JP2006331331A - 有軌道台車、搬送装置及び有軌道台車の制御方法 - Google Patents

有軌道台車、搬送装置及び有軌道台車の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 軌道上を自律走行し、先行台車への衝突を防止でき、且つ搬送効率が高い有軌道台車、それを備えた搬送装置、及び有軌道台車の制御方法を提供する。
【解決手段】 軌道2上を自律走行する有軌道台車41において、台車本体3の両側部から有軌道台車41の走行方向前方に延びるアーム34を設け、このアーム34の先端に光電センサである台車センサ35を取り付ける。アーム34及び台車センサ35は、台車本体3よりも下方に配置する。これにより、有軌道台車41が先行台車41aに接近したときに、台車センサ35が床面100と先行台車41aとの間に挿入され、先行台車41aを検知する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、軌道上を自律走行する有軌道台車、この有軌道台車を備えた搬送装置、及び有軌道台車の制御方法に関する。
従来より、工場内に敷設された所定のレール軌道に沿って荷物を積載した台車を自走させ、工場内の任意の部署から他の任意の部署へ荷物を運搬する有軌道搬送システムが使用されている。このような有軌道搬送システムは、台車がレール軌道に沿って走行すると共に、レール軌道に設けられた所定の軌道情報発信手段からレール軌道に関する情報を取得し、この情報に基づいて自律走行ができるように構成されている。
この有軌道搬送システムにおいては、複数台の台車が同時にレール軌道上を走行するようになっていることから、各台車に追突防止装置が搭載されている。追突防止装置の例としては、光学式の装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。即ち、台車の後端部に投光手段、前端部に受光手段が夫々設けられており、先行する台車の投光手段から出射された光を後続の台車の受光手段が受光したときに、後続台車が先行台車に接近したと判断し、減速又は停止するようになっている。
光学式の追突防止装置においては、台車が直線経路を走行しているときは、投光手段の投光角度及び受光手段の受光角度を狭くして、レール軌道に平行になるようにすることが好ましい。これにより、受光手段がレール軌道の外部の光源からの光を受光したり、並走する他のレール起動の台車からの光を受光したりすることを防止できるからである。一方、台車がカーブ経路を走行しているときは、投光手段の投光角度及び受光手段の受光角度が狭すぎると、後続の台車が先行する台車からの光を受光できなくなる。
そこで、特許文献1には、台車が直線経路を走行しているときは、投光角度及び受光角度を狭くしておき、台車がカーブ経路を走行しているときには、投光角度及び受光角度をカーブの曲がり方向に拡幅する技術が開示されている。
特公平06―085135号公報
しかしながら、上述の従来の技術には以下のような問題点がある。特許文献1に記載されているような光学式の衝突防止装置においては、後続台車は先行台車との間の距離を正確に検出できないため、台車間の間隔を広く取る必要がある。また、カーブ経路においては、1台目の台車の投光手段の光を、2台目の台車だけでなく3台目の台車の受光手段が誤検知する虞があるため、カーブ経路に進入する台車の数を制限する必要がある。これにより、台車がカーブ経路の入口で待機する必要が生じ、カーブ経路に進入できるまでに時間がかかるようになる。これらの結果、搬送システムの搬送効率が低下する。
本発明が解決する課題としては、上述の従来技術において生じる搬送システムの搬送効率の低下という問題が一例として挙げられる。
本発明に係る有軌道台車は、軌道上を自律走行する有軌道台車において、前記軌道上を走行可能に設けられた台車本体と、この台車本体から走行方向前方に延びるアームと、このアームの前記台車本体から離隔した位置に取り付けられ先行する前記有軌道台車を検知する台車センサと、この台車センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記台車本体を停止させる制御装置と、を有することを特徴とする。
本発明に係る搬送装置は、軌道と、この軌道上を自律走行する複数台の有軌道台車と、を有し、前記有軌道台車は、前記軌道上を走行可能に設けられた台車本体と、この台車本体から走行方向前方に延びるアームと、このアームの前記台車本体から離隔した位置に取り付けられ先行する前記有軌道台車を検知する台車センサと、この台車センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記台車本体を停止させる制御装置と、を有することを特徴とする。
