JP3519284B2 - 半導体集積論理回路及びその制御方法 - Google Patents
半導体集積論理回路及びその制御方法Info
- Publication number
- JP3519284B2 JP3519284B2 JP27113998A JP27113998A JP3519284B2 JP 3519284 B2 JP3519284 B2 JP 3519284B2 JP 27113998 A JP27113998 A JP 27113998A JP 27113998 A JP27113998 A JP 27113998A JP 3519284 B2 JP3519284 B2 JP 3519284B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- logic circuit
- signal
- circuit
- cmos logic
- cmos
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
- Dram (AREA)
Description
路及びその制御方法に関し、特に、高速化を目的とする
アクティブモードと低消費電力化を目的とするスリープ
モードとを有する半導体集積論理回路及びその制御方法
に関する。
クティブモード時の高速度化とスリープモード時の低消
費電力化を両立する目的として、電源遮断の機能付き電
源回路を備えた半導体集積論理回路が用いられている。
開平6−29834号公報)は、消費電力の低減を図る
ことができる回路構築方法を提供している。この方法に
よれば、半導体集積論理回路は低閾値トランジスタで構
成される。これによって、低い電源電圧の下でも、アク
ティブモード時には、半導体集積論理回路は高速で動作
するとともに、高閾値トランジスタを介して電源を供給
することによって、スリープモード時には、高閾値トラ
ンジスタをカットオフさせ、電源供給を遮断し、かつ、
サブスレッショルド漏洩電流をも遮断して、消費電力の
低減を図ることができる。
は半導体集積論理回路において、構成要素であるCMO
S論理回路群から漏洩するサブスレッショルド電流の総
和よりも小さな漏洩電流しか流さないようなデバイスパ
ラメータを有するスイッチ素子を介して給電を行なう回
路構築方法が記載されている。
導体集積論理回路100の一系統図を示している。
レッショルド漏洩電流の少ないデバイスパラメータを有
するCMOSトランジスタからなるインバータ回路IN
V1、INV4及びINV5、並びに、低い閾値を有す
るCMOSトランジスタからなり、高速動作を行うイン
バータ回路INV2及びINV3から構成されるCMO
S論理回路群LGC1を主体回路として、一方の高電位
側電源VDDは実高電位側の軌線RVD1(以後、「実
電源線RVD1」と呼ぶ)を電力配給線として直接に供
給され、他方の低電位側電源VSSは実低電位側の軌線
RVS1(以後、「実電源線RVS1」と呼ぶ)に直列
接続された制御スイッチ用のn−MOS型トランジスタ
TS1を介して擬似的な低電位側の軌線RVSV1(以
後、「疑似電源線RVSV1」と呼ぶ)を電力配給線と
して供給される第1の回路群、同様に、低い閾値を有す
るCMOSトランジスタからなり、高速動作を行うイン
バータ回路INV6及びINV7から構成されるCMO
S論理回路群LGC2を主体回路として、一方の低電位
側電源VSSは実低電位側の軌線RVS1を電力配給線
として直接に供給され、他方の高電位側電源VDDは実
高電位側の軌線RVD1に直列接続された制御スイッチ
用のp−MOS型トランジスタTS2を介して擬似的な
高電位側の軌線RVDV1(以後、「疑似電源線RVD
V1」と呼ぶ)を電力配給線として供給される第2の回
路群、同様に、低い閾値を有するCMOSトランジスタ
からなり、高速動作を行うインバータ回路INV8から
構成されるCMOS論理回路群LGC3を主体回路とし
て、一方の高電位側電源VDDは実高電位側の軌線RV
D1を電力配給線として直接に供給され、他方の低電位
側電源VSSは実低電位側の軌線RVS1に直列接続さ
れた制御スイッチ用のn−MOS型トランジスタTS3
を介して擬似的な低電位側の軌線RVSV2(以後、
「疑似電源線RVSV2」と呼ぶ)を電力配給線として
供給される第3の回路群、から構成されている。
型トランジスタTS1はスリープモード切替反転信号S
LB1に応答して開閉を制御され、同様に、上記の制御
スイッチ用p−MOS型トランジスタTS2はスリープ
モード切替信号SL1に、上記の制御スイッチ用n−M
OS型トランジスタTS3はスリープモード切替反転信
号SLB2に応答して開閉を制御される。
ンジスタTS1のデバイスパラメータは、半導体集積論
理回路100の構成要素であるCMOS論理回路群LG
C1から漏洩するサブスレッショルド電流の総和よりも
制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS1から漏
洩するサブスレッショルド電流の総和の方が小さくなる
ように設定されている。
ンジスタTS2のデバイスパラメータは、CMOS論理
回路群LGC2から漏洩するサブスレッショルド電流の
総和よりも制御スイッチ用p−MOS型トランジスタT
S2から漏洩するサブスレッショルド電流の総和の方が
小さくなるように設定されている。
ジスタTS3のデバイスパラメータも、CMOS論理回
路群LGC3から漏洩するサブスレッショルド電流の総
和よりも制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS
3から漏洩するサブスレッショルド電流の総和の方が小
さくなるように設定されている。
なわち、高電位のスリープモード切替反転信号SLB1
(SLB1=「1」)を印加した場合においては、制御
スイッチ用n−MOS型トランジスタTS1は導通状態
にあり、CMOS論理回路群LGC1に低電位側電源V
SSを供給することができる。
ち、低電位のスリープモード切替反転信号SLB1(S
LB1=「0」)を印加した場合においては、制御スイ
ッチ用n−MOS型トランジスタTS1は遮断状態にあ
り、CMOS論理回路群LGC1への低電位側電源VS
Sも遮断されるとともに、サブスレッショルド漏洩電流
をも抑制することができ、スリープモード時の低消費電
力化を図ることができる。
なわち、低電位のスリープモード切替信号SL1(SL
1=「0」)を印加した場合においては、制御スイッチ
用p−MOS型トランジスタTS2は導通状態にあり、
CMOS論理回路群LGC2に高電位側電源VDDを供
給することができる。
ち、高電位のスリープモード切替信号SL1(SL1=
「1」)を印加した時には制御スイッチ用p−MOS型
トランジスタTS2は遮断状態にあり、CMOS論理回
路群LGC2への高電位側電源VDDも遮断されるとと
もに、サブスレッショルド漏洩電流をも抑制される。
わち、高電位のスリープモード切替反転信号SLB2
(SLB2=「1」)を印加した場合においては、制御
スイッチ用n−MOS型トランジスタTS3は導通状態
にあり、CMOS論理回路群LGC3に低電位側電源V
SSを供給することができる。
ち、低電位のスリープモード切替反転信号SLB2(S
LB2=「0」)を印加した場合においては、制御スイ
ッチ用n−MOS型トランジスタTS3は遮断状態にあ
り、CMOS論理回路群LGC3への低電位側電源VS
Sも遮断されるとともに、サブスレッショルド漏洩電流
をも抑制することができる。
及びINV5は、前述のように、サブスレッショルド漏
洩電流の少ないデバイスパラメータを有するCMOSト
ランジスタから構成されているために、高電位側電源V
DDと低電位側電源VSSの両電源から、実高電位側の
軌線RVD1と実低電位側の軌線RVS1を電力配給線
として、直接に各々から電力を供給されている場合であ
っても、サブスレッショルド漏洩電流が流れることはな
い。
述べられているように、サブスレッショルド漏洩電流が
少ないデバイスパラメータを有するCMOSトランジス
タは二律背反として動作速度が遅くなることは已むを得
ない。
従来の半導体集積論理回路100によっても、スリープ
モード時に遮断できない漏洩電流が存在し、必ずしも上
述の半導体集積論理回路100だけではスリープモード
時に低電力化を図ることはできない、という問題点があ
る。
スタは、高速化と高集積化のトレンドに対応するため
に、トランジスタ寸法などのいわゆるデバイスパラメー
タはある比例縮小則に従って微細化されてきた。比例縮
小則としては、電界一定の比例縮小則、電圧一定の比例
縮小則、及び、準電界一定の比例縮小則が提案されてお
り、何れの縮小則に従っても、ゲート長とゲート絶縁膜
の膜厚とは同じ縮小比を適用することが前提となってい
る。
述べられているように、比例縮小則に従ってゲート長が
0.1μmであるCMOSトランジスタを製造する場合
には、ゲート絶縁膜の膜厚を2乃至2.5nm程度まで
に薄くする必要性が生じる。しかしながら、ゲート絶縁
膜の膜厚を2乃至2.5nmまず薄膜化することによっ
て、そのゲート絶縁膜を直接的に貫通して漏洩するトン
ネル電流の問題が顕在化し始める。
積論理回路100においては、アクティブモード時のみ
ならず、スリープモード時においても、ゲート絶縁膜を
直接的に貫通して漏洩するトンネル電流を遮断すること
ができず、従って、スリープモード時における低電力化
を図ることができないという問題点が存在することを説
明する。
れたゲート・トンネル電流の第1の漏洩経路PS1を説
明する。
ータ回路INV1への入力信号として「1」が印加され
ている場合に、次段のインバータ回路INV2の構成要
素であるp−MOSトランジスタ10によって発生す
る。
INV4及びINV5、n−MOS型トランジスタTS
1及びTS3、並びに、p−MOS型トランジスタTS
2は、サブスレッショルド漏洩電流が少ないだけではな
く、ゲート・トンネル漏洩電流も少ないデバイスパラメ
ータを有するCMOSトランジスタから構成されてい
る。ただし、前述のように、ゲート・トンネル漏洩電流
が少ないデバイスパラメータを有するCMOSトランジ
スタは二律背反として動作速度が遅くなる。
ンバータ回路INV1の出力信号としては「0」、すな
わち、低電位側電源VSSの電位が現れるために、イン
バータ回路INV2の構成要素であるp−MOS型トラ
ンジスタ10のゲート電極とソース電極との間のゲート
絶縁膜には、高電位側電源VDDと低電位側電源VSS
との電位差分に相当する電界が印加される。
S1が形成される。この第1の漏洩経路PS1に沿っ
て、p−MOS型トランジスタ10のソース電極からゲ
ート電極へ直接的にトンネル電流が漏洩し、インバータ
回路INV1の構成要素であるn−MOS型トランジス
タ20のドレインとソースとを経由して貫通電流が流れ
ることとなる。
洩経路PS1を流れるゲートトンネル電流は、制御スイ
ッチ用n−MOS型トランジスタTS1の開閉状態に全
く依存することなく、すなわちアクティブモード又はス
リープモードの何れに設定されていても、漏洩し続ける
ことである。 次いで、第二の問題例として、図10に
示されたゲート・トンネル電流の第2の漏洩経路PS2
を説明する。
ードにある場合においては、制御スイッチ用n−MOS
