JP2007267162A - 半導体集積回路 - Google Patents

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英樹 三藤
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Abstract

【課題】半導体集積回路の機能ブロックを起動するときに発生するラッシュカレントを低減する。
【解決手段】電源線と、第1回路ブロックと第2回路ブロックと、それらの回路ブロックと電源線との接続を制御する電源供給制御部とを具備する半導体集積回路を構成する。
電源供給制御部は、電源線と回路ブロックとの間に設けられたスイッチ群と、スイッチ群の動作を制御するスイッチ制御回路とを具備する。ここで、スイッチ群は、第1回路ブロックと電源線との接続を制御する第1スイッチと、第2回路ブロックと電源線との接続を制御する第2スイッチとを含むことが好ましい。
その上で、スイッチ制御回路は、回路ブロック全体の動作開始を指示する動作制御信号と、第1スイッチを介して出力される出力電位に対応して第2スイッチの動作を制御する。
【選択図】図9

Description

本発明は、半導体集積回路に関し、特に半導体集積回路で消費される電力を低減する技術に関する。
半導体集積回路における微細化技術の進歩に伴って、半導体集積回路のリーク電流が増加し、そのリーク電流が問題視されてきている。リーク電流とは、半導体集積回路の内部で、動作に関係の無い電流が流れてしまう現象である。半導体プロセスの微細化により、リーク電流が半導体装置の総消費電力のうち大きな比率を占めるようになってきている。このリーク電流の増加を抑制するために、様々な技術が提案されている。
動作していない時(スタンバイ時)のリーク電流を削減するために、電源スイッチを備える技術が知られている。図1は、リーク電流を削減するための電源スイッチを備えた半導体集積回路の構成を示す回路図である。図1を参照すると、従来の半導体集積回路100は、制御対象機能ブロック群101と、電源スイッチ群102と、制御部103と、非制御対象機能ブロック104とを含んで構成されている。制御対象機能ブロック群101は、スタンバイ時に電力の供給が停止される機能ブロックの集合である。非制御対象機能ブロック104は、電源の供給に関する制御が行われない機能ブロックである。電源スイッチ群102は、制御対象機能ブロック群101と第2電源線108の接続を制御するスイッチの集合である。
制御対象機能ブロック群101は、複数の機能ブロック105を含んで構成されている。また、電源スイッチ群102は複数の電源スイッチ106を含んで構成されている。機能ブロック105は、第1電源線107と電源スイッチ106との間に設けられている。電源スイッチ106の一端は機能ブロック105に接続され、他端は第2電源線108に接続されている。図1に示されているように、第1電源線107は電源線109に接続されている。第1電源線107には、電源線109と同電位の電源電位VDDが供給されている。また、第2電源線108は接地線110に接続されている。第2電源線108には、接地線110と同電位のGNDが供給されている。
制御部103は、第1制御信号S1を出力しいている。複数の電源スイッチ106は、第1制御信号S1に応答して、機能ブロック105と第2電源線108との接続を制御している。図1に示されているように、複数の電源スイッチ106は、第1制御信号S1に応答して同時に活性化される。したがって、第1制御信号S1が出力されたとき、第1電源線107と第2電源線108とは、制御対象機能ブロック群101を構成する複数の機能ブロック105を介して接続される。
以下に、図面を参照して、第1制御信号S1が出力されたときの、第1電源線107と第2電源線108の電流の変化を説明する。図2は、第1制御信号S1が出力されたときに、第1電源線107と第2電源線108とに流れる電流の変化を示すタイミングチャートである。図2を参照すると、時刻t1のタイミングで、第1制御信号S1が出力される。このとき、上述のように複数の電源スイッチ106のそれぞれが同時に活性化される。
図2に示されているように、電源スイッチ106のそれぞれが、同時に活性化した場合、複数の機能ブロック105が同時に導通する。それにより、第1電源線107および第2電源線108には、ラッシュカレント(突入電流:回路の起動時に急激に流れる電流)が流れる。殊に、近年の半導体集積回路は、チップの高集積度化により電源制御の対象となる機能ブロックも大きくかつ多くなってきている。機能ブロック105の大規模化に伴って、ラッシュカレントの量も大きくなる。ラッシュカレントが大きいと電源ノイズの原因となり、非制御対象機能ブロック104の誤動作の原因となる。誤動作を抑制するためにラッシュカレント対策を行い、電源ノイズを低減させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図3は、ラッシュカレント対策を行っている半導体集積回路100の構成を示す回路図である。図3を参照すると、半導体集積回路100は、制御対象機能ブロック群101が、第1機能ブロック105−1〜第3機能ブロック105−3を含んで構成されている。また、電源スイッチ群102は、第1スイッチ106−1〜第3スイッチ106−3を含んで構成されている。ここにおいて、制御部103は、第2制御信号S2を各スイッチ(106−1〜106−3)に供給している。
