JP5807234B2 - 化粧料、エラスターゼ阻害剤及び抗酸化剤 - Google Patents

化粧料、エラスターゼ阻害剤及び抗酸化剤 Download PDF

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Description

本発明は、マメ目マメ科ハバルディア属ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を含有する化粧料、アンチエイジング化粧料、エラスターゼ阻害剤、及び、抗酸化剤に関する。
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織からなるが、中でも真皮は皮膚の構造維持に極めて重要であり、エラスチン、コラーゲンといった線維などから形成される真皮結合組織によって皮膚のはりが保たれている。この結合組織が収縮力を失うことによって、弾力性が損なわれ、皺や皮膚のタルミが発生すると考えられている。
エラスチンが分解する原因のひとつとして、エラスターゼによる分解が考えられ、その分解を阻害することによって皮膚のタルミやシワ、動脈硬化等を防止又は改善することができると思われる。近年、この皮膚のタルミやシワ、動脈硬化等を防止又は改善する多くの皮膚外用剤および内用剤が知られ、皮膚外用剤の有効成分としてレチノイン酸、α−ヒドロキシ酸、レチノール等が報告されている。しかしながら、これらの有効成分の中には皮膚刺激性や安定性に問題があるものや、効果が十分でないものもあった(特許文献1)。
また、皺や皮膚のタルミが現れる原因物質の一つとして、大気中の酸素が紫外線や酵素等の影響を受けて生成するいわゆる活性酸素が考えられている。このような活性酸素には、フリーラジカルであるスーパーオキシドやヒドロキシラジカルといったものと、非ラジカルである一重項酸素や過酸化水素といったものがある。これら活性酸素は脂肪酸を酸化し、過酸化物を生成させる。その上、生成した過酸化物と活性酸素は、生体に対してコラーゲン線維の架橋、ヒアルロン酸の断片化、DNA螺旋の部分開裂、連鎖的ラジカルの発生による組織の損傷等の悪影響を及ぼし、その結果として、皮膚の皺や弾力消失、脱毛といった生体の老化を促進するといわれている。
これらに対する対策として、アスコルビン酸やトコフェノールやポリフェノールなどの抗酸化作用を有し、活性酸素を除去する作用の有する成分を配合した化粧料が多々ある(例えば、特許文献2〜3参照)。しかしながら、これらの原料は高価であり、また安定性が悪いといった問題があった。
特開2005−023021号公報 国際公報第97/14705号パンフレット 特開2004−175856号公報
本発明は、マメ目(Fabales)マメ科(Favaceae)ハバルディア属(Havardia)ハバルディア・メキシカーナ(Havardia Mexicana)樹皮の抽出物を含有する化粧料、並びに、マメ目マメ科ハバルディア属ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物の抽出物を有効成分とするエラスターゼ阻害剤及び抗酸化剤を得ることを目的とするものである。
本発明はマメ目マメ科ハバルディア属ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を含有することを特徴とする化粧料である。
上記化粧料はアンチエイジング化粧料であることが好ましい。
本発明は、マメ目マメ科ハバルディア属ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を有効成分とするエラスターゼ阻害剤でもある。
本発明は、マメ目マメ科ハバルディア属ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を有効成分とする抗酸化剤でもある。
本発明によって、優れたエラスターゼ阻害作用及び抗酸化作用を有し、アンチエイジング化粧料として有用な化粧料を提供することができる。
本発明の化粧料は、上記マメ目マメ科ハバルディア属ハバルディア・メキシカーナ(以下、ハバルディア・メキシカーナと記す)樹皮の抽出物を配合するものである。上記ハバルディア・メキシカーナは、メキシコ原産の樹木であり、本発明においてはその樹皮を使用する。ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物は、水又は水溶性溶媒の抽出溶媒を使用して抽出することができる。また、抽出溶媒を使用して抽出した後に、加水分解を行うこともできる。また、酵素を用いて分解した後に抽出溶媒を使用して抽出することもできる。
抽出溶媒としては、水、生理食塩水、アルコール類(例えば、メタノール、無水エタノール、エタノール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール)、アセトン等のケトン類、エチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルム等を挙げることができる。なかでも、水を使用することが好ましい。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記抽出を行った後は、濾過、遠心分離又はデカンテーション等により固形物を除去し、目的とする抽出物を得ることができる。
上記ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物は、必要に応じてpHを調整し、ゲル濾過又は限外濾過にて高分子を除去しても活性は失われることはない。また、上記酵素分解物又はその分画成分は、減圧濃縮、限外濾過又は凍結濃縮等の方法により濃縮してもよく、凍結乾燥、噴霧乾燥又は平板乾燥等の方法により乾燥粉末化することもできる。
このようなハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物は、エラスターゼ阻害剤及び抗酸化剤としての作用を有するものであることが発明者らの検討によって明らかになった。このようなエラスターゼ阻害剤及び抗酸化剤としての作用を有するものであることから、化粧料に配合することによって、皺や皮膚のたるみを改善することができ、アンチエイジング化粧料の有効成分として使用することができる。上記ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を有効成分とするエラスターゼ阻害剤及び抗酸化剤も、本発明の一つである。
本発明の化粧料は、上記ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を0.01〜10質量%含有するものであることが好ましい。上記範囲内の配合とすることで、エラスターゼ阻害剤、及び抗酸化剤としての効果を好適に得ることができる。上記配合量は0.1〜2質量%であることがより好ましく、0.5〜1質量%であることが更に好ましい。
本発明の化粧料としては、例えば、皮膚化粧料類、皮膚貼付用シート、化粧用シート等を挙げることができる。本発明の化粧料は、医薬部外品、指定医薬部外品、外用医薬品等を含むものであり、その剤形も目的に応じて任意に選択することができる。
具体的には、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ジェル、ローション、オイル、パック、ミスト、顔面用又は身体用化粧シート等の皮膚化粧料、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ等のメークアップ化粧料、ボディーソープ、ハンドソープ、石鹸等の洗浄用組成物、シャンプー、リンス、トリートメント、セット剤等の毛髪用化粧料等を挙げることができる。
本発明の化粧料には、上述した成分の他にも、必要とする効能、効果に応じて以下の物質から適宜選択して配合することができる。例えば、一般に用いられている油脂類、界面活性剤、保湿剤、美白剤、pH調整剤、粘結剤及び増粘剤、多価アルコール類、精油及び香料類、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、植物粉砕物及び生薬類、無機塩類及び無機酸類、洗浄剤、乳化剤等の各種化粧料成分が挙げられる。
上記油脂類としては、一般に化粧料で汎用されている、例えば、大豆油、アーモンド油、パラフィン、セタノール、アボガド油、オリーブ油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、ヌカ油、卵黄油、ひまし油、スクワラン、ラノリン、流動パラフィン、白色ワセリン等の植物性油脂;牛脂、豚脂、馬脂、タートル油、ミンク油、パーセリン油、スクワラン等の動物性油脂;メチルポリシロキサン、ベヘニルアルコール、トリカプリン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、流動パラフィン、DHA、EPA等の合成油脂等が挙げられる。
上記界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリン酸ジエタノールアミド等の陰イオン性界面活性剤;ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム等の陽イオン性界面活性剤;グリセリルモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖エステル、脂肪酸アミド等の非イオン性界面活性剤、高分子界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、ポリペプチド誘導体、天然系界面活性剤等が挙げられる。
上記保湿剤としては、ピロリドンカルボン酸ソーダ、パンテテイン−Sスルホン酸塩等の合成保湿剤;ヒアルロン酸、エラスチン、ケラチン、デルマタン硫酸、コラーゲン、胎盤抽出液、ローヤルゼリー及びこれらの加水分解物、微生物発酵液、例えばキチン、キトサン、ペクチン、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン等や、その他の植物や動物由来の抽出液、植物油及びそのエステル化物、誘導体等の天然保湿剤等が挙げられる。
上記美白剤としては、例えば、アスコルビン酸及びその塩や誘導体、アルブチンやこれらの誘導体、胎盤抽出液、その他の植物や動物由来の抽出液等が挙げられる。
上記pH調整剤としては、例えばクエン酸、乳酸、サリチル酸、酒石酸、リンゴ酸、安息香酸、クエン酸ナトリウム、フマル酸、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム等の有機酸、無機酸及びその塩類等が挙げられる。
上記粘結剤及び増粘剤としては、一般に化粧料で汎用されている、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、カゼイン、ぺクチン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ローカストビーンガム、寒天、カーボポール、キサンタンガム、ベントナイト等が挙げられる。
上記多価アルコール類としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリオキシエチレングリセリン(26E.O)等が挙げられる。
上記精油及び香料類としては、ラベンダー油、ジャスミン油、ローズ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、タイム油、ショウブ油、ウイキョウ油、スギ油、ヒバ油、ラズベリー油、ヒノキ油、バラ油、ユーカリ油、カンファー、ペパーミント油、スペアミント油、ゲラニオール、ミカン油、トウヒ油、シトロネロール、テルペン類、コーヒー油、茶油、椿油、ラズベリーケトン等の天然及び合成香料等が挙げられる。
