JP3831270B2 - 論理回路及び半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、論理回路及びそれを含む半導体集積回路にかかり、特に低電力動作に適した回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
MOSトランジスタの微細化が進むに従って、その耐圧が低下するため、その動作電圧を低くせざるを得ない。この場合、MOSトランジスタの高速性を維持するためには、動作電圧の低下に見合ってMOSトランジスタのしきい値を低下させる必要がある。これは、動作速度が、MOSトランジスタの実行ゲート電圧、すなわち、動作電圧からMOSトランジスタのしきい値を差し引いた値で支配され、この値が大きいほど高速だからである。しかし、しきい値を0.4V程度以下にすると、MOSトランジスタのサブスレッショルド特性(テーリング特性)によって、MOSトランジスタを完全にオフさせることができなくなり、不所望な直流電流が流れるという現象を生ずる。そのような現象により、多数のMOSトランジスタで構成された半導体集積回路の実質的な直流電流は著しく増大される。特に高温動作時には、MOSトランジスタのしきい値が低く、テーリング係数が大きくなる関係で、上記サブスレッショルド特性に起因する現象はさらに深刻になる。そのような事情に鑑みて本願出願人は、MOSトランジスタを微細化しても高速・低電力の半導体集積回路について先に提案している(特開平7−86914)。それによれば、MOSトランジスタのソースと電源の間に大電流と小電流との電流供給を制御する制御手段を挿入し、用途に応じてこれらの電流を切り換えてMOSトランジスタに供給するようにして、待機時に流れるサブスレッショルド電流(「サブスレッショルドリーク電流」とも称する)を抑えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本願出願人が先に提案した半導体集積回路(特開平7−86914)について本願発明者が検討したところ、出力論理を固定するための回路構成において未だ改良の余地があることが見いだされた。
【0004】
本願出願人が先に提案した上記半導体集積回路では、所定の機能を有する論理回路と、電源(VCC,VSS)との間に大電流と小電流との電流供給を制御する制御手段を挿入し、この制御手段の制御を大小に切り換えることで論理回路に供給するようにし、この論理回路への電流経路を遮断した場合には論理回路の出力をレベルホールド回路により保持するようにしている。上記レベルホールド回路は、pチャネル型MOSトランジスタとnチャネル型MOSトランジスタとが直列接続されて成る二つのインバータがループ状に結合されて成る。上記レベルホールド回路は、上記論理回路への電流経路が遮断された際の出力論理を保持する。上記ホールド回路は、上記のように二つのインバータがループ状に結合されて成るため、4個のMOSトランジスタが必要となる。MOSトランジスタの微細化が進むに従って、サブスレッショルド電流を抑えるべき回路は半導体集積回路においては多数存在し、それに従って上記ホールド回路の数も多数必要とされるため、上記ホールド回路だけでもMOSトランジスタの数は膨大なものとなる。
【0005】
本発明の目的は、サブスレッショルド電流を抑え、論理ゲート部の出力論理を固定するための回路の簡素化を図るための技術を提供することにある。
【0006】
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0008】
すなわち、第2電源供給端子と低電位側電源との間に設けられ、入力された制御信号に応じて上記論理ゲート部への電源供給を遮断可能なnチャネル型の第1トランジスタと、高電位側電源と論理ゲート部の出力ノードとの間に設けられ、上記第1トランジスタによる上記電源供給の遮断動作に連動して論理ゲート部の出力ノードをハイレベルに固定可能なpチャネル型の第2トランジスタとを有し、上記第1トランジスタのしきい値は、上記論理ゲート部を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定されて成る。MOSトランジスタの微細化が進むに従って、その耐圧が低下するため、その動作電圧を低くせざるを得ない。この場合、トランジスタの高速スイッチング動作性を維持するためには、動作電圧の低下に見合ってトランジスタのしきい値を低下させる必要がある。
【0009】
上記の手段によれば、第1トランジスタは論理ゲート部への電源供給を遮断し、第2トランジスタは、この電源供給の遮断動作に連動して、論理ゲート部の出力ノードをハイレベルに固定する。これにより、サブスレッショルド電流を抑え、論理ゲート部の出力論理を固定するための回路は、上記第1トランジスタと上記第2トランジスタとで構成され、このことが、当該回路の簡素化を達成する。このとき、上記第1トランジスタのしきい値を、上記論理ゲート部を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定することで、上記第1トランジスタでのサブスレッショルド電流の低減を保証する。
【0010】