図4は、上述の第2制御信号S2が出力されたときに、第1電源線107と第2電源線108とに流れる電流の変化を示すタイミングチャートである。図4を参照すると、制御部103は、時刻t3から時刻t4にかけて緩やかに電位が上がる第2制御信号S2を出力している。第1スイッチ106−1〜第3スイッチ106−3は、第2制御信号S2に応答して、緩やかにオン状態になる。図4に示されているように、第1スイッチ106−1〜第3スイッチ106−3が緩やかにオン状態となることによって、第2電源線108へのディスチャージが緩やかに行われる。したがって、図3に示される半導体集積回路100は、このような技術によってラッシュカレントを抑制し、ピーク電流を低減させている。
図5は、ラッシュカレント対策を行っている他の半導体集積回路100の構成を示す回路図である。半導体集積回路100は、上述した回路構成に加え、さらに、信号遅延部111を含んで構成されている。信号遅延部111は、制御部103から出力される制御信号を遅延させた遅延信号を生成している。図5を参照すると、制御部103は、第3制御信号S3を第1スイッチ106−1に印加している。また、その第3制御信号S3は、信号遅延部111の第1ディレイ回路112に供給されている。第1ディレイ回路112は、第3制御信号S3を遅延させた第1遅延信号を第1AND回路114と第2ディレイ回路113に供給している。第2ディレイ回路113は、第1ディレイ回路112から供給される第1遅延信号を更に遅延させた第2遅延信号を第2AND回路115に供給している。第1AND回路114は、第3制御信号S3と第1遅延信号とに応答して第4制御信号S4を第2スイッチ106−2に印加している。また、第2AND回路115は、第3制御信号S3と第2遅延信号とに応答して第5制御信号S5を第3スイッチ106−3に印加している。
図6は、図5に示される半導体集積回路100の動作を表すタイミングチャートである。図6の(a)は、第3制御信号S3の動作波形を示している。図6の(b)は、第4制御信号S4の動作波形を示している。図6の(c)は、第5制御信号S5の動作波形を示している。図6の(d)は、第1機能ブロック接地電位G1における電流の変化を示している。図6の(e)は、第2機能ブロック接地電位G2における電流の変化を示している。図6の(f)は、第3機能ブロック接地電位G3における電流の変化を示している。
図6を参照すると、時刻t5において、第3制御信号S3がLowレベルに達したことに応答して、第4制御信号S4と第5制御信号S5とがLowレベルになる。時刻t6において、制御部103は、第3制御信号S3をHighレベルにする。これによって、第1スイッチ106−1が活性化され、第1機能ブロック105−1のが、動作を開始する。図6の(d)に示されているように、時刻t6から時刻t7の間で第1機能ブロック105−1の起動によるラッシュカレントが発生している。その後、信号遅延部111の作用により、時刻t7で第4制御信号S4がHighレベルになる。これによって、第2スイッチ106−2が活性化され、第2機能ブロック105−2が動作を開始する。図6の(e)に示されているように、時刻t7から時刻t8の間で第2機能ブロック105−2の起動によるラッシュカレントが発生している。さらに、信号遅延部111の作用により、時刻t8で第5制御信号S5がHighレベルになる。これによって、第3スイッチ106−3が活性化され、第3機能ブロック105−3が動作を開始する。図6の(f)に示されているように、時刻t8よりもあとに第3機能ブロック105−3の起動によるラッシュカレントが発生している。
このように、第1スイッチ106−1〜第3スイッチ106−3のそれぞれは、信号遅延部111の作用により、所定の時間差のタイミングで、順番に活性化している。そのため、第1機能ブロック105−1〜第3機能ブロック105−3のそれぞれから、第2電源線108へディスチャージするタイミングもずれることになる。これにより、ラッシュカレントが発生する期間は重ならず、トータルでのピーク電流が低減している。
図7は、特許文献1(特開2000−151380号公報)に開示されている従来の半導体集積回路200の構成を示す回路図である。図7を参照すると、半導体集積回路200は、電源の供給の制御対象となる複数の論理回路(201〜203)と、その複数の論理回路に供給する電源を制御するスイッチ(204〜206)とを含んで構成されている。第1論理回路201は、電源線VDDと第1ノードN1との間に設けられている。第2論理回路202は、接地線と第2ノードN2との間に設けられている。第3論理回路203は、接地線と第3ノードN3との間に設けられている。
