JP2002321879A - エレベータの通信装置 - Google Patents

エレベータの通信装置

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JP2002321879A JP2001130579A JP2001130579A JP2002321879A JP 2002321879 A JP2002321879 A JP 2002321879A JP 2001130579 A JP2001130579 A JP 2001130579A JP 2001130579 A JP2001130579 A JP 2001130579A JP 2002321879 A JP2002321879 A JP 2002321879A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】かごの内部の配線数を低減する。 【解決手段】エレベータのかごの内部に設けられる運転
盤と、エレベータの制御装置とを中継し、運転盤と比較
的近い距離で無線通信する端末を備える。 【効果】運転盤と端末が無線通信するので、かごの内部
の配線数が低減する。さらに、運転盤と端末とが比較的
近い距離で通信するので、通信の確実性または信頼性が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの通信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータのかご内運転盤は、
行先階登録ボタンとそれらの応答灯を有する制御入力器
と、かご内上部に取り付けられ、かごの現在位置を表示
する表示灯を有する表示器から構成される。従来、これ
らの制御入力器や表示器は、かご壁に穴をあけ、埋め込
む形で取り付けていた。また、各運転盤からは、行先階
登録ボタン,応答灯,表示灯等の数に応じて、多数の配
線を出力し、かご上部の器具ボックスまで1:1の電線
で配線していた。
【0003】図3は従来技術による制御入力器の外観構
造である。(a)は向かって正面から見た図であり、
(b)は側面から見た図である。図3において、24〜
31は行先階登録ボタン及び登録階応答灯、22はドア
開要求ボタン、23はドア閉要求ボタン、21は保守員
呼出ボタン、20はスピーカーとマイク、33は保守員
限定用蓋、32は保守員限定用蓋施錠装置、34は化粧
パネル、36は制御入力器本体、35はかご壁、37は
配線である。
【0004】図4は従来技術による表示器の外観構造で
ある。(a)は向かって正面から見た図であり、(b)
は側面から見た図である。図4において、51〜58は
かご位置表示灯、50と59は運転方向表示灯、60は
化粧パネル、61は表示器本体、35はかご壁、37は
配線である。
【0005】従来技術では、このように制御入力器,表
示器等の運転盤本体を、化粧パネルを残して、かご壁に
埋め込むことにより、配線をかご内部から見えないよう
に工夫している。
【0006】次に従来技術によるエレベータの構成と動
作を図2を用いて説明する。図2において、1はエレベ
ータのかご、2は昇降路壁、3は器具ボックス、5は制
御装置、4は器具ボックス3と制御装置5を接続するテ
ールコード、6は滑車、7はかご内照明、8と9は制御
入力器、10は表示器、15は制御入力器8,9や表示
器10等の運転盤と器具ボックス3を接続する配線であ
る。乗客が制御入力器8,9から行先階登録ボタンを押
すと、配線15の中の対応する電線の電圧が変化する。
これを配線15に接続された器具ボックス内部のマイコ
ンに取り込み、押された行先階登録ボタンを判定し、テ
ールコード4を通じて制御装置5に行先階登録信号を伝
送する。これを受けた制御装置5は、行先階登録内容に
応じてかごの運転を行う。また、器具ボックスは、押さ
れた行先階登録ボタンに対応する登録階応答灯につなが
った配線に給電を行い、登録階応答灯を点灯させる。
【0007】このように、エレベータのかご内部の運転
盤と器具ボックス間は、配線により信号のやりとりが行
われている。
【0008】これに対して、かごと機械室間の配線に関
しては、特開昭60−102377号公報や特開昭63
−282076号公報に記載されているように、無線通
信の利用による省配線化例が既に存在する。また、かご
内の運転盤とエレベータ制御装置間を無線(赤外線)で
通信する技術として特開平6−92560号公報に記載
の技術が有る。また、エレベータの乗り場インジケータ
と機械室間の通信を無線で行い、省配線化する技術とし
て特開平3−46979号公報に記載の技術が知られて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
では、各運転盤と器具ボックス間を行先階登録ボタン,
登録階応答灯,かご位置表示灯の数だけ1:1の電線で
配線を行っていた。このため、エレベータを設置するビ
ルの階床数が増加した場合、配線本数も比例的に増加
し、配線作業に多大な労力を費やす必要があった。ま
た、運転盤から引き出す配線を、かご内部から見えなく
する為には、運転盤をかご壁に穴をあけて埋め込む必要
があった。このため、かご壁への穴あけ加工が必要とな
るだけでなく、将来何かの事情で、運転盤の取り付け位
置変更の要求があった場合や、かご内部の意匠替えをす
る場合には、穴を塞ぐか、かご壁ごと交換することとな
り、コスト増の要因であった。
【0010】そこで、本発明の課題は、上記事情に鑑
み、かごの内部の配線数を低減するために好適なエレベ
ータの通信装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の一手段は、エレベータのかごの内部に設けられる運転
盤と、エレベータの制御装置とを中継し、運転盤と比較
的近い距離で無線通信する端末を備えることである。
【0012】この手段によれば、かご内部の運転盤と端
末が無線通信するので、かごの内部の配線数が低減す
る。さらに、運転盤と端末とが比較的近い距離で通信す
るので、ノイズの影響が抑えられることなどのために、
通信の確実性または信頼性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面により説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態であるエレベータの通信装置を示す。図1において、
11はかご1の上部に設けられた器具ボックス3内部に
設置された無線端末であり、テールコード4を通じてエ
レベータの制御装置5に接続されている。12は各運転
盤及び無線端末内部の無線通信装置に接続されたアンテ
ナ、13は太陽電池であり、他の符号は図2の場合と同
一である。なお、かご1における無線端末11の設置個
所は、適宜変更することができる。
【0014】本実施の形態は、かご1の内部に設けられ
た3台の運転盤8,9,10と1台の無線端末11から
