JP2000024157A - ゴルフカートの緊急連絡装置、及びゴルフカートの緊急連絡方法 - Google Patents

ゴルフカートの緊急連絡装置、及びゴルフカートの緊急連絡方法

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JP2000024157A
JP2000024157A JP10202201A JP20220198A JP2000024157A JP 2000024157 A JP2000024157 A JP 2000024157A JP 10202201 A JP10202201 A JP 10202201A JP 20220198 A JP20220198 A JP 20220198A JP 2000024157 A JP2000024157 A JP 2000024157A
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emergency contact
management building
emergency
voice
golf cart
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Nobuo Akiba
信夫 秋葉
Hiroaki Kawasaki
博明 川崎
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレーヤが簡単な操作で音声によって管理棟
に対して緊急連絡を行うことができるようにすること。 【解決手段】 プレーヤが管理棟に対して緊急連絡を行
うために緊急連絡用ボタン2を押下したときは、データ
通信用無線回路22からレピータを介して緊急連絡許可
情報を管理棟に送信する。そして管理棟からの情報信号
に、音声トランシーバ回路12の送信/受信モードを制
御する信号を検出した時は、緊急連絡用制御部11によ
って音声トランシーバ回路12の送受信の制御を行うよ
うにする。これにより、プレーヤは煩わしい操作を行う
ことなく、音声トランシーバ回路12を介して管理棟に
音声で緊急連絡内容を伝えたり、管理棟からの応答をス
ピーカ5を通して聞くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフカートのプ
レーヤが管理棟に対して緊急連絡を行うことができるゴ
ルフカートの緊急連絡装置、及び緊急連絡方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年のゴルフ場では、その運営コストを
低減するために、キャディを使用しないでゴルフ場の経
営を行う場合がしばしば考えられている。この場合、ゴ
ルフ場においては、プレーヤはゴルフクラブを収納した
ゴルフバッグをゴルフカートで搬送しながらプレーを行
うが、プレーヤが効率良くプレーを行うには先行組のプ
レー位置を知る必要がある。
【0003】そこで、本出願人は先にゴルフコース内を
移動しているゴルフカートの位置情報を電波を使用して
ゴルフ場の管理棟に送信する提案を行っている(特開平
7−175567号等)。このシステムは、自動集中管
理を行う管理棟(管理室)とゴルフコースの各所に設置
されているレピータによって通信網を形成し、レピータ
によって検出されたゴルフカートの現在位置に関する位
置情報を管理棟へ返送するようにしたものである。
【0004】これにより、管理棟は各ゴルフカートの現
在位置を把握することができ、各ゴルフカートの運行を
管理すると共に、各ゴルフカートに個別に指示を与える
ことができる。そして効率的な運行管理ができるゴルフ
カートの自動集中管理システムを構築するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、キャ
ディを使用したゴルフ場では、けが人や急病人が発生し
たり、プレーヤが前のホールにクラブ等を忘れた場合
は、例えばキャディが数ホールおきに設置されている業
務用の無線機(音声トランシーバ)等を用いて管理棟に
連絡を取るようにしていた。
【0006】このため、上記したようなキャディを使用
しないゴルフカートの自動集中管理システムにおいて
は、プレーヤ自身が何らかの手段を講じて管理棟と連絡
を取る必要がある。プレーヤ自身が管理棟と連絡を取る
方法としては、例えば各ゴルフカート毎に音声トランシ
ーバを搭載し、この音声トランシーバによる通信をホッ
トラインとして管理棟と連絡を取る方法が考えられる。
【0007】しかしながら、通常の音声トランシーバ
は、単方向通信とされ、交互に会話を行う半二重通信方
式とされているため、操作に不慣れなプレーヤが緊急時
に、正常に音声トランシーバを取り扱うのは困難であ
り、双方のトランシーバが送信モード、或いは受信モー
ドとなって、うまく通信を行うことができないという問
題点があった。また、双方向通信を可能とするような業
務用の通信装置を、数100台のゴルフカートに配置す
ることは、ゴルフ場にとって著しいコストアップを招く
ことになる。
【0008】また、例えば或るプレーヤのパーティでト
ラブル等が発生し、このパーティのプレーヤが音声トラ
ンシーバを利用して管理棟に対して緊急連絡を行った場
合、この音声トランシーバと同一チャンネルで、受信モ
ードとなっている音声トランシーバが搭載されているゴ
ルフカートのプレーヤにも、その通話内容が聞こえるこ
とになる。このような通話内容は楽しくプレーしている
プレーヤにとっては聞きたくない内容である。
【0009】そこで、例えば各ゴルフカートに搭載され
ている音声トランシーバ毎に異なるチャンネルを割り当
てて、管理棟との間でホットラインを形成することが考
