JP3847263B2 - 孔版印刷方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、揮発性や粘度の異なる複数種類のインクを使用して孔版印刷を行う孔版印刷方法および装置並びにその孔版印刷方法に実施に使用されるインク容器および孔版原紙ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スキャナなどにより原稿を読み取った画像データに基づいてサーマルヘッドなどを駆動し、孔版原紙を溶融穿孔することにより製版処理を施して版を作成し、この作成された版を印刷ドラムに巻着して印刷ドラムの内側よりインクを供給し、ローラなどによりインクを印刷用紙に転移することにより印刷を行う孔版印刷装置が種々提案されている。
【0003】
上記のような孔版印刷装置においては、使用環境温度が変化した場合、インクの粘度が変化するため、印刷ドラム内から孔版原紙を透過して印刷用紙に転移されるインク量が変化して安定した濃度の孔版印刷を行うことができなくなる。したがって、特許文献1においては、使用環境温度に応じて上記ローラの印刷ドラムに対する圧力を変化させることにより印刷用紙に転移されるインク量を一定量に維持し、安定した濃度の孔版印刷を行う方法が提案されている。
【0004】
ここで、上記のような孔版印刷装置において、一旦印刷動作を行った後、再び印刷動作を開始する際には、たとえば、印刷ドラム内のインクが印刷ドラムの内側に乾燥して付着していたり、また、印刷ドラム内のインクの水分や溶剤が蒸発してインクの粘度が高くなっているため、印刷ドラム内のインクが印刷用紙に転移しにくい状態になっており、印刷濃度が薄くなったり、印刷濃度にむらができたりする。
【0005】
そこで、過去に印刷動作を行ったときから再び印刷動作を開始するまでの休止時間を計測し、この計測時間の長さに応じて上記ローラの印刷ドラムに対する印刷圧力を通常の印刷動作における印刷圧力よりも高くすることにより、安定した濃度の孔版印刷を行う方法が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−151473号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような孔版印刷装置において、たとえば揮発性などが異なる複数種類のインクを使用する場合には、上記揮発性の相違により印刷動作を開始する際の印刷ドラム内におけるインクの粘度が異なる場合があるため、上記のように休止時間の長さのみに応じて上記印刷圧力を制御したのでは、使用されたインクの種類によって印刷濃度の高低が生じ、安定した濃度の孔版印刷を行うことができない。また、粘度が異なる複数種類のインクを使用する場合においても、印刷動作を開始する際の印刷ドラム内におけるインクの粘度が異なる場合があるため、上記と同様に安定した濃度の孔版印刷を行うことができない。
【0008】
また、孔版原紙として熱可塑性フィルムと和紙や不織布などの多孔性支持体とが重ね合わされてなるものを利用した場合には、印刷ドラム内に供給されたインクは上記多孔性支持体の孔および熱可塑性フィルムに形成された穿孔を透過して印刷用紙に転移するため、多孔性支持体の種類によって印刷用紙に転移するインク量が変化する。上記のように多孔性支持体の種類によって印刷用紙に転移するインク量が異なるのは、多孔性支持体の種類によって、空隙率、空隙径、空隙の構造、多孔性支持体の厚さ、多孔性支持体の材質、支持体のぬれ性が異なり、インクが孔を通過するときの抵抗や転移するインクの膜厚が変わるためである。したがって、複数種類の孔版原紙が使用される場合には、多孔性支持体の種類毎に実験的に印刷圧力を求める必要があり、上記のように休止時間の長さのみに応じて上記印刷圧力を制御したのでは、安定した濃度の孔版印刷を行うことができない。
【0009】
本発明は、上記のような事情に鑑み、上記のような孔版印刷装置において、揮発性や粘度などの異なる複数種類のインクを使用する場合や、多孔性支持体の種類が異なる複数種類の孔版原紙を使用する場合においても、印刷動作の開始時から安定した濃度の孔版印刷を行うことができる孔版印刷方法および装置、インク容器並びに孔版原紙ロールを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の孔版印刷方法は、製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラム内にインクを供給し、印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接するとともに、印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて上記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷方法において、孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測するとともに、インクの種類を示す情報を取得し、休止時間とインクの種類とに応じて印刷圧力を制御することを特徴とする。
【0011】
ここで、上記「孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間」とは、過去に孔版印刷を行ったときから再び孔版印刷を行うまでの時間を意味するが、たとえば、印刷ドラムの動作が停止してから再び動作を開始するまでの時間を休止時間としてもよいし、孔版印刷装置におけるその他の部分の動作が停止してから再び動作を開始するまでの時間を休止時間としてもよいし、孔版印刷装置の電源をOFFにしてから再びONにするまでの時間を休止時間としてもよい。
【0012】
また、上記「インクの種類」としては、印刷ドラムや孔版原紙におけるインクの透過性に影響を及ぼすものであれば如何なるものでもよいが、たとえば、インクの揮発性を示すもの、粘度の大きさを示すもの、粘度変化特性を示すものなどがあるが、これらのうち少なくとも1つを含むことが望ましい。
【0013】
また、上記「インクの種類を示す情報」としては、たとえば、インクの種類をインクの揮発性を示すものとした場合には、インクの揮発性を評価した場合におけるその評価値でもよいし、その評価値を数値、文字または記号などに置き換えたものでもよいし、所定の評価値の大きさの範囲毎にインクを分類した場合におけるその分類値でよい。また、たとえば、インクの種類をインクの粘度を示すものとした場合には、未使用状態におけるインクの粘度を示す情報を意味し、たとえば、粘度そのものでもよいし、粘度を数値、文字または記号などに置き換えたものでもよいし、所定の粘度の大きさの範囲毎にインクを分類した場合におけるその分類値でもよい。また、たとえば、インクの種類を粘度変化特性を示すものとした場合には、たとえば、インクの粘度変化特性を評価した場合における所定の評価値でもよいし、その評価値を数値、文字または記号などに置き換えたものでもよいし、所定の評価値の大きさの範囲毎にインクを分類した場合におけるその分類値でよい。また、たとえば、インクの種類を揮発性、粘度、粘度変化特性のうちの複数を組み合せたものとした場合には、それら複数の性質が近似しているインク同志で分類した場合におけるその分類値を利用することができる。
【0014】
また、上記「休止時間とインクの種類とに応じて印刷圧力を制御する」とは、たとえば、インクの種類がインクの揮発性である場合には、休止時間およびインクの粘度が同じ条件である場合には、インクの揮発性が高いほど印刷圧力を大きくすることいい、インクの揮発性および粘度が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど印刷圧力を大きくすることを意味する。また、インクの種類がインクの粘度である場合には、休止時間およびインクの揮発性が同じ条件である場合には、インクの粘度が高いほど印刷圧力を大きくすることをいい、インクの粘度および揮発性が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど印刷圧力を大きくすることを意味する。また、インクの種類がインクの粘度変化特性である場合には、休止時間が同じ条件である場合には、その休止時間での粘度変化特性におけるインクの粘度が高いほど印刷圧力を大きくすることをいい、インクの粘度変化特性が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど印刷圧力を大きくすることを意味する。
【0015】
また、上記第1の孔版印刷方法においては、休止時間とインクの種類とに応じた印刷圧力による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間およびインクの種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定するようにすることができる。
