JP6703767B2 - エレベータ - Google Patents

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本発明は、二つの領域に分けられた建物等において共通の領域の階床間を移動するためのエレベータに関する。
例えば、外部と通じるエリアと改札とホームとがそれぞれ異なる階床に設けられた駅舎においてスペース等の関係でエレベータの昇降路が一つしか設置できない場合に、二つの扉を有するカゴにおいて各階床に着床したときにいずれの扉が開くかを制御することにより、改札内の領域である制限領域の階床間の移動と、改札外の領域である非制限領域の階床間の移動と、が可能なエレベータが、従来から知られている(特許文献1参照)。
具体的に、このエレベータは、図9に示されるように、各階床に設けられた乗り場に対応して設けられる昇降路510と、昇降路510内を昇降するカゴ520と、カゴ520を運転制御する制御装置530と、を備える。
昇降路510の上部の改札内区域と改札外区域とが共通する階床(第一の階床)に乗り場511、512が設けられている。これら二つの乗り場511、512のうち、一方の乗り場511は、制限された領域である改札内区域(制限領域)に連絡する乗り場であり、他方の乗り場512は、一般通路(非制限領域)に連絡する乗り場である。そして、その乗り場511、512を有する階床より下の階床(第二の階床)には、改札区域内であるホーム(制限領域)に連絡する乗り場513が設けられ、さらにその下階(第三の階床)に一般通路(非制限領域)に連絡する乗り場514がそれぞれ設けられている。
第一の階床の乗り場511、512は、乗り場側扉511a、512a及び乗り場呼びを発生させる釦を有する乗り場呼び登録装置511b、512bを有する。また、第二の階床の乗り場513は、同様に、乗り場側扉513a及び乗り場呼び登録装置513bを有する。また、第三の階床の乗り場514は、乗り場側扉514a及び乗り場呼び登録装置514bを有する。
カゴ520は、直交方向に二つの扉521、522を有している。これら二つの扉521、522のうち一方の扉521は、乗り場側扉511a、513aと対応する向きであり、他方の扉522は、乗り場側扉512a、514aと対応する向きである。また、カゴ520内の各々の扉521、522の近傍又は所定の1箇所に、カゴ呼びを発生させるカゴ呼び登録釦と扉開閉釦とを有するカゴ内操作盤523が設けられている。また、カゴ520内には、該カゴ520の運転モードを切り替えるキースイッチからなる運転モード切替手段524が設けられる。
制御装置530は、カゴ内操作盤523、乗り場呼び登録装置511b、512b、513b、514b、運転モード切替手段524等と接続されている。この制御装置530は、特殊運転モードの運転を行う特殊運転手段531と、通常運転モードの運転を行う通常運転手段532と、を有し、特殊運転モードでは、直交方向に配置された扉521、522を有するカゴ520に対して、乗り場呼びに応答した一方の側の扉521又は522のみ開閉し、他方の側の扉522又は521の開閉を禁止した片側運転を行い、通常運転モードでは、かご呼び又は乗り場呼びに応答し2個の扉521及び522の開閉が自在に行える両側運転を行う。これら特殊運転モードと通常運転モードとの切り替えは、運転モード切替手段524によって行われる。
以上のエレベータでは、駅舎が通常営業している場合には特殊運転モードが選択され、片側運転を行うと共に、エレベータの点検や異常発生時には通常運転モードが選択される。これにより、駅舎が通常営業している場合には、列車の乗客等が、エレベータによって、制限区域の階床間を昇降し、又は、非制限区域の階床間を昇降する。一方、エレベータの点検の際等には、作業員等は、制限区域の階床と非制限区域の階床との間の昇降もできる。
特開2001−130855号公報
しかし、上記のエレベータでは、制御装置530の故障や、運転モード切替手段524による運転モードの切り替え忘れ等によって、カゴ520において予定されている扉(特殊運転モードにおいて開閉する扉)521、522と異なる扉(通常運転モードの場合に開閉可能となる扉)522、521が開閉し又は開閉可能となり、これにより、利用者等が制限領域と非制限領域との間(即ち、異なる領域間)の移動が可能となる場合がある。