えられるが、その場合、管理棟では、その都度、音声ト
ランシーバのチャンネルを合わせる必要があり、緊急を
要する時に管理等の操作が煩雑になるという問題点があ
る。
【0010】また、各ゴルフカートに緊急事態を知らせ
るスイッチを設け、管理棟にいる係員に、どの位置で、
どのゴルフカートに緊急事態が発生したかを把握させ
て、係員を急行させるような簡易的な連絡方法も考えら
れる。しかしながら、この場合は係員が現場に到着しな
ければ緊急事態の内容を把握することができないという
問題点があった。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な操作でしかも確実に管理棟に対して、
音声により緊急連絡内容を伝えることができるゴルフカ
ートの緊急連絡装置、及び緊急連絡方法を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のゴルフカートの緊急連絡装置は、小電力電
波を媒体として所要の情報信号を管理棟との間で送受信
することができるデータ伝送手段と、緊急連絡を行うた
めの緊急連絡用操作子と、音声入力手段と、少なくとも
音声入力手段から入力された音声を送信できる送信手段
を備えた音声伝送手段と、緊急連絡用操作子が操作され
た際に、データ伝送手段から所定の情報信号を管理棟に
対して送信することができると共に、データ伝送手段で
受信された管理棟からの情報信号により、音声伝送手段
の動作を制御することができる制御手段とをゴルフカー
トに備え、音声伝送手段によって緊急連絡を行うことが
できるようにした。
【0013】また、本発明のゴルフカートの緊急連絡方
法は、小電力電波を媒体としたデータ伝送手段により管
理棟との間で所要の情報信号の送受信を行うことができ
るゴルフカートの緊急連絡方法として、ゴルフカートに
備えられている緊急連絡用操作子が操作された際に、デ
ータ伝送手段によって所定の情報信号を管理棟に対して
送信し、データ伝送手段によって音声伝送手段の動作制
御のための情報信号を受信した際に、音声伝送手段によ
る緊急連絡を可能とした。
【0014】本発明によれば、ゴルフカートのデータ伝
送手段で受信された管理棟からの情報信号により、ゴル
フカートの音声伝送手段の動作を制御するようにしてい
るため、音声トランシーバの扱いに不慣れなプレーヤで
も簡単にしかも確実に緊急連絡内容を音声によって伝え
ることができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、その前に本出願人が先に提案しているゴ
ルフ場の管理システムを図1を参照しながら簡単に説明
する。図1はゴルフ場に構成される複数のゴルフコース
の内、例えばAコース(1番ホール(1H)〜9番ホー
ル(9H))が示されている。この図1に示すように、
スタートホールに近い場所には、一般的にキャディマス
タ室のある管理棟60が位置しており、コースには管理
棟60と小電力の電波を使用して通信可能な位置に、そ
れぞれレピータ(中継器)R1,R2が配置されてい
る。
【0016】この例では管理棟60とAコースとの間
は、2台のレピータR1,R2によって相互に通信可能
な送受信機がそれぞれ備えられているが、コースの遠隔
地における情報が伝送不能となるようなコースの場合
は、メインのレピータ(親)に対して従属するレピータ
(子)を配置しても良い。
【0017】なお、各レピータR1,R2に設置される
送受信機は、例えば小電力タイプとして認定される送受
信機として無線管理者を不要にすると共に、小電力型の
送受信機を使用するとゴルフコース内では500mない
し1Kmの距離の通信が可能となるから、通常のジグザ
グ方式のコースレイアウトとなっているコースでは、1
コース(9ホール)に対して1個、又は2個程度のレピ
ータRを配置することでシステムを構築することができ
るようになる。
【0018】この例に示すAコースでは、各ホールに沿
ってカート道路が設置されており、このカート道路はプ
レーヤがセルフプレーを行うために運転するゴルフカー
トKが通行できるようにされている。カート道路の例え
ば路肩などの所要の位置には、ゴルフカートKの現在位
置を検出するためのロケータS1〜S27が配置されて
いる。
【0019】このロケータS1〜S27は、適当な周期
で微弱電波を送出しており、各ゴルフカートKは、この
コース内に設置されているロケータから送出されている
微弱電波を受信することにより、位置情報を取得するこ
とができる。つまり、コース内に設置されているロケー
タS1〜S27は、その場所を特定するような自己のI
Dを微少電力によって間欠的に送出しており、その近辺
をゴルフカートKが通過した時のみ受信できるようなパ
ワーとされているため、ゴルフカートKはロケータのI
Dを受信することで現在位置情報を取得することができ
るようになされている。
【0020】管理棟60、レピータR1,R2及び各ゴ
ルフカートKには、重複することのないそれぞれ一意の
認識符号IDが与えられている。ゴルフカートKは、レ
ピータR1又はR2から一定周期で送出されるトリガ信
号を受信し、このトリガ信号に基づいて、ゴルフカート
K毎に時分割的に割り当てられているタイムスロットを
利用して情報信号の送信を行うようにされる。即ち、ゴ
ルフカートKは取得した現在位置情報に各カートの識別
符号IDを付加した情報信号を各カートに搭載されてい
るデータ通信用の送受信機から通信可能範囲に設置され
ている各コースのレピータR1又はR2に送信するよう
にされる。
【0021】これにより、管理棟60には各レピータR
1,R2を介して各ゴルフカートKの位置情報が転送さ