本発明に係る有軌道台車の制御方法は、軌道上を自律走行する有軌道台車の制御方法において、前記有軌道台車の台車本体から離隔した位置に取り付けられた台車センサにより先行する前記有軌道台車を検知したときに前記有軌道台車を停止させる走行制御工程を有することを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る有軌道台車を示す平面図である。図1に示すように、本実施形態に係る有軌道台車1は、軌道2上を自律走行するものである。この有軌道台車1においては、軌道2上を走行可能に設けられた台車本体3が設けられている。また、この台車本体3には、台車本体3から有軌道台車1の走行方向前方に延びるアーム4が取り付けられており、このアーム4の台車本体3から離隔した位置、例えばアーム4の先端には、台車センサ5が取り付けられている。台車センサ5は、軌道2上を先行する有軌道台車(図示せず、以下先行台車という)を検知するものである。更に、台車本体3には、制御装置6が設けられている。制御装置6は、台車センサ5が先行する有軌道台車を検知したときに、台車本体3を停止させるものである。また、軌道2とこの軌道2上を走行する複数台の有軌道台車1により、本実施形態に係る搬送装置が構成されている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る有軌道台車の動作、即ち、本実施形態に係る有軌道台車の制御方法について説明する。軌道2上を走行している有軌道台車1が先行台車に近づくと、台車センサ5が先行台車を検知する。台車センサ5が先行台車を検知すると、その情報は制御装置6に伝達され、制御装置6は台車本体3の走行を停止させる。これにより、有軌道台車1が先行台車に衝突することを防止できる。そして、先行台車が走行して有軌道台車1から離隔していき、有軌道台車1の台車センサ5が先行台車を検知しなくなると、制御装置6が台車本体3を再び走行させる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態においては、台車センサ5はアーム4によって台車本体3から離隔した位置に配置されているため、台車センサ5の検知限界距離を小さくすることができ、先行台車の位置を正確に検出することができる。例えば、台車センサ5の検知限界距離をアーム4の長さよりも十分短くすれば、台車センサ5が先行台車を検知したときには、有軌道台車1と先行台車との間の距離は、アーム4の長さに略等しいと判断することができる。これにより、有軌道台車1を精密に制御し、先行台車との距離を略一定に保ったまま走行させることができる。この結果、搬送装置に投入する有軌道台車の数を必要以上に削減したり、有軌道台車をカーブ経路の手前で待機させたりする必要がなくなり、搬送効率が向上する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図2は本実施形態に係る搬送装置を示す平面図であり、図3は本実施形態に係る有軌道台車を示す平面図である。なお、本実施形態の構成要素のうち前述の第1の実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態に係る搬送装置11においては、床面100上に軌道2が敷設されており、軌道2は直線経路12及びカーブ経路13から構成されている。そして、床面100上におけるカーブ経路13の始端部分には被検出体14が設けられており、カーブ経路13の終端部分には被検出体15が設けられている。軌道2上には複数台の有軌道台車21が走行するようになっている。
また、図3に示すように、有軌道台車21においては、台車本体3が設けられており、この台車本体3の両側部には、車体本体3よりも走行方向前方に延びる2本のアーム4が取り付けられている。そして、各アーム4における台車本体3から離隔した位置には、台車センサ5が取り付けられている。また、台車本体3には、前方の障害物を検知する障害物センサ7、並びに被検出体14及び15を検出する走行経路センサ8が設けられている。
更にまた、台車本体3には制御装置16が設けられている。制御装置16は、走行経路センサ8の検出結果に基づいて有軌道台車21がカーブ経路13内に位置しているか否かを判断するものである。具体的には、制御装置16は、走行経路センサ8が被検出体14を検出したときに、有軌道台車21がカーブ経路13内に進入したことを認識し、走行経路センサ8が被検出体15を検出したときに、有軌道台車21がカーブ経路13から直線経路12に進出したことを認識する。そして、制御装置16は、有軌道台車21がカーブ経路13内に位置しているときは障害物センサ7を非作動とする。また、制御装置16は、障害物センサ7が先行台車を検知したときに台車本体3を減速させ、台車センサ5の少なくとも一方が先行する有軌道台車を検知したときに、台車本体3を停止させる。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る有軌道台車の動作、即ち、本実施形態に係る有軌道台車の制御方法について説明する。