【0016】
ここで、上記「印刷枚数を、休止時間およびインクの種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定する」とは、たとえば、インクの種類がインクの揮発性である場合には、休止時間およびインクの粘度が同じ条件である場合には、インクの揮発性が高いほど印刷枚数を増やすこといい、インクの揮発性およびインクの粘度が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど印刷枚数を増やすことを意味する。また、インクの種類がインクの粘度である場合には、休止時間およびインクの揮発性が同じ条件である場合には、インクの粘度が高いほど印刷枚数を増やすこといい、インクの粘度および揮発性が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど印刷枚数を増やすことを意味する。また、インクの種類がインクの粘度変化特性である場合には、休止時間が同じ条件である場合には、その休止時間での粘度変化特性におけるインクの粘度が高いほど印刷枚数を増やすこといい、インクの粘度変化特性が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど印刷枚数を増やすことを意味する。
【0017】
本発明の第2の孔版印刷方法は、製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラム内にインクを供給し、印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接するとともに、印刷ドラムを所定の回転速度で回転させてインクによる孔版印刷を行う孔版印刷方法において、孔版印刷の動作が停止されてから再び開始されるまでの休止時間を計測するとともに、インクの種類を示す情報を取得し、休止時間とインクの種類とに応じて回転速度を制御することを特徴とする。
【0018】
ここで、上記「休止時間とインクの種類とに応じて回転速度を制御する」とは、たとえば、インクの種類がインクの揮発性である場合には、休止時間およびインクの粘度が同じ条件である場合には、インクの揮発性が高いほど回転速度を遅くすることをいい、インクの揮発性および粘度が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど回転速度を遅くすることを意味する。また、インクの種類がインクの粘度である場合には、休止時間およびインクの揮発性が同じ条件である場合には、インクの粘度が高いほど回転速度を遅くすることをいい、インクの粘度および揮発性が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど回転速度を遅くすることを意味する。また、インクの種類がインクの粘度変化特性である場合には、休止時間が同じ条件である場合には、その休止時間での粘度変化特性におけるインクの粘度が高いほど回転速度を遅くすることいい、インクの粘度変化特性が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど回転速度を遅くすることを意味する。
【0019】
また、上記第2の孔版印刷方法においては、休止時間とインクの種類とに応じた回転速度による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間およびインクの種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定するようにすることができる。
【0020】
本発明の第3の孔版印刷方法は、製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラム内にインクを供給し、印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接するとともに、印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて上記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷方法において、孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測するとともに、孔版原紙の種類を示す情報を取得し、休止時間と孔版原紙の種類とに応じて印刷圧力を制御することを特徴とする。
【0021】
ここで、上記「孔版原紙の種類」としては、多孔性支持体におけるインクの透過性を示すものであれば如何なるものでもよいが、たとえば、多孔性支持体の空隙率の大きさを示すもの、空隙径の大きさを示すもの、空隙の構造を示すもの、多孔性支持体の厚さを示すもの、多孔性支持体の材質を示すもの、多孔性支持体のぬれ性を示すものなどがあり、これらのうち少なくとも1つを含むことが望ましい。なお、上記空隙率とは単位面積当りの孔の占める面積であり、上記空隙の構造とは空隙を形成している細い管の形状であり、上記多孔性支持体のぬれ性とは多孔性支持体におけるインクの広がり方である。また、上記多孔性支持体の材質としては、たとえば、木材・非木材などの天然繊維、ナイロン・ポリエステル・アクリルなどの合成繊維または合成膜などがある。
【0022】
また、上記「孔版原紙の種類を示す情報」としては、種類そのものでもよいし、種類を数値、文字または記号などに置き換えたものでもよいし、多孔性支持体の種類毎に孔版原紙を分類した場合におけるその分類値でもよい。
【0023】
また、上記「休止時間と孔版原紙の種類とに応じて印刷圧力を制御する」とは、たとえば、多孔性支持体の種類が空隙率の大きさを示すのである場合には、多孔性支持体の空隙率が大きいほど印刷用紙に転移するインク量が多くなるので、同じ休止時間の条件である場合には、多孔性支持体の空隙率が大きいほど印刷圧力が小さくなるように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が空隙径を示すものである場合には、多孔性支持体の空隙径が大きいほど印刷用紙に転移するインク量が多くなるので、多孔性支持体の空隙径が大きいほど印刷圧力が小さくなるように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が多孔性支持体の厚さを示すものである場合には、多孔性支持体が厚いほど印刷用紙に転移するインク量が少なくなるので、多孔性支持体が厚いほど印刷圧力が大きくなるように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が多孔性支持体のぬれ性を示すものである場合には、多孔性支持体のぬれ性が悪いほど印刷用紙に転移するインク量が少なくなるので、多孔性支持体のぬれ性が悪いほど印刷圧力が大きくなるように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が多孔性支持体の材質を示すもの、または空隙の構造を示すものである場合には、それらが異なる孔版原紙を使用して予め行われた実験などにより得られた印刷圧力を利用して制御するようにすればよい。また、上記孔版原紙の種類が同じである場合には、休止時間が長いほど印刷圧力が大きくなるように制御することをいう。
【0024】
上記第3の孔版印刷方法においては、休止時間と孔版原紙の種類とに応じた印刷圧力による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間および孔版原紙の種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定するようにすることができる。
【0025】
ここで、「印刷枚数を、休止時間および孔版原紙の種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定する」とは、多孔性支持体の種類が空隙率の大きさを示すのである場合には、同じ休止時間の条件である場合には、多孔性支持体の空隙率が大きいほど印刷枚数を少なくするように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が空隙径を示すものである場合には、多孔性支持体の空隙径が大きいほど印刷枚数を少なくするように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が多孔性支持体の厚さを示すものである場合には、多孔性支持体が厚いほど印刷枚数を増やすように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が多孔性支持体のぬれ性を示すものである場合には、多孔性支持体のぬれ性が悪いほど印刷枚数を増やすように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が多孔性支持体の材質を示すもの、または空隙の構造を示すものである場合には、それらが異なる孔版原紙を使用して予め行われた実験などにより得られた印刷枚数を利用して制御するようにすればよい。また、上記孔版原紙の種類が同じである場合には、休止時間が長いほど印刷枚数を増やすように制御することをいう。
