JP3907403B2 - 防水スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のテールゲート、バックドア、トランクリッド等の開閉体に用いる防水スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より自動車のテールゲート、バックドア等を開閉する機構としては、例えば特開2000−177397号公報に記載された図4に示すようなものがある。この図4は、自動車の後部開口を開閉するテールゲートの開閉機構を断面図で示したものである。
【0003】
この図4のように、テールゲート101は、アウターパネルOP及びインナーパネルIPを結合して閉断面構造を呈し、下部にロック装置103を有している。このロック装置103はラッチが車体の後部開口105に設けられたストライカ107に係脱することで、テールゲート101を車体側に対しロック及びロック解除できるようになっている。前記テールゲート101には、操作ハンドル109が支持され、この操作ハンドル109と前記ロック装置103とが連結ロッド111により連動構成されている。
【0004】
従って、前記操作ハンドル109を操作することで、連結ロッド111を介しロック装置103を連動させ、前記ストライカ107に対するラッチの係合を解除し、テールゲート101のロックを解除することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、リンク接続による操作ハンドル109でロックを解除する構造では、がたつきを招きやすく、操作ハンドル109の操作荷重も大きなものとなっていた。また、操作ハンドル109,連結ロッド111全体の重量により重量増をも招いていた。
これに対し、前記ロック装置103をソレノイドで駆動される構造とし、前記操作ハンドル109に代えて防水スイッチを設け、該防水スイッチによりロック装置103のロック及びロック解除を行う構造にすると、リンク接続とは異なって、がたつきを抑制し、操作荷重を軽減することができ、更に全体的に重量軽減も図ることができる。
【0006】
しかしながら、防水スイッチによりロック装置103を電気的に操作する構造にすると、防水スイッチの防水性が問題となる。
【0007】
即ち、アウターパネルOPの外部側からの浸入に対しては、防水スイッチとアウターパネルOPとの間で防水をしなければならないことは勿論、他の箇所からアウターパネルOP及びインナーパネルIP間に浸入した水が内部で防水スイッチにかかるときにも、防水機能を発揮できなければならない。
【0008】
このため、アウターパンネルOPの内外においてOリングなどのシール部材を必要とし、部品点数が増加し、組付、部品管理が煩雑になり、コスト高を招く原因となる。
【0009】
本発明は、例えば上記のように車体の開閉体の開閉操作をスイッチにより電気的に行うことができながら、防水用のシール部材を予め防水スイッチ側に保持させることができ、部品点数が増加することなく、パネルの内外で十分な防水を行うことのできる防水スイッチの提供を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、車体の開閉体を構成するパネルに取り付けられシール面を備えたベースと、該ベースに支持され前記パネルの孔から臨む頭部が押圧されることにより付勢力に抗して移動し接点を開又は閉とするプッシュロッドと、該プッシュロッドの頭部を覆うヘッドカバー部、前記パネルの孔の周囲で前記パネルに対向するパネルシール部、及び該パネルシール部に間隔を有して設けられ前記プッシュロッドの周囲で前記ベースのシール面に対向するベースシール部を備えたシール部材と、前記ベースに係脱自在に取り付けられる取付係合部、及び前記シール部材のパネルシール部とベースシール部との間に介在し前記取付係合部の取り付け状態で前記ベースシール部を前記ベースのシール面に押し付けると共に前記パネルシール部を支えて前記ベースをパネル側に取り付けたとき前記パネルシール部を前記パネルに密着させるシール補助部からなるケースとを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載の防水スイッチであって、前記ケースの取付係合部とベースとの一方に係合穴が設けられると共に、他方に係合凸部が設けられ、前記ケースを前記ベースに対しスライド移動させて前記係合穴及び係合突部を係合させると前記シール補助部が前記ベースシール部を前記ベースのシール面に押