JP6321225B1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗りかごが所定の着床位置よりも高い位置に着床停止しても、乗り場ドアパネルのドア部品と塞ぎ部材との係合を防止してドア部品の損傷を防止したエレベータ装置を提供する。【解決手段】乗りかごの着床時に、乗り場側敷居とかご側敷居との間の隙間を塞ぐべく、ばね力により乗り場側に繰り出される塞ぎ部材35を有する。乗り場ドアパネル2aの戸閉端部にはドア部品39が設けられている。乗りかごが正規の位置より高い位置に停止し、塞ぎ部材35が乗り場ドアパネル2aと対向する場合、塞ぎ部材35を、その側辺角部35yが、ドア部品39と係合しない位置に、規制部40により規制する。【選択図】図9

Description

本発明の実施形態は、乗りかごへの出入り口部に設けられた乗り場側及びかご側の敷居間に生じる隙間の塞ぎ構造を有するエレベータ装置に関する。
建物の昇降路内に設置された乗りかごが、各階床間を昇降して人員や荷物を運搬するエレベータ装置では、乗りかごを昇降させるために、各階床の乗り場と乗りかごとの間に一定の隙間が設けられている。このため、乗りかごが乗り場に着床停止して出入り口のドアが開いた状態では、乗り場側の敷居とかご側の敷居との間に隙間が生じる。この敷居間の隙間は、人がつまずいたり、或いは車椅子や台車等の車輪が落ち込んで引っ掛かったりする原因となり、危険でもある。また、鍵やカード等の小物品が敷居隙間からピット内に落下し、その回収が困難になる場合がある。
そこで、従来から、敷居間の隙間を塞ぐための塞ぎ部材を設け、ドアの開放時に敷居隙間を塞ぐように動作させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-286504号公報
このような敷居隙間塞ぎ装置は、敷居隙間を塞ぐ塞ぎ部材を乗りかご床の下部に設置し、乗りかごが所定の乗り場に着床すると、この塞ぎ部材を乗り場側に移動させ、敷居隙間を塞いで、敷居隙間から昇降路内への物の落下を防止している。
このように塞ぎ部材は、乗りかごの着床に伴い乗り場側に繰り出されるが、着床位置検出装置の不具合等により、乗りかごが所定の着床位置より高い位置で停止することがある。また、エレベータ装置の保守点検を行う場合など、乗りかごを所定の着床位置より高い位置で着床停止させることがある。
塞ぎ部材は、上述のように乗りかごが着床しドアが開動作すると、隙間を塞ぐべく乗り場側に繰り出される。このとき、乗りかごが所定の着床位置より高い位置で停止すると、繰り出された塞ぎ部材は、乗り場側敷居より高く位置することになる。したがって、着床後に乗り場側に繰り出された塞ぎ部材の先端部は、乗り場側敷居上を移動する乗り場ドアパネルの下部裏面(乗りかごと対向する面)と接触することとなる。
ここで、乗り場ドアのドアパネルの戸閉端には、戸当り部との緩衝用のドア部品(クッション材)が縦方向に設けられている。このドア部品は、乗りかご側にも突出している、一方、塞ぎ部材の幅方向(乗降口の間口方向)の一部には、乗りかごの昇降時、乗り場ドアのインターロック機構を通過させるための所定幅の切欠き部が形成されている。
塞ぎ部材は、ばね力により繰り出され、その先端部は乗り場ドアパネルの下部裏面とばね力により圧接している。このため、着床後に乗り場ドアパネルが開動作すると、そのドア部品の突出部は、一旦、塞ぎ部材の切欠き部に入るが、乗り場ドアパネルの開動作に伴い、ドア部品の突出部は切欠き部を形成する塞ぎ部材の側辺の角部に係合し(引っ掛かり)、開動作力により損傷することがある。
本発明は、乗りかごが所定の着床位置よりも高い位置に着床停止しても、乗り場ドアパネルのドア部品と塞ぎ部材との係合を防止してドア部品の損傷を防止したエレベータ装置を提供することにある。
