JP2008024409A - エレベータのピットはしご装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピット12における作業性向上と作業安全性向上を図る。
【解決手段】 エレベータの昇降路11のピット12上側の出入口15の乗場シル16の下面とピット床面22との間に、第1、第2の縦棒24,25とステップ26とからなるはしご23を挿入する。はしごの第1の縦棒24を乗場シルの下面とピット床面とに対して回動自在、上下移動自在、かつ上方へ付勢されるように設けている。
そして、作業員は、このはしご23を乗場シル16外へ回動させて、ステップ26に乗り込むことによって、作業員の自重にて、第1、第2の縦棒24、25、各ステップ26が下方へ移動して、第2の縦棒25の下端のストッパー部材31がピット床面22に当接して、はしご23は安定する。
【選択図】 図3
【解決手段】 エレベータの昇降路11のピット12上側の出入口15の乗場シル16の下面とピット床面22との間に、第1、第2の縦棒24,25とステップ26とからなるはしご23を挿入する。はしごの第1の縦棒24を乗場シルの下面とピット床面とに対して回動自在、上下移動自在、かつ上方へ付勢されるように設けている。
そして、作業員は、このはしご23を乗場シル16外へ回動させて、ステップ26に乗り込むことによって、作業員の自重にて、第1、第2の縦棒24、25、各ステップ26が下方へ移動して、第2の縦棒25の下端のストッパー部材31がピット床面22に当接して、はしご23は安定する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、エレベータの昇降路のピット内に設けられ、ピット床面とピットに隣接するかごに対する出入口とを連絡するためのエレベータのピットはしご装置に関する。
一般に、エレベータにおいて、点検や補修等のメンテナンス作業を行うために、作業員が、昇降路の最下部に設けられているピットのピット床面に最下階のエレベータホールの乗場ドアを開放した状態の出入口から下りることがあるので、ピット内に予めはしご(ピットはしご装置)が準備されている。
エレベータの通常運転時には、エレベータの昇降路の最下部に設けられたピット内にエレベータのかごが降りてくることはないが、高い安全性を確保するために、ピット内にかごが入るスペースを確保しておく必要がある。したがって、ピット内におけるはしごの設置位置、又は収納位置を工夫する必要がある。
図8は特許文献1に記載されたピット内におけるはしごの設置方法を示す上面図である。エレベータの昇降路1の最下部に設けられたピット2においては、かご3と釣合重り4のスペースが確保されている。最下階のエレベータホールに通じるかご3への出入口5が形成されている昇降路1の一つの壁6における出入口5の下側位置に乗場シル7が昇降路1内へ突設されている。この乗場シル7は利用客が出入口5からかご3へ安全に乗り移るために設けられている。はしご8は、この乗場シル7の下面とピット2のピット床面9との間に、設けられている。
具体的には、はしご8を構成する一対の縦棒10a、10bの一方の縦棒10aを乗場シル7の下面とのピット床面9との間に上下方向に余裕を持って回転自在に支持し、このはしご8の不使用状態(通常状態)時には、このはしご8を壁6に平行状態に回動して、他方の縦棒10bの下端を壁6近傍のピット床面9に穿設された第1の固定穴に嵌め込まれている。すなわち、この不使用状態(通常状態)時においては、はしご8は乗場シル7の下側に収納されている。
そして、作業員がピット2内で、作業を行う場合においては、はしご8を少し持ち上げて、他方の縦棒10bの下端を固定穴から外して、図8に示すように、はしご8を一方の縦棒10aを中心に時計方向に90度回動させ、他方の縦棒10bの下端を当該位置に穿設された第2の固定穴に嵌め込み固定する。この状態で、作業員はこのはしご8を利用して、出入口5からピット床面9へ降りる。ピット2内における一連の作業が終了すると、はしご8を元の壁6に対する平行状態に戻し、他方の縦棒10bの下端を元の第1の固定穴に嵌め込み固定する。
特開2003−327372号公報
しかしながら上述した収納手法を採用した、エレベータのピットはしご装置においてもまだ改良すべき次のような課題があった。
