JP3911991B2 - 活性酸素消去剤および化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ムコ多糖類断片化抑制剤、活性酸素消去剤、抗酸化剤およびこれらを有効成分として含有する化粧料に関するものである。特に、この発明にかかる化粧料は皮膚等の老化防止化粧料の提供を主たる目的とするものであるが、さらにはこの発明の利用分野は前記化粧料の技術分野のみに止まるものではなく、医薬および食品等々の各種技術分野にも広く応用できるものである。
【0002】
【従来の技術】
人は酸素をエネルギーとして利用している。酸素をエネルギーとして利用している限り、一部の酸素は過酸化水素(H),スーパーオキサイド(O ),ヒドロキシラジカル(OH)等の活性酸素となり、この活性酸素は種々の老化・疾病の原因になることが提唱されている。 そして、活性酸素の弊害を除去するためにはスーパーオキサイドジムターゼ(SOD)等の酵素により直接的に活性酸素を消去することができる。
【0003】
ところで、人の皮膚は生体の最外層にあるので、内因性の活性酸素や紫外線によって生ずる外因性の活性酸素による酸化ストレスに絶えずさらされている。皮膚の真皮内の主要成分であるヒアルロン酸で代表されるムコ多糖類は、皮膚のハリを保つためには重要な役割を果たしている。ムコ多糖類は、活性酸素および紫外線によって断片化されて皮膚の老化に結びつくと言われている。したがって、皮膚の真皮内に存在するムコ多糖類の断片化を抑制することは、皮膚の老化にとって重要である。
【0004】
さらにまた、皮膚上に分泌される皮脂は皮膚の外因性のストレスから防護するのに役立っているが、この皮脂は紫外線などにより酸化され過酸化脂質となり、この過酸化脂質は皮膚に対する刺激となるうえに、細胞を攻撃して障害を与えたり、その他の種々の悪影響の原因となって老化に関与するといわれている。したがって、過酸化脂質の生成を抑制することは、肌(皮膚)の状態の悪化防止のみならず、生体自体の老化防止に有効であると考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、各種植物の抽出物群の中から、▲1▼皮膚の老化抑制作用を有するものを検索するために,皮膚の主要構成成分であるムコ多糖類の断片化抑制作用を有するものを検索すること、▲2▼各種老化等の悪影響の原因となる活性酸素(直接的)消去作用を有するものを検索すること、▲3▼活性酸素の存在により間接的に生ずる物質(たとえば過酸化脂質など)により老化等の悪影響の原因となるのを防止するものを検索することをそれぞれ目的として研究した結果、前記▲1▼よりムコ多糖類断片化抑制作用・効果を有するもの、前記▲2▼より活性酸素消去作用を有するもの、前記▲3▼より抗酸化効果を有するものをそれぞれ新たに見出したことに基づいて完成された。
【0006】
そこで、この発明は、天然物(植物)からの抽出物群より得られた副作用が無く,安定で,しかも安全なムコ多糖類断片化抑制剤、活性酸素消去剤、抗酸化剤およびこれらを利用した化粧料(老化防止化粧料)を提供することを目的とするとともに、この発明にかかるムコ多糖類断片化抑制剤、活性酸素消去剤および抗酸化剤の各有効成分は、化粧料の技術分野のみならず医薬の技術分野並びに食品の技術分野にも広くその利用の途を拓くものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、
▲1▼ リュウタン,キキョウ,ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根,サイコ,センキュウ,薄荷葉,ブクリョウ,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,辛夷,半夏,当帰,桂皮,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,バャクシ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,麻黄,黄柏,オウゴン,陳皮,ウコン,ゴシュユ,セイジ,オレガノ ローズマリー,ローレル,タラゴン,オニオン,ナッツメグ,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物群、およびL−システイン,グルタチオン,マンニトール,没食子酸,ソルビン酸カリウム,アセチルアセトン,トリエタノールアミン,タンニン酸,4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾメタン,2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合物群のいずれか一方の群若しくは両方の群より選択された1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とするムコ多糖類断片化抑制剤を構成する。
【0008】