図7に示されているように、第1電源スイッチ部204〜第3電源スイッチ部206は、CMOSインバータを含んで構成されている。第1電源スイッチ部204〜第3電源スイッチ部206が直列に接続されている。第1電源スイッチ部204の出力端は、第1ノードN1に接続されている。第2電源スイッチ部205の出力端は第2ノードN2に接続されている。第3電源スイッチ部206の出力端は第3ノードN3に接続されている。
図8は、半導体集積回路200の動作を示すタイミングチャートである。図8の(a)は、入力信号SINの動作波形を示している。図8の(b)は、第1電源スイッチ部204の出力信号の波形を示している。図8の(c)は、第2電源スイッチ部205の出力信号の波形を示している。図8の(d)は、第3電源スイッチ部206の出力信号の波形を示している。図8の(e)は、第1論理回路201に流れる電流の変化を示している。図8の(f)は、第2論理回路202に流れる電流の変化を示している。図8の(g)は、第3論理回路203に流れる電流の変化を示している。
図8を参照すると、入力信号SINに応答して、各論理回路(201〜203)がスタンバイ状態から稼動状態に移行する。図8の(a)を参照すると、時刻t01において、スタンバイ状態である各論理回路(201〜203)を起動するために、入力信号SINがLowレベルからHighレベルになる。図8の(b)を参照すると、時刻t02において、第1ノードN1がLowレベルとなる。第1ノードN1がLowレベルとなることで、第1論理回路201が起動する。図8の(c)を参照すると、第1ノードN1がLowレベルになったことに応答して、時刻t03において、第2ノードN2がHighレベルとなる。第2ノードN2がHighレベルになることで、第2論理回路202が起動する。さらに、図8の(d)を参照すると、第2ノードN2がHighレベルとなると、時刻t04において、第3ノードN3がHighレベルとなり、第3論理回路203が起動する。
このように、第1電源スイッチ部204から第3電源スイッチ部206の出力信号がシーケンシャルに反転することで、各論理回路(201〜203)が順番に起動する。電源を遮断する時の動作も同様におこなわれ、各論理回路(201〜203)は、シーケンシャルにスタンバイ状態となる。図8の(e)〜図8の(g)に示されているように、各論理回路がシーケンシャルに起動することにより、入力信号SINに応答して起動する論理回路によるピーク電流が低減されている。
特開2000−151380号公報
図1や図3に示されている半導体集積回路100では、制御対象機能ブロック群101の機能ブロック105が大規模かつ多数になると、制御部103から出力される制御信号(第1制御信号S1または第2制御信号S2)を緩やかにしなければならない。しかしながら、数10〜数100nsの緩やかな信号を生成し、制御する制御部103を構成するのは、非常に困難である。
図5に示されている半導体集積回路100では、第1ディレイ回路112と第2ディレイ回路113により電源スイッチ群102の各スイッチ(106−1〜106−3)が活性化するタイミングに時間差をつけている。ここで、第1ディレイ回路112と第2ディレイ回路113の遅延値が不十分だと、各スイッチ(106−1〜106−3)が活性化するタイミングが重なってしまいピーク電流が大きくなる場合がある。また、第1ディレイ回路112と第2ディレイ回路113の遅延値が過剰になると、無駄な待ち時間が発生しまう場合があった。つまり、回路が動作可能となるまでの待ち時間が大きくなり、半導体集積回路100の動作が遅くなる場合があった。
第1ディレイ回路112と第2ディレイ回路113とをアナログディレイで構成した場合、遅延段数が多くなる。そのため、半導体集積回路100面積規模が大きくなるというデメリットもある。第1ディレイ回路112と第2ディレイ回路113を、カウンタ回路で構成することも可能であるが、クロック制御が必要となり信号遅延部111の制御が複雑になる場合がある。
図7に示されている半導体集積回路200では、各スイッチ(204〜206)がCMOSで構成されている。そのため、各論理回路(201〜203)の電源を遮断するときは、電源投入時と同様に、シーケンシャルに遮断動作が行われる(図8の時刻t05〜時刻t08参照)。ここで、トランジスタ204−2、205−1、206−3はそれぞれ第1論理回路201、第2論理回路202、第3論理回路203に電源を供給するトランジスタであることから駆動能力の高いサイズの大きなトランジスタである必要がある。一方、トランジスタ204−1,205−1、206−4は論理回路の電流源となることは無いのでトラジスタサイズは、最小サイズでもよいと考えられる。