すなわち、作業員は、ピット2内での作業を実行するに先だって、出入口5から自己の下方に位置するはしご8を、少し持ち上げて、壁6に対して、直交する方向まで回動させて、他方の縦棒10bの下端を当該位置に穿設された第2の固定穴に嵌め込み固定する必要がある。しかしながら、この下方に位置するはしご8に対する作業は、作業員にとって不安定な姿勢での作業となり、安全性の問題が生じる。さらに、煩雑な長時間を有する作業となる。
また、はしご8の使用時における回動角が90度に固定されており、ピット2内のピット床面9に第2の固定穴が予め穿設されている。しかし、ピット2内のピット床面9には、かごダンパを含む複数の機器が設置されているので、はしご8を任意の回動角度状態で使用できることが要求されている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ピット内で作業を行う作業員にとって、簡単にかつ安全に、ピット内の収納位置から使用可能位置への引出し、作業員自体の昇降路の壁に形成されたかごへの出入口からピット床面への移動、及びピット床面から出入口への移動、使用後におけるピット内における収納を図ることができるエレベータのピットはしご装置を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明は、エレベータの昇降路のピット内に設けられ、ピット床面と当該ピットに隣接するかごへの出入口とを連絡する、第1、第2の縦棒とこの第1、第2の縦棒を連結する複数のステップとを有するエレベータのピットはしご装置において、第1の縦棒の上端部及び下端部に設けられ、当該縦棒の上端及び下端を、出入口の下側端の昇降路内に突設された乗場シルの下面とピット床面とに対して回動自在にかつ上下移動自在に支持する一対の支持機構と、この一対の支持機構に組込まれ第1の縦棒及びこの第1の縦棒にステップを介して接続された第2の縦棒を上方へ付勢するばね部材と、第2の縦棒の下端に固定され、通常状態時においてはばね部材の上方への付勢力にてピット床面と離間しており、第1の軸棒が回動された状態において、ステップに対する下方への荷重印加に応じてばね部材の上方への付勢力に抗してピット床面に当接するストッパー部材とを備えている。
このように構成されたエレベータのピットはしご装置においては、このピットはしご装置(以下、単に「はしご」と略記する)の第1の縦棒の上下端は、乗場シルの下面とピット床面に回動自在でかつ上下移動自在に支持されている。そして、例えば、作業員がステップに足をかけていない状態、すなわち、このはしごが使用されていない通常状態において、このはしごの昇降路の壁に対する回動角度が「0」に設定されている。したがって、この状態においては、はしごはピット内の乗場シルの下方位置に収納されている。
このはしごの第1、第2の縦棒はばね部材で上方へ付勢されているので、第2の縦棒の下端のストッパー部材はピット床に接触しなく、作業員は簡単に、はしごを昇降路の壁に対して任意の回動角に移動させることが可能である。はしごが目的の角度に位置した状態で、作業員がステップに足を掛けると、下方に荷重が印加され、第2の縦棒の下端のストッパー部材がピット床面に当接する。したがって、作業員はしごを任意角度に設定して使用可能である。
また、別の発明は、上述した発明のエレベータのピットはしご装置において、第2の縦棒内に形成された上端に連通する収納部に対して、第2の縦棒の上方へ引出し自在に収納された棒状手すりを備えている。
このように構成されたエレベータのピットはしご装置においては、壁に形成された出入口にいる作業員は、この棒状手すりを第2の縦棒の上端から引出して使用することにより、より安全にはしごの乗り降り、及びはしごの引出し、収納操作を実施できる。
また、別の発明は、上述した発明のエレベータのピットはしご装置において、通常状態時においては、第1、第2の縦棒を含む面が昇降路における出入口が形成された壁に平行になるように、第1の縦棒に回動力を付与するクローザ機構を備えている。
このように構成されたエレベータのピットはしご装置においては、作業員がはしごから離れると、はしごは、自動的に第1、第2の縦棒を含む面が昇降路における出入口が形成された壁に平行になるように、自動的に戻る。
また、別の発明は、上述した発明のエレベータのピットはしご装置において、第1の縦棒の回動角が、第1、第2の縦棒を含む面が昇降路における出入口が形成された壁に平行になる基準回動角に一致しないと、エレベータに対する安全確認信号を出力しない安全回路を備えている。
