連結され、ゲート11における車両格納空間3a,3bの並設方向での途中部分に固定されている。駆動モータ25は、中央の前部支柱6bの上部に設けられたブラケット28に固定されており、その出力軸には駆動スプロケット29が当該出力軸と共に回動するように設けられている。
駆動モータ25は、図5にも示されるように、中央の前部支柱6bの長手方向から見て、当該中央の前部支柱6bのフランジ部7間に駆動スプロケット29が位置するように設けられている。駆動スプロケット29には、吊りチェーン23が掛け回されており、当該吊りチェーン23の途中部分が噛合している。これにより、吊りチェーン23は、前部支柱6a〜6cにおける車両入庫方向の幅内に位置することとなる。また、吊りチェーン23における駆動モータ25(駆動スプロケット29)により巻き取られた部分は、中央の前部支柱6bの断面空間内(本実施形態においては、H型鋼のフランジ部7間)を通っている。
駆動モータ25が第1の方向(図1及び図4において、時計回り方向)に回転すると、駆動スプロケット29も第1の方向に回転し、吊りチェーン23が第1の方向に巻き取られる。これにより、吊りチェーン23が引き込まれることとなる。一方、駆動モータ25が第1の方向とは反対の第2の方向(図1及び図4において、反時計回り方向)に回転すると、駆動スプロケット29も第2の方向に回転し、吊りチェーン23は第2の方向に送り出される。これにより、吊りチェーン23が繰り出されることとなる。
したがって、駆動モータ25が、吊りチェーン23が繰り出す方向である上記第2の方向に回転することで、ゲート11が下降することとなり、吊りチェーン23が引き込まれる方向である上記第1の方向に回転することで、ゲート11が上昇することとなる。
バランスチェーン31は、ゲート11の水平状態を保つためのものであり、一端が車両入庫方向から見て右端の前部支柱6cの上部に対して連結固定され、中央の前部支柱6bの下部に対して連結固定され、これらの隣接する2本の前部支柱6b,6c間に掛け渡されている。バランスチェーン31の途中部分は、第1のアイドラ33及び第2のアイドラ35に掛け回されている。
第1のアイドラ33は、図6にも示されるように、車両入庫方向から見て右端の前部支柱6cに近接したブラケット15に回動可能に軸支されており、当該右端の前部支柱6cに近接して設けられている。第2のアイドラ35は、図5にも示されるように、中央の前部支柱6bに近接してゲート11の下側枠の中央部分に設けられたブラケット15に回動可能に軸支されており、当該中央の前部支柱6bに近接して設けられている。
第1のアイドラ33及び第2のアイドラ35は、車両入庫方向に見て前部支柱6b,6cのフランジ部7間に位置している。バランスチェーン31における右端の前部支柱6c側の端部から第1のアイドラ33に至る部分は、右端の前部支柱6cの断面空間内(本実施形態においては、H型鋼のフランジ部7間)を通っている。また、バランスチェーン31における中央の前部支柱6b側の端部から第2のアイドラ35に至る部分は、中央の前部支柱6bの断面空間内(本実施形態においては、H型鋼のフランジ部7間)を通っている。これにより、バランスチェーン31は、隣接する2本の前部支柱6b.6cにおける車両入庫方向の幅内に位置することとなる。
車両入庫方向から見て左端の前部支柱6aには、図7にも示されるように、ゲート11の昇降位置を検出するための近接センサ41が上下方向に所定の間隔を隔てて一対配設されている。近接センサ41は、ゲート11の昇降位置を検出するものであって、図示しない制御ユニット部に信号を出力しており、例えば、ブラケット15に取り付けられた被検出部43が近接するとON信号を出力し、近接していない場合にはOFF信号を出力する。下側の近接センサ41は、ゲート11が最下降位置にあるか否かを検知し、上側の近接センサ41は、ゲート11が最上昇位置にあるか否かを検知する。近接センサ41には、既知の近接センサ、例えば磁気式、光電式、静電容量式等の近接センサを用いることができる。
次に、ゲート11の昇降動作について説明する。
