JP2014177157A - 車両誘導装置と車両誘導方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の停止位置を運転手の技量に委ねることなく、全長の異なる複数の車種の車両のそれぞれに対し、同一のパレット上の所望の停止位置まで誘導することができる車両誘導装置と車両誘導方法を提供する。
【解決手段】パレット2の進行方向前部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両1を検出する複数の前部検出センサ12と、パレット2の進行方向後部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両1を検出する複数の後部検出センサ14と、各センサの検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する制御装置16と、進行、後退又は停止の案内信号を出力する出力装置18とを備え、前部検出センサ12と後部検出センサ14は、順に対を形成しており、制御装置16により、パレット2上を車両1が移動する際に、検出信号に基づき車両1の車種を判別し、次いで、車種と検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する。
【選択図】図1
【解決手段】パレット2の進行方向前部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両1を検出する複数の前部検出センサ12と、パレット2の進行方向後部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両1を検出する複数の後部検出センサ14と、各センサの検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する制御装置16と、進行、後退又は停止の案内信号を出力する出力装置18とを備え、前部検出センサ12と後部検出センサ14は、順に対を形成しており、制御装置16により、パレット2上を車両1が移動する際に、検出信号に基づき車両1の車種を判別し、次いで、車種と検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、機械式駐車場においてパレット上の停止位置まで車両を誘導する車両誘導装置と車両誘導方法に関する。
パレット上に車両を載せて作動する機械式駐車装置として、エレベータ方式、垂直循環方式、多層循環方式、水平循環方式、平面往復方式、二段方式、多段方式、等が知られている。
これらの機械式駐車装置では、入庫部に位置するパレット上に運転手が車両(例えば乗用車)を運転して乗り入れ、パレット上の所定の停止位置まで、車両を移動する必要がある。
パレットの大きさ(幅×長さ)は、通常車両の大きさより十分大きく設定されている。しかし、それにもかかわらず、熟練した運転手にとってもパレット上で車両を移動させるのは、一般に困難である。
そこで、機械式駐車場においてパレット上の停止位置まで車両を誘導する手段として、例えば特許文献1〜4が既に提案されている。
パレットの大きさ(幅×長さ)は、通常車両の大きさより十分大きく設定されている。しかし、それにもかかわらず、熟練した運転手にとってもパレット上で車両を移動させるのは、一般に困難である。
そこで、機械式駐車場においてパレット上の停止位置まで車両を誘導する手段として、例えば特許文献1〜4が既に提案されている。
特許文献1は、撮像手段と、画像情報格納手段と、画像照合手段と、照合結果に基づき車両の進行方向停止位置を判定する停止位置判定手段とを備えるものである。
特許文献2は、入庫室正面に備えた鏡と、床面に埋め込まれた発光体と、車両位置を検出するセンサとを備え、車両の進入位置に対応して発光体を発光又は点滅させるものである。
特許文献3は、撮像手段と、終端検出手段と、算出手段と、撮像した画像に算出した車輪停止位置を示す図形を重ねて表示する表示手段とを備えるものである。
特許文献4は、進入する車を感知する第1の車体感知センサと、進入可能サイン灯と誘導音を発する発生装置と、停止位置に車が来たことを検知する第2の車体感知センサと、停止サイン灯と警告音を発する発生装置と、夜間のみ点灯する夜間専用照明灯とを備えるものである。
特許文献2は、入庫室正面に備えた鏡と、床面に埋め込まれた発光体と、車両位置を検出するセンサとを備え、車両の進入位置に対応して発光体を発光又は点滅させるものである。
特許文献3は、撮像手段と、終端検出手段と、算出手段と、撮像した画像に算出した車輪停止位置を示す図形を重ねて表示する表示手段とを備えるものである。
特許文献4は、進入する車を感知する第1の車体感知センサと、進入可能サイン灯と誘導音を発する発生装置と、停止位置に車が来たことを検知する第2の車体感知センサと、停止サイン灯と警告音を発する発生装置と、夜間のみ点灯する夜間専用照明灯とを備えるものである。
機械式駐車装置には、パレット上の車両と機械式駐車場の機械部との干渉を防止するため、入庫部に位置するパレットの進行方向前端と後端の外側に、干渉防止センサ(以下、「前部安全センサ」と「後部安全センサ」と呼ぶ)が従来から設けられている。
かかる干渉防止センサは、運転手が車両を運転して入庫部に位置するパレット上に乗り入れると、後部安全センサが車両を検出して車両の進行信号を出力し、次いで後部安全センサによる検出が非検出に変わるとき停止信号を出力する。また、車両がパレット上を進行し、前部安全センサが車両を検出すると後退信号を出力するようになっていた。
かかる干渉防止センサは、運転手が車両を運転して入庫部に位置するパレット上に乗り入れると、後部安全センサが車両を検出して車両の進行信号を出力し、次いで後部安全センサによる検出が非検出に変わるとき停止信号を出力する。また、車両がパレット上を進行し、前部安全センサが車両を検出すると後退信号を出力するようになっていた。
従って、後部安全センサが車両を検出して車両の進行(例えば前進)を指示した後、前部安全センサと後部安全センサの両方が車両を検出しない位置に車両が停止することにより、パレット上の車両と機械式駐車場の機械部との干渉を防止することができる。