このように構成されたエレベータのピットはしご装置においては、はしごが乗場シルの下側に収納されていない状態においては、エレベータに対する安全確認信号が出力されないので、作業の安全性を向上することができる。
本発明においては、簡単にかつ安全に、はしごをピット内の収納位置から使用可能位置への引出し、使用後におけるピット内における収納を実施でき、ピット内で作業を行う作業員に対する良好な作業環境を提供できる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるエレベータのピットはしご装置が組込まれたエレベータシステム全体を示す模式図である。
建屋内に設けられた昇降路11の下部にピット12が設けられ、昇降路11の上側に機械室13が配置されている。昇降路11の各階のエレベータホールに対向する壁14にかご18に対する乗り降りするための出入口15が形成されている。この出入口15には図示しない乗場ドアが取付けられている。各出入口15の下側位置に乗場シル16が昇降路11内へ突設されている。この乗場シル16は利用客が出入口15からかご18へ安全に乗り移るために設けられている。機械室13内には、巻上機17が設置されており、この巻上機17のシーブ17aに、両端にかご18及び釣合重り19が接続された主ロープ20が懸架されている。制御盤21は巻上機17を駆動して、がご18を利用者が指定した階へ移動制御する。
昇降路11のピット12内の乗場シル16の下面とピット床面22の間に、実施形態のエレベータのピットはしご装置としてのはしご23が収納されている。
図2は昇降路11のA−A’線で切断したピット12の水平断面図であり、図3はピット12を斜め上方から見た斜視図である。図2に示すように、このピット12においてはかご18と釣合重り19の収納領域が確保されている。図3に示すように、はしご23は互いに平行する第1の縦棒24と第2の縦棒25と両者を接続する4本のステップ26とで構成されている。第1の縦棒24の上端部及び下端部には、当該縦棒24の上端及び下端を、乗場シル16の下面とピット床面22とに対して回動自在にかつ上下移動自在に支持する一対の支持機構27、28が組込まれている。
一方、第2の縦棒25内には、図4に示すように、棒状手すり29が第2の縦棒25の上方へ引出し自在に収納されている。この棒状手すり29には第2の縦棒25の上方へ引出たときにずり落ちないように、緩衝材30で第2の縦棒25内に支持されている。第2の縦棒25の下端にはストッパー部材31が取付けられている。
図2は、はしご23を乗場シル16の下側に収納した状態を示し、図3は、はしご23を第1の縦棒24を中心に時計方向に90度回動してピット12の中央部に引出した状態を示す。なお、はしご23を乗場シル16の下側に収納した状態においては、棒状手すり29は上方へ引出せなく、はしご23をピット12の中央部に引出した状態において、棒状手すり29を乗場シル16より上方に引出ことが可能である。
図4は、第1の縦棒24の上端及び下端を、乗場シル16の下面とピット床面22とに対して回動自在にかつ上下移動自在に支持する各支持機構27、28の詳細構成を示すはしご23の断面模式図である。
第1の縦棒24内に形成された貫通孔に固定軸32が挿入されており、この固定軸32の上端32aが乗場シル16の下面に固定され、固定軸32の下端32bがピット床面22に固定される。第1の縦棒24内に形成された貫通孔の上部位置及び下部位置には、水平面内に回転可能な環状板33a、33bが設けられ、この環状板33a、33bと固定軸32に形成された段部との間にコイルばね34a、34bが介挿されている。
このように構成された支持機構27、28において、第1の縦棒24は上下端32a、32bが乗場シル16の下面及びピット床面22に固定された固定軸32に対して回動可能である。さらに、第1の縦棒24はコイルばね34a、34bにて、上方へ付勢されている。第1の縦棒24にはステップ26を介して第2の縦棒25が接続されているので、この状態においては、この第2の縦棒25の下端のストッパー部材31は、ピット床面22と離間している。
