JP3944618B2 - 駐車場装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は自動車を小スペース内に効率良く格納し、しかも簡単な構造で容易に出し入れすることが出来る立体駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車を効率的に駐車する為の立体駐車装置は数多く知られている。例えば特開平3−96576号公報に記載しているように、自動車を載置する為のパレットが多行、多列、多段に設置されており、これら各パレットはそれぞれの昇降装置により昇降して自動車を所定の位置に配置することができる。図7に示す立体駐車装置は基本的な形態であり、高さ方向には地下と一階及び二階に各パレットを配置し、各パレットには自動車を載置することが出来る。
【0003】
そこで、各列には高さ方向に自動車を載置するためのパレット(イ) 、(イ) …が床面(ロ) と地下(ハ) 及び二階(ニ)にそれぞれ配置されている。ただし、中央の列には床面にパレット(イ) は存在していない為に、中央列の地下にある自動車(ホ) を出庫する場合には、下段のパレット(イ) を床面高さまで上昇させればよく、二階にある自動車(ホ) は同じく床面(ロ) までパレット(イ) を降下させれば出庫することが出来る。
【0004】
一方、左列の二階にある自動車を出庫させるにはそのままパレット(イ) を降下することが出来ない為に、床面(ロ) に位置するパレット(イ) を中央列へ移動したところで二階のパレット(イ) を降下することが出来る。逆に入庫する場合には床面(ロ) に位置するパレット(イ) に自動車(ホ) を入れることが出来、該自動車(ホ) を載置したパレット(イ) は地下又は二階に移動して床面(ロ) のパレット(イ) を空の状態にする。床面(ロ) のパレット(イ) が満車の場合には全パレット(イ) 、(イ) …に自動車が載っていて満車の状態にある。
【0005】
ところで、これら各パレット(イ) 、(イ) …を昇降動させる為に、パレット(イ) を装着しているフレーム(ヘ) には駆動モーターが設けられ、各パレット(イ) 、(イ) …ごとにそれぞれ独自のモーターを備えている。従って、駐車装置としての構造は複雑化し、その結果、製作費も高くなる。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】
このように地下にある下段パレットと二階にある上段パレットを昇降動し、又床面に位置するパレットをスライドさせて自動車の出入りを行う駐車場装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、1個のモーターで全てのパレットを昇降動することが出来るようにした簡単な構造の駐車場装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の駐車場装置は前記図5に示すように各列は床面と地下と二階の3か所にパレットを配置し、少なくとも2列以上で構成している。又は床面と地下の2か所にパレットを配置する場合、更に床面と二階の2か所にパレットを配置する場合もある。そして床面のパレットは地下及び二階のパレットよりは1個少なくなっていて、横移動(スライド)することが出来るスペースを残している。すなわちパレットにはローラが取り付けられ、フレームに設けているレールに沿って走行することが出来る。この走行パレットの走行手段は特に限定せず、個々のパレットにモーターを備えてローラを回転駆動したり、ワイヤーで引っ張ることも出来る。
【0008】
一方の下段パレットと上段パレットの昇降動は上段パレットの高さ付近に置かれるモーターにて行われるが、モーターはフレームの適当な箇所に1個使用するだけで、各パレットをこの1個のモーターによって昇降動する。上下段パレットの両側には前後に2個の吊り下げ滑車が取り付けされ、該パレット後方の両サイドには昇降滑車が取着されている。そして駐車場装置のフレームを構成する柱には固定滑車が設けられ、該固定滑車に巻き付いているワイヤーにパレットの昇降滑車が巻き付いている。
【0009】
上記固定滑車は上段パレットの上方及び走行パレットの下方に配置されていて、ワイヤーを引っ張ることで各パレットを引き上げることが出来る。このワイヤーはモータ−のドラムに巻き付いていて、上記固定滑車及び昇降滑車に順次ジグザグ状を成して巻き付きながら延び、先端はモーター付近のフレームに固定されている。
【0010】
