JP2014024629A - エレベータ装置 - Google Patents

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英樹 入山
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Abstract

【課題】保守点検作業時において、昇降路内の乗場の下方に格納されているエレベータ制御盤を、かごの上面に乗ることなく、乗場通路から保守点検可能な位置まで引き出し、収納でき、作業員が容易、且つ安全に保守点検作業を行うことができるエレベータ装置を得る。
【解決手段】エレベータの昇降路1内において、所定の乗場の下方で、昇降する当該エレベータのかご2と接触しない位置にエレベータの制御盤3を設け、乗場の敷居5の下方で、昇降する当該かご2と接触しない位置に、当該制御盤3と連結し、当該敷居5の近傍に取っ手7を備えたプレート6を設けるとともに、当該乗場の床下にある当該制御盤3を上方へ引き上げても当該乗場の床及び当該敷居5と接触しない位置へ移動可能とする移動機構9と、上方へ引き上げても当該乗場の床及び当該敷居5と接触しない位置にある当該制御盤3を当該乗場の床面近傍へ移動可能とする牽引補助機構10とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、エレベータ装置に係り、特にエレベータを制御する制御盤の保守点検時に制御盤を引き出す機構に関するものである。
従来の機械室を有しないエレベータ装置においては、制御盤を昇降路内にあってかごの昇降と接触しない位置に配設すると共に、制御盤を乗場通路に引き出す機構を備えることが提案されている。例えば、通常時には制御盤を昇降路内の乗場敷居の下方に格納し、保守時には制御盤を乗場通路まで回動して立ち上げる構成が提案されている(特許文献1参照)。
又、他の従来の技術としては、次の技術がある。特定階の乗場の床部分にエレベータの制御盤の収納部を形成する。その収納部内に制御盤を収納すると共に、収納部の上面開口部に点検用の開閉扉を構成する。さらに制御盤の収納部の底壁部と制御盤との間に、上記制御盤を上方に付勢するスプリング等のバネ部材を設ける構成としている(特許文献2参照)。
WО00/03941号公報(第10-11頁、第13図)
特開2001−002353号公報(第4頁、第5図)
上記特許文献1においては、保守点検作業を乗場通路で行うエレベータの制御盤が、昇降路内の乗場敷居の下方に収納されている。しかし保守点検作業時において、エレベータの制御盤の重量が大きいため、作業員が乗場通路から保守点検可能な位置まで制御盤を持ち上げることは困難である。そこで作業員がかごの上面に乗り、乗場通路側へ回動、立ち上げる構成となっている。又、制御盤を収納する際においても、作業員がかごの上面に乗り、昇降路壁側へ回動、収納する構成となっている。以上のとおり、エレベータの制御盤を保守点検可能な位置まで持ち上げる、又は収納する際、必ず作業員がかごの上に乗って行う作業を伴うため、保守点検の作業性が悪いという課題があった。
上記特許文献2においては、エレベータの制御盤を収納するため、収納部を床部分に形成する。その収納部の上面開口部には、点検用の開閉扉が設けられている。このため、乗場通路の意匠性を損なうことになる。
この発明は、上記のような課題を解決する為になされたもので、エレベータの制御盤をかご上面に乗ることなく、乗場通路から引き出し、収納でき、作業員が容易、且つ安全に保守点検作業を行うことができるエレベータ装置を提供することを目的としている。
この発明に係わるエレベータ装置は、エレベータの昇降路内において、所定の乗場の下方で、昇降する当該エレベータのかごと接触しない位置に設けられた当該エレベータの制御盤と、当該乗場の敷居の下方で、昇降する当該かごと接触しない位置に当該制御盤と連結して設けられ、当該敷居の近傍に取っ手を備えたプレートと、作業員が当該乗場から当該取っ手を使って当該乗場側の昇降路壁から遠ざかる方向の力を当該プレートに加えた場合、当該プレートの動きと連動して、当該乗場の床下にある当該制御盤を、上方へ引き上げても当該乗場の床及び当該敷居と接触しない位置へ移動可能とする移動機構と、当該作業員が当該乗場から当該取っ手を使って当該かごが上昇する方向の力を当該プレートに加えた場合、当該プレートの動きと連動して、上方へ引き上げても当該乗場の床及び当該敷居と接触しない位置にある当該制御盤を、当該乗場の床面近傍へ移動可能とする牽引補助機構とを備えたものである。