そこで、本発明は、同じ領域の階床間の利用者等の移動を許容しつつ、異なる領域間の利用者等の移動を確実に防止できるエレベータを提供することを課題とする。
本発明に係るエレベータは、三以上の階床に亘って配置される昇降路と、第一方向側に配置される第一のカゴ側扉を有し且つ前記昇降路内を昇降可能な第一のカゴと、前記第一方向側と異なる第二方向側に配置される第二のカゴ側扉を有し且つ前記第一のカゴの下方側において前記昇降路内を昇降可能な第二のカゴと、を備え、前記昇降路は、前記三以上の階床のうちの途中の階床である境界階床に、前記第一のカゴ側扉と共に開閉可能な第一の乗場側扉と、前記第二のカゴ側扉と共に開閉可能な第二の乗場側扉と、を有し、前記境界階床より上側の階床に、前記第一の乗場側扉を有し、前記境界階床より下側の階床に、前記第二の乗場側扉を有する。
昇降路が設けられた建物の内部等が第一の乗場側扉の面する領域(第一領域)と第二の乗場側扉の面する領域(第二領域)とに分けられている場合、上記構成によれば、第一のカゴによって第一領域の階床間の移動ができ、第二のカゴによって第二領域の階床間の移動ができるため、同じ領域の階床間の利用者等の移動を許容しつつ、異なる領域間における利用者等の移動を確実に防止することができる。即ち、上記構成のエレベータでは、二つの領域に対応する数(二つ)のカゴを共通の昇降路内に配置し、同じ領域の階床間の移動に用いられるカゴを一つに限定することで、同じ領域の階床間の利用者等の移動を許容しつつ、異なる領域間における利用者等の移動を防いでいる。
この場合、前記第一のカゴと前記第二のカゴとは、前記昇降路内を独立して昇降できることが好ましい。
かかる構成によれば、いわゆるダブルデッキエレベータのように一方のカゴの昇降に他方のカゴが追従して昇降するエレベータや昇降路内にカゴが一つしか配置されていないエレベータに比べ、利用者等の移送効率が向上する。
以上より、本発明によれば、異なる領域間の利用者等の移動を防止できるエレベータを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータの模式図である。 図2は、第一及び第二のカゴのカゴ側扉と各階床の乗り場の乗場側扉との位置関係を示す模式図である。 図3は、第一及び第二のカゴの運行状態を説明するための図である。 図4は、第一及び第二のカゴの運行状態を説明するための図である。 図5は、第一及び第二のカゴの運行状態を説明するための図である。 図6は、第一及び第二のカゴの運行状態を説明するための図である。 図7は、第一及び第二のカゴの運行状態を説明するための図である。 図8は、第一及び第二のカゴの運行状態を説明するための図である。 図9は、従来のエレベータの模式図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図8を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るエレベータは、例えば、外部と通じるエリアと、改札と、ホームとが異なる階床に設けられた駅舎に配置される。具体的に、駅舎は、図1及び図2に示すように、地上階(一階)F1と二階の改札階F2と三階のホーム階F3とを有する。この駅舎内は、改札通過後の利用客等が滞在する改札内領域(第一領域)A1と、改札通過前の利用客等が滞在する改札外領域(第二領域)A2と、に区分けされている。駅舎の改札階は、該改札階に設置されている図略の改札機を境に、改札内領域と改札外領域とに区分けされている。
具体的に、エレベータ1は、三以上の階床(本実施形態の例では三階床)に亘って上下方向に延びる昇降路2と、第一方向側に配置される第一のカゴ側扉31を有し且つ昇降路2内を昇降可能な第一のカゴ3と、第一方向側と異なる第二方向側に配置される第二のカゴ側扉41を有し且つ第一のカゴ3の下方側において昇降路2内を昇降可能な第二のカゴ4と、第一及び第二のカゴ3、4の昇降と第一及び第二のカゴ側扉31、41の開閉とを制御可能な制御部5と、を備える。また、エレベータ1は、第一のカゴ3と第一の連結ロープ32によって連結された第一のカウンターウェイト33と、第二のカゴ4と第二の連結ロープ42によって連結された第二のカウンターウェイト43と、第一のカゴ3及び第一のカウンターウェイト33を昇降させる第一の駆動装置6と、第二のカゴ4及び第二のカウンターウェイト43を昇降させる第二の駆動装置7と、を備える。