し付けることを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2記載の防水スイッチであって、前記ケースのシール補助部は、前記パネルシール部に密接するフランジ状のパネルシール補助部、及び該パネルシール補助部から突出して先端が前記ベースシール部を押圧する周回状のベースシール補助部からなることを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3記載の防水スイッチであって、前記ケースは、前記ベースシール補助部の外周側に連通する水抜き穴を有することを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の防水スイッチであって、前記シール部材のパネルシール部は、前記パネルに対向する面の外周側に潰れ代を有することを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明では、シール部材は、防水スイッチのプッシュロッドの頭部を覆うヘッドカバー部、防水スイッチが取り付けられるパネルの孔の周囲でパネルに対向するパネルシール部、及びパネルシール部に間隔を有して設けられプッシュロッドの周囲でベースのシール面に対向するベースシール部を備え、ケースのシール補助部をシール部材のパネルシール部とベースシール部との間に介在させ、ケースの取付係合部をベースに係脱自在に取り付け、この取り付け状態でシール補助部はベースシール部をベースのシール面に押し付けると共に、パネルシール部を支え、ベースをパネル側に取り付けたときパネルシール部をパネルに密着させてシールを行うことができる。
【0016】
このようにして、プッシュロッドの頭部はヘッドカバー部で覆われ、パネルの孔の周囲ではパネルシール部がパネルに密着してシールを行い、ベースのシール面に対してはベースシール部が押し付けられることによってシールを行うから、プッシュロッドの頭部が臨むパネルの孔の外部から浸入しようとする水はヘッドカバー部及びパネルシール部で防水することができる。又、他の箇所からパネルの内部に浸入した水に対しては、ベースシール部によって防水することができる。こうして、パネルの内外において十分な防水を行うことができる。
【0017】
しかも、ヘッドカバー部、パネルシール部、ベースシール部はシール部材として一体に形成することができ、部品点数が少なく、部品管理、組み付けが容易となり、コストダウンを図ることができる。
【0018】
更に、シール部材は防水スイッチをパネル側に取り付ける前に、ケースをベースに取り付けることで保持することができ、組み付け作業が極めて容易となる。
【0019】
また、車体の開閉体に設けられたロック装置のロック及びロック解除を防水スイッチにより電気的に行うと、リンク接続に比較してがたつきが極めて少なく、操作力を軽減することができ、重量軽減も図ることができる。
【0020】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、ケースの取付係合部とベースとの一方に係合穴が設けられると共に、他方に係合凸部が設けられ、ケースをベースに対しスライド移動させて係合穴及び係合凸部を係合させると、シール補助部がベースシール部をベースのシール面に押し付けるため、シール部材の組み付けを確実に容易化することができると共に、パネルの内部側での防水を確実に行うことができる。
【0021】
請求項3の発明では、請求項2の発明の効果に加え、ケースのシール補助部はパネルシール部に密接するフランジ状のパネルシール補助部及び該パネルシール補助部から突出して先端がベースシール部を押圧する周回状のベースシール補助部からなるため、ケースをベースに取り付けたとき、周回状のベースシール補助部によってベースシール部をベースのシール面により確実に押し付けることができる。又、ベースをパネル側に取り付けたとき、パネルシール補助部の補助によってパネルシール部をパネル側に確実に密着させることができる。従って、より確実に防水機能を奏することができる。
【0022】
請求項4の発明では、請求項3の発明の効果に加え、ケースはベースシール補助部の外周側に連通する水抜き穴を有するため、ベースシール補助部の外周側に浸入した水は、水抜き穴から外部に排出され、当該箇所に水が溜まることによる二次的不具合を抑制することができる。
【0023】