この発明に係わるエレベータ装置は、昇降路内の所定の乗場の床下にエレベータの制御盤を備え、制御盤を移動可能とする移動機構及び牽引補助機構を設け、制御盤に連結するプレートの動きと移動機構及び牽引補助機構が連動することにより、制御盤を移動させる。このような構成により、作業員は、エレベータの制御盤の保守点検の際、制御盤の引き出し及び引き上げ動作を、かごの上面に乗ることなく、容易に行うことができるので、保守点検の作業性が向上する。
この発明の実施の形態1における保守点検作業前を示すエレベータの昇降路内の断面図である。 図1中のA部断面図及び平面図(乗場の床の断面図及び平面図)である。 この発明の実施の形態1における制御盤の引き上げ動作を示すエレベータの昇降路内の断面図である。 この発明の実施の形態1における制御盤の引き上げ動作を示す乗場の正面図である。 この発明の実施の形態1における制御盤の保守点検状況を示す乗場の正面図である。 この発明の実施の形態2における制御盤の引き上げ動作を示すエレベータの昇降路内の断面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における保守点検作業前の状態を示し、エレベータの制御盤3の収納状態における昇降路1内の断面図である。はじめに、この発明の実施の形態1における制御盤3を収納した状態について説明する。エレベータの昇降路1内を、エレベータのかご2が昇降する。かご2の昇降を制御するためのエレベータの制御盤3は、エレベータの昇降路1内の有効活用されていない空間、例えば階間の乗場通路13(乗場の床面)の床下もしくは最下階の乗場通路13床下に設ける。その制御盤3は、保守点検面及び前面カバー4が乗場通路13側の昇降路壁8に対向するように構成されている。
エレベータの昇降路1内における階間の乗場通路13の床下の空間、すなわち乗場の敷居5の下方に規定値以上の広さの空間がある場合、通常、この空間を塞ぐために、敷居5の下方近傍に、乗場通路13側の昇降路壁8に対向するようにフェッシャープレート6(保護面)が設けられる。つまりフェッシャープレート6は、昇降路1内をかご2が昇降する時、階間の乗場通路13の床下の空間と昇降路1内のかご2が昇降する空間とを隔てている。フェッシャープレート6は、誤ってかご2が階間に停止してかご2の戸が開いたとしても、かご2内の乗客が床下の空間に転落してしまうなどの不慮の事故を未然に防止する役割を持つ。
この発明においてフェッシャープレート6は、制御盤3と連結し、一体となって動くように構成する。制御盤3及びフェッシャープレート6は、乗場通路13側の昇降路壁8に対して移動可能となるように構成する。すなわち、(1)乗場通路13側の昇降路壁8から遠ざかる方向、(2)乗場通路13側の昇降路壁8に近づく方向、(3)かご2が上昇する方向、(4)かご2が下降する方向、にそれぞれ移動可能である。
フェッシャープレート6の上部で昇降路1の内側及び乗場通路13側に、制御盤3を引き出すための補助手段としての取っ手7を設ける。なお取っ手7には、昇降路1の内側に設けられた取っ手7a及び乗場通路13側に設けられた取っ手7bの2種類があるが、以降の説明において区別しない場合には、単に取っ手7と称する。又、この取っ手7のうち昇降路1の内側に設けられた取っ手7aは、フェッシャープレート6に乗場通路13側へ埋め込むように設けられ、未使用時には乗場通路13側に収納される。すなわち、制御盤3を乗場通路13の床下に収納した状態において、フェッシャープレート6及び取っ手7は、昇降するかご2と接触しないように設けられている。更に、制御盤3を乗場通路13の床下に収納した状態において、フェッシャープレート6は、階間の乗場通路13の床下の空間と昇降路1内のかご2が昇降する空間とを隔てている。
図2-(a)及び図2-(b)は図1中のA部の拡大図であり、エレベータの制御盤3を乗場通路13の床下に収納した状態における敷居5の周辺部分を示す図である。制御盤3を乗場通路13の床下に収納した状態において、フェッシャープレート6上端の少なくとも左右両端近傍に設けられた穴と、フェッシャープレート6の穴と対応する位置に設けられた敷居5の穴とにロックピン16を挿入し、フェッシャープレート6を固定する。フェッシャープレート6は、制御盤3と連結しているので、フェッシャープレート6を乗場通路13側の昇降路壁8に対して固定することにより、制御盤3も乗場通路13側の昇降路壁8に対して固定されることになる。