▲2▼ ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根,サイコ,センキュウ,ソウジュツ,薄荷葉,ブクリョウ,甘草,シャクヤク,辛夷,半夏,当帰,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,麻黄,黄柏,杏仁,乾姜,タイソウ,オウゴン,陳皮,ウコン,忍冬,キョウジツ,地黄,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,オニオン,ナッツメグ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,イチョウ,ひじき,いぎす,こんぶ,あらめ,オニワカメ,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物群、およびタンニン酸,2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合物群のいずれか一方の群若しくは両方の群より選択された1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素消去剤を構成する。
【0009】
▲3▼ ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,楊梅皮,葛根,センキュウ,ソウジュツ,薄荷葉,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,辛夷,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,黄柏,乾姜,オウゴン,猪苓,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,ナッツメグ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,アマチャズル,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,ひじき,わかめ,いぎす,こんぶ,あらめ,オニワカメ,青のり,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物群から選択された1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする抗酸化剤を構成する。
【0010】
▲4▼ 前記▲1▼に記載のムコ多糖類断片化抑制剤、前記▲2▼に記載の活性酸素消去剤および前記▲3▼に記載の抗酸化剤からなる群より選択された1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする化粧料を構成する。
ことによりそれぞれの発明を構成することとした。つぎに、各発明▲1▼〜▲4▼について詳細に説明する。
【0011】
この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制剤」,「活性酸素消去剤」,「抗酸化剤」および「化粧料」は、植物の各種抽出物および各種化合物のいずれか一方または両方のうちから選択された1種または2種以上を有効成分として含有している。この植物の各種抽出物は、各種植物から水,低級アルコールまたは低級アルコール水溶液で抽出された抽出物をいう。この明細書においていう「低級アルコール」とは、メタノール,エタノール,プロパノールであり、水に任意の割合で混合し得るアルコール類をいう。
【0012】
この明細書の実施例において使用した供試植物は、各植物の乾燥・粉末物をそれぞれ使用した。また、この明細書の実施例においていう植物の低級アルコールによる抽出液は、ソックスレー抽出器を用いて抽出液を得た。水または低級アルコール水溶液による抽出液は、所定量の供試料を所定量の水または低級アルコール水溶液で所定の条件の下に浸出抽出して各抽出液を得た。そして、植物の各種抽出物は、低級アルコール抽出液についてはそれぞれ有機溶剤を留去して、また水抽出液についてはそのまま凍結乾燥して、さらには低級アルコール抽出液についてはその抽出液の低級アルコール分を減圧濃縮した後凍結乾燥をして、それぞれの植物抽出物を得た。
【0013】
最初に、この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制剤」について説明する。
この発明においていう「ムコ多糖類」とは、中性ムコ多糖類および酸性ムコ多糖類のすべてのムコ多糖類を含む概念をいい、特にヒトに関するムコ多糖類すなわちヒアルロン酸,コンドロイチン,コンドロイチン4−硫酸,コンドロイチン6−硫酸,デルマタン硫酸,ヘパラン硫酸,ペパリンおよびケラタン硫酸Iおよびケラタン硫酸II等々を含まれるのはいうまでもない。
【0014】
この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制剤」は、次の様な観点より産業上の利用性がある。つまり、ヒトの皮膚の真皮内の主要構成成分であるムコ多糖類(ヒアルロン酸等々)は、皮膚のハリの維持のために重要な成分とされている。このムコ多糖類は、紫外線や生体内で生ずる活性酸素により断片化され低分子化されることによって本来の機能を失うと考えられる。そこで、このムコ多糖類(ヒアルロン酸など)の断片化を防止することは、ヒトの皮膚(肌)のシワの予防および皮膚の老化防止に有効であると考えられる。さらにまた、この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制剤」は、医薬の産業分野および食品の産業分野に利用の途を拓くことになる。
【0015】