図2及び図3に示すように、有軌道台車21が直線経路12内を走行しているときは、制御装置16は、台車センサ5、障害物センサ7及び走行経路センサ8をいずれも作動させる。そして、有軌道台車21が先行台車に近づくと、先ず、障害物センサ7が先行台車を検知し、その情報を制御装置16に伝達する。これにより、制御装置16は台車本体3を減速させる。その後、有軌道台車21が更に先行台車に近づくと、台車センサ5が先行台車を検知し、その情報を制御装置16に伝達する。これにより、制御装置16は台車本体3を停止させる。そして、先行台車が走行して有軌道台車21から遠ざかり、有軌道台車21の台車センサ5が先行台車を検知しなくなると、制御装置16が台車本体3を再び走行させる。
また、有軌道台車21がカーブ経路13の始端に差しかかると、走行経路センサ8が被検出体14を検知し、制御装置16がカーブ経路13内に進入したことを認識する。このとき、制御装置16は障害物センサ7を非作動とする。そして、カーブ経路13内において、有軌道台車21が先行台車に近づくと、カーブの内側に位置する台車センサ5が先行台車を検知する。これにより、制御装置16は台車本体3を停止させる。そして、先行台車が遠ざかると、台車本体3を再び走行させる。
そして、有軌道台車21がカーブ経路13の終端に達すると、走行経路センサ8が被検出体15を検知し、制御装置16がカーブ経路13から脱したことを認識する。このとき、制御装置16は障害物センサ7を再び作動させる。以後の動作は、前述の直線経路12内における動作と同様である。
上述の動作を、制御装置16の制御動作として表現すると以下のようになる。制御装置16は、その制御動作として、走行経路センサ8が被検出体14及び15を検出することにより有軌道台車21が軌道2のカーブ経路13内に位置しているか否かを判断する判断工程と、台車センサ5が先行台車を検知したときに有軌道台車21を停止させる走行制御工程とを備える。そして、判断工程において、有軌道台車21が直線経路12内に位置していると判断した場合は、走行制御工程において、障害物センサ7及び台車センサ5の双方により先行台車を検知し、障害物センサ7が先行台車を検知したときに有軌道台車21を減速させ、台車センサ5が先行台車を検知したときに有軌道台車21を停止させる。一方、判断工程において、有軌道台車21がカーブ経路13内に位置していると判断した場合は、走行制御工程において、台車センサ5のみにより先行台車を検知して、先行台車が検知されたときには有軌道台車21を停止させる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態においては、台車本体3の両側部に夫々台車センサ5が設けられているため、カーブ経路13内においては、カーブの内側に位置する台車センサ5が先行台車を検知する。これにより、カーブ経路13内においても、確実に先行台車を検知することができる。
また、カーブ経路13の始端及び終端に夫々被検出体14及び15が設けられており、この被検出体14及び15を走行経路センサ8が検出することにより、制御装置16は、有軌道台車21がカーブ経路13内に位置しているか否かを判断することができる。そして、有軌道台車21がカーブ経路13内に位置しているときに、障害物センサ7を非作動とすることにより、有軌道台車21の走行が前後の有軌道台車以外の影響を受けなくなり、誤検出によるトラブルを低減することができる。
更に、有軌道台車21が直線経路12内に位置しているときに、制御装置16が、障害物センサ7が先行台車を検知したときに台車本体3を減速させ、台車センサ5が先行台車を検知したときに台車本体3を停止させることにより、有軌道台車21を滑らかに走行させることができる。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施例について説明する。図4は本実施例に係る搬送装置を示す平面図であり、図5は本実施例に係る有軌道台車を示す側面図であり、図6はその平面図であり、図7はこの有軌道台車の制御装置を示すブロック図である。
図4に示す本実施例に係る搬送装置31は、例えば工場内で所定の経路に沿って荷物を無人で運搬するものである。この搬送装置31は、工場の床面100上に敷設された2本のレールからなる軌道2と、この軌道2上を自律走行する複数台の有軌道台車41とを備えている。軌道2は直線経路12及びカーブ経路13から構成されている。そして、床面100上におけるカーブ経路13の始端部分(入口部分)には被検出体14が設けられており、カーブ経路13の終端部分(出口部分)には被検出体15が設けられている。被検出体14及び15は走行経路方向の変化情報を示す指標であり、例えば磁気テープである。被検出体14及び15は床面100における走行経路脇であって軌道2の同じ側、例えば、走行方向左側に設置されている。