昇降路2は、三以上の階床のうちの途中の階床である境界階床に、第一のカゴ側扉31と共に開閉可能な第一の乗場側扉21と、第二のカゴ側扉41と共に開閉可能な第二の乗場側扉22と、を有する。また、昇降路2は、境界階床より上側の階床に第一の乗場側扉21を有し、境界階床より下側の階床に第二の乗場側扉22を有する。
本実施形態の昇降路2は、駅舎内において、地上階F1と二階の改札階F2と三階のホーム階F3との三階床に亘って延びている。この昇降路2は、境界階床である改札階F2の階床(第二の階床)に第一の乗場側扉21bと第二の乗場側扉22bとを有し、ホーム階F3の階床(第三の階床)に第一の乗場側扉21aを有し、地上階F1の階床(第一の階床)に第二の乗場側扉22cを有する。本実施形態のエレベータ1では、第一の乗場側扉21(ホーム階F3に配置された第一の乗場側扉21a、改札階F2に配置された第一の乗場側扉21b)が第一領域A1に面し、第二の乗場側扉22(改札階F2に配置された第二の乗場側扉22b、地上階F1に配置された第二の乗場側扉22c)は、第二領域A2に面した位置に配置されている(図2参照)。
第一の乗場側扉21のそれぞれは、第一のカゴ3が着床した状態で第一のカゴ側扉31と対向する位置に配置され、該第一のカゴ側扉31の開閉動作と同期して開閉する。第二の乗場側扉22のそれぞれは、第二のカゴ4が着床した状態で第二のカゴ側扉41と対向する位置に配置され、該第二のカゴ側扉41の開閉動作と同期して開閉する。
また、第一及び第二の乗場側扉21、22が配置された各階床F1〜F3の各乗り場には、乗り場呼びを発生させる乗場呼び登録釦等を有する乗場操作盤23a、23b、23c、23dが設置されている。
第一のカゴ3は、昇降路2内に配置されている。この第一のカゴ3は、カゴ内に、目的の階床を登録する行先登録釦と扉開閉釦とを有する第一のカゴ内操作盤35を備える。この第一のカゴ3は、上述のように第一方向側(図2における右側)に第一のカゴ側扉31を有する。
第二のカゴ4は、昇降路2内において、第一のカゴ3の下方側に配置されている。この第二のカゴ4は、カゴ内に、目的の階床を登録する行先登録釦と扉開閉釦とを有する第二のカゴ内操作盤45を備える。この第二のカゴ4は、第一のカゴ3の第一のカゴ側扉31とは反対側(第二方向側:図2における左側)に第二のカゴ側扉41を有する。
第一の駆動装置6は、第一の連結ロープ32が巻き掛けられる第一の駆動シーブ61と、第一の駆動シーブ61を回転させる第一のモータ62と、を有し、第一の駆動シーブ61の回転によって第一のカゴ3を昇降路2内で昇降させる。
第二の駆動装置7は、第二の連結ロープ42が巻き掛けられる第二の駆動シーブ71と、第二の駆動シーブ71を回転させる第二のモータ72と、を有し、第二の駆動シーブ71の回転によって第二のカゴ4を昇降路2内で昇降させる。
これら第一及び第二の駆動装置6、7は、昇降路2内において、第一のカゴ3と第二のカゴ4とを独立して昇降させる。
制御部5は、各乗り場に設置されている乗場操作盤23a、23b、23c、23dと、第一及び第二のカゴ内操作盤35、45と、からの信号に基づいて、第一の駆動装置6と第二の駆動装置7との駆動を制御することによって、各カゴ(第一のカゴ3、第二のカゴ4)を昇降させる。具体的には、以下の通りである。
利用者が地上階F1又は改札階F2の改札外領域A2の乗り場から昇降する場合、乗場操作盤23c、23dの乗場呼び登録釦が押されることで、地上階F1又は改札階F2の第二の乗場側扉22が配置された乗り場において乗り場呼びが登録される。これにより、制御部5は、第二の駆動装置7を駆動制御して第二のカゴ4を地上階F1又は改札階F2の第二の乗場側扉22が配置された乗り場(乗り場呼びが登録された乗り場)に着床させる(図3参照)。
第二のカゴ4が乗り場呼びの発生した乗り場(階床)に着床すると、制御部5は、第二のカゴ側扉41及び第二の乗場側扉22を戸開させる。