本発明の実施の形態に係るエレベータ装置は、乗りかごの乗り場への着床時に、乗り場側敷居とかご側敷居との間に生じる隙間を塞ぐべく、かごドアの開動作に伴って、ばね力により乗りかご側から乗り場側に繰り出される塞ぎ部材と、前記乗り場側敷居上を移動する乗り場ドアパネルの戸閉端部に設けられ、前記乗りかご側への突出部を有するドア部品と、前記塞ぎ部材が前記乗り場ドアパネルと対向する高さ位置で前記乗りかごが停止した場合、前記塞ぎ部材が、前記乗り場側に繰り出されたことにより乗り場側の部材と当接して、この塞ぎ部材の側辺角部が、開動作する前記乗り場ドアパネルに設けられた前記ドア部品の突出部と係合しない位置に前記塞ぎ部材の位置を規制する規制部とを備え、前記規制部は、前記塞ぎ部材の側辺部に設けられた斜辺を有するスロープ状のもので、前記乗り場側の部材は前記ドア部品の突出部であり、前記乗り場ドアパネルの開動作により前記ドア部品が前記規制部の斜辺と当接することでその開動作力により前記塞ぎ部材を後退させ、前記側辺角部との係合を回避する位置に規制することを特徴とする。
上述の構成によれば、乗りかごが所定の着床位置よりも高い位置に着床停止しても、乗り場ドアパネルのドア部品と塞ぎ部材との係合を防止してドア部品の損傷を防止できる。
本発明の一実施形態に係るエレベータ装置の全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態における乗りドア部分を昇降路側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態におけるかごドア側の作動部材とリンク機構との関係を示す斜視図である。 退避位置にある塞ぎ部材とリンク機構との関係を示す平面図である。 塞ぎ位置にある塞ぎ部材とリンク機構との関係を示す平面図である。 塞ぎ位置にある塞ぎ部材とかご側及び乗り場側の敷居との関係を示す側面図である。 退避位置にある塞ぎ部材とかご側及び乗り場側の敷居との関係を示す側面図である。 図7から一部部品を除去して、塞ぎ部材の状態を見やすく表示した側面図である。 ドア部品と塞ぎ部材との引っ掛かり防止構造の一例を示す平面図である。 ドア部品と塞ぎ部材との引っ掛かり防止構造の他の例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図1によりエレベータ装置の全体構成を説明する。図1で示すように、エレベータ装置1は、昇降路3内に配置された乗りかご4および釣合いおもり5を備える。昇降路3の上方には、メインロープ9を駆動する巻上機7及び制御装置8等が設置された機械室6が設けられている。制御装置8は、エレベータ装置1の全体を制御するもので、乗り場呼び又はかご呼びに応じて巻上機7を運転制御し、乗りかご4を呼びのあった階へ着床させる。
なお、機械室6を設けずに巻上機7や制御装置8を小形化して昇降路3内の上部に設けた、所謂機械室レスのエレベータ装置であってもよい。
このエレベータ装置1では、建屋の各階床に設けられた乗り場11に、昇降路3内の乗りかご4に通じる出入り口12が設けられ、この出入り口12には、乗り場ドア2が設けられている。この乗り場ドア2は、乗りかご4の着床時、乗りかご4の出入り口24に設けられたかごドア25側と、図示しないインターロック機構を介して係合し、かごドア25の開閉に連動して開閉動作する。
この実施の形態では乗り場ドア2及びかごドア25は共に片開き式とする、この片開き式の乗り場ドア2の構造を図2により説明する。
図2は、昇降路の中から見た場合の、片開き式の乗り場ドア2及びその開閉操作機構を示す斜視図である。図2に示すように、片開き式の乗り場ドア2は、高速側のドアパネル2aと、高速側ドアに連動して開閉する低速側のドアパネル2bとを備えている。高速側のドアパネル2aは、図示しないかごドアからの駆動力を受けて開閉する。低速側のドアパネル2bは、高速側のドアパネル2aと接続され、互いに連動して開閉動作する。
また昇降路の内壁に、ヘッダー13が固定されている。このヘッダー13には、レール18aとレール18bとが設けられている。レール18aは、高速側のドアパネル2aを水平移動自在に支持する。レール18bは、低速側のドアパネル2bを水平移動自在に支持する。
