JP2006290742A - 老化防止化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】抗酸化作用(ラジカル消去能)や保湿作用など、老化防止化粧料用の配合成分として有用な諸活性を具えた黒大豆抽出物について、その難点である経時安定性の不十分さと皮膚刺激性を改善し、かかる改善された黒大豆抽出物の加工物を老化防止化粧料に有効成分として配合することにより、有効性と品質安定性、さらには生体安全性にすぐれた老化防止化粧料の提供を可能ならしめること。
【解決手段】黒大豆抽出物に、蛋白分解酵素等による加水分解処理を施し、ここに得られる黒大豆抽出物加水分解物を老化防止化粧料の有効成分として用いること。
【選択図】 なし

Description

本発明は、黒大豆由来の成分を有効成分としてなる老化防止化粧料に関し、詳しくは、すぐれた抗酸化作用と保湿作用とを併せ有すると共に、品質安定性が良好でかつ皮膚刺激等の恐れがなく安全性の高い黒大豆由来成分を有効成分として含み、シミ、ソバカスや肌荒れなど肌のトラブルの予防、症状改善に有効で、しかも生体安全性や品質保持性にもすぐれた老化防止化粧料に関する。
今日、人々の皮膚は、排気ガスやタバコの煙などで汚染した空気や紫外線などの外的な刺激によりダメージを受けている。又、精神的なストレス等の内的な要因も皮膚に悪影響を及ぼす。
これらの内外から受けるストレスは、体内にラジカルを発生させる原因となる。ラジカルは、その高い反応性に基づく殺菌作用により、生体内への細菌やウイルスの侵入に際して、それら異物から生体を防御する役割を果たしているが、一方生体内でラジカルが過剰に産生されると、異物のみならず生体の組織や臓器にも傷害を与え、各種疾病の発症要因となったり、或いは生体の老化を加速する結果となる。
皮膚について云えば、過剰のラジカルは皮膚細胞に直接障害を及ぼすばかりでなく、細胞外マトリックス成分のコラーゲンを変性或いは架橋させてシワの形成や皮膚の弾力性の低下をもたらし、さらにはメラニン色素の異常沈着を誘発してシミ、ソバカスを生じせしめるなど、皮膚に様々なダメージを与える。
また、このように様々なダメージを受けた皮膚は、そのバリア機能が低下して水分を保持することが出来なくなり、乾燥する原因ともなる。バリア機能が低下し乾燥した皮膚は、さらに異物の侵入が容易になるなど皮膚の状態は益々悪化してしまう。
ラジカルに基づくこのような皮膚のトラブルを防止し、皮膚を若々しく健全な状態に維持し或いは改善する目的で、従来よりラジカル消去能を有する種々の成分を化粧料中に配合することが行われている。
かかる成分としては、例えばスーパーオキシドディスムターゼ(Superoxide dismutase)やカタラーゼなどの生体内活性酸素分解酵素;ビタミンE、ビタミンDなどのビタミン類;γ−オリザノール;イチョウ、エイジツ、サイコ、シャチノキ、シラカバ、スモモ、月見草、ナツユキソウ、ハマメリス、メリッサ等の植物の抽出物などが使用され或いは提案されているが、それら従来のラジカル消去剤は、消去能が必ずしも十分でないとか、或いは消去能は高いものの安定性が不十分で経時的に活性低下を来すといった欠点や、さらには皮膚刺激性を有するため安全性に問題があるなどの難点もあって、老化防止化粧料の配合成分として実用上十分満足し得るものとは言い難い。
また、皮膚の乾燥を防ぎ、防御機能を高める目的で、種々の保湿剤を化粧料に配合することも行われている。
かかる成分としては、グリセリン、ブチレングリコール、ポリオールなどのグリコール類、マルチトール、ソルビトール、グルコースなどの糖類やアミノ酸、ペプチド類、アロエエキス、オクラエキス、ダイズエキスなどの植物の抽出物等が使用され或いは提案されているが、それら従来の保湿剤では、ラジカルによるダメージを防ぐことができず、老化防止の観点に鑑みると、実用上十分なる効果があるとは言えない。
さらに、上記のような抗酸化成分と保湿剤を組み合わせて化粧料中に配合することも提案されているが、複数の成分を配合するため、安定性、安全性の面で満足するものは得られていないのが現状である。
本発明者らは、上述の如き従来技術の問題点に鑑み、ラジカルによるダメージから皮膚を保護するために用いてより有用性の高い化粧料配合成分について研究を進めている中で、黒大豆の抽出物が顕著な抗酸化作用(ラジカル消去能)と保湿作用とを併せ有することに着目し、該抽出物を化粧料配合成分として用いた場合、その抗酸化作用と保湿作用との複合的・相乗的効果によって、皮膚の老化や肌荒れの予防、改善に著効を示す化粧料の提供が可能となるとの観点から検討を進めた結果、黒大豆の抽出物は、確かに上記の皮膚の健全化、健常化に極めて高い有効性を示すものの、保存安定性が必ずしも十分でなく、保存中に活性、特に抗酸化活性が低下して有効性が損なわれるという難点があり、加えて皮膚への刺激性に関してもなお改善を要する点があって、化粧料配合成分としての使用に当たっては、それら問題点の解決が不可欠であることが明らかとなった。
本発明は、化粧料配合成分としての黒大豆抽出物に見られる上記の如き問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、黒大豆抽出物の有するすぐれた抗酸化作用及び保湿作用を何ら損なうことなく、その難点である経時的な活性の低下とさらには皮膚刺激性を改善し、かかる改善された黒大豆由来成分を化粧料配合成分として用いることによって、有効性と品質の安定性、さらには生体安全性のいずれにもすぐれた老化防止化粧料の提供を可能ならしめることにある。
即ち本発明は、黒大豆の抽出物に、その抽出時及び/又は抽出後に加水分解処理を施して得られる黒大豆抽出物加水分解物を含有してなる老化防止化粧料である。
なお、本発明に於いて、化粧料なる文言は、所謂化粧料のほかに医薬部外品までも含む広義で用いる。
