JPH1018628A - 多段式駐車設備の給電線支持装置 - Google Patents

多段式駐車設備の給電線支持装置

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JPH1018628A
JPH1018628A JP17678896A JP17678896A JPH1018628A JP H1018628 A JPH1018628 A JP H1018628A JP 17678896 A JP17678896 A JP 17678896A JP 17678896 A JP17678896 A JP 17678896A JP H1018628 A JPH1018628 A JP H1018628A
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JP
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pallet
storage space
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power supply
vehicle
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JP17678896A
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Masatsugu Nakase
雅嗣 中瀬
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の複雑化、給電線の屈曲疲労及び費用の
高騰を招くことなく給電線の垂れ下がり量を低減し、パ
レットの横移動に円滑にする。 【解決手段】 昇降横行パレットP2,P3を横移動さ
せる横行モータ16に電力を供給する給電線29の一端
側をスタンド31により昇降横行パレットP2,P3側
で支持するとともに、給電線29の他端側をクランプ部
材32により左右に隣り合う格納スペースS間でかつそ
の上方の梁4側で支持し、かつ給電線29の中途部を移
動体36で持上げ支持し、移動体36を左右に隣り合う
格納スペースS間に跨がるように左右に延びる線状材3
4に移動自在に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段式駐車設備の
給電線支持装置に関し、特に給電線の垂れ対策に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、多段式駐車設備においては、
車両を入出庫する際、出庫車両が格納されている格納ス
ペース又は入庫車両を格納しようとする格納スペースと
車両乗入れ・乗出し部との間でパレットを昇降させるべ
く、その間にある格納スペースのパレットを隣の格納ス
ペースに横移動させて昇降路を形成し、入出庫車両をパ
レットごと上記昇降路で昇降させるようにしている。
【0003】この場合、上記横移動の必要なパレットの
うち車両乗入れ・乗出し部の格納スペースのパレット
は、横移動だけでよいことから、横行モータを搭載した
自走式パレットを採用し、その他の格納スペースのパレ
ットは、横移動だけでなく昇降機能をも備える必要があ
ることから、パレットを横行装置に昇降可能に支持さ
せ、該横行装置に横行モータと昇降モータとを搭載して
いる。上記横行モータ及び昇降モータを駆動するには、
当然、電力を供給する必要があり、電力供給源と上記横
行モータ及び昇降モータとを給電線で接続している。
【0004】このような場合、給電線は、例えば特開平
7−34694号公報に従来例(公報掲載の図8参照)
として開示されているように、パレットの横移動量を見
込んで十分な長さに設定されているため、格納スペース
に余裕をもって垂れ下がっている。これでは、横行モー
タ及び昇降モータと接触して事故を誘発するおそれがあ
ることから、上記の公報例では、2本のパイプ材の一端
側同士を回動自在に接続するとともに、一方のパイプ材
の他端をパレット側に、他方のパイプ材の他端を梁側に
それぞれ回動自在に接続し、かつこの両パイプ材に給電
線を挿入し、該両パイプ材をパレットの横移動に追従さ
せて水平面内で回動させることにより、給電線が格納ス
ペースに垂れ下がらないようにしている(公報掲載の図
4〜6参照)。
【0005】また、パレットの移動方向に変位するダク
ト内に給電線を配置し、上記ダクトをパレットの横移動