一方、機械式駐車装置には、全長の異なる複数の車種の車両をそれぞれ同一のパレット上に載せて搬送するようになっているものがある。この場合、複数の車種とは、例えば小型車、普通車、ミニバン、大型車等である。
このような機械式駐車装置において、上述したように、後部安全センサが車両を検出して車両の進行信号を出力し、次いで後部安全センサによる検出が非検出に変わるとき停止信号を出力すると、以下の問題点があった。
このような機械式駐車装置において、上述したように、後部安全センサが車両を検出して車両の進行信号を出力し、次いで後部安全センサによる検出が非検出に変わるとき停止信号を出力すると、以下の問題点があった。
機械式駐車装置には、上述した前部安全センサと後部安全センサの他に、車両の後端上部と機械式駐車場の機械部との干渉を防止するため、パレット後端の上方に、隅切りを検出する干渉防止センサ(以下、「隅切り安全センサ」と呼ぶ)が従来から設けられている。
車両がパレット上を進行した後に停止信号が出力されると、運転手は一般的に直後に車両を停止させる。そのため、車両の後端上部は隅切り安全センサに近接しており、降車による車高変化や機械の振動により、降車後や機械動作後に車両が安全範囲からはみ出して、干渉防止センサにより「はみ出し」が検知されることがあった。
車両がパレット上を進行した後に停止信号が出力されると、運転手は一般的に直後に車両を停止させる。そのため、車両の後端上部は隅切り安全センサに近接しており、降車による車高変化や機械の振動により、降車後や機械動作後に車両が安全範囲からはみ出して、干渉防止センサにより「はみ出し」が検知されることがあった。
また、全長の短い車両(例えば小型車)の場合、パレットの後端側の偏った位置に停止してしまい機械式駐車場の駆動系に負担をかける問題点があった。
さらに、上記問題点を回避するために、(1)停止信号の出力を遅延させたり、(2)干渉防止センサの検出位置を安全側に移動すると、同一のパレット上に載せられる車両の全長が制限され、規定寸法の車でも入庫できない場合が出てくる問題点があった。
上述したように、従来の機械式駐車装置では、入庫部に位置するパレット上で車両の停止位置は運転手の技量(熟練度、経験、慣れ等)に委ねられているため、運転手の技量により停止位置に大きなバラツキがあった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、機械式駐車装置の入庫部に位置するパレット上の車両に対する干渉防止センサの検出位置を安全側に移動することなく、車両の停止位置を運転手の技量に委ねることなく、全長の異なる複数の車種の車両のそれぞれに対し、同一のパレット上の所望の停止位置(例えば干渉防止センサから離れた中央位置)まで誘導することができ、これにより、車高変化や機械振動による「はみ出しの検知」を低減し、停止位置の偏りによる駆動系の負担を減らし、かつ車両と機械式駐車装置の機械部とのクリアランスを十分に確保することができる車両誘導装置と車両誘導方法を提供することにある。
本発明によれば、全長の異なる複数の車種の車両をそれぞれ同一のパレット上の停止位置まで誘導する車両誘導装置であって、
前記パレットの車両の進行方向前部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の前部検出センサと、
前記進行方向後部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の後部検出センサと、
前部検出センサ及び後部検出センサの検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する制御装置と、
前記制御信号に基づき、車両の運転手に進行、後退又は停止の案内信号を出力する出力装置と、を備え、
複数の前部検出センサと複数の後部検出センサは、車両の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成しており、
前記制御装置により、
パレット上を車両が進行方向に移動する際に、前記検出信号に基づき、車両の車種を判別し、
次いで、前記車種と検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する、ことを特徴とする車両誘導装置が提供される。
前記パレットの車両の進行方向前部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の前部検出センサと、
前記進行方向後部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の後部検出センサと、
前部検出センサ及び後部検出センサの検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する制御装置と、
前記制御信号に基づき、車両の運転手に進行、後退又は停止の案内信号を出力する出力装置と、を備え、
複数の前部検出センサと複数の後部検出センサは、車両の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成しており、
前記制御装置により、
パレット上を車両が進行方向に移動する際に、前記検出信号に基づき、車両の車種を判別し、
次いで、前記車種と検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する、ことを特徴とする車両誘導装置が提供される。
前部検出センサ及び後部検出センサはそれぞれ、線状ビームをパレット上の車両位置に向けて投光する投光器と、前記車両位置を通過した線状ビームを受光する受光器と、を有し、
前記制御装置は、各受光器による線状ビームの受光の有無により車両の有無を検出し、かつ受光の有無の変化により車両の先端又は後端を検出する。
前記制御装置は、各受光器による線状ビームの受光の有無により車両の有無を検出し、かつ受光の有無の変化により車両の先端又は後端を検出する。
また、前記制御装置は、
前部検出センサ又は後部検出センサの1つが車両の前端又は後端を検出し、かつ