型トランジスタTS1のゲート電極にはスリープモード
切替反転信号SLB1の低電位信号が印加され、制御ス
イッチ用n−MOS型トランジスタTS1は遮断状態に
あり、かつ、CMOS論理回路群LGC1から漏洩する
サブスレッショルド電流の総和よりも制御スイッチ用n
−MOS型トランジスタTS1から漏洩するサブスレッ
ショルド電流の総和の方が小さくなるように制御スイッ
チ用n−MOS型トランジスタTS1のデバイスパラメ
ータが設定されているため、CMOS論理回路群LGC
1の総インピーダンスよりも制御スイッチ用n−MOS
型トランジスタTS1のインピーダンスの方が大きいの
で、疑似電源線RVSV1の電位は高電位側電源VDD
までに充電されて高電位を呈した状態となっている。
信号は「1」を呈する。さらに、インバータ回路INV
4を介して、インバータ回路INV5には入力信号とし
て「0」が印加され、次段のインバータ回路INV6の
構成要素であるn−MOSトランジスタ30によって漏
洩電流が発生する。
ータ回路INV5の出力信号として「1」、すなわち、
高電位側電源VDDの電位が現れるために、インバータ
回路INV6の構成要素であるn−MOS型トランジス
タ30のゲート電極とソース電極との間のゲート絶縁膜
には、高電位側電源VDDと低電位側電源VSSとの電
位差分に相当する電界が印加される。
PS2が形成される。この第2の漏洩経路PS2によっ
て、インバータ回路INV5の構成要素であるp−MO
S型トランジスタ40のドレインとソースとを経由し
て、インバータ回路INV6の構成要素であるn−MO
S型トランジスタ30のゲート電極からソース電極へ直
接的にトンネル電流が漏洩し、貫通電流が流れることと
なる。
記の第2の漏洩経路PS2を流れるゲート・トンネル電
流は、制御スイッチ用p−MOS型トランジスタTS2
の開閉状態に全く依存することなく、すなわち、アクテ
ィブモード又はスリープモードの何れに設定されていて
も、漏洩し続けることである。
されたゲート・トンネル電流の第3の漏洩経路PS3を
説明する。
ードにある場合においては、制御スイッチ用p−MOS
型トランジスタTS2のゲート電極にはスリープモード
切替信号SL1の高電位信号が印加されているため、制
御スイッチ用p−MOS型トランジスタTS2は遮断状
態にある。かつ、CMOS論理回路群LGC2から漏洩
するサブスレッショルド電流の総和よりも制御スイッチ
用p−MOS型トランジスタTS2から漏洩するサブス
レッショルド電流の総和の方が小さくなるように制御ス
イッチ用p−MOS型トランジスタTS2のデバイスパ
ラメータが設定されているため、CMOS論理回路群L
GC2の総インピーダンスよりも制御スイッチ用p−M
OS型トランジスタTS2のインピーダンスの方が大き
く、疑似電源線RVDV1の電位は低電位側電源VSS
までに放電されて低電位を呈した状態となっている。
信号は「0」を呈し、次段のインバータ回路INV8の
構成要素であるp−MOSトランジスタ50によって、
漏洩電流が発生する。
「0」、すなわち、低電位側電源VSSの電位が現れる
ために、インバータ回路INV8の構成要素であるp−
MOS型トランジスタ50のゲート電極とソース電極と
の間のゲート絶縁膜には、高電位側電源VDDと低電位
側電源VSSとの電位差分に相当する電界が印加され
る。
S3が形成される。この第3の漏洩経路PS3によっ
て、p−MOS型トランジスタ50のソース電極からゲ
ート電極へ直接的にトンネル電流が漏洩し、インバータ
回路INV7の構成要素であるn−MOS型トランジス
タ60のドレインとソースとを経由して貫通電流が流れ
ることとなる。
述の第3の漏洩経路PS3を流れるゲート・トンネル電
流は制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS3の
開閉状態に全く依存することなく、すなわち、アクティ
ブモード又はスリープモードの何れに設定されていて
も、漏洩し続けることである。
されたゲート・トンネル電流の漏洩経路PS4を説明す
る。
ードにある場合においては、制御スイッチ用n−MOS
型トランジスタTS1のゲート電極には、スリープモー
ド切替反転信号SLB1の低電位信号が印加されるた
め、制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS1は
遮断状態にある。かつ、CMOS論理回路群LGC1か
ら漏洩するサブスレッショルド電流の総和よりも制御ス
イッチ用n−MOS型トランジスタTS1から漏洩する
サブスレッショルド電流の総和の方が小さくなるように
制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS1のデバ
イスパラメータが設定されているため、CMOS論理回
路群LGC1の総インピーダンスよりも制御スイッチ用
n−MOS型トランジスタTS1のインピーダンスの方
が大きい。このため、疑似電源線RVSV1の電位は高
電位側電源VDDまでに充電されて高電位を呈した状態
となっている。
PS3によれば、漏洩電流がインバータ回路INV7を
構成するn−MOS型トランジスタ60のドレインとソ
ースを流れるために、疑似電源線RVDV1は低電位電
源VSSの低電位までは下がり切らない。
GC1に起こった場合には、インバータ回路INV3の
出力信号は高電位側電源VDDと低電位側電源VSSと
の中間の電位を呈する可能性がある。このため、次段の
インバータ回路INV4を構成するn−MOS型トラン
ジスタ70及びp−MOS型トランジスタ80がともに
弱く導通した状態となり、漏洩経路PS4で示されるよ
うに、高電位電源VDDと低電位電源VSSとの間の貫
通電流が漏洩することになる。
回路における問題点に鑑みてなされたものであり、スリ
ープモード時において、サブスレッショルド電流だけで
はなく、ゲートトンネル電流ひいては副次的に発生する
オーバーラップ貫通電流をも遮断することによって、ス
リープモード時の半導体集積論理回路のあらゆる漏洩電
流を遮断し、スリープモード時の消費電力の低減化を図
ることができる半導体集積論理回路を提供することを目
的とする。
め、本発明のうち、請求項1は、サブスレッショルド漏
洩電流の少ないデバイスパラメータを有するCMOSト
ランジスタからなる第1及び第2のインバータ回路と、
低い閾値を有するCMOSトランジスタからなり、高速
動作を行う第1のCMOS論理回路群を有し、高電位側
電源は直接に供給され、低電位側電源は第1のトランジ
スタを介して供給され、前記第1及び第2のインバータ
回路との間に並列に接続されている電源遮断機能付きの
第1のCMOS論理回路と、 低い閾値を有するCMO
Sトランジスタからなり、高速動作を行う第2のCMO
S論理回路群を有し、低電位側電源は直接に供給され、
高電位側電源は第2のトランジスタを介して供給され、
前記第1及び第2のインバータ回路との間に並列に接続
されている電源遮断機能付きの第2のCMOS論理回路
と、前記第1及び第2のトランジスタをそれぞれ独立に
開閉して前記第1及び第2のCMOS論理回路をアクテ
ィブモードとスリープモードとにすることができるスリ
ープモード制御回路と、前記第1及び第2のインバータ
回路並びに前記第1及び第2のCMOS論理回路の各々
の間に配置されている信号伝達回路とを備え、第1のイ
ンバータ回路と第1のCMOS論理回路との間に接続さ
れる第1の前記信号伝達回路は、信号の伝送と遮断を制
御する第1の線路分断回路と第1のCMOS論理回路に
固定電位を印加する第1の信号固定回路とからなり、第
1のCMOS論理回路と第2のCMOS論理回路との間
に接続される第2の信号伝達回路は、信号の伝送と遮断
を制御する第2の線路分断回路と第2のCMOS論理回
路に固定電位を印加する第2の信号固定回路とから構成
されており、スリープモードにおいて、前記第1及び第
2の線路分断回路は、前記スリープモード制御回路から
それぞれ信号を印加されて第1のCMOS論理回路と第
2のCMOS論理回路への信号経路を分断すると共に、
前記第1の信号固定回路は、高電位信号を第1のCMO
S論理回路に印加し、前記第2の信号固定回路は、低電
位信号を第2のCMOS論理回路に印加して前記各々の
CMOS論理回路のゲート・トンネル貫通電流を遮断す
るようにしたことを特徴とする半導体集積論理回路を提
供する。
ように、第1のトランジスタとしてはn−MOS型トラ
ンジスタを、第2のトランジスタとしてはp−MOS型
トランジスタを用いることができる。
トランジスタのデバイスパラメータは、第1のCMOS
論理回路群から漏洩するサブスレッショルド電流の総和
より第1のトランジスタから漏洩するサブスレッショル
ド電流の総和の方が小さくなるように設定されており、
第2のトランジスタのデバイスパラメータは、第2のC
MOS論理回路群から漏洩するサブスレッショルド電流
の総和より第2のトランジスタから漏洩するサブスレッ
ショルド電流の総和の方が小さくなるように設定されて
いることが好ましい。
ランジスタからなり、高速動作を行う第1のCMOS論
理回路群を有し、高電位側電源は直接に供給され、低電
位側電源は第1のトランジスタを介して供給される第1
のCMOS論理回路と、低い閾値を有するCMOSトラ
ンジスタからなり、高速動作を行う第2のCMOS論理
回路群を有し、低電位側電源は直接に供給され、高電位
側電源は第2のトランジスタを介して供給される第2の
CMOS論理回路と、低い閾値を有するCMOSトラン
ジスタからなり、高速動作を行う第3のCMOS論理回
路群を有し、高電位側電源は直接に供給され、低電位側
電源は第3のトランジスタを介して供給される第3のC
MOS論理回路と、前記第1、第2及び第3のトランジ
スタをそれぞれ独立に開閉して前記第1及び第2のCM
OS論理回路をアクティブモードとスリープモードとに
することができるスリープモード制御回路と、前記第
1、第2及び第3のCMOS論理回路の各々の間に配置
されている信号伝達回路とを備え、第1のCMOS論理
回路と第2のCMOS論理回路の間に接続される第1の
前記信号伝達回路は、信号の伝送と遮断を制御する第1
の線路分断回路と第2のCMOS論理回路に固定電位を
印加する第1の信号固定回路とからなり、前記第2のC
MOS論理回路と第3のCMOS論理回路の間に接続さ
れる第2の前記信号伝達回路は、信号の伝送と遮断を制
御する第2の線路分断回路と第3のCMOS論理回路に
固定電位を印加する第2の信号固定回路とからなり、ス
リープモードにおいて、前記第1及び第2の線路分断回
路は、前記スリープモード制御回路から信号を印加され
て第2のCMOS論理回路と第3のCMOS論理回路へ
の信号経路を分断すると共に、前記第1の信号固定回路
は、低電位信号を第2のCMOS論理回路に印加し、前
記第2の信号固定回路は、高電位信号を第3のCMOS
論理回路に印加して前記第2及び第3のCMOS論理回
路のゲート・トンネル貫通電流を遮断するようにしたこ
とを特徴とする半導体集積論理回路を提供する。
るように、第1及び第3のトランジスタはn−MOS型
トランジスタであり、第2のトランジスタはp−MOS
型トランジスタであることが好ましい。
トランジスタのデバイスパラメータは、第1のCMOS
論理回路群から漏洩するサブスレッショルド電流の総和