この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制剤」における各種有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物のいずれか一方または両方のうちから選択された1種または2種以上)の配合量(含有量)は、前記有効成分の種類およびその組合せ並びにその使用目的,実施態様,使用形態・使用回数等々に応じて変動させる,ことができるので、特に限定されない。原則的には、有効量存在すればよいことになるが、一般的にはムコ多糖類断片化抑制剤の組成物に対して0.0001〜100重量%、好ましくは1〜10重量%が利用できる。さらにまた、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物)は1種類でも作用効果を発揮することができるが、2種類以上の有効成分を適宜組み合わせて利用することにより、優れた相乗効果を奏することができる。もとより、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物のいずれか一方または両方のうちから選択された1種または2種以上)は、公知の「ムコ多糖類断片化抑制剤と併用するにより優れた相乗効果を奏することもできる。
【0016】
この発明にかかる各種植物抽出物および各種化合物についてのムコ多糖類断片化抑制作用の測定は、公知の方法によりおこなった。すなわち、▲1▼活性酸素(アスコルビン酸−鉄系)による断片化反応およびアルブミンとムコ多糖類との複合体形成反応を組合せることにより、▲2▼紫外線(UV−A)によるムコ多糖類の断片化反応およびアルブミンとムコ多糖類との複合体形成反応を組合せることにより、それぞれ測定してそれぞれの有効成分の有無の検索をおこなった。表1は各植物の水抽出物の測定結果を、表2は低級アルコール水溶液(50%エタノール水溶液)抽出物の測定結果を、表3は低級アルコール(99.9%エタノール)抽出物の測定結果をそれぞれ示している。
【0017】
発明者等は、前記表1,表2,表3における断片化抑制率が20%以上を示す植物抽出物または化合物に対して、この発明にかかる「ムコ多糖類断片化抑制剤」として利用できる植物抽出物および化合物であると判定した。すなわち、植物の抽出物群としては、リュウタン,キキョウ,ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根,サイコ,センキュウ,薄荷葉,ブクリョウ,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,辛夷,半夏,当帰,桂皮,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,ビャクシ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,麻黄,黄柏,オウゴン,陳皮,ウコン,ゴシュユ,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,タラゴン,オニオン,ナッツメグ,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物の各種抽出物からなる植物抽出物群の中より選択された1種または2種以上が利用できることが新たに判明した。一方、化合物としては、L−システイン,グルタチオン,マンニトール,没食子酸,ソルビン酸カリウム,アセチルアセトン,トリエタノールアミン,タンニン酸,4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾメタン,2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合物群より選択された1種または2種以上の化合物がいずれも利用できることが新たに判明した。したがって、この発明にかかるムコ多糖類断片化抑制剤は、前記植物各種抽出物群および前記化合物群からなる群のいずれか一方の群若しくは両方の群より選択された1種または2種以上を有効成分として含有することをその特徴とするムコ多糖類断片化抑制剤である。
【0018】
つぎに、この発明にかかる「活性酸素消去剤」について説明する。
この発明にかかる「活性酸素消去剤」は、次の様な観点より産業上の利用性がある。つまり、生体内で生成される活性酸素は老化や疾病の原因になることが知られている。生体内では、スーパーオキサイドムターゼ(SOD)等のような酵素により消去できる。しかし、老化とともにこのような活性酸素の消去能が衰退し、老化や疾病を加速すると考えられている。また、前記スーパーオキサイドムターゼ(SOD)は高分子の蛋白質であり、その活性の失活も早く実用的ではない。それに対して、この発明にかかる活性酸素消去剤は各植物の各種抽出物に存在するものであり、中には極めて優れた活性酸素消去能を有し、しかも安定な特性を有するものである。特に、生薬は複合物であり、多種類の活性酸素にバランスよく作用し、しかも熱等に対する安定性に優れているという特筆すべき特性がある。さらにまた、この発明にかかる「活性酸素消去剤」は、医薬の産業分野および食品の産業分野に利用の途を拓くことになる。
【0019】