本発明の老化防止化粧料で有効成分として用いる黒大豆抽出物加水分解物は、黒大豆抽出物の有する高い抗酸化作用(ラジカル消去作用)と保湿作用をそのまま具えており、このため本発明の老化防止化粧料を皮膚に適用した場合、そのすぐれた抗酸化作用により、フリーラジカルが皮膚にもたらす種々のダメージ、例えば皮膚細胞の損傷による肌荒れ、細胞外マトリックス成分であるコラーゲンの変性、架橋によるシワの発生や皮膚の弾力性の低下、さらにはメラニン色素の異常沈着によるシミ、ソバカスの発生などが抑止或いは改善されると共に、かかる抗酸化作用に基づく効果にさらに保湿効果が複合的、相乗的に寄与することにより、従来の配合剤では対処困難であったフリーラジカルに起因する乾燥肌の予防、症状改善もが可能となり、これによってより効果的に皮膚の老化や肌荒れが防止されるとの特段の効果が発揮される。
そればかりでなく、本発明の老化防止化粧料は、その有効成分たる黒大豆抽出物加水分解物の示す上記諸作用の経時安定性が、黒大豆抽出物に比べて大きく改善されていることから、長期保存中にも有効性の低下を来す恐れがなく品質安定性に極めてすぐれている。加えて、本発明で用いる黒大豆抽出物加水分解物は、未処理の抽出物に比べて皮膚刺激性が大幅に軽減されており、従って本発明の老化防止化粧料は、これを皮膚に適用したとき、皮膚刺激による紅斑等の発生がなく生体安全性にもすぐれている。
本発明で素材として用いる黒大豆の化粧料配合成分としての利用については、特開昭56−113284号公報に、まめ科植物の黒豆(くろまめ)の抽出物が高い抗酸化能を示し、化粧料用の抗酸化剤として有用であることが、又特開2004−115466号公報及び特開2004−149441号公報に、黒大豆に含まれるプロアントシアニジンが抗酸化作用(活性酸素除去作用)を有し、老化防止剤として利用可能であることがそれぞれ開示されているが、それら先行文献には、黒大豆抽出物の有する抗酸化作用の経時安定性が加水分解処理によって著しく改善されることや、該抽出物の示す皮膚刺激性が同じく加水分解処理によって軽減されることについては、何らの開示も示唆もなされておらず、それらの事実は本発明を俟って初めて明らかとなったところである。
なお、黒大豆の化粧料への利用については、上記の他に特開平2−134309号公報及び特開平5−320024号公報に、黒大豆含有成分のプロアントシアニジン及び黒大豆抽出物をそれぞれ有効成分とする美白化粧料の発明が開示され公知となっているが、それらの発明はいずれも、黒大豆成分を美白剤として用いるというものであって、本発明とは明らかに作用効果、用途を異にするものである。
特開昭56−113284号公報 特開2004−115466号公報 特開2004−149441号公報 特開平2−134309号公報 特開平5−320024号公報
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で素材として用いる黒大豆は、植物分類学上は大豆(学名:Glycine max(L.) Merill)と同一種に分類される植物であるが、その種子(いわゆる黒豆)が外観上黒色を呈することと強い抗酸化作用成分を含む点で、大豆とは性状及び含有成分を異にし、かかる点で大豆と峻別される。
本発明の老化防止化粧料中に有効成分として配合される黒大豆抽出物加水分解物は、上記の黒大豆を溶媒で抽出して抽出物を調製する際もしくは抽出後に、抽出物に酵素等による加水分解処理を施すことによって得られる。
黒大豆の抽出物の調製に当たって、黒大豆の抽出部位には特に限定はなく、例えば種子、果実、葉、茎、根、全草など適宜の部分を用いることができるが、なかでも得られる抽出物、さらにはその加水分解物の奏する抗酸化作用及び保湿作用の観点から種子の使用が最も好ましい。
抽出物の調製は、黒大豆の抽出対象部位を、必要ならば予め水洗して異物を除いた後、これをそのままもしくは乾燥し、さらに必要ならば細切或いは粉砕した上、浸漬法、向流抽出法など常法に従って抽出溶媒と接触せしめることによって行うことができる。又場合によっては、超臨界抽出法を採用してもよい。
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノールなどの低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチルなどのエステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル類;n−ヘキサン、トルエン、クロロホルムなどの炭化水素系溶媒などが挙げられ、それらは単独でもしくは二種以上混合して用いられる。
それら抽出溶媒のうちでも、得られる抽出物の抗酸化作用及び保湿作用の観点から、また化粧料への幅広い適用が可能であるという点からも、本発明に於いては水、或いは低級アルコール類、多価アルコール類などの親水性の溶媒が好適に用いられる。抽出溶媒の好ましい例としては、例えば水もしくは低級アルコール類(特にエタノール)の単独使用、水と低級アルコール類(特にエタノール)との混合溶媒或いは水と多価アルコール類(特に1,3−ブチレングリコールもしくはプロピレングリコール)との混合溶媒の使用等が挙げられるが、なかでも水の単独使用が最も好ましい。又、この水の単独使用は、黒大豆抽出物の加水分解処理を酵素を用いて行う場合には、とりわけ好ましいものと言うことができる。
混合溶媒を用いる場合、各溶媒の混合比は、例えば水とエタノールとの混合溶媒であれば、重量比(以下同じ)で1:5〜25:1、水と1,3−ブチレングリコールとの混合溶媒であれば、1:5〜15:1、又水とプロピレングリコールとの混合溶媒であれば、1:5〜15:1の範囲とすることが好ましい。
抽出物の調製に当たって、抽出液のpHに特に制限はないが、一般にはpH4〜9の範囲とすることが好ましい。
かかる意味で、黒大豆抽出物加水分解物を調製するに当たって、加水分解処理を抽出と同時に行う場合には、該処理は、酸やアルカリよりも酵素を用いて行うことが望ましく、又この酵素による加水分解処理を抽出と同時に行う場合にあっては、抽出液のpHを酵素の至適pH付近に保持することが好ましい。