検出した前記前部検出センサ又は後部検出センサと対を形成する前部検出センサ又は後部検出センサより進行方向内側に位置するすべての前部検出センサ又は後部検出センサが車両を検出しているときに、車両の車種を判別する。
前部検出センサ又は後部検出センサの1つが車両の前端又は後端を検出し、かつ
検出した前記前部検出センサ又は後部検出センサと対を形成する前部検出センサ又は後部検出センサより進行方向内側に位置するすべての前部検出センサ又は後部検出センサが車両を検出しているときに、車両の車種を判別する。
また、前記制御装置は、車両をパレット上の中央に停止させるセンター優先モードを有しており、
センター優先モードにおいて、車両の車種を判別したときに、停止の制御信号を出力する。
センター優先モードにおいて、車両の車種を判別したときに、停止の制御信号を出力する。
また、前記制御装置は、車両をパレットの前端側に停止させるフロント優先モードを有しており、
フロント優先モードにおいて、車両の車種を判別した後、判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ又は後部検出センサが車両の先端又は後端を検出したときに、停止の制御信号を出力する。
フロント優先モードにおいて、車両の車種を判別した後、判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ又は後部検出センサが車両の先端又は後端を検出したときに、停止の制御信号を出力する。
また、前記停止の制御信号が出力された後、前記判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ又は後部検出センサが車両の先端又は後端を検出したとき、又はパレットの進行方向前端外側に設けられている干渉防止センサが車両を検出したときに、後退の制御信号を出力する。
また本発明によれば、全長の異なる複数の車種の車両をそれぞれ同一のパレット上の停止位置まで誘導する車両誘導方法であって、
前記パレットの車両の進行方向前部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の前部検出センサと、
前記進行方向後部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の後部検出センサと、
前部検出センサ及び後部検出センサの検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する制御装置と、
前記制御信号に基づき、車両の運転手に進行、後退又は停止の案内信号を出力する出力装置と、を準備し、
複数の前部検出センサと複数の後部検出センサは、車両の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成しており、
前記制御装置により、
パレット上を車両が進行方向に移動する際に、前記検出信号に基づき、車両の車種を判別し、
次いで、前記車種と検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する、ことを特徴とする車両誘導方法が提供される。
前記パレットの車両の進行方向前部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の前部検出センサと、
前記進行方向後部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の後部検出センサと、
前部検出センサ及び後部検出センサの検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する制御装置と、
前記制御信号に基づき、車両の運転手に進行、後退又は停止の案内信号を出力する出力装置と、を準備し、
複数の前部検出センサと複数の後部検出センサは、車両の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成しており、
前記制御装置により、
パレット上を車両が進行方向に移動する際に、前記検出信号に基づき、車両の車種を判別し、
次いで、前記車種と検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する、ことを特徴とする車両誘導方法が提供される。
上記本発明の装置と方法によれば、複数の前部検出センサと複数の後部検出センサは、車両の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成しており、前記制御装置により、パレット上を車両が進行方向に移動(例えば前進)する際に、検出信号に基づき車両の車種(例えば、小型車、普通車、ミニバン、大型車等)を判別する。
従って、車両の車種に基づき、車両の停止位置を所望の停止位置に設定することができるので、入庫部に位置するパレット上の車両に対する干渉防止センサの検出位置を安全側に移動することなく、車両の停止位置を運転手の技量に委ねることなく、全長の異なる複数の車種の車両のそれぞれに対し、同一のパレット上の所望の停止位置(例えば干渉防止センサから離れた中央位置)まで誘導することができる。
これにより、車高変化や機械振動による「はみ出しの検知」を低減し、停止位置の偏りによる駆動系の負担を減らし、かつ車両と機械式駐車装置の機械部とのクリアランスを十分に確保することができる。
また、機械式駐車装置の利用者は、機械式駐車装置自体の知識が少ないため、「メーカーが考える都合の良い位置」に停止するとは限らないが、本発明によれば、車両誘導装置により積極的に誘導することによりトラブルを低減することができる。
さらに本発明の車両誘導装置は、既設の機械式駐車装置への追加設置も容易であり、トラブルやメンテナンスの頻度を低減することもできる。
さらに本発明の車両誘導装置は、既設の機械式駐車装置への追加設置も容易であり、トラブルやメンテナンスの頻度を低減することもできる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の車両誘導装置10の全体構成図である。