に追従させて変位させるやり方もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の前者
の公報例では、2本のパイプ材はパレットの横移動に伴
ってその接続部で屈曲するため、該両パイプ材に挿入さ
れている給電線も屈曲し、この給電線の屈曲部が屈曲疲
労により折損するおそれがあり、また、構造も複雑にな
る。
【0007】一方、後者のダクトを用いる場合には、大
型車両を対象とする駐車設備では、パレットの横移動量
が増加するため、このパレットの横移動量の増加に応じ
て変位する長さの異なる大掛かりなダクトを採用しなけ
ればならず、費用が嵩む。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、パレットの横移動に支
障を来さない程度に給電線の垂れ下がり量を低減し、し
かもシンプルな構造でかつ屈曲疲労がなく、さらには廉
価なものにしようとすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、給電線の中途部を持ち上げるようにした
ことを特徴とする。
【0010】具体的には、本発明は、車両をパレットご
と格納する格納スペースが上下方向及び左右方向に複数
並設され、入出庫時、目的の格納スペースと車両乗入れ
・乗出し部との間の格納スペースからパレットをその隣
の格納スペースに駆動手段により横移動させて昇降路を
形成し、入出庫車両をパレットごと上記昇降路で昇降さ
せるようにした多段式駐車設備において、上記駆動手段
に電力を供給する給電線を支持する給電線支持装置を対
象とし、次のような解決手段を講じた。
【0011】すなわち、本発明の解決手段は、上記給電
線の一端側をパレット側で支持する第1支持部材を設け
る。さらに、上記給電線の他端側を左右に隣り合う格納
スペース間でかつその上方の構築材側で支持する第2支
持部材を設ける。また、上記左右に隣り合う格納スペー
ス間に跨がるように左右に水平に延びる水平部材を上記
構築材の下方に設ける。加えて、上記給電線の中途部の
少なくとも一箇所を持上げ支持する第3支持部材を上記
水平部材に水平移動自在に設けたことを特徴とする。
【0012】上記の構成により、本発明の解決手段で
は、入出庫時、パレットが横移動して昇降路が形成され
る。
【0013】この際、給電線の中途部の少なくとも一箇
所が第3支持部材に支持され、この支持状態で該第3支
持部材が上記パレットの横移動に追従して水平部材に沿
って水平移動することから、上記給電線は、中途部が第
3支持部材によって上方に持ち上げられ、垂れ下がり部
が該第3支持部材の両側に分割されて下方に大きく垂れ
下がらず、横移動するパレットの横行モータや昇降モー
タとの接触が回避されて接触事故が防止される。
【0014】また、上記給電線の中途部は、第3支持部
材に支持されて水平に移動するだけであることから、大
きく屈曲することがなく、屈曲疲労による折損が防止さ
れる。また、給電線の中途部を第3支持部材に繋ぐだけ
でよいことから、支持構造がシンプルとなる。
【0015】さらに、大型車両を格納する駐車設備であ
っても、長尺の給電線を採用するだけでパレットの横移
動量の増加に対応でき、パレットの横移動に追従して変
位する長さの異なる大掛かりなダクトを複数用意しなく
てよく、費用の高騰が避けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0017】図1及び図2は多段(4段2列の昇降横
行)式駐車設備を示す。図1及び図2において、1は多
段式駐車設備の骨格をなす枠組体であり、該枠組体1
は、地面2に立設された4本の支柱3,3,…と、前後
左右で隣り合う支柱3,3の上端及び中程をそれぞれ連
結する複数の梁4,4,…とで枠組まれて構築されてい
る。上記枠組体1は、上下方向に4分割されかつ左右方
向に2分割され、各々の分割スペースを車両Cをパレッ
トごと格納する格納スペースSとして該格納スペースS
が上下方向及び左右方向に8つ並設され、最下段の格納
スペースS,S前方(図1手前側、図2左側)を車両乗
入れ・乗出し部5としている。なお、上記8つの格納ス
ペースS,S,…のうち最下段の格納スペースS,S
は、入出庫時の利用者の乗降を考慮してその上方の格納
スペースS,S,…よりも上下方向に広く形成されてい
る。
【0018】この8つの格納スペースS,S,…は、全
てが常に格納スペースとして利用されるのではなく、そ
のうちの3つが空スペースになっている。つまり、8つ
の格納スペースS,S,…の全てにパレットが配置され