れるので、管理棟60は各ホールでプレー中のゴルフカ
ートKの現在位置を把握することができる。
【0022】また、管理棟60はゴルフカートKのプレ
ーヤに伝達する情報があれば、これを伝送できるように
されている。管理棟60からプレーヤに対して伝達する
情報としては、例えば特定のゴルフカートKのプレーヤ
に対してプレーが遅延していることを報知する個別情報
や、全ゴルフカートKのプレーヤに対して天候不良によ
る避難等を報知する一斉情報等がある、そして、これら
の情報は管理棟60において送出先の例えばカートの識
別符号ID等が付加されて送信機から送信される。
【0023】従って、各ゴルフカートKでは、レピータ
Rからの情報信号を受信して、その情報信号に自己の識
別符号IDが付されていた場合は、この情報信号を復号
して音声装置又は表示装置によって、その情報をプレー
ヤに提示することが可能となる。
【0024】そして、本実施の形態ではこのようなゴル
フ場カートの運行管理システムのデータ通信用の送受信
機を利用して、ゴルフカートと管理棟60との間で音声
による緊急連絡通信を行うことができるようにしてい
る。
【0025】図2は、本実施の形態とされるゴルフカー
トKに搭載される緊急連絡装置の外観図である。この図
2において、1は緊急事態が発生した時にプレーヤが管
理棟60に対して音声で緊急連絡を行うための緊急連絡
装置、20は上述したようにロケータSから微弱電波に
よって送出されている位置情報を受信し、この位置情報
を含む種種の情報信号を小電力電波を媒体としてレピー
タRを介して管理棟60に送信したり、管理棟60から
の情報信号を受信することができる送受信機が備えられ
たコントロール装置であり、この緊急連絡装置1とコン
トロール装置20とはケーブル6によって接続されてい
る。
【0026】緊急連絡装置1には、緊急連絡ボタン2、
通話許可ランプ3a、マイク4、スピーカ5が設けられ
ており、プレーヤが管理棟60に対して緊急連絡を行い
たい時は、例えば緊急連絡ボタン2が押下された状態と
なるようにする。通話許可ランプ3aは、当該緊急連絡
装置1が動作状態を知らせるための表示部であり、例え
ば通話許可ランプ3aが点灯している時は送信モードで
あることを示しており、プレーヤがマイク4に向かって
緊急連絡内容を話すことで、その音声がアンテナANT
2を介して管理棟60に送信される。また、通話許可ラ
ンプ3aが消灯状態の時は、受信モード又は緊急連絡が
オフ状態であることを示している。
【0027】このような緊急連絡装置1の送信/受信モ
ードの切換や、電源オン/オフは、後述するように管理
棟60がコントロール装置20の送受信機を介して制御
することができる。即ち、本実施の形態とされる緊急連
絡装置1では、プレーヤは音声トランシーバのような煩
わしい操作を行うことなく、管理棟60からの指示に基
づいて、音声によるホットラインで緊急連絡内容を管理
棟60に伝えることができるような構成とされている。
【0028】図3は、上記したような緊急連絡装置1と
コントロール装置20の内部構成を示したブロック図で
ある。なお、図2と同一部位には同一番号を付し、説明
は省略する。この図3に示すコントロール装置20にお
いて、21はコントロール装置20の制御を行うコント
ロール用制御部(CPU)、22はアンテナANT1を
介して、小電力電波を媒体として管理棟60とデータの
通信を行うことができるデータ通信用無線回路、23は
アンテナANT3を介してロケータSから微弱電波で送
出されている位置情報を受信する微弱電波受信部、24
はコントロール用制御部21が所要の処理を実行するた
めのプログラム等が記憶されているROM、25は例え
ばバッファメモリとして構成され、ロケータSから受信
した位置情報や管理棟60から受信した情報信号等を一
時的に保持することができるRAMである。26はゴル
フカートKごとにカートナンバーIDを設定するための
カートナンバIDスイッチ(SW)である。
【0029】コントロール用制御部21は、データ通信
用無線回路22で受信した情報信号に、後述する緊急連
絡装置1に備えられている音声トランシーバ回路12を
送信モード/受信モードを切り換えるための信号や、音
声トランシーバ回路12の電源オン/オフを制御する信
号等が含まれている時は、緊急連絡用制御部11に対し
て、モード切換信号Smや電源制御信号Svを供給す
る。また、コントロール用制御部21は、緊急連絡用制
御部11から緊急連絡信号Skが供給された時は、その
緊急連絡信号Skを情報信号として管理棟60に送信す
るような送信制御を行うことができるようにされてい
る。
【0030】一方、緊急連絡装置1において、11は緊
急連絡装置1の制御を行う緊急連絡用制御部(CP
U)、12はアンテナANT2を介して、例えば管理棟
60と音声による通信を行うことができる音声トランシ
ーバ回路、13は緊急連絡用制御部11が所要の処理を
実行するためのプログラム等が記憶されているROM、
14は例えばバッファメモリとして構成され、例えばコ
ントロール用制御部21からの各種信号等を一時的に保
持することができるRAMである。
【0031】15は音声トランシーバ回路12で受信さ
れた音声情報を復調してスピーカ5から音声として出力
する音声出力回路、16はマイク4から入力された音声
を音声情報として音声トランシーバ回路12に供給する
音声入力回路、17は緊急連絡用制御部11によって切
換制御される切換スイッチである。18は各回路ブロッ
クに動作電圧を供給する電源、19は緊急連絡用制御部
11によってオン/オフ制御される電源スイッチであ
る。そして、この電源スイッチ19がオンの時のみ、音
声トランシーバ回路12には電源18から動作電圧が供