ドアパネル2a、2bは、ドアハンガー14a、14bによって吊り下げられている。ドアハンガー14a、14bには、それぞれ左右一対のハンガーローラー(図示省略)が取付けられている。このハンガーローラーは、対応するレール18a、18b上に転動自在に支持されている。このため、高速側のドアパネル2a及び低速側のドアパネル2bは、それぞれ対応するレール18a、18bに沿って水平移動することができる。
なお、片開き式の乗り場ドア2及びその開閉操作機構は公知のものであり、本願発明とは直接的に関係しないので詳細な構造説明は省略するが、高速側のドアパネル2aと低速側のドアパネル2bとを互いに連動して開閉動作させる。
図1で示した乗り場11の出入り口12の下辺部には、乗り場ドア2の上述したドアパネル2a、2bを開閉方向に案内支持する敷居32(図6に図示)が設けられている。この敷居32上には、乗り場ドア2の高速側のドアパネル2aが、その開閉方向(紙面と直交する方向)に沿って移動可能に支持されている。勿論、敷居32上には、低速側のドアパネル2bも設けられるが、図示は省略した。
また、乗りかご4の出入り口部分にも、かごドア25のドアパネル(図6では図示省略)を開閉方向に案内支持する敷居31が設けられている。これら敷居31,32は、乗りかご4が正しい着床位置に着床すると図6で示すように互いに対向し、これらの間には隙間が生じる。
乗り場ドア2は、前述したように2枚のドアパネル2a,2bを有する片開き方式のもので、乗りかご4が乗り場11に着床すると、かごドア25と係合し、かごドア25と共に開閉動作する。すなわち、乗り場ドア2は、乗りかご4が着床していないときは、図示しないインターロック機構により閉状態にロックされており、乗りかご4が着床すると、乗りかご4側の図示しない係合部材と係合して上述したロック状態が解かれ、かごドア25と共に開閉動作する。
乗りかご4が所定階へ着床したとき、かご側の敷居31と乗り場側の敷居32との間に、図6で示す隙間が生じる。この隙間を塞ぐために塞ぎ部材35が設けられる。塞ぎ部材35は、図4及び図5で示すように、切欠き部により左右に分割されている。この分割部分(切欠き部とも呼ぶ)は、乗りかご4の昇降時に、かご側の敷居31が、乗り場側に設けられた図示しないインターロック機構とすれ違う部分であり、インターロック機構の通過を許容するために左右に間隔を保って分割されている。
なお、この分割部分の間隔は、乗りかご4が着床すると、乗り場側敷居32の対応部分に設けられた図示しない凸部が挿入されることにより、この凸部によりほぼ塞がれる。
塞ぎ部材35の上面は、乗りかご4が正規の着床位置に在るとき、図6乃至図8(図7、図8では図6で示したドアパネル2aの図示は省略している)で示すように、かご側の敷居31及び乗り場側の敷居32の上面より下方に位置している。また、その形状は、敷居31,32の隙間を、図6で示すように塞ぐことができる形状寸法に形成されている。すなわち、出入り口24の間口よりやや大きな長さと、図6乃至図8で示す敷居31,32の隙間よりやや大きな幅とからなる。
また、その横断面は縦長の形状とし、乗り場側の敷居32の図示右側面との対向部には凹部35aが形成されている。この凹部35aは、乗り場側の敷居32の図示右側面に設けられたビス36aの頭部を避けるために設けられている。ビス36aは、下階間空間を仕切るプレート36の取付け用である。さらに、この塞ぎ部材35の上部角部には面取り35bが施されている。
なお、この塞ぎ部材35は金属製或いは樹脂製、さらには、これらを組み合わせたものの何れでもよい。例えば、金属{アルミ}製の本体部の先端に樹脂製のパッキング部材を組み合わせたものなどが用いられる。破損防止を考慮すれば金属製を用いるとよい。
この塞ぎ部材35は、図6で示す敷居31,32の隙間を塞いだ塞ぎ位置と、図7及び図8で示すかご側の敷居31の下部に退避した退避位置との間をスライド移動可能に構成されている(図8は退避位置での塞ぎ部材35の状態を見易くするため、図7から、一部の部品を取り除いて示した図である)。そして、後述するリンク機構41により、かごドア25の開閉動作に伴い、上述した塞ぎ位置と退避位置との間をスライド移動する。