ているのではなく、そのうちの3つの格納スペースS,
S,Sにはパレットがなく、最上段の格納スペースSに
車両Cを入庫する際や最上段の格納スペースSから車両
Cを出庫する際には、その下方の車両乗入れ・乗出し部
5との間の3つの格納スペースS,S,Sからパレット
P1,P2,P3をその隣の格納スペースS,S,Sに
横移動させて昇降路6を形成するようになっている。図
1では、昇降路6が右側の最上段の格納スペースSを除
いてその下方の3つの格納スペースS,S,Sで形成さ
れている場合を示す。
【0019】下から3段目の格納スペースSに車両Cを
入庫する際や下から3段目の格納スペースSから車両C
を出庫する際には、その下方の車両乗入れ・乗出し部5
との間の2つの格納スペースS,SからパレットP1,
P2をその隣の格納スペースS,Sに横移動させて昇降
路6を形成するようになっている。
【0020】下から2段目の格納スペースSに車両Cを
入庫する際や下から2段目の格納スペースSから車両C
を出庫する際には、その下方の車両乗入れ・乗出し部5
との間の最下段の格納スペースSからパレットP1をそ
の隣の格納スペースSに横移動させて昇降路6を形成す
るようになっている。
【0021】最下段の格納スペースSに車両Cを入庫す
る際には、車両乗入れ・乗出し部5から最下段の格納ス
ペースSのパレットP1上にそのまま乗り入れればよ
く、逆に最下段の格納スペースSから車両Cを出庫する
際には、最下段の格納スペースSのパレットP1から車
両乗入れ・乗出し部5に乗り出せばよく、この場合には
昇降路6を形成する必要はない。なお、上記最下段の2
つの格納スペースS,Sは2つが同時に格納スペースS
となるのではなく、いずれか一方の格納スペースSは入
出庫時の昇降路6となる。
【0022】上記最下段の格納スペースS,Sの地面2
には、2条のレール7,7が両格納スペースS,Sを連
絡するように全幅に亘って敷設され、該レール7,7に
は、1台の自走式パレット(以下、横行パレットとい
う)P1が四隅に転動自在に設けられた車輪8,8,…
を係合させて配置され、後側(図2右側)の2個の車輪
8,8の一方は横行モータ9の出力軸に駆動連結されて
いる。そして、上記横行パレットP1は、入出庫時、昇
降路6を形成すべく上記横行モータ9の駆動によりレー
ル7,7を走行して左右に隣り合う最下段の格納スペー
スS,Sを横移動するようになっている。
【0023】上記横行パレットP1の後端にはスタンド
10が立設され、該スタンド10には給電線11の一端
側が支持され、その先は図示しないが上記横行モータ9
に接続されている。また、上記給電線11の他端側は、
上記左右に隣り合う最下段の格納スペースS,S間でか
つその上方の構築材である後部の梁4側で支持部材12
によって支持され、その先は図示しないが電力供給源に
接続されている。上記給電線11は、上記横行パレット
P1の横移動量を考慮して十分な長さに設定され、上記
スタンド10と支持部材12との間で余裕をもって垂れ
下がっている。なお、この給電線11は、最下段の格納
スペースS,Sがその上方の格納スペースS,S,…よ
りも上下方向に広く形成されていることから、それほど
垂れ下がらず、また、後述するように横行装置14のよ
うにその上に高く横行モータ16を据え付けたり、さら
には昇降モータ21をも据え付けたりしなくてよいの
で、さして邪魔にならない。
【0024】上記最下段の格納スペースS,Sと上下に
隣り合う下から2段目の格納スペースS,Sとを仕切る
前後の梁4,4には、2条のレール13,13が両格納
スペースS,Sを連絡するように全幅に亘って敷設さ
れ、該レール13,13には、矩形フレームからなる1
台の横行装置14が四隅に転動自在に設けられた車輪1
5,15,…を係合させて配置されている。上記横行装
置14の後部一端には駆動手段としての横行モータ16
が据え付けられ、該横行モータ16の出力軸は駆動スプ
ロケット17、従動スプロケット18、アイドラー19
及びチェーン20を介して後側(図2右側)の2個の車
輪15,15に駆動連結されている。そして、上記横行
装置14は、入出庫時、昇降路6を形成すべく上記横行
モータ16の駆動によりレール13,13を走行して左
右に隣り合う下から2段目の格納スペースS,Sを移動
するようになっている。
【0025】上記横行装置14の後部で上記横行モータ
16の反対側には、別の駆動手段としての昇降モータ2
1が据え付けられているとともに、その下方には横行装