より第1のトランジスタから漏洩するサブスレッショル
ド電流の総和の方が小さくなるように設定されており、
第2のトランジスタのデバイスパラメータは、第2のC
MOS論理回路群から漏洩するサブスレッショルド電流
の総和より第2のトランジスタから漏洩するサブスレッ
ショルド電流の総和の方が小さくなるように設定されて
おり、第3のトランジスタのデバイスパラメータは、第
3のCMOS論理回路群から漏洩するサブスレッショル
ド電流の総和より第3のトランジスタから漏洩するサブ
スレッショルド電流の総和の方が小さくなるように設定
されていることが好ましい。
第2及び第3のCMOS論理回路はスリープモード制御
回路により、それぞれ独立にアクティブモードとスリー
プモードに設定されるものであることが好ましい。
に、例えば、第1及び第2の信号伝達回路の一方の信号
伝達回路における線路分断回路はメイク型スイッチから
なり、他方の信号伝達回路における線路分断回路は、n
−MOS型トランジスタ及びp−MOS型トランジスタ
を備えるトランスファーゲートからなるものとすること
ができる。
ら第1のトランジスタに印加されるスリープモード切替
反転信号を高電位信号から低電位信号に遷移させること
によって、第1のトランジスタを遮断状態にし、第1の
CMOS論理回路群への電力供給及び第1のCMOS論
理回路群からのサブスレッショルド電流の漏洩を遮断す
る過程と、第1のインバータ回路から第1のCMOS論
理回路へ伝達されていた信号を分断する過程と、第1の
CMOS論理回路群に出力される信号を固定化する過程
と、第1のCMOS論理回路から第2のCMOS論理回
路へ伝達されていた信号を分断する過程と、第2のCM
OS論理回路群に出力される信号を固定化する過程と、
を備える、上述の半導体集積論理回路を制御する方法を
提供する。
印加されていた信号の固定化を解除する過程と、第1の
インバータ回路から第1のCMOS論理回路へ信号を伝
達する経路を分断状態から導通状態に移行させる過程
と、第2のCMOS論理回路に印加されていた信号の固
定化を解除する過程と、第1のCMOS論理回路から第
2のCMOS論理回路へ信号を伝達する経路を分断状態
から導通状態に移行させる過程と、スリープモード制御
回路から第1のCMOS論理回路に印加するスリープモ
ード切替反転信号を低電位信号から高電位信号へ遷移さ
せることにより、第1のトランジスタを導通状態にし、
第1のCMOS論理回路群への電源供給を開始する過程
と、を備える、上述の半導体集積論理回路を制御する方
法を提供する。
ら第1及び第2のトランジスタに印加されるスリープモ
ード切替反転信号を高電位信号から低電位信号に遷移さ
せることによって、第1及び第2のトランジスタを遮断
状態にし、第1及び第2のCMOS論理回路群への電力
供給並びに第1及び第2のCMOS論理回路群からのサ
ブスレッショルド電流の漏洩を遮断する過程と、第1の
インバータ回路から第1のCMOS論理回路へ伝達され
ていた信号、第1のCMOS論理回路から第2のCMO
S論理回路へ伝達されていた信号、及び、第2のCMO
S論理回路から第2のインバータ回路へ伝達されていた
信号を分断する過程と、第1及び第2のCMOS論理回
路群に出力される信号を固定化する過程と、を備える、
上述の半導体集積論理回路を制御する方法を提供する。
理回路に印加されていた信号の固定化を解除する過程
と、第1のインバータ回路から第1のCMOS論理回路
へ信号を伝達する経路、第1のCMOS論理回路へ第2
のCMOS論理回路へ信号を伝達する経路、及び、第2
のCMOS論理回路から第2のインバータ回路に信号を
伝達する経路を分断状態から導通状態に移行させる過程
と、スリープモード制御回路から第1及び第2のCMO
S論理回路に印加するスリープモード切替反転信号を低
電位信号から高電位信号へ遷移させることにより、第1
及び第2のトランジスタを導通状態にし、第1及び第2
のCMOS論理回路群への電源供給を開始する過程と、
を備える、上述の半導体集積論理回路を制御する方法を
提供する。
の第1の実施形態に係る半導体集積論理回路101の一
系統図である。本実施形態に係る半導体集積論理回路1
01は、アクティブモード時の高速度化とスリープモー
ド時の低消費電力化を両立する電源遮断の機能付き電源
回路を備えている。
インバータ回路INV9と、第2のインバータ回路IN
V12と、電源遮断の機能付きの第1のCMOS論理回
路MTC1と、電源遮断の機能付きの第2のCMOS論
理回路MTC2と、各CMOS論理回路MTC1及びM
TC2の作動を制御するスリープモード制御回路SMS
と、から構成されている。
びINV12は、それぞれサブスレッショルド漏洩電流
の少ないデバイスパラメータを有するCMOSトランジ
スタからなる。
閾値を有するCMOSトランジスタからなり、かつ、高
速動作を行うCMOS論理回路群LGC4を主体回路と
して有しており、一方の高電位側電源VDDは実高電位
側の軌線RVD2(以後、「実電源線RVD2」と呼
ぶ)を電力配給線として直接に供給され、他方の低電位
側電源VSSは実低電位側の軌線RVS2(以後、「実
電源線RVS2」と呼ぶ)に直列接続された制御スイッ
チ用のn−MOS型トランジスタTS4を介して擬似的
な低電位側の軌線RVSV3(以後、疑似電源線「RV
SV3」と呼ぶ)を電力配給線として供給される。
閾値を有するCMOSトランジスタからなり、かつ、高
速動作を行うCMOS論理回路群LGC5を主体回路と
して有しており、一方の低電位側電源VSSは実低電位
側の軌線RVS2を電力配給線として直接に供給され、
他方の高電位側電源VDDは実高電位側の軌線RVD2
に直列接続された制御スイッチ用のp−MOS型トラン
ジスタTS5を介して擬似的な高電位側の軌線RVDV
2(以後、「疑似電源線RVDV2」と呼ぶ)を電力配
給線として供給される。
ンジスタTS4は、スリープモード制御回路SMSから
発信されるスリープモード切替反転信号SLB3に応答
して開閉を制御され、同様に、制御スイッチ用p−MO
S型トランジスタTS5はスリープモード制御回路SM
Sから発信されるスリープモード切替信号SL2に応答
して開閉を制御される。
TS4のデバイスパラメータは、半導体集積論理回路1
01の構成要素であるCMOS論理回路群LGC4から
漏洩するサブスレッショルド電流の総和よりも、制御ス
イッチ用n−MOS型トランジスタTS4から漏洩する
サブスレッショルド電流の総和の方が小さくなるよう
に、設定されている。
ンジスタTS5のデバイスパラメータは、CMOS論理
回路群LGC5から漏洩するサブスレッショルド電流の
総和よりも、制御スイッチ用p−MOS型トランジスタ
TS5から漏洩するサブスレッショルド電流の総和の方
が小さくなるように、設定されている。
なわち、高電位のスリープモード切替反転信号SLB3
(SLB3=「1」)が制御スイッチ用n−MOS型ト
ランジスタTS4に印加されている場合においては、制
御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS4は導通状
態にあり、CMOS論理回路群LGC4には低電位側電
源VSSが供給される。
ち、低電位のスリープモード切替反転信号SLB3(S
LB3=「0」)が制御スイッチ用n−MOS型トラン
ジスタTS4に印加されている場合においては、制御ス
イッチ用n−MOS型トランジスタTS4は遮断状態に
あり、CMOS論理回路群LGC4への低電位側電源V
SSの供給が遮断されるとともに、サブスレッショルド
漏洩電流をも抑制することができる。この結果、スリー
プモード時の低消費電力化を図ることができる。
なわち、高電位のスリープモード切替信号SL2(SL
2=「1」)が制御スイッチ用p−MOS型トランジス
タTS5に印加されている場合においては、制御スイッ
チ用p−MOS型トランジスタTS5は導通状態にあ
り、CMOS論理回路群LGC5には高電位側電源VD
Dが供給される。
ち、低電位のスリープモード切替反転信号SL2(SL
2=「0」)が制御スイッチ用p−MOS型トランジス
タTS5に印加されている場合においては、制御スイッ
チ用p−MOS型トランジスタTS5は遮断状態にな
り、CMOS論理回路群LGC5への低電位側電源VS
Sの供給も遮断されるとともに、サブスレッショルド漏
洩電流をも抑制することができる。
びINV12は、前述のように、サブスレッショルド漏
洩電流の少ないデバイスパラメータを有するCMOSト
ランジスタから構成されているために、高電位側電源V
DDと低電位側電源VSSの両電源から実高電位側の軌
線RVD2と実低電位側の軌線RVS2を電力配給線と
して、各々から直接に電力を供給されても、サブスレッ
ショルド漏洩電流が流れることはない。ただし、サブス
レッショルド漏洩電流が少ないデバイスパラメータを有
するCMOSトランジスタは二律背反として動作速度は
遅くなる。
スリープモード時の電力低減回路付きの第1のCMOS
論理回路MTC1との間、第1のCMOS論理回路MT
C1とスリープモード時の電力低減回路付きの第2のC
MOS論理回路MTC2との間、第2のCMOS論理回
路MTC2と第2のインバータ回路INV12との間に
は、それぞれ、第1の信号伝達回路TRS1、第2の信
号伝達回路TRS2、第3の信号伝達回路TRS3が配
置されている。
S1−TRS3は、それぞれ、線路分断回路CTF1〜
CTF3と信号固定回路CLP1〜CLP3との組み合
わせから構成されており、それぞれスリープモード制御
回路SMSからの信号a1、a3、a5に応答して機能
動作を行なう。
イッチ用n−MOS型トランジスタTS4と制御スイッ
チ用p−MOS型トランジスタTS5をも制御し、第1
のCMOS論理回路MTC1及び第2のCMOS論理回
路MTC2をアクティブモードとスリープモードとの間
で各々独立に制御することができる。
論理回路101の動作について図2及び図3に示すフロ
ーチャートを参照して以下に説明する。
体集積論理回路101を構成する第1のCMOS論理回
路MTC1がアクティブモードからスリープモードへモ
ード遷移される場合の制御動作を説明する。
SMSは、スリープモード時の電力低減回路付きの第1
のCMOS論理回路MTC1をアクティブモードからス
リープモードへモードの切り替えを行うモード切り替え
命令を発し、これに対応して、モード遷移を行う過程が
起動される(ステップ101)。
アクティブモードにおいては、第1のCMOS論理回路
MTC1には、スリープモード切替反転信号SLB3と
して、スリープモード制御回路SMSから高電位信号
(SLB3=「1」)が印加されており、n−MOS型
トランジスタTS4は導通状態にある。
のインバータ回路INV9からの出力信号を第1のCM
OS論理回路MTC1に直接的に伝達する状態にあり、
同様に、第2の信号伝達回路TRS2は第1のCMOS
論理回路MTC1からの出力信号を第2のCMOS論理
回路MTC2へと直接的に伝達する状態にある。
ティブモードからスリープモードへのモード切り替え命
令に応答して、スリープモード制御回路SMSから発信
されるスリープモード切替反転信号SLB3が高電位信
号から低電位信号(SLB3=「0」)に遷移される。
このスリープモード切替反転信号SLB3の遷移によっ
て、n−MOS型トランジスタTS4は遮断状態とな