上記第2電源供給端子と上記低電位側電源との間に設けられ、入力された制御信号に応じて論理ゲート部への電源供給を遮断可能なnチャネル型の第1トランジスタと、上記低電位側電源と上記論理ゲート部の出力ノードとの間に設けられ、上記第1トランジスタによる上記電源供給の遮断動作に連動して上記論理ゲート部の出力ノードをローレベルに固定可能なnチャネル型の第2トランジスタとを有し、上記第1トランジスタのしきい値は、上記論理ゲート部を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定されて成る。
【0011】
上記の手段によれば、第1トランジスタは論理ゲート部への電源供給を遮断し、この電源供給の遮断動作に連動して、第2トランジスタは、論理ゲート部の出力ノードをローレベルに固定する。これにより、サブスレッショルド電流を抑え、論理ゲート部の出力論理を固定するための回路は、上記第1トランジスタと上記第2トランジスタとで構成され、このことが、当該回路の簡素化を達成する。このとき、上記第1トランジスタのしきい値を、上記論理ゲート部を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定することで、上記第1トランジスタでのサブスレッショルド電流の低減を保証する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明にかかる論理回路の構成例が示される。
【0013】
図1に示される論理回路は、特に制限されないが、所定の機能を有する論理ゲート部100、それに結合されたnチャネル型MOSトランジスタ103、及びpチャネル型MOSトランジスタ104を含んで成る。
【0014】
上記論理ゲート部100は、特に制限されないが、次のように構成される。
【0015】
高電位側電源VDDIが供給される第1電源供給端子101と、低電位側電源(グランドGND)が供給される第2電源供給端子102とを有する。高電位側電源VDDIは、外部から供給された高電位側電源VCCを図示されない降圧回路で降圧することで得られる。
【0016】
論理ゲート部100は次のように構成される。
【0017】
pチャネル型MOSトランジスタ105と、nチャネル型MOSトランジスタ106とが直列接続されて、入力信号114の論理を反転するためのインバータが形成される。pチャネル型MOSトランジスタ105のソース電極は高電位側電源VDDIに結合され、nチャネル型MOSトランジスタ106はのソース電極は第2電源供給端子102に結合される。このインバータの出力信号はpチャネル型MOSトランジスタ108及びnチャネル型MOSトランジスタ107のゲート電極に伝達される。pチャネル型MOSトランジスタ108,109及びnチャネル型MOSトランジスタ110が直列接続される。pチャネル型MOSトランジスタ108のソース電極は第1電源供給端子101に結合され、nチャネル型MOSトランジスタ110のソース電極は第2電源供給端子102に結合される。pチャネル型MOSトランジスタ109及びnチャネル型MOSトランジスタ110のゲート電極には制御信号113が伝達されるようになっている。pチャネル型MOSトランジスタ109と、nチャネル型MOSトランジスタ110との直列接続箇所からこの論理ゲート部100の出力ノード115が引き出される。
【0018】
上記nチャネル型MOSトランジスタ103は、上記第2電源供給端子102と上記低電位側電源(GND)との間に設けられ、入力された制御信号116に応じて上記論理ゲート部100への電源供給の遮断を可能とする。すなわち、制御信号116がハイレベルの場合には、nチャネル型MOSトランジスタ103がオンされることで、上記第2電源供給端子102がグランドGNDに結合されることで低電位側電源の供給が可能とされる。また、制御信号116がローレベルの場合には、nチャネル型MOSトランジスタ103がオフされることで、上記論理ゲート部100への電源供給の遮断される。この電源遮断により論理ゲート部100は非動作状態(待機状態)となる。また、上記論理ゲート部100への電源供給が遮断された場合において、上記論理ゲート部100の出力ノード115が論理不定とならないように、上記nチャネル型MOSトランジスタ103による電源供給の遮断動作に連動してpチャネル型MOSトランジスタ104がオンされることで、出力ノード115の論理がハイレベルに固定される。
【0019】
ここで、上記pチャネル型MOSトランジスタ104が存在しない場合には、ノード115が論理不定又は極めてゆっくりとハイレベルになるため、例えば図4に示されるように、論理ゲート部100の後段に論理ゲート部121が配置される場合において、この論理ゲート部121の論理動作に支障を来したり、入力初段を形成するpチャネル型MOSトランジスタ118とnチャネル型MOSトランジスタ119との直列回路に貫通電流が流れたりする。図1に示されるpチャネル型MOSトランジスタ104は、上記論理ゲート部100への電源供給が遮断された場合において、上記論理ゲート部100の出力ノード115をハイレベルに固定して、当該出力ノードが論理不定とならないように作用する。
【0020】