この図において、車両1は、全長の異なる複数の車種(この例では、小型車1a、普通車1b、ミニバン1c、大型車1d)であり、それぞれ機械式駐車装置の入庫部に位置する同一のパレット2上に載せて搬送するようになっている。なおこの図において、小型車1a、普通車1b、ミニバン1c、大型車1dをパレット2の中央に配置して示している。
この図において、車両1は、全長の異なる複数の車種(この例では、小型車1a、普通車1b、ミニバン1c、大型車1d)であり、それぞれ機械式駐車装置の入庫部に位置する同一のパレット2上に載せて搬送するようになっている。なおこの図において、小型車1a、普通車1b、ミニバン1c、大型車1dをパレット2の中央に配置して示している。
また、入庫部に位置するパレット2の進行方向前端(図で左端)と後端(図で右端)の外側に、干渉防止センサ(前部安全センサeと後部安全センサE)が設けられている。前部安全センサeと後部安全センサEは、それぞれ、線状ビーム3をパレット2の前縁又は後縁に平行に投光する投光器4aと、線状ビーム3を受光する受光器4bとを有する。前部安全センサeと後部安全センサEは、例えばレーザーセンサ又は光電センサである。線状ビーム3は、水平に対し傾斜しているのが好ましいが、水平であってもよい。
図1において、車両誘導装置10は、全長の異なる複数の車種の車両1をそれぞれ同一のパレット2上の停止位置まで誘導する装置であり、複数の前部検出センサ12、複数の後部検出センサ14、制御装置16、及び出力装置18を備える。
複数の前部検出センサ12は、この例ではa,b,cの3台であり、パレット上への車両1の進行方向前部において、進行方向に間隔を隔てた位置で車両1の有無を検出するようになっている。
また、複数の後部検出センサ14は、この例ではA,B,Cの3台であり、パレット上への車両1の進行方向後部において、進行方向に間隔を隔てた位置で車両1の有無を検出するようになっている。
また複数の前部検出センサ12(この例ではa,b,c)と複数の後部検出センサ14(この例ではA,B,C)は、車両1の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成している。
すなわちこの例では、a−A、b−B、c−Cがそれぞれ対となっている。
また、複数の後部検出センサ14は、この例ではA,B,Cの3台であり、パレット上への車両1の進行方向後部において、進行方向に間隔を隔てた位置で車両1の有無を検出するようになっている。
また複数の前部検出センサ12(この例ではa,b,c)と複数の後部検出センサ14(この例ではA,B,C)は、車両1の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成している。
すなわちこの例では、a−A、b−B、c−Cがそれぞれ対となっている。
この図において、車両1の進行方向は、図で右から左方向である。また車両1の進行は前進であることが好ましいが、後進(バック)で進行させてもよい。
なお、以下の説明では、必要な場合を除き、車両1の進行を「前進」、「前進」の反対を「後退」と呼ぶ。
なお、以下の説明では、必要な場合を除き、車両1の進行を「前進」、「前進」の反対を「後退」と呼ぶ。
図1における前部検出センサ12及び後部検出センサ14はそれぞれ、線状ビーム11をパレット2上の車両位置に向けて投光する投光器15aと、車両位置を通過した線状ビーム11を受光する受光器15bとを有する。
前部検出センサ12及び後部検出センサ14は、この例では、それぞれ、線状ビーム11をパレット2の前縁又は後縁に平行に投光するようになっている。前部検出センサ12及び後部検出センサ14は、例えばレーザーセンサ又は光電センサである。線状ビーム11は、水平に対し傾斜しているのが好ましいが、水平であってもよい。
前部検出センサ12及び後部検出センサ14は、この例では、それぞれ、線状ビーム11をパレット2の前縁又は後縁に平行に投光するようになっている。前部検出センサ12及び後部検出センサ14は、例えばレーザーセンサ又は光電センサである。線状ビーム11は、水平に対し傾斜しているのが好ましいが、水平であってもよい。
制御装置16は、前部検出センサ12及び後部検出センサ14の検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する。
また、制御装置16は、前部検出センサ12及び後部検出センサ14の各受光器15bによる線状ビーム11の受光の有無(すなわち透過又は遮断)により車両1の有無を検出する。
さらに、制御装置16は、各受光器15bによる線状ビーム11の受光の有無の変化(透過から遮断、遮断から透過への変化)により車両1の先端又は後端を検出するようになっている。
また、制御装置16は、前部検出センサ12及び後部検出センサ14の各受光器15bによる線状ビーム11の受光の有無(すなわち透過又は遮断)により車両1の有無を検出する。
さらに、制御装置16は、各受光器15bによる線状ビーム11の受光の有無の変化(透過から遮断、遮断から透過への変化)により車両1の先端又は後端を検出するようになっている。
出力装置18は、制御装置16の制御信号に基づき、車両1の運転手に進行、後退又は停止の案内信号を出力する。出力装置18は、例えば表示ランプの点灯装置、画像表示装置、音声出力装置であり、車両1の運転手が確実に確認できる位置及び大きさであるのがよい。
図2は、本発明による車両誘導方法を示すフロー図である。この図において、本発明の車両誘導方法は、S1〜S8の各ステップ(工程)からなる。
S1では、上述した前部検出センサ12、後部検出センサ14、制御装置16、及び出力装置18を準備する。また、このステップにおいて、必要な場合には上述した干渉防止センサ(前部安全センサeと後部安全センサE)も準備する。
前部安全センサeと後部安全センサEの受光器4bの検出信号と、前部検出センサ12と後部検出センサ14の受光器15bの検出信号は、制御装置16にそれぞれ入力し、制御装置16の制御信号は、出力装置18に入力する。
前部安全センサeと後部安全センサEの受光器4bの検出信号と、前部検出センサ12と後部検出センサ14の受光器15bの検出信号は、制御装置16にそれぞれ入力し、制御装置16の制御信号は、出力装置18に入力する。