り、CMOS論理回路群LGC4への電力供給及びCM
OS論理回路群LGC4からのサブスレッショルド電流
の漏洩を遮断することができるスリープモードへと遷移
する(ステップ102)。
答して、スリープモード制御回路SMSから第1の信号
伝達回路TRS1へ信号a1が発せられる。この信号a
1によって、前段回路(第1のインバータ回路INV
9)から第1のCMOS論理回路MTC1へ直接的に伝
達されていた信号経路が線路分断回路CTF1によって
漏洩電流経路とともに分断される(ステップ103)。
答して、信号固定回路CLP1によって第1のCMOS
論理回路MTC1を構成するCMOS論理回路群LGC
4へ出力される信号を固定化する(ステップ104)。
達回路TRS1は、スリープモード制御回路SMSに信
号a2を発し、第四段階の終了を伝達する。
101の例においては、信号固定回路CLP1は高電位
信号(「1」)を出力する必要がある。なぜならば、第
1のCMOS論理回路MTC1において想定される漏洩
電流経路として、図10に示した従来技術の問題点であ
るゲート・トンネル貫通電流経路PS1が想定され、こ
の漏洩経路PS1の発生を回避するためには、図1に示
す第1のCMOS論理回路MTC1への入力信号として
は高電位信号(「1」)である必要があるからである。
答して、スリープモード制御回路SMSから信号伝達回
路TRS2へ信号a3が発せられる。この信号a3によ
って、前段回路(第1のCMOS論理回路MTC1)か
ら第2のCMOS論理回路MTC2へ直接的に伝達され
ていた信号が線路分断回路CTF2によって漏洩電流経
路とともに分断される(ステップ105)。
答して、信号固定回路CLP2によって第2のCMOS
論理回路MTC2を構成するCMOS論理回路群LGC
5へ出力される信号を固定化する(ステップ106)。
101の例においては、信号固定回路CLP2は低電位
信号(「0」)を出力する必要がある。なぜならば、第
2のCMOS論理回路MTC2の例において想定される
漏洩電流経路として、図10に示した従来技術の問題点
であるゲートトンネル貫通電流経路PS3が想定され、
この漏洩経路PS3の発生を回避するためには、図1に
示す第2のCMOS論理回路MTC2への入力信号とし
ては低電位信号(「0」)である必要があるからであ
る。
達回路TRS2は、スリープモード制御回路SMSに信
号a4を発し、第六段階の終了を伝達する。
演算終了に応答して第1の信号伝達回路TRS1及び第
2の信号伝達回路TRS2から各々発せられる信号a2
及びa4によって、スリープモード制御回路SMSは、
第1のCMOS論理回路MTC1のアクティブモードか
らスリープモードへのモード遷移の過程が完了したこと
を認識する(ステップ107)。
導体集積論理回路101を構成する第1のCMOS論理
回路MTC1がスリープモードからアクティブモードへ
モード遷移される場合の制御動作を説明する。
SMSは、第1のCMOS論理回路MTC1をスリープ
モードからアクティブモードへモード切り替えを行うモ
ード切り替え命令を発し、モード遷移の過程が起動され
る(ステップ201)。
スリープモードにおいては、n−MOS型トランジスタ
TS4には、スリープモード切替反転信号SLB3とし
て、スリープモード制御回路SMSから低電位信号(S
LB3=「0」)が印加されており、このため、n−M
OS型トランジスタTS4は遮断状態にある。
ては、第1のインバータ回路INV9から第1のCMO
S論理回路MTC1への信号伝達が線路分断回路CTF
1により遮断されている。さらに、第1のCMOS論理
回路MTC1には信号固定回路CLP1により高電位信
号(「1」)が印加されている。
いては、第1のCMOS論理回路MTC1から第2のC
MOS論理回路MTC2への信号伝達が線路分断回路C
TF2により遮断されている。さらに、第2のCMOS
論理回路MTC2には信号固定回路CLP2により低電
位信号(「0」)が印加されている。
て、スリープモード制御回路SMSから第1の信号伝達
回路TRS1に信号a1が発せられる。この信号a1に
よって、信号固定回路CLP1は第1のCMOS論理回
路MTC1に印加していた信号の固定化を解除する(ス
テップ202)。
て、線路分断回路CTF1によって分断されていた、前
段回路(第1のインバータ回路INV9)から第1のC
MOS論理回路MTC1への信号の直接的な伝達経路が
導通状態に復帰する(ステップ203)。
達回路TRS1は、スリープモード制御回路SMSに信
号a2を発し、第三段階の終了を伝達する。
て、スリープモード制御回路SMSから第2の信号伝達
回路TRS2へ信号a3が発せられる。この信号a3に
よって、信号固定回路CLP2は、第2のCMOS論理
回路MTC2へ印加されていた信号の固定化を解除する
(ステップ204)。
て、線路分断回路CTF2によって分断されていた、前
段回路(第1のCMOS論理回路MTC1)から次段回
路(第2のCMOS論理回路MTC2)への信号の直接
的な伝達経路が導通状態に復帰する(ステップ20
5)。
達回路TRS2は、スリープモード制御回路SMSに信
号a4を発し、第五段階の終了を伝達する。
終了に応答して第1の信号伝達回路TRS1及び第2の
信号伝達回路TRS2から各々発せられた信号a2及び
a4によって、スリープモード制御回路SMSは第1の
CMOS論理回路MTC1に対して発するスリープモー
ド切替反転信号SLB3を低電位(SLB3=「0」)
から高電位(SLB3=「1」)へと遷移させる。 こ
れによって、n−MOS型トランジスタTS4は導通状
態になり、CMOS論理回路群LGC4への電源供給が
開始され、第1のCMOS論理回路MTC1のスリープ
モードからアクティブモードへのモード遷移の過程が完
了する(ステップ206)。
導体集積論理回路101を構成する第1のCMOS論理
回路MTC1及び第2のCMOS論理回路MTC2の双
方がアクティブモードからスリープモードへモード遷移
される場合の制御動作を説明する。
SMSは、第1のCMOS論理回路MTC1及び第2の
CMOS論理回路MTC2をアクティブモードからスリ
ープモードへモードの切り替えを行うモード切り替え命
令を発し、これに対応して、モード遷移を行う過程が起
動される(ステップ301)。
に、第1のCMOS論理回路MTC1のアクティブモー
ドにおいては、第1のCMOS論理回路MTC1には、
スリープモード切替反転信号SLB3として、スリープ
モード制御回路SMSから高電位信号(SLB3=
「1」)が印加されており、n−MOS型トランジスタ
TS4は導通状態にある。
のアクティブモードにおいては、第2のCMOS論理回
路MTC2には、スリープモード切替信号SL2とし
て、スリープモード制御回路SMSから低電位信号(S
L2=「0」)が印加されており、p−MOS型トラン
ジスタTS5は導通状態にある。
のインバータ回路INV9からの出力信号を第1のCM
OS論理回路MTC1に直接的に伝達する状態にあり、
同様に、第2の信号伝達回路TRS2は第1のCMOS
論理回路MTC1からの出力信号を第2のCMOS論理
回路MTC2へと直接的に伝達する状態にある。
ティブモードからスリープモードへのモード切り替え命
令に応答して、スリープモード制御回路SMSから発信
されるスリープモード切替反転信号SLB3が高電位信
号から低電位信号(SLB3=「0」)に遷移され、か
つ、スリープモード制御回路SMSから発信されるスリ
ープモード反転信号SL2が低電位信号から高電位信号
(SL2=「1」)に遷移される。このスリープモード
切替反転信号SLB3及びスリープモード反転信号SL
2の遷移によって、n−MOS型トランジスタTS4及
びp−MOS型トランジスタTS5は遮断状態となり、
CMOS論理回路群LGC4及びCMOS論理回路群L
GC5への電力供給、並びに、CMOS論理回路群LG
C4及びCMOS論理回路群LGC5からのサブスレッ
ショルド電流の漏洩を遮断することができるスリープモ
ードへと遷移する(ステップ302)。
答して、スリープモード制御回路SMSから第1の信号
伝達回路TRS1、第2の信号伝達回路TRS2及び第
3の信号伝達回路TRS3へそれぞれ信号a1、a3及
びa5が発せられる。これらの信号a1、a3及びa5
によって、第1のインバータ回路INV9から第1のC
MOS論理回路MTC1へ直接的に伝達されていた信号
経路、第1のCMOS論理回路MTC1から第2のCM
OS論理回路MTC2へ直接的に伝達されていた信号経
路、及び、第2のCMOS論理回路MTC2から第2の
インバータ回路INV12へ直接的に伝達されていた信
号経路が線路分断回路CTF1、CTF2及びCTF3
によって漏洩電流経路とともに分断される(ステップ3
03)。
答して、信号固定回路CLP1、CLP2及びCLP3
によって、第1のCMOS論理回路MTC1を構成する
CMOS論理回路群LGC4へ出力される信号及び第2
のCMOS論理回路MTC2を構成するCMOS論理回
路群LGC5へ出力される信号が固定化される(ステッ
プ304)。
達回路TRS1、第2の信号伝達回路TRS2及び第3
の信号伝達回路TRS3は、スリープモード制御回路S
MSに信号a2、a4及びa6を発し、第四段階の終了
を伝達する。
て第1の信号伝達回路TRS1、第2の信号伝達回路T
RS2及び第3の信号伝達回路TRS3から各々発せら
れる信号a2、a4及びa6によって、スリープモード
制御回路SMSは、第1のCMOS論理回路MTC1及
び第2のCMOS論理回路MTC2のアクティブモード
からスリープモードへのモード遷移の過程が完了したこ
とを認識する(ステップ305)。
導体集積論理回路101を構成する第1のCMOS論理
回路MTC1及び第2のCMOS論理回路MTC2の双
方がスリープモードからアクティブモードへモード遷移
される場合の制御動作を説明する。
SMSは、第1のCMOS論理回路MTC1及び第2の
CMOS論理回路MTC2をスリープモードからアクテ
ィブモードへモード切り替えを行うモード切り替え命令
を発し、これに応じて、モード遷移の過程が起動される
(ステップ401)。
回路MTC1のスリープモードにおいては、n−MOS
型トランジスタTS4には、スリープモード切替反転信
号SLB3として、スリープモード制御回路SMSから
低電位信号(SLB3=「0」)が印加されており、こ
のため、n−MOS型トランジスタTS4は遮断状態に
ある。
のスリープモードにおいては、p−MOS型トランジス
タTS5には、スリープモード切替信号SL2として、
スリープモード制御回路SMSから高電位信号(SL2
=「1」)が印加されており、このため、p−MOS型
トランジスタTS5は遮断状態にある。
ては、第1のインバータ回路INV9から第1のCMO
S論理回路MTC1への信号伝達が線路分断回路CTF
1により遮断されている。さらに、第1のCMOS論理
回路MTC1には信号固定回路CLP1により高電位信
号(「1」)が印加されている。
いては、第1のCMOS論理回路MTC1から第2のC
MOS論理回路MTC2への信号伝達が線路分断回路C
TF2により遮断されている。さらに、第2のCMOS
論理回路MTC2には信号固定回路CLP2により低電
位信号(「0」)が印加されている。
て、スリープモード制御回路SMSから第1の信号伝達
