JP3980688B2 - 印刷装置及びインキ粘度検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版印刷装置等の印刷装置及びそれに用いるインキ粘度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
簡便な印刷装置として感熱デジタル製版式の孔版印刷装置が良く知られている。この孔版印刷装置では、熱可塑性樹脂フィルム(以下、単に「フィルム」というときがある)と多孔質の支持体として和紙繊維や合成繊維、あるいは和紙繊維及び合成繊維を混抄したもの等とを貼り合わせたラミネート構造のマスタを用いて、このマスタのフィルム面を製版手段としてのサーマルヘッドの発熱素子に接触させ、原稿読取部によって読み取られた画像情報に基づいてサーマルヘッドを主走査方向に作動させることによりマスタのフイルム面を選択的に熱溶融穿孔して穿孔画像を形成し、プラテンローラ等でマスタを副走査方向に移動させながら、その穿孔製版された製版済みのマスタを、多孔性円筒体状の版胴(以下、「印刷ドラム」という)の外周面上に自動的に巻装し、版胴内部のインキ供給手段よりインキを供給し、プレスローラ等の押圧手段で製版済みのマスタを介して給送された印刷用紙を版胴に連続的に押し付けることにより、印刷ドラムの開孔部分、さらにはマスタの穿孔部分よりインキを滲み出させ、このインキを印刷用紙に転移させて印刷を行うようになっている(例えば、図18及び特開平5−229243号公報参照)。
【0003】
このような孔版印刷装置では、多くの場合、顔料、樹脂、溶剤、界面活性剤及び水等を含むエマルジョンインキが用いられている。このエマルジョンインキは、使用時の温・湿度や長時間放置後の水分の蒸発等によって、その粘性に関して環境依存性が大きいことが知られている。インキの粘性は、特に孔版印刷において、印刷用紙へのインキ転移量に影響を及ぼす重要な特性の一つであり、そのインキの粘性の如何によって印刷画像の画質、すなわち画像濃度、ベタ埋まり及び裏移り等の諸画質が大きく変化することになる。すなわち、上記のような一般的な従来の孔版印刷装置においては、そのときの環境条件や放置時間等によりインキ自身の粘性が大きく変化してしまうことで印刷用紙へのインキ転移量も変化し、一定濃度の安定した画質が得られない場合があるといった不具合を生じていた。
【0004】
そこで、上記したようなインキ粘度の環境依存性に伴う画質変化に対して、インキ温度や機械の放置時間等の使用状態に応じて、プレスローラ等の押圧手段による印刷ドラムに対する圧接力(以下、単に「印圧」というときがある)を変化させることで、環境条件の変化に対しての画質変動を少なくする技術が幾つか提案されている(例えば、特開平2−151473号、特開平6−155880号、特開平6−155881号、特開平5−155882号、特開平6−199028号公報等参照)。これらの技術では、印刷速度、温度及び放置時間等の各種パラメータによる画像品質の変化分を予め実験値として求めておいて、これらの実験値に基づいて設定された制御パターンテーブルと、各種の検知手段により機械から検知された印刷速度、温度、放置時間等の検出データとを照合することで、上記各種パラメータによる画像品質の変動に対して適正な印圧制御を行い、常に安定した画像品質が得られる制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の各技術では、根本的に画質に影響を及ぼしているインキの粘度そのものを検出・測定しインキ粘度検出データとしてフィードバックしているわけではなく、環境温度や放置時間といったいわば間接的な検出データをインキ粘度の代用特性値として使用しているだけであるため、実際には機械ごとの実状に合ったより木目の細かな印圧設定が行われないばかりか、実験値で設定された制御パターンテーブルと、実機でのインキ挙動とのズレが発生しやすく、そのような状況が発生したような場合には、その変化に対応することができずに狙いとした効果が得られない場合が生じる問題点がある。
【0006】
また、上述したように、インキの粘度のうちでも特に長時間放置後のインキ粘度は湿度による影響も受けるので、この湿度による影響を避けるためには上記のような従来の制御技術によるだけでは対応できず、湿度検出手段等が必要となって制御がますます複雑になってしまうという問題点もある。
【0007】
また、実験値を用いて制御パターンテーブルを決定する際にも、印刷速度、温度、放置時間及びインキ種類等の幾つかの異なるパラメータに対してそれぞれ画像品質の変化を確認しなければならず、必要とされる実験値のデータ量がどうしても多くなってしまう問題がある。さらには、上記各パラメータの変動をとらえるためのセンサも複数必要となってくるなど、制御そのものがどうしても複雑になってしまうと共に、それらが開発設計段階での大きな負担となってしまうという問題点をも有している。
【0008】
したがって、本発明の第1の目的はかかる問題点を解決するために、従来から実施、あるいは提案されているような上述した構成に基づき動作する孔版印刷装置等の印刷装置において、温度や放置時間等による画像品質変化の根本的な原因となっているインキ自身の粘度変化を直接的に検出し、さらには設定印刷速度、インキ種類(ドラム種類)等の情報と組合わせることで実機ごとの実状に合ったより木目の細かな印圧の制御を行い、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を持たなくても、環境に対して変動の少ない安定した品質の印刷画像が得られる印刷装置を提供することにある。
【0009】
さらに、本発明の第2の目的は、インキ供給手段のインキ塗布面におけるインキ層のインキの粘度を検出・測定するためのインキ粘度検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度に応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この選択された所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度に応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この選択された所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0018】
請求項9記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0019】
請求項10記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0020】
請求項11記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0021】
請求項12記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0022】
請求項13記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度に応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この選択された所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0023】
請求項14記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0024】
請求項15記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0025】
請求項16記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0026】
請求項17記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0027】
請求項18記載の発明は、製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段とを有することを特徴とする。
【0028】
請求項19記載の発明は、請求項13乃至18の何れか一つに記載の印刷装置において、上記ローラ速度検出手段は、上記インキ粘度検出ローラに配設されたエンコーダと、該エンコーダに近接して配置され該エンコーダと協働してパルスを発生するパルス発生器とを有し、上記パルス発生器から発生する上記パルスの変化に基づいて上記インキの粘度を検出することを特徴とする。
【0032】
請求項20記載の発明は、請求項1乃至19の何れか一つに記載の印刷装置において、上記押圧手段が、プレスローラであることを特徴とする。
【0033】
請求項21記載の発明は、請求項1乃至19の何れか一つに記載の印刷装置において、上記押圧手段が、上記印刷ドラムの外周面と略同径の圧胴であることを特徴とする。
【0034】
請求項22記載の発明は、印刷ドラムの内周面にインキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されたインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とを有するインキ粘度検出装置であって、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出することを特徴とする。
【0035】
請求項23記載の発明は、印刷ドラムの内周面にインキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されたインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とを有するインキ粘度検出装置であって、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出することを特徴とする。
【0036】
請求項24記載の発明は、印刷ドラムの内周面にインキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されたインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とを有するインキ粘度検出装置であって、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出することを特徴とする。
【0037】
請求項25記載の発明は、請求項24記載のインキ粘度検出装置において、上記ローラ速度検出手段は、上記インキ粘度検出ローラに配設されたエンコーダと、該エンコーダに近接して配置され該エンコーダと協働してパルスを発生するパルス発生器とを有し、上記パルス発生器から発生する上記パルスの変化に基づいて上記インキの粘度を検出することを特徴とする。
【0040】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について詳述する。なお、各図において、図面の簡明化を図るため各構成部品を適宜省略する。また、図において一対で構成されていて特別に区別して説明する必要がない構成部品は、説明の簡明化を図る上から、その片方を適宜記載することでその説明に代えるものとする。構成部品の形状及びその配置位置を説明する際において、用紙搬送方向の下流側を「前」とその上流側を「後」というときがあり、また用紙搬送方向から見て用紙幅方向の左側を「左」(紙面の手前側でもある)と、用紙幅方向の右側を「右」(紙面の奥側でもある)というときがある。以下説明する各実施例及び変形例等に亘り同一の形状及び機能を有する構成部品等については、同一の符号を付すことによりその説明をできるだけ省略する。
【0041】
図18は、本発明を適用する感熱デジタル製版式の孔版印刷装置の全体構成を示しており、まず、この孔版印刷装置の全体構成と孔版印刷プロセスとについて簡単に説明する。
図18において、符号50は、本体フレームを示す。本体フレーム50は、同図の紙面手前側及び紙面奥側の左右両側に対をなして対向配置されていて、図1等においてはその厚さを誇張して示す。図18に示すように、本体フレーム50の上部にある、符号80で示す部分は原稿読取部を構成し、その下方の符号90で示す部分は製版・給版部、同図における製版・給版部90の左側に符号101で示す部分は多孔性円筒状の印刷ドラム、同図における印刷ドラム101の左側に符号70で示す部分は排版部、製版・給版部90の下方の符号110で示す部分は給紙部、印刷ドラム101の下方の符号100で示す部分は印圧部、同図における印圧部100の左側であって排版部70の下方の符号55で示す部分は排紙部を、それぞれ示している。
【0042】
次に、この孔版印刷装置の動作について、その概略構成を含めて図3及び図18を参照しながら以下に説明する。
先ず、オペレータが、原稿読取部80の上部に配置された原稿受け台(図示せず)に印刷すべき画像を持った原稿60をセットし、図3のみに示す操作パネル40の製版スタートキー44を押下すると、排版工程が実行される。すなわち、印刷ドラム101が図中矢印方向Aと反対方向に回転し、印刷ドラム101の外周面に装着されていた使用済みのマスタ61の後端部が排版部70の排版剥離ローラ対71a,71bに近づくと、同ローラ対71a,71bは回転しつつ一方の排版剥離ローラ71bで使用済みのマスタ61の後端部をすくい上げ、排版剥離ローラ対71a,71bの左方に配設された排版コロ対73a,73bと排版剥離ローラ対71a,71bとの間に掛け渡された排版搬送ベルト対72a,72bで構成される排版剥離搬送装置により、使用済みのマスタ61は印刷ドラム101の外周面から漸次剥され搬送されつつ排版ボックス74内へ排出されていわゆる排版が終了する。このとき印刷ドラム101は反時計回り方向への回転を続けている。排出された使用済みのマスタ61は、その後、圧縮板(図示せず)によって排版ボックス74の内部で圧縮される。
【0043】
排版工程と並行して、原稿読取部80が作動して原稿読み取りが行われる。この原稿読み取りに係る詳細な構成及び動作は、公知の「縮小式の原稿読取方式」で行われるようになっており、その画像が読み取られた原稿60は、原稿トレイ(図示せず)上に排出される。すなわち、原稿60の画像読み取りは、コンタクトガラス(図示せず)上を搬送させつつ蛍光灯81により照明された原稿60の表面からの反射光を、ミラー群82で反射させレンズ83を通して、CCD(光電変換素子)等からなる画像センサ84に入射させることにより行われる。画像センサ84で光電変換された電気信号は、本体フレーム50内の図示しないアナログ/デジタル(A/D)変換基板に送信されることによりデジタル画像信号に変換される。
【0044】
なお、原稿読取部80には、多色重ね刷り印刷に必要な色分解のための諸機能を有する構成、例えば特開昭64−18682号公報記載の複数の色フィルターを切換可能に制御できるフィルターユニットと同様の機能及び構成を有するものが、ミラー群82とレンズ83との間の光路上に配設されていて、同公報記載と同様の自動製版・給版等の動作を行うようになっており、その詳しい説明は省略する。
【0045】
一方、このような原稿走査及び画像読み取り動作と並行して、デジタル信号化された画像情報に基づき製版・給版工程が行われる。芯管61aの周りにロール状に巻かれたマスタロール61bの芯管61aが、製版・給版部90に配設された回転支持部材(図示せず)により回転自在に支持されていて、マスタ61がマスタロール61bから引き出され、マスタ61を介してサーマルヘッド91に押し付けられているプラテンローラ92及び送りローラ対93a,93bの一定速度の回転により、マスタ61がマスタ搬送路の下流側に搬送される。このように搬送されるマスタ61に対して、サーマルヘッド91の主走査方向に一列に配列された多数の微小な発熱素子が、上記A/D変換基板及びその後の図示しない製版制御基板で各種処理を施されて送られてくるデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、発熱した発熱素子に接触しているマスタ61の熱可塑性樹脂フィルムが溶融穿孔される。このようにして、画像情報に応じたマスタ61の位置選択的な溶融穿孔により、画像情報が穿孔パターンとして書き込まれる。
【0046】
画像情報が書き込まれて製版された製版済マスタ61cの先端は、給版ローラ対94a,94bにより印刷ドラム101の外周部側へ向かって送り出され、ガイド板96により進行方向を下方へ変えられ、図示していない給版位置状態にある印刷ドラム101の拡開したマスタクランパ102へ向かって垂れ下がる。このとき印刷ドラム101は、排版工程により使用済みのマスタ61を既に除去されている。
【0047】
そして、製版済マスタ61cの先端が、一定のタイミングでマスタクランパ102によりクランプされると、印刷ドラム101は図中矢印A方向(時計回り方向)に回転しつつ外周面に製版済マスタ61cを徐々に巻き付けていく。製版済マスタ61cの後端部は、製版完了後にカッタ95により一定の長さに切断されて、一版の製版済マスタ61cが印刷ドラム101の外周面に完全に巻装されるといわゆる給版が終了する。
【0048】
一版の製版済マスタ61cが印刷ドラム101の外周面に巻装されると製版・給版工程が終了し、印刷工程が開始される。先ず、給紙台51上に積載された印刷用紙62の内の最上位の1枚が、給紙コロ111及び分離コロ対112a,112bによりレジストローラ対113a,113bに向けて図中矢印で示す用紙搬送方向Xに給送され、さらにレジストローラ対113a,113bにより印刷ドラム101の回転と同期した所定のタイミングで印圧部100における印刷ドラム101とプレスローラ103との間に給送される。このプレスローラ103は、後述するプレスローラ変位手段により印刷ドラム101の外周面に接離自在になされており、外周面に製版済マスタ61cが巻装された印刷ドラム101に対して給送されてきた印刷用紙62を押し付けて印刷画像を印刷用紙62上に形成する押圧手段としての機能を有する。そして、給送されてきた印刷用紙62が、印刷ドラム101とプレスローラ103との間に挿入されてくると、印刷ドラム101の外周面下方に離間していたプレスローラ103が揺動・上昇されることにより、印刷ドラム101の外周面に巻装されている製版済マスタ61cに押し付けられる。こうして、印刷ドラム101の多孔部から滲み出たインキの粘性による付着力によって、製版済マスタ61cが印刷ドラム101の外周面上に密着すると同時に、さらに製版済マスタ61cの穿孔パターン部からインキが滲み出し、この滲み出たインキが印刷用紙62の表面に転移されて、印刷画像が形成される。
【0049】
このとき、印刷ドラム101の内周側では、インキ供給ディストリビュータ123からインキローラ120とドクターローラ121との間に形成されたインキ溜り122にインキが供給され、印刷ドラム101の回転方向と同一方向に、かつ、印刷ドラム101の回転速度と同期して回転しながら内周面に転接するインキローラ120により、インキが印刷ドラム101の内周側に供給される。
【0050】
印圧部100において印刷画像が形成された印刷用紙62は、排紙剥離爪114により印刷ドラム101から剥がされ、吸引用ファン118に吸引されつつ、吸着排紙入口ローラ115及び吸着排紙出口ローラ116に掛け渡された搬送ベルト117に吸着され、この搬送ベルト117の反時計回り方向の回転により、用紙搬送方向Xの下流側における排紙部55へ向かって搬送され、排紙台52上に順次排出積載される。このようにしていわゆる「版付け」、あるいは「試し刷り」が終了する。
【0051】
次に、図3に示す操作パネル40のテンキー42で印刷枚数を設定し、図3に示す印刷スタートキー45を押下すると上記試し刷りと同様の工程で、給紙、印刷及び排紙の各工程が設定した印刷枚数分繰り返して行なわれ、孔版印刷の全工程が終了する。
【0052】
(実施例1)
図1乃至図13及び図18を参照して、本発明の第1の実施例(以下、「実施例1」という)について説明する。
本実施例1による孔版印刷装置は、図1において、押圧手段としてのプレスローラ103を、印刷ドラム101の外周面に押圧する印圧位置と、この印圧位置から離間した非印圧位置とに選択的に変位させるプレスローラ変位手段22と、印刷ドラム101に対するプレスローラ103の押圧力(以下、「印圧」というときがある)を変化させるための押圧力可変手段20と、インキの粘度を検出する粘度検出手段21と、インキの種類を検出するインキ種類検出手段(図4に示す)と、孔版印刷装置の印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段(図3に示す)と、粘度検出手段21により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラム101に加わるように押圧力可変手段20を制御する押圧力可変制御手段130(図7に示す)とから主に構成されている。以下、順次上記各構成を説明する。
【0053】
プレスローラ103は、その内周部が芯金で、外周部がゴム等の弾性体でそれぞれ形成されており、印刷ドラム101の軸線方向と平行に延在して設けられていて、上記芯金の両端にはローラ軸103aが一体的にそれぞれ形成されている周知の構造をなす。
プレスローラ変位手段22は、左右両側のローラ軸103aと略平行に延在して設けられ、その両端部が左右一対の本体フレーム50に所定角度回動可能に支持された水平軸3と、その自由端が水平軸3の周りに揺動可能であってプレスローラ103のローラ軸103aの両端を回転可能に支持し、かつ、その基端が水平軸3の両端部近傍において所定角度回動可能に支持されている左右一対のアーム左2b及びアーム右2aと、プレスローラ103と水平軸3との略中央部におけるアーム対左・右2b,2aに挿通されアーム対左・右2b,2aを互いに連結する中間連結ステー1と、その基端が水平軸3の中央部に固設されその自由端が中間連結ステー1の中央部をわずかな隙間をもって挾持し、水平軸3における所定角度の回動を中間連結ステー1に伝達する上下作動アーム4と、その基端部が左側の本体フレーム50における水平軸3端に一体的に取り付けられその自由端部が水平軸3の周りに揺動可能なカムフォロア5aを有するスプリング取付けアーム5と、このスプリング取付けアーム5の上記自由端部にその一端が掛止され印刷ドラム101の外周面にプレスローラ103を押し付ける向きにスプリング取付けアーム5を揺動付勢するスプリング6(引張りコイルバネ)と、左側の本体フレーム50にカム軸18aをもって回転自在に支持されスプリング取付けアーム5のカムフォロア5aに選択的に係合する印圧カム18とから主に構成される。上記したように、中間連結ステー1と上下作動アーム4との間に上記のわずかな隙間が設けられていることによって、印圧が掛かったときのプレスローラ103の左右バランスを調整することが可能な機構となっており、プレスローラ変位手段22は、いわゆる「やじろべえの原理」を利用しているものである。
【0054】
中間連結ステー1は、断面中空状角形に形成された金属でできている。中間連結ステー1は、アーム対左・右2b,2aに挿通された後、アーム対左・右2b,2aの外壁面に近接する部位において図示を省略した抜け止め用のピンが打ち込まれることで、用紙幅方向Yの左右に対する抜け止めがなされる。印圧カム18は、カム軸18aをもって、左側の本体フレーム50に回動自在に支持されている。
【0055】
スプリング取付けアーム5は、三角形の板状をなし、印圧カム18の輪郭周面にカムフォロア5aを介して選択的に係合するようになっている。上下作動アーム4と水平軸3とは、図示を省略した固定ピンが圧入装着されることにより一体的に固定されている。
【0056】
図2において、符号150は、印刷ドラム101を回転させると共に、上記印圧位置と上記非印圧位置とにプレスローラ103を印刷ドラム101の回転に同期させて揺動・変位させるプレスローラ駆動手段を示す。プレスローラ駆動手段150は、図2にのみ示すように、印刷ドラム101及びプレスローラ103をそれぞれ回転駆動及び揺動するための、左側の本体フレーム50に固設された正転及び逆転可能なメインモータ151と、このメインモータ151とカム軸18aとの間に介装された減速手段152と、装置内に装着された印刷ドラム101とカム軸18aとの間に介装された同期手段157とから主に構成される。
【0057】
減速手段152は、メインモータ151の出力軸151a端部に取付けられた歯付きの駆動プーリ151bと、左側の本体フレーム50にプーリ軸153aをもって回転自在に支持された歯付きのプーリ153と、駆動プーリ151bとプーリ153との間に掛け渡された歯付きのベルト155と、プーリ153のプーリ軸153aと同軸に取付けられた小径ギヤ154と、カム軸18aと同軸に取付けられ小径ギヤ154と噛合する大径ギヤ156とから構成される。
【0058】
同期手段157は、印圧カム18と大径ギヤ156との間のカム軸18a上に取付けられた歯付きの下プーリ158と、左側の本体フレーム50にプーリ軸160aをもって回動自在に支持された歯付きの上プーリ160と、下プーリ158と上プーリ160との間に掛け渡された歯付きのメインベルト159と、プーリ軸160aの端部に取付けられた脱着ギヤ161とから主に構成される。
【0059】
下プーリ158と上プーリ160とは、同径の歯付きの外周部を有していて、それぞれの回転比が1:1となるようにメインベルト159で連結され回動されるようになっている。印圧カム18は、装置の組立て時において、印刷ドラム101の開孔範囲である印刷部位に対応した印圧範囲とプレスローラ103の上記印圧位置とを考慮して、印刷ドラム101の回転とのタイミングを取ってカム軸18aに固定されている。一方、印刷ドラム101の左端部と後述する後フレーム101Aとの間の支軸104上には、脱着ギヤ161と選択的に噛合し脱着ギヤ161と同歯数を有するドラムギヤ162が一体的に固設されている。
【0060】
一方、メインモータ151の出力軸151aには、周知のフォトロータリエンコーダからなるスリット円板163が取付けられている。スリット円板163近傍の左側の本体フレーム50には、スリット円板163を所定の間隔をもって挾み付けるフォトインタラプタからなるセンサ164が配設されている。メインモータ151の回転駆動によるスリット円板163の回転動作に協働して発生された所定のパルスをセンサ164で検出することにより、印刷ドラム101の回転速度が検出されるようになっている。これにより、メインモータ151を介して印刷ドラム101の回転速度の制御がなされるようになっている。メインベルト159の略中央部に近接した左側の本体フレーム50には、この本体フレーム50に移動可能かつ回動自在に支持されたテンションローラ165が設けられていて、このテンションローラ165は、メインベルト159の略中央部に圧接するようになっている。
【0061】
ここで、プレスローラ駆動手段150の動作を前もって簡単に述べておく。まず、メインモータ151が回転駆動されることにより、駆動プーリ151bと減速手段152のベルト155を介してプーリ153及び小径ギヤ154と、大径ギヤ156とがそれぞれこの順に減速・回転される。そして、大径ギヤ156の回転と共に印圧カム18及び同期手段157の下プーリ158が回転され、さらにメインベルト159を介して脱着ギヤ161が回転され、これによりドラムギヤ162が回転される。上記したように、下プーリ158と上プーリ160との、脱着ギヤ161とドラムギヤ162との各々の回転比が、1:1であることにより、印圧カム18と印刷ドラム101とは、1:1の回転比で同期して回転されることになり、結局、プレスローラ駆動手段150の駆動によって、印刷ドラム101が回転されると共に、印圧カム18の大径部とカムフォロア5aとの選択的な係合を介して、プレスローラ103が上記印圧位置と上記非印圧位置とに印刷ドラム101の上記回転動作に同期して揺動・変位される。
【0062】
押圧力可変手段20は、左側の本体フレーム50に図示しない部材を介して固設されその出力軸にウォーム15が取付けられた正転及び逆転可能な印圧制御モータ14と、スプリング6の他端が掛止されていて、かつ、左側の本体フレーム50に形成された溝(図示せず)を介して用紙搬送方向Xの前後方向にのみ進退自在に支持されその内周部にメネジが形成された可動軸7と、可動軸7のメネジと螺合するオネジがその外周部に形成され回転自在な回転軸10と、この回転軸10に固設されウォーム15と常時噛合するウォームホイール11と、回転軸10の一端に固設された、ウォームホイール11の回転数を検出する回転数検出センサ12(以下、単に「エンコーダ12」というときがある)と、左側の本体フレーム50の所定位置に図示しない部材を介して支持されエンコーダ12を所定の間隔をもって挾み付けるパルス検知センサ13と、可動軸7の外周部から突出形成された遮蔽板8と、左側の本体フレーム50の所定位置に図示しない部材を介して支持されていて、所定の間隔をもって遮蔽板8を挾み付けてエンコーダ12のホームポジション(印圧標準状態を示す位置)を検知するためのフォトセンサ9とから主に構成される。
【0063】
エンコーダ12は、スリット円板を有して構成されている周知のフォトエンコーダであり、エンコーダ12及びパルス検知センサ13の協働により、ウォームホイール11の回転数、すなわち用紙搬送方向Xの前後における可動軸7の進退量、換言すればスプリング6の引張り長さの変位量を検出することができる。
【0064】
プレスローラ変位手段22及び押圧力可変手段20が上記のとおり構成されていることにより、スプリング6の両端は、スプリング取付けアーム5の上記自由端部及び可動軸7で変位可能に係止されていることになる。それ故に、印圧制御モータ14の正転あるいは逆転の回転駆動により、印圧制御モータ14の回動量がウォーム15からウォームホイール11に伝達され、さらに上記ネジ機構によって可動軸7における用紙搬送方向Xの前若しくは後方向への直線運動に変換されることで、可動軸7が用紙搬送方向Xの前若しくは後方向へ移動され、これによりスプリング6の引張り長さが変化されることとなって、スプリング6の張力が可変されるため、印刷ドラム101に対するプレスローラ103の印圧が変化される。なお、本実施例1の場合、上記した印圧制御は、常に、押圧力可変手段20のエンコーダ12のホームポジションから開始されるようになっている。
【0065】
図1、図2、図4、図13及び図18を参照して、印刷ドラム101廻りの構成、すなわちインキ供給手段、インキ種類検出手段及び粘度検出手段について詳述する。
印刷ドラム101は、支軸104方向に延在して設けられていて、図13にその一部を拡大して示すように、インキ通過性の多数かつ微細な開孔部(符号不図示)が形成された樹脂あるいは金属製の多孔性支持円筒体101aと、その外周面に巻き付けられた複数層のメッシュスクリーン101bとの2層構造からなる周知の構成をなす。多孔性支持円筒体101aは、その円周上の所定の範囲にわたり上記開孔部が形成された印刷部位(印刷可能領域)と、上記開孔部が形成されていないインキ不通過性の非印刷部位(非印刷領域)とからなる。印刷ドラム101の上記非印刷部位は、支軸104方向の両端縁部にも所定の範囲に亘り形成されている。
【0066】
図1、図13及び図18において、符号119はインキ供給手段を示す。インキ供給手段119は、印刷ドラム101の内周面にインキを供給するインキローラ120と、このインキローラ120と微小間隙をあけて平行に配置され、インキローラ120との間に断面楔形状のインキ溜り122を形成するドクターローラ121と、インキ溜り122へインキを供給するインキ供給ディストリビュータ123とから構成される。符号124は、インキ溜り122のインキ量を検知するインキ量検知センサの一部を示しており、インキ量検知センサ124は、インキ溜り122のインキにインキ検知針部を浸漬して静電容量式にそのインキ量を検知する周知のものである。インキ量検知センサ124は、駆動制御回路等を介して後述する押圧力可変制御手段130に電気的に接続されている。上記各図において、インキ溜り122を梨地模様で示す。
【0067】
インキ供給手段119廻りの構成は、例えば上記した特開平5−229243号公報の図2及び図7に記載されているものと略同様であって、インキローラ120及びドクターローラ121は、支軸104の左右両端部に垂下された一対のインキローラ側板(上記公報では一対の支持プレート61a,61bに相当する部材であり、本実施例1ではその図示を全て省略している)にそれぞれ回転可能に支持されている。
【0068】
この孔版印刷装置は、黒色、赤色、青色及び黄色等の多色重ね刷り印刷が可能であって、各色ごとの色替えがドラムユニットの交換により容易に行えるようになっている。説明の簡明化を図るために、後述する3種類のインキ:インキAk(赤色),Bk(青色),Ck(黒色)について色替えを行い、多色印刷を行うものとする。インキAk(赤色),Bk(青色),Ck(黒色)は、上述したように、そのインキの含有成分である顔料等の組成及びその量により各々の流動性、換言すれば各々のインキの粘度が異なる。
【0069】
黒色のインキCkによる印刷は、ドラムユニット140を用いることでなされる。すなわち、ドラムユニット140は、黒色のインキCkを供給するインキ供給手段119がその内部に配設された印刷ドラム101と、印刷ドラム101を回転自在に支持する支軸104と、図2及び図4にのみ示す長板状の把持フレーム101Hの両端部にそれぞれ垂設され、支軸104を介して印刷ドラム101を回転自在に支持する後フレーム101A及び前フレーム101Bと、後フレーム101Aの外側の所定位置に取り付けられた、本実施例1におけるインキ種類検出手段を構成する小さなマグネット30と、前フレーム101Bの外側に固設されインキ供給ディストリビュータ123へ黒色のインキCkを送出するインキポンプ装置及びインキ装置配管部(共に図示せず)等とを有する。
【0070】
同様に、赤色のインキAkによる印刷はドラムユニット141を、青色のインキBkによる印刷はドラムユニット142をそれぞれ用いることでなされる。すなわち、ドラムユニット141は、赤色のインキAkを供給するインキ供給手段119がその内部に配設された印刷ドラム101mと、後フレーム101Aの外側の所定位置に取り付けられた、本実施例1におけるインキ種類検出手段を構成する小さなマグネット31と、前フレーム101Bの外側に固設されインキ供給ディストリビュータ123へ赤色のインキAkを送出する図示しないインキポンプ装置及びインキ装置配管部(共に図示せず)等とを有し、その他についてはドラムユニット140と同様の構成を有する。
【0071】
ドラムユニット142は、青色のインキBkを供給するインキ供給手段119がその内部に配設された印刷ドラム101nと、後フレーム101Aの外側の所定位置に取り付けられた、本実施例1におけるインキ種類検出手段を構成する小さなマグネット32と、前フレーム101Bの外側に固設されインキ供給ディストリビュータ123へ青色のインキBkを送出する図示しないインキポンプ装置及びインキ装置配管部(共に図示せず)等とを有し、その他についてはドラムユニット140と同様の構成を有する。
【0072】
左側の本体フレーム50には、各ドラムユニット140,141,142の支軸104を着脱自在に支持する軸受支持部49及び把持フレーム101Hを着脱自在に保持する図示しない保持手段がそれぞれ設けられている。左側の本体フレーム50の内壁には、各ドラムユニット140,141,142がこの装置における本体フレーム50に装着されたときに、各マグネット30,31,32と相対向する位置にそれぞれ取り付けられた、3個のホール素子センサ36,37,38群からなるドラムユニット検出センサ35が配設されている。ドラムユニット検出センサ35は、上記した3個のマグネット30,31,32群と共に、本実施例1におけるインキ種類検出手段を構成する。ドラムユニット検出センサ35を構成する3個の各ホール素子センサ36,37,38は、図示しない電子回路を介して後述する押圧力可変制御手段130に接続されている。
【0073】
なお、上記保持手段及び軸受支持部49等を具備するドラムユニット着脱機構の詳細は、例えば特開平5−229243号公報に記載されている構成と同様であるため、その説明を省略する。
【0074】
このようなインキ種類検出手段を有することで、例えば、黒色インキCkのドラムユニット140が本体フレーム50に装着されたときには、マグネット30が本体フレーム50のホール素子センサ38と相対向してホール素子センサ38がオンすることで、黒色インキCkのドラムユニット140が装着されていることが検知される。同様にして、赤色インキAkのドラムユニット141が本体フレーム50に装着されたときには、マグネット31が本体フレーム50のホール素子センサ36と相対向してホール素子センサ36がオンすることで、青色インキBkのドラムユニット142が本体フレーム50に装着されたときには、マグネット32が本体フレーム50のホール素子センサ37と相対向してホール素子センサ37がオンすることで、それぞれ赤色インキAkのドラムユニット141、青色インキBkのドラムユニット142が装着されていることが検知される。このように、色替え印刷時において、ドラムユニットに配設されているインキの種類の数(この実施例1ではインキの色の数)によって、マグネットの位置や個数を異なるように配置し、かつ、それらに相対向する本体フレーム50の所定位置にホール素子センサを適宜配置することで、より多数のドラム内のインキの種類を検出することができる。なお、上記の各インキとしては、W/O型のエマルジョンインキを用いている。
【0075】
図1において、符号21は粘度検出手段を示す。粘度検出手段21は、図1、図5及び図6に示すように、インキ供給手段119のドクターローラ121下方におけるインキローラ120のインキ塗布面にインキ層を介して接触するインキ粘度検出ローラ16と、インキ粘度検出ローラ16を一定の回転速度で回転するローラ駆動手段としてのインキ粘度検出モータ17と、インキ粘度検出モータ17に電力を供給する電源としての駆動電源19と、駆動電源19からインキ粘度検出モータ17に供給される電流値を検出する電流値検出手段25とから主に構成される。
【0076】
本実施例1における粘度検出手段21は、図5に示すように、駆動電源19からインキ粘度検出モータ17に供給される電流値Iの変化を検出することによってインキの粘度を検出することを特徴とするものである。
【0077】
インキ粘度検出ローラ16は、その外周部がアルミニウムやステンレススチール等の合金でできていて、その軸線方向に亘る全外周面が所定範囲内の表面粗さとなるように均一に仕上げられている。インキ粘度検出ローラ16は、さらに詳しく述べると、インキローラ120とドクターローラ121との近接部におけるインキローラ120の回転方向下流側の上記インキ塗布面に上記インキ層を介して接触すべく配置されている。インキ粘度検出ローラ16は、インキローラ120の軸線方向と平行に、かつ、インキローラ120の長さ方向に延在して設けられている。インキ粘度検出ローラ16の一端は、軸(符号不図示)を介してインキ粘度検出モータ17の出力軸17a端に連結されていて、出力軸17aは左側の上記インキローラ側板に軸受(図示せず)を介して回動自在に支持されている。インキ粘度検出ローラ16の他端は、軸(符号不図示)を介して、右側の上記インキローラ側板に軸受(図示せず)を介して回動自在に支持されている。インキ粘度検出ローラ16は、インキ粘度検出モータ17によって、ドクターローラ121の回転方向と同じ回転方向に回転される。
【0078】
インキ粘度検出モータ17は、DCモータでなり、左側の上記インキローラ側板の外側壁に固設されている。駆動電源19としては、直流電源を用いている。 駆動電源19からインキ粘度検出モータ17に供給される電流値Iの変化を検出する方式としては、図5に示すように、駆動電源19及びインキ粘度検出モータ17に加えて、一定値の電気抵抗を有する電圧値変換手段26としての基準抵抗Rを設けて閉回路とすることにより、駆動電源19、インキ粘度検出モータ17及び基準抵抗Rからなる一つの直流回路が形成されている。この一つの直流回路の全体構成が、駆動電源19からインキ粘度検出モータ17に供給される電流値Iを計測する一つの計測器としての機能を有しており、いわば電流値検出手段25として機能する。
【0079】
基準抵抗Rの両端子間には、インキ粘度検出モータ17に供給される電流値Iが基準抵抗Rを流れるときに発生する電圧値(V=IR)を測定する電圧検出器27が設けられている。この電圧検出器27により、インキ粘度検出モータ17に供給される電流値Iが基準抵抗Rを流れるときに発生する電圧値(V=IR)を測定することで、電流値Iの変化が電圧値として読み取られる。この電圧検出器27には、アナログ量としての電圧値をデジタル量としての電圧値に変換するA/Dコンバータ28が接続されていて、A/Dコンバータ28により上記電圧値がデジタル信号に変換されインキ粘度検出信号となる。このA/Dコンバータ28は、後述する押圧力可変制御手段130のCPU131に接続されていて、デジタル信号に変換されたインキ粘度検出信号がCPU131内に取り込まれるようになっている。
【0080】
なお、図5に示した直流回路は、インキ粘度検出モータ17を駆動する駆動回路の一部を構成しているが、CPU131による指令信号に基づいて、駆動電源19からインキ粘度検出モータ17へ供給する電流をオン/オフ制御するサイリスタ等の半導体スイッチング素子(図示せず)が設けられていることはいうまでもない。
【0081】
インキ粘度検出ローラ16を一定の回転速度で回転させるインキ粘度検出モータ17の回転速度制御の構成は、図6に示すように、インキ粘度検出モータ17の回転速度ムラを検出するための、インキ粘度検出モータ17の出力軸17aに設けられたエンコーダ17Eと、エンコーダ17Eにより検出された上記回転速度ムラに係る検出値に応じて、インキ粘度検出モータ17をしてインキ粘度検出ローラ16を一定の回転速度で回転させるように駆動電源19の出力電流値を制御する定速制御回路23とから主に構成されている。エンコーダ17Eは、磁気式のロータリエンコーダからなり、インキ粘度検出モータ17に内蔵されているものである。
【0082】
この回転速度制御の動作は、以下のようになる。インキ粘度検出モータ17の回転速度ムラ(インキ粘度検出ローラ16の一定の回転速度からのズレ量をいう)がエンコーダ17Eで検出されると、その検出値に応じて定速制御回路23により、インキ粘度検出モータ17をしてインキ粘度検出ローラ16を一定の回転速度で回転させるように駆動電源19の出力電流値が制御され、インキ粘度検出モータ17に随時フィードバックされるようになっている。この一連のフィードバック制御回路により、インキ粘度検出モータ17をしてインキ粘度検出ローラ16を一定の回転速度で回転させることが可能となる。
【0083】
すなわち、インキの粘度が低い場合には、インキローラ120のインキ塗布面に上記インキ層を介して接触しているインキ粘度検出ローラ16の回転負荷トルクが小さくなり、これによりインキ粘度検出モータ17の回転速度が速くなるので、これを補償するために駆動電源19からの出力電流(電圧)値が減少する。これと反対に、インキの粘度が高い場合には、インキ粘度検出ローラ16の回転負荷トルクが大きくなり、これによりインキ粘度検出モータ17の回転速度が遅くなるので、これを補償すべく駆動電源19からの出力電流(電圧)値が増加する。したがって、この電流(電圧)値の変化を検出することで、インキ粘度の変化を捕えることができる。
【0084】
なお、エンコーダ17Eは、上記のものに限らず、図14を借りて示すような、スリット円板を有するフォトロータリエンコーダからなる回転数検出センサ170及び上記スリット円板を挾み付けるパルス検知センサ171からなる周知のものであってもよい。この場合のインキ粘度検出モータ17の定回転速度制御は、回転数検出センサ170及びパルス検知センサ171の協働により検出されたインキ粘度検出モータ17の回転数を、後述する押圧力可変制御手段130のCPU131に随時フィードバックしつつ、インキ粘度検出モータ17の回転速度を定速度制御するものである。
【0085】
また、インキ粘度検出モータ17の定回転速度制御は、上記した定回転速度制御による各利点を望まなくてよいのであれば上記のものに限らず、周知の電子ガバナー方式によるものや、あるいはタコジェネレータを用いた周知の速度制御回路方式によるもの等であってもよいことはいうまでもない。
【0086】
上述した内容に着目して、インキ種類が異なるインキの中で、特にその色が異なる赤色インキAk、青色インキBk、黒色インキCkの3種類について実験したところ、図11に示すようなインキ粘度とインキ粘度検出モータ出力電圧とに係る相関データを得た。インキ粘度検出モータ出力電圧は、図7に示すブロック図の信号としてはインキ粘度検出信号として総括的に表されている。図11において、横軸には電圧検出器27で検出されるインキ粘度検出モータ出力電圧V[V]が、縦軸にはインキ粘度η[Pa・s]がそれぞれとられている。各色ごとのインキ粘度は、コーンプレート型粘度計(HAAKE社製)を用いて、ずり速度100[l/s]で測定している。なお、このときのずり速度の値は、孔版印刷装置内のインキ粘度検出手段の構成に合わせて、最適な値を実験にて求めればよい。このようにして例えば、あるインキの環境温度23℃、相対湿度65%でのインキ粘度とインキ粘度検出モータ出力電圧とに係る相関データを得る場合には、まず、コーンプレート型粘度計にて粘度を測定し、測定後、このインキ粘度が既知のインキサンプルを同環境状態にて本実施例1の構造を有する孔版印刷装置に入れて、後述するフローチャートで示す動作例に準拠してインキ粘度検出モータ17を作動させ、そのときに電圧検出器27で検出されたインキ粘度検出信号としてのインキ粘度検出モータ出力電圧V[V]を測定し、グラフにプロットする。このようにして、各インキごとに環境や使用状態等で変化したインキの粘度を測定していき、対応するインキ粘度検出モータ出力電圧V[V]を、順次測定しプロットしたところ、図11に示すようなインキ粘度とインキ粘度検出モータ出力電圧値との相関データが得られた。
【0087】
この相関データからも分かるように、インキ粘度η[Pa・s]とインキ粘度検出モータ出力電圧V[V]とは、略比例的関係にあるといえる。なお、各ドラムユニット140,141,142ごとに、インキ供給手段119、インキ粘度検出ローラ16及びインキ粘度検出モータ17等の形状寸法等の仕様及び配置位置等を、全て同一に設定して測定したことはいうまでもない。
【0088】
なお、実際の孔版印刷装置で、一定量のインキをインキ溜り122に常に確保することは、現在の技術では困難であると予想されるため、本実施例1においては、インキがドクターローラ121によりインキローラ120外周面上で一定の厚みのインキ層に計量された後に、インキ粘度検出ローラ16により印刷ドラム101内周面にできるだけ近い部分のインキであるインキローラ120外周面上のインキ層のインキの粘度を検出する構成とした。
【0089】
図3に示すように、孔版印刷装置の原稿読取部80の上部には、この孔版印刷装置を操作するための操作パネル40が配置されている。操作パネル40には、本実施例1では使用されないインキ種類設定手段としてのインキ種類設定キー41と、印刷枚数等を設定・入力するテンキー42と、このテンキー42の押下(オン)により設定・入力された印刷枚数等を表示する7セグメントのLED(発光ダイオード)表示部43と、原稿画像の画像読み取りから試し刷りに至る各動作の起動を設定・入力する製版スタートキー44と、テンキー42で設定・入力された印刷枚数の印刷動作の起動及び粘度検出手段21のインキ粘度検出モータ17の起動をそれぞれ行う印刷スタートキー45と、インキ種類設定キー41で選択的に設定されたインキ種類、又はドラムユニット検出センサ35により検出されたインキ種類を表示するためのインキ種類表示用のLEDランプ群46と、印刷速度レベル1〜5の5段階の印刷速度の中から1つの印刷速度を選択的に設定するための印刷速度設定手段としての速度ダウンキー47A及び速度アップキー47Bからなる印刷速度設定キー47と、速度ダウンキー47A又は速度アップキー47Bにより設定された設定印刷速度を表示するためのLEDランプ群からなる速度表示器48等が配置されている。
【0090】
LEDランプ群46は、各インキの粘度の値が異なる3種類のインキの何れが選択されているのかを表示するランプ群、すなわち、黒色インキCkに対応するドラムユニット140が選択されていることを表示するLEDランプ46a、赤色インキAkに対応するドラムユニット141が選択されていることを表示するLEDランプ46b及び青色インキBkに対応するドラムユニット142が選択されていることを表示するLEDランプ46cからなる。インキ種類設定キー41を1回押下するとLEDランプ46aが点灯し、インキ種類設定キー41を2回押下するとLEDランプ46bが点灯するというように、インキ種類設定キー41を1回押下するごとに順次LEDランプの点灯が切り替わり、ユーザが設定したインキ種類に対応するドラムユニットが選択されていることを表示するようになっている。
【0091】
速度表示器48は、速度ダウンキー47A又は速度アップキー47Bの1回ごとの押下により、上記印刷速度を1から5までの5段階の設定印刷速度(以下単に「設定印刷速度:1速〜5速」というときがある)に、切り換えられる印刷速度を点灯表示する。速度ダウンキー47A又は速度アップキー47Bは、速度表示器48の近傍に配置されていて、1回押下するごとに、設定印刷速度:1速〜5速の何れか1つの設定印刷速度に対応した各LEDランプの点灯を順次切り換える機能も有しており、これにより、オペレータが選択した設定印刷速度が速度表示器48にて目視確認できるようになっている。
【0092】
ハッチングを施した「設定印刷速度:3速」は、通常使用される印刷速度に対応した標準印刷速度であって、速度ダウンキー47A又は速度アップキー47Bを押下しなかった場合に自動的に設定されるようになっている。ここで、例えば「設定印刷速度:1速」は印刷速度が最低速の60枚/min:60rpmに、「設定印刷速度:2速」は印刷速度が75枚/min:75rpmに、「設定印刷速度:3速」は印刷速度が90枚/min:90rpmに、「設定印刷速度:4速」は印刷速度が105枚/min:105rpmに、「設定印刷速度:5速」は印刷速度が最高速の120枚/min:120rpmにそれぞれ対応して設定されている。
【0093】
次に、図5乃至図7を参照して、本実施例1の制御構成、制御プロセスについて詳しく述べる。
図7において、符号130は押圧力可変制御手段を示す。押圧力可変制御手段130は、CPU(中央演算処理装置)131、図示しないI/O(入出力)ポート及びROM(読み出し専用記憶装置)132、RAM(読み書き可能な記憶装置)133等を備え、それらが図示しない信号バスによって接続された構成を有するマイクロコンピュータからなる。押圧力可変制御手段130は、左側の本体フレーム50に配設された図示しないボードに設けられている。なお、図7に示されているブロック図において、破線で囲んで示す制御構成は、本実施例1では使用されないものを表す。
【0094】
押圧力可変制御手段130は、本実施例1においては、粘度検出手段21により検出されたインキ粘度とインキ種類検出手段としてのドラムユニット検出センサ35により検出されたインキ種類と印刷速度設定手段としての印刷速度設定キー47により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラム101に加わるように押圧力可変手段20を制御する機能を有する。
【0095】
CPU131は、操作パネル40の各種キー、LEDランプ群46及び速度表示器48、ドラムユニット検出センサ35、A/Dコンバータ28、印圧制御モータ14及びパルス検知センサ13に、上記入出力ポートを介して電気的に接続されていて、これらとの間で指令信号及び/又はオン/オフ信号やデータ信号を送受信している。またCPU131は、上記孔版印刷装置を構成する原稿読取部80、製版・給版部90、排版部70、給紙部110、印圧部100及び排紙部55を構成する各駆動機構に図示しない各々の駆動回路等を介して電気的に接続されていて、これらとの間で指令信号及び/又はオン/オフ信号やデータ信号を送受信しており、上記孔版印刷装置の上記各部の駆動機構の起動、停止及びタイミング等の動作全体のシステムを制御している。
【0096】
押圧力可変制御手段130内のROM132には、一部上記したように前もって実験等により求められた、図12に示す制御パターンテーブルが予め記憶されている。上記制御パターンテーブルとしては、対応する上記各インキの種類ごとに準備されていて、図12に示す制御パターンテーブルは上記各インキの中の一つ、本実施例1では黒色インキCkに係るものを示す。この制御パターンテーブルは、インキ粘度検出モータ出力電圧値[V]が横軸に、その時の機械条件に最も適した設定印圧[N]及びこれに対応する印圧設定パルス数がそれぞれ縦軸にとられていて、これらに対応すべく3段階の設定印刷速度:1速、3速、5速が階段状にステップアップするように割り付けられているものである。つまり、制御パターンテーブルは、黒色インキCkの粘度の検出値であるインキ粘度検出モータ出力電圧値[V]と設定印刷速度とをパラメータとして、換言するとインキ粘度検出信号と印刷速度設定信号とに応じて、所定の押圧力、すなわちその時の機械条件に最も適した設定印圧[N]に対応する印圧設定パルス数が決定されることを表している。また、ROM132には、上記各部の起動、停止及びタイミング等の動作に関するプログラムや、押圧力可変制御手段130の上記機能を実行する動作に関するプログラム(図8乃至図10のフローチャート参照)、あるいは必要なデータが予め記憶されている。なお、上記した3段階の設定印刷速度は、あくまでも代表的な設定例の一つとして例示したものであり、設定印刷速度:2速、4速については説明の便宜上から省略した。
【0097】
押圧力可変制御手段130内のRAM133は、CPU131での計算結果を一時記憶したり、上記各種キー及び各センサ等から設定・入力されたデータ信号やオン/オフ信号を随時記憶したりして設定パラメータの入出力を行う。
【0098】
各種キーを押下(オン)することにより生成される各信号、すなわち、製版スタートキー44からの製版スタート信号、印刷スタートキー45からの印刷スタート信号、テンキー42からの印刷枚数信号、印刷速度設定キー47の速度ダウンキー47Aや速度アップキー47Bからの印刷速度設定信号(データ信号やオン/オフ信号)は、上記入力ポートを介してCPU131にそれぞれ送信される。CPU131は、上記印刷速度設定信号を取り込み、この印刷速度設定信号に基づいて設定印刷速度に係るLEDランプを点灯させる速度表示信号(オン/オフ信号)を上記出力ポート及び駆動回路(図示せず)を介して速度表示器48に送信すると共に、上記印刷速度設定信号をRAM133に一時格納したりする。 ドラムユニット検出センサ35で検出されたインキ種類検出信号(オン/オフ信号)は、上記入力ポートを介してCPU131に送信される。CPU131は、上記インキ種類検出信号を取り込み、上記インキ種類検出信号に基づいて、LEDランプ群46の各LEDランプを点灯させるインキ種類表示信号を上記出力ポート及び駆動回路(図示せず)を介してLEDランプ群46に送信すると共に、上記インキ種類検出信号をRAM133に一時格納したりする。
【0099】
図5及び図6を参照して述べたように、A/Dコンバータ28でデジタル信号に変換されたインキ粘度検出信号は、上記入力ポートを介してCPU131に送信される。CPU131は、上記インキ種類検出信号、上記印刷速度設定信号及び上記インキ粘度検出信号に基づいて、ROM132に予め記憶されている制御パターンテーブルとの照合を行い、所定の押圧力、すなわちその時の機械条件に最も適した設定印圧[N]に対応する印圧設定パルス数を決定し、この印圧設定パルス数に係る印圧制御信号を上記出力ポート及び上記駆動回路(図示せず)を介して印圧制御モータ14に送信して最適な印圧制御を行う。
【0100】
(実施例1の動作)
次に、図8乃至図10のフローチャートを併用しながら、図18に示した孔版印刷装置の前述した動作と相違する点を中心に動作を説明する。
先ず、オペレータが、上記原稿受け台に原稿60をセットした後、製版スタートキー44を押下(オン)すると、製版スタート信号が上記入力ポートを介して押圧力可変制御手段130のCPU131に入力・取り込まれる。製版スタート信号がCPU131に取り込まれると、ドラムユニット140のインキ種類が検知される。すなわち、ドラムユニット検出センサ35のホール素子センサ38がドラムユニット140のマグネット30と相対向してホール素子センサ38がオンすることで、黒色インキCkのドラムユニット140が確かに装着されていることが検知される。そして、そのインキ種類検出信号が、押圧力可変制御手段130のCPU131に上記入力ポートを介して入力・取り込まれて、RAM133に一時記憶され、印圧制御の一つの条件とされる。これと同時に、LEDランプ群46のLEDランプ46aが点灯することで、オペレータは黒色インキCkのドラムユニット140が装着されていることを目視・確認する。次いで、上述した排版工程が実行されるとともに、これと並行して上述した原稿60の画像読み取り工程〜製版・給版工程及び「版付け」あるいは「試し刷り」工程、すなわちこれらの工程における動作の総括名称である給排版動作が実行される(ステップS1〜ステップS3参照)。
【0101】
次いで、オペレータが、テンキー42で印刷枚数を設定した後、印刷速度設定キー47の速度アップキー47Bを押下して設定印刷速度:5速を選択すると、印刷枚数設定信号及び印刷速度設定信号:5速が、押圧力可変制御手段130のCPU131に上記入力ポートを介して順次取り込まれ、上記インキ種類検出信号のときと同様にしてRAM133にそれぞれ一時記憶され、印圧制御の条件とされる。そして、CPU131の指令によって、上記印刷枚数の数値表示がLED表示部43になされると共に、設定印刷速度:5速に対応した速度表示器48のLEDランプが点灯する(ステップS4、ステップS5参照)。
【0102】
次いでステップS6に進み、オペレータが印刷スタートキー45を押下することにより、印刷スタート信号が押圧力可変制御手段130のCPU131に上記入力ポートを介して入力・取り込まれると、印刷ドラム101が図中矢印A方向に回転される。この印刷ドラム101の回転と同時に、インキローラ120も同方向に同期して回転され、インキ量検知センサ124の作動によりインキ溜り122のインキ量が検知されることで、上記インキ供給ポンプが作動され、インキ供給ディストリビュータ123から所定量に達するまでインキCkの供給が行われる。そして、インキ量検知センサ124によりインキ溜り122のインキCkが所定量になったことが検知されると、インキ粘度検出モータ17が上述したように一定の回転速度でドクターローラ121の回転方向と同じ回転方向に回転駆動される。
【0103】
図5及び図6を参照して述べたように、インキCkの粘度が低い場合には、インキローラ120のインキ塗布面にインキ層を介して接触しているインキ粘度検出ローラ16の回転負荷トルクが小さくなり、これによりインキ粘度検出モータ17の回転速度が速くなるので、これを補償するために駆動電源19からインキ粘度検出モータ17に流れ込む電流値Iが減少する。これとは逆に、インキCkの粘度が高い場合には、インキ粘度検出ローラ16の回転負荷トルクが大きくなり、これによりインキ粘度検出モータ17の回転速度が遅くなるので、これを補償すべく駆動電源19からインキ粘度検出モータ17に流れ込む電流値Iが増加する。この電流値Iは、電流値検出手段25の電圧値変換手段26で電圧値に変換され、この電圧値は電圧検出器27で検出され、A/Dコンバータ28によりデジタル信号に変換されインキ粘度検出信号として、押圧力可変制御手段130のCPU131に上記入力ポートを介して入力・取り込まれる(ステップS7参照)。
【0104】
上記インキ粘度検出信号がCPU131に取り込まれると、ステップS8に進み、CPU131は、RAM133から上記インキ種類検出信号を呼び出して、ROM132に予め記憶されている各色ごとの制御パターンテーブルとの照合を行い、先ず、図12に示されているインキCkに係る制御パターンテーブルを選択する。そして、CPU131は、上記インキ粘度検出信号(本実施例1ではインキ粘度検出モータ出力電圧値である)及びRAM133から呼び出された上記印刷速度設定信号(設定印刷速度:5速)と図12に示されているインキCkに係る制御パターンテーブルとの照合を行い、その時の機械条件に最も適した設定印圧(設定押圧力)に対応した所定の印圧設定パルス数を決定する。
【0105】
上記所定の印圧設定パルス数の決定例を示すと以下のようになる。すなわち例えば、インキ粘度検出信号としてインキ粘度検出モータ出力電圧値VがV2以上V3未満のときには、黒太線で表されている印刷速度設定信号=設定印刷速度:5速に対応して、この時の機械条件に最も適した設定印圧[N]はP+1[N]が選択され、この設定印圧P+1[N]に対応した印圧設定パルス数としてPL+1が決定される。これとは別の例として、インキ粘度検出信号としてインキ粘度検出モータ出力電圧値VがV3以上のときには、この時の機械条件に最も適した設定印圧[N]はP+3[N]であり、この設定印圧P+3[N]に対応した印圧設定パルス数としてPL+3が決定される。
【0106】
次いで、ステップS9に進み、図10にサブルーチンプログラムとして表わされている印圧設定処理動作が実行される。この印圧設定処理動作は、先ず、ステップS10において、遮蔽板8とフォトセンサ9との協働により、印圧標準状態であるエンコーダ12のホームポジションが検知されることで始まり、その印圧標準状態に対応したパルス数信号がCPU131に入力され取り込まれる。この後、CPU131は、印圧制御モータ14をして、エンコーダ12を上記所定の印圧設定パルス数分だけ回転させる印圧制御信号(指令信号)を上記出力ポート及び上記駆動回路を介して印圧制御モータ14に出力・送信する。上記印圧制御信号に基づいて、エンコーダ12が上記所定の印圧設定パルス数(エンコーダパルス数)に達するまで、印圧制御モータ14が正転あるいは逆転駆動され始め、エンコーダ12とパルス検知センサ13との協働によって随時エンコーダ12の回転数、すなわちスプリング6の引張り長さの変位量がパルス数信号としてCPU131に入力・取り込まれてフィードバック制御される。そして、CPU131によって、パルス検知センサ13からのパルス数信号が上記所定の印圧設定パルス数と等しいと判断された時点で、印圧制御モータ14への上記印圧制御信号の出力が停止されることにより、印圧制御モータ14の上記回転駆動が停止される(ステップS11〜ステップS13参照)。
【0107】
上記所定の印圧設定パルス数(エンコーダパルス数)に対応したスプリング6の引張り長さの変位によって、スプリング6の張力が変化し、プレスローラ変位手段22を介して上述した所定の印圧制御動作がなされる。次いで、ステップS14に進んで、上記印圧設定処理動作がオーケーか否かが判断される。この判断は、例えば、本実施例1の場合、スプリング6の張力、あるいは長さを実際に測定する方法も考えられるが、その構成が複雑となると共にコスト高となるため、良策とはいえない。そこで本実施例1では、単純に、遮蔽板8の検出有無を利用して可否判断を行う方法をとった。そして、ステップS16に進んで、オペレータは、印圧の設定が狙い通りに行われたのを確認した後、テンキー42で設定・入力された印刷枚数分の通常の印刷処理動作が行われ、一連の動作が終了する(ステップS16〜ステップS18参照)。
【0108】
ここで、図13を参照して、最適な品質の印刷画像を得る印刷条件について簡単に説明する。上記のような孔版印刷装置による印刷では、製版済マスタ61cの穿孔部分から押し出されるインキ量は、インキ供給手段119のインキローラ120と印刷ドラム101の内側の多孔性支持円筒体101aとの接触圧F(インキ吐出圧Fでもある)に影響される。このインキ吐出圧Fは、プレスローラ103(あるいは後述する押圧手段としての圧胴125)が上記したプレスローラ変位手段22及び押圧力可変手段20を介して印刷ドラム101に押し付けられるときの印圧Pそのものではなく、印刷ドラム101を変形させてインキローラ120に接触させる力を差し引いた値であるため、実際にインキ自身にかかるインキ吐出圧Fは印圧Pよりも小さい値となる(P>F)。それ故に、最適な品質の印刷画像を得る印刷条件の一つとしてのインキ吐出圧Fを最適値とするためには、印刷ドラム101の剛性とプレスローラ103による印圧Pとのバランスを取ればよいことに帰着される。また見方を変えるならば、ミクロ的に見たときに凹凸のある印刷用紙62の表面に圧を加えてインキを押し込み、さらに印刷用紙62の繊維内にインキを浸透させる必要があるので、印刷ドラム101の内側からインキを押し出す圧力でもあるインキ吐出圧F以外に、印刷用紙62を製版済マスタ61cに押し付ける印圧Pを制御することも、最適な品質の印刷画像を得る上で重要な制御対象となり、この印圧Pを十分に制御する必要があるといえる。なお、印圧Pが十分に制御されていない現状にあっては、実際的には、必要な印圧Pとインキ吐出圧Fが得られるように印刷ドラム101の剛性を設計的に決めていた。
【0109】
(変形例1)
図1、図16及び図17を参照して、実施例1の変形例1について簡単に述べる。
この変形例1は、上記実施例1に対して、粘度検出手段21に代えて粘度検出手段21Aを有することのみ相違する。粘度検出手段21Aは、粘度検出手段21に対して、図1、図16及び図17に示すように、駆動電源19からインキ粘度検出モータ17に供給される電流値を検出する電流値検出手段25を除去したこと及び駆動電源19の電圧を検出する電圧値検出手段27Aを設けた構成であることのみ相違する。なお、図16において、符号rは駆動電源19の内部抵抗を示す。
【0110】
したがって、この変形例1における粘度検出手段21Aは、駆動電源19によりインキ粘度検出モータ17に加えられる電圧値Vの変化を検出することによってインキの粘度を検出することを特徴とするものであり、実施例1と実質的な構成が略同一であって自明であるため、重複説明を避ける上からその詳細な説明を省略する。
【0111】
(実施例2)
図1、図7、図14、図19及び図20を参照して、本発明の実施例2について述べる。
この実施例2は、上記実施例1に対して、粘度検出手段21に代えて粘度検出手段21Bを有することのみ相違する。粘度検出手段21Bは、粘度検出手段21に対して、図7に示すブロック図の制御構成から電流値検出手段25、A/Dコンバータ28及び駆動電源19を除去すると共に、それぞれ破線で囲んで示す、回転数検出センサ170(以下、単に「エンコーダ170」というときがある)、パルス検知センサ171及び定電流駆動電源19Aを付加したことのみ相違する。
【0112】
すなわち、粘度検出手段21Bは、インキ供給手段119のドクターローラ121下方におけるインキローラ120のインキ塗布面にインキ層を介して接触するインキ粘度検出ローラ16と、このインキ粘度検出ローラ16を一定のトルクで回転するローラ駆動手段としてのインキ粘度検出モータ17と、このインキ粘度検出モータ17をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源としての定電流駆動電源19Aと、インキ粘度検出ローラ16の回転速度を検出するローラ速度検出手段としてのエンコーダ170及びパルス検知センサ171とから主に構成される。
【0113】
本実施例2における粘度検出手段21Bは、インキ粘度検出ローラ16の回転速度の変化を検出することによってインキの粘度を検出することを特徴とするものである。
【0114】
エンコーダ170は、インキ粘度検出ローラ16の同軸である出力軸17aに固設された、スリット円板を有する光学式ロータリエンコーダである。パルス検知センサ171は、エンコーダ170と協働してパルスを発生するための、エンコーダ170の上記スリット円板を所定の間隔をもって挾み付けるフォトインタラプタ形の光学センサであり、パルス発生器としての機能を有する。そして、CPU131は、パルス検知センサ171から発生するパルスの変化、すなわち上記実施例1におけるインキ粘度検出信号よりも高い精度を有するパルス数信号に基づいてインキの粘度を検出する。
【0115】
次に、実施例1と相違する点を中心に動作を簡明に述べる。
定電流駆動電源19Aから常時一定の電流が、インキ粘度検出モータ17に供給されるので、インキ粘度検出モータ17は一定のトルク(回転力)で回転される。インキ粘度検出モータ17の回転速度は、インキの粘度の相違による負荷によって変化し、この回転速度の変化が、エンコーダ170とパルス検知センサ171との協働で発生するパルス数の変化によって捕えられる。換言すれば、インキの粘度の相違による負荷により、インキ粘度検出モータ17の回転速度が変化すると、エンコーダ170とパルス検知センサ171との協働で発生するパルス幅(周波数)が変化するため、これによりインキの粘度の変化を捕えることができ、パルス数信号としてCPU131に出力される。
【0116】
この場合の、インキ粘度に対する上記パルス数との相関データとしては、図11に示す相関データにおいて横軸にとられたインキ粘度検出モータ出力電圧V[V]に代えて、図19に示すようにパルス数(周波数)を示すインキ粘度検出モータ出力パルス値PM[pps]のデータを横軸にとって対応させればよい。このようにして得られた各インキ種類ごとの実施例2の制御パターンテーブルを作成し、実施例1と同様に、ROM132に予め記憶させておく。この実施例2の制御パターンテーブルは、図20に示すようにパルス数(周波数)を示すインキ粘度検出モータ出力パルス値PM[pps]が横軸に、その時の機械条件に最も適した設定印圧[N]及びこれに対応する印圧設定パルス数がそれぞれ縦軸にとられることになる。
【0117】
すなわち、押圧力可変制御手段130内のROM132には、前もって実験等により求められた、図20に示す制御パターンテーブルが予め記憶されている。上記制御パターンテーブルとしては、対応する上記各インキの種類ごとに準備されていて、図20に示す制御パターンテーブルは上記各インキの中の一つ、本実施例2では黒色インキCkに係るものを示す。この制御パターンテーブルは、インキ粘度検出モータ出力パルス値PM[pps]が横軸に、その時の機械条件に最も適した設定印圧[N]及びこれに対応する印圧設定パルス数がそれぞれ縦軸にとられていて、これらに対応すべく3段階の設定印刷速度:1速、3速、5速が階段状にステップダウンするように割り付けられているものである。つまり、制御パターンテーブルは、黒色インキCkの粘度の検出値であるインキ粘度検出モータ出力パルス値PM[pps]と設定印刷速度とをパラメータとして、換言するとインキ粘度検出信号と印刷速度設定信号とに応じて、所定の押圧力、すなわちその時の機械条件に最も適した設定印圧[N]に対応する印圧設定パルス数が決定されることを表している。なお、上記した3段階の設定印刷速度は、あくまでも代表的な設定例の一つとして例示したものであり、設定印刷速度:2速、4速については説明の便宜上から省略した。
【0118】
したがって、この実施例2のインキの粘度検出方式によれば、実施例1や変形例1等のように電流値Iや電圧値Vのようなアナログ信号を検出する場合に比べて、電気的ノイズの発生等がなく、検出時間が早く精度も高い利点があり、より木目の細かい印圧制御を行うことができる。また印刷処理工程中において、常時インキの粘度を検出しながら、印圧制御を適宜行うこともできる。
【0119】
(実施例3)
図3及び図7に本発明の実施例3を示す。
この実施例3は、上記実施例1に対して、ドラムユニット検出センサ35を除去し、これに代えて、印刷ドラム内のインキの種類を設定するインキ種類設定手段としてのインキ種類設定キー41を有することが主に相違する。インキ種類設定キー41は、ユーザ等が印刷ドラムの内のインキの種類を予め知っていてそのインキの種類を設定するためのものである。以下、実施例1と相違する点のみ説明する。
【0120】
押圧力可変制御手段130は、本実施例3においては、粘度検出手段21により検出されたインキ粘度とインキ種類設定キー41により設定されたインキ種類と印刷速度設定キー47により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラム101に加わるように押圧力可変手段20を制御する機能を有する。
【0121】
この実施例3における印刷ドラム内のインキの種類を識別・検知して印圧制御を行うプロセスは、下記の初期動作内容以外は上記実施例1と同様のためその説明を省略する。すなわち、ユーザが、予め知っていて所望するドラムユニットのインキ種類をインキ種類設定キー41で入力すると、そのインキ種類設定信号がCPU131に入力されると共に、そのインキ種類に対応したLEDランプが点灯する。
【0122】
インキ粘度検出モータ17は、コスト面、大きさ及び重量面等から騒音の減少化及びコンパクト化を図るために、DCモータが望ましいが、これに限らず、ステッピングモータ、ACサーボモータ等が使用可能であれば、より高精度のインキの粘度検出が可能となる。
【0123】
インキ粘度検出ローラ16が図1や図14等に示されている部位、すなわちインキローラ120とドクターローラ121との近接部におけるインキローラ120の回転方向下流側の上記インキ塗布面に上記インキ層を介して接触すべく配置されていることにより、次の利点がある。すなわち、インキ粘度検出ローラは、そのローラの回転によってインキの粘度の相違による負荷を検知するため、測定対象(インキ層)は常に一定条件であることが望ましい。そこで、インキ粘度検出ローラを図1や図14等に示されている部位に設置すれば、ドクターローラ121によって膜厚が一定のインキ層を測定できるため、検出精度がより高くなる利点がある。
【0124】
インキ粘度検出ローラの配設部位は、図1や図14に実線及び破線で示されているインキ粘度検出ローラ16に限らず、印刷ドラム101の端縁部の非印刷部位に対応したインキローラ120の範囲内における、インキローラ120とドクターローラ121との近接部におけるインキローラ120の回転方向下流側の上記インキ塗布面の上記インキ層にインキが十分に確保されているような装置にあっては、例えば図14を借りて同図に仮想線で併記したような部位に配設したインキ粘度検出ローラ16Xであってもよい。その符号に括弧を付したインキ粘度検出ローラ16Xは、インキ粘度検出ローラ16に対して長さが短くかつコンパクトに構成されている。インキ粘度検出ローラ16Xは、印刷ドラム101の端縁部の非印刷部位に対応したインキローラ120とドクターローラ121との近接部におけるインキローラ120の回転方向下流側の上記インキ塗布面に上記インキ層を介して接触すべく配置されている。インキ粘度検出ローラ16Xの一端は、軸(符号不図示)を介してインキ粘度検出モータ17の出力軸17a端に連結されていて、出力軸17aは左側の上記インキローラ側板に軸受(図示せず)を介して回動自在に支持されている。
【0125】
本発明の実施例は、上記実施例1〜3及び変形例1等の粘度検出手段21,21A,21Bに限らず、インキ粘度検出ローラを図1や図14等に示されている部位に設置したことによる上記利点を望まなくてもよいのであれば、以下のような構成のものであってもよい。すなわち、上記実施例1〜3及び変形例1等の各粘度検出手段21,21A,21Bの構成からインキ粘度検出ローラ16,16Xを除去すると共に、図7に破線で囲んで併記したように、インキ供給手段119のドクターローラ121に、インキ粘度検出ローラ16の機能を付与したもの、換言すればインキ供給手段119のドクターローラ121が、インキ粘度検出ローラ16を兼ねているものであってもよい。
【0126】
本発明の粘度検出手段は、上記実施例1〜3及び上記各変形例等における各粘度検出手段21,21A,21Bのインキ粘度検出ローラ16,16X、あるいはドクターローラ121が、インキ粘度検出ローラ16を兼ねているものを用いるものに限らず、インキポンプの負荷変動を検出したり、あるいはインキポンプを駆動するインキポンプ駆動用モータへの電流値の変化や電圧値の変化等を検出することによるものであってもよい。
【0127】
本発明の実施例は、上記実施例1〜3及び変形例1等の押圧力可変手段20に限らず、図15に示すような圧胴を用いて、押圧力可変手段20Aにより印圧制御を行うものであってもよい。同図において、符号125は、押圧手段としての圧胴を示す。圧胴125は、例えば特開平5−201115号公報に開示されていると同様な切欠き凹部125aを有する。本例では、押圧力可変手段20Aは、プレスローラ変位手段22に代えて、印刷ドラム101の外周面に圧胴125を選択的に接離させる圧胴変位手段22Aを有することが主に相違する。
【0128】
圧胴変位手段22Aは、圧胴125を回転自在に支持する圧胴支軸126と、この圧胴支軸126と圧胴125の後側に設けられた支点軸128との間に配置され、用紙搬送方向Xの前側に延在する揺動可能な左右一対のアーム左・右127a,127bと、左右一対のスプリング6の一端が係止された左右一対のアーム左・右127a,127bの自由端と圧胴支軸126との間のアーム左・右127a,127bに配置された左右一対のカムフォロア127cと、左右一対のカムフォロア127cの近傍に回転自在に配置され、左右一対のカムフォロア127cに選択的に係合する輪郭周面を有する左右一対の印圧カム129とから主に構成される。左右一対の印圧カム129は、プレスローラ駆動手段150と類似する手段により、印刷ドラム101の回転と同期をとって回転されるようになっている周知の構成をなす。
【0129】
なお、圧胴変位手段は、圧胴変位手段22Aに限らず、上記した特開平5−201115号公報に開示されているような偏心軸を用いたもの等であってもよいことはいうまでもない。
【0130】
なお、本発明の実施例は、上記した押圧力可変手段20,20Aに限らず、これら押圧力可変手段20,20Aを構成する印圧制御モータ14、エンコーダ12及びパルス検知センサ13に代えて、ステッピングモータを配設することにより、このステッピングモータ単独で周知の回転量制御方式によって上述したと同様な印圧制御を行うことも勿論可能である。また、上記した押圧力可変手段20,20Aにおける印圧自体を可変する手段は、上記したものに限らず、例えば特開平6−340162号公報に示されている電気アクチュエータあるいはソレノイド等を用いる構成のものでもよい。
【0131】
なお、インキ種類検出手段は、例えば、特開平6−199028号公報の図3及び図4等に記載されているディップスイッチ133,135や、バーコード等の符号読み取り検出装置、印刷ドラムに配設された色識別形状部の光電センサによる識別、あるいは印刷ドラムに供給されるインキの色自体を直接的に検出する色検出センサ等を設けて、使用する印刷ドラム内のインキの種類を検出するものであってもよい。
【0132】
また、本発明の実施例は、上記実施例1〜3及び変形例1等に限定されず、インキの粘度の検出精度がそれほど要求されないのであれば、インキ粘度検出ローラ16に代えて、インキ溜り122のインキ内に浸漬する非常に小さな回転ローラ、あるいはインキ溜り122のインキ内に浸漬する非常に小さなスクリュウで構成されたインキ粘度検出部材であってもよい。
【0133】
また、本発明の実施例は、上記実施例1〜3及び変形例1等に限定されず、印圧制御を行うための各情報パラメータの組合わせ、すなわちインキ粘度と、インキ種類検出手段により検出された又はインキ種類設定手段により設定されたインキ種類及び印刷速度とのパラメータの組合わせによるものであってもよい(課題を解決するための手段における請求項1〜18記載の発明参照)。
【0134】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度に応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この選択された所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動に対して適正な印圧を設定・制御することができ、常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電流値検出手段による電流値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0135】
請求項2記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類検出手段により検出されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電流値検出手段による電流値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0136】
請求項3記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類設定手段により設定されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電流値検出手段による電流値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0137】
請求項4記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度と印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動によるインキの粘度変化及び設定印刷速度の変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電流値検出手段による電流値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0138】
請求項5記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類検出手段により検出されたインキ種類と印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化並びに設定印刷速度の変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電流値検出手段による電流値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0139】
請求項6記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類設定手段により設定されたインキ種類と印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化並びに設定印刷速度の変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電流値検出手段による電流値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0140】
請求項7記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度に応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この選択された所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動に対して適正な印圧を設定・制御することができ、常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電圧値検出手段による電圧値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0141】
請求項8記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類検出手段により検出されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電圧値検出手段による電圧値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0142】
請求項9記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類設定手段により設定されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電圧値検出手段による電圧値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0143】
請求項10記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度と印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動によるインキの粘度変化及び設定印刷速度の変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電圧値検出手段による電圧値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0144】
請求項11記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類検出手段により検出されたインキ種類と印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化並びに設定印刷速度の変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電圧値検出手段による電圧値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0145】
請求項12記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類設定手段により設定されたインキ種類と印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化並びに設定印刷速度の変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずに電圧値検出手段による電圧値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。
【0146】
請求項13記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度に応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この選択された所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動に対して適正な印圧を設定・制御することができ、常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずにインキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、より細かなインキ粘度の変化を検出でき、印刷中であってもその検出がより高い精度で可能となると共に、さらに、インキ粘度の検出精度が電気的ノイズによって影響を受ける度合いも軽減することができる。
【0147】
請求項14記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類検出手段により検出されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずにインキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、より細かなインキ粘度の変化を検出でき、印刷中であってもその検出がより高い精度で可能となると共に、さらに、インキ粘度の検出精度が電気的ノイズによって影響を受ける度合いも軽減することができる。
【0148】
請求項15記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類設定手段により設定されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずにインキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、より細かなインキ粘度の変化を検出でき、印刷中であってもその検出がより高い精度で可能となると共に、さらに、インキ粘度の検出精度が電気的ノイズによって影響を受ける度合いも軽減することができる。
【0149】
請求項16記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度と印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動によるインキの粘度変化及び設定印刷速度の変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずにインキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、より細かなインキ粘度の変化を検出でき、印刷中であってもその検出がより高い精度で可能となると共に、さらに、インキ粘度の検出精度が電気的ノイズによって影響を受ける度合いも軽減することができる。
【0150】
請求項17記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類検出手段により検出されたインキ種類と印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化並びに設定印刷速度の変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずにインキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、より細かなインキ粘度の変化を検出でき、印刷中であってもその検出がより高い精度で可能となると共に、さらに、インキ粘度の検出精度が電気的ノイズによって影響を受ける度合いも軽減することができる。
【0151】
請求項18記載の発明によれば、上記構成のインキの粘度を検出する粘度検出手段により、印刷画像に直接的に影響を及ぼすインキの粘度そのものを検出・測定し、押圧力可変制御手段が、粘度検出手段により検出されたインキ粘度とインキ種類設定手段により設定されたインキ種類と印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の押圧力を選択し、この所定の押圧力が印刷ドラムに加わるように押圧力可変手段を制御するので、複雑な制御パターンテーブルや数多くのセンサ等を必要とすることなく、環境変動及びインキ種類差によるインキの粘度変化並びに設定印刷速度の変化に対しても適正な印圧を設定・制御することができ、さらに常に安定した品質の印刷画像を得ることができると共に、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができ、また印刷ドラム内のインキ粘度がインキ容器内等のインキ粘度と異なる場合(装置の長時間放置後に起きやすい)でも、より適正にインキの粘度を検出することができる。加えて、インキの粘度を、直接測定せずにインキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、より細かなインキ粘度の変化を検出でき、印刷中であってもその検出がより高い精度で可能となると共に、さらに、インキ粘度の検出精度が電気的ノイズによって影響を受ける度合いも軽減することができる。
【0152】
請求項19記載の発明によれば、上記構成に加えて、ローラ速度検出手段は、インキ粘度検出ローラに配設されたエンコーダと、このエンコーダに近接して配置されエンコーダと協働してパルスを発生するパルス発生器とを有し、パルス発生器から発生するパルスの変化に基づいてインキの粘度を検出するので、上記効果に加えて、より一層、インキ粘度の検出精度が電気的ノイズによって影響を受けることがなくなる。
【0154】
請求項1乃至19の何れか一つに記載の発明によれば、上記発明の効果に加えて、印刷部位により近い部位のインキの粘度を検出することができるので、環境変動に対してより適正な印圧を設定・制御することができ、常に安定した品質の印刷画像を得ることができ、かつ、ドクターローラによって膜厚が一定のインキ層のインキの粘度を検出・測定できるため、検出精度がより高くなると共に、インキローラとドクターローラとの協働により計量されインキローラに付与されるインキ供給に影響を与えることがないという効果も奏する。
【0156】
請求項20記載の発明によれば、押圧手段がプレスローラからなるので、上記各効果に加えて、装置の小型化を図れると共に装置を簡素化することができる。
【0157】
請求項21記載の発明によれば、押圧手段が印刷ドラムの外周面と略同径の圧胴からなるので、上記各効果に加えて、印刷ドラムに対する押圧手段による印圧時の騒音等を低減することができる。
【0158】
請求項22記載の発明によれば、上記構成のインキ粘度検出装置により、電流値の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができると共に、インキの粘度を、直接測定せずに電流値検出手段による電流値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。加えて、印刷部位により近い部位のインキの粘度を検出することができると共に、インキ粘度検出ローラが、インキローラとドクターローラとの近接部におけるインキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているので、ドクターローラによって膜厚が一定のインキ層のインキの粘度を検出・測定できるため検出精度がより高くなり、かつ、インキローラとドクターローラとの協働により計量されインキローラに付与されるインキ供給に影響を与えることがないという効果も奏する。
【0159】
請求項23記載の発明によれば、上記構成のインキ粘度検出装置により、電圧値の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができると共に、インキの粘度を、直接測定せずに電圧値検出手段による電圧値の変化を検出することで簡単に検出・測定することができる。加えて、印刷部位により近い部位のインキの粘度を検出することができると共に、インキ粘度検出ローラが、インキローラとドクターローラとの近接部におけるインキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているので、ドクターローラによって膜厚が一定のインキ層のインキの粘度を検出・測定できるため検出精度がより高くなり、かつ、インキローラとドクターローラとの協働により計量されインキローラに付与されるインキ供給に影響を与えることがないという効果も奏する。
【0160】
請求項24記載の発明によれば、上記構成のインキ粘度検出装置により、インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、印刷直前におけるインキの粘度を検出することができると共に、インキの粘度を、直接測定せずにインキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによってインキの粘度を検出するので、より細かなインキ粘度の変化を検出でき、印刷中であってもその検出がより高い精度で可能となる。さらに、インキ粘度の検出精度が電気的ノイズによって影響を受ける度合いも軽減することができる。加えて、印刷部位により近い部位のインキの粘度を検出することができると共に、インキ粘度検出ローラが、インキローラとドクターローラとの近接部におけるインキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているので、ドクターローラによって膜厚が一定のインキ層のインキの粘度を検出・測定できるため検出精度がより高くなり、かつ、インキローラとドクターローラとの協働により計量されインキローラに付与されるインキ供給に影響を与えることがないという効果も奏する。
【0161】
請求項25記載の発明によれば、ローラ速度検出手段は、インキ粘度検出ローラに配設されたエンコーダと該エンコーダに近接して配置され該エンコーダと協働してパルスを発生するパルス発生器とを有し、パルス発生器から発生するパルスの変化に基づいてインキの粘度を検出するので、上記効果に加えて、より一層、インキ粘度の検出精度が電気的ノイズによって影響を受けることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す孔版印刷装置の要部の斜視図である。
【図2】 実施例1におけるプレスローラ駆動手段廻りの斜視図である。
【図3】 実施例1における操作パネルの平面図である。
【図4】 実施例1におけるドラムユニット検出センサの模式的な断面図である。
【図5】 実施例1における粘度検出手段の一部を示すブロック図である。
【図6】 実施例1におけるインキ粘度検出モータの定回転速度制御を表すブロック図である。
【図7】 各実施例の制御構成を示すブロック図である。
【図8】 実施例1の概略的な動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】 図8に続く部分のフローチャートである。
【図10】 図8における印圧設定を説明するためのフローチャートである。
【図11】 実施例1におけるインキ粘度とインキ粘度検出モータ出力電圧との相関を示すグラフである。
【図12】 実施例1における印圧設定の制御パターンテーブルを示すグラフである。
【図13】 実施例1における印圧部の印刷状態を説明する部分断面図である。
【図14】 本発明の実施例2における粘度検出手段の一部を示す拡大斜視図である。
【図15】 押圧手段の別の例を示す模式的な正面図である。
【図16】 実施例1の変形例1における粘度検出手段の一部を示すブロック図である。
【図17】 実施例1の変形例1におけるインキ粘度検出モータの定回転速度制御を表すブロック図である。
【図18】 本発明を適用する孔版印刷装置の全体構成を示す構成図である。
【図19】 実施例2におけるインキ粘度とインキ粘度検出モータ出力パルス値との相関を示すグラフである。
【図20】 実施例2における印圧設定の制御パターンテーブルを示すグラフである。
【符号の説明】
16,16X 粘度検出手段を構成するインキ粘度検出ローラ
17 粘度検出手段を構成するローラ駆動手段としてのインキ粘度検 出モータ
19 粘度検出手段を構成する電源としての駆動電源
19A 粘度検出手段を構成する定電流電源としての定電流駆動電源
20,20A 押圧力可変手段
21,21A,21B 粘度検出手段
25 電流値検出手段
27A 電圧値検出手段
35 インキ種類検出手段としてのドラムユニット検出センサ
41 インキ種類設定手段としてのインキ種類設定キー
47 印刷速度設定手段としての印刷速度設定キー
61c 製版されたマスタとしての製版済マスタ
62 印刷用紙
101 印刷ドラム
103 押圧手段としてのプレスローラ
119 インキ供給手段
120 インキ供給手段を構成するインキローラ
121 インキ供給手段を構成するドクターローラ
125 押圧手段としての圧胴
130 押圧力可変制御手段
131 押圧力可変制御手段を構成するCPU
132 押圧力可変制御手段を構成するROM
133 押圧力可変制御手段を構成するRAM
170 ローラ速度検出手段を構成するエンコーダ
171 ローラ速度検出手段を構成するパルス発生器としてのパルス検知セ ンサ
Claims (25)
- 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度に応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この選択された所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、
上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とから構成され、上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、
上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度に応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この選択された所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、
上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とから構成され、上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、
上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度に応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この選択された所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を検出するインキ種類検出手段と、
上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類検出手段により検出されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、上記印刷ドラム上の上記マスタにインキを供給し、押圧手段により上記印刷ドラムに対して印刷用紙を押し付けて印刷画像を上記印刷用紙上に形成する印刷装置において、
上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧力を変化させるための押圧力可変手段と、
上記印刷ドラムの内周面に上記インキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとを具備し、上記印刷ドラム内に配設されたインキ供給手段と、
上記インキローラと上記ドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されているインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とから構成され、上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出する粘度検出手段と、
上記インキの種類を設定するインキ種類設定手段と、
上記印刷装置の印刷速度は可変であり、該印刷速度を選択的に設定する印刷速度設定手段と、
上記粘度検出手段により検出されたインキ粘度と上記インキ種類設定手段により設定されたインキ種類と上記印刷速度設定手段により設定された印刷速度とに応じて、予め設定された制御パターンテーブルの中から所定の上記押圧力を選択し、この所定の上記押圧力が上記印刷ドラムに加わるように上記押圧力可変手段を制御する押圧力可変制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項13乃至18の何れか一つに記載の印刷装置において、
上記ローラ速度検出手段は、上記インキ粘度検出ローラに配設されたエンコーダと、該エンコーダに近接して配置され該エンコーダと協働してパルスを発生するパルス発生器とを有し、
上記パルス発生器から発生する上記パルスの変化に基づいて上記インキの粘度を検出することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至19の何れか一つに記載の印刷装置において、
上記押圧手段が、プレスローラであることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至19の何れか一つに記載の印刷装置において、
上記押圧手段が、上記印刷ドラムの外周面と略同径の圧胴であることを特徴とする印刷装置。 - 印刷ドラムの内周面にインキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されたインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源から上記ローラ駆動手段に供給される電流値を検出する電流値検出手段とを有するインキ粘度検出装置であって、
上記電流値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出することを特徴とするインキ粘度検出装置。 - 印刷ドラムの内周面にインキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されたインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定の回転速度で回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段に電力を供給する電源と、この電源により上記ローラ駆動手段に加えられる電圧値を検出する電圧値検出手段とを有するインキ粘度検出装置であって、
上記電圧値の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出することを特徴とするインキ粘度検出装置。 - 印刷ドラムの内周面にインキを供給するインキローラとこのインキローラに近接して配置されたドクターローラとの近接部における上記インキローラの回転方向下流側のインキ塗布面にインキ層を介して接触すべく配置されたインキ粘度検出ローラと、このインキ粘度検出ローラを一定のトルクで回転するローラ駆動手段と、このローラ駆動手段をして一定の上記トルクで回転駆動させる定電流を供給する定電流電源と、上記インキ粘度検出ローラの回転速度を検出するローラ速度検出手段とを有するインキ粘度検出装置であって、
上記インキ粘度検出ローラの回転速度の変化を検出することによって上記インキの粘度を検出することを特徴とするインキ粘度検出装置。 - 請求項24記載のインキ粘度検出装置において、
上記ローラ速度検出手段は、上記インキ粘度検出ローラに配設されたエンコーダと、該エンコーダに近接して配置され該エンコーダと協働してパルスを発生するパルス発生器とを有し、
上記パルス発生器から発生する上記パルスの変化に基づいて上記インキの粘度を検出することを特徴とするインキ粘度検出装置。
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