【0026】
本発明の第4の孔版印刷方法は、製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラム内にインクを供給し、印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接するとともに、印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて上記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷方法において、孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測するとともに、孔版原紙の種類を示す情報を取得し、休止時間と孔版原紙の種類とに応じて回転速度を制御することを特徴とする。
【0027】
ここで、上記「休止時間と孔版原紙の種類とに応じて回転速度を制御する」とは、たとえば、多孔性支持体の種類が空隙率の大きさを示すのである場合には、多孔性支持体の空隙率が大きいほど印刷用紙に転移するインク量が多くなるので、同じ休止時間の条件である場合には、多孔性支持体の空隙率が大きいほど回転速度が速くなるように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が空隙径を示すものである場合には、多孔性支持体の空隙径が大きいほど印刷用紙に転移するインク量が多くなるので、多孔性支持体の空隙径が大きいほど回転速度が速くなるように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が多孔性支持体の厚さを示すものである場合には、多孔性支持体が厚いほど印刷用紙に転移するインク量が少なくなるので、多孔性支持体が厚いほど回転速度が遅くなるように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が多孔性支持体のぬれ性を示すものである場合には、多孔性支持体のぬれ性が悪いほど印刷用紙に転移するインク量が少なくなるので、多孔性支持体のぬれ性が悪いほど回転速度が遅くなるように制御することをいう。また、多孔性支持体の種類が多孔性支持体の材質を示すもの、または空隙の構造を示すものである場合には、それらが異なる孔版原紙を使用して予め行われた実験などにより得られた回転速度を利用して制御するようにすればよい。また、上記孔版原紙の種類が同じである場合には、休止時間が長いほど回転速度が遅くなるように制御することをいう。
【0028】
また、上記第4の孔版印刷方法においては、休止時間と孔版原紙の種類とに応じた回転速度による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間および孔版原紙の種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定するようにすることができる。
【0029】
本発明の第1の孔版印刷装置は、製版された孔版原紙が巻着され所定の回転速度で回転する印刷ドラムと、その印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接する圧接手段とを有し、印刷ドラム内にインクを供給し、製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラムに圧接手段により所定の印刷圧力で印刷用紙を圧接させるとともに、印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて上記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷装置において、孔版印刷の動作が停止されてから再び開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段と、インクの種類を示す情報を取得するインク種類取得手段と、休止時間とインクの種類を示す情報とに応じて圧接手段の印刷圧力を制御する印刷圧力制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0030】
また、上記第1の孔版印刷装置においては、休止時間とインクの種類とに応じた印刷圧力による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間とインクの種類を示す情報とに応じて設定する印刷枚数設定手段を設けるようにすることができる。
【0031】
本発明の第2の孔版印刷装置は、製版された孔版原紙が巻着され所定の回転速度で回転する印刷ドラムと、その印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接する圧接手段とを有し、印刷ドラム内にインクを供給し、製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラムに圧接手段により所定の印刷圧力で印刷用紙を圧接させるとともに、印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて上記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷装置において、孔版印刷の動作が停止されてから再び開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段と、インクの種類を示す情報を取得するインク種類取得手段と、休止時間とインクの種類を示す情報とに応じて印刷ドラムの回転速度を制御する回転速度制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0032】
また、上記第2の孔版印刷装置においては、休止時間とインクの種類とに応じた回転速度による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間とインクの種類を示す情報とに応じて設定する印刷枚数設定手段を設けるようにすることができる。
【0033】
本発明の第3の孔版印刷装置は、製版された孔版原紙が巻着され所定の回転速度で回転する印刷ドラムと、印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接する圧接手段とを有し、印刷ドラム内にインクを供給し、製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラムに圧接手段により所定の印刷圧力で印刷用紙を圧接させるとともに、印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて上記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷装置において、孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段と、孔版原紙の種類を示す情報を取得する原紙種類取得手段と、休止時間と孔版原紙の種類を示す情報とに応じて圧接手段の印刷圧力を制御する印刷圧力制御手段とを有することを特徴とする。
【0034】
また、上記第3の孔版印刷装置においては、休止時間と孔版原紙の種類とに応じた印刷圧力による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間および孔版原紙の種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定する印刷枚数設定手段を有するようにすることができる。
【0035】
本発明の第4の孔版印刷装置は、製版された孔版原紙が巻着され所定の回転速度で回転する印刷ドラムと、印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接する圧接手段とを有し、印刷ドラム内にインクを供給し、製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラムに圧接手段により所定の印刷圧力で印刷用紙を圧接させるとともに、印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて上記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷装置において、孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段と、孔版原紙の種類を示す情報を取得する原紙種類取得手段と、休止時間と孔版原紙の種類を示す情報とに応じて印刷ドラムの回転速度を制御する回転速度制御手段とを有することを特徴とする。