まず、利用者が、車両を出庫あるいは入庫させようとして、ゲート11を上昇させるように操作部51を操作すると、制御ユニット部から駆動モータ25のドライバ回路(図示せず)に対して制御信号が送られ、駆動モータ25が作動する。駆動モータ25は上記第1の方向に回転し、この駆動モータ25の回転は駆動スプロケット29に伝えられ、当該駆動スプロケット29は上記第1の方向に回転する。これにより、吊りチェーン23が引き込まれて、ゲート11が上昇を開始する。このとき、ゲート11は、バランスチェーン31により、その水平状態が保たれて上昇することとなる。
上側の近接センサ41が、被検出部43の近接したこと、すなわちゲート11が最上昇位置に到達したことを検知すると、制御ユニット部から駆動モータ25のドライバ回路に対して制御信号が送られ、駆動モータ25の回転が停止して、ゲート11の上昇が停止する。この状態において、利用者は、車両を出庫あるいは入庫させる。
そして、車両を出庫あるいは入庫した後に、利用者が、ゲート11を下降させるように操作部を操作すると、制御ユニット部から駆動モータ25のドライバ回路に対して制御信号が送られ、駆動モータ25が作動する。駆動モータ25は上記第2の方向に回転し、この駆動モータ25の回転は駆動スプロケット29に伝えられ、当該駆動スプロケット29は上記第2の方向に回転する。これにより、吊りチェーン23が繰り出されて、ゲート11が下降を開始する。このとき、ゲート11は、バランスチェーン31により、その水平状態が保たれて下降することとなる。
下側の近接センサ41が、被検出部43の近接したこと、すなわちゲート11が最下降位置に到達したことを検知すると、制御ユニット部から駆動モータ25のドライバ回路に対して制御信号が送られ、駆動モータ25の回転が停止して、ゲート11の下降が停止する。
以上のように、本実施形態によれば、複数の前部支柱6a〜6cが車両入庫方向に見て車両格納空間3a,3bのそれぞれに対し当該車両格納空間3a,3bの両側に位置するように車両入庫方向後側に設けられ、ゲート11が複数の前部支柱6a〜6cの車両入庫方向後側において車両格納空間3a,3bの複数に渡るように設けられている。そして、バランスチェーン31が、隣接する2本の前部支柱6b,6c間に掛け渡され、当該2本の前部支柱6b,6cにおける車両入庫方向の幅内に位置している。これにより、バランスチェーン31を複数の前部支柱6a〜6cの車両入庫方向に見て後側を通す必要がなくなり、駐車装置P1の車両入出庫方向での長さを増大させることなくゲート11及びバランスチェーン31を設置することができる。
また、本実施形態において、ゲート11には、バランスチェーン31が掛け回される第1のアイドラ33が車両入庫方向から見て右端の前部支柱6cに近接して設けられると共に、バランスチェーン31が掛け回される第2のアイドラ35が中央の前部支柱6bに近接して設けられており、バランスチェーン31における右端の前部支柱6c側の端部から第1のアイドラ33に至る部分は右端の前部支柱6cの断面空間内を通り、バランスチェーン31における中央の前部支柱6b側の端部から第2のアイドラ35に至る部分は中央の前部支柱6bの断面空間内を通っている。これにより、前部支柱6b,6cがバランスチェーン31のチェーンカバーとしての機能を果たすこととなり、バランスチェーン31における右端の前部支柱6c側の端部から第1のアイドラ33に至る部分及び中央の前部支柱6b側の端部から第2のアイドラ35に至る部分を駐車装置P1の利用者等から隔離することができ、バランスチェーン31と利用者等との衝突や、当該衝突による衣類の汚染を防止することができる。また、車両とバランスチェーン31との衝突を防止することができる。
また、本実施形態においては、前部支柱6a〜6cはH型鋼であり、バランスチェーン31における右端の前部支柱6c側の端部から第1のアイドラ33に至る部分及び中央の前部支柱6b側の端部から第2のアイドラ35に至る部分は、対応するH型鋼のフランジ部7間を通っている。これにより、バランスチェーン31における右端の前部支柱6c側の端部から第1のアイドラ33に至る部分及び中央の前部支柱6b側の端部から第2のアイドラ35に至る部分を前部支柱6b,6cの断面空間内に通し得る構成を簡易且つ低コストで実現することができる。