請求項5の発明では、請求項1〜4の何れかの発明の効果に加え、シール部材のパネルシール部は、パネルに対向する面の外周側に潰れ代を有するため、パネルシール部をパネルに密着させたとき潰れ代が潰れることによって確実な防水を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明の一実施形態に係り、図1は取付位置を示す自動車後部の斜視図、図2は取付状態の断面図、図3は分解斜視図を示している。
【0025】
まず図1のように、本発明の一実施形態に係る防水スイッチは、開閉操作スイッチSWは、車体の開閉体として自動車の後部開口を開閉するテールゲートTGに取り付けられている。尚、開閉操作スイッチSWは、その他、バックドア、トランクリッド、サイドドアの開閉操作スイッチとして取り付けることもできる。テールゲートTGはアウターパネルOPと、インナーパネルIPとによって本体が構成され、前記開閉操作スイッチSWはパネルであるアウターーパネルOP側に取り付けられている。この開閉操作スイッチSWとロック装置RKとはハーネスWHで電気的に接続され、開閉操作スイッチSWの操作でロック装置RKのソレノイドあるいはモータによりラッチを駆動し、車体開口105のストライカ107に対する係合を解除し、テールゲートTGのロックを解除できるようになっている。
【0026】
尚、Fは、テールゲートTGの下部に形成した凹部に取り付けられるライセンスプレート(図示せず)周辺を装飾するフィニッシャである。
【0027】
前記開閉操作スイッチSWは、図2,図3のように、ベース1とプッシュロッド3とシール部材5とケース7とを備えている。前記ベース1は、ナイロン等の合成樹脂で成形され、前記プッシュロッド3が進退自在に支持される支持穴9が設けられている。この支持穴9の内面には一対のターミナル11,13がインサート成形によって組み付けられている。支持穴9の奥側には、バネ受け凸部15が突設されている。
【0028】
前記支持穴9の開口側周囲には、シール面17が設けられ、ベース1の外面には例えば周囲4カ所に係合凸部19が設けられている。更に、ベース1には取付部21が突設され、この取付部21にはネジ止め用の貫通孔21aが設けられている。
【0029】
前記プッシュロッド3は、頭部23及びバネ支持凸部25を有している。前記頭部23は矩形状を呈し、バネ支持凸部25は円柱状に突設されている。このバネ支持凸部25には、板バネ27の支持孔27aが嵌合している。板バネ27には接触部27b,27cが設けられ、図2の状態で一方の接触部27bは支持穴9内で一方のターミナル11に接触し、他方の接触部27cは他方のターミナル13から外れた位置において支持穴9の内壁面に接触している。又、前記プッシュロッド3のバネ支持凸部25には、コイルスプリング29の一端が嵌合するように取り付けられ、該コイルスプリング29の他端は、前記バネ受け凸部15に嵌合して取り付けられている。
【0030】
従って、プッシュロッド3は前記ベース1に支持され、前記アウターパネルOPの孔OPaから臨む頭部23が押圧されることにより、コイルスプリング29の付勢力に抗して移動し、接触部27b,27cがターミナル11,13に接触することにより接点を開又は閉とする構造となっている。
【0031】
前記シール部材5は、ヘッドカバー部31とパネルシール部33とベースシール部35とを備え、ゴム等の弾性体によって一体に成形されている。前記ヘッドカバー部31は、前記プッシュロッド3の頭部23を覆う形状となっている。前記パネルシール部33は、前記アウターパネルOPの孔OPaの周囲でアウターパネルOPに対向し、密着する構成となっている。このパネルシール部33には、アウターパネルOPに対向する面の外周側に潰れ代としてのリブ33aが全周に亘って設けられている。
【0032】
前記ベースシール部35は、前記パネルシール部33に間隔を有して並設され、ヘッドカバー部31の開口端外周に設けられている。このベースシール部35は、プッシュロッド3の周囲で、前記ベース1のシール面17に対向し密着する構成となっている。
【0033】
前記ケース7は、取付係合部37とシール補助部39とがナイロンなどの樹脂で一体に形成されたものである。前記取付係合部37は、前記ベース1の胴部1a外周に嵌合する構成となっており、前記係合凸部19に係合する係合穴41が、周囲4箇所に設けられている。
【0034】
前記シール補助部39は、前記パネルシール部33の背面に密接するフランジ状のパネルシール補助部43と、該パネルシール補助部43から突出して先端が前記ベースシール部35を押圧する周回状のリブとして構成したベースシール補助部45とからなっている。