回路TRS1、第2の信号伝達回路TRS2及び第3の
信号伝達回路TRS3に信号a1、a3及びa5が発せ
られる。これらの信号a1、a3及びa5によって、信
号固定回路CLP1、CLP2及びCLP3は第1のC
MOS論理回路MTC1及び第2のCMOS論理回路M
TC2に印加していた信号の固定化を解除する(ステッ
プ402)。
て、線路分断回路CTF1、CTF2及びCTF3によ
って分断されていた、第1のインバータ回路INV9か
ら第1のCMOS論理回路MTC1への信号の直接的な
伝達経路、第1のCMOS論理回路MTC1から第2の
CMOS論理回路MTC2への信号の伝達経路、及び、
第2のCMOS論理回路MTC2から第2のインバータ
回路INV12への信号の伝達経路がそれぞれ導通状態
に復帰する(ステップ403)。 第四段階として、第
三段階の終了に応答して第1の信号伝達回路TRS1、
第2の信号伝達回路TRS2及び第3の信号伝達回路T
R3から各々発せられた信号a2、a4及びa6によっ
て、スリープモード制御回路SMSは第1のCMOS論
理回路MTC1に対して発するスリープモード切替反転
信号SLB3を低電位(SLB3=「0」)から高電位
(SLB3=「1」)へと遷移させ、同時に、第2のC
MOS論理回路MTC2に対して発するスリープモード
切替信号SL2を高電位(SL2=「1」)から低電位
(SL2=「0」)へと遷移させる(ステップ40
4)。
TS4及びp−MOS型トランジスタTS5はともに導
通状態になり、CMOS論理回路群LGC4及びCMO
S論理回路群LGC5への電源供給が開始され、第1の
CMOS論理回路MTC1及び第2のCMOS論理回路
MTC2のスリープモードからアクティブモードへのモ
ード遷移の過程が完了する(ステップ405)。 (第2の実施形態)図6は本発明の第2の実施形態に係
る半導体集積論理回路102の他の一系統図を示してい
る。本実施形態に係る半導体集積論理回路102は、ア
クティブモード時の高速度化とスリープモード時の低消
費電力化を両立する電源遮断の機能付き電源回路を備え
ている。
2は、スリープモード時の電力低減回路付きの第1のC
MOS論理回路MTC3と、スリープモード時の電力低
減回路付きの第2のCMOS論理回路MTC4と、スリ
ープモード時の電力低減回路付きの第3のCMOS論理
回路MTC5と、スリープモード制御回路(図示せず)
と、を備えており、これら3個のCMOS論理回路MT
C3、MTC4及びMTC5は相互に並列に接続されて
いる。
閾値を有するCMOSトランジスタからなり、かつ、高
速動作するCMOS論理回路群LGC6を主体回路と
し、一端は高電位側電源VDDに直接に接続され、他端
は低電位側電源VSSに直列接続された制御スイッチ用
のn−MOS型トランジスタTS6を介して低電位側電
源VSSに接続され、低電位側の疑似電源線から低電位
側電源VSSを給電されるようになっている。
閾値を有するCMOSトランジスタからなり、高速動作
するCMOS論理回路群LGC6を主体回路とし、一端
は低電位側電源VSSに直接に接続され、他端は高電位
側電源VDDに直列接続された制御スイッチ用のp−M
OS型トランジスタTS7を介して高電位側電源VDD
に接続され、高電位側の疑似電源線から高電位側電源V
DDを供電されるようになっている。
閾値を有するCMOSトランジスタからなり、高速動作
するCMOS論理回路群LGC8を主体回路とし、一端
は高電位側電源VDDに直接に接続され、他端は低電位
側電源VSSに直列接続された制御スイッチ用のn−M
OS型トランジスタTS8を介して低電位側電源VSS
に接続され、低電位側の疑似電源線から低電位側電源V
SSを給電されるようになっている。
TS6はスリープモード制御回路から発せられるスリー
プモード切替反転信号SLB4に応答して開閉を制御さ
れる。同様に、制御スイッチ用p−MOS型トランジス
タTS7はスリープモード制御回路から発せられるスリ
ープモード切替信号SL3に応答して開閉を制御され、
制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS8はスリ
ープモード制御回路から発せられるスリープモード切替
反転信号SLB5に応答して開閉を制御される。
TS6のデバイスパラメータは、半導体集積論理回路1
02の構成要素であるCMOS論理回路群LGC6から
漏洩するサブスレッショルド電流の総和よりも制御スイ
ッチ用n−MOS型トランジスタTS6から漏洩するサ
ブスレッショルド電流の総和の方が小さくなるように、
設定されている。
ンジスタTS7のデバイスパラメータは、CMOS論理
回路群LGC7から漏洩するサブスレッショルド電流の
総和よりも制御スイッチ用p−MOS型トランジスタT
S7から漏洩するサブスレッショルド電流の総和の方が
小さくなるように、設定されている。
ンジスタTS8のデバイスパラメータは、CMOS論理
回路群LGC8から漏洩するサブスレッショルド電流の
総和よりも制御スイッチ用n−MOS型トランジスタT
S8から漏洩するサブスレッショルド電流の総和の方が
小さくなるように、設定されている。
なわち、制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS
6に高電位のスリープモード切替反転信号SLB4(S
LB4=「1」)が印加されている場合においては、制
御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS6は導通状
態にあり、CMOS論理回路群LGC6には低電位側電
源VSSが供給される。
ち、制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS6に
低電位のスリープモード切替反転信号SLB4(SLB
4=「0」)が印加されている場合においては、制御ス
イッチ用n−MOS型トランジスタTS6は遮断状態に
あり、CMOS論理回路群LGC6への低電位側電源V
SSの供給も遮断されるとともに、サブスレッショルド
漏洩電流も抑制され、スリープモード時の低消費電力化
を図ることができる。
なわち、制御スイッチ用p−MOS型トランジスタTS
7に低電位のスリープモード切替信号SL3(SL3=
「0」)が印加されている場合においては、制御スイッ
チ用p−MOS型トランジスタTS7は導通状態にあ
り、CMOS論理回路群LGC7には低電位側電源VS
Sが供給される。
ち、制御スイッチ用p−MOS型トランジスタTS7に
高電位のスリープモード切替信号SL3(SL3=
「1」)が印加されている場合においては、制御スイッ
チ用p−MOS型トランジスタTS7は遮断状態にあ
り、CMOS論理回路群LGC7への低電位側電源VS
Sの供給は遮断されるとともに、サブスレッショルド漏
洩電流も抑制することができる。
なわち、制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS
8に高電位のスリープモード切替反転信号SLB5(S
LB5=「1」)が印加されている場合においては、制
御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS8は導通状
態にあり、CMOS論理回路群LGC8には低電位側電
源VSSが供給される。
ち、制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS8に
低電位のスリープモード切替反転信号SLB5(SLB
5=「0」)が印加されている場合においては、制御ス
イッチ用n−MOS型トランジスタTS8は遮断状態に
あり、CMOS論理回路群LGC8への低電位側電源V
SSの供給も遮断されるとともに、サブスレッショルド
漏洩電流も抑制することができ、スリープモード時の低
消費電力化を図ることができる。 さらに、第1のCM
OS論理回路MTC3と第2のCMOS論理回路MTC
4との間、及び、第2のCMOS論理回路MTC4と第
3のCMOS論理回路MTC5との間には、それぞれ第
1の信号伝達回路TRS4及び第2の信号伝達回路TR
S5が配置されている。
路CTF4と信号固定回路CLP4との組み合わせから
構成され、第2の信号伝達回路TRS5は線路分断回路
CTF5と信号固定回路CLP5との組み合わせから構
成されている。
TC3、MTC4及びMTC5の各々は、スリープモー
ド切替反転信号SLB4、スリープモード反転信号SL
3、スリープモード切替反転信号SLB5の各々によっ
て、アクティブモードとスリープモードとの間で各々独
立にモード設定を行うことができる。
ープモード制御回路(図示せず)から発せられる制御信
号EQ1及びEQ2の各々により信号の固定と解除を制
御される。
れインバータ回路INV13及びINV14により反転
され、線路分断回路CTF4及びCTF5は、この反転
信号によって、信号の伝送と遮断を制御する。
路分断回路CTF4はサブスレッショルド電流漏洩やゲ
ート・トンネル電流漏洩が少ない特性を有するメイク型
スイッチからなる。
路分断回路CTF5は、サブスレッショルド電流漏洩や
ゲート・トンネル電流漏洩が少ない特性を有するn−M
OS型及びp−MOS型トランジスタをからなるトラン
スファーゲートから構成されている。
ト・トンネル電流漏洩が少ないトランジスタは、閾値を
高めたり、ゲート長を長くしたり、あるいは、ゲート絶
縁膜を厚くすることによって実現することができる。
号固定回路CLP4は、メイク型スイッチ素子を備える
プルダウン型回路によって、信号固定、特に、低電位信
号の固定を実現する。他方、第2の信号伝達回路TRS
5を構成する信号固定回路CLP5は、p−MOS型ト
ランジスタを備えるプルアップ型回路によって、信号固
定、特に、高電位信号の固定を実現している。
論理回路102の動作について図7に示すタイミングチ
ャートを参照して以下に説明する。
半として、第2のCMOS論理回路MTC4をアクティ
ブモードからスリープモードへモード遷移させる場合の
制御動作を説明する。
プモード切替信号SL3(SL3=「0」)及び高電位
信号のスリープモード切替反転信号SLB4(SLB4
=「1」)とSLB5(SLB5=「1」)によって、
第1乃至第3のCMOS論理回路MTC3、MTC4、
MTC5は全てアクティブモードにあると仮定する。
もに低電位信号(EQ1=EQ2=「0」)であって、
線路分断回路CTF4をなすメイク型スイッチ及び線路
分断回路CTF5をなすCMOSトランスファーゲート
はともに導通状態にある。他方、信号固定回路CLP4
をなすメイク型スイッチは遮断状態にあり、信号固定回
路CLP5をなすp−MOS型トランジスタのプルアッ
プ回路も遮断状態にある。このため、第1のCMOS論
理回路MTC3から第2のCMOS論理回路MTC4へ
の信号N1及び第2のCMOS論理回路MTC4から第
3のCMOS論理回路MTC5への信号N2は通常のよ
うに伝達することが可能な状態にある。
低電位から高電位へ遷移させることによって、制御スイ
ッチ用p−MOS型トランジスタTS7を遮断状態に移
行させ、第2のCMOS論理回路MTC4のモード切り
替えを実行する。すなわち、第2のCMOS論理回路M
TC4をアクティブモードからスリープモードへ移行さ
せる。
制御信号EQ1及びEQ2を低電位から高電位へと遷移