運転手が車両1を運転して入庫部に位置するパレット2上に乗り入れると、後部安全センサEが車両1を検出し(S2)、制御装置16は進行(例えば前進)の制御信号を出力し(S3)、出力装置18が車両1の運転手に進行(例えば前進)の案内信号を出力する。
なお、進行(例えば前進)の案内信号は、パレット2上に乗り入れる前から出力してもよい。
なお、進行(例えば前進)の案内信号は、パレット2上に乗り入れる前から出力してもよい。
次いで、パレット2上を車両1が進行方向に移動(例えば前進)する際に、前部検出センサ12及び後部検出センサ14の検出信号(S4)に基づき、制御装置16は車両1の車種(この例では、小型車1a、普通車1b、ミニバン1c、大型車1d)を判別する(S5)。
具体的には、制御装置16は、(1)前部検出センサ12又は後部検出センサ14の1つが車両1の前端又は後端を検出し、かつ(2)検出した前部検出センサ12又は後部検出センサ14と対を形成する前部検出センサ12又は後部検出センサ14より進行方向内側に位置するすべての前部検出センサ12又は後部検出センサ14が車両1を検出しているときに、車両1の車種を判別する。
この車種の判別の具体例は後述する。
なお車種の判別は、この例に限定されず、例えば、前部検出センサ12及び後部検出センサ14による車両1の検出の有無を2値の信号(例えばON、OFF又は1、0)で表し、この信号の組み合わせとして、車種を判別してもよい。
後述するセンター優先モード、フロント優先モード、後退の制御信号出力も同様である。
この車種の判別の具体例は後述する。
なお車種の判別は、この例に限定されず、例えば、前部検出センサ12及び後部検出センサ14による車両1の検出の有無を2値の信号(例えばON、OFF又は1、0)で表し、この信号の組み合わせとして、車種を判別してもよい。
後述するセンター優先モード、フロント優先モード、後退の制御信号出力も同様である。
制御装置16は、車両1をパレット2上の中央に停止させるセンター優先モードを有している。
制御装置16は、センター優先モードにおいて、車両1の車種を判別したときに、停止の制御信号を出力する(S6)。
センター優先モードの具体例は後述する。
制御装置16は、センター優先モードにおいて、車両1の車種を判別したときに、停止の制御信号を出力する(S6)。
センター優先モードの具体例は後述する。
また、制御装置16は、車両1をパレット2の前端側に停止させるフロント優先モードを有している。
制御装置16は、フロント優先モードにおいて、車両1の車種を判別した後、判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ12又は後部検出センサ14が車両1の先端又は後端を検出したときに(S4)、停止の制御信号を出力する(S7)。
フロント優先モードの具体例は後述する。
制御装置16は、フロント優先モードにおいて、車両1の車種を判別した後、判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ12又は後部検出センサ14が車両1の先端又は後端を検出したときに(S4)、停止の制御信号を出力する(S7)。
フロント優先モードの具体例は後述する。
停止の制御信号を出力され(S6,S7)、車両1がパレット2上で停止すると、車両誘導装置10による車両1の誘導は終了する。
しかし、車両1が停止せずに進行(例えば前進)を続けると、制御装置16は、停止の制御信号が出力された後、(1)判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ12又は後部検出センサ14が車両1の先端又は後端を検出したとき、又は(2)パレット2の進行方向前端外側に設けられている干渉防止センサ(前部安全センサe)が車両1を検出したときに、後退の制御信号を出力する。
この後退の具体例は後述する。
この後退の具体例は後述する。
車両1が後退すると、再度停止の制御信号を出力され(S6,S7)、車両1がパレット2上で停止すると、車両誘導装置10による車両1の誘導は終了する。
また、車両1が停止せずに後退を続ける場合には、再度、進行(例えば前進)の案内信号を出力するのが好ましい。
また、車両1が停止せずに後退を続ける場合には、再度、進行(例えば前進)の案内信号を出力するのが好ましい。
図3は、車種が小型車1aの場合の車両誘導方法の説明図である。この図において、(A)(B)は車両1の前進中、(C)は車種判別位置及びセンター優先モードの停車位置、(D)はフロント優先モードの停車位置を示している。
また、各図において、線状ビーム3、11は、車両1で遮断された場合に破線、遮断されていない場合は実線で示している。
後述する他の場合も同様である。
また、各図において、線状ビーム3、11は、車両1で遮断された場合に破線、遮断されていない場合は実線で示している。
後述する他の場合も同様である。
また、表1は、図3に対応する前部安全センサe及び後部安全センサEと前部検出センサ12(a,b,c)と後部検出センサ14(A,B,C)の検出信号を示している。
この表において、線状ビーム3、11が、車両1で遮断された場合を×、遮断されていない場合を○で示している。以下、×を「遮断」、○を「透過」と呼ぶ。
後述する他の場合も同様である。
この表において、線状ビーム3、11が、車両1で遮断された場合を×、遮断されていない場合を○で示している。以下、×を「遮断」、○を「透過」と呼ぶ。
後述する他の場合も同様である。
表1において、パレット2上に車両1が載っていない場合(1の空車時)には、すべてのセンサ(a,b,c,e,A,B,C,E)は透過(○)の検出信号を出力している。
空車状態でパレット2上を車両1が進行方向に移動(2、3の前進)すると、後部検出センサ14(A,B,C)がすべて遮断(×)の後、外側の後部検出センサ14から順に透過(○)の検出信号を出力する。2の前進は図3(A)に、3の前進は図3(B)に対応している。
空車状態でパレット2上を車両1が進行方向に移動(2、3の前進)すると、後部検出センサ14(A,B,C)がすべて遮断(×)の後、外側の後部検出センサ14から順に透過(○)の検出信号を出力する。2の前進は図3(A)に、3の前進は図3(B)に対応している。