給されるようになされている。表示回路3は、緊急連絡
用制御部11の制御により通話許可ランプ3aの表示を
制御している。
【0032】なお、本実施の形態では緊急連絡装置1と
コントロール装置20をそれぞれ別々に構成してケーブ
ル6によって接続する場合を例にとって説明したが、当
然のことながら緊急連絡用制御部11とコントロール用
制御部21、RAM14とRAM25、ROM13とR
OM24は、それぞれ一体で構成することが可能であ
る。
【0033】このような構成とされる本実施の形態の緊
急連絡装置1では、プレーヤによって緊急連絡ボタン2
が押下されると、緊急連絡用制御部11は電源スイッチ
19をオンにすると共に、コントロール用制御部21に
対して緊急連絡信号Skを出力する。コントロール用制
御部21は、緊急連絡装置1から緊急連絡信号Skが供
給されると、緊急連絡許可情報やカートナンバーIDと
いった情報信号をデータ通信用無線回路22のアンテナ
ANT1からレピータRを介して管理棟60に対して送
信する。管理棟60はこの情報信号を受信すると、当該
ゴルフカートKに対して音声トランシーバ回路12を送
信モードにするための情報信号を送信する。そして、こ
のような情報信号をデータ通信用無線回路22で受信す
ると、コントロール用制御部21は、音声トランシーバ
回路12を送信モードにするためのモード切換信号Sm
を緊急連絡用制御部11に出力する。
【0034】この場合、緊急連絡用制御部11は、音声
トランシーバ回路12を送信モードに、切換スイッチ1
7を音声入力回路16側に切り換えるような制御を行
う。さらに、表示回路3を介して通話許可ランプ3aを
点灯させるような表示制御を実行する。
【0035】従って、プレーヤは通話許可ランプ3aの
点灯により、当該緊急連絡装置1が送信モードであるこ
とを認識し、この通話許可ランプ3aが点灯している時
にマイク4に向かって緊急連絡内容を話すことで、その
緊急連絡内容が音声トランシーバ回路12からアンテナ
ANT2を介して管理棟60に送信されることになる。
よって、管理棟60の係員は、後述する音声トランシー
バにより、その内容を聞くことで緊急連絡内容を把握す
ることができる。
【0036】また、コントロール用制御部21は、管理
棟60から音声トランシーバ回路12を受信モードにす
るような情報信号を受信した時は、緊急連絡用制御部1
1に対して音声トランシーバ回路12を受信モードにす
るためのモード切換信号Smを供給する。
【0037】この場合、緊急連絡用制御部11は、例え
ば音声トランシーバ回路12が受信モードとなるように
制御すると共に、切換スイッチ17を音声出力回路15
側に切り換えるような制御を実行する。さらに、通話許
可ランプ3aを点灯させている場合は、表示回路3を介
して消灯させるような表示制御を実行する。これによ
り、緊急連絡装置1は受信待機状態となり、管理棟60
からの音声を受信した時はスピーカ5からその音声が出
力されることになる。
【0038】また、コントロール用制御部21は、管理
棟60から音声トランシーバ回路12に動作電圧を供給
する電源をオン/オフするような情報信号を受信した時
は、緊急連絡用制御部11に対して音声トランシーバ回
路12の電源を制御するような電源制御信号Svを出力
するようにされる。この場合、緊急連絡用制御部11
は、音声トランシーバ回路12の電源をオン/オフする
電源スイッチ19の制御を行うことになる。
【0039】このように本実施の形態とされる緊急連絡
装置1は、ホットラインによる通信を行う際は、音声ト
ランシーバ回路12の送信/受信モードの切換や、電源
オン/オフ等といった制御を、管理棟60がコントロー
ル装置20を介して行うようにしている。従って、音声
トランシーバの扱いに不慣れなプレーヤが緊急連絡を行
う場合でも、緊急連絡ボタン2を押下するといった簡単
な操作だけで、音声で管理棟60に緊急連絡内容を伝え
ることができるようになる。
【0040】このように音声トランシーバ回路12は、
プレーヤが緊急連絡ボタン2を押下した時、又は管理棟
60の制御によってのみ動作可能状態となるため、緊急
連絡を行いたいゴルフカートKの緊急連絡装置1と管理
棟60との間でホットラインを構築することができると
いう利点がある。
【0041】また、音声トランシーバ回路12の電源オ
ン/オフは、コントロール装置20を介して管理棟60
で制御できるため、雷などの天候不良が発生した場合
は、管理棟60から全てのゴルフカートKに搭載されて
いる音声トランシーバ回路12の電源をオンにするよう
な情報信号を送信することで、管理棟60から全てのゴ
ルフカートKのプレーヤに対して音声によって一斉に避
難を呼びかけるといったこともできるようになる。
【0042】次に、図4は各レピータRに内蔵されてい
る装置の概略構成を示したブロック図である。この図4
において、R51は小電力の認可されている電波を送信
し、受信することができる送受信部、R52は送受信す
べき情報の信号処理を行う制御処理回路であって機器番
号設定スイッチ(SW)R53、モード切換スイッチ
(SW)R54等の外部から設定された信号に基づいて
送信すべき情報に自己のIDを付加するといった信号処
理等を行う。また、受信時には自己のIDが含まれてい
る情報を抽出して復号する信号処理も行う。使用する周
波数及びチャンネル割り当て等は、例えば、テレメータ
用及びテレコントロール用無線設備の標準価格であるS
TD−16、又はSTD−17に準処して設定してもよ
い。
【0043】R55は電源回路であって、電源エネルギ
ーを太陽電池R57から得る場合はその蓄電装置や、コ
ンバータ等が含まれる。また商用電源エネルギーとして