【0036】
また、上記第4の孔版印刷装置においては、休止時間と孔版原紙の種類とに応じた回転速度による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間と孔版原紙の種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定する印刷枚数設定手段を有するようにすることができる。
【0037】
本発明のインク容器は、上記第1および第2の孔版印刷方法の実施に使用されるインク容器であって、そのインク容器内のインクの種類を示す情報を記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
【0038】
本発明の孔版原紙ロールは、上記第3および第4の孔版印刷方法の実施に使用される孔版原紙がロール状に巻かれた孔版原紙ロールであって、孔版原紙の種類を示す情報を記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
【0039】
【発明の効果】
本発明の第1および第2の孔版印刷方法および装置によれば、孔版印刷の動作が停止してから再び動作を開始するまでの休止時間を計測するとともに、インクの種類を示す情報を取得し、休止時間とインクの種類とに応じて圧接手段の印刷圧力または印刷ドラムの回転速度を制御するようにしたので、種類の異なる複数種類のインクを使用する場合においても、その種類の相違および休止時間の経過の両方を考慮した印刷圧力または回転速度で孔版印刷を行うことにより、印刷動作の開始時から安定した濃度で孔版印刷を行うことができる。
【0040】
また、上記第1および第2の孔版印刷方法および装置において、休止時間とインクの種類とに応じた印刷圧力または回転速度による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間とインクの種類を示す情報とに応じて設定するようにするようにした場合には、たとえば、上記のようにして設定された印刷枚数が印刷された後には、通常の印刷圧力または回転速度により印刷を行うようにすれば、印刷ドラム内から印刷用紙へ転移するインク量が安定しないときにだけ、休止時間とインクの種類とに応じた印刷圧力または回転速度による孔版印刷を行うようにすることができ、上記インク量が安定しているときにまで無駄に印刷圧力を高くしたり、回転速度を遅くしたりしてしまうことを回避することができる。
【0041】
本発明の第3および第4の孔版印刷方法および装置によれば、孔版印刷の動作が停止してから再び動作を開始するまでの休止時間を計測するとともに、孔版原紙の種類を示す情報を取得し、休止時間と孔版原紙の種類とに応じて圧接手段の印刷圧力または印刷ドラムの回転速度を制御するようにしたので、種類の異なる複数種類の孔版原紙を使用する場合においても、その種類の相違および休止時間の経過の両方を考慮した印刷圧力または回転速度で孔版印刷を行うことにより、印刷動作の開始時から安定した濃度で孔版印刷を行うことができる。
【0042】
また、上記第3および第4の孔版印刷方法および装置において、休止時間と孔版原紙の種類とに応じた印刷圧力または回転速度による孔版印刷の印刷枚数を、休止時間と孔版原紙の種類を示す情報とに応じて設定するようにするようにした場合には、たとえば、上記のようにして設定された印刷枚数が印刷された後には、通常の印刷圧力または回転速度により印刷を行うようにすれば、印刷ドラム内から印刷用紙へ転移するインク量が安定しないときにだけ、休止時間と孔版原紙の種類とに応じた印刷圧力または回転速度による孔版印刷を行うようにすることができ、上記インク量が安定しているときにまで無駄に印刷圧力を高くしたり、回転速度を遅くしたりしてしまうことを回避することができる。
【0043】
本発明のインク容器は、インクの種類を示す情報を記憶する記憶手段を設けるようにしたので、記憶手段からインクの種類を示す情報を読み出すことにより、自動的に上記情報を取得することができる。また、たとえば、上記記憶手段にインクの種類を示す情報とともに、インクの種類に応じた印刷圧力や回転速度を示すパラメータなどの情報を記憶するようにすれば、予め孔版印刷装置に設定されていない種類のインクが使用された場合においても、上記記憶手段から上記情報を取得し、上記のような印刷圧力または回転速度の制御を行うことができる。
【0044】
本発明の孔版原紙ロールは、孔版原紙の種類を示す情報を記憶する記憶手段を設けるようにしたので、記憶手段から孔版原紙の種類を示す情報を読み出すことにより、自動的に上記情報を取得することができる。また、たとえば、上記記憶手段に孔版原紙の種類を示す情報とともに、孔版原紙の種類に応じた印刷圧力や回転速度を示すパラメータなどの情報を記憶するようにすれば、予め孔版印刷装置に設定されていない種類の孔版原紙が使用された場合においても、上記記憶手段から上記情報を取得し、上記のような印刷圧力または回転速度の制御を行うことができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の孔版印刷方法を実施する孔版印刷装置の第1の実施形態について説明する。図1は本孔版印刷装置の概略構成図である。
【0046】
本孔版印刷装置1は、図1に示すように、原稿の画像を読み取る読取部10、読取部10で読み取られた画像情報に基づいて孔版原紙Mに製版処理を施す製版部20、製版部20において製版された孔版原紙Mを用いて印刷用紙に印刷を施す印刷部30、印刷部30に印刷用紙を給紙する給紙部40、印刷済みの印刷用紙を排出する排紙部50、および使用済みの孔版原紙Mを廃棄する排版部60を備えている。
【0047】
読取部10は、イメージスキャナであり、副走査方向に搬送される原稿の画像の読み取りを行うラインイメージセンサ12と原稿送りローラ14とを有している。
【0048】
製版部20は、原紙ロール部21と、複数個の発熱体が一列配列されてなるサーマルヘッドを有する製版ユニット22と、原紙送りローラ23、24と、原紙案内ローラ25,26,27と、原紙カッタ28とを有している。
【0049】
印刷部30は、多孔金属板、メッシュ構造体などのインク通過性の円筒状の印刷ドラム31、印刷ドラム31の内部に配置されたスキージローラ32とドクターローラ33とインク供給ポンプ35(図2参照)とを有するインク供給装置34、およびプレスローラ35を有している。ドラムの外周には製版済孔版原紙Mが巻き付けられて装着されるようになっている。
【0050】
印刷部30において使用されるインクが収容されたインク容器10は、図2に示すように、その先端部にインクが吐出される開口部11が設けられており、この開口部11が印刷ドラム20内に設置されたインク供給ポンプ35に接続される。また、インク容器10には、その先端部にインク容器10内に収容されたインクの揮発性および粘度を示す情報を記憶する記憶手段8が設けられている。この記憶手段8は電源を供給しなくても一定期間データを記憶できる不揮発性メモリー(EEPROMなど)を構成するメモリーIC81を備え、このメモリーIC81が取り付けられた基板82の先端に接点83が設けられている。
【0051】
また、図2に示すように、本孔版印刷装置1のインク供給ポンプ35の近傍には、インク容器10の記憶手段8の接点83と電気的に接続するコネクタ9が設置されている。そして、記憶手段8に記憶されたインクの揮発性および粘度を示す情報が後述するインク種類取得手段により読み出されるようコネクタ9とインク種類取得手段とが接続されている。
【0052】
本孔版印刷装置1においては、インク供給装置34により印刷ドラム31の内側に所定の色の印刷インクが供給され、印刷ドラム31が図示省略した回転駆動手段により自身の中心軸線の周りに図にて反時計廻り方向へ回転駆動され、印刷ドラム31の回転に同期して所定のタイミングにて印刷用紙Pがタイミングローラ43により図にて左方より右方へ移動する状態にて印刷ドラム31とプレスローラ35との間に供給され、印刷用紙Pがプレスローラ35より印刷ドラム31の外周面の巻き付け装着されている製版済孔版原紙Mに対し圧接されることによリ、印刷用紙Pに対して所定の色の印刷インクによる孔版印刷が行れる。
【0053】
図3はプレスローラ35の駆動装置を示している。プレスローラ35は、印刷ドラム31の軸線方向に延在してなり、ブラケット100により自身の中心軸線の周りに回転可能に支持され、ブラケット100は固定側部材である図示されていないフレームより回転可能に支持されたプレス軸101に固定装着されている。これによりプレスローラ35は、プレス軸101を中心にして略上下方向に揺動変位可能とされ、印刷ドラム31の外周面より引き離された退避位置と印刷ドラム31の外周面に対して押し付けられるプレス作用位置との間に移動可能になっている。