上記防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、エタノール、デヒドロ酢酸等が挙げられる。
上記酸化防止剤としては、例えば、EDTA4Na、EDTA2Na、ブチルオキシトルエン、ヒドロキシブチルトルエン、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)及びこれらの誘導体等が挙げられる。
上記紫外線吸収剤としては、紫外線を選択的に吸収する性質を有するものであれば特に限定されることはないが、例えば、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、シノキサート、ジイソプロピルケイ皮酸メチル、メトキシケイ皮酸オクチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸オクチル等が挙げられる。
上記顔料としては、例えば、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、ナイロンパウダー、酸化亜鉛、セリサイト、マイカ、タルク、カーボン、薬用炭等が挙げられる。
上記植物粉砕物及び生薬類としては、レモンの皮、海藻、ヒノキ、ヒバ、フッカス、米ヌカ、ショウブ、ショウキョウ、カンゾウ、チンピ、ユズ、トウキ、ニンジン、ハッカ、ケイヒ、ウバイ、ヨモギ、ドクダミ、モモノハ、カミツレ、アロエ、ジャスミン、ローズヒップ、ラベンダー、グァバ、オウゴン、クコ、レイシ、ニワトコ、アシタバ、ウコギ、ゴボウ、黒ゴマ、黒米、藤三七人参、高麗人参、田七人参、セッコツ草、センキュウ等の粉砕物及びその乾燥物並びにその抽出液等が挙げられる。
上記無機塩類及び無機酸類としては、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ酸、ほう砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、リン酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸カルシウム、硫黄、セスキ炭酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、無水ケイ酸、メタケイ酸、ホウ酸、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二水素化マグネシウム、海水乾燥物等が挙げられる。
上記洗浄剤としては、例えば、脂肪酸石鹸、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキルエーテルカルボン酸塩等のアニオン界面活性剤、脂肪族等が挙げられる。
上記乳化剤は、化粧品原料として公知の物質を用いることができる。特に好ましいものとして、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖エルカ酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル;テトラグリセリンモノステアリン酸エステル、テトラグリセリンモノオレイン酸エステル、テトラグリセリントリステアリン酸エステル、ヘキサグリセリンモノラウリン酸エステル、ヘキサグリセリンモノミリスチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノステアリン酸エステル、ヘキサグリセリントリステアリン酸エステル、デカグリセリンモノラウリン酸エステル、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル、デカグリセリンモノステアリン酸エステル、デカグリセリンジステアリン酸エステル、デカグリセリントリステアリン酸エステル、デカグリセリンペンタステアリン酸エステル、デカグリセリンモノイソステアリン酸エステル、デカグリセリンジイソステアリン酸エステル、デカグリセリンペンタイソステアリン酸エステル、デカグリセリンモノオレイン酸エステル、デカグリセリントリオレイン酸エステル、デカグリセリンペンタオレイン酸エステル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノイソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ソルビタン等のソルビタン分岐脂肪酸エステル;大豆レシチン、卵黄レシチン、水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチン、更にこれらのレシチン類を酵素処理によりモノアシル体としたリゾレシチン及び/又は水素添加リゾレシチン、ヒドロキシル化したヒドロキシレシチン等のレシチン類;モノイソステアリン酸グリセリル、セスキイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル等のグリセリン分岐脂肪酸エステル:等を挙げることができ、1種以上を組み合わせて用いることができる。
更に、本発明の化粧料は、上記のもの以外にも、必要に応じてその他の成分として、乳糖、牛乳、練乳等の乳由来成分;チタン、タルク等の無機顔料;イソプロピルメチルフェノール、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロロヘキシジン等の殺菌剤;ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンP、CoQ10、CoQ9、CoQ8、チオクト酸等のビタミン類及び補酵素、無水珪酸、合成珪酸アルミニウム等の流動化剤;医薬品、医薬部外品並びに化粧品用タール系色素等を適宜配合できる。
本発明の化粧料には、上述した成分の他にも、美容、美顔及び皮膚の治療等を目的とする薬効成分等の各種化粧料成分を適宜配合することができる。