構成されるシステムであり、3台の運転盤の内、8と9
の2台は制御入力器として、10は表示器として機能す
る。以後、8の制御入力器を制御入力器1,9の制御入
力器を制御入力器2と呼ぶことにする。各運転盤の電源
は、かご内照明7の発する光を太陽電池13で電力に変
換し、後述する二次電池に蓄えて賄っている。運転盤と
制御装置5との信号のやりとりは、運転盤と無線端末1
1間を無線通信で行い、無線端末11と制御装置5との
間はテールコード4を介して行う。
【0015】運転盤8,9,10と無線端末11とは、
各運転盤に内蔵される無線通信装置と無線端末自身に内
蔵される無線通信装置を介して、互いに無線で通信す
る。各運転盤から無線端末11に送信された信号は、無
線端末11を介して、すなわち無線端末11を経由して
あるいは無線端末11によって何らかの信号処理または
データ処理が施されて、無線端末11からテールコード
4を介して有線で制御装置5へ伝送される。また、制御
装置5から送信される信号は、同様に無線端末11を介
して各運転盤に伝送される。このように、各運転盤と無
線端末11との間の通信に関する信号が、無線端末11
と制御装置5との間で伝送される。すなわち、無線端末
11を中継して、各運転盤と制御装置5は互いに通信す
る。
【0016】運転盤8,9,10はかごの内部に設けら
れ、かつ無線端末11は同じかごに設けられるので、各
運転盤と無線端末11は、比較的近い距離に在る。従っ
て、各運転盤と無線端末11との間の通信は、外部から
のノイズの影響を受けにくい。さらに、各運転盤と無線
端末11は互いに近い位置にあるので、両者間の無線通
信には、小電力無線のような近距離無線を適用できる。
例えば、無線通信装置の周波数帯が322MHz以下で
あり無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が5
00μV/m以下、または無線通信装置の周波数帯が3
22M〜10GHzであり無線通信装置から3m離れた
位置での電界強度が35μV/m以下、または無線通信
装置の周波数帯が10G〜150GHzであり無線通信
装置から3m離れた位置での電界強度が500μV/m
以下、または無線通信装置の空中線電力が10mW以下
である。
【0017】次に制御入力器と表示器を図で説明する。
【0018】図5は本実施の形態における制御入力器の
外観構造である。(a)は向かって正面から見た図であ
り、(b)は側面から見た図である。図5において、7
0は太陽電池、71は内蔵された無線通信装置の送受信
アンテナ、72は制御入力器本体、35はかご壁であ
り、他の符号は図3の場合と同一である。
【0019】図6は本実施の形態における表示器の外観
構造である。(a)は向かって正面から見た図であり、
(b)は側面から見た図である。図6において、80は
太陽電池、81は内蔵された無線通信装置の送受信アン
テナ、82は表示器本体、35はかご壁であり、他の符
号は図4の場合と同一である。本実施の形態では、通信
と電力のワイヤレス化により、運転盤から引き出す配線
を無くしたことにより、運転盤をかごの壁面に非埋め込
み式に取り付けられる。すなわち、図5,図6に示すよ
うに、外観を損なわないように、運転盤をかごの壁面に
貼り付けることができる。また、運転盤の裏面すなわち
かごの壁面に対向する面に磁石や吸盤などを設けること
により、運転盤をかごの壁面に着脱可能に取り付けるこ
とができる。
【0020】次に、各運転盤,無線端末,制御装置の間
の通信内容の概要を図7を用いて説明する。
【0021】図7において、5は制御装置、8は制御入
力器1、9は制御入力器2、10は表示器、11は無線
端末である。
【0022】90は無線端末11から制御装置5への信
号であり、追加登録階信号,かご照明消灯要求信号,音
声信号等がある。詳細は後述するが、追加登録階信号と
は、制御入力器の行先階登録ボタンが押された時に発生
する信号のことであり、このように無線端末11を経由
して、制御装置5へ伝送される。音声信号とは、保守員
呼出ボタンが押されたときに、保守員と乗客との間に交
わされる会話のことである。
【0023】91は制御装置5から無線端末11への信
号であり、追加登録完了信号,登録階消灯信号,かご位
置信号,ドア開閉信号,かご照明制御信号,音声信号等
がある。追加登録完了信号とは、前述の追加登録階信号
を制御装置5が受付けたことを無線端末11に知らせる
信号である。登録階消灯信号とは、例えばかごが登録階
に到着した場合に、登録階応答灯の消灯を指示する信号
である。かご位置信号とは、無線端末11を経由して表
示器10に伝送される信号であり、かごの現在位置を表
示器に知らせる為の信号である。
【0024】92は制御入力器1から無線端末11への
信号であり、追加登録階信号,ドア開閉信号,かご照明
制御信号,返信要求応答信号,音声信号等がある。かご
照明制御信号とは、詳細は後述するが、制御入力器1の
二次電池の残量が所定値以下に少なくなった場合に、太
陽電池に起電力を発生させて二次電池を充電するため
に、無線端末11にかご内照明の点灯を要求したり、充
電が完了した場合には消灯を要求したりする信号であ
る。返信要求応答信号とは、やはり詳細は後述するが、
無線端末11から制御入力器1に対して発信された返信
要求信号に対する応答信号のことである。
【0025】93は無線端末11から制御入力器1への
信号であり、追加登録完了信号,登録階点灯信号,登録
階消灯信号,警報抑制信号,返信要求信号,音声信号等
がある。登録階点灯信号とは、無線端末11が制御装置
5から追加登録完了信号を受信した時に、追加登録階信
号の発信元以外の制御入力器に新たな登録階を知らせる
為の信号である。警報抑制信号とは、制御入力器に内蔵
された警報ブザーが鳴るのを抑制する信号であり、制御
入力器が何者かに持ち出された場合に、制御入力器であ
る運転盤が警報を発生する仕組みを提供している。通常
は、制御入力器は警報抑制信号を受信しているので、警
報が鳴ることはない。返信要求信号とは、無線端末11
と制御入力器1の間の通信が、正常か否かを確認するた
めに発信される信号であり、これを受信した制御入力器
1は返信要求応答信号を発信元である無線端末11に発
信することとなっている。もし、一定時間経っても返信
要求応答信号が得られない場合には、通信異常か、無線
端末11に内蔵された無線通信装置の故障を疑うことに
なる。
【0026】94は無線端末11から制御入力器2への
信号であり、信号の内容は前述の93と同様である。
【0027】95は制御入力器2から無線端末11への
信号であり、信号の内容は残述の92と同様である。
【0028】以上述べた信号の内、本実施の形態は92
〜97の信号を無線で、90,91はテールコードによ
る有線通信で伝送する場合となっているが、テールコー
ド部分の通信も無線化してもよい。また、制御入力器,
表示器の数をさらに増やしてもよい。
【0029】次に、無線端末,制御入力器1,制御入力