次いで、4のセンター位置では、後部検出センサ14(A,B,C)がすべて透過(○)となり、パレット2上に車両1が載っていない場合(1の空車時)と同じ状態となる。この状態は、図3(C)に相当する。
4のセンター位置(図3(C))において、制御装置16は、(1)後部検出センサ14の1つ(C)が車両1の後端を受光の有無の変化(遮断から透過への変化)により検出し、かつ(2)対を形成する前部検出センサ12(c)より進行方向内側に位置するすべての前部検出センサ12(この場合、なし)が車両1を検出しているときに、車両1の車種(この場合、小型車1a)を判別する。
制御装置16が、センター優先モードの場合、車両1の車種(この場合、小型車1a)を判別したときに、停止の制御信号を出力し(S6)、図3(C)の位置で停車する。
制御装置16が、フロント優先モードの場合、車両1の車種(この場合、小型車1a)を判別した後、判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ12(b)が車両1の先端を検出したときに(S4)、停止の制御信号を出力し(S7)、図3(D)の位置で停車する。
車両1(この場合、小型車1a)が停止せずに進行(前進)を続けると、制御装置16は、停止の制御信号が出力された後、(1)判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ12(a)が車両1の先端を検出したとき、又は(2)パレット2の進行方向前端外側に設けられている干渉防止センサ(前部安全センサe)が車両1を検出したときに、後退の制御信号を出力する。
なお、センター優先モードの場合、予め設定した前部検出センサ12はb又はcであってもよい。
なお、センター優先モードの場合、予め設定した前部検出センサ12はb又はcであってもよい。
図4は車種が普通車1bの場合の車両誘導方法の説明図である。また表2は、図4に対応する前部安全センサe及び後部安全センサEと前部検出センサ12(a,b,c)と後部検出センサ14(A,B,C)の検出信号を示している。図4、表2の表示方法は上述の通りである。
表1の空車状態(1の空車時)でパレット2上を車両1が進行方向に移動(2、3の前進)すると、後部検出センサ14(A,B,C)がすべて遮断(×)の後、外側の後部検出センサ14から順に透過(○)の検出信号を出力する。また、前部検出センサ12(a,b,c)がすべて透過(○)の状態から、内側の前部検出センサ12から順に遮断(×)の検出信号を出力する。2の前進は図4(A)に、3の前進は図4(B)に対応している。
次いで、4のセンター位置では、最も内側の前部検出センサ12(c)と後部検出センサ14(C)が遮断(×)の状態で、後部検出センサ14(B)が透過(○)から遮断(×)に変化し、車両1の後端を受光の有無の変化(遮断から透過への変化)により検出する。この状態は、図4(C)に相当する。
4のセンター位置(図4(C))において、制御装置16は、(1)後部検出センサ14の1つ(B)が車両1の後端を検出し、かつ(2)検出した後部検出センサ14(B)と対を形成する前部検出センサ12(b)より進行方向内側に位置するすべての前部検出センサ12(c)が車両1を検出(すなわち遮断)しているときに、車両1の車種(普通車1b)を判別する。
制御装置16が、センター優先モードの場合、車両1の車種(普通車1b)を判別したときに、停止の制御信号を出力し(S6)、図4(C)の位置で停車する。
制御装置16が、フロント優先モードの場合、車両1の車種(普通車1b)を判別した後、判別された車種(普通車1b)に応じて予め設定した前部検出センサ12(b)が車両1の先端を検出したときに(S4)、停止の制御信号を出力し(S7)、図4(D)の位置で停車する。
車両1(普通車1b)が停止せずに進行(前進)を続けると、制御装置16は、停止の制御信号が出力された後、(1)判別された車種(普通車1b)に応じて予め設定した前部検出センサ12(a)が車両1の先端を検出したとき、又は(2)パレット2の進行方向前端外側に設けられている干渉防止センサ(前部安全センサe)が車両1を検出したときに、後退の制御信号を出力する。
なお、センター優先モードの場合、予め設定した前部検出センサ12はbであってもよい。
なお、センター優先モードの場合、予め設定した前部検出センサ12はbであってもよい。
図5は、車種がミニバン1cの場合の車両誘導方法の説明図である。また、表3はミニバン1cの場合の表1と同様の図である。なおこの図では、(A)(B)(C)の場合の車両1と隅切り安全センサFとの関係を右側に側面図で模式的に示している。
この右側の側面図から、車種がミニバン1cの場合、図5(C)に示すセンター位置であっても、車両1の後端上部は隅切り安全センサFに近接しており、フロント優先モードにより車両1をさらに前進させた位置に停止させることが好ましいことがわかる。
この右側の側面図から、車種がミニバン1cの場合、図5(C)に示すセンター位置であっても、車両1の後端上部は隅切り安全センサFに近接しており、フロント優先モードにより車両1をさらに前進させた位置に停止させることが好ましいことがわかる。
表3の2の前進は図5(A)に、3の前進は図5(B)に対応している。2,3の前進状態は、上述した例と同様であり、詳細な説明は省略する。
次いで、4のセンター位置では、最も内側の前部検出センサ12(c)と内側の後部検出センサ14(C、B)が遮断(×)の状態で、前部検出センサ12(b)が透過(○)から遮断(×)に変化し、車両1の前端を受光の有無の変化(遮断から透過への変化)により検出する。この状態は、図5(C)に相当する。
4のセンター位置(図5(C))において、制御装置16は、(1)前部検出センサ12の1つ(b)が車両1の前端を検出し、かつ(2)検出した前部検出センサ12(b)と対を形成する後部検出センサ14(B)より進行方向内側に位置するすべての後部検出センサ14(C)が車両1を検出しているときに、車両1の車種(普通車1b)を判別する。
制御装置16が、センター優先モードの場合、車両1の車種(ミニバン1c)を判別したときに、停止の制御信号を出力し(S6)、図5(C)の位置で停車する。