図3-(a)及び図4-(a)は、エレベータの制御盤3を乗場通路13の床下から昇降路1の内側へ引き出した後の状態を示す図である。すなわち乗場通路13の床面近傍まで、制御盤3を引き上げる前の状態を示す図である。図3-(b)及び図4-(b)は、制御盤3を乗場通路13の床面近傍まで引き上げた後の状態を示す図である。図5-(a)は保守点検作業時において、制御盤3を乗場通路13から見て右へ移動する前の状態を示す図である。図5-(b)は制御盤3を右へ移動した後の状態を示す図である。
図3-(a)乃至図5-(b)において、制御盤3を、乗場通路13側の昇降路壁8から遠ざかる方向又は乗場通路13側の昇降路壁8に近づく方向、すなわち乗場通路13側の昇降路壁8に対して垂直方向に移動可能とする、第1の移動機構であるスライドレール9を設ける。
スライドレール9は、制御盤3の下方に設けられ、後述するダンパー10を介して制御盤3と連結している。作業員11が制御盤3を昇降路1の内側へ引き出す際、作業員11が制御盤3を乗場通路13側の昇降路壁8から遠ざかる方向へ容易に移動可能とするため、スライドレール9の上部には制御盤3の下面と接し、補助機構として働く移動補助機構であるローラー12を設ける。つまり、作業員11が乗場通路13から取っ手7を使って、フェッシャープレート6に対して、乗場通路13側の昇降路壁8から遠ざかる方向の力を加えた場合、スライドレール9とローラー12がフェッシャープレート6の動きと連動することにより、制御盤3は昇降路1の内側へと移動する。
スライドレール9の一端には、制御盤3と連結し、かご2が上昇する方向に力を付勢する牽引補助機構であるダンパー10を設ける。このダンパー10は、昇降路1の内側へ移動した制御盤3をかご2が上昇する方向に引き上げる際、又は乗場通路13の床面近傍にある制御盤3をかご2が下降する方向に押し戻す際、かご2が上昇する方向の力を、制御盤3に対して付勢する。つまり、作業員11が乗場通路13から取っ手7を使って、フェッシャープレート6に対して、かご2が上昇する方向の力を加えた場合、ダンパー10がフェッシャープレート6の動きと連動することにより、制御盤3を乗場通路13の床面近傍まで移動させることができる。又、制御盤3を収納する際、つまり作業員11が乗場通路13から取っ手7を使って、フェッシャープレート6に対して、かご2が下降する方向の力を加えた場合においても、ダンパー10が制御盤3に対してかご2が上昇する方向の力を付勢しているため、自重等により制御盤3が急速に落下してしまうことを防ぐ。
制御盤3の位置を固定する固定手段として、制御盤3の下部には制御盤3を乗場通路13の床面近傍まで引き上げた後に自動で施錠し、敷居5の溝に勘合するラッチ錠17を備える。
更に、床下に制御盤3が設けられた所定の乗場通路13の、直下の階の乗場を囲む三方枠18の上面に第2の移動機構であるスライドレール14を設ける。スライドレール14は、スライドレール9の他端と連結し、制御盤3を左右方向、すなわち乗場の敷居5の長手方向に移動可能とする移動機構である。
次に、保守点検作業時におけるエレベータの制御盤3の引き出し及び引き上げ動作について説明する。まず図3-(a)及び図4-(a)において、作業員11は乗場の戸15を開放する。それから敷居5の下方近傍にある、フェッシャープレート6の上部で昇降路1の内側に構成された取っ手7aを保持し、この取っ手7aを乗場通路13側の昇降路壁8から遠ざかる方向に引っ張る。このときフェッシャープレート6に連結する制御盤3は、スライドレール9の働きにより乗場通路13側の昇降路壁8から遠ざかる方向に移動する。又、ローラー12の補助により制御盤3を少ない力で容易に移動させることができる。このような動作により、作業員11は、乗場通路13の床下から敷居5よりも昇降路1の内側まで、すなわち上方へ引き上げても乗場通路13や敷居5と接触しない位置まで、制御盤3を引き出す。
図3-(b)及び図4-(b)において、制御盤3を上方へ引き上げる直前の状態では、制御盤3は上方へ引き上げても乗場通路13や敷居5と接触しない位置にある。作業員11は、フェッシャープレート6の乗場通路13側上部に構成された取っ手7bを保持し、かご2が上昇する方向へ引っ張る。このときダンパー10が付勢するため、作業員11は制御盤3を保守点検可能な位置、すなわち制御盤3の保守点検面が乗場通路13の床面より上方となる位置まで容易に引き上げることができる。
制御盤3を保守点検可能な位置まで引き上げた後、ダンパー10が、かご2が上昇する方向の力を付勢しているため、制御盤3の高さは固定される。加えて、ラッチ錠17が自動で施錠して敷居5の溝に勘合することにより制御盤3の位置が確実に固定され、すなわち制御盤3が保守点検可能な状態に保持される。