pHの調整は、前記した抽出溶媒中に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤や、クエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤等を配合することによって行われる。
抽出温度、時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpH、或いは黒大豆の抽出部位・細切度等によっても異なるが、例えば水を抽出溶媒とする浸漬法の場合であれば、抽出温度は、一般に4〜100℃、好ましくは4〜80℃の範囲であり、又抽出時間は、4℃の冷温抽出の場合で1時間〜50日間、特に24時間〜20日間、40℃の中温抽出の場合で1時間〜20日間、特に3時間〜5日間、80℃の高温抽出の場合で10分〜8時間、特に30分〜3時間の範囲とするのがよい。
浸漬法の場合、浴比は重量比で、黒大豆に対して溶媒が一般に1〜200倍量、好ましくは1〜100倍量の範囲となるようにするのがよい。
以上の如くして調製される黒大豆抽出物の加水分解処理は、上記の抽出と同時かもしくはより好適には抽出終了後に、酵素や酸或いはアルカリを用いて行われる。
この場合、得られる加水分解物の均質性や分解度の調節のし易さ、さらには作業性等の観点から、酵素による加水分解処理を用いることが好ましい。
酵素加水分解処理を行う場合、酵素としては、特に蛋白分解酵素が好適に用いられる。蛋白分解酵素としては、例えばパパイン、キモパパインなどのパパイン類、アクチナーゼなどのアクチナーゼ類、ペプシンなどのペプシン類、ブロメライン、微生物由来の複合蛋白分解酵素[例えば、ニューラーゼ(天野エンザイム株式会社製)]などが挙げられるが、それらのうちでも特に微生物由来の複合蛋白分解酵素の使用が好ましい。
酵素による加水分解処理は、黒大豆抽出物液中の固形分に対して、一般に0.001〜3重量%、好ましくは0.01〜1重量%の酵素を用い、好適には使用する酵素の至適pH及び至適温度付近で行われる。処理時間は、酵素加水分解処理を抽出と同時に行う場合は抽出時間と同一であって差し支えないが、該処理を抽出後に行う場合には、30分〜10 時間の範囲、特に1〜5時間の範囲とするのがよい。
酵素加水分解処理に代えて酸又はアルカリによる加水分解処理を行う場合、それらの処理は一般には抽出後に行われ、酸加水分解処理であれば、前述した酸性調整剤を用いてpHを3以下に調整した水性媒体中、60〜90℃で1〜6時間、又アルカリ加水分解処理であれば、同じく前述したアルカリ性調整剤を用いてpHを8.5以上に調整した水性媒体中、60〜90℃で1〜6時間処理することによって、目的の抽出物加水分解物を得ることができる。
かくして得られる黒大豆抽出液加水分解物溶液は、一般にはpHを4〜8に調整し、又必要ならば希釈或いは濃縮により適宜の濃度とした上、濾過等により不溶物を除去し、化粧料配合剤として供される。又場合によっては、スプレードライ法、凍結乾燥法など常法に従って粉末化してもよい。
本発明の黒大豆抽出物加水分解物は、後に試験例1及び試験例2に示す通り、黒大豆抽出物と同等以上の顕著な抗酸化作用と保湿作用を有しているばかりでなく、試験例3及び試験例4に示すように、それら両作用の経時安定性と皮膚に対する刺激性、安全性については、黒大豆抽出物に比べて大きく改善されており、肌荒れや小じわ、さらにはシミ、ソバカスの発生を予防し或いはそれらの症状を改善して、肌を若々しく健全な状態に維持することを目的として老化防止化粧料に配合して極めて有用なものである。
本発明の黒大豆抽出物加水分解物を含む老化防止化粧料としては、例えば乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パックなどの基礎化粧料、口紅、ファンデーション、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ほほ紅、白粉などのメイクアップ化粧料、洗顔料、ボディシャンプー、石けんなどの清浄用化粧料、さらには浴剤等が挙げられるが、勿論これらに限定されるものではない。
本発明の老化防止化粧料中に於ける黒大豆抽出物加水分解物の配合量は、固形分換算で、基礎化粧料の場合は、一般に0.00001〜5重量%、好ましくは0.0001〜2重量%の範囲、メイクアップ化粧料の場合は、一般に0.00001〜3重量%、好ましくは0.0001〜1重量%の範囲、又清浄化粧料の場合は、一般に0.00001〜5重量%、好ましくは0.0001〜2重量%の範囲である。
本発明の老化防止化粧料には、必須成分の上記黒大豆抽出物加水分解物のほかに、通常化粧料に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、色素、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
又、本発明の黒大豆抽出物加水分解物の有効性や特長を損なわない限り、他の抗酸化剤や保湿剤、さらには生理活性成分(美白成分、老化防止・美肌化成分等)を併せ配合することもできる。
ここで、油性成分としては、例えばオリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、植物由来スクワランなどの植物由来の油脂類;ミンク油、タートル油などの動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリンなどのロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワランなどの炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis‐11‐エイコセン酸などの脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2‐エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)などの合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