【0054】
プレス軸101にはプレス駆動レバー102が固定装着されており、またプレス軸101はプレス駆動板103を回転可能に支持している。プレス駆動板103には枢軸104によりフック部材105が回動可能に取り付けられており、フック部材105は、プレス駆動板103に搭載されたソレノイド106により回動駆動されてプレス駆動レバー102と選択的に係合し、プレス駆動レバー102とプレス駆動板103とを相互に駆動連結する。プレス駆動板103の端部には枢軸107により第一リンク部材108の一端が枢動連結されている。第一リンク部材108には長孔109が二カ所に各々同方向に延在して形成され、この各長孔109には第二リンク部材110のピン111が係合している。これにより第一リンク部材108と第二リンク部材110とは長孔109の範囲内にて相互にリンク長さ方向、即ち図3にて略上下方向に変位可能に連結されている。
【0055】
第一リンク部材108の下端部には折曲フランジ片部112が設けられており、折曲フランジ片部112にはアジャストスクリュ113が第一リンク部材108の往復運動方向に移動可能に貫通している。アジャストスクリュ113にはこの折曲フランジ片部112より下方の位置にカラー114を介して外歯115を有しスラスト受けを行う平歯車状のナット部材116が螺合しており、このアジヤストスクリュ113の上端部には引張コイルばね117の一端が係止されている。なお、アジャストスクリュ113は、これに引張コイルばね117の一端が係止されることより回り止めされ、ナット部材116の回転により第一リンク部材108に対して軸線方向に移動する。引張コイルばね117は、他端にてピン111に係止され、第一リンク部材108を第ニリンク部材110に対して上方、換言すればプレス駆動板103をプレス軸101の周りに図3にて反時計廻り方向、さらに換言すればプレスローラ35を印刷ドラム31の外周面に対して押し付ける方向へ付勢している。
【0056】
第二リンク部材110は上端部にて枢軸118によりカムレバー119の先端部と枢動連結されている。カムレバー119は、支持軸120により図示省略のフレームより回動可能に支持され、先端部に枢軸118によりカムフォロアローラ121を回転可能に支持している。カムフォロアローラ121は主軸122に取り付けられたプレスカム123と係合している。プレスカム123は、印刷ドラム31の回転に同期して回転し、印刷ドラム31の外周部に設けられている図示されていない孔版原紙クランプ部がプレスローラ35と対応する回転位置に位置する時に、プレスローラ35と孔版原紙クランプ部と干渉をさけるために、プレスローラ35を前記退避位置に位置させるカムプロフィールを有している。
【0057】
折曲フランジ片部112には印刷圧力調整用電動機124が取り付けられており、印刷圧力調整用電動機124の出力軸125には駆動菌車126が固定装着されている。駆動歯車126は、ナット部材116の外歯115と噛合し、印刷圧力調整用電動機124の出力軸回転をナット部材116へ伝達する。このプレスローラ駆動装置においては、印刷ドラム31の回転によりプレスカム123が図3にて時計廻り方向へ回転し、この回転により第二リンク部材110が略上下方向に往復動し、この往復動が引張コイルばね117を介して第一リンク部材108に伝達される。第一リンク部材108の往復動によりプレス駆動板103がプレス軸101を中心として往復回動し、この時にソレノイド106によりフック部材105が係合位置に移動されてプレス駆動レバー102と係合していることにより、プレス駆動板103の往復回動がプレス軸101に伝達され、このプレス軸101の往復回動によりプレスローラ35がプレス軸101を中心として略上下方向に揺動変位し、プレスローラ35は印刷ドラム31の外周面より引き離された退避位置と印刷ドラム31の外周面に対して押し付けられるプレス作用位置との間に移動する。この際、プレスローラ35のプレス作用位置への移動は、第ニリンク部材110が引き上げられてこの動きが引張コイルばね117に引張力を与えつつ第一リンク部材108に伝達され、プレス駆動板103がプレス軸101を中心として図3にて反時計廻り方向へ回動することにより行われ、プレスローラ35が印刷用紙Pを挟んで印刷ドラム31の外周面に対して押し付けられてプレス駆動板103のプレス軸101を中心とした図3にて反時計廻り方向の回動が制限され、この状態よりもなおも第二リンク部材110が引き上げられることにより、第二リンク部材110が第一リンク部材108に対して変位し、引張コイルばね117が伸張するようになる。この結果、引張コイルばね117の伸張によるばね力によりプレスローラ35が印刷用紙Pを挟んで版胴37の外周面に対して押し付けられ、印刷圧力はこのばね力により決まるようになる。
【0058】
印刷圧力の調節に際しては、印刷圧力調整用電動機124を駆動して駆動歯車126を回転させる。駆動歯車126の回転はナット部材116に伝達され、ナット部材116の回転によりアジャストスクリュ113が第一リンク部材108に対して軸線方向へ移動し、アジヤストスクリュ113の第一リンク部材108に対する軸線方向位置が変化する。これにより引張コイルばね117とアジヤストスクリュ113との係止部が第一リンク部材108に対して軸線方向に変位し、この変位により引張コイルばね117の取付長さが変化し、これの取付荷重が変化する。この引張コイルばね117の取付荷重の変化により、上述の如き作用下にてプレスローラ35を印刷ドラム31の外周面に対して押し付ける圧力、即ち印刷圧力が変化する。
【0059】
給紙部40は、印刷用紙Pが載置される給紙台41と、給紙台41より印刷用紙Pを一枚ずつ取り出すピックアップローラ42と、印刷用紙Pを印刷ドラム31とプレスローラ35との間に送り出すタイミングローラ43とを有している。
【0060】
排紙部50は、印刷用紙Pを印刷ドラム31より剥ぎ取る剥取爪51と、排紙送りベルト部52と、印刷済みの印刷用紙Pが積載される排紙台53とを有している。
【0061】
排版部60は、印刷部30の一方の側に設けられ、印刷ドラム31から引き剥がされた使用済みの孔版原紙Mが送り込まれる排版ボックス61と、印刷ドラム31から使用済み孔版原紙Mを引き剥がして排版ボックス61内へ送り込む排版ローラ62とを有している。
【0062】
また、本孔版印刷装置1は、図2に示すように、インク容器10に設けられた記憶手段8からインクの揮発性および粘度を示す情報を取得するインク種類取得手段65、印刷動作が停止してから再び動作を開始するまでの休止時間を計測する休止時間計測手段66、およびインク種類取得手段65により取得されたインクの揮発性および粘度を示す情報と上記休止時間とに応じて印刷圧力調整用電動機124の動作を制御することによりプラテンローラ35の印刷ドラム31に対する印刷圧力を制御する印刷圧力制御手段67とを備えている。
【0063】
印刷圧力制御手段67には、図4に示すような印刷圧力可変テーブルが記憶されている。印刷圧力可変テーブルは、図4に示すように、インク容器10に収容されたインクの揮発性および粘度を示す情報0〜2と上記休止時間とから印刷圧力調整用電動機124の駆動パルス数を求めることができるものである。上記インクの揮発性および粘度を示す情報0〜2とは、予め実験によりインクの粘度および揮発性に基づいて分類された分類値であり、インク容器10の記憶手段8には0〜2のいずれか1つの分類値が記憶されている。また、印刷速度は予め装置の操作者により設定される。印刷圧力可変テーブルにおける駆動パルス数は、同じ休止時間においては、上記揮発性およびインクの粘度が高い分類ほど大きい駆動パルス数が設定されており、その結果、プレスローラ35の印刷ドラム31に対する印刷圧力が大きくなるように制御される。また、同じ分類値においては、上記休止時間が長いほど大きい駆動パルス数が設定されており、その結果、プレスローラ35の印刷ドラム31に対する印刷圧力が大きくなるように制御される。なお、本実施形態では、印刷圧力可変テーブルには駆動パルス数自体を設定するようにしたが、これに限らず、予め標準的なインクについての駆動パルス数を設定しておき、印刷圧力可変テーブルにはこの標準的な駆動パルス数に対する比や加減値を設定するようにしてもよい。
【0064】
次に、本孔版印刷装置の作用について説明する。
【0065】
まず、マスターホルダー80に孔版原紙ロール21bが設置され、予め設定された1枚の製版分の長さの孔版原紙Mが繰り出される。そして、製版部20において、サーマルヘッド22の複数個の発熱体が各々個別に選択的に発熱することにより感熱穿孔製版され、その製版済孔版原紙Mは、原紙カッタ28により切断されて印刷ドラム31に巻着される。
【0066】