制御装置16が、フロント優先モードの場合、車両1の車種(ミニバン1c)を判別した後、判別された車種に応じて予め設定した後部検出センサ14(B)が車両1の後端を検出したときに(S4)、停止の制御信号を出力する(S7)。
車両1が停止せずに進行(前進)を続けると、制御装置16は、停止の制御信号が出力された後、(1)判別された車種(ミニバン1c)に応じて予め設定した前部検出センサ12(a)が車両1の先端を検出したとき、又は(2)パレット2の進行方向前端外側に設けられている干渉防止センサ(前部安全センサe)が車両1を検出したときに、後退の制御信号を出力する。
なお、センター優先モードの場合、前部検出センサ12(b)と後部検出センサ14(B)を予め設定してもよい。
なお、センター優先モードの場合、前部検出センサ12(b)と後部検出センサ14(B)を予め設定してもよい。
図6は、車種が大型車1dの場合の車両誘導方法の説明図である。また、表4は大型車1dの場合の表1と同様の図である。
表4の2の前進は図6(A)に、3の前進は図6(B)に対応している。2,3の前進状態は、上述した例と同様であり、詳細な説明は省略する。
次いで、4のセンター位置では、内側の前部検出センサ12(c、b)、すべての内側の後部検出センサ14(C、B、A)及び後部安全センサEが遮断(×)の状態で、前部検出センサ12(a)が透過(○)から遮断(×)に変化し、車両1の前端を受光の有無の変化(透過から遮断への変化)により検出する。この状態は、図5(C)に相当する。
この状態では、前部安全センサeと後部安全センサEのみが透過(○)であり、すべての前部検出センサ12と後部検出センサ14が遮断(×)の状態であり、パレット2に載せられる最大の車両1(すなわち大型車1d)がセンター位置に停車している。
この状態では、前部安全センサeと後部安全センサEのみが透過(○)であり、すべての前部検出センサ12と後部検出センサ14が遮断(×)の状態であり、パレット2に載せられる最大の車両1(すなわち大型車1d)がセンター位置に停車している。
4のセンター位置(図6(C))において、制御装置16は、(1)前部検出センサ12の1つ(a)が車両1の前端を検出し、かつ(2)検出した前部検出センサ12(a)と対を形成する後部検出センサ14(A)より進行方向内側に位置するすべての後部検出センサ14(B,C)が車両1を検出しているときに、車両1の車種(すなわち大型車1d)を判別する。
制御装置16が、センター優先モードの場合、車両1の車種(大型車1d)を判別したときに、停止の制御信号を出力し(S6)、図6(C)の位置で停車する。
制御装置16が、フロント優先モードの場合、車両1の車種を判別した後、判別された車種(大型車1d)に応じて予め設定した後部検出センサ14(A)が車両1の後端を検出したときに(S4)、停止の制御信号を出力する(S7)。
車両1(大型車1d)が停止せずに進行(前進)を続けると、制御装置16は、停止の制御信号が出力された後、(2)パレット2の進行方向前端外側に設けられている干渉防止センサ(前部安全センサe)が車両1を検出したときに、後退の制御信号を出力する。
なお、センター優先モードの場合、(1)判別された車種(大型車1d)に応じて予め設定した後部検出センサ14(A)が車両1の後端を検出したときに、後退の制御信号を出力してもよい。
なお、センター優先モードの場合、(1)判別された車種(大型車1d)に応じて予め設定した後部検出センサ14(A)が車両1の後端を検出したときに、後退の制御信号を出力してもよい。
図7は、センサの配置が異なる例を示す説明図である。この図において、(A)(B)(C)(D)はそれぞれ小型車1a、普通車1b、ミニバン1c、大型車1dに対応する。また(A)(B)(C)(D)に含まれる3つの図は、図3〜図6の(A)(B)(C)の図にそれぞれ対応している。
図7において、前部安全センサeと後部安全センサEは、それぞれ、パレット2の前縁又は後縁に平行な線状ビーム3を投光するようになっている。この構成は、図3〜図6と同様である。線状ビーム3は、水平に対し傾斜しているのが好ましいが、水平であってもよい。
前部検出センサ12(a,b,c)及び後部検出センサ14(A,B,C)は、この例では、それぞれ、線状ビーム11をパレット2の前縁又は後縁に対して斜めかつ水平に投光するようになっている。
この例のように、前部検出センサ12(a,b,c)及び後部検出センサ14(A,B,C)は、車両1に対して幅方向に垂直でなくてもよく、斜めかつ水平でも、水平に対して斜めであってもよい。この構成により、入庫部に位置するパレット2に対し、図1のようなセンサ配置が困難な場合でも本発明を適用することができる。
その他の構成は、図3〜図6と同様である。
この例のように、前部検出センサ12(a,b,c)及び後部検出センサ14(A,B,C)は、車両1に対して幅方向に垂直でなくてもよく、斜めかつ水平でも、水平に対して斜めであってもよい。この構成により、入庫部に位置するパレット2に対し、図1のようなセンサ配置が困難な場合でも本発明を適用することができる。
その他の構成は、図3〜図6と同様である。
上述した本発明の装置と方法によれば、複数の前部検出センサ12と複数の後部検出センサ14は、車両1の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成しており、制御装置16により、パレット2上を車両1が進行方向に移動(例えば前進)する際に、検出信号に基づき車両1の車種(例えば、小型車1a、普通車1b、ミニバン1c、大型車1d等)を判別することができる。
従って、車両1の車種に基づき、車両1の停止位置を所望の停止位置に設定することができるので、入庫部に位置するパレット2上の車両1に対する干渉防止センサ(前部安全センサe、後部安全センサE、隅切り安全センサF)の検出位置を安全側に移動することなく、また車両1の停止位置を運転手の技量に委ねることなく、全長の異なる複数の車種の車両1のそれぞれに対し、同一のパレット2上の所望の停止位置(例えば干渉防止センサから離れた中央位置)まで誘導することができる。