界面活性剤としては,例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪酸アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α‐スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩などのアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級〜第三級脂肪酸アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2‐アルキル‐1‐アルキル‐1‐ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N‐ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩などのカチオン界面活性剤;N,N‐ジメチル‐N‐アルキル‐N‐カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N‐トリアルキル‐N‐アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N‐アシルアミドプロピル‐N′,N′‐ジメチル‐N′‐β‐ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタインなどの両性界面活性剤等を使用することができる。
又、乳化剤乃至乳化助剤として、酵素処理ステビアなどのステビア誘導体、レシチン及びその誘導体、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀など)、ジュアゼイロ(Zizyphus juazeiro:Rhamnaceae)抽出物等を配合することもできる。
増粘剤としては、例えばアルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻或いは紅藻由来成分、ビャッキュウ抽出物、ペクチン、ローカストビーンガム、アロエ多糖体等の多糖類、キサンタンガム、トラガントガム、グアーガム等のガム類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体、ポリグルタミン酸及びその誘導体等が挙げられる。
防腐・殺菌剤としては、例えば尿素;パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなどのパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、ジャーマル(イミダゾデイニールウレア)、1,2‐ペンタンジオール、ウドなどのタラノキ属植物の抽出物、各種精油類、樹皮乾留物等がある。
粉体成分としては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、6‐又は12‐ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビなど)のパウダー、豆類(大豆、小豆など)のパウダー等がある。
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、サリチル酸アミル及びその誘導体、サリチル酸オクチル、サリチル酸ホモメンチル、パラメトキシ桂皮酸2‐エチルヘキシル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4‐ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、2‐ヒドロキシ‐4‐メトキシベンゾフェノン‐5‐スルホン酸塩、4‐ターシャリーブチル‐4‐メトキシベンゾイルメタン、2‐(2‐ヒドロキシ‐5‐メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
本発明の黒大豆抽出物加水分解物に加えて、さらに他の抗酸化剤や保湿剤、さらには生理活性成分を配合する場合、それら成分としては例えば以下のようなものが挙げられる。
抗酸化剤としては、例えばスーパーオキシドディスムターゼ(Superoxide dismutase)、カタラーゼなどの生体内活性酸素分解酵素、ビタミンE、ビタミンDなどのビタミン類及びその誘導体、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ユビデカキノン(ユビキノン)、ルチン、ルチングルコシド、γ−オリザノール、イチョウ抽出物、エイジツ抽出物、サイコ抽出物、シャチノキ抽出物、シラカバ抽出物、スモモ抽出物、月見草抽出物、ナツユキソウ抽出物、ハマメリス抽出物、メリッサ抽出物、白芥子抽出物、イネ抽出物、ムラサキシキブ抽出物、ウーロン茶抽出物等がある。
保湿剤としては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3‐ブチレングリコール、ポリエチレングリコールなどのグリコール類、マルチトール、ソルビトール、キシリトール、トレハロース、グルコースなどの糖類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸菌醗酵米、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体など)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、加水分解シルク蛋白質、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、フィトステロール、大豆リン脂質、イソステアリン酸コレステリル、海藻抽出物、魚介類由来コラーゲン及びその誘導体、各種アミノ酸及びそれらの誘導体(例えばトリメチルグリシンなど)が挙げられる。