塞ぎ部材35は、リンク機構41側に設けられたブラケット51上に板バネ52を介して取り付けられている。リンク機構41は、かごドア25の開閉動作に伴い、図3で示すように、かごドア25側の作動部材42と係合可能に構成されている。この作動部材42は、かごドア25戸閉端位置にあるとき、図3で示すように、リンク機構41側の作動ピン59と係合して、後述するようにリンク機構41を拘束し、塞ぎ部材35を退避位置に保持する。
リンク機構41は、図4、図5で示すように、4個のリンク46,47,48,49と、これらリンクの各一端と連結軸50を介して回動可能に連結しているブラケット51とを有する。4個のリンク46,47,48,49は、乗りかご4側に設けられた支持部材44上に枢支軸45を介して回動可能に支持されている。
これら4個のリンクのうち内側のリンク47,48は連結駆動用のもので、それらの他端は、連結軸54を介して連結桿55に連結している。この連結桿55の図示右端と支持部材44との間には反発力を生じる作動バネ66を設け、その反発力によりブラケット51を図5の方向に繰り出す力を常時与える。
このリンク機構41を構成するリンク46の枢支軸45には、レバー58の基端部が一体的に取り付けられている。このレバー58の先端部には、前述した作動ピン59が立設されている。この作動ピン59の上部側面は、図3で示すように、かごドア25のドアパネル25a側に一体的に設けられた作動部材42と係合するように配置されている。すなわち、作動ピン59は、かごドア25か完全に閉まった戸閉位置に在るとき、作動部材42と係合している。このため、リンク機構41は、レバー58及びこれと一体の枢支軸45が図示反時計回りに回動しないように拘束され、作動バネ66の反発力を蓄勢した図4の状態に保持される。このため、塞ぎ部材35は、図7及び図8で示した退避位置に保持される。
これに対し、かごドア25が開動作し、ドアパネル25aが戸開動作を開始すると、かごドア25側の作動部材42が、図3の状態から図示右方に移動するので、作動ピン59は、作動部材42との係合力が解かれることになる。このため、リンク機構41を構成する各リンク46,47,48,49は、作動バネ66の反発力により枢支軸45を中心に図示反時計回りに回動する。このリンク機構41の動作により、ブラケット51及びこのブラケット51上に板バネ52を介して支持された塞ぎ部材35は、図4の状態から図5の状態へ繰り出される。すなわち、塞ぎ部材35は、図7及び図8で示した退避位置から、図6で示す塞ぎ位置へスライド移動する。
一方、かごドア25が全開状態から閉じる場合、ドアパネル25aが戸閉端近くまで閉じることにより、作動部材42がリンク機構41側の作動ピン59と図3で示すように係合する。このため、作動ピン59を有するレバー58は、ドアパネル25aの閉方向の力により、図示時計方向に駆動される。すなわち、リンク機構41はドアパネル25aの閉方向の力により、ブラケット51及びこのブラケット51上に板バネ52を介して支持された塞ぎ部材35を、図5の状態から図4の状態へ戻す。すなわち、塞ぎ部材35は、図6で示す塞ぎ位置から、図7及び図8で示した退避位置へスライド移動する。
塞ぎ部材35の上述したスライド移動に対しては、これを塞ぎ位置及び退避位置に停止させるストッパ61を、図6乃至図8で示すように支持部材44上に設ける。このストッパ61は、支持部材44に固定設置されたU形部材を有し、その両内側面にゴムなどの緩衝材62を設け、これらの間に、塞ぎ部材35側のブラケット51から延設された断面L形の当接部材63を配置したものである。
この構成により、ブラケット51から延設された当接部材63が、ストッパ61のU形部材の両内側面に当接することで、塞ぎ部材35のスライド移動を、塞ぎ位置及び退避位置に正しく停止させることができる。
また、リンク機構41を構成する枢支軸45のうち、レバー58と一体のものは、レバー58に立設された作動ピン59が、図3で示した作動部材42との係合有無により回転する回転軸である。この回転軸には、図6乃至図8で示すようにトーションバネ65を設け、作動部材42との係合による回転方向に抗する回転力を与える。
この構成により、作動ピン59が作動部材42と係合していない状態において、作動ピン59を常に正しい位置に戻すことができる。