器2,表示器で行われる通信方法を図8を用いて説明す
る。図8において、100は無線端末の時間軸、101
は制御入力器1の時間軸、102は制御入力器2の時間
軸、103は表示器の時間軸である。104〜111は
音声データを表しており、図8上の位置はその音声デー
タの送信元と送信時刻を表し、幅は送信に要する時間を
表している。120〜126は非音声データを表してお
り、音声データと同様に、その位置はデータの送信元と
送信時刻を表し、幅は送信に要する時間を表している。
また、各音声データ,非音声データの送信先は矢印の指
示する時間軸上となる。このように、各無線通信装置は
送信と受信を素早く切替えながらデータを送受してい
る。また、各データには先頭に宛先が記されている為、
自分宛以外の信号は無視することが可能である。送信タ
イミングに関しては、特に音声データの場合は会話が不
連続的にならないように、A/D変換したデータを小さ
なパケットにして、ほぼ一定の時間間隔で送信してい
る。
【0030】次に、以上の機能を実現する無線端末,制
御入力器,表示器の内部構成を説明する。
【0031】図9に、無線端末11の内部構成を示す。
図9において、破線内部は無線端末11、160は無線
通信装置、12はアンテナ、150は無線通信装置内部
の送信機、151は無線通信装置内部の受信機、152
は無線通信装置全体の制御を行う制御部である。153
は機器番号設定スイッチであり、ここで設定した値が、
送信データの宛先となる。155はA/D変換器であ
り、制御装置5からテールコードを介して送られてきた
アナログ信号をディジタル信号に変換して、無線通信装
置160に入力する。156はD/A変換器であり、無
線通信装置160から送られてきたディジタル信号をア
ナログ信号に変換して、制御装置5に伝送する。157
はドアモータ駆動装置、158はかご内の照明装置であ
る。154はマイクロコンピュータであり、無線通信装
置160,制御装置5,ドアモータ駆動装置157,照
明装置158等に接続されており、これらの機器との通
信及び制御を行う。この構成において、無線通信装置1
60がデータを受信した場合、マイクロコンピュータ1
54にIRQ2割込みを要求する。マイクロコンピュー
タ154ではIRQ2割込みを受付けると、無線通信装
置160からのデータ受信を開始する。また、制御装置
5が無線端末11にデータ送信を行う場合には、マイク
ロコンピュータ154に対してIRQ7割込みを要求す
る。マイクロコンピュータ154はIRQ7割込みを受
付けると、制御装置からのデータ受信を開始する。
【0032】図10に、制御入力器の内部構成を示す。
図10において、13はかご照明を受けて電力を発生す
る太陽電池、181は太陽電池13が発生した電力を蓄
える二次電池、180は二次電池181の電力が、太陽
電池13に逆流することを防止する逆流防止ダイオー
ド、182,183は二次電池181の電圧を分圧する
分圧抵抗、184は分圧抵抗182,183で分圧した
電圧値をディジタル信号に変換しマイクロコンピュータ
154にVbatとして入力するA/D変換器、194
は無線通信装置160の受信したディジタル音声信号を
アナログに変換するD/A変換器、195はD/A変換
器194の出力を増幅して、スピーカー200を駆動す
る増幅器、197はマイクロホン201の出力信号を増
幅する増幅器、196は増幅器197の信号をA/D変
換して無線通信装置160に伝送するA/D変換器、1
98はマイクロコンピュータ154に一定周期(例えば
1秒)で割込み信号IRQ5を要求するタイマ回路、1
99はマイクロコンピュータ154によって駆動される
ブザー、185は行先階登録ボタン、186と190はプ
ルアップ抵抗、187はNOT回路、193はAND回
路、191は行先階応答灯、192は電流制限抵抗、1
88はドア開要求ボタン、189はドア閉要求ボタンで
あり、他の符号と機能は図9の場合と同一である。次に
図10の回路動作を簡単に説明する。行先階登録ボタン
185の内のどれか一つでも押されると、IRQ1要求
入力端子に接続されたAND回路193の出力がHIG
HからLOWに変化する。マイクロコンピュータ154
内部では、予め、IRQ1要求入力端子がHIGHから
LOWに変化した場合に、IRQ1割込みを受付ける設
定としておく。そして、IRQ1割込みを受付けると、
マイクロコンピュータがNOT回路187の出力につな
がる入力ポートを検出しに行くようにプログラムしてお
く。これにより、行先階登録ボタンが押された時だけ、
入力ポートの検出を行うことができる。入力ポートと行
先階登録ボタン185の各スイッチはNOT回路を介して
1:1に接続されており、ボタンが押された状態で、対
応する入力ポートのビットに1が立つ仕組みとなってい
る。一方、出力ポートに関しては、行先階応答灯の各表
示灯と出力ポートが電流制限抵抗192を介して1:1
に接続されており、出力ポートの対応するビットに1を
立てることにより表示灯を点灯する仕組みとなってい
る。また、ドア開要求ボタン188は、これを押すこと
により、マイクロコンピュータに対してIRQ4の割込
みを要求する仕組みとなっており、IRQ4の割込みを
受付けたマイクロコンピュータはドア開信号を無線端末
に送信するようにプログラムされている。ドア閉要求ボ
タンに関しても同様であり、この処理の様子を図23に
示す。このようにマイクロコンピュータ154には多数
の割込み要因が存在するが、IRQ4の優先順位を最優
先に設定することにより、安全性の確保と後述する警報
解除キーの入力を可能としている。
【0033】図11に、表示器の内部構成を示す。図1
1において、220はかご位置表示灯であり、その他の
符号と機能は図9,図10の場合と同一である。次に各
運転盤に搭載する無線通信装置160の制御部152の
動作を図10に示す制御入力器に搭載された場合を例
に、はじめに送信時の場合を、続いて受信時の場合を説
明する。図12は制御部152の送信手順を示すフロー
チャートである。まず、マイクロコンピュータ154ま
たはA/D変換器の出力信号が制御部152に入力され
ると、アンテナを送信機側に切り換える操作を行う。次
にステップ232で音声データか否かを判定し、音声デ
ータであれば、ステップ233に移行し、データ種類を
音声データとしてパケット化し、図8で説明したように
一定の周期で送信する。ステップ232で音声データで
ないと判定した場合には、パケットに組立てて、図8に
示すように普通に送信する。そして、送信終了後にアン
テナを受信機側に切り換えて受信状態で待機する。
【0034】次に受信時の処理を図13を用いて説明す
る。受信機151が信号を受信すると、宛先を確認し、
自分宛か否かをステップ263で判定する。自分宛であ
れば、ステップ261でパケットの分解を行い、データ
種類の確認を行う。ステップ265で音声データか否か
を判定し音声データであれば、情報をD/A変換器へ出