図5-(a)及び図5-(b)において、制御盤3の位置を固定後に乗場通路13から保守点検可能な保守点検面の範囲、つまり保守点検可能範囲を変更する場合、作業員11はラッチ錠17を開錠し、スライドレール14の働きにより制御盤3を左右移動させる。その後再びラッチ錠17を閉錠し制御盤3の位置を固定する。
なおスライドレール14は、エレベータの制御盤3を保守点検可能な位置まで引き上げた後に左右移動させるための構成である。しかし乗場通路13の床下には通常、制御盤3及びフェッシャープレート6が左右移動できるだけの空間がある。このためスライドレール14は、制御盤3を乗場通路13の床下に収納した状態においても、左右移動する構成としてよい。
このように構成したことにより、保守点検作業の際、作業員11は、かご2上面に乗ることなく乗場通路13の床面上からエレベータの制御盤3を引き出し、引き上げることができ、容易、且つ安全に保守点検作業を行うことができる。
又、乗場通路13の床部分に制御盤3を収納する為の収納部を設ける必要がないため、乗場通路13の意匠性を損なうことなく構成できる。
制御盤3を乗場通路13側の昇降路壁8に対して垂直方向に移動可能とするスライドレール9を設け、ローラー12を設けたことで、制御盤3を、乗場通路13の床下から上方へ引き上げても乗場通路13や敷居5と接触しない位置まで、容易に引き出すことができる。
又、制御盤3を上方に引き上げる際、及び下方に押し戻す際に、かご2が上昇する方向の力を付勢するダンパー10を設けたことで、制御盤3を保守点検可能な位置まで容易に引き上げることができる。制御盤3を収納する際においても、ダンパー10が付勢しているため、自重による制御盤3の急速な落下を防ぐことができる。
更に、制御盤3の筐体下部にラッチ錠17を構成し、敷居5の溝に勘合して自動的に施錠する構成としたことで、制御盤3を引き上げた後に制御盤3の位置を容易に固定でき、すなわち制御盤3を容易に保守点検可能な状態に保持することができる。
制御盤3を左右移動可能とするスライドレール14を設けたことで、制御盤3の全長及び保守点検面の保守点検可能範囲を、乗場の戸15の出入口幅までに制約されることなく構成することができる。
ロックピン16を設けたことにより、制御盤3及びフェッシャープレート6を乗場通路13側の昇降路壁8に対して固定できるため、制御盤3を乗場通路13の床下に収納した状態において、制御盤3及びフェッシャープレート6が昇降路1の内側、すなわちかご2側へと移動すること及びかご2と衝突することを防止できる。
なお上記実施の形態1においては、第1の移動機構及び第2の移動機構としてスライドレールを用いたが、この発明はこれに限定されるものではなく、伸び縮みする同心円状のパイプ、又はスライドレールの一部にローラーを使うなどの構成にしてもよい。これらの構成のように、第1の移動機構は制御盤3を乗場通路13側の昇降路壁8に対して垂直方向に移動可能とするものであればよいし、第2の移動機構は制御盤3を左右移動可能とするものであればよい。
牽引補助機構についても、ダンパー10に限定されるものではなく、バネ部材のようにかご2が上昇する方向の力を付勢し、制御盤3の引き上げ動作を容易にするものであればよい。
又、制御盤3の固定手段は自動で施錠して制御盤3の位置を容易に固定できるため、制御盤3の筐体下部に設けたラッチ錠17を敷居5の溝に勘合する構成としているが、これに限定されるものではない。例えば制御盤3を引き上げた後、手動で施錠するような錠にしてもよい。他にも、ラッチ錠17が勘合する溝を、敷居5ではなく別の部品や乗場通路13の側面に設け、その溝に錠を勘合させて制御盤3を保守点検可能な状態に保持する構成としてもよい。
取っ手7についても上記実施の形態1の記載に限定されるものではない。例えば、取っ手7bは、フェッシャープレート6の乗場通路13側上部ではなく制御盤3の上面に設けてもよい。この場合も、制御盤3を保守点検可能な位置まで引き上げるための補助手段として利用することができる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の構成を示す図である。エレベータの制御盤3を乗場通路13の床下から昇降路1の内側へ引き出した後で、乗場通路13の床面近傍まで引き上げる前の状態を示している。