一方、インク供給装置34のインク供給ポンプ35にインク容器10が設置され、これにより記憶手段8の接点83とコネクタ9とが接続され、インク種類取得手段65により記憶手段8に記憶された上記分類値が読み出され、印刷圧力制御手段67に入力される。また、休止時間計測手段66により計測された休止時間が印刷圧力制御手段67に入力される。そして、印刷圧力制御手段67は、入力された上記分類値と上記休止時間に基づき、上記印刷圧力可変テーブルを参照して駆動パルス数を求め、その駆動パルス数を印刷圧力調整用電動機124に出力する。そして、印刷圧力調整用電動機124は入力された駆動パルス数に基づいて駆動され、プレスローラ35の印刷ドラム31に対する印刷圧力が制御される。
【0067】
そして、インク供給装置34により印刷ドラム31の内側に所定の色のインクが供給される。印刷ドラム31が図1における反時計回りの方向へ回転駆動されると印刷ドラム31の回転に同期して所定のタイミングにて印刷用紙Pがタイミングローラ43により図1における左から右へ移動して印刷ドラム31とプレスローラ35との間に供給される。そして、印刷用紙Pがドラムの外周面に巻き付けられている製版済孔版原紙Mに対し、プレスローラ35によって上記のようにして制御された印刷圧力で圧接されることにより、印刷用紙Pに対して所定の色のインクによる孔版印刷が行われる。
【0068】
上記第1の実施形態の孔版印刷装置1によれば、孔版印刷の動作が停止してから再び動作を開始するまでの休止時間を計測するとともに、インクの種類を示す情報を取得し、休止時間とインクの種類とに応じてプレスローラ35の印刷圧力を制御するようにしたので、異なる複数種類のインクを使用する場合においても、その種類の相違および休止時間の経過の両方を考慮した印刷圧力で孔版印刷を行うことにより、印刷動作の開始時から安定した濃度で孔版印刷を行うことができる。
【0069】
また、上記第1の実施形態の孔版印刷装置1において、図5に示すように、使用環境温度を検出する温度検出手段68を設けるとともに、図6に示すような、使用環境温度、上記休止時間および上記分類値に応じた印刷圧力可変テーブルを印刷圧力制御手段67に記憶するようにし、印刷圧力制御手段67において、上記温度検出手段67により測定された使用環境温度、上記休止時間および上記分類値に応じた駆動パルス数を求め、その駆動パルス数で印刷圧力調整用電動機124を駆動させるようにしてもよい。なお、上記休止時間および上記分類値が同じ条件である場合には、使用環境温度がより低い方がインクの粘度が高くなり印刷用紙に転移するインク量が減少するため、上記印刷圧力可変テーブルにおいては、使用環境温度が低いほど駆動パルス数をより大きくして印刷圧力がより高くなるように設定すればよい。
【0070】
また、上記第1の実施形態の孔版印刷装置1において、図7に示すような、使用環境温度、上記休止時間および上記分類値に応じた印刷枚数可変テーブルを記憶した印刷枚数設定手段69を設け(図8参照)、上記のようにして使用環境温度、休止時間および分類値に応じて求められた印刷圧力によって孔版印刷を行う印刷枚数を、上記印刷枚数可変テーブルを参照することにより求めて設定するようにしてもよい。具体的には、上記印刷枚数可変テーブルにおいて、使用環境温度および休止時間が同じ条件である場合には、上記インクの揮発性および粘度の高い分類ほど印刷枚数が多くなるようにし、使用環境温度および分類値が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど印刷枚数が多くなるようにし、休止時間および分類値が同じ条件である場合には、使用環境温度が低いほど印刷枚数が多くなるようにすればよい。そして、上記のようにして求められた印刷枚数の印刷が終了した後には、上記で示した印刷圧力可変テーブルとは異なる印刷圧力可変テーブルを用い、最初の印刷での印刷圧力とは異なる印刷圧力で印刷を行うようにしてもよい。
【0071】
また、上記第1の実施形態の孔版印刷装置1においては、インクの揮発性および粘度を示す情報と休止時間とに応じて印刷圧力を制御するようにしたが、印刷圧力は一定の値に設定し、インクの揮発性および粘度を示す情報と休止時間とに応じて印刷ドラムの回転速度を制御するようにしてもよい。具体的には、インクの揮発性および粘度が高いほど単位時間当りの印刷用紙に転移するインク量が少なくなるので、休止時間が同じ条件である場合には、インクの揮発性および粘度が高いほど回転速度は遅くし、休止時間が長いほどインクの粘度が高くなり単位時間当りの印刷用紙に転移するインク量が少なくなるので、インクの揮発性および粘度を示す情報が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど回転速度は遅くするようにすればよい。また、印刷圧力を制御する場合と同様に、使用環境温度に応じて回転速度を制御するようにしてもよく、その場合には、休止時間およびインクの揮発性および粘度を示す情報が同じ条件である場合には、使用環境温度が低いほど回転速度が遅くなるように設定すればよい。また、印刷圧力を制御する場合と同様に、上記のようにして制御した回転速度での孔版印刷の印刷枚数を制御するようにしてもよい。そして、上記印刷枚数の印刷が終了した後には、最初の印刷での回転速度とは異なる回転速度で印刷を行うようにしてもよい。
【0072】
また、上記第1の実施形態の孔版印刷装置1においては、インクの揮発性および粘度を示す情報と休止時間とに応じて印刷圧力または回転速度を制御するようにしたが、必ずしもインクの揮発性と粘度との両方を考慮してインクを分類する必要はなく、たとえば、使用されるインクの未使用状態における粘度がどのインクも同じ程度である場合には、インクの揮発性のみを考慮し、その揮発性と休止時間とに応じて印刷圧力または回転速度を制御するようにしてもよい。また、使用されるインクの揮発性がどのインクも同じ程度である場合には、インクの粘度のみを考慮し、その粘度と休止時間とに応じて印刷圧力または回転速度を制御するようにしてもよい。
【0073】
また、上記第1の実施形態の孔版印刷装置1においては、インクの種類を示す情報を記憶手段8のメモリIC81に記憶するようにしたが、これに限らず、インクの種類を示す情報をバーコードとして記録するようにしてもよいし、その他文字、記号などにより記録するようにしてもよい。また、上記第1の実施形態においては、インクの種類を示す情報として、インクの粘度および揮発性を示す情報を利用するようにしたが、印刷ドラム31や孔版原紙Mにおけるインクの透過性に影響を及ぼすものであれば如何なるものでもよく、たとえば、粘度変化特性を示す情報などを利用するようにしてもよい。
【0074】
また、上記第1の実施形態の孔版印刷装置1においては、図4および図6に示すような印刷圧力可変テーブルを装置本体側の印刷圧力制御手段67に設けるようにしたが、これらのテーブルをインク容器10の記憶手段8に記憶するようにし、印刷圧力制御手段67がこの記憶手段8に記憶された印刷圧力可変テーブルを用いて駆動パルス数を求め、その駆動パルス数を印刷圧力調整用電動機124に出力するようにしてもよい。また、図7に示すような印刷枚数可変テーブルを装置本体側の印刷枚数設定手段69に設けるのではなく、このテーブルをインク容器10の記憶手段8に記憶するようにし、印刷枚数設定手段69がこの記憶手段8に記憶された印刷枚数可変テーブルを用いて上記印刷枚数を求めるようにしてもよい。
【0075】
次に、本発明の孔版印刷方法を実施する孔版印刷装置の第2の実施形態について説明する。
【0076】
本実施形態の孔版印刷装置2の概略構成は、図1に示す第1の実施形態の孔版印刷装置1と同様であるが、孔版印刷装置2の原紙ロール部21には、図9に示すように、製版前の長尺の孔版原紙Mが紙管21aに券回された孔版原紙ロール21bがマスターホルダー90に交換可能な状態で装着されている。孔版原紙ロール21bの孔版原紙Mは、熱可塑性フィルムと多孔性支持体とが重ね合わされてなるものである。孔版原紙Mの多孔性支持体としては、たとえば、和紙、不織布、人工繊維または合成膜などが用いられる。多孔性支持体の厚さとしては、20〜200μmであることが好ましく、より好ましくは30〜100μm、特の好ましくは30〜60μmである。また、熱可塑性フィルムとしては、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレンン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、それぞれの共重合体、およびそれらのブレンド物等からなる従来公知のフィルムが挙げられるが、穿孔感度の点からはポリエステルおよびその共重合体またはブレンド物が好ましい。ポリエステルとしては、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレートとの共重合体、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ブチレンテレフタレートとエチレンテレフタレートとの共重合体、ブチレンテレフタレートとヘキサメチレンテレフタレートとの共重合体、ヘキサメチレンテレフタレートと1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレートとの共重合体、エチレンテレフタレートとエチレン−2,6−ナフタレートとの共重合体およびこれらのブレンド物等が挙げられる。また、熱可塑性フィルムは、少なくとも1軸方向に延伸されているものが好ましい。より好ましくは2軸延伸フィルムである。また、厚さは0.1〜5μmであることが好ましく、より好ましくは0.1〜3μm、特に好ましくは0.5〜2μmである。孔版原紙Mの熱可塑性フィルムと多孔性支持体とは、通常の状態で剥がれることなく、また穿孔やインク通過を阻害しないものであれば如何なる接着方法を用いてもよい。接着剤としては、酢酸ビニル系、アクリル系、塩化ビニル酢酸ビニル共重合系、ポリエステル系、ウレタン系のものが用いられる。あるいは紫外線硬化型接着剤として、ポリエステル系アクリレート、ウレタン系アクリレート、エポキシ系アクリレート、ポリオール系アクリレートと光重合開始剤の配合物であるが、特にウレタンアクリレートを主成分とするものが好ましい。また、これらに必要に応じて、他の添加剤、たとえば帯電防止剤、滑剤等が添加されてもよい。