しかし、トランジスタ204−1,205−1、206−4を最小サイズのトランジスタとすると、以下の問題を生ずる。すなわち、インバータ204を構成するPチャンネルトランジスタ204−1とNチャンネルトランジスタ204−2について検討すると、Pチャンネルトランジスタ204−1がNチャンネルトランジスタ204−2に対して、極端に駆動能力が低くなることから、インバータを構成するPチャンネルトランジスタとNチャンネルトランジスタの駆動能力の差から、インバータ204の入力論理スレッシュホールド電圧は入力電圧範囲の中心からかなり低い電圧にずれる。同様に、インバータ205の入力論理スレッシュホールドレベルは高い電圧にずれ、トランジスタ206−3、206−4で構成するインバータの入力論理スレッシュホールドレベルは低い電圧にずれる。このような方向に入力論理スレッシュホールド電圧が中心からずれると、入力信号SINの立ち上がり動作に比べて、入力信号SINが立ち下がって、第1論理回路201、第2論理回路202、第3論理回路203が稼動状態からスタンバイ状態へ移行する動作が遅くなる。なお、前述したようにスタンバイから稼動状態への移行は、ラッシュカレントを防ぐため、ある程度の時間をかけて行う必要がある。稼動状態からスタンバイへの移行は、このスタンバイから稼動状態への移行よりさらに時間がかかることから、この間、無駄なリーク電流が流れてしまうことになる。
また、インバータ204の入力論理スレッシュホールド電圧が極端に低ければ、スタンバイ状態で入力信号SINがローレベル、ノードN1がハイレベルのときに、ノイズ等が入力信号SINにNチャンネルトランジスタ204−2のVtを越えるノイズがのるとトランジスタ204−2が導通し、ノードN1の電位がハイレベルから下がると入力論理スレッシュホールド電圧が高いインバータ205が反転し、誤動作して第2論理回路、第3論理回路に不要なリーク電流が流れてしまったり、誤動作を起こす恐れもある。
この様な不具合を避けるためには、大電流を駆動する必要のないトランジスタ204−1、205−2,206−4も、それぞれトランジスタ204−2,205−1,206−3に匹敵するだけの駆動能力を有するサイズの大きなトランジスタにする必要があり、レイアウト面積が大きくなってしまうという課題があった。
以上のように、従来の半導体集積回路では、大規模回路での適切な電源制御をすることが困難であった。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記の課題を解決するために、電源線(7)(8)と、前記電源線(7)(8)から供給される電位(GND)(VDD)に応答して動作する回路ブロック群(1)と、前記回路ブロック群(1)と前記電源線(7)(8)との接続を制御する電源供給制御部(2)とを具備する半導体集積回路を構成する。ここで、前記回路ブロック群(1)は、第1回路ブロック(11)と第2回路ブロック(12)とを含む構成であることが好ましい。
前記電源供給制御部(2)は、前記電源線(7)(8)と前記回路ブロック群(1)との間に設けられ、前記回路ブロック群(1)と前記電源線(7)(8)との接続を制御するスイッチ群(5)と、前記スイッチ群(5)の動作を制御するスイッチ制御回路(6)とを具備する。ここで、前記スイッチ群(5)は、前記第1回路ブロック(11)と前記電源線(7)(8)との接続を制御する第1スイッチ(14)と、前記第2回路ブロック(12)と前記電源線(7)(8)との接続を制御する第2スイッチ(15)とを含むことが好ましい。その上で、前記スイッチ制御回路(6)は、前記回路ブロック群(1)の動作開始を指示する動作制御信号(S01)と、前記第1スイッチを介して出力される出力電位に対応して前記第2スイッチの動作を制御する。
上記の構成によって、本発明は、複数のスイッチを制御する場合に、前段の機能ブロックの電位(接地電位または電源電位)の変化を監視する。その監視結果に基づいて次段のスイッチを制御する制御信号を出力する。これにより複数のスイッチをシーケンシャルに制御している。複数のスイッチをシーケンシャルに活性化させるように制御することにより、機能ブロックを起動するときに発生するラッシュカレントを低減させることができる。
本発明では、複数の機能ブロックと、その複数の機能ブロックに供給される電力を制御する複数のスイッチを備える半導体集積回路に適用可能である。その半導体集積回路おいて、複数の活性化回路を備えている。活性化回路は、前段の機能ブロックの電源レベルをモニタする。そして、そのモニタ結果に応答して次段の機能ブロックにスイッチを制御するための制御信号を出力する。
複数の活性化回路をシリアルに接続することにより、スイッチをONする場合のシーケンシャルなタイミング制御が容易に可能となる。前段の機能ブロックの電源レベルをモニタして次段の機能ブロックに接続されるスイッチの制御信号とする構成である。そのため、活性化回路は、機能ブロックの規模によらず、同じ回路が使用でき、最適なタイミングでの動作が可能である。
[第1の実施形態]
以下に、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明を行う。図9は、本発明の半導体集積回路10における、第1の実施形態の構成を例示する回路図である。図9を参照すると、第1の実施形態の半導体集積回路10は、制御対象機能ブロック群1と、電源供給制御部2と、制御部3と、非制御対象機能ブロック4とを含んで構成されている。また、半導体集積回路10は、制御対象機能ブロック群1に高電位を供給する第1電源線7と、低電位を供給する第2電源線8とを備えている。その第1電源線7は、高電位電源線9aに接続されている。その第2電源線8は、接地線9bに接続されている。