図6において、この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の構成を説明する。この発明は、実施の形態1に示す発明において一部の構成を変更したものである。つまり、制御盤3の下方に第2の移動機構であるスライドレール14を設け、牽引補助機構であるダンパー10を介して制御盤3と連結構成する。更に、スライドレール14の下方には、制御盤3が設けられた階の、直下の階の乗場を囲む三方枠18の上面に一端が固定された、第1の移動機構であるスライドレール9を連結構成している。
作業員11は、制御盤3を乗場通路13の床下から引き出す際、スライドレール9の働きを利用して、制御盤3、スライドレール14及びダンパー10を同時に乗場通路13側の昇降路壁8から遠ざかる方向に移動させる。制御盤3を、上方へ引き上げても乗場通路13や敷居5と接触しない位置まで引き出した後、作業員11は、ダンパー10の付勢を利用して、制御盤3を保守点検可能な位置まで引き上げる。
以上の構成により、実施の形態1と同様な効果を奏し、制御盤3の引き出し及び引き上げ動作を、作業員11はかご2上面に乗ることなく乗場通路13上から容易に行うことができ、保守点検の作業性が向上する。又、乗場通路13の床部分に制御盤3を収納する為の収納部を設ける必要がないため、乗場通路13の意匠性を損なうことなく構成できる。
又、制御盤3を保守点検可能な位置まで引き上げた後、制御盤3の保守点検可能な保守点検面を変更するとき、制御盤3及びフェッシャープレート6を左右移動させてもスライドレール9は左右移動しない。このため、乗場通路13の床下に収納している状態において制御盤3が左右移動しない構成とすれば、乗場通路13の床下に制御盤3、フェッシャープレート6及びスライドレール9が左右移動できるだけの空間を必要としない。
なお、上記実施の形態1及び実施の形態2において、保守点検の作業時に、エレベータの制御盤3を乗場通路13の床下から引き出し、乗場通路13の床面近傍まで引き上げるようにしたが、この発明はこれに限定されるものではない。つまり、エレベータの制御盤3とは、かご2の昇降動作を直接制御する盤だけでなく、広くエレベータの動作に関係する盤を含むものであり、例えばバッテリーを設ける盤や増設基板を設ける盤などの盤について引き出し、引き上げるようにしてもよい。この他制御盤3を分割し、別の階間の乗場通路13床下に設け、それぞれ引き出し、引き上げられるように構成してもよい。又、分割した制御盤3や上記の別の盤などそれぞれの盤について、同様にそれぞれ別の階間の乗場通路13床下に設け、それぞれ引き出し、引き上げられるように構成してもよい。
1 昇降路
2 かご
3 制御盤
4 前面カバー
5 敷居
6 フェッシャープレート
7 取っ手
8 昇降路壁
9 スライドレール
10 ダンパー
11 作業員
12 ローラー
13 乗場通路
14 スライドレール
15 乗場の戸
16 ロックピン
17 ラッチ錠
18 三方枠

Claims (4)

  1. エレベータの昇降路内において、所定の乗場の下方で、昇降する当該エレベータのかごと接触しない位置に設けられた当該エレベータの制御盤と、当該乗場の敷居の下方で、昇降する当該かごと接触しない位置に当該制御盤と連結して設けられ、当該敷居の近傍に取っ手を備えたプレートと、作業員が当該乗場から当該取っ手を使って当該乗場側の昇降路壁から遠ざかる方向の力を当該プレートに加えた場合、当該プレートの動きと連動して、当該乗場の床下にある当該制御盤を、上方へ引き上げても当該乗場の床及び当該敷居と接触しない位置へ移動可能とする移動機構と、当該作業員が当該乗場から当該取っ手を使って当該かごが上昇する方向の力を当該プレートに加えた場合、当該プレートの動きと連動して、上方へ引き上げても当該乗場の床及び当該敷居と接触しない位置にある当該制御盤を、当該乗場の床面近傍へ移動可能とする牽引補助機構と、を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 当該牽引補助機構は、上方へ引き上げても当該乗場の床及び当該敷居と接触しない位置にある当該制御盤に対して当該かごが上昇する方向の力を付勢することを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 当該制御盤を当該敷居の長手方向に移動可能とする移動機構を更に備えたことを特徴とする請求項1または2記載のエレベータ装置。
  4. 当該制御盤を当該乗場の床面近傍の位置に保持可能とする固定手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3記載のエレベータ装置。
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