供給されている交番電源等の場合はAC−DC変換装置
等が組み込まれる。また、R56は入力/表示装置であ
って通常は管理者が通信方式の変更を行ったり、レピー
タ設置時の調整や、故障発生時に対処するためにレピー
タRを操作する端末として使用されるが、通常の運転状
態では特に必要とするものではない。
【0044】制御処理回路R52は前記したように自機
の認識符号IDが付された情報信号を受信すると共に、
ゴルフカートKに伝達すべき情報がある時は、そのため
の送出情報を作成するようにされる。
【0045】次に、図5は管理棟60の概略構成を示し
たブロック図であり、主要な構成は図4に示したレピー
タRと同様に小電力の送受信機を構成しており、同一機
能部分はM51、M52、M53、M54として表記し
ている。この管理棟60の端末部分は、ゴルフコースの
全体的な管理を行うためにパーソナルコンピュータ(モ
ニター装置、キーボード、そのほかコンピュータ周辺装
置を含む)M56が、制御処理回路M52に入出力イン
ターフエースを介して接続され、データのやり取りが行
われるように装置が構築されている。
【0046】パーソナルコンピュータM56に接続され
た位置情報表示板M58は、ゴルフ場の全体的なコース
レイアウトが予め入力されて大型の表示板で構成されて
おり、この表示板に対して複数のカートの位置が点滅信
号として表示できるようになされている。また、緊急情
報表示板M59は、例えばゴルフカートKから緊急連絡
許可信号を受信した時に、そのカート番号等の情報が表
示される。音声トランシーバM60は、ゴルフカートK
に搭載されている緊急連絡装置1との間で音声通話を行
うために設けられている。
【0047】本実施の形態では、ゴルフ場のプレーヤに
けが人や急病人が発生し、ゴルフカートKから管理棟6
0に連絡を取りたい場合は、上述したようにプレーヤが
ゴルフカートKに搭載されている緊急連絡装置1の緊急
連絡ボタン2を押下することにより、コントロール装置
20からレピータを介して管理棟60に緊急連絡を行い
たい旨が伝送される。
【0048】この場合、管理棟60の係員は、パーソナ
ルコンピュータ装置M56を操作して、該当するゴルフ
カートKに搭載されている緊急連絡装置1の音声トラン
シーバ回路12を送信モード又は受信モードにするよう
な情報信号を送信した後、管理棟60にある音声トラン
シーバM60で通話を行うことになる。
【0049】ところで、本出願人が先に提案したゴルフ
カートの運行管理システムでは、上述したように、各ゴ
ルフカートKはレピータRから一定周期で送出されるト
リガ信号に受信し、このトリガ信号に基づいてゴルフカ
ートK毎に時分割的に割り当てられているデータ通信用
スロットを利用して位置情報等を送信するようにしてい
た。
【0050】しかしながら、緊急連絡許可情報をデータ
通信用スロットを利用してコントロール装置20のデー
タ通信用無線回路22から管理棟60に対して送信した
場合は、緊急連絡許可情報を速やかに送信することがで
きない恐れがあった。
【0051】そこで、本実施の形態では、コントロール
装置20のデータ通信用無線回路22から緊急連絡許可
情報を送信する場合は、例えばデータ通信用のスロット
内に、いくつかの緊急連絡用タイムスロットを設けてお
き、この緊急連絡用のスロットを利用して緊急連絡許可
情報を送信するようにしても良い。
【0052】また、管理棟60は、ゴルフカートKから
の緊急連絡許可情報を受信し、緊急連絡装置1の各種制
御を行うための情報信号を、ゴルフカートKに搭載され
ているコントロール装置20に対して送信する場合も、
この緊急連絡用のスロットを用いて行うようにすれば良
い。
【0053】これにより、ゴルフカートKのデータ通信
用無線回路22からアンテナANT1を介して管理棟6
0に送信される緊急連絡許可情報や、管理棟60からゴ
ルフカートKに対して送信される各種制御情報を、速や
かに伝送することができるようになる。
【0054】なお、各ゴルフカートKに割り当てられて
いるデータ通信用のスロットを利用して緊急連絡許可情
報の送受信を行うことも可能であり、またその場合はゴ
ルフカートKの位置情報と共に、緊急連絡許可情報を送
信したり、位置情報を送信することなく緊急連絡許可情
報だけを送信すれば良い。
【0055】以下、上記したような本実施の形態とされ
る緊急連絡装置1の緊急連絡用制御部11の処理動作の
一例を図6を参照しながら説明する。なお、初期状態に
おける緊急連絡装置1は、音声トランシーバ回路12へ
動作電圧を供給する電源スイッチ12はオフ、通話許可
ランプ3aは消灯されているものとする。
【0056】この場合、緊急連絡用制御部11は、ステ
ップS101において、緊急連絡ボタン2が押されたか
どうかの判別を行い、緊急連絡ボタン2が押下されてい
なければ、ステップS102に進み、管理棟60からの
情報信号によって制御されるコントロール用制御部21
から電源制御信号Svとして、電源スイッチ12をオン
にする電源オン信号が入力されたかどうか判別する。
【0057】ここで、コントロール用制御部21から電
源オン信号が入力されなければ、ステップS101に戻
り、再びステップS101からの処理を実行する。一
方、ステップS102において、コントロール用制御部
21から電源制御信号Svとして電源オン信号が入力さ
れたと判別した時は、ステップS103に進んで、音声
トランシーバ回路12へ動作電圧を供給する電源スイッ
チ19をオンにするような制御を実行する。そして、ス
テップS104において、音声トランシーバ回路12を
受信モードにする制御、つまり切換スイッチ17を音声