させることにより、線路分断回路CTF4をなすメイク
型スイッチ及び線路分断回路CTF5をなすCMOSト
ランスファーゲートはともに遮断状態となる。他方、信
号固定回路CLP4をなすメイク型スイッチは導通状態
に、信号固定回路CLP5をなすp−MOS型トランジ
スタのプルアップ回路も導通状態に移行する。このた
め、第1のCMOS論理回路MTC3を構成するCMO
S論理回路群LGC6及び第3のCMOS論理回路MT
C5を構成するLGC8への入力信号N1、N2は、任
意の遅延時間を経た後に、各々低電位及び高電位信号に
固定される。
及び第2のCMOS論理回路MTC4において想定され
る漏洩電流経路、すなわち、図10に示した従来技術の
問題点であるゲートトンネル貫通電流経路PS1に相当
する漏洩電流経路の発生を回避することができる。
スリープモードからアクティブモードへ遷移させる方法
を以下に説明する。
電位へ遷移させることによって、線路分断回路CTF4
をなすメイク型スイッチ及び線路分断回路CTF5をな
すCMOSトランスファーゲートはともに導通状態とな
る。
型スイッチは遮断状態に、信号固定回路CLP5をなす
p−MOS型トランジスタのプルアップ回路も遮断状態
に移行する。このため、第1のCMOS論理回路MTC
3から第2のCMOS論理回路MTC4への信号N1及
び第2のCMOS論理回路MTC4から第3のCMOS
論理回路MTC5への信号N2が通常のように伝達でき
る状態になるので、これらの信号N1、N2は、任意の
遅延時間を経た後に、元の信号状態、すなわち、それぞ
れ高電位及び低電位の状態へと復帰する。
に、スリープモード切替信号SL3を高電位から低電位
へと遷移させることにより、制御スイッチ用p−MOS
型トランジスタTS7を導通状態に移行させ、第2のC
MOS論理回路MTC4のスリープモードからアクティ
ブモードへのモード切り替えを実行し、演算を完了す
る。
後半として、第1のCMOS論理回路MTC3及び第3
のCMOS論理回路MTC5をアクティブモードからス
リープモードへモード遷移させる場合の制御動作を説明
する。
プモード切替信号SL3(SL3=「0」)及び高電位
信号のスリープモード切替反転信号SLB4(SLB4
=「1」)とSLB5(SLB5=「1」)によって、
第1のCMOS論理回路MTC3及び第3のCMOS論
理回路MTC5は全てアクティブモードにある。
もに低電位(EQ1=EQ2=「0」)にあり、線路分
断回路CTF4をなすメイク型スイッチ及び線路分断回
路CTF5をなすCMOSトランスファーゲートはとも
に導通状態にある。他方、信号固定回路CLP4をなす
メイク型スイッチは遮断状態にあり、信号固定回路CL
P5をなすp−MOS型トランジスタのプルアップ回路
も遮断状態にある。このため、第1のCMOS論理回路
MTC3から第2のCMOS論理回路MTC4への信号
N1及び第2のCMOS論理回路MTC4から第3のC
MOS論理回路MTC5への信号N2は通常のように伝
達することが可能な状態にある。
B4、SLB5を高電位から低電位へ遷移させることに
よって、制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS
6及びn−MOS型トランジスタTS8を遮断状態に移
行させ、第1のCMOS論理回路MTC3及び第2のC
MOS論理回路MTC5のモード切り替えを実行する。
すなわち、第1のCMOS論理回路MTC3及び第2の
CMOS論理回路MTC5をアクティブモードからスリ
ープモードへ移行させる。
制御信号EQ1及びEQ2を低電位から高電位へと遷移
させることにより、線路分断回路CTF4をなすメイク
型スイッチ及び線路分断回路CTF5をなすCMOSト
ランスファーゲートはともに遮断状態となる。他方、信
号固定回路CLP4をなすメイク型スイッチは導通状態
に、信号固定回路CLP5をなすp−MOS型トランジ
スタのプルアップ回路も導通状態に移行する。
るCMOS論理回路群LGC6への入力信号N1はアク
ティブモードの途中において高電位から低電位へ移行さ
せ、同様に、第3のCMOS論理回路MTC5を構成す
るCMOS論理回路群LGC8への入力信号N2はアク
ティブモードの途中において低電位から高電位へ移行さ
せる。これらの入力信号N1、N2は各々低電位及び高
電位信号に固定される。
及び第3のCMOS論理回路MTC5において想定され
る漏洩電流経路、すなわち、図10に示した従来技術の
問題点であるゲートトンネル貫通電流経路PS3に相当
する漏洩電流経路の発生を回避することができる。
び第3のCMOS論理回路MTC5をスリープモードか
らアクティブモードへ遷移させる方法を以下に説明す
る。
から低電位へ遷移させることによって、線路分断回路C
TF4をなすメイク型スイッチ及び線路分断回路CTF
5をなすCMOSトランスファーゲートはともに導通状
態となる。
型スイッチは遮断状態に、信号固定回路CLP5をなす
p−MOS型トランジスタのプルアップ回路も遮断状態
に移行する。このため、第1のCMOS論理回路MTC
3から第2のCMOS論理回路MTC4への信号N1及
び第2のCMOS論理回路MTC4から第3のCMOS
論理回路MTC5への信号N2が通常のように伝達でき
る状態になるので、これらの信号は、任意の遅延時間を
経た後に、それぞれ低電位及び高電位の状態へと復帰す
る。
に、スリープモード切替反転信号SLB4及びSLB5
を低電位から高電位へと遷移させることにより、制御ス
イッチ用n−MOS型トランジスタTS6及びTS8を
導通状態に移行させる。これによって、第1のCMOS
論理回路MTC3及び第3のCMOS論理回路MTC5
のスリープモードからアクティブモードへのモード切り
替えが実行される。
至第3のCMOS論理回路MTC3、MTC4、MTC
5は全てアクティブモードの状態にある。
SLB5の低電位から高電位への移行から任意のリムー
バル時間が経過した後、信号N1及びN2はそれぞれ低
電位及び高電位に移行する。
び第3のCMOS論理回路MTC5がスリープモードか
らアクティブモードへ移行している間においては、スリ
ープモード切替信号SL3は低電位のままである。 (第3の実施形態)図8は本発明の第3の実施形態に係
る半導体集積論理回路103の一系統図を示している。
本実施形態に係る半導体集積論理回路103はアクティ
ブモード時の高速度化とスリープモード時の低消費電力
化を両立する電源遮断の機能付き電源回路を備えてい
る。
ータ回路INV16と、CMOS論理回路MTC6と、
信号伝達回路TSR6と、第1の実施形態の場合と同様
のスリープモード制御回路(図示せず)と、からなって
いる。インバータ回路INV16とCMOS論理回路M
TC6とは相互に並列に接続され、信号伝達回路TSR
6はインバータ回路INV16とCMOS論理回路MT
C6との間に直列に接続されている。
有するCMOSトランジスタからなり、かつ、高速動作
するCMOS論理回路群LGC9を主体回路とし、一端
は高電位側電源VDDに直接に接続され、他端は低電位
側電源VSSに直列接続された制御スイッチ用のn−M
OS型トランジスタTS9を介して低電位側電源VSS
に接続され、低電位側の疑似電源線を介して低電位側電
源VSSを給電されるようになっている。
TS9は、スリープモード制御回路から発せられるスリ
ープモード切替反転信号SLB6に応答して、開閉を制
御される。
TS9のデバイスパラメータは、半導体集積論理回路1
03の構成要素であるCMOS論理回路群LGC9から
漏洩するサブスレッショルド電流の総和よりも制御スイ
ッチ用n−MOS型トランジスタTS9から漏洩するサ
ブスレッショルド電流の総和の方が小さくなるように、
設定されている。
なわち、制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS
9に高電位のスリープモード切替反転信号SLB6(S
LB6=「1」)が印加されている場合には、制御スイ
ッチ用n−MOS型トランジスタTS9は導通状態にあ
り、CMOS論理回路群LGC9には低電位側電源VS
Sが供給される。
ち、制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS9に
低電位のスリープモード切替反転信号SLB6(SLB
6=「0」)が印加されている場合においては、制御ス
イッチ用n−MOS型トランジスタTS9は遮断状態に
ある。このため、CMOS論理回路群LGC9への低電
位側電源VSSの供給は遮断されるとともに、サブスレ
ッショルド漏洩電流をも抑制することができ、スリープ
モード時の低消費電力化を図ることができるようになっ
ている。
スレッショルド漏洩電流の少ないデバイスパラメータを
有するCMOSトランジスタから構成されているため
に、高電位側電源VDDと低電位側電源VSSの両電源
から直接に電力を供給されても、サブスレッショルド漏
洩電流が流れることはない。
ないデバイスパラメータを有するCMOSトランジスタ
は二律背反として動作速度は遅くなる。
バータ回路INV16との間には、信号伝達回路TRS
6が配置されている。この信号伝達回路TRS6は、線
路分断回路CTF6と信号固定回路CLP6との組み合
わせから構成されている。
に応答して、信号の固定と固定解除を行い、線路分断回
路CTF6は、インバータ回路INV15を経て送られ
てくる制御信号EQ3に応答して、信号の伝送と遮断を
制御する。
ルド電流漏洩やゲート・トンネル電流漏洩が少ない特性
を有するメイク型スイッチからなる。サブスレッショル
ド漏電流洩やゲート・トンネル電流漏洩を少なくするた
めには、閾値を高めたり、ゲート長を長くしたり、又
は、ゲート絶縁膜を厚くすればよい。
タ回路INV17と、第2のインバータ回路INV18
と、双方のインバータ回路の間に配置されたメイク型ス
イッチSWとを備える双安定素子から構成されている。
信号固定回路CLP6は、線路分断回路CTF6と次段
インバータ回路INV16との接続点を一方の節点とし
ている。
路INV16との接続節点を入力とする第2のインバー
タ回路INV18の出力が第1のインバータ回路INV
17の入力となり、さらに、第1のインバータ回路IN
V17の出力は、制御信号EQ3に応答するメイク型ス
イッチSWを介して、線路分断回路CTF6と次段イン
バータ回路INV16との接続節点へと帰還される。
論理回路103の動作について図9に示すタイミングチ
ャートを参照して以下に説明する。
半として、CMOS論理回路MTC6をアクティブモー
ドからスリープモードへモード遷移させる場合の制御動
作を説明する。
プモード切替反転信号SLB6(SLB6=「1」)が
制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS9に印加
されていることによって、CMOS論理回路MTC6は
アクティブモードにあると仮定する。
(EQ3=「0」)であって、線路分断回路CTF6を
なすメイク型スイッチは導通状態となり、他方、信号固
定回路CLP6の構成要素であるメイク型スイッチSW
は遮断状態にある。このため、論理回路MTC6からイ
ンバータ回路INV16への信号は通常のように伝達す
ることが可能な状態にある。この場合のCMOS論理回