この発明にかかる「活性酸素消去剤」における各種有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物のいずれか一方または両方のうちから選択された1種または2種以上)の配合量(含有量)は、前記有効成分の種類およびその組合せ並びにその使用目的,実施態様,使用形態・使用回数等々に応じて変動させることができるので、特に限定されない。原則的には、有効量存在すればよいことになるが、一般的には活性酸素消去剤の組成物に対して0.0001〜100重量%、好ましくは1〜10重量%が利用できる。さらにまた、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物)は1種類でも作用効果を発揮することができるが、2種類以上の有効成分を適宜組み合わせて利用することより、優れた相乗効果を奏することができる。もとより、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物のいずれか一方または両方のうちから選択された1種または2種以上)は、公知の活性酸素消去剤と併用することにより優れた相乗効果を奏することもできる。
【0020】
この発明にかかる各種植物抽出物および各種化合物についての活性酸素消去作用の測定は、公知の方法によりおこなった。すなわち、キサンチンとニトロブルーテトラゾリウムを含む燐酸緩衝液とキサンチンオキシダーゼを所定の条件で反応させドデシル硫酸ナトリウムで反応を停止させた後、560nmにおける吸光度を測定してそれぞれの有効成分の有無の検索をおこなった。なお、具体的な測定方法および活性酸素抑制率の算出方法は実施例の項において詳述する。
【0021】
表4は、この発明にかかる植物の各種抽出物および化合物について活性酵素消去率(%)を測定した結果である。発明者等は、表4においてその活性酸素消去率が20%以上を示すものに対してこの発明にかかる「活性酸素消去剤」として利用できると判定した。すなわち、各種植物抽出物としては、ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根,サイコ,センキュウ,ソウジュツ,薄荷葉,ブクリョウ,甘草,シャクヤク,辛夷,半夏,当帰,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,麻黄,黄柏,杏仁,乾姜,タイソウ,オウゴン,陳皮,ウコン,忍冬,キョウジツ,地黄,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,オニオン,ナッツメグ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,イチョウ,ひじき,いぎす,こんぶ,あらめ,オニワカメ,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各植物の各種抽出物からなる各種植物抽出物群より選択された1種または2種以上の植物抽出物が利用できることが新たに判明した。一方、化合物としては、タンニン酸,2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合物のうち、いずれか一方または両方が利用できることが新たに判明した。したがって、この発明にかかる「活性酸素消去剤」は、活性酸素消去剤として利用できる前記植物抽出物群および前記化合物群のいずれか一方の群若しくは両方の群より選択された1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素消去剤である。
【0022】
さらにまた、この発明にかかる「抗酸化剤」について説明する。
この発明にかかる「抗酸化剤」は、次の様な観点より産業上の利用価値があると考えられる。つまり、ヒトの皮膚の上にはその皮膚(肌)を保護するために、皮脂が分泌されている。この皮脂は紫外線などにより酸化され過酸化脂質となり、この過酸化脂質は皮膚に対して刺激となる。また、この過酸化脂質は、細胞の膜を攻撃し障害を与えたりその他の種々の悪影響を与え、これらの障害がさらにヒトの皮膚の老化に関与すると言われている。そこで、この前記過酸化脂質の生成を抑制することは皮膚(肌)の状態の悪化を防止するのみならず生体の老化の予防に対しても有効であると考えられている。さらにまた、この発明にかかる「抗酸化剤」は、医薬の産業分野および食品の産業分野に利用の途を拓くことになる。
【0023】
この発明にかかる「抗酸化剤」における各種有効成分(植物の各種抽出物)の配合量(含有量)は、前記有効成分の種類およびその組合せ並びにその使用目的,実施態様,使用形態・使用回数等々に応じて変動させることができるので、特に限定されない。原則的には、有効量存在すればよいことになるが、一般的には抗酸化剤の組成物に対して0.0001〜100重量%、好ましくは1〜10重量%が利用できる。さらにまた、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物)は1種類でも作用効果を発揮することができるが、2種類以上の有効成分(植物の各種抽出物)を適宜組み合わせて利用することより、優れた相乗効果を奏することができる。もとより、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物)は、公知の「抗酸化剤」と併用することにより優れた相乗効果を奏することもできる。
【0024】