制御対象機能ブロック群1は、スタンバイ時に電力の供給が停止される機能ブロックの集合である。制御対象機能ブロック群1は、複数の機能ブロック(11〜13)を備えている。ここにおいて、図9には、第1機能ブロック11〜第3機能ブロック13を備える制御対象機能ブロック群1が例示されているが、これは、本発明における制御対象機能ブロック群1の構成を限定するものではない。制御対象機能ブロック群1の各機能ブロック(11〜13)は、電源供給制御部2の動作によって、供給される電力が制御される。
電源供給制御部2は、制御部3から出力される制御信号S01に応答して制御対象機能ブロック群1に供給する電力を制御している。制御部3は、その制御信号S01を出力する回路ブロックである。制御部3は、第1電源線7と第2電源線8との間に備えられている。制御部3は、予めプログラミングされた手順や、外部から供給される命令などに応じて制御信号S01を生成して出力している。非制御対象機能ブロック4は、電力の供給に関する制御の対象とならない機能ブロックである。非制御対象機能ブロック4は、第1電源線7と第2電源線8との間に備えられている。なお、図9には一つの非制御対象機能ブロック4が例示されているが、これは本発明における非制御対象機能ブロック4の構成を限定するものではない。
図9を参照すると、電源供給制御部2は、電源スイッチ群5とスイッチ制御部6とを備えている。図9に示されているように、電源スイッチ群5は、制御対象機能ブロック群1の各機能ブロック(11〜13)と、第2電源線8との接続を制御する複数のスイッチ(14〜16)を含んで構成されている。また、スイッチ制御部6は、電源スイッチ群5の複数のスイッチ(15、16)を動作させるための制御信号(S02、S03)を出力する回路(17、18)を含んで構成されている。ここで、第1活性化回路17(または第2活性化回路18)の詳細な構成は後述する。
制御対象機能ブロック群1の複数の機能ブロック(11〜13)のそれぞれは、高電位側が第1電源線7に接続されている。また、制御対象機能ブロック群1の複数の機能ブロック(11〜13)のそれぞれは、低電位側が電源スイッチ群5を介して第2電源線8に接続されている。図9に示されているように、制御部3から出力される制御信号S01は、第1スイッチ14の信号入力端(ゲート電極)に供給されている。また、制御部3の出力端は、第1活性化回路17の第2端子24に接続されている。同様に、制御部3の出力端は、第2活性化回路18の第2端子18aに接続されている。したがって、制御信号S01は、第1スイッチ14に供給される時刻と同時刻に第1活性化回路17と第2活性化回路18とに供給される。
第1スイッチ14の出力端は第1監視対象ノードN01を介して第1機能ブロック11に接続されている。また、第1監視対象ノードN01は、第1活性化回路17の第1端子23に接続されている。第1活性化回路17は、第2端子24を介して供給される制御信号S01と、第1端子23を介して供給される信号とに応答して、第2制御信号S02を出力している。図9に示されているように、第1活性化回路17の第3端子25(出力端子)は、第2スイッチ15の信号入力端に接続されている。したがって、第2制御信号S02は、第2スイッチ15の信号入力端に供給される。
第2スイッチ15の出力端は、第2監視対象ノードN02を介して第2機能ブロック12に接続されている。また、第2監視対象ノードN02は、第2活性化回路18の第1端子18bに接続されている。第2活性化回路18は、第2端子18aを介して供給される制御信号S01と、第1端子18bを介して供給される信号とに応答して、第3制御信号S03を出力している。図9に示されているように、第2活性化回路18の第3端子18cは、第3スイッチ16の信号入力端に接続されている。したがって、第3制御信号S03は、第3スイッチ16の信号入力端に供給される。
図10は、上述の第1活性化回路17の構成を例示する回路図である。以下の実施形態においては、第1活性化回路17の構成と第2活性化回路18の構成とが同様であるものとし、第1活性化回路17に関して説明を行う。なお、本実施形態においては、第1活性化回路17と第2活性化回路18とが、同様のであることで、後述する本実施形態の動作が実現している。しかしながら、本実施形態において、第1活性化回路17の回路構成と第2活性化回路18の回路構成とが、まったく同じである必要はない。
図10を参照すると、第1活性化回路17は、電位検知部21と信号ラッチ部22とを備えて構成されている。上述のように、第1活性化回路17の第1端子23には、前段の機能ブロックの接地端の電位が供給される。第1活性化回路17の第3端子25からは、次段のスイッチの信号入力端への制御信号が出力される。ここにおいて、電位検知部21は、第2PチャネルMOSトランジスタ32と第1NAND回路34との作用により、第2端子24から供給される信号がLowレベルの期間は、その動作がディセーブルとなる。