ところで、フレームには複数の上下段パレットが装着されているが、これら複数パレットが同時に昇降動しないように固定し、一か所のパレットのみをフリーにすることで、モーターによるワイヤーの巻き付け及び巻き戻しでもって該パレットのみが昇降動することが出来る。しかし、一本のワイヤーをパレット後方端に軸支した2個の昇降滑車に巻き付けして昇降動する場合、パレット前方(入口側)も同時に昇降動する必要があり、上下段パレットの両側には2個の吊り下げ滑車がパレット前後に取着されている。
【0011】
そして前方の吊り下げ滑車の上方に一端を固定したワイヤーは、該吊り下げ滑車の下側に巻き付いて後方の吊り下げ滑車の上側から下方へ延びて固定下端に他端を固定している。ワイヤーは一定の緊張状態にある為に、昇降滑車によりパレットが昇降動するならば、パネルの前方も同じく昇降動することが出来る。一方、パレットの後方端にはバランス装置が備えられ、パレット両側にはバランス滑車が取着されていて、両バランス滑車にはバランスワイヤーが巻き付き、一端は片側バランス滑車の上方に固定され、他端は反対側バランス滑車の下方に固定される。そしてこのバランス装置を対を成して装着することが出来る。
【0012】
一方、上段パレットが上昇した状態で安定して位置するように吊り下げ装置を備えている。又上下段パレットの後方にはストッパーユニットが取り付けされ、ワイヤーから昇降滑車に力が作用しても、所定のパレット以外のパレットが上昇しないようにしている。ここでワイヤーの代わりにチェーンを、そして滑車の代わりにスプロケットを使用してもよい。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
【実施例】
図1は本発明の駐車場装置を表している実施例であり、各列には床面と地下、及び二階にパレットを配置し、該パレットに自動車を載置することが出来る。そして該装置は3列にて構成し、中央の床面にはパレットが存在していない。これらパレットのうち走行パレット1は水平移動することが出来、一方の下段パレット2及び上段パレット3は昇降動することが出来るようになっている。
【0014】
ところで、これら各パレット1、2、3は枠組されたフレーム4に装着されて、走行パレット1は床面上を左右にスライドして下段パレット2及び上段パレット3の昇降動が出来る空間を作り、同図には走行パレット1がスライドする為のレールは図示されていないが、走行パレット1にはローラが取り付けられ、これらローラはレールを転動することが出来る。
【0015】
中央の列には走行パレット1が存在していない為に、左右の走行パレット1、1はこの中央部へ移動することが出来、その結果、走行パレット1の存在しない列の下段パレット2は床面の位置へ上昇することが出来、又上段パレット3は降下して床面の位置になることが出来る。ところで、この駐車場装置は1個のモーター5にて下段パレット2及び上段パレット3を昇降動することが出来るように構成している。
【0016】
フレーム4の後方側柱6、6…の上端部と床面部付近には固定滑車7、7…が取り付けされ、これら固定滑車7、7…にはワイヤー8が巻き付いている。そして下段パレット2と上段パレット3の後方端に取着している昇降滑車9、9が両固定滑車7、7間に掛け渡しされているワイヤー8に載って支持されている。従ってワイヤー8が延びるならば上下段パレット3、2は降下し、短くなるならば上昇する。ただし、中間に位置する上段パレット3を支える片方のワイヤー8はモーター5のドラムに巻き付いている。
【0017】
ところで、本発明の駐車場装置では1個のモーター5によって下段パレット2、2…と上段パレット3、3…の合計6枚のパレットを昇降動することが出来るように構成している。図1においては中間の上段パレット3以外が固定されるならば、モーター5によってドラムを回転するならばワイヤー8は伸縮して該上段パレット3のみが昇降動することが出来る。これは他のパレットの場合であっても同じであり、他のパレットをロックすることで、すなわち吊り下げ装置の受けに載せると共に、ストッパーユニットにて上昇を阻止することでこれら各パレットは動くことが出来ず、所定のパレットだけが昇降動する。
【0018】
図2は上段パレット3の昇降動装置を表している詳細図であり、両固定滑車7a、7bに巻き付いて垂下するワイヤー8a、8bに吊設されている。勿論、両ワイヤー8a、8bは連続して昇降滑車9a、9bに巻き付いており、モーター5が位置する側のワイヤー8bを引っ張るならば、固定滑車7bが回転して両昇降滑車9a、9bが回転すると共に上段パレット3は上昇することが出来る。逆にワイヤー8bを緩めるならば上段パレット3は降下することになる。
【0019】
ところで、上段パレット3の昇降動に際してパレット後方と同時に前方(入口側)も昇降動するように、パネル両側には吊り下げ装置が備えられている。上段パレット3の両側には吊り下げ滑車10a、10a、10b、10bが軸支され、この吊り下げ滑車10a、10a、10b、10bには吊り下げワイヤー11a、11bが巻き付いている。すなわち、固定上端12aから垂下した吊り下げワイヤー11aは前方の吊り下げ滑車11aの下側に巻き付き、該吊り下げワイヤー11aは後方の吊り下げ滑車10aの上側に巻き付き、更に下方へ延びて固定下端13aに止着されている。