置14の左右両側に延びるシャフト22が設けられ、上
記昇降モータ21の出力軸は該シャフト22の一端側に
駆動スプロケット23、従動スプロケット24及びチェ
ーン25を介して駆動連結されている。また、上記シャ
フト22の両端にはスプロケット26,26が取り付け
られているとともに、上記横行装置14の左右のフレー
ムにもスプロケット27,27,…がそれぞれ取り付け
られ、4条のチェーン28,28,…が横行装置14の
左右両側で2条ずつ各々のスプロケット26,27に掛
け渡されて各々の両端がパレットP2の四隅に連結さ
れ、該パレットP2を昇降可能に吊下げ支持して昇降装
置を構成している。そして、上記パレットP2は、入出
庫時、上記昇降モータ21の駆動により4条のチェーン
28,28,…を上げ下げすることによって昇降路6を
昇降するようになっている。つまり、このパレットP2
は、上記昇降モータ21及び横行モータ16の駆動によ
り昇降及び横移動の2つの動作を行うようになってい
る。以下、このパレットP2を昇降横行パレットP2と
いう。
【0026】下から3段目の格納スペースS,Sにも横
行装置及び昇降横行パレットが配置され、各々の動作は
下から2段目の格納スペースS,Sに配置した横行装置
14及び昇降装置と同じ機構にて行われるので、同一の
構成部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略
する。以下、この段の昇降横行パレットを昇降横行パレ
ットP3という。
【0027】最上段の格納スペースS,Sには横行装置
14はなく昇降装置のみである。この昇降装置は、下か
ら2段目及び3段目の格納スペースSの昇降装置と、左
右のフレーム4a,4aに対するスプロケット27,2
7,…の配置関係が異なるほかは同じであるので、同一
の構成部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省
略する。以下、この段のパレットを昇降パレットP4と
いう。
【0028】上記最下段の格納スペースS上方の3段の
格納スペースS,S,Sにおいても、昇降横行パレット
P2,P3を横移動及び昇降させる横行モータ16及び
昇降モータ21への電力供給や、昇降パレットP4を昇
降させる昇降モータ21への電力供給は、最下段の横行
パレットP1の横行モータ9と同様に電力供給源(図示
せず)から行われ、最上段では昇降モータ21に電力を
供給する給電線は図示していないが、その下段側である
下から2段目及び3段目の格納段では給電線29をそれ
ぞれ表している。
【0029】下から2段目及び3段目の格納段の各給電
線29は、本発明の特徴としての給電線支持装置30に
よりそれぞれ支持されている。これらの給電線支持装置
30,30は後述するブラケット35,35の上下寸法
が異なるほかは同一に構成されているので、ここでは下
から2段目の格納段に設けられた給電線支持装置30の
構造を説明することとし、下から3段目に設けられた給
電線支持装置30については同一の構成部分に同一の符
号を付してその詳細な説明を省略する。
【0030】上記給電線支持装置30は、昇降横行パレ
ットP2側である横行装置14側と、枠組体1を構成す
る後部の梁4側とに分けて設けられている。すなわち、
この給電線支持装置30は、昇降横行パレットP2側で
ある横行装置14の後端フレームに立設された第1支持
部材としてのスタンド31を備えてなり、該スタンド3
1の上端には2本の給電線29,29(図3及び図4に
それぞれ2本表れる)の各々の一端側が支持され、その
先は図示しないが上記横行モータ16及び昇降モータ2
1にそれぞれ接続されている。
【0031】一方、図3及び図4に拡大詳示するよう
に、下から2段目の格納段上方の後部の梁4には、第2
支持部材としてのクランプ部材32が左右に隣り合う格
納スペースS,S間に位置するようにブラケット33,
33を介して取り付けられ、上記2本の給電線29,2
9の各々の他端側が上記クランプ部材32に巻き付けら
れて支持され、その先は図示しないが電力供給源にそれ
ぞれ接続されている。
【0032】上記梁4の下方には、左右に延びる水平部
材としての例えば丸棒、ワイヤ又はロープ等からなる線
状材34が上記左右に隣り合う格納スペースS,S間に
跨がるようにブラケット35,35を介して水平に取り
付けられている。
【0033】上記線状材34には、第3支持部材として
の移動体36が移動自在に取り付けられている。該移動
体36は上記線状材34を転動する滑車37を備えてな