出力回路15側に切り換える制御等を実行してステップ
S101に戻ることになる。
【0058】一方、ステップS101において、緊急連
絡ボタン2が押されたと判別した場合は、ステップS1
05に進み、コントロール用制御部21に対して緊急連
絡信号Skを出力するような制御を実行すると共に、ス
テップS106において、音声トランシーバ回路12に
動作電圧を供給するための電源スイッチ19をオンにす
るような制御を実行する。
【0059】そして、ステップS107において、管理
棟60からの情報信号によって制御されるコントロール
用制御部21からモード切換信号Smが入力されるとス
テップS108に進み、入力されたモード切換信号Sm
の制御モードが送信モードか受信モードかの判別を行
う。
【0060】ここで、入力されたモード切換信号Smが
送信モードであれば、ステップS109に進んで、音声
トランシーバ回路12を送信モードにする制御、つまり
切換スイッチ17を音声入力回路16側に切り換える制
御等を実行すると共に、通話許可ランプ3aを点灯させ
るような制御を実行する。
【0061】そして、ステップS110において、コン
トロール用制御部21から電源オフ信号が入力されなけ
れば、ステップS108に戻って、ステップS108か
らの処理を実行する。一方、ステップS108におい
て、入力されたモード切換信号Smが受信モードと判別
した時は、ステップS111に進んで、音声トランシー
バ回路12を受信モードにする制御、つまり切換スイッ
チ17を音声出力回路15側に切り換える制御等を実行
すると共に、通話許可ランプ3aを消灯させるような制
御を実行する。
【0062】上記したようなステップS108以降の処
理はステップS110において、コントロール用制御部
21から電源オフ信号が入力されるまで実行され、電源
オフ信号が入力された時に処理動作が終了することにな
る。なお、上記したような処理動作の終了後、緊急連絡
装置1の緊急連絡用制御部11は各部を初期状態に戻し
て、再びステップS101からの処理を実行することに
なる。
【0063】このように本実施の形態とされる緊急連絡
装置1は、緊急連絡が必要な事態が発生した時は、プレ
ーヤが緊急連絡ボタン2を押下することで、管理棟60
に対して緊急連絡を行いたい旨を、コントロール装置2
0のデータ通信用無線回路22を介して管理棟60に送
信すると共に、音声トランシーバ回路12の送信/受信
モードの切換や電源のオン/オフを、管理棟60からデ
ータ通信用無線回路22を介して制御するようにしてい
る。これにより、音声トランシーバの扱いに不慣れなプ
レーヤでも、音声によって緊急連絡内容を管理棟60に
伝えることができるようになる。
【0064】また、雷などの天候不良が発生した場合
は、緊急連絡ボタン2が押されていなくても、管理棟6
0で全てのゴルフカートKに搭載されている音声トラン
シーバ回路12の電源をオンとなるように制御すること
ができるため、プレーヤに対して一斉に音声で避難を呼
びかけるといったこともできるようになる。
【0065】次に、本発明の他の実施の形態とされる緊
急連絡装置について説明する。本発明の他の実施の形態
とされる緊急連絡装置の外観は、前記図2に示した緊急
連絡装置1と同一とされるため説明は省略する。本例の
緊急連絡装置30は、前記図2に示す緊急連絡装置1と
同様に、緊急連絡ボタン2を押下することによって、管
理棟60に対して緊急連絡を行うことができると共に、
通話許可ランプ3aが点灯している間は、プレーヤは音
声によって緊急連絡内容を管理棟60に伝えることがで
きるようにされる。一方、管理棟60での応答は、管理
システムの通信網を介して送信されてきたデータで合成
される応答メッセージによってプレーヤに伝えられるよ
うな構成とされている。
【0066】図7は本発明の他の実施の形態とされる緊
急連絡装置30の内部構成を示した図である。なお図3
と同一ブロックには同一番号を付し説明は省略する。ま
た、コントロール装置20は上記図3と同一構成とされ
るため、この図ではコントロール装置20の内部構成は
省略する。この図7において、31はアンテナANT2
を介して管理棟60とホットラインとなる音声を送信す
ることができる音声無線回路、32は音声無線回路31
に対して発信信号を供給する発信回路である。この場
合、ROM13には、管理棟60からの送信データに対
応した各種応答メッセージ情報が記憶されており、緊急
連絡用制御部11の制御により、音声合成回路33で所
要の応答メッセージを合成してスピーカ5から出力する
ことができるようにされる。
【0067】音声合成回路33で音声合成されて出力さ
れる応答メッセージの具体例としては、例えば「しばら
くお待ち下さい」、「係員が向かっています」、「伝言
をお受けしました」、「もう一度お願いします」といっ
たものが考えられる。
【0068】なお、本例においても緊急連絡装置30と
コントロール装置20をそれぞれ別々に構成してケーブ
ル6によって接続した場合を例にとって説明している
が、当然のことながら緊急連絡用制御部11とコントロ
ール用制御部21、RAM14とRAM25、ROM1
3とROM24はそれぞれ共通化できることはいうまで
もない。
【0069】このような構成とされる緊急連絡装置30
では、上述した緊急連絡装置1と同様に、プレーヤが緊
急連絡ボタン2を押下することで、緊急連絡用制御部1
1から緊急連絡信号Skがコントロール装置20を介し
て管理棟60に送信される。一方、管理棟60ではコン
トロール装置20のデータ通信用無線回路22からの緊
急連絡情報を受信した時は、管理棟60の態勢が整い次
第、管理棟60がスタンバイOKであることを示す情報