上記薬効成分としては、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エチナシ葉エキス、オウバクエキス、オオムギエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カルカデエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クマザサエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、酵母エキス、コンフリーエキス、コケモモエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、スイカズラエキス、セイヨウキズナエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、ゼニアオイエキス、センブリエキス、タイソウエキス、タイムエキス、チョウジエキス、チガヤエキス、トマトエキス、納豆エキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、フキタンポポエキス、フキノ蜂蜜、トウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、モモ葉エキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス等が挙げられる。
また、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸二カリウム、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンE、ビタミンE誘導体等の血行促進剤、β−カロチン及びカルチノイド誘導体等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、γ−オリザノール、タンパク質分解酵素等の創傷治癒剤、セファランチン、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、アセチルパントテニルエチルエーテル、エストラジオール、エチニルエステラジオール、塩化カプロニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、カンフル、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、l−メントール、メントールのピロリドンカルボン酸塩、モノニトログアヤコール、尿素、レゾルシン、γ−アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン及び女性ホルモン様物質、カンタリスチンキ、シクロスポリン、鎮痛剤、精神安定剤、抗高血圧剤、抗生物質、抗ヒスタミン剤、抗菌性物質等も任意に配合することができる。
上記化粧料の製造方法としては特に限定されず、従来の製造方法を用いることができ、化粧料の調製の任意の工程において、適宜、ハバルディア・メキシカーナの抽出物を添加する方法を挙げることができる。
本発明の化粧料において、ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物の配合量は、固形分基準で0.001〜10質量%であることが好ましく、0.1〜2質量%であることがより好ましく、0.5〜1質量%であることが更に好ましい。上記範囲内の配合とすることで、エラスターゼ阻害剤、及び抗酸化剤としての効果を好適に得ることができる。
以下に、実施例を示して本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合量はすべて質量%を表す。
(ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物の調製方法)
ハバルディア・メキシカーナ樹皮粉末500gに対し、15L純水を加えて、低温(4℃)、5日間抽出したのち、遠心分離(5000rpm×30分間)によって沈殿を除去し、上澄みを凍結乾燥し、ハバルディア・メキシカーナ樹皮の水抽出物(81g)を得た。
(エラスターゼ阻害作用)
試験例 1 エラスターゼ阻害作用の測定
ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物について、以下のようにしてエラスターゼ阻害作用試験を行った。即ち、96ウェルプレートを用いて、0.1mol/Lのトリス−塩酸緩衝液(pH8.0)で調製した試料溶液50μL及び20μg/mLの豚膵臓由来エラスターゼ溶液50μLを混合した。その後、上記緩衝液で調製した0.4514mg/mLのN-succinyl-Ala-Ala-Ala-p-nitroanilide100μLを添加して、37℃で20分反応させた。反応終了後、波長415nmにおける吸光度を測定した。次式に基づき、得られたデータから、エラスターゼ阻害率(%)を算出した。
エラスターゼ阻害率(%)={1−(C−D)/(A−B)}×100
式中、Aは「酵素のみ添加時の波長415nmにおける吸光度」を表し、Bは「試料無添加及び酵素無添加時の波長415nmにおける吸光度」を表し、Cは「試料添加及び酵素添加時の波長415nmにおける吸光度」を表し、Dは「試料添加及び酵素無添加時の波長415nmにおける吸光度」を表す。
結果を表1に示す。
表1の結果から、ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物が、優れたエラスターゼ阻害活性を有することが明らかである。
(抗酸化作用)
試験例 2 DPPH法によるラジカル消去能の測定
ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物のラジカル消去能を測定することにより抗酸化効果を評価した。安定なラジカル剤として2,2−Dipheyl−1−picrylhydrazyl(SIGMA社製。以下、DPPHという。)を用いて抗酸化活性を測定した。DPPHは517nmに吸収をもつ化合物(紫色)であり、ラジカルが消去されることにより、517nmにおける吸収が消滅する。評価方法としては、0.4mMのDPPH溶液0.9mlに80%エタノール及び種々濃度のハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物の溶液を加え、517nmにおける吸光度の減少を測定した。ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物のDPPHラジカル消去能の測定結果を表3に示す。
結果を表2に示す。
(処方例)
実施例1〜6
以下の組成により、上述のハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を含む皮膚化粧料(化粧水、乳液、クリーム、シート状パック、粉末状パック、入浴剤)を調製した。
実施例1(化粧水)
[組成]
原料成分 配合量(質量%)
エタノール 10.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 1.0
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ジプロピレングリコール 3.0
ポリエチレングリコール1500 1.0
リン酸塩 0.5
メチルパラベン 0.1
ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物 0.1
精製水 残量
実施例2(乳液)
[組成]
原料成分 配合量(質量%)
(A成分)
ステアリン酸 1.0
ステアリン酸グリセルエステル 2.0
セタノール 1.0
コレステロール 0.5
ワセリン 2.0
スクワレン 5.0
流動パラフィン 5.0
シリコーン油 1.0
プチルパラベン 0.1
ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物 0.5
(B成分)
アシルグルタミン酸塩 1.0
アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.2
グリセリン 2.0
ジプロピレングリコール 3.0
精製水 総量を100とする残量
〔調製法〕
上記に示す成分Bを成分Aに添加し攪拌することにより、乳液を調製した。
実施例3(クリーム)
[組成]
原料成分 配合量(質量%)
(A成分)
ステアリン酸 2.0
ステアリン酸グリセリンエステル 2.0
セタノール 3.0
コレステロール 0.5
ワセリン 2.0
スクワレン 5.0
流動パラフィン 10.0
シリコーン油 1.0
ブチルパラベン 0.1
ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物 1.0
(B成分)
アシルグルタミン酸塩 1.0
カルボキシビニルポリマー 0.15
アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.15
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 3.0
精製水 残量
(調製法)
上記に示したA、B成分を各々80℃に加熱溶解した後、混合して撹拌しつつ、30℃まで冷却して各スキンクリ−ムを調製した。
実施例4(シート状パック)
[組成]
原料成分 配合量(質量%)
ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物 1.0
ポリアクリル酸ナトリウム 2.0
ポリビニルピロリドン 0.5
グリセリン 25.0
1、3−ブチレングリコール 10.0
パラベン 0.1
香料 0.1
L−メントール 0.1
含浸不織布 10.0
精製水 残量
実施例5(粉末状パック)
[組成]
原料成分 配合量(質量%)
ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物 2.0
アルギン酸ナトリウム 15.0
タルク 20.0
クエン酸 0.2
クエン酸ナトリウム 0.6
パラベン 0.1
香料 微量
焼セッコウ 残量
実施例6(入浴剤)
[組成]
原料成分 配合量(質量%)
ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物 0.5
ジオウエキス 0.1
ニンジンエキス 0.05
チンピ末 1.0
マカデミアナッツ油 0.05
ヒバ油 0.1
1、3−ブチレングリコール 1.0
キシリトール 0.5
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.5
無水硫酸ナトリウム 残量
実施例1〜6においては、ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を含む化粧水、乳液、クリーム、シート状パック、粉末状パック、入浴剤を好適に調製することができた。
得られた化粧料は、使用感、安定性等において問題ないものであった。
本発明の化粧料は、各種皮膚化粧料として使用することができる。

Claims (4)

  1. マメ目マメ科ハバルディア属ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を含有することを特徴とする化粧料。
  2. アンチエイジング化粧料である請求項1記載の化粧料。
  3. マメ目マメ科ハバルディア属ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を有効成分とするエラスターゼ阻害剤。
  4. マメ目マメ科ハバルディア属ハバルディア・メキシカーナ樹皮の抽出物を有効成分とする抗酸化剤。

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