り、該滑車37はフレーム38に軸39によって回転自
在に軸支され、上記フレーム38の下端にはクランプ部
材40が取り付けられ、該クランプ部材40で上記2本
の給電線29,29の中途部(スタンド31とクランプ
部材32とのほぼ中間位置)をそれぞれ挟み込んで持上
げ支持するようになっている。これにより、各給電線2
9の垂れ下がり部をクランプ部材40で上方に持ち上げ
てその両側の2箇所で分担し、その垂れ下がり量を半減
するようになっている。
【0034】そして、入出庫時、昇降路6を形成すべく
昇降横行パレットP2つまり横行装置14が隣り合う格
納スペースSに横移動すると、移動体36が図1実線の
状態から図1仮想線の状態へとが引っ張られて滑車37
が線状材34を転動し、移動体36が横行装置14と同
じ方向に横移動するようになっている。
【0035】次に、上述の如き給電線支持装置30を備
えた多段(4段2列の昇降横行)式駐車設備の入庫例を
説明する。なお、出庫例は入庫の場合と逆動作で行われ
るのでここでは説明を省略する。
【0036】<最下段の格納スペースSへの入庫>入庫
車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から横行パレットP1
上にそのまま乗り入れればよい。
【0037】<下から2段目の格納スペースSへの入庫
>入庫しようとする下から2段目の格納スペースSの下
方に横行パレットP1がなく昇降路6が形成されていれ
ば、その状態から昇降横行パレットP2を昇降モータ2
1の駆動により下降させて接地させ、入庫車両Cを車両
乗入れ・乗出し部5から昇降横行パレットP2上に乗り
入れた後、該昇降横行パレットP2を元の格納スペース
Sに上昇させればよい。
【0038】一方、入庫しようとする下から2段目の格
納スペースSの下方に横行パレットP1があれば、該横
行パレットP1を横行モータ9の駆動により隣の格納ス
ペースSに横移動させて昇降路6を形成し、その後、昇
降横行パレットP2を昇降モータ21の駆動により下降
させて接地させ、入庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5
から昇降横行パレットP2上に乗り入れた後、該昇降横
行パレットP2を元の格納スペースSに上昇させればよ
い。あるいは、横行パレットP1をそのままの状態にし
ておき、昇降横行パレットP2を横行モータ16の駆動
により隣の格納スペースSに横移動させた後、昇降モー
タ21の駆動により下降させて接地させ、入庫車両Cを
車両乗入れ・乗出し部5から昇降横行パレットP2上に
乗り入れるようにしてもよい。
【0039】<下から3段目の格納スペースSへの入庫
>入庫しようとする下から3段目の格納スペースSの下
方に昇降横行パレットP2及び横行パレットP1が共に
なく昇降路6が形成されていれば、その状態から昇降横
行パレットP3を昇降モータ21の駆動により下降させ
て接地させ、入庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から
昇降横行パレットP3上に乗り入れた後、該昇降横行パ
レットP3を元の格納スペースSに上昇させればよい。
【0040】一方、入庫しようとする下から3段目の格
納スペースSの下方に横行パレットP1がなく昇降横行
パレットP2のみがあれば、該昇降横行パレットP2を
横行モータ16の駆動により隣の格納スペースSに横移
動させ、その後、昇降横行パレットP3を昇降モータ2
1の駆動により下降させて接地させ、入庫車両Cを車両
乗入れ・乗出し部5から昇降横行パレットP3上に乗り
入れればよい。逆に、入庫しようとする下から3段目の
格納スペースSの下方に昇降横行パレットP2がなく横
行パレットP1のみがあれば、該横行パレットP1を横
行モータ9の駆動により隣の格納スペースSに横移動さ
せて昇降路6を形成し、その後、昇降横行パレットP3
を昇降モータ21の駆動により下降させて接地させ、入
庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から昇降横行パレッ
トP3上に乗り入れた後、該昇降横行パレットP3を元
の格納スペースSに上昇させればよい。なお、入庫しよ
うとする下から3段目の格納スペースSの下方に昇降横
行パレットP2及び横行パレットP1の両者があれば、
この両者を横移動させて昇降路6を形成することとな
る。
【0041】<最上段の格納スペースSへの入庫>入庫
しようとする最上段の格納スペースSの下方に昇降横行