生理活性成分としては、例えば美白成分として、トラネキサム酸及びその誘導体、t‐シクロアミノ酸誘導体、コウジ酸及びその誘導体、ハイドロキノン誘導体、エラグ酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、胎盤抽出物、システイン、ソウハクヒ抽出物、ユキノシタ抽出物、米糠抽出物、米糠抽出物加水分解物、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀類)、白芥子加水分解抽出物、ムラサキシキブ抽出物、ハスの実発酵物、党参抽出物、パンダヌス・アマリリフォリウス(Pandanus amaryllifolius Roxb.)抽出物、アルカンジェリシア・フラバ(Arcangelicia flava Merrilli)抽出物、カミツレ抽出物(商品名:カモミラET)、ジンコウ抽出物、ハマメリス抽出物、イタドリ抽出物、サワヒヨドリ抽出物、甘草抽出物、フキタンポポ抽出物、アルテア抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ユキノシタ抽出物、ナツメ抽出物、シャクヤク抽出物、トウキ抽出物、モモ抽出物、緑藻類、紅藻類又は褐藻類の海藻の抽出物、アマモ等の海草の抽出物、リノール酸及びその誘導体もしくは加工物(例えばリポソーム化リノール酸など)、2,5‐ジヒドロキシ安息香酸誘導体等が、皮膚老化防止・美肌化成分として、動物又は魚由来のコラーゲン及びその誘導体、エラスチン及びその誘導体、セラミドなどの細胞間脂質、胎盤抽出物、ニコチン酸及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体(ジカリウム塩等)、t‐シクロアミノ酸誘導体、ビタミンA前駆体、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、アラントイン、α‐ヒドロキシ酸類、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ‐アミノ‐β‐ヒドロキシ酪酸、コエンザイムQ−10、α−リポ酸、カルニチン及びその誘導体、ゲンチアナエキス、甘草エキス、ハトムギエキス、カミツレエキス、ニンジンエキス、アロエエキス、カッコンエキスなどの生薬抽出エキス、米抽出物加水分解物、米糠抽出物加水分解物、米醗酵エキス、緑藻類、紅藻類又は褐藻類の海藻の抽出物、アマモ等の海草の抽出物、ソウハクヒエキス、ジュアゼイロ(Zizyphus juazeiro)抽出物、ブナ抽出物、キダチアロエ抽出物、マンネンロウ抽出物、イチョウ抽出物、スギナ抽出物、ベニバナ抽出物、オタネニンジン抽出物、ニンジン抽出物、セイヨウニワトコ抽出物、ハゴロモグサ抽出物、タベブイア・インペチギノサ抽出物、酵母抽出物、卵殻膜抽出タンパク質、デオキシリボ核酸カリウム塩等が、又抗炎症剤として、グアイアズレンスルホン酸ナトリウム、グアイアズレンスルホン酸エチルなどのアズレン誘導体、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ステアリルなどのグリチルリチン酸誘導体、アラントイン、カンゾウ抽出物、クジン抽出物、シャクヤク抽出物、ボタンピ抽出物、レンギョウ抽出物、リュウタン抽出物、トウキンセンカ抽出物、パセリ抽出物、オトギリソウ抽出物、ブクリョウタケ抽出物、カシア抽出物等がある。
上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレートなどのコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシドなどのコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL‐アスコルビン酸‐2‐リン酸エステルナトリウム、L‐アスコルビン酸‐2‐リン酸エステルマグネシウム、L‐アスコルビン酸‐2‐硫酸エステルナトリウム、L‐アスコルビン酸‐2‐硫酸エステルマグネシウムなどのアスコルビン酸エステル塩類、L‐アスコルビン酸‐2‐グルコシド(2‐O‐α‐D‐グルコピラノシル‐L‐アスコルビン酸)、L‐アスコルビン酸‐5‐グルコシド(5‐O‐α‐D‐グルコピラノシル‐L‐アスコルビン酸)などのアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基など)、L‐アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L‐アスコルビン酸テトララウリン酸エステルなどのL‐アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3‐O‐エチルアスコルビン酸、L‐アスコルビン酸‐2‐リン酸‐6‐O‐パルミテートナトリウム等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン‐β‐D‐グルコピラノシド)、α‐アルブチン(ハイドロキノン‐α‐D‐グルコピラノシド)等が、レゾルシノール誘導体としては、例えば4‐n‐ブチルレゾルシノール、4‐イソアミルレゾルシノール等が、2,5‐ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5‐ジアセトキシ安息香酸、2‐アセトキシ‐5‐ヒドロキシ安息香酸、2‐ヒドロキシ‐5‐プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、ビタミンE誘導体としては、例えばビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート、ビタミンEリン酸エステルナトリウム塩等が、α‐ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α‐ヒドロキシオクタン酸等がある。