路MTC6の出力は高電位信号(「1」)である。
B6を高電位から低電位へ遷移させることにより、制御
スイッチ用n−MOS型トランジスタTS9を遮断状態
に移行させ、CMOS論理回路MTC6をアクティブモ
ードからスリープモードへモード遷移させる。
制御信号EQ3を低電位から高電位へと遷移させること
により、線路分断回路CTF6をなすメイク型スイッチ
は遮断状態となり、他方、信号固定回路CLP6の構成
要素であるメイク型スイッチSWは導通状態に移行す
る。このため、制御信号EQ3を低電位から高電位に変
化させる直前のCMOS論理回路MTC6の出力信号状
態を第1のインバータ回路INV17と第2のインバー
タ回路INV18とからなる双安定素子が記憶し、次段
のインバータ回路INV16への入力信号が固定され
る。
ンバータ回路INV16において想定される漏洩電流経
路、すなわち、図10に示した従来技術の問題点である
オーバーラップ貫通電流経路PS4に相当する漏洩電流
経路の発生を回避することができる。
プモードからアクティブモードへと遷移させる方法を説
明する。
移させることにより、線路分断回路CTF6をなすメイ
ク型スイッチは導通状態となり、他方、信号固定回路C
LP6をなすメイク型スイッチSWは遮断状態に移行す
る。このため、CMOS論理回路MTC6からインバー
タ回路INV16への信号N3が通常のように伝達でき
る状態になるので、任意の遅延時間を経た後に、元の信
号状態へと復帰する。すなわち、スリープモードからア
クティブモードへ遷移させる場合、そのスリープモード
以前に存在していたアクティブモードの内部状態が完全
に再現される。
に、スリープモード切替反転信号SLB6を低電位から
高電位へと遷移させることにより、制御スイッチ用n−
MOS型トランジスタTS9を導通状態に移行させ、C
MOS論理回路MTC6をスリープモードからアクティ
ブモードへモード遷移させ、演算を完了する。
アクティブモードからスリープモードへモード遷移させ
る方法を説明する。
プモード切替反転信号SLB6(SLB6=「1」)が
制御スイッチ用n−MOS型トランジスタTS9に印加
されている。
(EQ3=「0」)であって、線路分断回路CTF6を
なすメイク型スイッチは導通状態となり、他方、信号固
定回路CLP6の構成要素であるメイク型スイッチSW
は遮断状態にある。このため、論理回路MTC6からイ
ンバータ回路INV16への信号は通常のように伝達す
ることが可能な状態にある。この場合のCMOS論理回
路MTC6の出力は高電位信号(「1」)である。
N3は、アクティブモードの途中において、高電位
(「1」)から低電位(「0」)に移行する。
B6を高電位から低電位へ遷移させることにより、制御
スイッチ用n−MOS型トランジスタTS9を遮断状態
に移行させ、CMOS論理回路MTC6をアクティブモ
ードからスリープモードへモード遷移させる。
制御信号EQ3を低電位から高電位へと遷移させること
により、線路分断回路CTF6をなすメイク型スイッチ
は遮断状態となり、他方、信号固定回路CLP6の構成
要素であるメイク型スイッチSWは導通状態に移行す
る。このため、制御信号EQ3を低電位から高電位に変
化させる直前のCMOS論理回路MTC6の出力信号状
態を第1のインバータ回路INV17と第2のインバー
タ回路INV18とからなる双安定素子が記憶し、次段
のインバータ回路INV16への入力信号が固定され
る。
リープモードからアクティブモードへモード遷移させる
方法を説明する。
へと遷移させることにより、線路分断回路CTF6をな
すメイク型スイッチは導通状態となり、他方、信号固定
回路CLP6をなすメイク型スイッチSWは遮断状態に
移行する。このため、CMOS論理回路MTC6からイ
ンバータ回路INV16への信号N3が通常のように伝
達できる状態になるので、任意の遅延時間を経た後に、
信号N3は低電位から高電位への移行を開始する。
に、スリープモード切替反転信号SLB6を低電位から
高電位へと遷移させることにより、制御スイッチ用n−
MOS型トランジスタTS9を導通状態に移行させ、C
MOS論理回路MTC6をスリープモードからアクティ
ブモードへモード遷移させ、演算を完了する。
電位から高電位への移行から任意のリムーバル時間を経
た後、信号N3は高電位から低電位に移行する。
集積論理回路のスリープモード時において、サブスレッ
ショルド電流のみならずゲートトンネル電流、ひいて
は、副次的に発生するオーバーラップ貫通電流をも遮断
することが可能である。このため、スリープモード時の
あらゆる漏洩電流を遮断し、スリープモード時の消費電
力の低減化を図ることができる。
集積論理回路のブロック図である。
御方法を示すフローチャートである。
御方法を示すフローチャートである。
御方法を示すフローチャートである。
御方法を示すフローチャートである。
集積論理回路のブロック図である。
御のための各信号のタイミングチャートである。
集積論理回路のブロック図である。
御のための各信号のタイミングチャートである。
ック図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 サブスレッショルド漏洩電流の少ないデ
バイスパラメータを有するCMOSトランジスタからな
る第1及び第2のインバータ回路と、 低い閾値を有するCMOSトランジスタからなり、高速
動作を行う第1のCMOS論理回路群を有し、高電位側
電源は直接に供給され、低電位側電源は第1のトランジ
スタを介して供給され、前記第1及び第2のインバータ
回路との間に並列に接続されている電源遮断機能付きの
第1のCMOS論理回路と、 低い閾値を有するCMOSトランジスタからなり、高速
動作を行う第2のCMOS論理回路群を有し、低電位側
電源は直接に供給され、高電位側電源は第2のトランジ
スタを介して供給され、前記第1及び第2のインバータ
回路との間に並列に接続されている電源遮断機能付きの
第2のCMOS論理回路と、 前記第1及び第2のトランジスタをそれぞれ独立に開閉
して前記第1及び第2のCMOS論理回路をアクティブ
モードとスリープモードとにすることができるスリープ
モード制御回路と、 前記第1及び第2のインバータ回路並びに前記第1及び
第2のCMOS論理回路の各々の間に配置されている信
号伝達回路とを備え、 第1のインバータ回路と第1のCMOS論理回路との間
に接続される第1の前記信号伝達回路は、信号の伝送と
遮断を制御する第1の線路分断回路と第1のCMOS論
理回路に固定電位を印加する第1の信号固定回路とから
なり、 第1のCMOS論理回路と第2のCMOS論理回路との
間に接続される第2の信号伝達回路は、信号の伝送と遮
断を制御する第2の線路分断回路と第2のCMOS論理
回路に固定電位を印加する第2の信号固定回路とから構
成されており、 スリープモードにおいて、 前記第1及び第2の線路分断回路は、前記スリープモー
ド制御回路からそれぞれ信号を印加されて第1のCMO
S論理回路と第2のCMOS論理回路への信号経路を分
断すると共に、 前記第1の信号固定回路は、高電位信号を第1のCMO
S論理回路に印加し、前記第2の信号固定回路は、低電
位信号を第2のCMOS論理回路に印加して前記各々の
CMOS論理回路のゲート・トンネル貫通電流を遮断す
るようにしたことを特徴とする半導体集積論理回路。 - 【請求項2】 前記第1のトランジスタはn−MOS型
トランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の
半導体集積論理回路。 - 【請求項3】 前記第2のトランジスタはp−MOS型
トランジスタであることを特徴とする請求項1又は2に
記載の半導体集積論理回路。 - 【請求項4】 前記第1のトランジスタのデバイスパラ
メータは、前記第1のCMOS論理回路群から漏洩する
サブスレッショルド電流の総和より前記第1のトランジ
スタから漏洩するサブスレッショルド電流の総和の方が
小さくなるように設定されており、前記第2のトランジ
スタのデバイスパラメータは、前記第2のCMOS論理
回路群から漏洩するサブスレッショルド電流の総和より
前記第2のトランジスタから漏洩するサブスレッショル
ド電流の総和の方が小さくなるように設定されているこ
とを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の半
導体集積論理回路。 - 【請求項5】 低い閾値を有するCMOSトランジスタ
からなり、高速動作を行う第1のCMOS論理回路群を
有し、高電位側電源は直接に供給され、低電位側電源は
第1のトランジスタを介して供給される第1のCMOS
論理回路と、低い閾値を有するCMOSトランジスタか
らなり、高速動作を行う第2のCMOS論理回路群を有
し、低電位側電源は直接に供給され、高電位側電源は第
2のトランジスタを介して供給される第2のCMOS論
理回路と、低い閾値を有するCMOSトランジスタから
なり、高速動作を行う第3のCMOS論理回路群を有
し、高電位側電源は直接に供給され、低電位側電源は第
3のトランジスタを介して供給される第3のCMOS論
理回路と、前記第1、第2及び第3のトランジスタをそ
れぞれ独立に開閉して前記第1及び第2のCMOS論理
回路をアクティブモードとスリープモードとにすること
ができるスリープモード制御回路と、前記第1、第2及
び第3のCMOS論理回路の各々の間に配置されている
信号伝達回路とを備え、 第1のCMOS論理回路と第2のCMOS論理回路の間
に接続される第1の前記信号伝達回路は、信号の伝送と
遮断を制御する第1の線路分断回路と第2のCMOS論
理回路に固定電位を印加する第1の信号固定回路とから
なり、 前記第2のCMOS論理回路と第3のCMOS論理回路
の間に接続される第2の前記信号伝達回路は、信号の伝
送と遮断を制御する第2の線路分断回路と第3のCMO
S論理回路に固定電位を印加する第2の信号固定回路と
からなり、 スリープモードにおいて、 前記第1及び第2の線路分断回路は、前記スリープモー
ド制御回路から信号を印加されて第2のCMOS論理回
路と第3のCMOS論理回路への信号経路を分断すると
共に、 前記第1の信号固定回路は、低電位信号を第2のCMO
S論理回路に印加し、前記第2の信号固定回路は、高電
位信号を第3のCMOS論理回路に印加して前記第2及
び第3のCMOS論理回路のゲート・トンネル貫通電流
を遮断するようにしたことを特徴とする半導体集積論理
回路。 - 【請求項6】 前記第1及び第3のトランジスタはn−
MOS型トランジスタであることを特徴とする請求項5
に記載の半導体集積論理回路。 - 【請求項7】 前記第2のトランジスタはp−MOS型
トランジスタであることを特徴とする請求項5又は6に
記載の半導体集積論理回路。 - 【請求項8】 前記第1のトランジスタのデバイスパラ
メータは、前記第1のCMOS論理回路群から漏洩する
サブスレッショルド電流の総和より前記第1のトランジ
スタから漏洩するサブスレッショルド電流の総和の方が
小さくなるように設定されており、前記第2のトランジ
スタのデバイスパラメータは、前記第2のCMOS論理
回路群から漏洩するサブスレッショルド電流の総和より
前記第2のトランジスタから漏洩するサブスレッショル
ド電流の総和の方が小さくなるように設定されており、