力し処理を終了する。ステップ263で自分宛でなけれ
ば、処理を終了する。ステップ265で音声データでな
い場合には、マイクロコンピュータ154に対してIR
Q2要求信号を出力し、マイクロコンピュータ154に
対してデータを送出し処理を終了する。
【0035】次に図10の制御入力器に対して、行先階
登録ボタンが押された場合のマイクロコンピュータ内部
の処理を図14を用いて説明する。行先階登録ボタン1
85の内のどれかが押された場合、前述のようにIRQ
1割込み要求が発生する。この割込み要求を受付ける
と、処理はステップ291に移行し、入力ポートの検出
結果をレジスタR2に格納する。このとき、レジスタR
2の各ビット状態は、行先階登録ボタンの状態と1:1
に対応しており、対応するビットが1のとき、ボタンが
押されている状態である。次にステップ292で現在の
点灯内容をレジスタR1に格納する。これは、出力ポー
トの状態を保持するレジスタの内容をR1に転送するこ
とで実現できる。次にステップ293でレジスタR1と
R2のビット列ORをとり、レジスタR3へ格納する。
これにより、レジスタR3には、現在の行先階登録情報
に、新たに発生した行先階登録を追加した情報が記録さ
れることとなる。次にステップ295でR1の内容とR
3の内容が相違するかを判定する。相違する場合とは、
既に行先階登録されている以外の行先階登録ボタンが押
されたことを意味する。ステップ295で相違しなかっ
た場合には、ステップ302に移行し、処理を終了す
る。ステップ295で相違した場合には、ステップ29
6に移行し、リクエスト番号を発行する。このリクエス
ト番号は0〜255までの8ビットで表現される数値であ
り、発行ごとに1加算され、255の次には0に戻り、
以後繰り替えされる。リクエスト番号は後述するステッ
プ300の処理結果を、制御装置からの追加登録完了信
号が得られなかった場合に取り消すのに利用される。次
にステップ297において、レジスタR3とレジスタR
1のビット列EXOR(排他的論理和)演算を行い、結
果をレジスタR2に格納する。この演算により、レジス
タR2には新たに発生した行先登録階に対応するビット
だけが1として残り、既に登録されていた階に対応する
ビットは0になる。次にステップ298において、レジ
スタR2の内容をステップ296で発行したリクエスト
番号と共に図17に示すフォーマットのテーブル1に保
存する。図17において、例えばこのエレベータシステ
ムがB1階から7階までのビルに設置されている場合を
想定すると、テーブル1におけるリクエスト番号0の追
加登録階は、右端のビットをB1階に対応すると見なし
て3階となる。次にステップ299において、リクエスト
番号を変数e_reqに保存する。この操作により、変
数e_reqには常に最近発行されたリクエスト番号が
保存されていることになる。次に、ステップ300にお
いて、点灯内容をレジスタR3の内容に更新する。これ
により、行先階応答灯は、現在の行先階応答に、新たに
押された行先階登録ボタンに対応する応答灯が追加点灯
された内容に更新される。次にステップ301において、
無線端末に対してレジスタR2の内容をリクエスト番号
と共に送信する。これにより、新たに発生した登録階情
報とリクエスト番号が無線端末に送信される。この時に
送信される追加登録階信号のデータフォーマットを図1
5に示す。図15において、350は送信宛先、351
は発信元、352はデータ種類(追加登録階)、353
はリクエスト番号、354は追加登録階データである。
【0036】図16は図10におけるタイマ回路198
により、1秒周期で発生されるIRQ5割り込み要求信
号を受けて起動される処理であり、1秒以上経過しても
追加登録完了信号が得られない追加登録階信号に対する
行先階応答灯を消灯する処理を行う。IRQ5割込みを
受付けると、ステップ381において、タイマ割込み番
号t_numをメモリから取り出す。このタイマ割込み
番号t_numは0〜3までの2ビットで表現される数
値であり、後述するように、IRQ5の割込み毎に1加
算され、3の次には0に戻り、以後繰り返される。ステ
ップ382,384,385により、タイマ割込み番号
の更新がなされる。次にステップ386で最新のリクエ
スト番号を前述の変数e_reqから取り出し、t_num
と共にテーブル2にL_reqとして保存する。
【0037】図18にテーブル2のフォーマットを示
す。ステップ387〜ステップ393では現在のタイマ
割込み番号t_numをもとにテーブル2を参照しなが
ら2秒前のIRQ5割込み時に最新であったリクエスト
番号と、1秒前のIRQ5割り込み時に最新であったリ
クエスト番号を取り出す。次にステップ394で、テー
ブル1を参照し、ステップ387〜ステップ393で取
出した2つのリクエスト番号間に発生した追加登録階デ
ータのビット列ORをとり、結果をレジスタR4に格納
する。次にステップ395でレジスタR4のビット列N
OTをとりレジスタR4に再格納する。次にステップ3
96でレジスタR4の内容と現在の点灯内容とのビット
列ANDをとり、この結果で表示を更新する。
【0038】以上のステップ380からステップ397
の一連の処理により、1秒〜2秒前に発生した追加登録
階に対応する行先階応答灯は全て消灯されることにな
る。しかし、通常は追加登録階に対応する行先階応答灯
は消灯されることはない。それは、追加登録階信号に応
じて、図21に示すフォーマットの追加登録完了信号が
制御装置5から無線端末11を介して送信されてくる為
である。その処理の様子を図20を用いて説明する。無
線通信装置160が信号を受信すると、マイクロコンピ
ュータ154に対してIRQ2割込み要求が発生する。
IRQ2割込み受付けにより、無線通信装置から信号を
取り込み、ステップ601において内容解析を行う。次
にステップ602において追加登録完了信号か否かを判
定する。追加登録完了信号であれば、ステップ603に
てリクエスト番号の取り出しを行う。次にステップ60
4で取り出したリクエスト番号に対応するテーブル1の
追加登録階データを全ビットゼロクリアし、処理を終了
する。これにより、前述のIRQ5割込みで起動される
一連の処理による行先階応答灯の消灯を防止することが
できる。ステップ602において、追加登録完了信号で
ないと判定された場合には、ステップ606に移行し、
登録階消灯信号か否かの判定を行う。登録階消灯信号で
あると判定された場合には、消灯階情報をレジスタR5
に格納する。消灯階情報とは、図22に示すフォーマッ
トの消灯すべき行先階応答灯に対応するビットに1が立
っているビット列データである。次にステップ608で
レジスタR5のビット列NOTをとりレジスタR5に再
格納する。次にステップ609でレジスタR5の内容と
現在の点灯内容とのビット列ANDをとり、この結果で
表示を更新し、処理を終了する。ステップ606で登録
階消灯信号でないと判定された場合には、ステップ61