電位検知部21は、第1PチャネルMOSトランジスタ31と、第2PチャネルMOSトランジスタ32と、第1インバータ33と、第1NAND回路34と、第2インバータ35とを含んで構成されている。第1PチャネルMOSトランジスタ31の信号入力端は、第1端子23に接続されている。また、第1インバータ33の入力端は第2端子24に接続され、第1インバータ33の出力端は、第2PチャネルMOSトランジスタ32の信号入力端に接続されている。したがって、第1PチャネルMOSトランジスタ31と第2PチャネルMOSトランジスタ32が同時に活性化されたとき、第2ノード42に電源電位(Highレベル)供給される。
また、図10に示されているように、第1NAND回路34の入力端の一方は、第2ノード42に接続され、他方は、第1ノード41に接続されている。第1ノード41には、第2端子24を介して制御信号S01が供給される。第1NAND回路34の出力端は第3ノード43に接続されている。第3ノード43は、第2インバータ35の入力端に接続され、第2インバータ35の出力端は、第2ノード42に接続されている。
さらに、図10を参照すると、信号ラッチ部22は、フリップフロップ36と第3インバータ37とを含んで構成されている。フリップフロップ36は、第2NAND回路38と第3NAND回路39とを備えている。図10に示されているように、第2NAND回路38の入力端の一方は、第3ノード43に接続されている。また、第3NAND回路39の入力端の一方は、第1ノード41に接続されている。第3NAND回路39の入力端の他方は、第2NAND回路38の出力端に接続されている。第2NAND回路38の入力端の他方は、第3NAND回路39の出力端に接続されている。さらに、第3NAND回路39の出力端は、第4ノード44を介して第3インバータ37の入力端に接続されている。第3インバータ37はフリップフロップ36から出力される信号を第3端子25を介して出力している。
上述したように、本実施形態において、半導体集積回路10のスイッチ制御部6は、複数の活性化回路(17、18)を備えている。各々の活性化回路の出力端は、スイッチに接続されている。そのスイッチは、活性化回路から出力される制御信号に応答して活性化される。活性化されたスイッチから出力される電位は、上記の制御信号を出力した活性化回路と異なる、他の活性化回路の入力端に供給される。ここにおいて、他の活性化回路は、活性化されたスイッチから出力される電位と、制御部3から出力される制御信号S01に応答して、その出力端に接続されているスイッチを活性化する。
このように、スイッチ制御部6に備えられた複数の活性化回路のそれぞれは、入力端に接続されるスイッチから供給される電位に応じて、制御信号を生成し、出力端に接続されているスイッチに供給している。この動作が順次実行されることによって、制御対象機能ブロック群1の機能ブロックを順番に起動している。
以下に、図面を参照して、活性化回路の動作に関して説明を行う。上記のように、複数の活性化回路は、入力端(例えば第1活性化回路17ならば第1端子23)から供給される電位に応じて、出力端(例えば第1活性化回路17ならば第3端子25)から制御信号を出力している。これら複数の活性化回路は、それぞれ同様の動作である。以下では第1活性化回路17に対応して活性化回路の動作を説明する。図11は、第1活性化回路17の動作を例示するタイミングチャートである。図11の(a)は、制御信号S01の動作波形を示している。図11の(b)は、第1監視対象ノードN01(=第1端子23)の電位の時間変化を示している。図11の(c)は、第2ノード42の電位を示している。図11の(d)は、第3ノード43の電位を示している。図11の(e)は、第5ノード45の電位を示している。図11の(f)は、第4ノード44の電位を示している。図11の(g)は、第3端子25の電位を示している。
図11を参照すると、時刻t10において、制御信号S01がLowレベルになる。図11の(b)を参照すると、制御信号S01がLowレベルになることによって、前段の機能ブロック(第1機能ブロック11)の接地側の電位が中間レベル(unknown)となる。つまり、第1監視対象ノードN01の電位が中間レベルとなり、第1活性化回路17の第1端子23の電位が中間レベルになる。
図11の(f)を参照すると、制御信号S01がLowレベルになることによって、時刻11において第4ノード44がHighレベルになる。図11の(g)を参照すると、第4ノード44がHighレベルになることによって、時刻t12において、第3端子25がLowレベルになる。
図11の(d)を参照すると、制御信号S01がLowレベルになることによって、時刻t12において、第3ノード43がHighレベルになる。図11の(e)を参照すると、第3ノード43がHighレベルになり、第4ノード44がHighレベルになることによって、第5ノード45が、時刻t13においてLowレベルになる。
さらに、図11の(c)を参照すると、制御信号S01がLowレベルになることによって、時刻13において、第2ノード42がLowレベルになる。
この動作によって、第1活性化回路17は、Lowレベルの制御信号S01に応答して、信号ラッチ部22を初期化する。信号ラッチ部22が初期化されることによって、第1活性化回路17は、前段のスイッチが活性化されたか否かを判断できる状態になる。第1活性化回路17は、第3端子25に接続されるスイッチを非活性化させる制御信号(Lowレベルの第2制御信号S02)を出力し、第1監視対象ノードN01の電位を監視する動作を保留する。
図11を参照すると、時刻t14において、制御信号S01がHighレベルになる。制御信号S01がHighレベルになることによって、第2PチャネルMOSトランジスタ32が活性化され、電位検知部21がイネーブルとなる。つまり、第2PチャネルMOSトランジスタ32が活性化することで、第1監視対象ノードN01の電位の監視が可能になる。図11の(b)を参照すると、制御信号S01がHighレベルとなることで、第1監視対象ノードN01の電位が徐々に接地電位に下がる。
図11の(c)を参照すると、第1監視対象ノードN01の電位が徐々に下がることで、第1PチャネルMOSトランジスタ31の出力が、緩やかにHighレベルになる。それによって、第2ノード42の電位が上昇する。図11の(d)を参照すると、第1ノード41にHighレベルが供給されているので、第2ノード42の電位が第1NAND回路34のしきい値を超えたとき(時刻t16)に、第3ノード43がLowレベルになる。
図11の(e)を参照すると、時刻t16で、第3ノード43がLowレベルになったことに応答して、時刻t17において、第5ノード45がHighレベルになる。図11の(f)を参照すると、第5ノード45がHighレベルになったこと応答して、時刻t18において、第4ノード44がLowレベルになる。図11の(g)を参照すると、第4ノード44がLowレベルとなることで、第3インバータ37からHighレベルの制御信号(第2制御信号S02)が出力される。
このように、本実施形態の第1活性化回路17は、上述の動作により、制御信号S01と第1監視対象ノードN01の電位とに応答して、第2スイッチ15を活性化させる第2制御信号S02を出力している。
以下に、図面を参照して、本実施形態のスイッチ制御部6を備える半導体集積回路10の動作について説明を行う。図12A〜図12Cは、半導体集積回路10の動作を例示するタイミングチャートである。図12Aは、制御信号S01に応答して、第1機能ブロック11に流れる電流が変化する様子を示すタイミングチャートである。図12Cは、制御信号S01と第3制御信号S03に応答して第3機能ブロック13に流れる電流が変化する様子を示すタイミングチャートである。
図12Aの(a)は、制御信号S01の状態を示す波形図である。図12Aの(b)は、第1監視対象ノードN01の電位を示している。図12Aの(c)は、第1機能ブロック11に流れる電流が変化を示している。図12Aを参照すると、時刻t21において、制御信号S01がLowレベルとなる。図12Aの(b)に示されているように、制御信号S01がLowレベルとなることによって、第1機能ブロック11の接地側の電位が中間レベル(unknown)となる。つまり、第1監視対象ノードN01の電位が中間レベルとなる。時刻t22において、制御信号S01がHighレベルになる。図12Aの(b)を参照すると、制御信号S01がHighレベルとなることで、第1監視対象ノードN01の電位が徐々に接地電位に下がる。図12AのCを参照すると、このとき、第1監視対象ノードN01に対応する消費電流が最大となる。つまり、第1機能ブロック11は、時刻t22に制御信号S01がHighレベルになることに応答して、第1機能ブロック11のピーク電流が発生する。
図12Bは、制御信号S01と第2制御信号S02に応答して、第2機能ブロック12に流れる電流が変化する様子を示すタイミングチャートである。図12Bの(a)〜図12Bの(c)に示されている波形は、図12Aと同様である。図12Bの(d)は、第2制御信号S02の波形を示している。図12Bの(e)は、第2監視対象ノードN02の電位を示している。図12Bの(f)は、第2機能ブロック12に流れる電流が変化を示している。
図12Bを参照すると、時刻t21において、制御信号S01がLowレベルとなる。図12Bの(d)に示されているように、第2制御信号S02は、Lowレベルの制御信号S01に応答してLowレベルになる。図12Bの(e)を参照すると、Lowレベルの第2制御信号S02に応答して、第2機能ブロック12の接地側の電位が中間レベル(unknown)となる。つまり、第2監視対象ノードN02の電位が中間レベルとなる。