この発明にかかる各種植物抽出物および供試各種化合物についての抗酸化作用の測定は、公知の方法(リノール酸の自動酸化を利用したロダン鉄法)によりおこなった。そして、各植物の各種抽出物および各種化合物について、それぞれの有効成分の有無の検索をおこなった。なお、具体的な測定方法および抗酸化活性率の算出方法は実施例の項において詳述する。
【0025】
表5は、この発明にかかる植物の各種抽出物および化合物について抗酸化率(%)を測定した結果である。発明者等は、表5においてその抗酸化率が20%以上を示すものに対してこの発明にかかる「抗酸化剤」として利用できると判定した。すなわち、各種植物抽出物としては、ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,楊梅皮,葛根,センキュウ,ソウジュツ,薄荷葉,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,辛夷,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,黄柏,乾姜,オウゴン,猪苓,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,ナッツメグ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,アマチャズル,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,ひじき,わかめ,いぎす,こんぶ,あらめ,オニワカメ,青のり,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物群から選択された1種または2種以上を有効成分として利用することができることが新たに判明した。したがって、この発明にかかる抗酸化剤は、前記各種植物抽出物群より選択された1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする抗酸化剤である。
【0026】
この発明にかかる「抗酸化剤」は、化粧料に限らず各種医薬品・各種薬剤,化学品・肥料等々各種関連技術分野において適用できる。加えて、この発明にかかる有効成分は、いずれも皮膚に対する毒性および刺激性が少なく、熱,光に対する安定性が高く,しかも各種化粧料基剤および化粧料添加物に対する安定性も高いという卓越した特性を有している。
【0027】
さらにまた、この発明にかかる「化粧料」について説明する。
この発明にかかる「化粧料」は、次の様な観点より産業上の利用価値があると考えられる。つまり、前述のとおり、「ムコ多糖類断片化抑制剤」,「活性酸素消去剤」および「抗酸化剤」のうち1種または2種以上を有効成分とする化粧料で構成されるから、化粧料に配合される植物の各種抽出物の種類および化合物の種類に基づいて奏しうる作用・効果をそのまま化粧料の作用・効果とすることができる。したがって、この発明にかかる化粧料は、基本的な作用・効果として皮膚(肌)の老化防止化粧料を提供できることになる。
【0028】
この発明にかかる各種有効成分(植物の各種抽出物および化合物群)の各種化粧料に対する配合量(含有量)は、前記有効成分の種類およびその組合せ並びにその化粧料の種類および化粧料の目的,実施態様,化粧料の使用形態・使用回数等々に応じて変動させることができるので、特に限定されない。原則的には、有効量存在すればよいことになるが、一般的には化粧料組成物中0.0001〜100重量%が利用でき、好ましくは0.01〜10重量%、なかでも0.1〜5.0重量%が最適である。特に、用時調製にかかる化粧品組成物として化粧料に適用される場合、この本願発明にかかるムコ多糖類断片化抑制剤,活性酸素消去剤および抗酸化剤のうちから選択されたいずれか1または2以上は100重量%を含めた高配合率で利用されることとなる。
【0029】
さらにまた、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物および化合物)は植物の各種抽抽出物および化合物からなる群より選択された1種類でも作用効果を発揮することができるが、2種類以上の有効成分を適宜組み合わせて利用することより、優れた相乗効果を奏することができる。もとより、この発明にかかる有効成分(植物の各種抽出物および各種化合物)は、公知の「ムコ多糖類断片化抑制剤」,「活性酸素消去剤」および「抗酸化剤」のうちから選択された1または2以上と併用するにより優れた相乗効果を奏することもできるのはいうまでもない。
【0030】
この発明にかかる化粧料の適用範囲は、特に限定されない。つまり、この発明の有効成分が有する作用効果に応じて各作用効果を利用できるすべての化粧料に適用できる。たとえば、この発明にかかる有効成分の1種類または2種類以上を各種化粧料基剤等に配合して、クリーム,乳液,化粧水,パック剤,洗顔料などの各種基礎化粧料、ファンデーション,ほほ紅,口紅,白粉などの各種メーキャップ料、整髪料,養毛剤,シャンプー,リンスなどの各種頭髪用化粧料、石鹸、美爪料、香水、オーデコロン等々、その他の化粧料に対して広範囲に適用できる。また、前記各種化粧料の実施態様は、溶液,エマルジョン,軟膏,オイル,ワックス,ゾル,ゲル,粉末(パウダー),スプレー(エアゾール)などの各種態様で適用できる。
【0031】
この発明にかかる各植物の各種抽出物は、いずれも複合物であるので多種類の活性酸素にバランス良く作用し、また熱安定性も良く、安全性の高い化粧料を提供することができるという卓越した特性を有する。