このようなエレベータ装置において、着床位置検出装置の不具合等により、乗りかご4が所定の着床位置より高い位置で停止することがある。また、エレベータ装置の保守点検を行う場合など、乗りかご4を所定の着床位置より高い位置で着床停止させることがある。
塞ぎ部材35は、図7、図8で示すように、乗りかご4側の敷居31の下に設置されているが、乗りかご4が図6で示す所定の着床位置より高い位置で停止すると、塞ぎ部材35は、乗り場側敷居32より高い位置で繰り出されることになる。したがって、着床停止後に繰り出された塞ぎ部材35の先端部(図示左端)は、乗り場側敷居32上を移動する乗り場ドアパネル2aの下部裏面(乗りかごと対向する面)と接触することとなる。
乗り場ドアのドアパネル2aの戸閉端の辺部には、戸当り部との緩衝用のドア部品(クッション材)39が縦方向に設けられている。このドア部品39は、乗りかご側(図示右方)にも突出している。また、塞ぎ部材35の幅方向(乗降口の間口方向)の一部には、図4、図5で示したように、所定幅の切欠き部が形成されている。この切欠き部は、前述のように、乗りかご4の昇降時、乗り場ドア2のインターロック機構を通過させるための空間を形成している。
塞ぎ部材35は、作動バネ66のばね力により繰り出され、その先端部は乗り場ドアパネルの下部裏面)と接しているため、着床後に乗り場ドアパネル2aが開動作すると、そのドア部品39の突出部は、一旦、塞ぎ部材35の切欠き部に入るが、乗り場ドアパネル2aの開動作に伴いドア部品39の突出部は切欠き部を形成する塞ぎ部材35の側辺の角部に引っ掛かり損傷することがある。
このような不具合を防ぐために、塞ぎ部材35が乗り場ドアパネル2aと対向する高さ位置で乗りかご4が停止した場合、図9又は図10で示すように、塞ぎ部材35を、その側辺角部が、開動作するドアパネル2aに設けられたドア部品39の突出部39aと係合しない位置に規制する規制部40を設けた。この規制部40は、塞ぎ部材35に設けられ、乗り場側に繰り出されたことにより乗り場側の部材と当接して、この塞ぎ部材35を、その側辺角部が、ドア部品39の突出部39aと係合しない位置に規制する。
図9の例では、規制部40は、塞ぎ部材35の側辺部に設けられた斜辺を有するスロープ状の規制部材40Aとする。これに対し、乗り場側の部材はドア部品39の突出部39aとする。
このように構成すると、乗りかごが所定の着床位置より高い位置に着床停止し、その状態で戸開が行われ、塞ぎ部材35が乗り場側に繰り出されると、塞ぎ部材35の先端はドアパネル2aの下部裏面に接した状態となる。この状態でドアパネル2aの戸開動作が継続すると、ドア部品39の突出部39aは、図9で示すように、一旦、塞ぎ部材35の切欠き部35x内に侵入するが、ドアパネル2aの開動作(図示右方への移動)により、ドア部品39の突出部39aが、規制部材40Aのスロープ状の斜辺に当接する。
この状態でドアパネル2aの戸開動作は継続するので、ドア部品39の突出部39aがスロープ状の斜辺部を押圧することで、この規制部材40Aを一体的に取り付けた塞ぎ部材35は図示上方に押し戻される。そして、最終的にはドア部品39の突出部39aが、押し戻された塞ぎ部材35の先端辺と接した状態となり、この状態に規制され、ドアパネル2aはこのまま戸開端位置まで開動作する。すなわち、乗り場ドアパネル2aの開動作によりドア部品39が規制部材40Aの斜辺と当接することで、その開動作力により塞ぎ部材35を図示上方へ後退させ、側辺角部35yとの係合を回避する位置に規制する。このように、塞ぎ部材35が図示上方へ押し戻されることから、ドア部品39の突出部39aが、塞ぎ部材35の側辺角部35yに引っ掛かることはなく、ドア部品39の損傷を防止できる。
上記実施例では、規制部40として、スロープ状の斜辺部を有する規制部材40Aを塞ぎ部材35の側辺部にねじ止めで固定したが、本発明はこのような構造に限るものではなく、塞ぎ部材35の側辺部にスロープ状の斜辺部を一体形成してこれを規制部40としてもよい。