【0020】
すなわち、吊り下げワイヤー11aは2個の吊り下げ滑車10a、10aに巻き付いて屈曲し、しかもダブ付くことなく一定の張力が付与されている。これは上段パレット3の反対側に設けている吊り下げ装置も同じであり、吊り下げワイヤー11bは2個の吊り下げ滑車10b、10bに巻き付き、しかも一定の張力が付加されて緊張している。
【0021】
上段パレット3の後方側は上記固定滑車7a、7bから垂下するワイヤー8a、8bに吊設され、一方の前側(入口側)は吊り下げワイヤー11a、11bにて吊設されている。ここで、上段パレット3の後方側がワイヤー8a、8bを引っ張ることで昇降動するならば、後方側の吊り下げ滑車10a、10bも同じく昇降動し、更に入口側の吊り下げ滑車10a、10bも同時に、同距離だけ昇降同することが出来る。
【0022】
今、固定下端13aと後方側吊り下げ滑車までの高さをH1 とし、入口側吊り下げ滑車10aから固定上端12aまでの高さをH2 とする場合、上段パレット3の後方側がワイヤー8a、8bによって引き上げられてaだけ上昇するならば、固定下端13aと後方側吊り下げ滑車10aまでの吊り下げワイヤー11aの長さはH1 +aとなり、逆に入口側吊り下げ滑車10aと固定上端12aまでの吊り下げワイヤー11aの長さはH2 −aとなる。両吊り下げ滑車10a−10a間距離は不変であることから、入口側の吊り下げ滑車10aと固定上端12aまでの吊り下げワイヤー11aの長さが短くなった分だけ上昇する。すなわち、上段パレット3は後方側と平行して、常に水平状態を保たれて昇降動することが出来る。
【0023】
同じく、上段パレットの後方側にはバランサー装置が装着されていて、昇降滑車9aと同軸にバランス滑車14a、15aが軸支され、同じく昇降滑車9bと同軸にはバランス滑車14b、15bが取り付けされている。そして両バランス滑車14a、14bにはバランスワイヤー16が、同じくバランス滑車15a、15bにはバランスワイヤー17が巻き付き、各バランスワイヤー16、17の両端は固定上端及び固定下端に止着され、一定の張力が付加されている。従って上段パレット3は左右に傾くことなく昇降動することが出来る。すなわち、上記吊り下げ装置と同じ原理であって、両バランサー装置が対をなして装着されている。
【0024】
そして該上段パレット3が上昇して所定の位置に達した場合には、吊り下げ装置18、18…に載って支持される。吊り下げ装置18は回転する吊り棒19の下端に受け20を有し、上段パレット3は受け20に載って支持されることになるが、上段パレット3の両側の前後端部に設けられ、前後の吊り下げ装置18、18は連結棒21にて連結されている。図3に示しているように吊り棒19の上端には円盤22が取着され、この円盤外周部に連結棒21が連結されている。
【0025】
そしてフレームにはシリンダー23が取着され、このシリンダー23にて連結棒21はスライドして吊り下げ装置18、18の吊り棒19を回転することが出来る。所定の高さに上昇した上段パレット3は吊り下げ装置18、18の受け20、20に載って支持される。勿論、該吊り下げ装置18、18は図1に示しているようにフレームの横桟に取り付けされている。
【0026】
又、上段パレット3の後方端には当り板24が水平に延び、この当り板24はストッパーユニット25に当り、それ以上上昇することが出来ないようになっている。本発明の駐車場装置では1個のモーターによってフレームに装着されている複数のパレットを昇降動することが出来るが、昇降動する所定のパレット以外を固定することで、すなわち吊り下げ装置18、18…とストッパーユニット25により昇降動をロックすることで、定められたパレットだけが昇降動する。
【0027】
図4は上段パレット3に載置している自動車を出庫させる場合の動作を表している。図示していないが各パレット1、2、3…には自動車が載っており、走行パレット1が下方にある為にそのまま降下することは出来ない。そこで▲2▼に示すように走行パレット1を隣へ横移動させたところで降下しなくてはならず、上段パレット3は吊り下げ装置18の受け20に載っている為に、▲3▼のごとく上段パレット3を僅かに持ち上げたところで吊り下げ装置18の吊り棒19を回転し、受け20を外して▲4▼のごとく降下する。
【0028】