【0035】
又、ケース7には、ベースシール補助部45の外周側に連通する水抜き穴47が、例えば周囲4箇所に設けられている。ケース7の前面は、前記シール部材5のベースシール部35を嵌入させる開口49となっている。
【0036】
組み付けに際しては、まず開閉操作スイッチSWをバックドアBDに取り付ける前に、シール部材5を予め取り付ける。すなわち、図3のような分解状態において、ケース7の開口49からシール部材5のベースシール部35を嵌入させ、ケース7のシール補助部39をシール部材5のパネルシール部33とベースシール部35との間に介在させるようにする。この仮保持状態で、パネルシール補助部43がシール部材5のパネルシール部33の背面に接触し、ベースシール補助部45の先端がシール部材5のベースシール部35の背面に接触する。
【0037】
又、ベース1のバネ受け凸部15にコイルスプリング29の一側を嵌合支持させると共に、プッシュロッド3のバネ支持凸部25に板バネ27の取付孔27aを嵌合させると共に、バネ支持凸部25をコイルスプリング29の他端側に嵌合させるようにしてプッシュロッド3をベース1側に仮保持させる。
【0038】
そして、前記シール部材3を仮保持させたケース7を、ベース1の一側から胴部1aに押し込めるようにして嵌合させる。このときベース1の胴部1aに対し、ケース7の取付係合部37側がスライド移動し、係合穴41が係合凸部19に係合し、ケース7がベース1に固定される。
【0039】
この状態では、図2のようにシール部材5のベースシール部35がベース1のシール面17に密着すると共に、ベースシール補助部45がベースシール部35の背面に若干食い込むような形態となり、該ベースシール部35をシール面17に押し付ける状態となる。従って、ベースシール部35によりシール面17における十分なシール性を確保することができる。
【0040】
又、ベース1の取付部21をテールゲートTGのアウターパネルOP側にビス等によって固定すると、図2のようにプッシュロッド3の頭部23側がアウターパネルOPの孔OPaから臨むと共に、パネルシール部33が孔OPaの周囲でアウターパネルOPに押し付けられ、潰れ代33aが潰れるようにして密着する。従って、パネルシール部33によりアウターパネルOPの孔OPa周囲での十分なシール性を確保することができる。
【0041】
すなわち、雨水あるいは洗車の際の水等がアウターパネルOPの孔OPaから浸入しようとしても、パネルシール部33がアウターパネルOPの内面側に密着することにより、雨水等の浸入を確実に防ぐことができる。又、テールゲートTGのアウターパネルOPとインナーパネルIPとの間には、雨水等の浸入を招くことがある。しかし、この雨水等がテールゲートTGの内部において開閉操作スイッチSWに掛かっても、ケース7のベースシール補助部45がベースシール部35をベース1のシール面17に押し付けることによってシールしているから、ベース1内に雨水等が浸入することはなく、接触不良等を招くことがない。
【0042】
更に、シール面17のシールにより、ベース1とケース7との間から、図2矢印のように水が浸入したとき、ベースシール補助部45の周囲に水が溜まることがある。このようにして溜まった水は、水抜き穴47から破線矢印のように排水することができ、当該箇所に水が溜まることによる二次的な不具合をも防止することができる。
【0043】
前記開閉操作スイッチSWの取り付け状態で、テールゲートTGを開けるときは、開閉操作スイッチSWのプッシュロッド3を、その頭部23においてシール部材5のヘッドカバー部31を介し押圧操作する。この押圧操作で、プッシュロッド3がコイルスプリング29の付勢力に抗して移動し、板バネ27の接触部27b,27cがターミナル11,13に同時に接触する。この接触でロック装置RKのソレノイドあるいはもーたが通電されてラッチが駆動され、ストライカ107から外れることによりテールゲートTGのロックが解除される。このときシール部材5のヘッドカバー部31は容易に撓んで、プッシュロッド3の押圧操作の妨げになることがない。
【0044】
開閉操作スイッチSW押圧を解除すると、コイルスプリング29の復元力によってプッシュロッド3が押し出され、図2の状態に容易に復帰させることができる。この復帰により、テールゲートTGを閉じると、ラッチがストライカ107に係合し再びロック状態にすることができる。
【0045】