次に、製造例、試験例及び実施例(老化防止化粧料の処方例)を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下に於いて、部はすべて重量部を、又%はすべて重量%を意味する。
製造例1.黒大豆抽出物加水分解物溶液の調製(1)
黒大豆の種子(黒豆)の乾燥粉砕物10gに精製水200gを加え、80℃で1時間抽出した。得られた抽出液を粗ろ過したものに、ニューラーゼ(天野エンザイム(株)製)を0.01%の濃度となるように添加し、40℃で3時間作用させた。次に80℃で1時間処理して酵素を失活させた後ろ過し、淡褐色透明の黒大豆抽出物加水分解物溶液(固形分濃度 1.0%)150gを得た。
製造例2.黒大豆抽出物加水分解物溶液の調製(2)
精製水に代えて30%1,3−ブチレングリコール水溶液を用いて抽出を行うほかは製造例1と同様にして淡褐色透明の黒大豆抽出物加水分解物溶液(固形分濃度0.8%)120gを得た。
製造例3.黒大豆抽出物加水分解物溶液の調製(3)
酵素としてニューラーゼ(天野エンザイム(株)製)に代えてパパインを用いるほかは製造例1と同様にして褐色透明の黒大豆抽出物加水分解物溶液(固形分濃度1.0%)150gを得た。
製造例4.黒大豆抽出物加水分解物溶液の調製(4)
黒大豆の種子(黒豆)の乾燥粉砕物10gに精製水200gを加え、80℃で1時間抽出した。得られた抽出液を粗ろ過したものを、希苛性ソーダ水溶液でpH10に調整し、80℃で3時間加水分解を行った後pHを6に再調整してろ過し、褐色透明の黒大豆抽出物加水分解物溶液(固形分濃度1.2%)180gを得た。
製造例5.黒大豆抽出物加水分解物溶液の調製(5)
黒大豆の種子(黒豆)の乾燥粉砕物10gに精製水200gを加え、これにニューラーゼ(天野エンザイム(株)製)を0.01%の濃度となるように添加して40℃で3時間抽出及び加水分解を行った。ここに得られた液を80℃で1時間処理して酵素を失活させた後ろ過し、淡褐色透明の黒大豆抽出物加水分解物溶液(固形分濃度1.0%)180gを得た。
製造例6.黒大豆抽出物加水分解物溶液の調製(6)
黒大豆の種子の乾燥物に代えて黒大豆の葉の乾燥物を用いるほかは製造例1と同様にして褐色透明の黒大豆抽出物加水分解物溶液(固形分濃度0.7%)170gを得た。
製造例7.黒大豆抽出物加水分解物粉末の調製
製造例1と同様にして得られた黒大豆の種子の抽出物加水分解物溶液100gを濃縮した後凍結乾燥し、灰色の黒大豆抽出物加水分解物粉末1.0gを得た。
比較製造例1.黒大豆抽出物溶液の調製
黒大豆の種子(黒豆)の乾燥粉砕物10gに精製水200gを加え、80℃で1時間抽出した。得られた抽出液をろ過し、灰色懸濁状態の黒大豆抽出物溶液(固形分濃度1.0%)180gを得た。
試験例1.抗酸化作用[1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルスカベンジ試験]
[試料]
(1)製造例1で得られた黒大豆抽出物加水分解物溶液(本発明試料)
(2)比較製造例1で得られた黒大豆抽出物溶液(比較試料)
[試験方法]
96穴マイクロプレートに、各試料の5倍希釈液(精製水で希釈)をそれぞれ50μl添加し、これに表1の組成からなるDPPH添加液もしくは対照液150μlを加え(このとき、各試料の反応液中の濃度は、溶液濃度として5.0%となる)、37℃で20分間インキュベートした後、550nmで比色定量を行った。
DPPH添加液を加えた反応液の吸光度から対照液を加えたときの吸光度を差し引いた値をDPPHラジカル量とし、試料無添加のときのDPPHラジカル量を100としたときの試料添加時のDDPHラジカル量の相対値を求め、DPPHラジカル残存率(%)とした。
又陽性対照として、トロロックスの50%エタノール溶液を用いて上記と同様の試験を実施した。但し、トロロックスの反応液中の濃度は5μMとした。
Figure 2006290742
[結果]
結果を表2に示す。なお表2の場合、数値の低いものほどラジカル消去能が高いことを意味する。
Figure 2006290742
表2の結果から、本発明の黒大豆抽出物加水分解物が黒大豆抽出物よりもすぐれたラジカル消去能を有し、抗酸化剤として有用であること、又従って、該抽出物分解物を配合してなる本発明の老化防止化粧料によれば、ラジカルに起因する皮膚の酸化ダメージが軽減乃至抑止されて、表皮及び真皮の機能が正常かつ健全な状態に保持され、これにより皮膚の老化が防止或いは改善されることが判る。
試験例2.保湿作用
[試料]
(1)製造例1で得られた黒大豆抽出物加水分解物溶液(本発明試料)
(2)比較製造例1で得られた黒大豆抽出物溶液(比較試料)
(3)精製水(対照)
[試験方法]
ヒト前腕内側部に15mm四方の試験区4箇所を設定した。各試験区に各試料100μlを10秒間適用した後すぐさま拭き取り、その後スキコン200(アイ.ビー.エス(I.B.S)株式会社製伝導度測定器)を用いて、経時的に皮膚のコンダクタンス値を測定した。
結果は、被験者5名の平均値で示した。
[結果]
結果を図1に示す。なお図1の場合、数値が高いほど保湿効果にすぐれることを意味する。
図1の結果から、本発明の黒大豆抽出物加水分解物が黒大豆抽出物よりもすぐれた保湿作用を有し、保湿剤として有用であること、又従って該抽出物分解物を配合してなる本発明の老化防止化粧料によれば、皮膚の保湿性が高められ、前述の抗酸化効果との相俟って、皮膚の老化や肌荒れが効果的に防止或いは改善されることが判る。
試験例3.保存安定性試験
製造例1で得られた本発明の黒大豆抽出物加水分解物溶液と比較製造例1で得られた黒大豆抽出物溶液を試料として用い、それら試料の示す抗酸化作用と保湿作用の経時的な変化を比較した。
[試験方法]
試料30mlを50ml容のガラス容器に入れ、密栓して室温で6ヶ月間保存した。試料調製直後、保存開始1カ月後、3カ月後及び6カ月後に各試料の抗酸化作用(DPPHラジカル消去能)と保湿作用を、それぞれ試験例1及び試験例2と同様の方法で測定した。
[結果]