パレットP3,P2及び横行パレットP1が共になく昇
降路6が形成されていれば、その状態から昇降パレット
P4を昇降モータ21の駆動により下降させて接地さ
せ、入庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から昇降パレ
ットP4上に乗り入れた後、該昇降パレットP4を元の
格納スペースSに上昇させればよい。
【0042】一方、入庫しようとする最上段の格納スペ
ースSの下方に横行パレットP1のみがなく2台の昇降
横行パレットP3,P2があれば、該両昇降横行パレッ
トP3,P2を横行モータ16,16の駆動により隣の
格納スペースS,Sにそれぞれ横移動させて昇降路6を
形成し、その後、昇降パレットP4を昇降モータ21の
駆動により下降させて接地させ、入庫車両Cを車両乗入
れ・乗出し部5から昇降パレットP4上に乗り入れた
後、該昇降パレットP4を元の格納スペースSに上昇さ
せればよい。逆に、入庫しようとする最上段の格納スペ
ースSの下方に昇降横行パレットP3,P2の双方がな
く横行パレットP1のみがあれば、該横行パレットP1
を横行モータ9の駆動により隣の格納スペースSに横移
動させて昇降路6を形成し、その後、昇降パレットP4
を昇降モータ21の駆動により下降させて接地させ、入
庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から昇降パレットP
4上に乗り入れた後、該昇降パレットP4を元の格納ス
ペースSに上昇させればよい。なお、入庫しようとする
最上段の格納スペースSの下方に昇降横行パレットP
3,P2の一方と横行パレットP1とがある場合や、昇
降横行パレットP3,P2の一方だけがある場合、さら
には昇降横行パレットP3,P2及び横行パレットP1
の3枚のパレットがある場合も、上記と同様にしてそれ
らを横移動させ、昇降路6を形成すればよい。
【0043】このように、入出庫時に昇降路6を形成す
るために下から2段目及び3段目の格納スペースSの昇
降横行パレットP2,P3を横移動させると、横行モー
タ16及び昇降モータ21に給電する給電線29,29
が移動体36に案内されて上記昇降横行パレットP2,
P3の移動方向に追従して横移動するが、各給電線29
の中途部を上記移動体36で支持していることから、該
各給電線29が3点支持となってその中途部を上記移動
体36で上方に持ち上げ、各給電線29の垂れ下がり量
を移動体36の両側の2箇所で分担して半減することが
でき、これにより、昇降横行パレットP2,P3(横行
装置14)の横移動時に横行モータ16及び昇降モータ
21の各給電線29への接触を回避して接触事故を防止
することができる。
【0044】また、上記各給電線29の中途部を移動体
36で支持して水平に移動させるだけであることから、
各給電線29が無理に屈曲することがなく、屈曲疲労に
よる折損を防止することができる。また、各給電線29
の中途部を移動体36に繋ぐだけでよいことから、支持
構造をシンプルなものにすることができる。
【0045】さらに、大型車両を格納する駐車設備であ
っても、長尺の給電線を採用するだけでパレットの横移
動量の増加に対応でき、パレットの横移動に追従して変
位する長さの異なる大掛かりなダクトを複数用意する必
要をなくし、費用の高騰を避けることができる。
【0046】なお、上記の実施の形態では、給電線29
の中途部を一箇所だけ移動体36で持上げ支持するよう
にしたが、2箇所以上を持上げ支持するようにしてもよ
く、この場合には給電線29の垂れ下がり量を一段と少
なくすることができ、横行モータ16及び昇降モータ2
1に対する給電線29の絡まりを確実に防止することが
できる。
【0047】また、上記の実施の形態では、格納スペー
スSが上下方向に狭い下から2段目及び3段目の各格納
スペースSに給電線支持装置30を適用した場合を示し
たが、これらよりも格納スペースSが上下方向の広い最
下段の格納スペースSにも適用してもよい。
【0048】さらに、上記の実施の形態では、給電線支
持装置30を4段2列の昇降横行式駐車設備に適用した
が、その格納段数及び並列数は問わず、他の多段式駐車
設備にも当然に適用することができるものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パレットを横移動させる駆動手段に電力を供給する給電
線の一端側を第1支持部材によりパレット側で支持する
とともに、上記給電線の他端側を第2支持部材により左
右に隣り合う格納スペース間でかつその上方の構築材側