このように本実施形態においては、開閉操作スイッチSWをテールゲートTGのアウターパネルOPに取り付ける前に、シール部材5をケース7を介しベース1側に予め支持させることができ、開閉操作スイッチSWのバックドアBDへの取り付け作業を極めて容易に行うことができる。しかも、アウターパネルOPと開閉操作スイッチSWとの間のシールと、テールゲートTG内での開閉操作スイッチSWに対する防水とを1つのシール部材5で行うようにしたから、部品点数が少なく、部品管理、取り付けが容易となり、コスト低減を図ることができる。
【0046】
また、車体の開閉体であるテールゲートTGに設けられたロック装置RKのロック及びロック解除を開閉操作スイッチSWにより電気的に行うから、リンク接続に比較してがたつきが極めて少なく、操作力を軽減することができ、重量軽減も図ることができる。
【0047】
尚、上記実施形態では、開閉スイッチSWをテールゲートTGのアウターパネルOPに直接取り付けた例を示したが、これに限らずアウターパネルOPに設けたフィニッシャF等に取り付けるようにしても良い。従って、本発明の請求項においてパネルと記載してある構成要件は、開閉体を構成するアウターパネル、インナーパネルそのものに限らず、それらアウターパネル、インナーパネルに取り付けられたフィニッシャ、エスカッション、トリム等の別部材をも含むものである。
【0048】
また、本発明の防水スイッチは、上記実施形態として示した開閉操作スイッチに限らず、自動車の側部ドアを始め各種開閉体の開閉状態を検出する所謂ドアスイッチとして用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る防水スイッチの配置状態を示すテールゲートの断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る防水スイッチの断面図である。
【図3】一実施形態に係り、防水スイッチの分解斜視図である。
【図4】従来例に係るテールゲートの断面図である。
【符号の説明】
1 ベース
3 プッシュロッド
5 シール部材
7 ケース
17 シール面
19 係合凸部
31 ヘッドカバー部
33 パネルシール部
35 ベースシール部
37 取付係合部
39 シール補助部
41 係合穴
43 パネルシール補助部
45 ベースシール補助部
47 水抜き穴
SW 防水スイッチ
OP アウターパネル(パネル)
OPa 孔
RK ロック装置
TG テールゲート(開閉体)
Claims (5)
- 車体の開閉体を構成するパネルに取り付けられシール面を備えたベースと、
該ベースに支持され前記パネルの孔から臨む頭部が押圧されることにより付勢力に抗して移動し接点を開又は閉とするプッシュロッドと、
該プッシュロッドの頭部を覆うヘッドカバー部、前記パネルの孔の周囲で前記パネルに対向するパネルシール部、及び該パネルシール部に間隔を有して設けられ前記プッシュロッドの周囲で前記ベースのシール面に対向するベースシール部を備えたシール部材と、
前記ベースに係脱自在に取り付けられる取付係合部、及び前記シール部材のパネルシール部とベースシール部との間に介在し前記取付係合部の取り付け状態で前記ベースシール部を前記ベースのシール面に押し付けると共に前記パネルシール部を支え前記ベースをパネル側に取り付けたとき前記パネルシール部を前記パネルに密着させるシール補助部からなるケースとを備えたことを特徴とする防水スイッチ。 - 請求項1記載の防水スイッチであって、
前記ケースの取付係合部とベースとの一方に係合穴が設けられると共に、他方に係合凸部が設けられ、
前記ケースを前記ベースに対しスライド移動させて前記係合穴及び係合凸部を係合させると前記シール補助部が前記ベースシール部を前記ベースのシール面に押し付けることを特徴とする防水スイッチ。 - 請求項2記載の防水スイッチであって、
前記ケースのシール補助部は、前記パネルシール部に密接するフランジ状のパネルシール補助部、及び該パネルシール補助部から突出して先端が前記ベースシール部を押圧する周回状のベースシール補助部からなることを特徴とする防水スイッチ。 - 請求項3記載の防水スイッチであって、
前記ケースは、前記ベースシール補助部の外周側に連通する水抜き穴を有することを特徴とする防水スイッチ。 - 請求項1〜4の何れかに記載の防水スイッチであって、
前記シール部材のパネルシール部は、前記パネルに対向する面の外周側に潰れ代を有することを特徴とする防水スイッチ。
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