また、図10で示すように、規制部40として、塞ぎ部材35の側辺部から図示左方に延在する延在部40Bを用いる。乗り場ドア2が設けられた出入り口12には、これを囲む三方枠70(図10では三方枠の一方の縦部材が示されている)が設けられるが、延在部40Bは、この三方枠70との対向位置まで延在させている。この規制部40に対する乗り場側の部材は、三方枠70に設けられたストッパ部71とする。このストッパ部71の高さは、ドア部品39の突出部39aの突出高さ以上とする。
このように構成することにより、塞ぎ部材35が繰り出されると、これと一体の規制部40、すなわち、延在部40Bも繰り出され、その先端部(図示下辺)が前記ストッパ部71に当接する。ストッパ部71の突出高さはドア部品39の突出部39aの突出高さ以上であるから、塞ぎ部材35を、ドア部品39の突出部39aと係合しない位置に規制する。このため、ドアパネル2aが開動作(図示右方へ移動)した場合、ドア部品39の突出部39aは、塞ぎ部材35の先端辺に沿って移送するだけで、他のいずれとも係合することはなく、したがって、引っ掛かりによる破損が生じることはない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータ装置
2…乗り場ドア
2a,2b…ドアパネル
3…昇降路
4…乗りかご
25…かごドア
31…かご側の敷居
32…乗り場側の敷居
35…塞ぎ部材
39…ドア部品
39a…突出部
40…規制部
40A…スロープ状の斜辺部を有する規制部材
40B…延在部
41…リンク機構
42…作動部材
51…ブラケット
52…板バネ
59…作動ピン
66…作動バネ
70…三方枠
71…ストッパ部

Claims (2)

  1. 乗りかごの乗り場への着床時に、乗り場側敷居とかご側敷居との間に生じる隙間を塞ぐべく、かごドアの開動作に伴って、ばね力により乗りかご側から乗り場側に繰り出される塞ぎ部材と、
    前記乗り場側敷居上を移動する乗り場ドアパネルの戸閉端部に設けられ、前記乗りかご側への突出部を有するドア部品と、
    前記塞ぎ部材が前記乗り場ドアパネルと対向する高さ位置で前記乗りかごが停止した場合、前記塞ぎ部材が、前記乗り場側に繰り出されたことにより乗り場側の部材と当接して、この塞ぎ部材の側辺角部が、開動作する前記乗り場ドアパネルに設けられた前記ドア部品の突出部と係合しない位置に前記塞ぎ部材の位置を規制する規制部とを備え、
    前記規制部は、前記塞ぎ部材の側辺部に設けられた斜辺を有するスロープ状のもので、前記乗り場側の部材は前記ドア部品の突出部であり、前記乗り場ドアパネルの開動作により前記ドア部品が前記規制部の斜辺と当接することでその開動作力により前記塞ぎ部材を後退させ、前記側辺角部との係合を回避する位置に規制する
    ことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 乗りかごの乗り場への着床時に、乗り場側敷居とかご側敷居との間に生じる隙間を塞ぐべく、かごドアの開動作に伴って、ばね力により乗りかご側から乗り場側に繰り出される塞ぎ部材と、
    前記乗り場側敷居上を移動する乗り場ドアパネルの戸閉端部に設けられ、前記乗りかご側への突出部を有するドア部品と、
    前記塞ぎ部材が前記乗り場ドアパネルと対向する高さ位置で前記乗りかごが停止した場合、前記塞ぎ部材が、前記乗り場側に繰り出されたことにより前記乗り場側の部材と当接して、この塞ぎ部材の側辺角部が、開動作する前記乗り場ドアパネルに設けられた前記ドア部品の突出部と係合しない位置に前記塞ぎ部材の位置を規制する規制部とを備え、
    前記規制部は、前記塞ぎ部材の側辺部から、前記乗り場ドアパネルが設けられた乗降口を囲む三方枠との対向位置まで延在する延在部であり、前記乗り場側の部材は、前記三方枠に設けられたストッパ部であり、前記塞ぎ部材の繰り出し動作により前記延在部が前記ストッパ部と当接することで、前記塞ぎ部材を前記ドア部品の突出部と係合しない位置に規制する
    ことを特徴とするエレベータ装置。
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