図5及び図6に示すように、有軌道台車41においては、台車本体3が設けられている。台車本体3には、その上部に荷物等を搭載できる搭載部42が設けられており、その下部に4個の車輪43が軌道2に適合するように設けられている。また、車輪43を駆動する走行駆動部44が設けられている。
台車本体3の下部における両側部には、車体本体3よりも走行方向前方に延びる2本の直線状のアーム34が取り付けられている。アーム34は、台車本体3よりも下方に配置されている。即ち、アーム34は、床面100に垂直な方向(鉛直方向)において、床面100と台車本体3との間に配置されている。また、アーム34の前方側先端部の近傍部分上には、台車センサ35が取り付けられている。これにより、台車センサ35は台車本体3から離隔されている。台車センサ35は、検知限界距離がアーム34の長さよりも短く、検知方向が上方を向いたセンサであり、床面100と先行する有軌道台車41(先行台車41a)の車体本体との間に挿入されたときに、先行台車を非接触で検知するものである。台車センサ35は、例えば、光電センサ又は磁気センサである。
また、台車本体3の前面には、有軌道台車41の前方に存在する載置物及び人等の障害物を検知する障害物センサ7が取り付けられている。障害物センサ7は、台車本体3の高さ方向中央部及び下部の夫々左側部、中央部及び右側部に1個ずつ、合計6個設けられている。障害物センサ7は台車センサ35よりも検出限界距離が長いセンサであり、例えば超音波センサである。更に、台車本体3の下面における左前部には、被検出体14及び15を検出する走行経路センサ8が設けられている。走行経路センサ8は例えば磁気センサである。
更にまた、台車本体3には制御装置16が設けられている。制御装置16は、走行経路センサ8が被検出体14を検出したときに、有軌道台車21がカーブ経路13内に進入したことを認識し、走行経路センサ8が被検出体15を検出したときに、有軌道台車41がカーブ経路13から直線経路12に進出したことを認識することにより、有軌道台車41がカーブ経路13内に位置しているか否かを判断するものである。そして、制御装置16は、有軌道台車41がカーブ経路13内に位置しているときは障害物センサ7を非作動とする。また、制御装置16は、障害物センサ7が先行台車を検知したときに台車本体3を減速させ、2個の台車センサ35のうち少なくとも一方が先行台車を検知したときに、台車本体3を停止させる。
図7に示すように、制御装置16においては、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)46が設けられており、このCPU46に台車センサ35及び走行経路センサ8の検知結果が入力されるようになっている。また、制御装置16には、障害物センサ7の検知結果が入力され、その結果をCPU46に対して出力すると共に、CPU46から入力される制御信号により、その作動/非作動が切り替えられる障害物検出制御回路47が設けられている。更に、制御装置16においては、走行制御装置48が設けられている。走行制御装置48は、CPU46から入力される制御信号に基づいて、走行駆動部44を制御するものである。
次に、上述の如く構成された本実施例に係る有軌道台車の動作、即ち、本実施例に係る有軌道台車の制御方法について説明する。図8は、本実施例に係る有軌道台車の動作を示す平面図である。図5乃至図8に示すように、有軌道台車41が直線経路12内を走行しているときは、制御装置16は、台車センサ35、障害物センサ7及び走行経路センサ8をいずれも作動させる。また、走行駆動部44を制御して、有軌道台車41を、予め設定された直線走行速度で走行させる。
この状態で、有軌道台車41が先行台車に近づくと、先ず、障害物センサ7が先行台車を検知し、その情報を制御装置16の障害物検出制御回路47に対して出力し、障害物検出制御回路47がCPU46に対して検知信号を出力する。これにより、CPU46が有軌道台車41を減速させる制御信号を走行制御装置48に対して出力し、走行制御装置48がこの制御信号に基づいて走行駆動部44を制御し、台車本体3を減速させる。この結果、有軌道台車41は走行を続けるが、その速度は低速になる。
その後、有軌道台車41が更に先行台車に近づくと、台車センサ35が先行台車41aの台車本体3の下部に潜り込む。即ち、台車センサ35が床面100と先行台車41aの台車本体3との間に位置する。これにより、台車センサ35が先行台車41aを非接触で検知し、その情報を制御装置16のCPU46に対して伝達する。そして、CPU46は、有軌道台車41を停止させる制御信号を走行制御装置48に対して出力し、走行制御装置48がこの制御信号に基づいて走行駆動部44を制御し、台車本体3を停止させる。このとき、台車センサ35は先行台車41aに接触せず、従って、有軌道台車41と先行台車41aとは接触しない。