利用者等が戸開した第二のカゴ側扉41及び第二の乗場側扉22から第二のカゴ4内に乗車し、該利用者等によって第二のカゴ内操作盤45が操作されることで行先階が登録され且つ第二のカゴ側扉41及び第二の乗場側扉22が戸閉すると(図4参照)、制御部5は、第二の駆動装置7を駆動制御して第二のカゴ4を改札階F2又は地上階F1の第二の乗場側扉22が配置された乗り場(登録された行先階の乗り場)に着床させ(図5参照)、着床後に第二のカゴ側扉41及び第二の乗場側扉22を戸開させる(図6参照)。
このように、エレベータ1によれば、利用者等は、改札外領域A2の階床F1、F2間を移動(昇降)することができる。
一方、利用者が改札階F2の改札内領域A1の乗り場又はホーム階F3から昇降する場合、乗場操作盤23a、23bの乗場呼び登録釦が押されることで、改札階F2又はホーム階F3の第一の乗場側扉21が配置された乗り場において乗り場呼びが登録される。これにより、制御部5は、第一の駆動装置6を駆動制御して第一のカゴ3を改札階F2又はホーム階F3の第一の乗場側扉21が配置された乗り場(乗り場呼びが登録された乗り場)に着床させる(図4参照)。
第一のカゴ3が乗り場呼びの発生した乗り場(階床)に着床すると、制御部5は、第一のカゴ側扉31及び第一の乗場側扉21を戸開させる。
利用者等が戸開した第一のカゴ側扉31及び第一の乗場側扉21から第一のカゴ3内に乗車し(図5参照)、該利用者等によって第一のカゴ内操作盤35が操作されることで行先階が登録され且つ第一のカゴ側扉31及び第一の乗場側扉21が戸閉すると(図6参照)、制御部5は、第一の駆動装置6を駆動制御して第一のカゴ3をホーム階F3又は改札階F2の第一の乗場側扉21が配置された乗り場(登録された行先階の乗り場)に着床させ(図7参照)、着床後に第一のカゴ側扉31及び第一の乗場側扉21を戸開させる(図8参照)。
このように、エレベータ1によれば、利用者等は、改札内領域A1の階床F2、F3間を移動(昇降)することができる。
以上の制御部5による制御では、第一のカゴ3の昇降と第二のカゴ4の昇降とは、独立して行われる。即ち、一方のカゴ3又は4が動いているときに、他方のカゴ4又は3が一方のカゴ3又は4と接触しない範囲で動く場合もある。
尚、昇降路2内の改札階F2に対応する領域(改札階領域)には、衝突を防ぐ必要から、第一のカゴ3と第二のカゴ4とのうちの一方のカゴ3又は4しか侵入できない、即ち、昇降路2内の改札階領域には、第一のカゴ3と第二のカゴ4とが同時に侵入できない。このため、本実施形態の制御部5は、昇降を優先するように予め設定されているカゴ(第一のカゴ3又は第二のカゴ4)の改札領域への侵入及び改札領域内での運転を優先する。この優先されたカゴ(一方のカゴ)3又は4が利用客を乗せた状態で昇降し、他方のカゴ4又は3が利用客を乗せた状態で一方のカゴ3又は4が改札領域を退出するまで停止しているときには、他方のカゴ4又は3内に配置された表示装置等が、他方のカゴ4又は3内の利用客に対して待ち表示を行う。
この改札領域への侵入及び改札領域内での運転を優先するカゴ3、4は、終日同じでもよく、時間帯毎に自動又は手動で切り替えられてもよい。例えば、ベッドタウンの駅舎では、朝のラッシュの時間帯では、列車から降りる客のエレベータ1の利用より列車に乗る客のエレベータ1の利用が多いため、第二のカゴ4の運転が優先され、夜の帰宅の時間帯では、列車に乗る客のエレベータ1の利用より列車から降りる客のエレベータ1の利用が多いため、第一のカゴ3の運転が優先されてもよい。また、列車が到着してから所定時間は、列車に乗る客のエレベータ1の利用より列車から降りる客のエレベータ1の利用が多いため、列車の到着から所定時間は、第一のカゴ3の運転が優先され、他の時間は、第二のカゴ4の運転が優先されてもよい。
以上のエレベータ1によれば、第一のカゴ3によって改札内領域A1の階床間(ホーム階F3と改札階F2との間)の移動ができ、第二のカゴ4によって改札外領域A2の階床間(地上階F1と改札階F2との間)の移動ができる。このため、本実施形態のエレベータ1によれば、同じ領域(例えば、改札内領域A1)の階床間の利用者等の移動を許容しつつ、異なる領域間(改札内領域A1と改札外領域A2との間)における利用者等の移動を確実に防止することができる。即ち、本実施形態のエレベータ1では、二つの領域A1、A2に対応する数(二つ)のカゴ3、4を共通の昇降路2内に配置し、同じ領域の階床間の移動に用いられるカゴ3、4を一つに限定することで、同じ領域の階床間の利用者等の移動を許容しつつ、異なる領域間における利用者等の移動を防いでいる。