前記第3のトランジスタのデバイスパラメータは、前記
第3のCMOS論理回路群から漏洩するサブスレッショ
ルド電流の総和より前記第3のトランジスタから漏洩す
るサブスレッショルド電流の総和の方が小さくなるよう
に設定されていることを特徴とする請求項5乃至7の何
れか一項に記載の半導体集積論理回路。 - 【請求項9】 前記第1、第2及び第3のCMOS論理
回路は前記スリープモード制御回路により、それぞれ独
立にアクティブモードとスリープモードに設定されるも
のであることを特徴とする請求項5乃至8の何れか一項
に記載の半導体集積論理回路。 - 【請求項10】 前記第1及び第2の信号伝達回路の一
方の信号伝達回路における前記線路分断回路はメイク型
スイッチからなるものであることを特徴とする請求項5
乃至9の何れか一項に記載の半導体集積論理回路。 - 【請求項11】 前記第1及び第2の信号伝達回路の他
方の信号伝達回路における前記線路分断回路は、n−M
OS型トランジスタ及びp−MOS型トランジスタを備
えるトランスファーゲートからなるものであることを特
徴とする請求項5乃至10の何れか一項に記載の半導体
集積論理回路。 - 【請求項12】 前記スリープモード制御回路から前記
第1のトランジスタに印加されるスリープモード切替反
転信号を高電位信号から低電位信号に遷移させることに
よって、前記第1のトランジスタを遮断状態にし、前記
第1のCMOS論理回路群への電力供給及び前記第1の
CMOS論理回路群からのサブスレッショルド電流の漏
洩を遮断する過程と、前記第1のインバータ回路から前
記第1のCMOS論理回路へ伝達されていた信号を分断
する過程と、前記第1のCMOS論理回路群に出力され
る信号を固定化する過程と、前記第1のCMOS論理回
路から前記第2のCMOS論理回路へ伝達されていた信
号を分断する過程と、前記第2のCMOS論理回路群に
出力される信号を固定化する過程と、を備える、請求項
1乃至4の何れか一項に記載の半導体集積論理回路を制
御する方法。 - 【請求項13】 前記第1のCMOS論理回路に印加さ
れていた信号の固定化を解除する過程と、前記第1のイ
ンバータ回路から前記第1のCMOS論理回路へ信号を
伝達する経路を分断状態から導通状態に移行させる過程
と、前記第2のCMOS論理回路に印加されていた信号
の固定化を解除する過程と、前記第1のCMOS論理回
路から前記第2のCMOS論理回路へ信号を伝達する経
路を分断状態から導通状態に移行させる過程と、前記ス
リープモード制御回路から前記第1のCMOS論理回路
に印加するスリープモード切替反転信号を低電位信号か
ら高電位信号へ遷移させることにより、前記第1のトラ
ンジスタを導通状態にし、前記第1のCMOS論理回路
群への電源供給を開始する過程と、を備える、請求項1
乃至4の何れか一項に記載の半導体集積論理回路を制御
する方法。 - 【請求項14】 前記スリープモード制御回路から前記
第1及び第2のトラジスタに印加されるスリープモード
切替反転信号を高電位信号から低電位信号に遷移させる
ことによって、前記第1及び第2のトランジスタを遮断
状態にし、前記第1及び第2のCMOS論理回路群への
電力供給並びに前記第1及び第2のCMOS論理回路群
からのサブスレッショルド電流の漏洩を遮断する過程
と、前記第1のインバータ回路から前記第1のCMOS
論理回路へ伝達されていた信号、前記第1のCMOS論
理回路から前記第2のCMOS論理回路へ伝達されてい
た信号、及び、前記第2のCMOS論理回路から前記第
2のインバータ回路へ伝達されていた信号を分断する過
程と、前記第1及び第2のCMOS論理回路群に出力さ
れる信号を固定化する過程とを備える、請求項1乃至4
の何れか一項に記載の半導体集積論理回路を制御する方
法。 - 【請求項15】 前記第1及び第2のCMOS論理回路
に印加されていた信号の固定化を解除する過程と、前記
第1のインバータ回路から前記第1のCMOS論理回路
へ信号を伝達する経路、前記第1のCMOS論理回路へ
前記第2のCMOS論理回路へ信号を伝達する経路、及
び、前記第2のCMOS論理回路から前記第2のインバ
ータ回路に信号を伝達する経路を分断状態から導通状態
に移行させる過程と、前記スリープモード制御回路から
前記第1及び第2のCMOS論理回路に印加するスリー
プモード切替反転信号を低電位信号から高電位信号へ遷
移させることにより、前記第1及び第2のトランジスタ
を導通状態にし、前記第1及び第2のCMOS論理回路
群への電源供給を開始する過程と、を備える、請求項1
乃至4の何れか一項に記載の半導体集積論理回路を制御
する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27113998A JP3519284B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 半導体集積論理回路及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27113998A JP3519284B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 半導体集積論理回路及びその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000101418A JP2000101418A (ja) | 2000-04-07 |
JP3519284B2 true JP3519284B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=17495872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27113998A Expired - Fee Related JP3519284B2 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 半導体集積論理回路及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3519284B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3587299B2 (ja) | 2000-07-12 | 2004-11-10 | 沖電気工業株式会社 | 半導体集積回路 |
JP3831270B2 (ja) | 2002-01-31 | 2006-10-11 | 株式会社ルネサステクノロジ | 論理回路及び半導体集積回路 |
US7397271B2 (en) | 2005-08-19 | 2008-07-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor integrated circuit device |
JP4950458B2 (ja) * | 2005-08-19 | 2012-06-13 | 株式会社東芝 | 半導体集積回路装置 |
KR101258530B1 (ko) | 2006-09-01 | 2013-04-30 | 삼성전자주식회사 | 딥스탑 모드를 구현하기 위한 시스템 온 칩 및 그 방법 |
JP5019362B2 (ja) * | 2007-02-15 | 2012-09-05 | 国立大学法人神戸大学 | センサネットワークにおける無線トランシーバ用電圧増幅器 |
-
1998
- 1998-09-25 JP JP27113998A patent/JP3519284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000101418A (ja) | 2000-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100566395B1 (ko) | 레벨 쉬프터 및 이를 이용한 레벨 쉬프팅 방법 | |
US6404237B1 (en) | Boosted multiplexer transmission gate | |
KR100574488B1 (ko) | 레벨 쉬프터 | |
US20060186921A1 (en) | Dual-voltage three-state buffer circuit with simplified tri-state level shifter | |
US9032236B2 (en) | Semiconductor device and power supply control method of the semiconductor device | |
US6310491B1 (en) | Sequential logic circuit with active and sleep modes | |
JPH11195974A (ja) | レベルシフタ回路 | |
JP2007267162A (ja) | 半導体集積回路 | |
EP1331736A1 (en) | Flip-flop with reduced leakage current | |
US20060076987A1 (en) | Multi-threshold CMOS system having short-circuit current prevention circuit | |
US20070030039A1 (en) | Regenerative power-on control circuit | |
JP3519284B2 (ja) | 半導体集積論理回路及びその制御方法 | |
JP2004187198A (ja) | 半導体集積回路 | |
JP4416682B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JP2004104754A (ja) | 半導体装置 | |
JP3123516B2 (ja) | 半導体装置及び半導体装置の駆動方法 | |
KR101004670B1 (ko) | 파워 게이팅 회로 및 이를 포함하는 반도체 장치 | |
US20060132183A1 (en) | Semiconductor device | |
JP3071408B2 (ja) | 半導体集積回路の駆動方法及び半導体集積回路 | |
JP2003318727A (ja) | 半導体論理演算回路 | |
JPH11103240A (ja) | クロック信号レベル変換機能付ラッチ回路及びフリップフロップ回路 | |
US10283194B2 (en) | Semiconductor storage device | |
KR100535102B1 (ko) | 컬럼 어드레스 전송 구조 및 방법 | |
KR20010058871A (ko) | 낮은 서브-스레숄드 누설전류를 갖는 로직게이트 회로 | |
JP2001068991A (ja) | レベルシフト回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040128 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080206 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |