JP2012121206A - 孔版印刷装置及びその印圧制御方法 - Google Patents

孔版印刷装置及びその印圧制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】孔版印刷装置において、休止明けに、複数の孔版原紙を順次使用して印刷を行う場合においても、安定した印刷濃度の孔版印刷を行う。
【解決手段】休止時間計測手段66が、印刷が終了してから再び開始されるまでの休止時間を計測し、休止時間が所定の閾値以上である場合に、第1の基準値設定手段73が、再び印刷が開始されてからの、現在までに印刷ドラムから剥取された孔版原紙の累積版数および現在の孔版原紙による印刷が開始されるまでに印刷された印刷用紙の累積枚数に基づいて基準値を設定し、印刷枚数計測手段71が現在の孔版原紙を使用して印刷された印刷用紙の枚数を計測し、印刷圧力制御手段67が、印刷枚数計測手段71により計測された印刷用紙の枚数が基準値よりも小さい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さく又は大きくなるように制御し、基準値よりも大きい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力となるように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、揮発によって粘度が変化するインクを使用して孔版印刷を行う孔版印刷装置及びその印圧制御方法に関するものである。
従来より、スキャナなどにより原稿を読み取った画像データに基づいてサーマルヘッドなどを駆動し、孔版原紙を溶融穿孔することにより製版処理を施して版を作成し、この作成された版を印刷ドラムに巻着して印刷ドラムの内側よりインクを供給し、ローラなどによりインクを印刷用紙に転移することにより印刷を行う孔版印刷装置が種々提案されている。
上記のような孔版印刷装置においては、印刷が停止されてから再び印刷が開始されるまでの休止時間が長くなると、印刷ドラム内に放置されたインク中の水分が蒸発してインクの粘度が低下あるいは上昇し、印刷ドラム内から孔版原紙を透過して印刷用紙に転移されるインク量が変化して安定した濃度の孔版印刷を行うことができなくなるという問題がある。
たとえば、インクが水分の蒸発によって粘度が上昇するものである場合は、印刷ドラム内のインクが印刷用紙に転移しにくい状態になって、印刷濃度が通常より薄くなったり、印刷濃度にむらができたりする。一方、インクが水分の蒸発によって粘度が低下するものである場合は、印刷用紙にインクが必要以上に供給され、印刷濃度が通常より高くなったり、裏写りや画像滲みが発生したりする。
そこで、特許文献1においては、過去に印刷動作を行ったときから再び印刷動作を開始するまでの休止時間を計測し、この計測された休止時間の長さとインクの種類とに応じて上記ローラの印刷ドラムに対する印刷圧力を一時的に制御するとともに、その印刷圧力による印刷枚数も休止時間の長さとインクの種類とに応じて設定することにより印刷用紙に転移されるインク量を一定量に維持し、安定した濃度の孔版印刷を行う方法が提案されている。
特開2004−243567号公報
しかしながら、上記孔版印刷装置において、休止明けに、たとえば複数の孔版原紙を順次使用して印刷を行う場合には、孔版原紙を取り替える際に一部のインクが剥取された孔版原紙に引っ付いて除去されることによって、印刷ドラム内における変質したインクの量が変化するとともに、孔版原紙毎の穿孔範囲の相違によって印刷ドラム上のインクが主に消費される部分も異なってくるため、上記のように印刷圧力を制御すべき印刷枚数を休止時間の長さとインクの種類のみに応じて一律に設定したのでは、安定した印刷濃度の孔版印刷を行うことができない。
本発明は、上記事情を鑑み、孔版印刷装置において、休止明けに、複数の孔版原紙を順次使用して印刷を行う場合においても、安定した印刷濃度の孔版印刷を行うことができる孔版印刷装置及びその印圧制御方法を提供することを目的とするものである。
本発明の印圧制御方法は、製版された孔版原紙が巻着される印刷ドラムと、印刷ドラムの外周面に巻着された孔版原紙に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接させる圧接手段とを備え、印刷ドラム内にインクを供給し、圧接手段により印刷ドラムに巻着された孔版原紙に印刷用紙を圧接させてインクによる印刷を行う孔版印刷装置における、印刷圧力を制御する印圧制御方法であって、印刷が終了してから再び印刷が開始されるまでの休止時間を計測し、計測された休止時間が所定の閾値以上である場合に印圧制御モードを設定し、印圧制御モードにおいて、再び印刷が開始されてからの、現在までに印刷ドラムから剥取された孔版原紙の累積版数および現在の孔版原紙による印刷が開始されるまでに印刷された印刷用紙の累積枚数に基づいて基準値を設定し、現在の孔版原紙を使用して印刷された印刷用紙の枚数を計測し、該計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも小さい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さく又は大きくなるように圧接手段を制御し、計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも大きい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力となるように圧接手段を制御することを特徴とする。
ここで、通常の印刷圧力とは、所定の閾値以上の休止時間を空けることなく連続して印刷を行う場合に、所望の印刷濃度が得られる印刷条件として定められた印刷圧力を意味する。
また、現在の孔版原紙とは、印刷ドラムに現に巻着されている孔版原紙を意味する。
また、前記印刷が終了してから再び前記印刷が開始されるまでの休止時間とは、インクが実質的に消費されなくなってから、再びインクが消費されるまでの時間を意味し、たとえば印刷のための印刷ドラムの回転が停止してから次の印刷のために印刷ドラムが回転し始めるまでの時間、あるいは、それと一義的に対応関係にある時間等を意味する。
また、基準値としては、現在の孔版原紙によってその設定された基準値の枚数の印刷を行うことで、印刷ドラム内の、少なくともその孔版原紙の穿孔された位置に対応する部分における変質した古いインクが新しいインクに入れ替わり、その孔版原紙によって印刷を行う限り、それ以降の印刷では通常の印刷圧力で印刷を行っても所望の印刷濃度が得られるであろう値を設定するとよい。
また、基準値の設定は、孔版原紙の累積版数が大きくなるほど基準値が小さくなるように設定するとともに、印刷用紙の累積枚数が大きくなるほど基準値が小さくなるように設定するものであってもよい。
なお、上記基準値の設定は、少なくとも印刷に使用する孔版原紙が変わる毎に行えば足りる。
また、上記印圧制御方法において、孔版原紙の累積版数に基づいて第2の基準値を設定し、再び印刷が開始されてから現在までに印刷された印刷用紙の総累積枚数を計測し、該計測された印刷用紙の総累積枚数が第2の基準値よりも大きくなった場合、印圧制御モードを解除するようにしてもよい。
ここで、第2の基準値としては、その設定された第2の基準値の枚数の印刷を行うことで、印刷ドラム内の変質した古いインクが完全に新しいインクに入れ替わるであろう値を設定するとよい。
また、第2の基準値の設定は、孔版原紙の累積版数が大きくなるほど第2の基準値が小さくなるように設定するものであってもよい。
なお、印圧制御モードを解除してから再び印圧制御モードが設定されるまでは、特に別の事情がない限り、通常の印刷圧力で印刷を行えばよい。
また、インクが揮発によって粘度低下するものであり、圧接手段の制御が、計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも小さい場合に、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さくなるように圧接手段を制御するものであってもよい。
また、インクが揮発によって粘度上昇するものであり、圧接手段の制御が、計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも小さい場合に、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも大きくなるように圧接手段を制御するものであってもよい。
ここで、インクが揮発するとは、インク中の水分や溶剤等の揮発成分が揮発することを意味する。
また、揮発によって最初は粘度が下がっていって、さらに揮発が続くと下がったところから粘度が上昇するインクは、その上昇に転じるのが相当長い時間の経過後であって、低下していく時間範囲以外での使用が一般的な使用状態ではほとんどない場合には、揮発によって粘度が低下するインクとして扱う。
本発明の孔版印刷装置は、製版された孔版原紙が巻着される印刷ドラムと、印刷ドラムの外周面に巻着された孔版原紙に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接させる圧接手段とを備え、印刷ドラム内にインクを供給し、圧接手段により印刷ドラムに巻着された孔版原紙に印刷用紙を圧接させてインクによる印刷を行う孔版印刷装置において、印刷が終了してから再び印刷が開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段と、計測された休止時間が所定の閾値以上である場合に印圧制御モードを設定するモード設定手段と、印圧制御モードにおいて、再び印刷が開始されてからの、現在までに印刷ドラムから剥取された孔版原紙の累積版数および現在の孔版原紙による印刷が開始されるまでに印刷された印刷用紙の累積枚数に基づいて基準値を設定する基準値設定手段と、印圧制御モードにおいて、現在の孔版原紙を使用して印刷された印刷用紙の枚数を計測する印刷枚数計測手段と、印圧制御モードにおいて、印刷枚数計測手段により計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも小さい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さく又は大きくなるように圧接手段を制御し、計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも大きい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力となるように圧接手段を制御する印刷圧力制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
上記孔版印刷装置において、基準値設定手段は、孔版原紙の累積版数が大きくなるほど基準値が小さくなるように設定するとともに、印刷用紙の累積枚数が大きくなるほど基準値が小さくなるように設定するものであってもよい。
上記孔版印刷装置は、孔版原紙の累積版数に基づいて第2の基準値を設定する第2の基準値設定手段と、再び印刷が開始されてから現在までに印刷された印刷用紙の総累積枚数を計測する総枚数計測手段と、計測された印刷用紙の総累積枚数が設定された第2の基準値よりも大きくなった場合、印圧制御モードを解除するモード解除手段とを備えたものであってもよい。
上記孔版印刷装置において、第2の基準値設定手段は、孔版原紙の累積版数が大きくなるほど第2の基準値が小さくなるように設定するものであってもよい。
また、インクが揮発によって粘度低下するものであり、印刷圧力制御手段が、計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも小さい場合に、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さくなるように圧接手段を制御するものであってもよい。
また、インクが揮発によって粘度上昇するものであり、印刷圧力制御手段が、計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも小さい場合に、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも大きくなるように圧接手段を制御するものであってもよい。
本発明の孔版印刷装置及びその印圧制御方法によれば、孔版印刷装置において、印刷が終了してから再び印刷が開始されるまでの休止時間を計測し、計測された休止時間が所定の閾値以上である場合に印圧制御モードを設定し、印圧制御モードにおいて、再び印刷が開始されてからの、現在までに印刷ドラムから剥取された孔版原紙の累積版数および現在の孔版原紙による印刷が開始されるまでに印刷された印刷用紙の累積枚数に基づいて基準値を設定し、現在の孔版原紙を使用して印刷された印刷用紙の枚数を計測し、該計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも小さい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さく又は大きくなるように圧接手段を制御し、計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも大きい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力となるように圧接手段を制御するようにしたので、各孔版原紙による印刷において印刷圧力を小さく又は大きく制御すべき印刷枚数を、孔版原紙の取り替えによるインクの消費状態の変化を考慮して設定でき、休止明けに、複数の孔版原紙を順次使用して印刷を行う場合においても、安定した印刷濃度の孔版印刷を行うことができる。
本発明の孔版印刷装置の概略構成図 図1に示す孔版印刷装置の一部のブロック図 図1に示す孔版印刷装置のプレスローラの駆動装置の概略構成図 印圧制御モードの解除の判断に用いられるルックアップテーブル 印圧制御モードにおける印刷圧力の制御に用いられるルックアップテーブル
以下、図面を参照して、本発明の孔版印刷装置及びその印圧制御方法の実施形態について説明する。図1は、孔版印刷装置1の概略構成図である。孔版印刷装置1は、図1に示すように、原稿の画像を読み取る読取部10、読取部10で読み取られた画像情報に基づいて孔版原紙Mに製版処理を施す製版部20、製版部20において製版された孔版原紙Mを用いて印刷用紙に印刷を施す印刷部30、印刷部30に印刷用紙を給紙する給紙部40、印刷済みの印刷用紙を排出する排紙部50、および使用済みの孔版原紙Mを廃棄する排版部60を備えている。
読取部10は、イメージスキャナであり、副走査方向に搬送される原稿の画像の読み取りを行うラインイメージセンサ12と原稿送りローラ14とを有している。
製版部20は、原紙ロール部21と、複数個の発熱体が一列配列されてなるサーマルヘッドを有する製版ユニット22と、原紙送りローラ23、24と、原紙案内ローラ25,26,27と、原紙カッタ28とを有している。この製版部20では、原紙ロール21から予め設定された1枚の製版分の長さの孔版原紙Mが繰り出され、製版ユニット22の複数個の発熱体が各々個別に選択的に発熱することにより孔版原紙Mが感熱穿孔製版される。その製版済孔版原紙Mは、原紙カッタ28により切断されて印刷ドラム31に巻着される。
印刷部30は、多孔金属板、メッシュ構造体などのインク通過性の円筒状の印刷ドラム31、印刷ドラム31の内部に配置されたスキージローラ32とドクターローラ33とインク供給ポンプ35(図2参照)とを有するインク供給装置34、およびプレスローラー36を有している。ドラムの外周には製版済孔版原紙Mが巻き付けられて装着されるようになっている。
印刷部30において使用されるインクが収容されたインク容器2は、図2に示すように、その先端部にインクが吐出される開口部3が設けられており、この開口部3が印刷ドラム20内に設置されたインク供給ポンプ35に接続される。また、インク容器2には、その先端部にインク容器2内に収容されたインクの揮発性および粘度を示す情報を記憶する記憶手段4が設けられている。この記憶手段4は電源を供給しなくても一定期間データを記憶できる不揮発性メモリー(EEPROMなど)を構成するメモリーIC81を備え、このメモリーIC81が取り付けられた基板82の先端に接点83が設けられている。
また、図2に示すように、本孔版印刷装置1のインク供給ポンプ35の近傍には、インク容器2の記憶手段4の接点83と電気的に接続するコネクタ5が設置されている。そして、記憶手段4に記憶されたインクの揮発性および粘度を示す情報が後述するインク種類取得手段により読み出されるようコネクタ5とインク種類取得手段とが接続されている。
本孔版印刷装置1においては、インク供給装置34により印刷ドラム31の内側に所定の色の印刷インクが供給され、印刷ドラム31が図示省略した回転駆動手段により自身の中心軸線の周りに図にて反時計廻り方向へ回転駆動され、印刷ドラム31の回転に同期して所定のタイミングにて印刷用紙Pがタイミングローラ43により図にて左方より右方へ移動する状態にて印刷ドラム31とプレスローラー36との間に供給され、印刷用紙Pがプレスローラー36より印刷ドラム31の外周面の巻き付け装着されている製版済孔版原紙Mに対し圧接されることによリ、印刷用紙Pに対して所定の色の印刷インクによる孔版印刷が行われる。
図3はプレスローラー36の駆動装置を示している。プレスローラー36は、印刷ドラム31の軸線方向に延在してなり、ブラケット100により自身の中心軸線の周りに回転可能に支持され、ブラケット100は固定側部材である図示されていないフレームより回転可能に支持されたプレス軸101に固定装着されている。これによりプレスローラー36は、プレス軸101を中心にして略上下方向に揺動変位可能とされ、印刷ドラム31の外周面より引き離された退避位置と印刷ドラム31の外周面に対して押し付けられるプレス作用位置との間に移動可能になっている。
プレス軸101にはプレス駆動レバー102が固定装着されており、またプレス軸101はプレス駆動板103を回転可能に支持している。プレス駆動板103には枢軸104によりフック部材105が回動可能に取り付けられており、フック部材105は、プレス駆動板103に搭載されたソレノイド106により回動駆動されてプレス駆動レバー102と選択的に係合し、プレス駆動レバー102とプレス駆動板103とを相互に駆動連結する。プレス駆動板103の端部には枢軸107により第一リンク部材108の一端が枢動連結されている。第一リンク部材108には長孔109が二カ所に各々同方向に延在して形成され、この各長孔109には第二リンク部材110のピン111が係合している。これにより第一リンク部材108と第二リンク部材110とは長孔109の範囲内にて相互にリンク長さ方向、即ち図3にて略上下方向に変位可能に連結されている。
第一リンク部材108の下端部には折曲フランジ片部112が設けられており、折曲フランジ片部112にはアジャストスクリュ113が第一リンク部材108の往復運動方向に移動可能に貫通している。アジャストスクリュ113にはこの折曲フランジ片部112より下方の位置にカラー114を介して外歯115を有しスラスト受けを行う平歯車状のナット部材116が螺合しており、このアジヤストスクリュ113の上端部には引張コイルばね117の一端が係止されている。なお、アジャストスクリュ113は、これに引張コイルばね117の一端が係止されることより回り止めされ、ナット部材116の回転により第一リンク部材108に対して軸線方向に移動する。引張コイルばね117は、他端にてピン111に係止され、第一リンク部材108を第ニリンク部材110に対して上方、換言すればプレス駆動板103をプレス軸101の周りに図3にて反時計廻り方向、さらに換言すればプレスローラー36を印刷ドラム31の外周面に対して押し付ける方向へ付勢している。
第二リンク部材110は上端部にて枢軸118によりカムレバー119の先端部と枢動連結されている。カムレバー119は、支持軸120により図示省略のフレームより回動可能に支持され、先端部に枢軸118によりカムフォロアローラ121を回転可能に支持している。カムフォロアローラ121は主軸122に取り付けられたプレスカム123と係合している。プレスカム123は、印刷ドラム31の回転に同期して回転し、印刷ドラム31の外周部に設けられている図示されていない孔版原紙クランプ部がプレスローラー36と対応する回転位置に位置する時に、プレスローラー36と孔版原紙クランプ部と干渉をさけるために、プレスローラー36を前記退避位置に位置させるカムプロフィールを有している。
折曲フランジ片部112には印刷圧力調整用電動機124が取り付けられており、印刷圧力調整用電動機124の出力軸125には駆動菌車126が固定装着されている。駆動歯車126は、ナット部材116の外歯115と噛合し、印刷圧力調整用電動機124の出力軸回転をナット部材116へ伝達する。このプレスローラ駆動装置においては、印刷ドラム31の回転によりプレスカム123が図3にて時計廻り方向へ回転し、この回転により第二リンク部材110が略上下方向に往復動し、この往復動が引張コイルばね117を介して第一リンク部材108に伝達される。第一リンク部材108の往復動によりプレス駆動板103がプレス軸101を中心として往復回動し、この時にソレノイド106によりフック部材105が係合位置に移動されてプレス駆動レバー102と係合していることにより、プレス駆動板103の往復回動がプレス軸101に伝達され、このプレス軸101の往復回動によりプレスローラー36がプレス軸101を中心として略上下方向に揺動変位し、プレスローラー36は印刷ドラム31の外周面より引き離された退避位置と印刷ドラム31の外周面に対して押し付けられるプレス作用位置との間に移動する。
この際、プレスローラー36のプレス作用位置への移動は、第ニリンク部材110が引き上げられてこの動きが引張コイルばね117に引張力を与えつつ第一リンク部材108に伝達され、プレス駆動板103がプレス軸101を中心として図3にて反時計廻り方向へ回動することにより行われ、プレスローラー36が印刷用紙Pを挟んで印刷ドラム31の外周面に対して押し付けられてプレス駆動板103のプレス軸101を中心とした図3にて反時計廻り方向の回動が制限され、この状態よりもなおも第二リンク部材110が引き上げられることにより、第二リンク部材110が第一リンク部材108に対して変位し、引張コイルばね117が伸張するようになる。この結果、引張コイルばね117の伸張によるばね力によりプレスローラー36が印刷用紙Pを挟んで版胴37の外周面に対して押し付けられ、印刷圧力はこのばね力により決まるようになる。
印刷圧力の調節に際しては、印刷圧力調整用電動機124を駆動して駆動歯車126を回転させる。駆動歯車126の回転はナット部材116に伝達され、ナット部材116の回転によりアジャストスクリュ113が第一リンク部材108に対して軸線方向へ移動し、アジヤストスクリュ113の第一リンク部材108に対する軸線方向位置が変化する。これにより引張コイルばね117とアジヤストスクリュ113との係止部が第一リンク部材108に対して軸線方向に変位し、この変位により引張コイルばね117の取付長さが変化し、これの取付荷重が変化する。この引張コイルばね117の取付荷重の変化により、上述の如き作用下にてプレスローラー36を印刷ドラム31の外周面に対して押し付ける圧力、即ち印刷圧力が変化する。
給紙部40は、印刷用紙Pが載置される給紙台41と、給紙台41より印刷用紙Pを一枚ずつ取り出すピックアップローラ42と、印刷用紙Pを印刷ドラム31とプレスローラー36との間に送り出すタイミングローラ43とを有している。
排紙部50は、印刷用紙Pを印刷ドラム31より剥ぎ取る剥取爪51と、排紙送りベルト部52と、印刷済みの印刷用紙Pが積載される排紙台53とを有している。
排版部60は、印刷部30の一方の側に設けられ、印刷ドラム31から引き剥がされた使用済みの孔版原紙Mが送り込まれる排版ボックス61と、印刷ドラム31から使用済み孔版原紙Mを引き剥がして排版ボックス61内へ送り込む排版ローラ62とを有している。
また、孔版印刷装置1は、図2に示すように、インク容器2に設けられた記憶手段4からインクの揮発性および粘度を示す情報を取得するインク種類取得手段65、印刷が終了してから再び印刷が開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段66、印刷圧力調整用電動機124の動作を制御することによりプレスローラ36の印刷ドラム31に対する印刷圧力を制御する印刷圧力制御手段67、および印刷圧力制御手段67における印刷圧力の制御モードを設定するモード設定手段68を備えている。
本実施形態では、印刷圧力制御手段67による印刷圧力の制御モードとして、通常印圧モードと印圧制御モードの2種類の制御モードを有している。ここで、通常印圧モードは、所定の閾値以上の休止時間を空けることなく連続して印刷を行う場合に、所望の印刷濃度が得られる印刷条件として定められた印刷圧力(以下、通常の印刷圧力という)で印刷を行うモードである。印圧制御モードは、孔版原紙の版数や印刷枚数に応じて通常の印刷圧力と通常の印刷圧力よりも小さい(又は大きい)所定の印刷圧力とを適宜切り替えながら印刷を行うモードである。印刷圧力の制御に関する詳細は後述する。
また、孔版印刷装置1は、印圧制御モードにおいて、印刷が開始されてから現在までに前記印刷ドラムから剥取された孔版原紙の累積版数Xを計測する累積版数計測手段69と、印刷が開始されてから現在の孔版原紙による印刷が開始されるまでに印刷された印刷用紙の累積枚数Nを計測する累積枚数計測手段70と、現在の孔版原紙を使用して印刷された印刷用紙の枚数を計測する印刷枚数計測手段71と、印刷が開始されてから現在までに印刷された印刷用紙の総累積枚数を計測する総累積枚数計測手段72とを備えている。
累積版数計測手段69および累積枚数計測手段70は、少なくとも孔版原紙が取り替えられる度にそれぞれの計測を行い、その計測の結果を更新する。累積版数計測手段69および累積枚数計測手段70のいずれか一方または両方は、孔版原紙が取り替えられる度に限らず、1枚印刷が行われる度にその計測を行い、その計測の結果を更新するものであってもよい。印刷枚数計測手段71および総累積枚数計測手段72は、1枚印刷が行われる度にそれぞれの計測を行い、その計測の結果を更新する。
また、本孔版印刷装置1は、累積版数計測手段により計測された孔版原紙の累積版数および累積枚数計測手段により計測された印刷用紙の累積枚数に基づいて第1の基準値を設定する第1の基準値設定手段73と、累積版数計測手段により計測された孔版原紙の累積版数に基づいて第2の基準値を設定する第2の基準値設定手段74を備えている。第1の基準値設定手段73および第2の基準値設定手段74は、少なくとも孔版原紙が取り替えられる度にそれぞれの計測を行い、その計測の結果を更新する。
第1の基準値設定手段73は、累積版数計測手段69により計測された孔版原紙の累積版数Xと累積枚数計測手段70により計測された印刷用紙の累積枚数Nとを取得し、図5に示すようなルックアップテーブルを用いて第1の基準値を求めて設定し、その第1の基準値を印刷圧力制御手段67に出力する。
図5に示すルックアップテーブルは、孔版原紙の累積版数Xと印刷用紙の累積枚数Nとから第1の基準値を求めることができるものである。このルックアップテーブルでは、第1の基準値として、現在の孔版原紙によってその設定された基準値の枚数の印刷を行うことで、印刷ドラム内の、少なくともその孔版原紙の穿孔された位置に対応する部分における変質した古いインクが新しいインクに入れ替わり、その孔版原紙によって印刷を行う限り、それ以降の印刷では通常の印刷圧力で印刷を行っても所望の印刷濃度が得られるであろう値を設定している。
このルックアップテーブルでは、孔版原紙を取り替える際に一部のインクが剥取される孔版原紙に引っ付いて除去されることによって、印刷ドラム内の変質した古いインクが減少することを考慮して、孔版原紙の累積版数Xが大きくなるほど第1の基準値が小さくなるように設定している。過去になされ印刷によって変質したインクが減少することも考慮して、印刷用紙の累積枚数Nが大きくなるほど第1の基準値が小さくなるように設定している。
第2の基準値設定手段74は、累積版数計測手段69により計測された孔版原紙の累積版数Xを取得し、図4に示すようなルックアップテーブルを用いて第2の基準値を求めて設定し、その第2の基準値をモード設定手段68に出力する。
図4に示すルックアップテーブルは、孔版原紙の累積版数Xから第2の基準値を求めることができるものである。このルックアップテーブルでは、第2の基準値として、その設定された第2の基準値の枚数の印刷を行うことで、現在の孔版原紙の穿孔された位置に対応する部分における変質した古いインクだけでなく、印刷ドラム内の変質した古いインクが完全に新しいインクに入れ替わるであろう値を設定している。
このルックアップテーブルでは、孔版原紙を取り替える際に一部のインクが剥取された孔版原紙に引っ付いて除去されることによって、印刷ドラム内の変質した古いインクが減少することを考慮して、孔版原紙の累積版数Xが大きくなるほど第2の基準値が小さくなるように設定している。
モード設定手段68は、休止時間計測手段66により計測された休止時間を取得し、その休止時間が所定の閾値(たとえば、12時間)以上である場合に印圧制御モードを設定する。その設定の前に通常印圧モードが設定されていた場合には、印圧制御モードに切り替えて設定し、印圧制御モードが設定されていた場合には、印圧制御モードを新たに設定し、印圧制御モードの設定時点を更新する。なお、上記所定の閾値は、使用するインクの粘度変化特性に基づいて設定されたものであってもよい。
また、モード設定手段68は、印圧制御モードにおいて、総累積枚数計測手段により計測された総累積枚数が、第2の基準値設定手段74により設定された第2の基準値よりも大きくなった場合に、印圧制御モードを解除し、通常印圧モードに切り替える。このように、モード設定手段68は、本発明のモード設定手段およびモード解除手段として機能する。
印刷圧力制御手段67は、モード設定手段68により通常印圧モードが設定されているときには、印刷圧力が予め定められた通常の印刷圧力となるように印刷圧力調整用電動機124の動作を制御する。一方、印圧制御モードが設定されているときには、印刷枚数計測手段により計測された印刷用紙の枚数と第1の基準値設定手段により設定された第1の基準値を比較し、印刷用紙の枚数が第1の基準値よりも小さい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さい(又は大きい)所定の印刷圧力となるように印刷圧力調整用電動機124の動作を制御し、印刷用紙の枚数が第1の基準値よりも大きい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力となるように印刷圧力調整用電動機124の動作を制御する。
ここで、使用するインクが揮発によって粘度低下するものである場合には、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さい所定の印刷圧力となるように印刷圧力調整用電動機124の動作を制御し、使用するインクが揮発によって粘度上昇するものである場合には、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも大きい所定の印刷圧力となるように印刷圧力調整用電動機124の動作を制御する。
以下、印圧制御モードおける印圧制御の具体例について説明する。ここでは、便宜のため、使用するインクが揮発によって粘度低下するものである場合について説明する。たとえば、休止明けに、印刷ドラムに巻付けられている孔版原紙をそのまま使用して印刷を行う場合(累積版数X=0、累積枚数N=0)、第1の基準値は100となるので(図5参照)、その孔版原紙によって印刷を行う限り、印刷枚数が100枚に達するまでは通常の印刷圧力よりも小さい所定の印刷圧力と(以下、特定の印刷圧力という)で印刷が行われるようにし、100枚以降の印刷は通常の印刷圧力で行われるようにする。たとえば、140枚印刷を行う場合、100枚以降の40枚は通常の印刷圧力に戻して印刷を行う。その後、印刷ドラムから既存の孔版原紙をはずし、新しい孔版原紙を取り付けて、引き続き印刷を行う場合には((累積版数X=1、累積枚数N=140)、第1の基準値は60となるので(図5参照)、再び特定の印刷圧力で印刷を開始して、その新しい孔版原紙によって印刷を行う限り、その孔版原紙を使用して印刷された印刷枚数が60枚に達するまでは引き続き特定の印刷圧力で印刷が行われるようにし、60枚以降の印刷は通常の印刷圧力で印刷が行われるようにする。
また、たとえば、休止明けに、印刷ドラムに巻付けられている孔版原紙をそのまま使用した印刷を60枚で終了した後、印刷ドラムから既存の孔版原紙をはずし、新しい孔版原紙を取り付けて、引き続き印刷を行う場合には(累積版数X=1、累積枚数N=60)、第1の基準値は80となるので(図5参照)、その新しい孔版原紙によって印刷を行う限り、その孔版原紙を使用して印刷された印刷枚数が80枚に達するまでは特定の印刷圧力で印刷が行われるようにし、80枚以降の印刷は通常の印刷圧力で行われるようにする。ここで、80枚以上の印刷を行われる場合には、休止明けから、合計140枚の印刷が、連続して、特定の印刷圧力で行われることとなる。
また、たとえば、休止明けに、印刷ドラムから既存の孔版原紙をはずし、新しい孔版原紙を取り付けて、最初の印刷を開始する場合には(累積版数X=1、累積枚数N=0)、第1の基準値は80となるので(図5参照)、その孔版原紙によって印刷を行う限り、その孔版原紙を使用して印刷された印刷枚数が80枚に達するまでは特定の印刷圧力で印刷が行われるようにし、80枚以降の印刷は通常の印刷圧力で行われるようにする。
上記印圧制御モードおける印圧制御は、印圧制御モードの解除とともに終了する。総累積枚数計測手段により計測された総累積枚数が、第2の基準値設定手段74により設定された第2の基準値よりも大きくなって、モード設定手段68が印圧制御モードを解除し、通常印圧モードに切り替えた場合には、印刷圧力制御手段67は、通常印圧モードにおける印圧制御として、それ以降の印刷が通常の印刷圧力で行なわれるようにする。
たとえば、休止明けに、印刷ドラムから既存の孔版原紙をはずし、新しい孔版原紙を取り付けて印刷を290枚行ない、引き続き、新しい孔版原紙を取り付けて印刷を100枚行なう場合(累積版数=2、累積枚数N=290)、第1の基準値は20となり(図5参照)、第2の基準値は300(図4参照)となる。この時、10枚印刷した時点で第2の基準値に達するため、特定の印刷圧力での印刷は10枚まで行なわれるようにし、10枚以降の印刷は通常の印刷圧力で行なわれるようにする。
上記構成により、孔版印刷装置1によれば、休止時間計測手段66が、印刷が終了してから再び印刷が開始されるまでの休止時間を計測し、モード設定手段68が、休止時間が所定の閾値以上である場合に印圧制御モードを設定し、第1の基準値設定手段73が、印圧制御モードにおいて、再び印刷が開始されてからの、現在までに印刷ドラムから剥取された孔版原紙の累積版数Xおよび現在の孔版原紙による印刷が開始されるまでに印刷された印刷用紙の累積枚数Nに基づいて基準値を設定し、印刷枚数計測手段71が、現在の孔版原紙を使用して印刷された印刷用紙の枚数を計測し、印刷圧力制御手段67が、計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも小さい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さく又は大きくなるように印刷圧力調整用電動機124を制御し、計測された印刷用紙の枚数が設定された基準値よりも大きい場合は、印刷圧力が通常の印刷圧力となるように印刷圧力調整用電動機124を制御するようにしたので、各孔版原紙による印刷において印刷圧力を小さく又は大きく制御すべき印刷枚数を、孔版原紙の取り替えによるインクの消費状態の変化を考慮して設定でき、休止明けに、複数の孔版原紙を順次使用して印刷を行う場合においても、安定した印刷濃度の孔版印刷を行うことができる。
1 孔版印刷装置
10 読取部
20 製版部
30 印刷部
31 印刷ドラム
36 プレスローラ
40 給紙部
50 排紙部
60 排版部
65 インク種類取得手段
66 休止時間計測手段
67 印刷圧力制御手段
68 モード設定手段
69 累積版数計測手段
70 累積枚数計測手段
71 印刷枚数計測手段
72 総累積枚数計測手段
73 第1の基準値設定手段
74 第2の基準値設定手段
124 印刷圧力調整用電動機

Claims (12)

  1. 製版された孔版原紙が巻着される印刷ドラムと、該印刷ドラムの外周面に巻着された前記孔版原紙に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接させる圧接手段とを備え、前記印刷ドラム内にインクを供給し、前記圧接手段により前記印刷ドラムに巻着された前記孔版原紙に前記印刷用紙を圧接させて前記インクによる印刷を行う孔版印刷装置における、前記印刷圧力を制御する印圧制御方法であって、
    前記印刷が終了してから再び前記印刷が開始されるまでの休止時間を計測し、
    前記計測された休止時間が所定の閾値以上である場合に印圧制御モードを設定し、
    前記印圧制御モードにおいて、前記再び印刷が開始されてからの、現在までに前記印刷ドラムから剥取された孔版原紙の累積版数および現在の孔版原紙による印刷が開始されるまでに印刷された印刷用紙の累積枚数に基づいて基準値を設定し、前記現在の孔版原紙を使用して印刷された印刷用紙の枚数を計測し、該計測された印刷用紙の枚数が前記設定された基準値よりも小さい場合は、前記印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さく又は大きくなるように前記圧接手段を制御し、前記計測された印刷用紙の枚数が前記設定された基準値よりも大きい場合は、前記印刷圧力が前記通常の印刷圧力となるように前記圧接手段を制御することを特徴とする印圧制御方法。
  2. 前記基準値の設定が、前記孔版原紙の累積版数が大きくなるほど前記基準値が小さくなるように設定するとともに、前記印刷用紙の累積枚数が大きくなるほど前記基準値が小さくなるように設定するものであることを特徴とする請求項1記載の印圧制御方法。
  3. 前記孔版原紙の累積版数に基づいて第2の基準値を設定し、
    前記再び印刷が開始されてから現在までに印刷された印刷用紙の総累積枚数を計測し、
    該計測された印刷用紙の総累積枚数が前記設定された第2の基準値よりも大きくなった場合、前記印圧制御モードを解除することを特徴とする請求項1または2記載の印圧制御方法。
  4. 前記第2の基準値の設定が、前記孔版原紙の累積版数が大きくなるほど前記第2の基準値が小さくなるように設定するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の印圧制御方法。
  5. 前記インクが揮発によって粘度が低下するものであり、
    前記圧接手段の制御が、前記計測された印刷用紙の枚数が前記設定された基準値よりも小さい場合に、前記印刷圧力が前記通常の印刷圧力よりも小さくなるように前記圧接手段を制御するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の印圧制御方法。
  6. 前記インクが揮発によって粘度が上昇するものであり、
    前記圧接手段の制御が、前記計測された印刷用紙の枚数が前記設定された基準値よりも小さい場合に、前記印刷圧力が前記通常の印刷圧力よりも大きくなるように前記圧接手段を制御するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の印圧制御方法。
  7. 製版された孔版原紙が巻着される印刷ドラムと、該印刷ドラムの外周面に巻着された前記孔版原紙に印刷用紙を所定の印刷圧力で圧接させる圧接手段とを備え、前記印刷ドラム内にインクを供給し、前記圧接手段により前記印刷ドラムに巻着された前記孔版原紙に前記印刷用紙を圧接させて前記インクによる印刷を行う孔版印刷装置において、
    前記印刷が終了してから再び前記印刷が開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段と、
    前記計測された休止時間が所定の閾値以上である場合に印圧制御モードを設定するモード設定手段と、
    前記印圧制御モードにおいて、前記再び印刷が開始されてからの、現在までに前記印刷ドラムから剥取された孔版原紙の累積版数および現在の孔版原紙による印刷が開始されるまでに印刷された印刷用紙の累積枚数に基づいて基準値を設定する基準値設定手段と、
    前記印圧制御モードにおいて、前記現在の孔版原紙を使用して印刷された印刷用紙の枚数を計測する印刷枚数計測手段と、
    前記印圧制御モードにおいて、前記印刷枚数計測手段により計測された印刷用紙の枚数が前記設定された基準値よりも小さい場合は、前記印刷圧力が通常の印刷圧力よりも小さく又は大きくなるように前記圧接手段を制御し、前記計測された印刷用紙の枚数が前記設定された基準値よりも大きい場合は、前記印刷圧力が前記通常の印刷圧力となるように前記圧接手段を制御する印刷圧力制御手段とを備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
  8. 前記基準値設定手段が、前記孔版原紙の累積版数が大きくなるほど前記基準値が小さくなるように設定するとともに、前記印刷用紙の累積枚数が大きくなるほど前記基準値が小さくなるように設定するものであることを特徴とする請求項7記載の孔版印刷装置。
  9. 前記孔版原紙の累積版数に基づいて第2の基準値を設定する第2の基準値設定手段と、
    前記再び印刷が開始されてから現在までに印刷された印刷用紙の総累積枚数を計測する総累積枚数計測手段と、
    前記計測された印刷用紙の総累積枚数が前記設定された第2の基準値よりも大きくなった場合、前記印圧制御モードを解除するモード解除手段とを備えたことを特徴とする請求項7または8記載の孔版印刷装置。
  10. 前記第2の基準値設定手段が、前記孔版原紙の累積版数が大きくなるほど前記第2の基準値が小さくなるように設定するものであることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  11. 前記インクが揮発によって粘度が低下するものであり、
    前記印刷圧力制御手段が、前記計測された印刷用紙の枚数が前記設定された基準値よりも小さい場合に、前記印刷圧力が前記通常の印刷圧力よりも小さくなるように前記圧接手段を制御するものであることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  12. 前記インクが揮発によって粘度が上昇するものであり、
    前記印刷圧力制御手段が、前記計測された印刷用紙の枚数が前記設定された基準値よりも小さい場合に、前記印刷圧力が前記通常の印刷圧力よりも大きくなるように前記圧接手段を制御するものであることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項記載の孔版印刷装置。
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