また、本実施形態において、昇降駆動機構21は、ゲート11における車両格納空間3a,3bの並設方向での途中部分に固定された吊りチェーン23と、吊りチェーン23を繰り出す方向に回転することでゲート11を下降させ、吊りチェーン23を引き込む方向に回転することでゲート11を上昇させる駆動モータ25とを含んでいる。本実施形態ではバランスチェーン31が隣接する2本の前部支柱6b,6c間に掛け渡されているので、複数の車両格納空間3a〜3c(ゲート11における車両格納空間3a〜3cの並設方向の端部間)に渡るように掛け渡す構成のものに比して、ゲート11をバランスチェーン31で支えたときのアンバランス量が大きくなり、バランスチェーン31に作用する負荷が大きくなる。しかしながら、ゲート11における車両格納空間3a,3bの並設方向での途中部分が吊りチェーン23により吊られるので、ゲート11における吊りチェーン23にて吊られた位置よりバランスチェーン31が配置された側とは反対側の部分の重さがカウンターウエイトとして機能することとなり、上記アンバランス量の増大を抑制して、バランスチェーン31に作用する負荷を低減することができる。
また、本実施形態において、吊りチェーン23は、2本の前部支柱6b,6cにおける車両入庫方向の幅内に位置している。これにより、駐車装置P1の車両入出庫方向での長さを増大させることなく吊りチェーン23を設置することができる。
また、本実施形態において、吊りチェーン23における駆動モータ25により巻き取られた部分は、中央の前部支柱6bの断面空間内を通っている。これにより、中央の前部支柱6bが吊りチェーン23のチェーンカバーとしての機能を果たすこととなり、吊りチェーン23における駆動モータ25により巻き取られた部分を駐車装置P1の利用者等から隔離することができ、吊りチェーン23と利用者等との衝突や、当該衝突による衣類の汚染を防止することができる。また、車両と吊りチェーン23との衝突を防止することができる。
また、本実施形態においては、利用者等からバランスチェーン31を隔離することができることから、従来必要とされていたチェーンカバーを省略することが可能となる。
続いて、図8及び図9に基づいて、本実施形態に係る駐車装置の変形例を説明する。図8及び図9は、本実施形態に係る駐車装置の変形例を示す模式図である。
図8に示された駐車装置P2は、車両格納空間3a〜3cが複数(本変形例においては、「3」)並設されている。前部支柱6a〜6dは、車両入庫方向に見て車両格納空間3a〜3cのそれぞれに対し当該車両格納空間3a〜3cの両側に位置するように設けられている。ゲート11は、車両格納空間3a〜3cに渡るように設けられている。
バランスチェーン31は、内側に位置する一方の前部支柱6cの上部に対して連結固定され、内側に位置する他方の前部支柱6bの下部に対して連結固定され、これらの隣接する2本の前部支柱6b,6c間に掛け渡されている。バランスチェーン31は、中央に位置する車両格納空間3bの両側に位置する前部支柱6,6c間に掛け渡されているので、ゲート11における車両格納空間3a〜3cの並設方向に見て中央部分に位置することとなり、ゲート11をバランスチェーン31で支えたときのアンバランス量が極めて小さく、バランスチェーン31に作用する負荷を小さくすることができる。
図9に示された駐車装置P3は、バランスチェーン31は、車両入庫方向から見て右端の前部支柱6dの上部に対して連結固定され、内側に位置する前部支柱6cの下部に対して連結固定され、これらの隣接する2本の前部支柱6c,6d間に掛け渡されている。この場合、上述した駐車装置P1と同様に、ゲート11をバランスチェーン31で支えたときのアンバランス量が大きくなり、バランスチェーン31に作用する負荷が大きくなる。しかしながら、ゲート11における車両格納空間3a〜3cの並設方向での途中部分が吊りチェーン23により吊られるので、ゲート11における吊りチェーン23にて吊られた位置よりバランスチェーン31が配置された側とは反対側の部分の重さがカウンターウエイトとして機能することとなり、上記アンバランス量の増大を抑制して、バランスチェーン31に作用する負荷を低減することができる。