また、本実施形態のエレベータ1では、第一のカゴ3と第二のカゴ4とが昇降路2内を独立して昇降できる。これにより、いわゆるダブルデッキエレベータのように一方のカゴの昇降に他方のカゴが追従して昇降するエレベータや昇降路内にカゴ側扉を二つ有するカゴが一つしか配置されていないエレベータに比べ、利用者等の移送効率が向上する。
尚、本発明のエレベータ1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態の昇降路2は、三階床F1〜F3に亘って延びているが、この構成に限定されない。四階床以上に亘って延びていてもよい。この場合、境界階床(第一の乗場側扉21の配置された乗り場と第二の乗場側扉22が配置された乗り場とを有する階床、即ち、上記実施形態の例では改札内領域(第一領域)と改札外領域(第二領域)との両領域がある階床)の数は、一つに限定されず、二つ以上でもよい。また、境界階床より上側の階床(第一の乗場側扉21の配置された乗り場を有する階床、即ち、上記実施形態の例では改札内領域(第一領域)のみの階床)の数、及び境界階床より下側の階床(第二の乗場側扉22の配置された乗り場を有する階床、即ち、上記実施形態の例では改札外領域(第二領域)のみの階床)の数の少なくとも一方が、二つ以上であってもよい。
上記実施形態のエレベータ1では、第一のカゴ側扉31のカゴ(第一のカゴ3)における配置位置(方向)と、第二のカゴ側扉41のカゴ(第二のカゴ4)における配置位置(方向)とは、逆側(逆方向)であるが、この構成に限定されない。第一のカゴ側扉31と第二のカゴ側扉41とは、利用者等がカゴ(第一のカゴ、第二のカゴ)3、4に乗降するときの方向が互いに異なる向き(カゴ3、4における位置)に配置されていればよい。
1…エレベータ、2…昇降路、21、21a、21b…改札内領域(第一領域)に面した乗場側扉、22、22b、22c…改札外領域(第二領域)に面した乗場側扉、23a、23b、23c、23d…乗場操作盤、3…第一のカゴ、31…第一のカゴ側扉、32…第一の連結ロープ、33…第一のカウンターウェイト、35…カゴ内操作盤、4…第二のカゴ、41…第二のカゴ側扉、42…第二の連結ロープ、43…第二のカウンターウェイト、45…第二のカゴ内操作盤、5…制御部、6…第一の駆動装置、61…第一の駆動シーブ、62…第一のモータ、7…第二の駆動装置、71…第二の駆動シーブ、72…第二のモータ、510…昇降路、511、512、513、514…乗り場、511a、512a、513a、514a…乗り場側扉、511b、512b、513b、514b…乗り場呼び登録装置、520…カゴ、521、522…扉、523…カゴ内操作盤、524…運転モード切替手段、530…制御装置、531…特殊運転手段、532…通常運転手段、A1…改札内領域(第一領域)、A2…改札外領域(第二領域)、F1…地上階、F2…改札階、F3…ホーム階

Claims (1)

  1. 三以上の階床に亘って配置される昇降路と、
    第一方向側に配置される第一のカゴ側扉を有し且つ前記昇降路内を昇降可能な第一のカゴと、
    前記第一方向側と異なる第二方向側に配置される第二のカゴ側扉を有し且つ前記第一のカゴの下方側において前記昇降路内を昇降可能な第二のカゴと、を備え、
    前記昇降路は、
    前記三以上の階床のうちの途中の階床である境界階床に、前記第一のカゴ側扉と共に開閉可能な第一の乗場側扉と、前記第二のカゴ側扉と共に開閉可能な第二の乗場側扉と、を有し、
    前記境界階床より上側の階床に、前記第一の乗場側扉を有し、
    前記境界階床より下側の階床に、前記第二の乗場側扉を有し、
    前記第一のカゴが、前記昇降路における前記境界階床と該境界階床より上側の階床とに対応する領域を昇降する一方、前記第二のカゴが、前記第一のカゴが昇降する昇降路における前記境界階床と該境界階床より下側の階床とに対応する領域を昇降し、
    前記第一のカゴと前記第二のカゴとは、前記昇降路内を独立して昇降できる、エレベータ。
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