抗酸化作用の経時変化を表3に、又保湿作用の経時変化を表4にそれぞれ示した。
Figure 2006290742
Figure 2006290742
表4及び表5の結果から明らかな通り、黒大豆抽出物加水分解物は、単なる黒大豆抽出物と比較して、その有効性に関して非常に高い安定性を示す。従って、かかる黒大豆抽出物加水分解物を有効成分としてなる本発明の老化防止化粧料は、皮膚の老化防止或いは改善にすぐれた効果を発揮するばかりでなく、該効果の経時的な低下がなく品質安定性に極めてすぐれている。
試験例4.皮膚刺激試験
[試料]
(1)製造例1で得られた黒大豆抽出物加水分解物溶液(本発明試料)
(2)比較製造例1で得られた黒大豆抽出物溶液(比較試料)
(3)精製水(対照)
[試験方法]
年齢20〜50歳の成人男子5名を被験者とし、各々の上腕部内側をエタノールで拭って皮脂を除去し、該部位に、フィンチャンバーのアルミ板に各試料をそれぞれ0.2ml宛塗布したものを貼付した。24時間後にフィンチャンバーを除去し、皮膚刺激の程度をつぎに述べる方法並びに基準により判定した。
[判定]
パッチ除去後1時間後、24時間後及び48時間後に、貼付部位の紅斑及び浮腫の状況を、以下の「ドレイズ法による皮膚刺激性判定基準」に基づき目視判定し、被験者5名の平均値を求めた。
(紅斑)
スコア 皮膚の状態
0 : 紅斑なし
1 : 極軽度の紅斑
2 : 明らかな紅斑
3 : 中程度から強い紅斑
4 : 深紅色の強い紅斑に軽い痂皮形成
(浮腫)
スコア 皮膚の状態
0 : 浮腫なし
1 : 極軽度の浮腫
2 : 明らかな浮腫(周囲と明らかに区別可能)
3 : 中程度の浮腫(1mm以上の盛り上がり)
4 : 強い浮腫(さらに周囲にも広がり)
[結果]
結果を表5に示す。
Figure 2006290742
表5の結果から明らかな通り、本発明の黒大豆抽出物加水分解物溶液は、比較試料である黒大豆抽出物溶液に比べ、皮膚に対する刺激がなく、生体安全性に極めてすぐれている
実施例1.クリーム
[A成分] 部
流動パラフィン 5.0
ヘキサラン (注1) 4.0
パラフィン 5.0
グリセリルモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 6.0
ブチルパラベン 0.1
(注1)株式会社テクノーブル製 トリオクタン酸グリセリル
[B成分]
製造例1の黒大豆抽出物加水分解物溶液 20.0
グリセリン 5.0
カルボキシメチルモノステアレート 0.1
モイストン・C (注2) 1.0
精製水 全量が100部となる量
(注2)株式会社テクノーブル製 NMF成分
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合してクリームを得た。
実施例2.クリーム
実施例1のB成分中、製造例1の黒大豆抽出物加水分解物溶液に代えて製造例2の黒大豆抽出物加水分解物溶液を用いるほかは実施例1と同様にしてクリームを得た。
実施例3.クリーム
実施例1のB成分中、製造例1の黒大豆抽出物加水分解物溶液に代えて製造例3の黒大豆抽出物加水分解物溶液を用いるほかは実施例1と同様にしてクリームを得た。
実施例4.クリーム
実施例1のB成分中、製造例1の黒大豆抽出物加水分解物溶液に代えて製造例4の黒大豆抽出物加水分解物溶液を用いるほかは実施例1と同様にしてクリームを得た。
実施例5.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
製造例3の黒大豆抽出物加水分解物溶液 20.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例6.乳液
実施例5のB成分中製造例3の黒大豆抽出物加水分解物溶液に代えて製造例1の黒大豆抽出物加水分解物溶液を用いるほかは実施例5と同様にして乳液を得た。
実施例7.乳液
実施例5のB成分中製造例3の黒大豆抽出物加水分解物溶液に代えて製造例5の黒大豆抽出物加水分解物溶液を用いるほかは実施例5と同様にして乳液を得た。
実施例8.乳液
実施例5のB成分中製造例3の黒大豆抽出物加水分解物溶液に代えて製造例6の黒大豆抽出物加水分解物溶液を用いるほかは実施例6と同様にして乳液を得た。
実施例9.ローション
[成分] 部
製造例1の黒大豆抽出物加水分解物溶液 30.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
実施例10.化粧水
[A成分] 部
オリーブ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
ブチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例2の黒大豆抽出物加水分解物溶液 30.0
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃以上に加温後、A成分にB成分を加えて攪拌し、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。
これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて攪拌混合し、さらに30℃以下まで冷却して化粧水を得た。
実施例11.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
製造例1の黒大豆抽出物加水分解物溶液 20.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例12.乳液
実施例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム2.0部を用いるほかは実施例11と同様にして乳液を得た。
実施例13.乳液
実施例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム2.0部を用いるほかは実施例11と同様にして乳液を得た。
実施例14.乳液
実施例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン2.0部を用いるほかは実施例11と同様にして乳液を得た。
実施例15.乳液
実施例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて米糠抽出物加水分解物(株式会社テクノーブル製、商品名「グレイスノウ*雪*HP」、固形分濃度3.5%)5.0部を用いるほかは実施例11と同様にして乳液を得た。
実施例16.乳液
実施例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてγ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸1.0部を用いるほかは実施例11と同様にして乳液を得た。
実施例17.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
コエンザイムQ−10 0.01
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
製造例3の黒大豆抽出物加水分解物溶液 20.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。こ
れを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例18.プレスドパウダー
[A成分] 部
ベンガラ 0.5
黄酸化鉄 1.5
黒酸化鉄 0.1
酸化チタン 10.0
ナイロンパウダー 4.0
セリサイト 全量が100部となる量
マイカ 23.0
タルク 25.0
製造例7の黒大豆抽出物加水分解物粉末 0.5
[B成分]
スクワラン 1.0
メチルポリシロキサン 4.0
プロピルパラベン 0.1
デヒドロ酢酸 0.1
流動パラフィン 2.0
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ混合攪拌し混合した後、200メッシュのタイラーメッシュの篩にかけ、得られた混合粉末を金型に打型してプレスドパウダーを得た。
実施例19.リキッドファンデーション
[A成分] 部
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 0.05
[B成分]
製造例4の黒大豆抽出物加水分解物溶液 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
着色顔料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ加温した後混合攪拌した。これを再加温し、上記のC成分を添加して型に流し込み、室温になるまで攪拌してリキッドファンデーションを得た。
実施例20.クリームファンデーション
[A成分] 部
ステアリン酸 5.0
セタノール 2.0
モノステアリン酸グリセリル 3.0
流動パラフィン 5.0
スクワラン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.0
ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸グリセリル 2.0
プロピルパラベン 0.1
[B成分]
製造例1の黒大豆抽出物加水分解物溶液 10.0
ソルビトール 3.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
トリエタノールアミン 1.5
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 2.0
カオリン 5.0
ベントナイト 1.0
着色顔料 適 量
[D成分]
香料 0.3
C成分を混合し、粉砕機で粉砕した。B成分を混合し、これに粉砕したC成分を加え、コロイドミルで均一分散させた。A成分及び均一分散させたB、C成分をそれぞれ80℃に加温後、B、C成分にA成分を攪拌しながら加え、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、D成分を加えて攪拌混合し、さらに攪拌しながら30℃以下まで冷却してクリームファンデーションを得た。
実施例21.ボディシャンプー
[A成分] 部
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例1の黒大豆抽出物加水分解物溶液 10.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してボディシャンプーを得た。
実施例22.石けん
[A成分] 部
硬化ヒマシ油 26.0
ヤシ油 10.0
オリーブ油 4.0
[B成分]
水酸化ナトリウム 6.0
砂糖 10.0
グリセリン 5.0
製造例7の黒大豆抽出物加水分解物粉末 0.5
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
エタノール 20.0
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加えてケン化した。これを攪拌しながら50℃まで冷却し、C成分を加えた。これを型に流し込み冷却した後、室温下で数日間乾燥させ、充分に乾燥したものを型から取りだして石けんを得た。
図1は、試験例2の各試料のコンダクタンス値を示すグラフである(縦軸:コンダクタンス値(μS))
符号の説明
A 本発明試料
B 比較試料
C 精製水

Claims (2)

  1. 黒大豆の抽出物に、その抽出時及び/又は抽出後に加水分解処理を施して得られる黒大豆抽出物加水分解物を含有する老化防止化粧料。
  2. 加水分解処理が蛋白分解酵素を用いて行われる請求項1に記載の老化防止化粧料。
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