したがって、このはしご23を使用していない、図5(a)に示す状態において、作業員がこのはしご23を使用するために、ステップ26に足を掛けると、ステップ26に対して下向きの荷重が印加され、第1の縦棒24、第2の縦棒25が、コイルばね34a、34bの上方への付勢力に抗して下方へ移動し、ストッパー部材31がピット床面22に当接する。
さらに、図4に示すように、第1の縦棒24内に形成された貫通孔と固定軸32との間にはコイルばねバネ35がクローザ機構として組込まれている。このクローザ機構及び安全回路について図6を用いて説明する。図6に示すように、第1の縦棒24内に形成された貫通孔と固定軸32との間には、前述したコイルばねバネ35の他に、固定軸32に対する第1の縦棒24の回動動作を停止する回動ストッパー36、及び接点37が組込まれている。
すなわち、このはしご23を使用していない、図5(a)に示す状態においては、第1の縦棒24は、固定軸32に対して、矢印で示す反時計方向の回転力が付勢されており、はしご23は回動ストッパー36にて、ピット12の壁14に平行状態の基準回動角で強制停止されている。接点37は、はしご23がピット12の壁14に平行状態、すなわち、はしご23が乗場シル16の下側に収納されている状態にのみオン状態となる。この接点37のオン/オフ状態は、図7(a)に示すように、機器室13の制御盤21内に組込まれた安全制御部39にて監視されている。
さらに、ピット12に対する出入口15近傍の昇降路11内の壁14には、ピット安全スイッチ38が取付けられている。作業員は、ピット12で作業を開始するに前に、ピット安全スイッチ38を開放し、ピット12での作業が終了して、ピット12から出入口15へ退出するときにピット安全スイッチ38を投入する。
図7(b)は機器室13の制御盤21内に組込まれた安全制御部39の回路構成図である。+vボルトの安全確認信号がクローザ機構に設けられた接点37、ピット安全スイッチ38、その他の複数の接点を直列に介して巻上機17を駆動制御する駆動制御部40に入力される。
このような構成においては、はしご23が壁14に対する平行状態から第1の縦棒24を中心に時計回りに回動して、接点37が開放されると、安全確認信号が駆動制御部40へ入力されない。ピット安全スイッチ38も投入されていないと安全確認信号は駆動制御部40に入力されない。駆動制御部40は安全確認信号が入力されている状態において、巻上機17の駆動が可能となる。すなわち、接点37は、はしご23が平行状態でない基準回動角以外はエレベータに対する安全確認信号を出力しない安全回路を構成する。
このように構成されたエレベータのピットはしご装置の使用例を図3を用いて説明する。作業員がピット12内での作業をしていない状態においては、はしご23は点線で示すように乗場シル16の下側に収納されている。したがって、クローサ機構に設けられた接点37、ピット安全スイッチ38は閉じられているため、機械室13の制御盤21の安全制御部部39は安全確認信号を駆動制御部40へ送出しているため、エレベータは正常に運転可能である。
作業員がピット12内での作業を開始する場合、エレベータをマニュアル運転で2階以上の階に停止させて、1階の出入口15の扉を開けて、昇降路11内の壁14に設けられたピット安全スイッチ38を開放して、駆動制御部40への安全確認信号を遮断する。次に、はしご23の第2の縦棒25を持って、このはしご23を時計方向に少し回動させて、第2の縦棒25の上端が乗場シル16の外側に出ると、棒状手すり29を上方へ引出す。
作業員が、この棒状手すり29をもって、はしご23を作業に適した角度に設定したのち、はしご23のステップ26に乗り移ると、作業員の自重にて、第1、第2の縦棒24、25、各ステップ26が下方へ移動して、第2の縦棒25の下端のストッパー部材31がピット床面22に当接して、はしご23は安定する。したがって、作業員は安全にピット床面22に降り立つことができる。
ピット床面22において、作業員がはしご23から離れると、はしご23の第1、第2の縦棒24、25がコイルばね34a、34bにて上方へ移動し、クローザ機構にて、はしご23が基準回動角度位置である元の収納位置に戻ろうとする。しかし、上方へ引出された棒状手すり29が乗場シル16の前面に当接するので、はしご23は完全に元の収納位置に戻ることはない。したがって、駆動制御部40への安全確認信号は遮断されたままである。したがって、ピット12内で各種の作業を行っている作業者の安全性が確保される。この場合、はしご23は自動的に元の収納位置近傍に戻るので、作業の邪魔になることはない。