もちろん、図8及び図9に示されたいずれの変形例においても、駐車装置P2,P3の車両入出庫方向での長さを増大させることなくゲート11及びバランスチェーン31を設置することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、並設される車両格納空間の数は上述した「2」や「3」に限られるものではなく、「4」以上であってもよい。また、ゲート11における吊りチェーン23により吊られる位置は、車両格納空間の並設方向での途中部分に限られることなく、車両格納空間の並設方向の端部であってもよい。
本発明の機械式駐車装置は、地上複数段の昇降横行・ピット式の機械式立体駐車装置に利用できる。
本実施形態に係る駐車装置を示す概略立面図である。 本実施形態に係る駐車装置を示す概略側面図である。 本実施形態に係る駐車装置を示す概略上面図である。 本実施形態に係る駐車装置を示す模式図である。 本実施形態に係る駐車装置を示す部分断面図である。 本実施形態に係る駐車装置を示す部分断面図である。 本実施形態に係る駐車装置を示す部分断面図である。 本実施形態に係る駐車装置の変形例を示す模式図である。 本実施形態に係る駐車装置の変形例を示す模式図である。
符号の説明
3a〜3c…車両格納空間、5…フレーム構造物、6a〜6d…前部支柱、7…フランジ部、11…ゲート、13…昇降ガイド部、21…昇降駆動機構、23…吊りチェーン、25…駆動モータ、29…駆動スプロケット、31…バランスチェーン、33…第1のアイドラ、35…第2のアイドラ、P1〜P3…駐車装置。

Claims (5)

  1. 入出庫可能な車両格納空間が複数並設された駐車装置であって、
    車両入庫方向に見て前記車両格納空間のそれぞれに対し当該車両格納空間の両側に位置するように前記車両入庫方向後側に設けられた複数の支柱と、
    前記複数の支柱の前記車両入庫方向後側において前記車両格納空間の複数に渡るように設けられたゲートと、
    前記ゲートを昇降させる昇降駆動機構と、
    前記ゲートの水平状態を保つバランスチェーンと、を備え、
    前記バランスチェーンは、前記複数の支柱のうちの隣接する2本の支柱間に掛け渡され、当該2本の支柱における前記車両入庫方向の幅内に位置し
    前記昇降駆動機構は、
    前記ゲートにおける前記車両格納空間の並設方向での途中部分に固定された吊りチェーンと、
    前記吊りチェーンを繰り出す方向に回転することで前記ゲートを下降させ、前記吊りチェーンを引き込む方向に回転することで前記ゲートを上昇させる駆動モータと、を含むことを特徴とする駐車装置。
  2. 前記ゲートには、前記バランスチェーンが掛け回される第1のアイドラが前記2本の支柱のうちの一方の支柱に近接して設けられると共に、前記バランスチェーンが掛け回される第2のアイドラが前記2本の支柱のうちの他方の支柱に近接して設けられており、
    前記バランスチェーンにおける前記一方の支柱側の端部から前記第1のアイドラに至る部分は前記一方の支柱の断面空間内を通り、前記バランスチェーンにおける前記他方の支柱側の端部から前記第2のアイドラに至る部分は前記他方の支柱の断面空間内を通ることを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記2本の支柱はH型鋼であり、
    前記バランスチェーンにおける前記一方の支柱側の端部から前記第1のアイドラに至る前記部分及び前記他方の支柱側の端部から前記第2のアイドラに至る前記部分は、対応する前記H型鋼のフランジ部間を通っていることを特徴とする請求項2に記載の駐車装置。
  4. 前記吊りチェーンは、前記2本の支柱における前記車両入庫方向の幅内に位置していることを特徴とする請求項に記載の駐車装置。
  5. 前記吊りチェーンにおける前記駆動モータにより巻き取られた部分は、前記2本の支柱のいずれか一方の支柱の断面空間内を通ることを特徴とする請求項に記載の駐車装置。
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