そして、先行台車41aが走行して台車センサ35の直上域から離脱すると、台車センサ35が先行台車41aを検知しなくなる。すると、その情報がCPU46に伝達され、CPU46が有軌道台車41の走行を開始する制御信号を走行制御装置48に対して出力し、走行制御装置48がこの制御信号に基づいて走行駆動部44を制御する。これにより、台車本体3を再び直線走行速度で走行させる。
また、有軌道台車41がカーブ経路13の始端(入口)に差しかかると、走行経路センサ8が被検出体14を検知し、その情報を制御装置16のCPU46に対して出力する。これにより、CPU46は、有軌道台車41がカーブ経路13内に進入したことを認識する。このとき、CPU46は障害物検出制御回路47に対して制御信号を出力し、障害物センサ7を非作動とする。また、走行制御装置48に対して制御信号を出力し、走行制御装置48がこの制御信号に基づいて走行駆動部44を制御することにより、有軌道台車41を減速し、直線走行速度よりも低いカーブ走行速度で有軌道台車41を走行させる。
そして、カーブ経路13内において、有軌道台車41が先行台車41aに近づくと、カーブの内側に位置する台車センサ35が先行台車41aの下に潜り込み、先行台車41aを検知する。これにより、制御装置16は前述の動作と同じ動作により、台車本体3を停止させる。そして、先行台車41aが遠ざかると、台車本体3を再び走行させる。
次に、有軌道台車41がカーブ経路13の終端(出口)に達すると、走行経路センサ8が被検出体15を検知し、その情報を制御装置16のCPU46に対して出力する。これにより、CPU46は、有軌道台車41がカーブ経路13から脱したことを認識する。このとき、CPU46は障害物検出制御回路47に対して制御信号を出力し、障害物センサ7を作動させる。また、CPU46は走行制御装置48に対して制御信号を出力し、走行制御装置48がこの制御信号に基づいて走行駆動部44を制御することにより、有軌道台車41を加速し、走行速度を直線走行速度に戻して走行させる。以後の動作は、前述の直線経路12内における動作と同様である。
次に、本実施例の効果について説明する。本実施例においては、台車センサ35がアーム34の先端付近に取り付けられて台車本体3から離隔した位置に配置されており、また、台車センサ35の検知限界距離はアーム34の長さよりも短いため、台車センサ35が先行台車を検知したときには、有軌道台車41と先行台車41aとの間の距離は、アーム34の長さに略等しいと判断することができる。この結果、先行台車41aとの間の距離を正確に検知し、この検知結果に基づいて有軌道台車41の走行を精密に制御することにより、先行台車との距離を略一定に保ったまま走行させることができる。これにより、搬送装置に投入する有軌道台車の数を必要以上に削減したり、有軌道台車をカーブ経路の手前で待機させたりする必要がなくなり、搬送効率が向上する。また、有軌道台車間の停止間隔を短くできるため、特にカーブ経路のように、軌道2における有軌道台車の走行速度が遅くなる部分において、有軌道台車を前詰めさせることができる。これにより、複数の有軌道台車を見かけ上相互に連結させて、数珠繋ぎにして走行させることができる。
また、台車本体3の両側部に夫々台車センサ35が設けられているため、カーブ経路13内においては、カーブの内側に位置する台車センサ35が先行台車を検知する。これにより、カーブ経路13内においても、確実に先行台車を検知することができる。
更に、カーブ経路13の始端及び終端に夫々被検出体14及び15が設けられており、この被検出体14及び15を走行経路センサ8が検出することにより、制御装置16は、有軌道台車41がカーブ経路13内に位置しているか否かを判断することができる。そして、有軌道台車41がカーブ経路13内に位置しているときに、障害物センサ7を非作動とすることにより、有軌道台車の走行が前後の有軌道台車以外の影響を受けなくなり、誤検出によるトラブルを低減することができる。例えば、障害物センサ7がカーブの外側に設けられた壁等を検知してしまい、有軌道台車41を不必要に減速又は停止させることを防止できる。
更にまた、有軌道台車41が直線経路12を走行しているときは、障害物センサ7が先行台車を検知したときに台車本体3を減速させ、台車センサ35が先行台車を検知したときに台車本体3を停止させることにより、有軌道台車41を滑らかに走行させることができる。
更にまた、直線経路12では有軌道台車41を直線走行速度で走行させ、カーブ経路13では有軌道台車41を直線走行速度よりも低いカーブ走行速度で走行させることにより、有軌道台車41にカーブ経路13を安全に走行させると共に、障害物センサを非作動として台車センサ35のみで先行台車を検知するようにしても、有軌道台車41を滑らかに走行させることができる。