で支持し、かつ上記給電線の中途部の少なくとも一箇所
を第3支持部材で持上げ支持し、該第3支持部材を上記
左右に隣り合う格納スペース間に跨がるように左右に延
びる水平部材に移動自在に設けた。したがって、上記給
電線を第1〜3支持部材で3点支持してその垂れ下がり
量を必要最小限に止めることができ、横移動するパレッ
トとの接触事故を防止することができる。さらに、上記
給電線の中途部を第3支持部材で支持して大きく屈曲す
ることなく水平移動させるだけなので、屈曲疲労による
折損を防止することができるとともに、給電線の中途部
を第3支持部材に繋ぐだけでシンプルな支持構造とする
ことができる。また、大型車両を格納する駐車設備であ
っても、大掛かりなダクトを用いることなく給電線を長
さの異なるものに代えるだけで対応でき、費用を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る給電線支持装置を備
えた多段式駐車設備であって図2のI−I線における断
面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1のA部拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【符号の説明】
4 梁(構築材) 5 車両乗入れ・乗出し部 6 昇降路 16 横行モータ(駆動手段) 21 昇降モータ(駆動手段) 29 給電線 30 給電線支持装置 31 スタンド(第1支持部材) 32 クランプ部材(第2支持部材) 34 線状材(水平部材) 36 移動体(第3支持部材) C 車両 P1 横行パレット P2,P3 昇降横行パレット P4 昇降パレット S 格納スペース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両をパレットごと格納する格納スペー
    スが上下方向及び左右方向に複数並設され、入出庫時、
    目的の格納スペースと車両乗入れ・乗出し部との間の格
    納スペースからパレットをその隣の格納スペースに駆動
    手段により横移動させて昇降路を形成し、入出庫車両を
    パレットごと上記昇降路で昇降させるようにした多段式
    駐車設備において、上記駆動手段に電力を供給する給電
    線を支持する給電線支持装置であって、 上記給電線の一端側をパレット側で支持する第1支持部
    材と、 上記給電線の他端側を左右に隣り合う格納スペース間で
    かつその上方の構築材側で支持する第2支持部材と、 上記構築材の下方に設けられ、上記左右に隣り合う格納
    スペース間に跨がるように左右に水平に延びる水平部材
    と、 該水平部材に水平移動自在に設けられ、上記給電線の中
    途部の少なくとも一箇所を持上げ支持する第3支持部材
    とを備えたことを特徴とする多段式駐車設備の給電線支
    持装置。
JP17678896A 1996-07-05 1996-07-05 多段式駐車設備の給電線支持装置 Withdrawn JPH1018628A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009145539A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスクおよび露光方法
JP2010095848A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Shinmaywa Engineering Ltd 充電機能を備えた多段式立体駐車装置
JP2011111805A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Ihi Transport Machinery Co Ltd 充電機能付き駐車装置
JP2011169064A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Shinmaywa Industries Ltd 充電機能を備えた多段式駐車装置及びその制御方法
JP2012102474A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Sumitomo Heavy Ind Ltd ケーブルの固定治具、パレットおよび機械式駐車場

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