0に移行する。ここで、登録階点灯信号が否かを判定
し、登録階点灯信号である場合には、ステップ611に
移行し、点灯階情報をレジスタR5に格納する。次にス
テップ612において、レジスタR5の内容と現在の点
灯内容とのビット列ORをとり、この結果で表示を更新
し、処理を終了する。ステップ610で登録階点灯信号
でないと判定された場合にはそのまま処理を終了する。
【0039】ここで、前述した、タイマ割込み番号t_
numと、追加登録階の発生に伴うリクエスト番号の生
成と、タイマ割込み毎に更新される変数L_req0〜
L_req3の相互のタイミングを図19で説明する。
図19はシステム起動時からの状態を表している。全て
の変数はゼロに初期化されているので、始めのIRQ5
割込みが発生する前は、t_num,リクエスト番号,
L_req0〜L_req3は全て0となっている。1
回目のIRQ5発生により、タイマ割込み番号は1加算
され、t_num=1となる。このとき、L_req1
が更新されるが、直前に発行されたリクエスト番号が0
番なので、L_req1=0のままである。2回目のI
RQ5割込みが発生すると、t_num=2に更新され
る。このときL_req2が更新されるが、リクエスト
番号が0番以後発行されていないので、L_req2=
0となる。3回目のIRQ5割込みが発生すると、t_
num=3に更新される。このとき更新されるL_re
q3は、直前に発行されたリクエスト番号が1番なの
で、L_req3=1となる。このように、タイマ割込
みIRQ5に同期したL_req0〜L_req3の更
新を行うことにより、1秒〜2秒前に発生したリクエス
ト番号を知ることができる。これにより、テーブル2を
参照することで、1秒〜2秒前に発生した追加登録階全
てを知ることができるのである。
【0040】以上制御入力器の内部処理手順を説明した
が、次に図24,図25を用いて図9の内部構成をもつ
無線端末11のマイクロコンピュータ内部の処理を説明
する。無線通信装置160が自分宛ての信号を受信する
と、マイクロコンピュータに対してIRQ2割込み要求
を発生する。このIRQ2割込みを受け付けると図24
に示すように、ステップ681において追加登録階信号
か否かの判定を行う。追加登録階信号であれば、ステッ
プ682で受信データに含まれている発信元機器番号,
リクエスト番号,追加登録階データを制御装置5に送信
し、処理を終了する。一方、ステップ681にて追加登
録階信号でないと判定された場合には、ステップ684
に移行し、ドア開閉信号か否かの判定がなされる。ここ
で、ドア開閉信号と判断された場合には、ステップ68
5でドア開信号か否かの判定を行う。ここで、ドア開信
号と判定された場合にはステップ686に移り、ドアを
開けて処理を終了する。ステップ685でドア開信号で
ないと判定された場合には、ステップ687でドア閉め
操作を行い処理を終了する。ステップ684の判定でド
ア開閉信号でないとされた場合には、ステップ688に
おいて、かご照明制御信号か否かの判定が行われる。こ
こで、かご照明制御信号であると判定された場合には、
ステップ689において点灯信号か否かの判定が行われ
る。点灯信号と判定されればステップ690でかご照明
点灯処理が実行され、処理を終了する。ステップ689
で点灯信号でないと判定された場合には、ステップ69
1でかご照明消灯要求信号を制御装置5に送信し、処理
を終了する。ステップ688でかご照明制御信号でない
と判定された場合には、そのまま処理を終了する。
【0041】次に図25を用いて、無線端末が制御装置
5から信号を受け取るときの処理を説明する。IRQ7
割込みを受け付けると、制御装置からのデータを取りこ
みステップ711において追加登録完了信号か否かの判
定を行う。このとき受け取る追加登録完了信号には、追
加登録要求元(発信元)とリクエスト番号と追加登録階
データが付加されている。ここで、追加登録完了信号と
判定された場合には、ステップ712において、追加登
録完了信号を追加登録要求元(発信元)にリクエスト番
号と共に送信する。(これを受け取った要求元の処理に
ついては既に図20を用いて説明済みである。)次にス
テップ713において、要求元以外の制御入力器に対し
て、追加登録階データの内容で登録階点灯信号を送信し
処理を終了する。これにより、要求元以外の制御入力器
の行先階応答灯にも行先階登録ボタンの情報が反映され
る仕組みが実現できる。ステップ711において追加登
録階データでないと判定された場合には、ステップ71
5において、登録階消灯信号か否かの判定を行う。登録
階消灯信号と判定された場合はステップ716に移行
し、登録階消灯信号を全ての制御入力器に対して送信
し、処理を終了する。ステップ715において登録階消
灯信号でないと判定された場合には、ステップ717に
移行し、かご位置信号か否かの判定を行う。かご位置信
号とされた場合には、かご位置信号を表示器10に送信
する。ステップ717でかご位置信号でないと判定され
た場合にはステップ719に移行し、ドア開閉信号か否
かの判定を行う。ここで、ドア開閉信号と判定されれ
ば、ステップ720でドア開信号か否かの判定が行われ
る。ドア開信号と判定されれば、ステップ721におい
てドア開操作を実行し、処理を終了する。ステップ72
0でドア開信号でないと判定された場合には、ステップ
722でドア閉め操作を行い、処理を終了する。ステッ
プ719でドア開閉信号でないと判定された場合には、
ステップ723に移行し、かご照明制御信号か否かの判
定が行われる。かご照明制御信号と判定されれば、ステ
ップ724で照明点灯か否かの判定が行われる。照明点
灯信号であればステップ725に移行し、かご照明点灯
処理が実行され、処理を終了する。ステップ724で照
明点灯でないと判定されれば、ステップ726に移行
し、かご照明消灯処理が実行され、処理を終了する。ス
テップ723でかご照明制御信号でないと判定されれ
ば、そのまま処理を終了する。
【0042】以上、無線端末11の処理を説明したが、
次に図26を用いて図11の内部構成をもつ表示器のマ
イクロコンピュータ内部の処理を説明する。無線通信装
置160が信号を受信すると、マイクロコンピュータ1
54に対してIRQ2割込み要求が発生する。IRQ2
割込み受付けにより、無線通信装置から信号を取り込
み、ステップ741において内容解析を行う。次にステ
ップ742でかご位置信号か否かの判定を行い、かご位
置信号と判定すれば、ステップ743に移行し、受信し
たかご位置情報で現在の表示を更新する処理を行い、処
理を終了する。このとき受信するかご位置信号のフォー
マットを図27に示す。ステップ742でかご位置信号
でないと判定された場合には、そのまま処理を終了す
る。
【0043】次に各運転盤に搭載されている二次電池の
残量管理処理を図28を用いて説明する。図28のバッ
テリー管理処理は常時または、二次電池の容量に応じて