【0032】
【作用】
この発明にかかる植物の各種抽出物および化合物は、その優れた活性酸素によるムコ多糖類断片化の抑制作用および紫外線によるムコ多糖類断片化の抑制作用に基づき安全性が高く且つ安定性のある「ムコ多糖類断片化抑制剤」を提供することができ、もって皮膚(肌)の老化防止を達成できる。
【0033】
また、この発明にかかる植物の各種抽出物および化合物は、その優れた活性酸素消去作用に基づき安全性が高く、且つ、安定性のある「活性酸素消去剤」を提供することができ、もって老化防止・疾病の防止を達成できる。特に、皮膚(肌)の老化防止には顕著な作用効果を果たすことができる。
【0034】
また、この発明にかかる植物の各種抽出物および化合物は、その優れた抗酸化作用に基づき活性酸素により生ずる悪影響のある物質(たとえば,過酸化脂質)の生成を抑止し、安全性が高く且つ安定性のある「抗酸化剤」を提供することができ、もって皮膚(肌)の状態の悪化を防止し、かつ生体の老化の防止を達成できる。
【0035】
【実施例】
つぎに、実施例によりこの発明をさらに詳細に説明するが、この発明はこれらの実施例により制限されるものではない。なお、実施例中の部は、特にことわりのないかぎり重量部を示す。
【0036】
(1)植物抽出物の調製。
植物抽出物の原材料として、各植物の乾燥・粉末物をそれぞれ10g使用した。第1に、「植物の水抽出物」の調製については、前記原材料10gを円筒濾紙に入れ、イオン交換水100mlに浸し、60℃で8時間加熱抽出して濾液を得た。この操作を4回繰り返し、全ての濾液を合わせ凍結乾燥して植物の水抽出物(乾燥粉末)を得た。次に、「植物の低級アルコール抽出物」および「植物の低級アルコール水溶液抽出物」の調製については、低級アルコールとしてエタノールを使用した。第2に、「植物の50%エタノール水溶液抽出物」の調製については、前記水抽出物調製における抽出操作において、水の代わりに50%エタノール水溶液を使用した。そして、抽出操作中は還流条件の下で抽出をおこなった。すべての抽出液を合わせて、可能な限りエタノールを留去した後の濃縮抽出液を凍結乾燥して「植物の50%エタノール水溶液抽出物」を得た。第3に、「植物のエタノール抽出物」の調製については、ソックスレー抽出器を用いて8時間抽出した後、その溶媒を留去し、抽出物を粉末にして「植物のエタノール抽出物」を得た。
【0037】
(2)試薬類。
ムコ多糖類の供試料としては、ヒアルロン酸ナトリウム(微生物起源)(明治製菓株式会社製)を使用した。一方、紫外線によるヒアルロン酸断片化抑制物質の陽性対象としては、4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾメタン(以下「パルソール1789」という)(GIVADAN社製),2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩(以下「ASL−24S」という)(湘南化学工業株式会社製)を使用した。
【0038】
(3)ムコ多糖類断片化抑制作用の検索試験。
ムコ多糖類の供試料としては、ヒアルロン酸ナトリウム(市販品)を使用した。植物抽出物としては生薬,香辛料,お茶など77種類の植物から得た抽出物について検索した。また、11種類の化合物についても同様にムコ多糖類断片化抑制作用の検索試験を行った。
【0039】
(A)活性酸素(アスコルビン酸−鉄系)によるヒアルロン酸の断片化に対する抑制作用の測定方法。
0.04%ヒアルロン酸ナトリウムを含む0.3Mリン酸緩衝液(pH5.3)0.45mlに、1%の供試料水溶液(植物の各種抽出物水溶液または化合物の水溶液)0.05mlと、アスコルビン酸0.025mlならびに1mM塩化第二鉄水溶液0.025mlとを加え、37℃で24時間インキュベートした後、その反応液0.2mlを取り出し、これに0.1%アルブミンを含む0.04M酢酸ナトリウム/0.08M酢酸緩衝液(pH3.75)2.0mlを加え、よく撹拌する。5分放置後、生成したヒアルロン酸とアルブミンとの複合体の濁度を600nmにおける吸光度(Esr)として測定する。(残存ヒアルロン酸量)
【0040】
本法で用いたヒアルロン酸量の測定では、植物抽出物等とアルブミンとの間でも複合体を生ずる可能性があるため、ブランクとして前記測定操作においてヒアルロン酸ナトリウムのみを除いたときの濁度すなわち吸光度(Eb)を測定して補正した。
【0041】
また、供試料に用いた元のヒアルロン酸量は、前記測定操作のうちアスコルビン酸−鉄系におけるヒアルロン酸の断片化操作を省いた場合のアルブミンとの複合体の濁度を600nmにおける吸光度(Eso)により測定した。
【0042】
ヒアルロン酸の断片化抑制作用率(%)の算出は、前記の方法でアスコルビン酸−鉄系によりヒアルロン酸の断片化を測定したヒアルロン酸量〔「残存ヒアルロン酸量(Esr)」〕の供試料に用いた元のヒアルロン酸量〔「元のヒアルロン酸量(Eso)」〕に対する割合(%)を〔数1〕により算出して求めた。
【0043】
【数1】
Figure 0003911991
【0044】
(B)紫外線(UV−A)によるヒアルロン酸の断片化に対する抑制作用の測定方法。