作業員は、ピット12内での作業が終了すると、はしご23を自己が利用し易い角度まで引出して、このはしご23を用いて、出入口15まで昇る。そして、棒状手すり29を第2の縦棒25の上端における元の位置まで差込むと、クローサ機構にて、はしご23が基準回動角度位置である元の収納位置に自動的に戻る。したがって接点37は閉成される。最後に、作業員は昇降路11内の壁14に設けられたピット安全スイッチ38を投入する。その結果、機械室13の制御盤21の安全制御部部39は安全確認信号を駆動制御部40へ送出開始し、エレベータは運転可能状態に移行する。
以上説明したように、このはしご23が使用されていない通常状態において、このはしご23はピット12内の乗場シル16の下方位置に収納されている。また、はしご23の第1、第2の縦棒24、25は上方へ付勢されているので、第2の縦棒25の下端のストッパー部材31はピット床面22に接触しなく、作業員は簡単に、はしご23を昇降路11の壁14に対して任意の回動角に移動させることが可能である。また、クローザ機構にて、はしご23を使用していない時には、自動的に元の収納位置に戻るようにしている。したがって、作業員の負担を軽減できる。
また、はしご23の第2の縦棒25には、上方へ引出し可能な棒状手すり29が設けられているので、作業員はより安全にはしご23の乗り降り、及びはしご23の引出しを実施できる。
さらに、はしご23が乗場シル16の下側に収納されていない状態においては、駆動制御部40に安全確認信号が入力されないので、ピット12における作業期間中にエレベータが誤って動くことがより確実に防止される。
11…昇降路、12…ピット、13…機械室、14…壁、15…出入口、16…乗場シル、18…かご、22…ピット床面、23…はしご、24…第1の縦棒、25…第2の縦棒、26…ステップ、27,28…支持機構、29…棒状手すり、31…ストッパー部材、32…固定軸、34a,34b,35…コイルばね、37…接点、38…安全スイッチ、40…駆動制御部
Claims (5)
- エレベータの昇降路のピット内に設けられ、ピット床面と当該ピットに隣接するかごへの出入口とを連絡する、第1、第2の縦棒とこの第1、第2の縦棒を連結する複数のステップとを有するエレベータのピットはしご装置において、
前記第1の縦棒の上端部及び下端部に設けられ、当該縦棒の上端及び下端を、前記出入口の下側端の昇降路内に突設された乗場シルの下面と前記ピット床面とに対して回動自在にかつ上下移動自在に支持する一対の支持機構と、
この一対の支持機構に組込まれ前記第1の縦棒及びこの第1の縦棒にステップを介して接続された第2の縦棒を上方へ付勢するばね部材と、
前記第2の縦棒の下端に固定され、通常状態時においては前記ばね部材の上方への付勢力にて前記ピット床面と離間しており、前記第1の軸棒が回動された状態において、前記ステップに対する下方への荷重印加に応じて前記ばね部材の前記上方への付勢力に抗して前記ピット床面に当接するストッパー部材と
を備えたことを特徴とするエレベータのピットはしご装置。 - 前記第2の縦棒内に形成された上端に連通する収納部に対して、第2の縦棒の上方へ引出し自在に収納された棒状手すりを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータのピットはしご装置。
- 通常状態時においては、前記第1、第2の縦棒を含む面が前記昇降路における前記出入口が形成された壁に平行になるように、前記第1の縦棒に回動力を付与するクローザ機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータのピットはしご装置。
- 前記クローザ機構は前記第1の縦棒内に組込まれていることを特徴とする請求項3記載のエレベータのピットはしご装置。
- 前記第1の縦棒の回動角が、前記第1、第2の縦棒を含む面が前記昇降路における前記出入口が形成された壁に平行になる基準回動角に一致しないと、前記エレベータに対する安全確認信号を出力しない安全回路を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のエレベータのピットはしご装置。
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