【0077】
また、孔版原紙ロール21bの紙管21a内の一端部には、紙管21aに対して回転自在に設置された支持部材21cに、孔版原紙ロール21bの多孔性支持体の空隙率を示す情報を記憶した記憶手段91が配置されている。この記憶手段91は電源を供給しなくても一定期間データを記憶できる不揮発性メモリー(EEPROMなど)を構成するメモリーIC92を備え、このメモリーIC92が取り付けられた基板73の先端に接点94が設けられている。また、図9に示すように、マスターホルダー90には孔版原紙ロール21bの記憶手段70の接点73と電気的に接続するコネクター95が設置されている。
【0078】
そして、本孔版印刷装置2は、図9に示すように、コネクタ95に接続され、孔版原紙ロール21bの記憶手段91から孔版原紙Mの空隙率を示す情報を取得する原紙種類取得手段96、印刷動作が停止してから再び動作を開始するまでの休止時間を計測する休止時間計測手段66、および原紙種類取得手段96により取得された孔版原紙Mの空隙率を示す情報と上記休止時間とに応じて印刷圧力調整用電動機124の動作を制御することによりプラテンローラ35の印刷ドラム31に対する印刷圧力を制御する印刷圧力制御手段97とを備えている。
【0079】
印刷圧力制御手段97には、上記第1の実施形態において図4に示したような印刷圧力可変テーブルが記憶されている。本実施形態の印刷圧力可変テーブルは、孔版原紙ロール21bの孔版原紙Mの空隙率を示す情報0〜2と上記休止時間とから印刷圧力調整用電動機124の駆動パルス数を求めることができるものである。上記孔版原紙Mの空隙率を示す情報0〜2とは、予め実験により孔版原紙Mの空隙率に基づいて分類された分類値であり、孔版原紙尾ロール21bの記憶手段91には0〜2のいずれか1つの分類値が記憶されている。また、印刷速度は予め装置の操作者により設定される。印刷圧力可変テーブルにおける駆動パルス数は、同じ休止時間においては、上記空隙率が低い分類ほど大きい駆動パルス数が設定されており、その結果、プレスローラ35の印刷ドラム31に対する印刷圧力が大きくなるように制御される。また、同じ分類値においては、上記休止時間が長いほど大きい駆動パルス数が設定されており、その結果、プレスローラ35の印刷ドラム31に対する印刷圧力が大きくなるように制御される。なお、本実施形態では、印刷圧力可変テーブルには駆動パルス数自体を設定するようにしたが、これに限らず、予め標準的な孔版原紙ロールについての駆動パルス数を設定しておき、印刷圧力可変テーブルにはこの標準的な駆動パルス数に対する比や加減値を設定するようにしてもよい。
【0080】
次に、本孔版印刷装置の作用について説明する。
【0081】
まず、マスターホルダー80に孔版原紙ロール21bが設置され、予め設定された1枚の製版分の長さの孔版原紙Mが繰り出される。そして、製版部20において、サーマルヘッド22の複数個の発熱体が各々個別に選択的に発熱することにより感熱穿孔製版され、その製版済孔版原紙Mは、原紙カッタ28により切断されて印刷ドラム31に巻着される。
【0082】
一方、孔版原紙ロール21bの記憶手段91の接点94とコネクタ95とが接続され、原紙種類取得手段96により記憶手段91に記憶された上記分類値が読み出され、印刷圧力制御手段97に入力される。また、休止時間計測手段66により計測された休止時間が印刷圧力制御手段97に入力される。そして、印刷圧力制御手段97は、入力された上記分類値と上記休止時間に基づき、上記印刷圧力可変テーブルを参照して駆動パルス数を求め、その駆動パルス数を印刷圧力調整用電動機124に出力する。そして、印刷圧力調整用電動機124は入力された駆動パルス数に基づいて駆動され、プレスローラ35の印刷ドラム31に対する印刷圧力が制御される。その後の動作については、上記第1の実施形態と同様である。
【0083】
上記第2の実施形態の孔版印刷装置2によれば、孔版印刷の動作が停止してから再び動作を開始するまでの休止時間を計測するとともに、孔版原紙の種類を示す情報を取得し、休止時間と孔版原紙の種類とに応じてプレスローラ35の印刷圧力を制御するようにしたので、異なる複数種類の孔版原紙ロールを使用する場合においても、その種類の相違および休止時間の経過の両方を考慮した印刷圧力で孔版印刷を行うことにより、印刷動作の開始時から安定した濃度で孔版印刷を行うことができる。
【0084】
また、上記第2の実施形態の孔版印刷装置2においても、上記第1の実施形態と同様に、図10に示すように、使用環境温度を検出する温度検出手段68を設け、使用環境温度、上記休止時間および上記分類値に応じた印刷圧力可変テーブルを印刷圧力制御手段97に記憶するようにし、印刷圧力制御手段97において、上記温度検出手段68により測定された使用環境温度、上記休止時間および上記分類値に応じた駆動パルス数を求め、その駆動パルス数で印刷圧力調整用電動機124を駆動させるようにしてもよい。
【0085】
また、上記第2の実施形態の孔版印刷装置2においても、上記第1の実施形態と同様に、図11に示すような、使用環境温度、上記休止時間および上記分類値に応じた印刷枚数可変テーブルを記憶した印刷枚数設定手段98を設け、上記のようにして使用環境温度、休止時間および分類値に応じて求められた印刷圧力によって孔版印刷を行う印刷枚数を、上記印刷枚数可変テーブルを参照することにより求めて設定するようにしてもよい。具体的には、上記印刷枚数可変テーブルにおいて、使用環境温度および休止時間が同じ条件である場合には、上記孔版原紙の空隙率が低い分類ほど印刷枚数が多くなるようにし、使用環境温度および分類値が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど印刷枚数が多くなるようにし、休止時間および分類値が同じ条件である場合には、使用環境温度が低いほど印刷枚数が多くなるようにすればよい。そして、上記のようにして求められた印刷枚数の印刷が終了した後には、上記で示した印刷圧力可変テーブルとは異なる印刷圧力可変テーブルを用い、最初の印刷での印刷圧力とは異なる印刷圧力で印刷を行うようにしてもよい。
【0086】
また、上記第2の実施形態の孔版印刷装置2においては、孔版原紙Mの空隙率を示す情報と休止時間とに応じて印刷圧力を制御するようにしたが、印刷圧力は一定の値に設定し、インクの空隙率を示す情報と休止時間とに応じて印刷ドラムの回転速度を制御するようにしてもよい。具体的には、孔版原紙Mの空隙率が大きいほど単位時間当りの印刷用紙に転移するインク量が多くなるので、休止時間が同じ条件である場合には、インクの空隙率が大きいほど回転速度は速くし、休止時間が長いほどインクの粘度が高くなり単位時間当りの印刷用紙に転移するインク量が少なくなるので、孔版原紙Mの空隙率を示す情報が同じ条件である場合には、休止時間が長いほど回転速度は遅くするようにすればよい。また、印刷圧力を制御する場合と同様に、使用環境温度に応じて回転速度を制御するようにしてもよい。また、印刷圧力を制御する場合と同様に、上記のようにして制御した回転速度での孔版印刷の印刷枚数を制御するようにしてもよい。そして、上記印刷枚数の印刷が終了した後には、最初の印刷での回転速度とは異なる回転速度で印刷を行うようにしてもよい。
【0087】
また、上記第2の実施形態の孔版印刷装置2においては、孔版原紙Mの空隙率を示す情報を記憶手段91のメモリIC92に記憶するようにしたが、これに限らず、上記空隙率を示す情報をバーコードとして記録するようにしてもよいし、その他文字、記号などにより記録するようにしてもよい。また、本実施形態では、孔版原紙Mの種類を示す情報として、空隙率を示す情報を利用するようにしたが、その他空隙径の大きさを示す情報、空隙の構造を示す情報、多孔性支持体の厚さを示す情報、多孔性支持体の材質を示す情報、多孔性支持体のぬれ性を示す情報などを利用することができ、これらのうち少なくとも1つを含むことが望ましい。
【0088】
また、上記第2の実施形態の孔版印刷装置2においては、印刷圧力可変テーブルを装置本体側の印刷圧力制御手段97に設けるようにしたが、これらのテーブルを孔版原紙ロール21bの記憶手段91に記憶するようにし、印刷圧力制御手段97がこの記憶手段91に記憶された印刷圧力可変テーブルを用いて駆動パルス数を求め、その駆動パルス数を印刷圧力調整用電動機124に出力するようにしてもよい。また、印刷枚数可変テーブルを装置本体側の印刷枚数設定手段98に設けるのではなく、このテーブルを孔版原紙ロール21bの記憶手段91に記憶するようにし、印刷枚数設定手段98がこの記憶手段91に記憶された印刷枚数可変テーブルを用いて上記印刷枚数を求めるようにしてもよい。
【0089】
また、上記第1の実施形態の孔版印刷装置1においては、インクの種類および休止時間に基づいて印刷圧力、回転速度または印刷枚数を設定し、上記第2の実施形態の孔版印刷装置2においては、孔版原紙の種類および休止時間に基づいて印刷圧力、回転速度または印刷枚数を設定するようにしたが、インクの種類と孔版原紙の種類および休止時間に基づいて印刷圧力、回転速度または印刷枚数を設定するようにしてもよい。具体的には、上記第1および第2の実施形態において用いられた分類値をインクの種類と孔版原紙の種類から設定するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の孔版印刷装置の第1の実施形態の概略構成図
【図2】図1に示す孔版印刷装置の一部のブロック図
【図3】図1に示す孔版印刷装置のプレスローラの駆動装置の概略構成図
【図4】図2に示す印刷圧力制御手段が有する印刷圧力可変テーブル
【図5】本発明の孔版印刷装置の第1の実施形態の一部のブロック図
【図6】図5に示す印刷圧力制御手段が有する印刷圧力可変テーブル
【図7】印刷枚数設定手段が有する印刷枚数可変テーブル
【図8】本発明の孔版印刷装置の第1の実施形態の一部のブロック図
【図9】本発明の孔版印刷装置に第2の実施形態の一部ブロック図
【図10】本発明の孔版印刷装置に第2の実施形態の一部ブロック図
【図11】本発明の孔版印刷装置に第2の実施形態の一部ブロック図
【符号の説明】
1 孔版印刷装置
8,91 記憶手段
9,95 コネクタ
10 読取部
12 ラインイメージセンサ
14 原稿送りローラ
20 製版部
21 原紙ロール部
21a 紙管
21b 孔版原紙ロール
22 製版ユニット
28 原紙カッタ
30 印刷部
31 印刷ドラム
35 プレスローラ
40 給紙部
50 排紙部
60 排版部
65 インク種類取得手段
66 休止時間計測手段
67,97 印刷圧力制御手段
68 温度検出手段
69,98 印刷枚数設定手段
81,92 メモリIC
82,93 基板
83,94 接点
90 マスターホルダー
96 原紙種類取得手段
113 アジャストスクリュ
116 ナット部材
117 引張コイルばね
124 印刷圧力調整用電動機
126 駆動歯車

Claims (8)

  1. 製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラム内にインクを供給し、
    前記印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接するとともに、前記印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて前記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷方法において、
    前記孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測するとともに、前記孔版原紙の種類を示す情報を取得し、
    前記休止時間と前記孔版原紙の種類とに応じて前記印刷圧力を制御することを特徴とする孔版印刷方法。
  2. 前記休止時間と前記孔版原紙の種類とに応じた印刷圧力による孔版印刷の印刷枚数を、前記休止時間および前記孔版原紙の種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定することを特徴とする請求項1記載の孔版印刷方法。
  3. 製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラム内にインクを供給し、
    前記印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接するとともに、前記印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて前記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷方法において、
    前記孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測するとともに、前記孔版原紙の種類を示す情報を取得し、
    前記休止時間と前記孔版原紙の種類とに応じて前記回転速度を制御することを特徴とする孔版印刷方法。
  4. 前記休止時間と前記孔版原紙の種類とに応じた回転速度による孔版印刷の印刷枚数を、前記休止時間および前記孔版原紙の種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定することを特徴とする請求項3記載の孔版印刷方法。
  5. 製版された孔版原紙が巻着され所定の回転速度で回転する印刷ドラムと、該印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接する圧接手段とを有し、前記印刷ドラム内にインクを供給し、前記製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラムに前記圧接手段により所定の印刷圧力で前記印刷用紙を圧接させるとともに、前記印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて前記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷装置において、
    前記孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段と、
    前記孔版原紙の種類を示す情報を取得する原紙種類取得手段と、
    前記休止時間計測手段により計測された休止時間と前記原紙種類取得手段により取得された孔版原紙の種類を示す情報とに応じて前記圧接手段の印刷圧力を制御する印刷圧力制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 前記休止時間と前記孔版原紙の種類とに応じた印刷圧力による孔版印刷の印刷枚数を、前記休止時間および前記孔版原紙の種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定する印刷枚数設定手段を有することを特徴とする請求項5記載の孔版印刷装置。
  7. 製版された孔版原紙が巻着され所定の回転速度で回転する印刷ドラムと、該印刷ドラムの外周面に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接する圧接手段とを有し、前記印刷ドラム内にインクを供給し、前記製版された孔版原紙が巻着された印刷ドラムに前記圧接手段により所定の印刷圧力で前記印刷用紙を圧接させるとともに、前記印刷ドラムを所定の回転速度で回転させて前記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷装置において、
    前記孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段と、
    前記孔版原紙の種類を示す情報を取得する原紙種類取得手段と、
    前記休止時間計測手段により計測された休止時間と前記原紙種類取得手段により取得された孔版原紙の種類を示す情報とに応じて前記印刷ドラムの回転速度を制御する回転速度制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
  8. 前記休止時間と前記孔版原紙の種類とに応じた回転速度による孔版印刷の印刷枚数を、前記休止時間と前記孔版原紙の種類を示す情報の少なくともいずれか1つに応じて設定する印刷枚数設定手段を有することを特徴とする請求項7記載の孔版印刷装置。
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