定期的または不定期的に実行される処理である。処理が
実行されると、ステップ771において、二次電池の端子
間電圧を表すVbatと、電池残量が不足した時の電圧
値であるVbat_lowとの比較が行われる。ここ
で、前回に本処理を実行したときにVbat>Vbat
_lowであったのが、今回の実行でVbat<Vba
t_lowとなっている場合には、電池の残量が所定値
以下に不足している場合であるので、ステップ772に
移行し、かご照明点灯要求信号を無線端末に送信する。
ついでステップ773で登録階応答灯または、かご位置
表示灯を点滅動作に切り替えて処理を終了する。このよ
うな点滅動作により、二次電池の消耗を抑制することが
できる。ステップ771の判定条件が成立しなかった場
合には、ステップ775にし、Vbatと電池残量が十
分あるときの電圧値であるVbat_highとの比較
が行われる。ここで、前回に本処理を実行したときにV
bat<Vbat_highであったのが、今回の実行
でVbat>Vbat_highとなっている場合には、
電池の充電が十分進んだことを意味するので、ステップ
776に移行し、それ以外の場合には処理を終了する。
ステップ776では、かご照明消灯要求信号を主端末へ送
信する。ついで、ステップ777に移行し、登録階応答
灯またはかご位置表示灯の点滅動作を解除する。
【0044】図29に本処理の実行により、無線端末に
送信されるかご照明制御信号のフォーマットを示す。
【0045】次に制御入力器に搭載されている持出し警
報システムの仕組みを図30を用いて説明する。図30
において、(a)は持出し警報システムの主処理を
(b)は警報解除の処理を説明する図である。本警報シ
ステムは無線端末から一定周期(例えば2秒)で送信さ
れてくる警報抑制信号を受信している間はブザーが鳴ら
ないが、例えば10秒間以上受信が途絶えるとブザーが
鳴る仕組みとなっている。警報の解除は、ある決まった
行先階登録ボタンの組み合わせを押しながらドア開ボタ
ンを押すことで可能である。以下、詳細を説明する。持
出し警報システムが起動されると、ステップ801で警
報が解除されたか否かを判定する。ここで、解除された
と判定されれば、警報システムを終了する。ステップ8
01で解除されていないと判定されれば、ステップ80
3へ移行する。ここで、前回の警報抑制信号受信から1
0秒以上経過しているか否かを判定する。10秒以上経
過しているならば、ステップ804へ移行し、ブザーを
鳴らす。ステップ803で10秒以上経過していないの
であれば、ステップ801に戻る。ステップ804でブ
ザーを鳴らすと、ステップ805に移行し、警報が解除
されたかを判定する。警報が解除されたと判定されれ
ば、ステップ806に移行し、ブザーを停止して、処理
を終了する。ステップ805で警報が解除されていない
と判定されれば、ステップ805を再度実行し、警報解
除を判定するまではステップ806のブザー停止処理は
行われない。警報の解除は前述のように、まずある決ま
った行先階登録ボタンの組み合わせ(警報解除キー)を
押しながら、ドア開ボタンを押すことにより行われる。
このとき、行先開登録ボタンを押しているためにIRQ
1割込みが受け付けられているが、IRQ4割込みの優
先順位がIRQ1よりも高いのでIRQ1を中断して、
ステップ807へ移行する。続いてステップ808のド
ア開信号の送信が行われるが、これは警報解除とは関係
ない。ついでステップ809で入力ポートの検出結果を
レジスタR2に格納し、ステップ810に移行する。ス
テップ810では、R2の内容と警報解除キーが一致す
るか否かの判定を行い、一致すればステップ811で警
報解除を行い、処理を終了する。ステップ810でR2
の内容が警報解除キーと一致しなかった場合はそのまま
処理を終了する。
【0046】なお、上記のように、二次電池の残量が所
定値以下となるときに運転盤の無線通信装置がかごの内
部の照明を点灯させるための無線信号を送出する機能
は、本実施の形態のみならず、無線通信装置および運転
盤に電力を供給する二次電池と充電用の太陽電池を備
え、この無線通信装置を介してエレベータの制御装置と
通信するエレベータの通信装置に適用できる。また、二
次電池の残量が所定値以下となるときに運転盤の表示灯
または応答灯が点滅する機能は、無線通信装置および運
転盤に電力を供給する二次電池と充電用の太陽電池を備
え、この無線通信装置を介してエレベータの制御装置と
通信するエレベータの通信装置に適用できる。さらに、
運転盤が、設置個所であるかごの内部の壁面から取り外
されたり、取り外されてかご内から持ち出されそうにな
ったり持ち出されると運転盤が警報を発生する機能は、
本実施の形態のみならず、無線通信装置を有し、この無
線通信装置を介してエレベータの制御装置と通信するエ
レベータの通信装置に適用できる。
【0047】次に、無線端末内部の無線通信装置を2重
系にした場合の第2の実施の形態を図31に示す。図3
1において、841は無線通信装置A、842は無線通
信装置Bであり、他の符号は図1の場合と同一である。
無線通信装置Aと無線通信装置Bは同一の機能を有して
おり、その機能は既に説明した無線通信装置160と同
等である。ただし、通常使用されているのは、いずれか
一方の無線通信装置であり、それを仮に無線通信装置A
だとして以下の説明を行う。
【0048】図32は無線通信装置を2重系にした場合
の無線端末の内部構成図である。図32において、19
6は制御装置5から送られてくるアナログ信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換器であり、その機能は図
9で説明したA/D変換器155と同一である。197
は無線通信装置から送られてくるディジタル音声データ
をアナログ信号に変換するD/A変換器であり、その機
能は図9で説明したD/A変換器と同一である。843
はA/D変換器196の信号出力先を無線通信装置Aと
Bに切り替える為のスイッチであり、844はD/A変
換器197に入力する音声データの入力元を無線通信装
置AとBに切り替える為のスイッチである。また、図9
には無かったIRQ6割込み端子が新たに追加されてい
るが、これは、既に説明した割込みIRQ2と同一の機
能を呼び出す割込み要求信号である。
【0049】次に図33を用いて無線通信装置を2重系
にした場合の処理を説明する。図33に記述されている
のは、無線通信装置Aの故障を確実に検出して、無線通
信装置Bに切り替える処理である。この故障検出と切り
替え処理は、通常の処理の妨げにならない頻度で定期的
または非定期的に行う。ステップ860で処理が起動さ
れると、ステップ861に移行し、無線通信装置Aから
表示器に対して返信要求信号の送信を行う。この返信要
求信号のフォーマットは図34に示すように、宛先90
0,発信元901,データ種類902,返信要求コード
903から構成されている。この返信要求信号におい