これにより、車高変化や機械振動による「はみ出しの検知」を低減し、停止位置の偏りによる駆動系の負担を減らし、かつ車両1と機械式駐車装置の機械部とのクリアランスを十分に確保することができる。
また、機械式駐車装置の利用者は、機械式駐車装置自体の知識が少ないため、「メーカーが考える都合の良い位置」に停止するとは限らないが、本発明によれば、車両誘導装置10により積極的に誘導することによりトラブルを低減することができる。
さらに本発明の車両誘導装置10は、既設の機械式駐車装置への追加設置も容易であり、トラブルやメンテナンスの頻度を低減することもできる。
さらに本発明の車両誘導装置10は、既設の機械式駐車装置への追加設置も容易であり、トラブルやメンテナンスの頻度を低減することもできる。
なお本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 車両、1a 小型車、1b 普通車、1c ミニバン、1d 大型車、
2 パレット、3 線状ビーム、4a 投光器、4b 受光器、
10 車両誘導装置、11 線状ビーム、
12(a,b,c) 前部検出センサ、
14(A,B,C) 後部検出センサ、
15a 投光器、15b 受光器、
16 制御装置、18 出力装置、
e 前部安全センサ、E 後部安全センサ、
F 隅切り安全センサ
2 パレット、3 線状ビーム、4a 投光器、4b 受光器、
10 車両誘導装置、11 線状ビーム、
12(a,b,c) 前部検出センサ、
14(A,B,C) 後部検出センサ、
15a 投光器、15b 受光器、
16 制御装置、18 出力装置、
e 前部安全センサ、E 後部安全センサ、
F 隅切り安全センサ
Claims (7)
- 全長の異なる複数の車種の車両をそれぞれ同一のパレット上の停止位置まで誘導する車両誘導装置であって、
前記パレットの車両の進行方向前部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の前部検出センサと、
前記進行方向後部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の後部検出センサと、
前部検出センサ及び後部検出センサの検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する制御装置と、
前記制御信号に基づき、車両の運転手に進行、後退又は停止の案内信号を出力する出力装置と、を備え、
複数の前部検出センサと複数の後部検出センサは、車両の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成しており、
前記制御装置により、
パレット上を車両が進行方向に移動する際に、前記検出信号に基づき、車両の車種を判別し、
次いで、前記車種と検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する、ことを特徴とする車両誘導装置。 - 前部検出センサ及び後部検出センサはそれぞれ、線状ビームをパレット上の車両位置に向けて投光する投光器と、前記車両位置を通過した線状ビームを受光する受光器と、を有し、
前記制御装置は、各受光器による線状ビームの受光の有無により車両の有無を検出し、かつ受光の有無の変化により車両の先端又は後端を検出する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両誘導装置。 - 前記制御装置は、
前部検出センサ又は後部検出センサの1つが車両の前端又は後端を検出し、かつ
検出した前記前部検出センサ又は後部検出センサと対を形成する前部検出センサ又は後部検出センサより進行方向内側に位置するすべての前部検出センサ又は後部検出センサが車両を検出しているときに、車両の車種を判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両誘導装置。 - 前記制御装置は、車両をパレット上の中央に停止させるセンター優先モードを有しており、
センター優先モードにおいて、車両の車種を判別したときに、停止の制御信号を出力する、ことを特徴とする請求項3に記載の車両誘導装置。 - 前記制御装置は、車両をパレットの前端側に停止させるフロント優先モードを有しており、
フロント優先モードにおいて、車両の車種を判別した後、判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ又は後部検出センサが車両の先端又は後端を検出したときに、停止の制御信号を出力する、ことを特徴とする請求項3に記載の車両誘導装置。 - 前記停止の制御信号が出力された後、前記判別された車種に応じて予め設定した前部検出センサ又は後部検出センサが車両の先端又は後端を検出したとき、又はパレットの進行方向前端外側に設けられている干渉防止センサが車両を検出したときに、後退の制御信号を出力する、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の車両誘導装置。
- 全長の異なる複数の車種の車両をそれぞれ同一のパレット上の停止位置まで誘導する車両誘導方法であって、
前記パレットの車両の進行方向前部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の前部検出センサと、
前記進行方向後部の進行方向に間隔を隔てた位置で車両の有無を検出する複数の後部検出センサと、
前部検出センサ及び後部検出センサの検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する制御装置と、
前記制御信号に基づき、車両の運転手に進行、後退又は停止の案内信号を出力する出力装置と、を準備し、
複数の前部検出センサと複数の後部検出センサは、車両の進行方向の外側から内側に向けて順に対を形成しており、
前記制御装置により、
パレット上を車両が進行方向に移動する際に、前記検出信号に基づき、車両の車種を判別し、
次いで、前記車種と検出信号に基づき、進行、後退又は停止の制御信号を出力する、ことを特徴とする車両誘導方法。
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