上記論理ゲート部100を構成するMOSトランジスタ105,106,107,108,109,110は、しきい値が低く設定されている。それに対して、nチャネル型MOSトランジスタ103やpチャネル型MOSトランジスタ104は、上記MOSトランジスタ105,106,107,108,109,110に比べてしきい値が高く設定されるている。ここで、MOSトランジスタの微細化によりその耐圧が低下するため、MOSトランジスタの動作電圧を低くせざるを得ない。高速性を維持するには動作電源電圧に見合うようにMOSトランジスタ105,106,107,108,109,110のしきい値を低下させる必要がある。これに対して、論理ゲート部100を構成するMOSトランジスタのサブスレッショルド電流を低減するための回路の動作は、論理ゲート部100に比べて遅くても良い。このため、MOSトランジスタ103,104は、上記論理ゲート部100を構成するMOSトランジスタのしきい値よりも大きく設定され、MOSトランジスタ103,104でのサブスレッショルド電流の低減を図っている。MOSトランジスタのしきい値は、特に制限されないが、イオン打ち込みにおいて不純物濃度を変えることで制御される。
【0021】
このように上記高電位側電源VDDIと上記論理ゲート部100の出力ノード115との間にpチャネル型MOSトランジスタ104を設け、このpチャネル型MOSトランジスタ104を、nチャネル型MOSトランジスタ103による電源供給の遮断動作に連動してオンさせることで、上記論理ゲート部100の出力ノード115の論理をハイレベルに固定することができるので、上記論理ゲート部100の出力ノード115の論理を保持するためのホールド回路を設ける必要がなる。上記ホールド回路は、上記のように二つのインバータがループ状に結合されて成るため、4個のMOSトランジスタが必要となるが、本例ではpチャネル型MOSトランジスタが1個で済むので、MOSトランジスタ数の低減を図ることができる。また、nチャネル型MOSトランジスタ103やpチャネル型MOSトランジスタ104は、上記MOSトランジスタ105,106,107,108,109,110に比べてしきい値が高く設定されるているため、チャネル型MOSトランジスタ103やpチャネル型MOSトランジスタ104でのサブスレッショルド電流は極わずかとされる。
【0022】
次に、上記論理回路の別の構成例について説明する。
【0023】
図2には、上記論理回路の別の構成例が示される。
【0024】
図2に示される論理回路が、図1に示されるのと大きく相違するのは、pチャネル型MOSトランジスタ104のしきい値が、上記論理ゲート部100を構成するMOSトランジスタと同様に低く設定されている点である。pチャネル型MOSトランジスタ104のオフ時におけるサブスレッショルド電流が許容範囲であれば、pチャネル型MOSトランジスタ104のしきい値を低く設定しても特に支障は無い。
【0025】
また、出力ノード115の論理をハイレベルに固定したい場合には、図3に示されるように、論理ゲート部100の後段に、pチャネル型MOSトランジスタ111とnチャネル型MOSトランジスタ112とが直列接続されて成るインバータを配置し、上記論理ゲート部100の出力信号を反転してから後段回路へ伝達すれば良い。
【0026】
図5に示されるように、論理ゲート部100の出力ノード115をローレベルに固定するようにしても良い。図5に示される構成では、pチャネル型MOSトランジスタ111とnチャネル型MOSトランジスタ112とが直列接続されて成るインバータが論理ゲート部100の最終段回路として設けられる。制御信号116によって動作制御されるpチャネル型MOSトランジスタ129が設けられ、このpチャネル型MOSトランジスタ129によって、上記pチャネル型MOSトランジスタ111とnチャネル型MOSトランジスタ112との直列接続回路への電源供給が遮断されるようになっている。また、nチャネル型MOSトランジスタ103,130とを相補的に動作させるために、pチャネル型MOSトランジスタ127とnチャネル型MOSトランジスタ128とが直列接続されて成るインバータが設けられ、制御信号116がこのインバータで反転されてからnチャネル型MOSトランジスタ103のゲート電極に伝達されるようになっている。尚、上記の例の場合と同様の理由により、上記MOSトランジスタ103,127,128,129,130のしきい値は、上記論理ゲート部100を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定されている。
【0027】
かかる構成においては、制御信号116がローレベルの場合に、pチャネル型MOSトランジスタ129及びnチャネル型MOSトランジスタ103がオンされると、回路に動作用電源が供給されることで論理ゲート部100は動作状態とされる。それに対して、制御信号116がハイレベルの場合にpチャネル型MOSトランジスタ129及びnチャネル型MOSトランジスタ103がオフされると、回路への電源供給が遮断されることで、論理ゲート部100は待機状態とされる。
【0028】
図6に示される構成では、制御信号116によって動作制御されるpチャネル型MOSトランジスタ131及びnチャネル型MOSトランジスタ132が設けられている。このpチャネル型MOSトランジスタ131及びnチャネル型MOSトランジスタ132のしきい値は、上記の例の場合と同様の理由により、上記論理ゲート部100を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定されている。
【0029】
上記pチャネル型MOSトランジスタ131は、高電位側電源VDDIと第1電源供給端子101との間に設けられ、制御信号116に応じて上記論理ゲート部100への電源供給の遮断を行う。また、nチャネル型MOSトランジスタ132は、論理ゲート部100の出力ノード115とグランドGNDとの間に設けられ、上記論理ゲート部100への電源供給の遮断に連動して上記出力ノード115をローレベルに固定する。