12穴マルチディッシュ(22mmφ)の各ウェルに0.04%ヒアルロン酸ナトリウムをふくむ0.3Mリン酸緩衝液(pH5.3)を1mlずつ分注し、1%の供試料水溶液(植物の各種抽出物水溶液および化合物の水溶性のもの)を0.1ml加えてヒアルロン酸層を形成する。一方、前記ヒアルロン酸層の上に2−エチルヘキサン酸セトステアリルアルコールエステルを0.5ml重層して油溶性のものを溶解する。そして、紫外線灯(デルマレイFL20SBLB/東芝医療用品株式会社製)で紫外線を37℃で7日間照射した。この照射にかかる紫外線の波長および7日間の照射総エネルギー量は、365nm(12.0KJ/cm)および306nm(67.0J/cm)である。
【0045】
各ウェルより水層の液を0.2ml取り出し、これに0.1%アルブミンを含む0.04Mリン酸ナトリウム/0.08M酢酸緩衝液(pH3.75)の2.0mlを加え、よく撹拌する。5分間放置後、生成したヒアルロン酸とアルブミンとの複合体の濁度を600nmにおける吸光度(Esr)として測定した。(残存ヒアルロン酸量)
なお、試験はすべて無菌的に行い、ヒアルロン酸液はオートクレーブで滅菌処理した。12穴マルチディッシュの蓋を取り、ビニール袋を被せ、紫外線を照射した。
【0046】
本法で用いたヒアルロン酸量の測定でも、植物抽出物等とアルブミンとの間でも複合体を生ずる可能性があるため、ブランクとして前記方法においてヒアルロン酸ナトリウムのみを除いたときの濁度すなわち吸光度(Eb)を測定して補正した。
【0047】
また、供試料に用いた元のヒアルロン酸量は、前記測定操作のうち前記UV−A系におけるヒアルロン酸の断片化操作を省いた場合のアルブミンとの複合体の濁度を600nmにおける吸光度(Eso)として測定した。(元のヒアルロン酸量)
【0048】
紫外線系によるヒアルロン酸の断片化抑制率(%)の算出には、前記(A)のアスコルビン酸−鉄系によるヒアルロン酸の断片化抑制率の算出の場合と同様に、前記の方法で紫外線(UV−A系)によりヒアルロン酸の断片化を測定したヒアルロン酸量(「残存ヒアルロン酸量(Esr)」)の供試料に用いた元の供試ヒアルロン酸量(「元の供試ヒアルロン酸量(Eso)」)に対する割合(%)を〔数2〕により算出して求めた。
【0049】
【数2】
Figure 0003911991
【0050】
〔表1〕は、各植物の水抽出物および各化合物のヒアルロン酸断片化抑制作用の結果を示す。
〔表2〕は、各植物の50%エタノール水溶液抽出物および各化合物のヒアルロン酸断片化抑制作用の結果を示す。
〔表3〕は、各植物のエタノール抽出物および各化合物のヒアルロン酸断片化抑制作用の結果を示す。
【0051】
なお、〔表1〕〜〔表3〕において、断片化方法の欄で「ASA−Fe系」とは活性酸素(アスコルビン酸−鉄系)によるヒアルロン酸の断片化に対する抑制作用の測定方法により測定した結果(ヒアルロン酸断片化抑制率)を示し、「UV−A系」とは紫外線(UV−A)によるヒアルロン酸の断片化に対する抑制作用の測定方法により測定した結果(ヒアルロン酸断片化抑制率)をそれぞれ示す。また、表中の数字は、すべて抑制率(%)を示す。
【0052】
【表1】
Figure 0003911991
【0053】
【表2】
Figure 0003911991
【0054】
【表3】
Figure 0003911991
【0055】
これらの結果より、各種植物の水抽出物,エタノール水溶液抽出物およびエタノール抽出物の各種抽出物並びに化合物にムコ多糖類断片化抑制作用が認められる。
【0056】
活性酸素消去作用の検索試験。
(4)活性酸素消去作用の測定方法。
まず、次の▲1▼発色試液,▲2▼酵素液,▲3▼ブランク液および▲4▼反応停止液を調製する。
▲1▼発色試液:0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)にキサンチンを0.04mmol/l、ニトロブルーテトラリゾウム(NO−TB)を0.24m mol/lとなるように溶解させる。
▲2▼酵素液:0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)にキサンチンオキシダーゼ(バターミルク/Butter milk 由来)を0.049単位/mlとなるように溶解させる。
▲3▼ブランク液:0.1Mリン酸緩衝液(pH8.0)
▲4▼反応停止液:69mMドデシル硫酸ナトリウム
【0057】
「酵素・供試料検体(S)」は、1%供試料水溶液(植物の各種抽出物水溶液または化合物水溶液)0.1mlに発色試液1.0mlと酵素液1.0mlとを加え、37℃で正確に20分間加温後、反応停止液2.0mlを加えて反応を停止させる。反応停止後、560nmにおける吸光度(Es)を測定する。また、「酵素検体(B)」は、1%供試料(植物の各種抽出物水溶液または化合物水溶液)の代わりに蒸留水0.1mlを加えて前記「酵素・供試料検体」の測定の場合と同様の操作をおこなって560nmにおける吸光度(Eb)を測定する。
【0058】
一方、「無酵素・供試料検体(SB)」は1%供試料水溶液(植物の各種抽出物水溶液または化合物水溶液)0.1mlに発色試液1.0mlとブランク液1.0mlとを加え、37℃で正確に20分間加温後反応停止液2.0mlを加えて反応を停止させた後、560nmにおける吸光度(Esb)を測定する。また、「無酵素検体(BB)」は、1%供試料(植物の各種抽出物水溶液または化合物水溶液)の代わりに蒸留水0.1mlを加えて前記「無酵素・供試料検体」と同様の操作をおこない、560nmにおける吸光度(Ebb)を測定する。
そして、活性酸素消去率(%)は次の〔数3〕により算出して求めた。