前記図2で説明したように、このパレット以外は吊り下げ装置18、18…に載っている為に降下することは出来ず、モーター5を駆動することで所定の上段パレット3だけが降下することになる。上段パレット3は走行パレット1が走行するレールに載って支持され、載置している自動車は該パレットから出ることが出来る。そして空いた上段パレット3には別の自動車が入り、▲6▼のごとく二階へ引き上げられる。勿論、この場合も他のパレットは固定されている為に動くことはなく、該パレットだけがワイヤー8によって引き上げられる。
【0029】
二階に持ち上げられた上段パレット3は落下しないように吊り下げ装置18、18…の受け20、20…に載って支持される。そして空になった床面には隣の走行パレット1が移動して上段パレット3と同じ列に収まる。勿論、走行パレット1は隣列の自動車が出庫しない場合には移動する必要はない。下段パレット2に載っている自動車が出庫する場合も同じく走行パレット1が隣へ移動したところで下段パレット2が引き上げられる。
【0030】
下段パレット2を引き上げる場合には、ストッパーユニット25を解除してからモーター5を駆動することで上昇することが出来る。該モーター5はワイヤー8をドラムに巻き付けして引っ張ることになるが、ワイヤー8はフレーム4の柱に取り付けしている固定滑車7a、7b…及びパネル後方端に取着している昇降滑車9a、9b…をジグザグ状に走行して所定の下段パネル2だけを引き上げる。固定滑車7a、7b…は定位置に定まり、又昇降滑車9a、9bもパネルが固定されることで定位置に定まっている。従ってストッパーユニット25が解除された所定の下段パネル2だけがワイヤー8により引き上げられる。
【0031】
図5は床面に走行パレット1と地下に下段パレット2を設けている場合であり、二階にはパレットを備えていない。前記実施例の場合と同じく、床面パレット1、1はスライドすることが出来るように空間が設けられ、下段パレット2は上昇することが出来る。フレーム4の柱6、6…には床面の高さにモーター5、固定滑車7、7が取り付けされ、該モーター5から延びるワイヤー8が巻き付き、ワイヤーの先端は柱上端に固定されている。
【0032】
そして、各柱6、6…間には下段パレット2、2…が配置されて、該下段パレット2の後方両サイドに取着している昇降滑車9、9は上記ワイヤー8に載って支えられている。勿論、前記実施例の場合と同じく下段パレットの両側には吊り下げ装置を有し、後方にはバランス装置を備えている。このバランス装置は前記実施例の場合とは異なり、左右のバランス滑車にワイヤーを巻き付けして回転角度を等しくしている。そしてバランス滑車と昇降滑車9、9とを一体化して取り付けしているならば両昇降滑車9、9の回転角度が互いに等しくなって、パレット2が左右に傾くことはない。
【0033】
更に該バランス装置はこれらの場合に限定せず、左右の昇降滑車をギアを介して連結することで回転角度を等しくすることも出来る。従って、モーター5が回転駆動することで、ワイヤー8の全長が変化して下段パレット2は水平状態を保ちながら昇降動することが出来る。同図において左右両側の下段パレット2、2は上昇しないように固定されている為に、中央の下段パレット2のみがワイヤー8の巻き取りに伴う走行にて上昇する。
【0034】
図6は床面に走行パレット1と二階に上段パレット3を設けている場合であり、地下にはパレットを備えていない。床面パレット1、1はスライドすることが出来るように空間が設けられ、上段パレット3は降下することが出来る。フレーム4の柱6、6…の上端にはモーター5、固定滑車7、7が取り付けされ、該モーター5から延びるワイヤー8が巻き付き、ワイヤーの先端は反対側の柱上端に固定されている。
【0035】
各柱6、6…間には上段パレット3、3…が配置されて、該上段パレット3の後方両サイドに取着している昇降滑車9、9は上記ワイヤー8に載って支えられている。フレーム4の上部には上昇した上段パレット3を支える為の吊り下げ装置が設けられ、又上段パレット3が支持されている高さから更に上昇することを防止する為のストッパーユニット25が備わっている。従って、吊り下げ装置とストッパーユニット25が解除された上段パレット3はモーター5の駆動にて降下することが出来る。
【0036】
同図では、両側の上段パレット3、3が固定されていて、中央の上段パレットのみが降下している場合を示している。以上述べたように、本発明の駐車場装置は床面と二階それに地下の3か所にパレットを配置した列を配列して構成し、全てのパレットの昇降動を1個のモータにて駆動したものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0037】
【発明の効果】
本発明の駐車場装置はスライドすることが出来る走行パレット、そして地下と二階には昇降動することが出来る下段パレットと上段パレットを装着し、これら各パレットにて構成した列を左右に設置したものであるが、全ての下段パレット及び上段パレットは1個のモーターにて昇降動することが出来る為に、装置全体としての構造は簡単となり、勿論、製作費は安くなる。そして二階に引き上げられたパレットは吊り下げ装置の受けに載り、下段パレットは地下面に着地する為に自動車を載置しても安定して支えることが出来、モーターやストッパーユニットには負担をかけない。一方、本発明の駐車場装置は走行パレットと下段パレット、又は走行パレットと上段パレットの2か所にパレットを設けて構成することも出来るが、その構造は一段と簡略化され、製造コストも安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駐車場装置を表す実施例。
【図2】上段パレットの昇降駆動装置。
【図3】上段パレットに載っている自動車が出庫する場合のパレットの動作。
【図4】吊り下げ装置の作動部。
【図5】床面と地下にパレットを配置した本発明の駐車場装置。
【図6】床面と二階にパレットを配置した本発明の駐車場装置。
【図7】各パレットに自動車が載っている駐車場装置の概略図。
【符号の説明】
1 走行パレット
2 下段パレット
3 上段パレット
4 フレーム
5 モーター
6 後方柱
7 固定滑車
8 ワイヤー
9 昇降滑車
10 吊り下げ滑車
11 吊り下げワイヤー
12 固定上端
13 固定下端
14 バランス滑車
15 バランス滑車
16 バランスワイヤー
17 バランスワイヤー
18 吊り下げ装置
19 吊り棒
20 受け
21 連結棒
22 円盤
23 シリンダー
24 当り板
25 ストッパーユニット

Claims (3)

  1. 床面には走行パレットを、地下には下段パレットを、そして二階には上段パレットを配置して構成した列を左右に設け、そして床面の何れか一列の走行パレットを無くして隣の走行パレットを空いた箇所へスライドすることが出来、又下段パレット及び上段パレットは走行パレットのない空間を利用して昇降動することが出来る駐車場装置において、上下段パレットの後方端の両側には昇降滑車を取り付けし、フレームの両柱に取着した固定滑車に巻き付いて垂下するワイヤーに載って支持され、そして上下段パレットの両側には2個の吊り下げ滑車を前後に取着すると共に、パレットの入口側上部の固定上端から吊り下げワイヤーを垂下して前方吊り下げ滑車に巻き付けすると共に後方の吊り下げ滑車からパレット後方端下方に設けた固定下端に吊り下げワイヤー端を固定し、更に上下段パレットの後方端にはバランス装置を備えてパレットの左右の傾きを無くし、フレームの上端に配置したモーターのドラムに巻き付けした1本の連続したワイヤーを上記固定滑車及び昇降滑車にジグザグ状を成して巻き付け、そしてフレームの横桟には上昇した上段パレットを支持する為の吊り下げ装置を取着し、又上下段パレットの後方にはパレットの上昇を阻止すると共に解除可能なストッパーユニットを備えたことを特徴とする駐車場装置。
  2. 床面には走行パレットを、二階には上段パレットを配置して構成した列を左右に設け、そして床面の何れか一列の走行パレットを無くして隣の走行パレットを空いた箇所へスライドすることが出来、又上段パレットは走行パレットのない空間を利用して降下することが出来る駐車場装置において、上段パレットの後方端の両側には昇降滑車を取り付けし、フレームの両柱に取着した固定滑車に巻き付いて垂下するワイヤーに載って支持され、そして上段パレットの両側には2個の吊り下げ滑車を前後に取着すると共に、パレットの入口側上部の固定上端から吊り下げワイヤーを垂下して前方吊り下げ滑車に巻き付けすると共に後方の吊り下げ滑車からパレット後方端下方に設けた固定下端に吊り下げワイヤー端を固定し、更に上段パレットの後方端にはバランス装置を設けてパレットの左右の傾きを防止し、フレームの上端に配置したモーターのドラムに巻き付けした1本の連続したワイヤーを上記固定滑車及び昇降滑車にジグザグ状を成して巻き付け、そしてフレームの横桟には上昇した上段パレットを支持する為の吊り下げ装置を取着し、又上段パレットの後方にはパレットの上昇を阻止すると共に解除可能なストッパーユニットを備えたことを特徴とする駐車場装置。
  3. 上記吊り下げ装置は上段パレットの両側前後に設けて、吊り棒の下端にはパレットが載る受けを有し、そして前後の吊り下げ装置の吊り棒を連結棒にて連結すると共に、該連結棒をスライドさせることで吊り下げ装置が回転して受けの向きを変えるようにした請求項1、又は請求項2記載の駐車場装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105986691A (zh) * 2015-02-13 2016-10-05 詹刚 侧方位无避让型多层停车系统

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