信号を送信することになる。
【0070】そして、該当するゴルフカートKのコント
ロール装置20で、この情報信号が受信されると、コン
トロール用制御部21から緊急連絡用制御部11にスタ
ンバイOK信号Ssが供給され、緊急連絡用制御部11
は表示回路3を介して通話許可ランプ3aを点灯させる
ような表示制御を実行することになる。
【0071】従って、プレーヤは通話許可ランプ3aの
点灯により、プレーヤは送信可能なモードであることを
認識することができ、マイク4に向かって緊急連絡内容
を話すことで、その音声は音声無線回路31からホット
ラインで管理棟60に送信されることになる。よって、
管理棟60の係員は音声トランシーバM60により緊急
連絡内容を把握することができる。
【0072】一方、管理棟60ではプレーヤからの緊急
連絡内容を聞いて、プレーヤに対して応答することにな
るが、一般に管理棟60からの応答内容は固定パターン
化されているため、本例では緊急連絡装置30から上述
したような応答メッセージが出力されるように、管理棟
60から所要の応答メッセージコードを情報信号として
送信するようにしている。
【0073】従って、該当するゴルフカートKのコント
ロール装置20で、応答メッセージコードを受信した時
は、コントロール用制御部21から緊急連絡用制御部1
1に対して所定の音声コマンド信号Scが供給され、緊
急連絡用制御部11は、この音声コマンド信号Scに応
じた応答メッセージ情報をROM13から読み出し、音
声合成部33で合成してスピーカ5から出力することに
なる。
【0074】また、応答メッセージとしてプレーヤのプ
レーの促進を促すメッセージや、前パーティのクラブ忘
れ、緊急避難メッセージを音声合成部33で合成してス
ピーカ5から出力させるように制御することも可能であ
る。その場合の応答メッセージの具体例としては、例え
ば「もう少し早くプレーをお願いします」、「雷が近づ
いています避難して下さい」、「前のパーティでクラブ
忘れが発生しました。クラブを見つけましたらクラブハ
ウスまでお願いします」、「霧が発生しています。前方
に注意してプレーして下さい」といったものが考えられ
る。
【0075】以下、このような緊急連絡装置30の緊急
連絡用制御部11の処理動作の一例を図8を参照しなが
ら説明する。なお、以下に説明する処理においては、ゴ
ルフカートKのプレーヤが緊急連絡を行っている間は、
緊急連絡ボタン2が押し下げられた状態となるようなメ
カニカルスイッチ等が設けられているものとする。
【0076】この場合、緊急連絡用制御部11は、ステ
ップS201において、緊急連絡ボタン2が押されてい
るかどうかの判別を行い、緊急連絡ボタン2が押下され
ていると判別した場合は、ステップS202に進み、コ
ントロール用制御部21に対して緊急連絡信号Skを出
力すると共に、音声無線回路31の電源をオンにするよ
うな制御、即ち電源スイッチ19をオンにするような制
御を実行する。
【0077】次に、緊急連絡用制御部11は、ステップ
S203において、コントロール用制御部21から管理
棟60のスタンバイが整っていることを示すスタンバイ
OK信号Ssが入力されたかどうかの判別を行い、スタ
ンバイOK信号Ssが入力された時は、ステップS20
4に進んで通話許可ランプ3aを点灯させるような制御
を実行して、ステップS201に戻ることになる。
【0078】一方、ステップS203において、コント
ロール用制御部21からスタンバイOK信号Ssが入力
されていなければ、通話許可ランプ3aを消灯させるよ
うな制御を実行して、ステップS201に戻ることにな
る。
【0079】一方、ステップS201において、緊急連
絡ボタン2が押下されていないと判別した場合は、ステ
ップS206に進んで、コントロール用制御部21に対
して緊急連絡信号Skの出力をオフすると共に、音声無
線回路31の電源をオフにするような制御、即ち電源ス
イッチ19をオフにするような制御を実行する。そし
て、ステップS207において、コントロール用制御部
21から音声メッセージコードScが入力されていない
と判別した時は、ステップS201に戻ってステップS
201からの処理を実行する。
【0080】一方、ステップS207において、コント
ロール用制御部21から音声メッセージコードScが入
力された時は、ステップS208に進んで、音声メッセ
ージコードに対応した音声メッセージを音声合成回路3
3で合成してスピーカ5から出力するような制御を実行
する。
【0081】このように本実施の他の形態とされる緊急
連絡装置30は、音声による通信はプレーヤから管理棟
60に対して行う一方向のみとしているので、緊急連絡
装置30に双方向通信が可能な音声トランシーバ回路を
設ける必要がなく、緊急連絡装置を双方向通信が可能な
音声トランシーバ回路12によって構成する場合に比べ
て低コストで実現することができる。
【0082】なお、上記した本実施の形態においては、
本出願人が先に提案したゴルフ場の管理システムを利用
した場合を例にとって説明したが、管理棟60はプレー
ヤとの通話によりゴルフカートKの位置を把握すること
ができるため、必ずしも本出願人が提案した管理システ
ムにより管理棟60がゴルフカートKの位置を把握して
いる必要はない。
【0083】
【発明の効果】以上、説明したような本発明によれば、
データ伝送手段で受信された管理棟からの情報信号によ
り、音声伝送手段の動作を制御するようにしているた
め、音声トランシーバの扱いに不慣れなプレーヤでも簡
単にしかも確実に管理棟に対して音声で緊急連絡内容を
伝えることができるようになる。
【0084】また、音声伝送手段に、音声を受信するこ