て、宛先を表示器に、発信元を無線通信装置Aにして、
返信要求コードにはある決まった数値をつけて送信する
のである。受信した運転盤は、返信要求応答信号に受け
取った返信要求コードをつけて返信する。ステップ86
2で1秒待ったあと、ステップ863で表示器からの返
信の有無を判定する。返信があれば、ステップ864に
移行し、受信した返信要求コードが送信したコードと一
致したかを判定する。ここで一致すれば、そのまま処理
を終了する。ステップ863において、表示器から返信
がなかった場合、あるいは、ステップ864で返信要求
コードが送った時のコードと一致しなかった場合には、
ステップ866に移行し、無線通信装置Aから制御入力
器1に対して返信要求信号を送信する。以後、ステップ
867〜869で、表示器2に対して行ったのと同じ処
理を行い、返信があり、要求コードか一致すれば、無線
通信装置Aは故障していないので、処理を終了する。反
対に、返信がないか、コードが一致しない場合には同様
の返信要求信号を制御入力器2に対しても行う(ステッ
プ870〜873)。ここで、更に返信がないか、コー
ドが一致しない場合にはステップ876に移行する。ス
テップ876では無線通信装置Bより表示器に返信要求
信号を送信する。その後、ステップ877で1秒間待っ
たあと、ステップ878で表示器からの返信の有無を判
定する。返信があれば、ステップ879で要求コードが
一致するかを判定し、一致するならば、ステップ891
に移行し、以後使用する無線通信装置をAからBに切り
替える。ステップ878で表示器から返信がないか、ス
テップ879で要求コードが一致しない場合には、ステ
ップ881に移行し、無線通信装置Bから制御入力器1
に返信要求信号を送信する。1秒経過後、ステップ88
3で返信の有無を判定し、あれば、ステップ884で要
求コードが一致するかを判定する。コードが一致すれ
ば、ステップ891に移行し、以後使用する無線通信装
置をAからBに切り替える。ステップ883で返信が無
いか、ステップ884で要求コードが一致しない場合に
は、ステップ885で無線通信装置Bから制御入力器2に
対して返信要求信号を送信する。ステップ886で1秒
待ったあと、ステップ887で返信の有無を判定し、あ
れば、ステップ888で受信したコードが送信したコー
ドと一致するかを判定する。一致すれば、ステップ89
1に移行し、以後使用する無線通信装置をAからBに切
り替える。ステップ887で制御入力器2から返信がな
いか、コードが一致しない場合にはステップ889に移
行し、かご内通信異常を制御装置5に通報し、処理を終
了する。ステップ891で無線通信装置をAからBに切
り替えた後は、ステップ892で無線通信装置Aの故障
を制御装置5に通報する。次にステップ893で図32
のA/D,D/A変換ポートをスイッチ843と844
で無線通信装置B側に切り替える。ついで、ステップ8
94で無線端末の無線通信装置をAからBへ変更したこ
とを全運転盤に通知する。この通知を受けて、全ての運
転盤は主無線端末の宛先を無線通信装置Aから無線通信
装置Bに変換する処理を行う。
【0050】図35は本発明の第3の実施の形態である
エレベータを示す。3階床の建築物に設けられた昇降路
2000内を、エレベータのかご1が昇降する。本図
は、かご1が1階および3階に近接している各場合を、
便宜的に一つの図に示す。本実施の形態においては、無
線端末11が各階床の乗り場1000側に設けられてい
る。前述した実施の形態と同様に、無線通信装置を有す
る運転盤8がかご1の内部に設けられる。また、無線端
末11とエレベータの制御装置5とは、有線で互いに通
信する。かご1が乗り場1000近くに位置するとき、
すなわち、いずれかの無線端末11が運転盤8に近接す
るときに、無線端末11と運転盤8は、両者が内蔵して
いる無線通信装置を介して互いに無線で通信する。
【0051】運転盤8と無線端末11は、互いに近接し
たときに通信するので、運転盤8と無線端末11との間
の通信は外部からのノイズの影響を受けにくい。さら
に、前述した実施の形態と同様に、両者間の無線通信に
は、小電力無線のような近距離無線を適用できる。な
お、図35には、3階床の建築物に設置されたエレベー
タにおける通信装置を示したが、これに限らず任意数の
階床の建築物に設置されたエレベータの場合にも同様に
本実施の形態を適用できる。また、近距離無線が適用で
きるならば、すなわち運転盤8と無線端末11が近接す
るときに両者が無線通信するならば、必ずしも各階床の
乗り場ごとに無線端末11を設ける必要は無い。図35
では、運転盤は1台であるが、図1のように複数の運転
盤8,9,10を備えても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、かごの内部の配線数が
低減する。さらに、運転盤と端末とが比較的近い距離で
通信するので、通信の確実性または信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるエレベータの
通信装置を示す。
【図2】従来技術によるエレベータの構成を示す。
【図3】従来技術による制御入力器の外観構造を示す。
【図4】従来技術による表示器の外観構造を示す。
【図5】第1の実施の形態における制御入力器の外観構
造を示す。
【図6】第1の実施の形態における表示器の外観構造を
示す。
【図7】第1の実施の形態における通信内容を説明する
ための図である。
【図8】第1の実施の形態における通信方法を説明する
ための図である。
【図9】第1の実施の形態における無線端末の内部構成
を示す。
【図10】第1の実施の形態における制御入力器の内部
構成を示す。
【図11】第1の実施の形態における表示器の内部構成
を示す。
【図12】制御部の送信手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】受信時の処理を示す。
【図14】行先階登録ボタンが押された場合のマイクロ
コンピュータ内部の処理を示す。
【図15】追加登録階信号のデータフォーマットを示
す。
【図16】タイマ割込み時の処理を示す。
【図17】テーブルのフォーマットを示す。
【図18】テーブルのフォーマットを示す。
【図19】タイマ割込み番号とリクエスト番号のタイミ
ングを示す。
【図20】制御入力器が割込みを受け付けた場合の処理
を示す。
【図21】追加登録完了信号のフォーマットを示す。
【図22】登録階消灯信号のフォーマットを示す。
【図23】制御入力器からのドア開閉信号の送信手順を
示す。
【図24】無線端末が割込みを受け付けた場合の処理を
示す。
【図25】無線端末が割込みを受け付けた場合の処理を
示す。
【図26】表示器が割込みを受け付けた場合の処理を示
す。
【図27】かご位置信号のフォーマットを示す。
【図28】運転盤のバッテリー管理を示す。
【図29】運転盤の発するかご照明制御信号のフォーマ
ットを示す。
【図30】運転盤持ち出し警報システムの動作を示す。
【図31】本発明の第2の実施の形態を示す。
【図32】第2の実施の形態における無線端末の内部構
成を示す。
【図33】第2の実施の形態における故障検出,切り替
え処理を示す。
【図34】返信要求信号のフォーマットを示す。
【図35】本発明の第3の実施の形態を示す。
【符号の説明】
1…エレベータのかご、2…昇降路壁、3…器具ボック
ス、4…テールコード、5…制御装置、6…滑車、7…
かご内照明、8,9…制御入力器、10…表示器、11
…無線端末、12…アンテナ、13…太陽電池。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保苅 定夫 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 (72)発明者 藤野 篤哉 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 Fターム(参考) 3F002 GA05 3F303 BA04 FA14 5K048 AA01 BA47 CA08 DB01 DC01 EA11 EB02 EB14 FB08 FB11 FC01 HA01 HA02 HA05 HA07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかごの内部に設けられ、無線
    通信装置を有する運転盤と、 前記無線通信装置を介して前記運転盤と近距離無線で通
    信する端末と、を備え、 前記通信に関する信号が前記エレベータの制御装置と前
    記端末との間で伝送されるエレベータの通信装置。
  2. 【請求項2】エレベータのかごの内部に設けられ、無線
    通信装置を有する運転盤と、 前記かごに設けられ、前記無線通信装置を介して前記運
    転盤と無線で通信する端末と、を備え、 前記通信に関する信号が前記エレベータの制御装置と前
    記端末との間で伝送されるエレベータの通信装置。
  3. 【請求項3】エレベータのかごの内部に設けられ、無線
    通信装置を有する運転盤と、 前記かごの外部に設けられ、前記運転盤に近接する時
    に、前記無線通信装置を介して前記運転盤と近距離無線
    で通信する端末と、を備え、 前記通信に関する信号が前記エレベータの制御装置と前
    記端末との間で伝送されるエレベータの通信装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記端末は前記エレベ
    ータの乗場側に設けられるエレベータの通信装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記運転盤は、制御入力器または表示器であるエレベー
    タの通信装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか1項において、
    前記無線通信装置の周波数帯が322MHz以下であり前
    記無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が50
    0μV/m以下、または前記無線通信装置の周波数帯が
    322M〜10GHzであり前記無線通信装置から3m
    離れた位置での電界強度が35μV/m以下、または前
    記無線通信装置の周波数帯が10G〜150GHzであ
    り前記無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が
    500μV/m以下、または前記無線通信装置の空中線
    電力が10mW以下であるエレベータの通信装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか1項において、
    前記運転盤は、それが持ち出されると警報を発生するエ
    レベータの通信装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至6のいずれか1項において、
    さらに、前記運転盤に電力を供給する二次電池と、前記
    二次電池を充電するための太陽電池と、を備え、 前記二次電池の残量が所定値以下となると、前記無線通
    信装置は、前記かごの内部の照明を点灯させるための無
    線信号を送出するエレベータの通信装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至6のいずれか1項において、
    さらに、前記運転盤に電力を供給する二次電池を備え、 前記二次電池の残量が所定値以下となると、前記運転盤
    の表示灯または応答灯が点滅するエレベータの通信装
    置。
  10. 【請求項10】エレベータのかごの内部に設けられ、無
    線通信装置を有する運転盤と、 前記無線通信装置を介して前記運転盤と無線で通信する
    端末と、を備え、 前記通信に関する信号が前記エレベータの制御装置と前
    記端末との間で伝送され、 前記無線通信装置の周波数帯が322MHz以下であり
    前記無線通信装置から3m離れた位置での電界強度が5
    00μV/m以下、または前記無線通信装置の周波数帯
    が322M〜10GHzであり前記無線通信装置から3
    m離れた位置での電界強度が35μV/m以下、または
    前記無線通信装置の周波数帯が10G〜150GHzで
    あり前記無線通信装置から3m離れた位置での電界強度
    が500μV/m以下、または前記無線通信装置の空中
    線電力が10mW以下であるエレベータの通信装置。
  11. 【請求項11】エレベータのかごの内部に設けられ、無
    線通信装置を有し、前記無線通信装置を介して前記エレ
    ベータの制御装置と通信する運転盤を備え、 前記運転盤は、それが持ち出されると警報を発生するエ
    レベータの通信装置。
  12. 【請求項12】エレベータのかごの内部に設けられ、無
    線通信装置を有し、前記無線通信装置を介して前記エレ
    ベータの制御装置と通信する運転盤と、 前記運転盤に電力を供給する二次電池と、 前記二次電池を充電するための太陽電池と、を備え、 前記二次電池の残量が所定値以下となると、前記無線通
    信装置は、前記かごの内部の照明を点灯させるための無
    線信号を送出するエレベータの通信装置。
  13. 【請求項13】エレベータのかごの内部に設けられ、無
    線通信装置を有し、前記無線通信装置を介して前記エレ
    ベータの制御装置と通信する運転盤と、 前記運転盤に電力を供給する二次電池と、を備え、 前記二次電池の残量が所定値以下となると、前記運転盤
    の表示灯または応答灯が点滅するエレベータの通信装
    置。
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