【0059】
【数3】
Figure 0003911991
【0060】
〔表4〕は、このようにして測定された各供試料の活性酸素消去率(%)を示す。
【0061】
【表4】
Figure 0003911991
【0062】
〔表4〕より、この発明にかかる植物の各種抽出物および化合物には優れた活性酸素消去作用が認められる。
【0063】
抗酸化作用の検索試験。
(5)抗酸化作用の測定方法(ロダン鉄法による)。
2×10−2Mリノール酸原液1mlに0.01%供試料液(植物抽出物液または化合物液)0.2mlと0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)0.8mlとを加え、この混合液を密封して37℃で48時間反応させた後、ロダン鉄法により過酸化物量を測定した。前記反応後の混合液の0.1mlを取り出し、これに75%エタノール4.7mlと30%チオシアン酸アンモニウム液0.1mlとを加えて撹拌し、さらに2×10−2M塩化第一鉄を含む3.5%塩酸溶液0.1mlを加え撹拌後500nmにおける吸光度(As)を測定した。陰性対照として、前記0.01%供試料液(植物抽出物液または化合物液)の代わりに蒸留水を使用した場合の500nmにおける吸光度(Ac)を測定した。また、陽性対照として0.01%イーミックス液(Tween 20を加えて水に溶解したもの)を添加した場合の500nmにおける吸光度(Ab)を測定する。そして、抗酸化活性(%)は、〔数4〕により算出される。
【0064】
【数4】
Figure 0003911991
【0065】
〔表5〕は、この発明にかかる植物の各種抽出物および化合物のそれぞれの抗酸化活性率(%)を示す。
【0066】
【表5】
Figure 0003911991
【0067】
〔表5〕の結果より、植物の各種抽出物および化合物に抗酸化活性があるものが認められる。
【0068】
つぎに、この発明にかかる植物の各種抽出物を利用した化粧料の実施例(処方例)を示す。この実施例により、この発明にかかる化粧料が何らの制限を受けるものではない。
【0069】
Figure 0003911991
〔製法〕
前記水相の成分を混合し、加熱して70℃に保ち水相部とする。一方、他の成分を混合し、加熱溶解して70℃として油相部とする。この油相部を前述の水相部に加えて予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、30℃まで冷却して製品のクリームを得る。
【0070】
Figure 0003911991
〔製法〕
水相の成分を混合し、加熱して70℃に保ち水相部とする。一方、他の成分を混合し加熱溶解して70℃として油相部とする。この油相部を前述の水相部に加えて乳化し、30℃まで冷却して製品の乳液を得る。
【0071】
Figure 0003911991
〔製法〕
顔料を混合し粉砕する。水相を調製し、これに混合した顔料を加え分散させた後、75℃に加熱する。油相を調製し80℃に加熱する。油相を水相に撹拌しながら加え、乳化した後冷却し、50℃で香料を加え、さらに30℃まで冷却して製品を得る。
【0072】
Figure 0003911991
〔製法〕
前記基剤原料を加熱融解し、均一に混ぜる。これに色材を加えてロールミルで練り、均一に色材を分散させた後、再融解して香料を加え、脱泡してから型に流し込み急冷して固める。
【0073】
Figure 0003911991
〔製法〕
顔料を混合し、粉砕機にかけて粉砕する。これを高速ブレンダーに移し、結合剤および防腐剤を混合し、均一にしたものに顔料を加えて更に均一にする。これを粉砕機で処理し、圧縮成形する。
【0074】
Figure 0003911991
【0075】
【発明の効果】
植物の各種抽出物および各種化合物が有する▲1▼ムコ多糖類断片化抑制作用,▲2▼活性酸素消去作用,▲3▼抗酸化作用の特性に基づき、活性酸素を原因とする種々の老化・疾病を有効に予防でき、さらには、これらの特性に基づき優れたムコ多糖類断片化抑制剤,活性酸素消去剤,抗酸化剤が提供できる。しかも、前記ムコ多糖類断片化抑制剤,活性酸素消去剤および抗酸化剤は、植物の各種抽出物由来のものの場合には、その植物には生薬等が多いために、植物の各種抽出物は天然物であり,且つ,複合物であるために安全,熱等に安定であり,副作用も少なく,化粧料はもとより医薬・食品の技術分野などにも広く途を拓く等々、発明の目的を達成する顕著な効果を奏する。

Claims (2)

  1. ハイビスカス,アロエ,黄精,薄荷葉,忍冬,いぎす,こんぶ,オニワカメ,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物群、および2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合物群のいずれか一方の群若しくは両方の群より選択された1または2以上を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素消去剤。
  2. 請求項1に記載の活性酸素消去剤を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素消去の効能を有する化粧料
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