とができる受信手段を設けると共に、音声を出力する音
声出力手段を設けることで、管理棟からプレーヤに対す
る応答内容を音声にて行うことができるようになる。ま
た、ゴルフカートに応答メッセージを出力することがで
きる応答メッセージ出力手段を設けることで緊急連絡装
置の低コスト化を図ることができる。
【0085】さらにまた、ゴルフカートの音声伝送手段
の制御を管理棟が行うことができるため、管理棟はゴル
フカートとの個別通信や、一斉通報といったことを音声
により容易に行うことができるといった効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願人が先に提案したゴルフカートの運行管
理システムの概要の説明図である。
【図2】本実施の形態のゴルフカートに搭載される緊急
連絡装置の外観図である。
【図3】本実施の形態の緊急連絡装置の内部構成を示し
たブロック図である。
【図4】本実施の形態のレピータの構成を示したブロッ
ク図である。
【図5】本実施の形態の管理棟の構成を示したブロック
図である。
【図6】本実施の形態の緊急連絡装置の処理動作の一例
を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態である緊急連絡装置の
内部構成を示したブロック図である。
【図8】他の実施の形態の緊急連絡装置の処理動作の一
例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 30 緊急連絡装置、2 緊急連絡ボタン、3 表
示回路、3a 通話許可ランプ、4 マイク、5 スピ
ーカ、11 緊急連絡用制御部、12 音声トランシー
バ回路、13 24 ROM、14 25 RAM、1
5 音声出力回路、16 音声入力回路、17 切換ス
イッチ、18 電源、19 電源スイッチ、20 コン
トロール装置、21 コントロール用制御部、22 デ
ータ通信用無線回路、23 微弱電波受信部、26 カ
ートナンバーIDスイッチ、31音声無線回路、32
発信回路、33 音声合成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K067 AA34 AA35 AA41 BB12 BB41 BB43 DD23 DD24 DD54 EE02 EE10 EE35 FF26 GG01 GG13 HH24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小電力電波を媒体として所要の情報信号
    を管理棟との間で送受信することができるデータ伝送手
    段と、 緊急連絡を行うための緊急連絡用操作子と、 音声入力手段と、 少なくとも、前記音声入力手段から入力された音声を送
    信できる送信手段を備えた音声伝送手段と、 前記緊急連絡用操作子が操作された際に、前記データ伝
    送手段から所定の情報信号を管理棟に対して送信するこ
    とができると共に、前記データ伝送手段で受信された管
    理棟からの情報信号により、前記音声伝送手段の動作を
    制御することができる制御手段とをゴルフカートに備
    え、 前記音声伝送手段によって緊急連絡を可能とすることを
    特徴とするゴルフカートの緊急連絡装置。
  2. 【請求項2】 上記音声伝送手段は、音声を受信するこ
    とができる受信手段を備えていると共に、 前記音声伝送手段で受信された音声を出力する音声出力
    手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のゴ
    ルフカートの緊急連絡装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記データ伝送手段で
    受信された情報信号から応答メッセージコードを検出
    し、その応答メッセージコードに対応した音声が出力さ
    れるように制御することを特徴とする請求項1に記載の
    ゴルフカートの緊急連絡装置。
  4. 【請求項4】 小電力電波を媒体としたデータ伝送手段
    により管理棟との間で所要の情報信号の送受信を行うこ
    とができるゴルフカートの緊急連絡方法として、 ゴルフカートに備えられている緊急連絡用操作子が操作
    された際に、前記データ伝送手段によって所定の情報信
    号を前記管理棟に対して送信し、 前記データ伝送手段によって音声伝送手段の動作制御の
    ための情報信号を受信した際に、前記音声伝送手段によ
    る緊急連絡を可能としたことを特徴とするゴルフカート
    の緊急連絡方法。
JP10202201A 1998-07-16 1998-07-16 ゴルフカートの緊急連絡装置、及びゴルフカートの緊急連絡方法 Withdrawn JP2000024157A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021001541A (ja) * 2020-09-14 2021-01-07 千蔵工業株式会社 トイレ用自動ドアシステム、音声案内装置、音声案内方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021001541A (ja) * 2020-09-14 2021-01-07 千蔵工業株式会社 トイレ用自動ドアシステム、音声案内装置、音声案内方法
JP7026967B2 (ja) 2020-09-14 2022-03-01 千蔵工業株式会社 トイレ用自動ドアシステム、音声案内装置、音声案内方法

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