【0030】
そして、論理ゲート部100の構成素子数が多い場合には、論理ゲート部100の内部電源を分け、それに対応して第2電源供給端子を複数設け、それぞれの端子から電源供給を行うことが考えられる。例えば図7に示される場合には、論理ゲート部100における低電位側電源が、回路ブロック141と、それに結合された回路ブロック142とに分けられ、それに応じて第2電源供給端子102−1,102−2を設けられる。そして、この端子102−1,102−2に対応してnチャネル型MOSトランジスタ103−1,103−2が設けられる。制御信号116によってチャネル型MOSトランジスタ103−1,103−2が動作制御されることで、回路141,142への電源供給を遮断することができる。尚、上記の例と同様の理由により、nチャネル型MOSトランジスタ103−1,103−2のしきい値は、論理ゲート部100を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定される。
【0031】
次に、本発明にかかる論理回路の適用例について説明する。
【0032】
図8には、本発明にかかる論理回路適用されたデコーダが示される。
【0033】
このデコーダ800は、特に制限されないが、半導体集積回路の一例とされる半導体記憶装置においてローアドレスやカラムアドレスをデコードする機能を有する。デコーダ800は、2ビット構成のアドレス信号を取り込むためのバッファを構成するゲート155,156,157,158と、取り込まれたアドレス信号をデコードするためのデコード配線群159と、このデコード配線群159の論理信号に応じたデコード出力を得るための複数のデコード論理151,152,153,154を含む。ここでこのデコード論理151,152,153,154が本発明における論理ゲート部の一例とされる。
【0034】
上記デコード論理151,152,153,154は、それぞれ同一構成とされる。例えばデコード論理151は、pチャネル型MOSトランジスタ161,162,164,165,167とnチャネル型MOSトランジスタ163,166,168が結合されて成る。MOSトランジスタ161,162,164,165のゲート幅(W)とゲート長(L)との比W/Lは3/0.16とされる。MOSトランジスタ163,166のW/Lは2/0.16とされる。MOSトランジスタ167のW/Lは24/0.16とされ、MOSトランジスタ168のW/Lは12/0.16とされる。高電位側電源VDDIが供給される第1電源供給端子171と、低電位側電源(GND)が供給される第2電源供給端子172,173を有する。
【0035】
上記第2電源供給端子172,173に対応してnチャネル型MOSトランジスタ173,174が設けられる。nチャネル型MOSトランジスタ173,174は、チップセレクト信号CSに応じてデコード論理151,152,153,154への電源供給の遮断を行う。そして、上記デコード論理151,152,153,154の出力ノード161,162,163,164には、上記デコード論理151,152,153,154への電源供給の遮断動作に連動して上記出力ノード161,162,163,164をハイレベルに固定可能なpチャネル型MOSトランジスタ181,182,183,184が設けられる。このpチャネル型MOSトランジスタ181,182,183,184のW/Lは12/0.16とさる。
【0036】
高電位側電源VDDIが低くても高速動作が可能なように、デコード論理151,152,153,154を構成するMOSトランジスタは、しきい値が低く設定されている。それに対して、上記の例の場合と同様の理由により、pチャネル型MOSトランジスタ181,182,183,184やnチャネル型MOSトランジスタ173,174のしきい値は、デコード論理151,152,153,154を構成するMOSトランジスタよりも大きく設定されている。
【0037】
図9には、本発明にかかる論理回路がクロックドライバ回路に適用された場合が示される。
【0038】
図9に示されるクロックドライバ回路190は、特に制限されないが、半導体集積回路において各機能モジュールにクロック信号を分配する機能を有し、複数個の2入力論理ゲート191が結合されて成る。入力初段の2入力ゲート192の一方の入力端子にはクロック信号CLKが入力され、他方の入力端子にはチップセレクト信号CSが入力される。また、それの後段に位置する2入力論理ゲートには、前段の2入力論理ゲートの出力信号及びチップセレクト信号が入力される。
【0039】
上記複数の2入力論理ゲート191の一つについての構成が図10に示される。図10に示されるように、この2入力論理ゲート191は、pチャネル型MOSトランジスタ192とnチャネル型MOSトランジスタ193とが直列接続されて成るインバータを有する。このインバータ197の第1電源供給端子198は高電位側電源VDDIに結合され、第2電源供給端子199は、nチャネル型MOSトランジスタ194を介してグランドGNDに結合される。nチャネル型MOSトランジスタ194は、チップセレクト信号CSに基づいて、上記インバータ197への電源供給を遮断することができる。また、インバータ197の出力ノード196と高電位側電源VDDIとの間には、上記インバータ107への電源供給の遮断動作に連動して上記出力ノード196をハイレベルに固定するためのpチャネル型MOSトランジスタ195が設けられる。ここで、上記インバータ197が本発明における論理ゲート部の一例とされる。そして、上記の例の場合と同様の理由により、このインバータ197を構成するMOSトランジスタ192,193は、しきい値が低く設定され、MOSトランジスタ194,195は、それよりもしきい値が高く設定される。尚、MOSトランジスタ192,193のW/Lは24/0.16とされ、MOSトランジスタ194のW/Lは48/0.16とされ、MOSトランジスタ195のW/Lは1/0.16とされる。
【0040】
次に、本発明にかかる論理回路が、半導体集積回路の一例とされる半導体記憶装置における出力ドライバに適用された場合について説明する。
【0041】
図11には半導体記憶装置における出力ドライバ及び出力バッファを含む出力回路が示される。
【0042】
出力ドライバ42は、特に制限されないが、出力ドライバ回路201,202,203と、上記出力ドライバ回路201,202の出力端子に結合されたダンパー用の抵抗211,212と、出力バッファ43から出力される信号波形の立ち上がり立ち下がり特性を切り換えるための切り換え制御回路204とを含む。出力ドライバ201,202,203、及び切り換え制御回路204は、チップコントローラ46から伝達されたドライバ活性化信号DOCによって活性化される。そして、出力ドライバ201,202,203は、ドライバ活性化信号DOCによって活性化された状態で入力されたデータDATAに基づいて出力バッファ43を駆動する。
【0043】
上記出力バッファ43は、特に制限されないが、pチャネル型MOSトランジスタ231と、nチャネル型MOSトランジスタ232とが直列接続されてなる第1出力ドライバと、pチャネル型MOSトランジスタ233と、nチャネル型MOSトランジスタ234とが直列接続されてなる第2出力ドライバとを含む。上記pチャネル型MOSトランジスタ231,233のソース電極は高電位側電源VCCに結合され、上記nチャネル型MOSトランジスタ232,234のソース電極はグランドGNDに結合される。
【0044】
上記出力ドライバ42と上記出力バッファ43との間には、静電破壊保護素子26が配置される。この静電破壊保護素子26は、特に制限されないが、抵抗221,222,223,224を含んで成る。また、信号出力のためのパッド17の近傍に配置された静電破壊保護素子27は、出力バッファ43の出力信号線と高電位側電源VCCとに結合されたダイオード271と、出力バッファ43の出力信号線とグランドGNDに結合されたダイオード272とを含んで成る。
【0045】
上記出力ドライバ回路201,202,203は、基本的にはそれぞれ図12に示されるように、ゲート回路241,242,243,244と、pチャネル型MOSトランジスタ245,247と、nチャネル型MOSトランジスタ246,248とを含んで成る。ゲート回路241で入力データDATAと、ドライバ活性化信号DOCとの論理がとられ、その論理出力に従ってpチャネル型MOSトランジスタ245が駆動される。ゲート回路242で入力データDATAと、ドライバ活性化信号DOCとの論理がとられ、その論理出力に従ってnチャネル型MOSトランジスタ246が駆動される。ゲート回路243で入力データDATAと、ドライバ活性化信号DOCとの論理がとられ、その論理出力に従ってpチャネル型MOSトランジスタ247が駆動される。ゲート回路244で入力データDATAと、ドライバ活性化信号DOCとの論理がとられ、その論理出力に従ってnチャネル型MOSトランジスタ248が駆動される。上記pチャネル型MOSトランジスタ245,247のソース電極は高電位側電源VCCに結合され、上記nチャネル型MOSトランジスタ246,248のソース電極はグランドGNDに結合される。そして、この出力ドライバ回路はMOSトランジスタのオープンドレイン形式で出力バッファ43を駆動するための第1出力端子291と第2出力端子292とを有する。すなわち、上記pチャネル型MOSトランジスタ245と上記nチャネル型MOSトランジスタ246のドレイン電極とが抵抗249を介して結合され、上記pチャネル型MOSトランジスタ245ドレイン電極と上記抵抗249との接続ノードからこの出力ドライバ回路の第1出力端子291が引き出される。また、上記pチャネル型MOSトランジスタ247のドレイン電極と上記nチャネル型MOSトランジスタ248のドレイン電極とが抵抗250を介して結合され、上記nチャネル型MOSトランジスタ248のドレイン電極と上記抵抗250との接続ノードからこの出力ドライバ回路の第2出力端子292が引き出される。
【0046】
上記pチャネル型MOSトランジスタ245は、出力バッファ43におけるpチャネル型MOSトランジスタ231又は233のゲート電極をハイレベルに駆動することによって当該pチャネル型MOSトランジスタをリセットする機能を有し、そのような意味でこのpチャネル型MOSトランジスタ245を「pMOSリセット側回路281」と称する。
【0047】
上記nチャネル型MOSトランジスタ246及び抵抗249は、出力バッファ43におけるpチャネル型MOSトランジスタ231又は233のゲート電極をローレベルに駆動することによって当該nチャネル型MOSトランジスタをセットする機能を有し、そのような意味でこのnチャネル型MOSトランジスタ246及び抵抗249を「pMOSセット側回路282」と称する。
【0048】
上記nチャネル型MOSトランジスタ247及び抵抗250は、出力バッファ43におけるnチャネル型MOSトランジスタ232又は234のゲート電極をハイレベルに駆動することによって当該nチャネル型MOSトランジスタをセットする機能を有し、そのような意味でこのnチャネル型MOSトランジスタ247及び抵抗250を「nMOSセット側回路283」と称する。
【0049】
上記pチャネル型MOSトランジスタ248は、出力バッファ43におけるnチャネル型MOSトランジスタ232又は234のゲート電極をローレベルに駆動することによって当該nチャネル型MOSトランジスタをリセットする機能を有し、そのような意味でこのnチャネル型MOSトランジスタ248を「nMOSリセット側回路284」と称する。
【0050】
上記抵抗249,250は、出力ドライバ43の駆動を遅延させる働きを有する。従ってそのような抵抗が介在される回路と、それが介在されない回路とを、ドライバ活性化信号DOCに基づいて使い分けることによって、出力ドライバ42の駆動能力を切り換えることができる。また、ドライバ活性化信号DOCに基づいて、出力バッファ43において出力動作に関与するMOSトランジスタの数を変更することで出力バッファ駆動サイズを変更することができる。例えば、LV−CMOSインタフェースやLV−TTLインタフェースに対応させるためには、図13に示されるように、ドライバ活性化信号DOCに基づいて、出力ドライバ回路201,202,203におけるpMOSリセット側回路281、pMOSセット側回路282、nMOSセット側回路283、及びnMOSリセット側回路284を使い分けるようにするとよい。すなわち、LV−CMOSインタフェースに対応させるためには、出力ドライバ回路201におけるpMOSセット側回路282及びnMOSセット側回路283と、出力ドライバ回路202,203における全てのセット側回路及びリセット側回路が使用されることで、出力バッファ43を高速に駆動する。LV−CMOSインタフェースにおいては、第39図から明らかなように、ローレベル側のノイズマージン131と、ハイレベル側のノイズマージン132とが大きいため、出力バッファ43を高速に駆動することで、出力バッファ43からの出力信号の波形立ち上がり立ち下がり特性であるtr/tf値を小さくして、信号伝達時間の短縮を図ることができる。
【0051】
それに対して、LV−TTLインタフェースに対応させるには、出力ドライバ回路201におけるpMOSセット側回路282及びnMOSセット側回路283と、出力ドライバ回路202におけるpMOSリセット側回路281及びnMOSリセット側回路284とが使用され、その他の回路は出力バッファ43の駆動に関与されない。このように出力バッファ43の駆動能力を下げることで、出力バッファ43からの出力電流を低減することによって、出力波形に含まれるノイズの低減を図る。これは、LV−TTLインタフェースにおいては、高電位側電源VCCのレベルが低いほどローレベル側のノイズマージンが小さくなり、高電位側電源VCCのレベルが高いほどハイレベル側のノイズマージンが小さくなることから、出力バッファ43を低速で駆動することにより、出力信号に含まれるノイズを抑える必要があるためである。
【0052】
図14乃至図16には、出力ドライバ42及び出力バッファ43のさらに詳細な構成例が示される。
【0053】
尚、図14乃至図16に示されるMOSトランジスタの近傍には、対応するMOSトランジスタのW/Lが示される。
【0054】
図14に示されるように、切り換え制御回路204は、第1DOCドライバ262、第2DOCドライバ261、及びデータドライバ263を含んで成る。第1DOCドライバ262、第2DOCドライバ261、及びデータドライバ263からの出力信号DOC_B_C,DOC_T_C,DOC_B,DOC_T,DATA_B,DATA_Tは、図15に示される出力ドライバ回路201,202−1,202−2,203−1,203−2に伝達される。ここで、図15における出力ドライバ回路202−1,202−2は、図11における出力ドライバ回路202に対応し、図15における出力ドライバ回路203−1,203−2は、図11における出力ドライバ回路203に対応する。この出力ドライバ回路201,202−1,202−2,203−1,203−2の出力信号は、静電破壊保護素子26を介して、図16に示される出力バッファ43に伝達される。この出力バッファ43の前段及び後段には、それぞれ静電破壊保護素子27−1及び27−2が配置される。この静電破壊保護素子27−1及び27−2は、図11にける静電破壊保護素子27に対応する。出力バッファ43に含まれるMOSトランジスタには、外部負荷を駆動する必要があることから、ゲートサイズ比(W/L)が100/0.6、あるいは200/0.6などのように、他のMOSトランジスタに比べて、ゲートサイズ比の大きなものが採用される。
【0055】
図15に示されるように、切り換え制御回路204や出力ドライバ回路201,202−1,202−2,203−1,203−2においては、本発明にかかる論理回路が多数採用されている。
【0056】
例えば出力ドライバ回路203−1においては、論理ゲート部251への電源供給を遮断可能なnチャネル型MOSトランジスタ254と、このnチャネル型MOSトランジスタ254による電源供給の遮断動作に連動して上記論理ゲート部251の出力ノード255をローレベルに固定可能なnチャネル型MOSトランジスタ252と、nチャネル型MOSトランジスタ253,254を相補的にオンさせるためのインバータ253とが設けられる。ここで、上記の例の場合と同様の理由により、論理ゲート部251を構成するMOSトランジスタはしきい値が低く設定され、MOSトランジスタ252,254や、インバータ253を形成するMOSトランジスタなどはしきい値が高く設定される。
【0057】
図17には、図14乃至図16における出力ドライバ42及び出力バッファ43の主要部の真理値表が示される。図17において、「L」はローレベル、「H」はハイレベル、「HZ」は高インピーダンス状態、Xは論理不定をそれぞれ示している。
【0058】
以上本発明者によってなされた発明を具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0059】
例えば、図8に示されるデコーダや、図9、図10に示されるクロックドライバ、図14乃至図16に示される出力ドライバなどにおいては、それに限定されるものではなく、図1乃至図3、図5及び図6に示される論理回路と同様に、電源供給を遮断するトランジスタや、出力ノードの論理を固定するトランジスタの導電性やその接続箇所は、適宜に変形して実施することができる。
【0060】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるデコーダやクロックドライバ回路、出力ドライバに適用した場合について説明したが、本発明はそれに限定されるものはなく、様々な電子回路に適用することができる。
【0061】
本発明は、少なくとも論理ゲート部を含むことを条件に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0063】
すなわち、第1トランジスタによって論理ゲート部への電源供給が遮断され、上記電源供給の遮断動作に連動して第2トランジスタにより論理ゲート部の出力ノードがハイレベルに固定されることから、サブスレッショルド電流を抑え、論理ゲート部の出力論理を固定するための回路は、上記第1トランジスタ及び上記第2トランジスタとで構成することができ、それによって当該回路の簡素化を図ることができる。
【0064】
また、第1トランジスタによって論理ゲート部への電源供給が遮断され、この電源供給の遮断動作に連動して、第2トランジスタによって論理ゲート部の出力ノードがローレベルに固定されることから、サブスレッショルド電流を抑え、論理ゲート部の出力論理を固定するための回路は、上記第1トランジスタ及び上記第2トランジスタとで構成することができ、それによって当該回路の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる論理回路の構成例回路図である。
【図2】上記論理回路の別の構成例回路図である。
【図3】上記論理回路の別の構成例回路図である。
【図4】上記論理回路の比較対象とされる回路の構成例回路図である。
【図5】上記論理回路の別の構成例回路図である。
【図6】上記論理回路の別の構成例回路図である。
【図7】上記論理回路の別の構成例回路図である。
【図8】本発明にかかる論理回路が適用されたデコーダの構成例回路図である。
【図9】本発明にかかる論理回路が適用されたクロックドライバの構成例回路図である。
【図10】上記クロックドライバにおける主要部の構成例回路図である。
【図11】本発明にかかる論理回路が適用された出力ドライバ及び出力バッファを含む出力回路の構成例回路図である。
【図12】上記出力ドライバにおける主要部の詳細な構成例回路図である。
【図13】上記出力ドライバの動作例説明図である。
【図14】上記出力ドライバにおける主要部の詳細な構成例回路図である。
【図15】上記出力ドライバにおける主要部の詳細な構成例回路図である。
【図16】上記出力バッファ及びその周辺部の詳細な構成例回路である。
【図17】出力ドライバ及び出力バッファの主要部の動作説明図である。
【符号の説明】
100 論理回路
101 第1電源供給端子
102 第2電源供給端子
103,132,173,174,194,252,254 nチャネル型MOSトランジスタ
104,129,131,181〜184,195 pチャネル型MOSトランジスタ
115 出力ノード
Claims (11)
- 高電位側電源が供給される第1電源供給端子と、低電位側電源が供給される第2電源供給端子とを有し、上記第1電源供給端子及び上記第2電源供給端子からの電源供給により動作可能なトランジスタを含む論理ゲート部と、
上記第2電源供給端子と上記低電位側電源との間に設けられ、入力された制御信号を受けて上記論理ゲート部への電源供給を遮断するnチャネル型の第1トランジスタと、
上記高電位側電源と上記論理ゲート部の出力ノードとの間に設けられ、上記入力された制御信号を受けて上記論理ゲート部の出力ノードをハイレベルに固定するpチャネル型の第2トランジスタと、を有し、
上記第1トランジスタのしきい値は、上記論理ゲート部を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定されて成ることを特徴とする論理回路。 - 高電位側電源が供給される第1電源供給端子と、低電位側電源が供給される第2電源供給端子とを有し、上記第1電源供給端子及び上記第2電源供給端子からの電源供給により動作可能なトランジスタを含む論理ゲート部と、
上記第2電源供給端子と上記低電位側電源との間に設けられ、入力された制御信号を受けて上記論理ゲート部への電源供給を遮断するnチャネル型の第1トランジスタと、
上記低電位側電源と上記論理ゲート部の出力ノードとの間に設けられ、上記入力された制御信号を受けて上記論理ゲート部の出力ノードをローレベルに固定するnチャネル型の第2トランジスタと、を有し、
上記第1トランジスタのしきい値は、上記論理ゲート部を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定されて成ることを特徴とする論理回路。 - 上記論理ゲート部における第2電源供給端子は、上記論理ゲート部の内部構成に応じて互いに独立された複数の端子を含み、上記第1トランジスタは、上記複数の端子に対応して配置された複数のトランジスタを含む請求項1又は2記載の論理回路。
- 高電位側電源が供給される第1電源供給端子と、低電位側電源が供給される第2電源供給端子とを有し、上記第1電源供給端子及び上記第2電源供給端子からの電源供給により動作可能なトランジスタを含む論理ゲート部と、
上記第1電源供給端子と上記高電位側電源との間に設けられ、入力された制御信号を受けて上記論理ゲート部への電源供給を遮断するpチャネル型の第1トランジスタと、
上記低電位側電源と上記論理ゲート部の出力ノードとの間に設けられ、上記入力された制御信号を受けて上記論理ゲート部の出力ノードをローレベルに固定するnチャネル型の第2トランジスタと、を有し、
上記第1トランジスタのしきい値は、上記論理ゲート部を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定されて成ることを特徴とする論理回路。 - 上記第2トランジスタのしきい値は、上記論理ゲート部を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定されて成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の論理回路。
- 入力されたアドレス信号をデコードするためのデコード配線群と、上記デコード配線群の論理信号に応じたデコード出力を得るための複数のデコード論理とを含むデコーダを備えた半導体集積回路であって、
上記複数のデコード論理は、それぞれ請求項1乃至5の何れか1項記載の論理回路を含んで成ることを特徴とする半導体集積回路。 - クロック信号を取り込むためのクロック入力端子と、選択信号を取り込むための取り込むための選択信号入力端子とを含むクロックドライバが複数個結合されて成るクロックドライバ回路であって、
上記複数のクロックドライバは、それぞれ請求項1乃至5の何れか1項記載の論理回路を含み、上記クロック入力端子を介して入力されたクロック信号が上記論理ゲート部に入力され、上記選択信号入力端子を介して入力された選択信号が上記制御信号として上記第1トランジスタに伝達されることを特徴とするクロックドライバ回路。 - 信号出力のための出力バッファと、入力データに応じて上記出力バッファを駆動するための出力ドライバとを備えた半導体集積回路であって、
上記出力ドライバは、請求項1乃至5の何れか1項記載の論理回路を含んで成ることを特徴とする半導体集積回路。 - 信号出力のための出力バッファと、入力データに応じて上記出力バッファを駆動するための出力ドライバとを備えた半導体集積回路であって、
上記出力ドライバは、複数の出力ドライバ回路と、上記出力ドライバ回路を制御することにより上記出力バッファから出力される信号波形の立ち上がり立ち下がり特性を切り換えるための切り換え制御回路とを含み、
上記出力ドライバ回路及び上記切り換え制御回路は、請求項1乃至5の何れか1項記載の論理回路を含んで成ることを特徴とする半導体集積回路。 - 信号出力のための出力バッファと、入力データに応じて上記出力バッファを駆動するための出力ドライバとを備えた半導体集積回路であって、
上記出力ドライバは、複数の出力ドライバ回路と、
上記出力ドライバ回路を制御することにより上記出力バッファから出力される信号波形の立ち上がり立ち下がり特性を切り換えるための切り換え制御回路と、を含み、
上記切り換え制御回路又は上記出力ドライバは、高電位側電源が供給される第1電源供給端子と、低電位側電源が供給される第2電源供給端子とを有し、上記第1電源供給端子及び上記第2電源供給端子からの電源供給により動作可能なトランジスタを含む論理ゲート部と、
上記第2電源供給端子と上記低電位側電源との間に設けられ、入力された制御信号を受けて上記論理ゲート部への電源供給を遮断するnチャネル型の第1トランジスタと、
上記高電位側電源と上記論理ゲート部の出力ノードとの間に設けられ、上記入力された制御信号を受けて上記論理ゲート部の出力ノードをハイレベルに固定するpチャネル型の第2トランジスタと、を有し、
上記第1トランジスタのしきい値は、上記論理ゲート部を構成するトランジスタのしきい値よりも高く設定されて成ることを特徴とする半導体集積回路。 - 上記入力データは、LV−TTLインタフェース又はLV−CMOSインタフェースに基く信号レベルを有することを特徴とする請求項10記載の半導体集積回路。
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