更にまた、アーム34及び台車センサ35が台車本体3の下方に設けられており、台車センサ35が先行台車の台車本体3の下に潜り込んだときに、先行台車を検知するようになっているため、台車センサ35が誤作動する可能性が小さく、先行台車を確実に検知することができる。また、台車センサ35が非接触式のセンサであるため、先行台車と接触することによって台車センサ35が破損することがない。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図9は本実施例に係る有軌道台車を示す側面図である。図9に示すように、本実施例に係る有軌道台車51においては、前述の第1の実施例におけるアーム34及び台車センサ35の替わりに、アーム54及び台車センサ55が設けられている。台車センサ55は接触式センサである。アーム54は、台車本体3の前面の上部両側部に、台車本体3から前方に向かって突出するように2本設けられている。そして、台車センサ55は、各アーム54の前方側先端部に取り付けられており、有軌道台車51が先行台車51aに接近したときに、台車センサ55は先行台車51aの最後端部に当接するようになっている。本実施例における上記以外の構成は、前述の第1の実施例と同様である。
本実施例においては、有軌道台車51が先行台車51aに接近すると、台車センサ55が先行台車51aの最後端部に当接することにより、先行台車51aを検知する。本実施例は、有軌道台車の形状等により、接触式センサによって先行台車を検知する方が容易である場合に適している。本実施例における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施例と同様である。
なお、前述の第1及び第2の実施例において、アームを伸縮自在としてもよい。これにより、例えば、直線経路とカーブ経路とで先行台車を検知する距離を変えることができ、先行台車との間の停止間隔を変えることができる。
また、前述の第1の実施例において、各アーム上に複数個の台車センサを相互に離隔して配置してもよい。これにより、先行台車との間隔を多段的に選択することが可能である。また、例えば、各アーム上に3個の台車センサを配置し、最前部に配置された台車センサが先行台車を検知したときに有軌道台車の速度を直線走行速度及びカーブ走行速度よりも低い第1の速度まで減速し、前から2個目に配置された台車センサが先行台車を検知したときに有軌道台車の速度を前記第1の速度よりも低い第2の速度まで減速し、前から3個目に配置された台車センサが先行台車を検知したときに有軌道台車を停止させるようにしてもよい。これにより、有軌道台車の速度をより精密に制御することができ、有軌道台車をより滑らかに且つより効率的に走行させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る有軌道台車を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る搬送装置を示す平面図である。 本実施形態に係る有軌道台車を示す平面図である。 本発明の第1の実施例に係る搬送装置を示す平面図である。 本実施例に係る有軌道台車を示す側面図である。 その平面図である。 この有軌道台車の制御装置を示すブロック図である。 本実施例に係る有軌道台車の動作を示す平面図である。 本発明の第2の実施例に係る有軌道台車を示す側面図である。
符号の説明
1、21、41、51;有軌道台車
2;軌道
3;台車本体
4、34、54;アーム
5、35、55;台車センサ
6、16;制御装置
7;障害物センサ
8;走行経路センサ
11、31;搬送装置
12;直線経路
13;カーブ経路
14、15;被検出体
41a、51a;先行台車
42;搭載部
43;車輪
44;走行駆動部
46;CPU
47;障害物検出制御回路
48;走行制御装置
100;床面

Claims (16)

  1. 軌道上を自律走行する有軌道台車において、前記軌道上を走行可能に設けられた台車本体と、この台車本体から走行方向前方に延びるアームと、このアームの前記台車本体から離隔した位置に取り付けられ先行する前記有軌道台車を検知する台車センサと、この台車センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記台車本体を停止させる制御装置と、を有することを特徴とする有軌道台車。
  2. 前記台車センサは、前記軌道が敷設された敷設面に垂直な方向において前記敷設面と前記台車本体との間に配置されており、前記敷設面と前記先行する有軌道台車の台車本体との間に挿入されたときに、この先行する有軌道台車を検知するものであることを特徴とする請求項1に記載の有軌道台車。
  3. 前記台車センサが光電センサ又は磁気センサであることを特徴とする請求項2に記載の有軌道台車。
  4. 前記台車センサは、前記軌道が敷設された敷設面に垂直な方向において前記台車本体と同じ位置に配置され、前記アームの最前部に取り付けられ、前記先行する有軌道台車と接触したときにこの先行する有軌道台車を検知する接触式センサであることを特徴とする請求項1に記載の有軌道台車。
  5. 前記台車センサが前記台車本体の両側部に夫々設けられており、前記制御装置は前記台車センサの少なくとも一方が前記先行する有軌道台車を検知したときに前記台車本体を停止させるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の有軌道台車。
  6. 前記軌道が直線経路及びカーブ経路を備えたものであり、前記台車本体の前方の障害物を検知する障害物センサを有し、前記制御装置は前記有軌道台車が前記カーブ経路内に位置しているときは前記障害物センサを非作動とするものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の有軌道台車。
  7. 前記軌道における前記カーブ経路の始端及び終端に夫々被検出体が設けられており、この被検出体を検出する走行経路センサを有し、前記制御装置は、前記走行経路センサの検出結果に基づいて前記有軌道台車が前記カーブ経路内に位置しているか否かを判断するものであることを特徴とする請求項6に記載の有軌道台車。
  8. 前記制御装置は、前記有軌道台車が前記直線経路内に位置しているときに、前記障害物センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記台車本体を減速させ、前記台車センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記台車本体を停止させるものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の有軌道台車。
  9. 軌道と、この軌道上を自律走行する複数台の有軌道台車と、を有し、前記有軌道台車は、前記軌道上を走行可能に設けられた台車本体と、この台車本体から走行方向前方に延びるアームと、このアームの前記台車本体から離隔した位置に取り付けられ先行する前記有軌道台車を検知する台車センサと、この台車センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記台車本体を停止させる制御装置と、を有することを特徴とする搬送装置。
  10. 前記軌道は、直線経路と、カーブ経路と、を有し、前記有軌道台車は前記台車本体の前方の障害物を検知する障害物センサを有し、前記制御装置は前記有軌道台車が前記カーブ経路内に位置しているときは前記障害物センサを非作動とするものであることを特徴とする請求項9に記載の搬送装置。
  11. 前記軌道は、前記カーブ経路の始端及び終端に夫々設けられた被検出体を有し、前記有軌道台車は前記被検出体を検出する走行経路センサを有し、前記制御装置は前記走行経路センサの検出結果に基づいて前記有軌道台車が前記カーブ経路内に位置しているか否かを判断するものであることを特徴とする請求項10に記載の搬送装置。
  12. 前記制御装置は、前記有軌道台車が前記直線経路内に位置しているときは、前記障害物センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記台車本体を減速させ、前記台車センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記台車本体を停止させるものであることを特徴とする請求項10又は11に記載の搬送装置。
  13. 軌道上を自律走行する有軌道台車の制御方法において、前記有軌道台車の台車本体から離隔した位置に取り付けられた台車センサにより先行する前記有軌道台車を検知したときに前記有軌道台車を停止させる走行制御工程を有することを特徴とする有軌道台車の制御方法。
  14. 前記有軌道台車が前記軌道のカーブ経路内に位置しているか否かを判断する判断工程を有し、この判断工程において、前記有軌道台車が前記軌道の直線経路内に位置していると判断した場合は、前記走行制御工程において、前記有軌道台車の前方の障害物を検知する障害物センサ及び前記台車センサの双方により前記先行する有軌道台車を検知し、前記判断工程において、前記有軌道台車が前記カーブ経路内に位置していると判断した場合は、前記走行制御工程において、前記台車センサのみにより前記先行する有軌道台車を検知することを特徴とする請求項13に記載の有軌道台車の制御方法。
  15. 前記判断工程は、前記カーブ経路の始端及び終端に夫々設けられた被検出体を検出することにより前記判断を行う工程であることを特徴とする請求項14に記載の有軌道台車の制御方法。
  16. 前記判断工程において、前記有軌道台車が前記直線経路内に位置していると判断した場合は、前記走行制御工程は、前記障害物センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記有軌道台車を減速させる工程と、前記台車センサが前記先行する有軌道台車を検知したときに前記有軌道台車を停止させる工程と、を有することを特徴とする請求項14又は15に記載の有軌道台車の制御方法。
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