その後、時刻t22で制御信号S01がHighレベルになることで、第1監視対象ノードN01の電位が下がり始める。図12Bの(d)に示されているように、時刻t23において、第1活性化回路17は、第1監視対象ノードN01の電位に応答して第2制御信号S02をHighレベルにする。図12Bの(e)に示されているように、Highレベルの第2制御信号S02に応答して、第2監視対象ノードN02の電位が、徐々に接地電位に下がる。図12Bの(f)を参照すると、このとき、第2監視対象ノードN02に対応する消費電流が最大となる。つまり、第2機能ブロック12は、時刻t23に第2制御信号S02がHighレベルになることに応答して、第2機能ブロック12のピーク電流が発生する。
図12Cは、制御信号S01と第3制御信号S03に応答して第3機能ブロック13に流れる電流が変化する様子を示すタイミングチャートである。図12Cの(a)〜図12Cの(f)に示されている波形は、図12Bと同様である。図12Cの(g)は、第3制御信号S03の波形を示している。図12Cの(h)は、第3機能ブロック13の電源端側の電位を示している。図12Cの(i)は、第3機能ブロック13に流れる電流が変化を示している。
図12Cを参照すると、時刻t21において、制御信号S01はLowレベルとなる。図12Cの(g)を参照すると、Lowレベルの制御信号S01に応答して、第2活性化回路18から出力される第3制御信号S03がLowレベルになる。図12Cの(h)に示されているように、Lowレベルの第3制御信号S03に応答して、第3機能ブロック13の接地側の電位が中間レベル(unknown)となる。
その後、時刻t23で第2制御信号S02がHighレベルになることで、第2監視対象ノードN02の電位が下がり始める。図12Cの(g)に示されているように、時刻t24において、第2活性化回路18は、第2監視対象ノードN02の電位に応答して第3制御信号S03をHighレベルにする。図12Cの(h)に示されているように、Highレベルの第3制御信号S03に応答して、第3スイッチ16の出力端の電位が、徐々に接地電位に下がる。図12Cの(i)を参照すると、このとき、第3スイッチ16の出力端に流れる電流が最大となる。つまり、第3機能ブロック13は、時刻t24に第3制御信号S03がHighレベルになることに応答して、第3機能ブロック13のピーク電流が発生する。
図12A〜図12Cのタイミングチャートに示されているように、本実施形態の半導体集積回路10では、スイッチ制御部6が、前段の機能ブロックの接地端側の電位を監視している。この監視動作によって、前段のスイッチが活性化し、そのスイッチに接続されている機能ブロックの接地端側の電位が設定レベルまで下がらない限り、次段のスイッチを活性化させる制御信号が出力されない。
従って、本実施形態では、第1スイッチ14、第2スイッチ15および第3スイッチ16の順番でシーケンシャルに活性化される。このとき、その順番で各機能ブロックの接地側の電位が下がっていく。そのため、スイッチが活性化することによって発生するピーク電流は、1つの機能ブロックの一つに対応する電流値となる。各機能ブロックのスイッチが活性化されるときの電流を第1電流I1、第2電流I2、第3電流I3とすると、それらがピークとなる時間がずれているため、半導体集積回路全体でのピーク電流は低減されることとなる。
例えば、仮に第1機能ブロック11〜第3機能ブロック13が同じ回路規模の場合、機能ブロックの1つを起動させるためにスイッチをONするときのピーク電流を1Ipeakと定義する。このとき、第1機能ブロック11〜第3機能ブロック13のスイッチ(第1スイッチ14〜第3スイッチ16)を同時に活性化させた場合、ピーク電流は3Ipeakとなる。第1の実施形態の半導体集積回路10は、第1スイッチ14〜第3スイッチ16をシーケンシャルに活性化させている。図13に示されているように、この場合は、ピーク電流が重ならないため、ピーク電流は1Ipeakである。
また、活性化回路(17、18)により前段の機能ブロックの接地側の電位を監視しているため、機能ブロックの規模によらず同じ活性化回路でスイッチを活性化させるための制御信号を生成することが可能となる。また、電源オフ時には、すべてのスイッチを同時に非活性化させ、同時に全ての活性化回路(17、18)の電位検知部21の動作を停止させている。これにより、機能ブロックの接地側の電位が中間レベルとなることによる貫通電流の発生を抑制することができる。
さらに、電源オンの時のみ各スイッチをシーケンシャルに制御している。そのため、電源オフにかかる時間を短縮させることができ、電源オフのときのリーク電流を抑制することができる。本実施形態におけるスイッチは、電源遮断側に対応して備えられている。そのため、面積的なオーバーヘッドも小さい。したがって、半導体集積回路10の面積増加を抑えつつ適切な電力供給の制御が可能な半導体集積回路10を構成することができる。
図14は、電源オフ時間が短かった場合のタイミングチャートである。図14を参照すると、前段の機能ブロックの接地側の電位を監視し、その監視結果に応答して次段のスイッチを活性化させている。図14に示されているように、本実施形態の半導体集積回路10は、電源オフ時間が短い場合であっても、前段の機能ブロックの接地側の電位に応じて電源オフからの復帰時間が最適に設定される。
[第2の実施形態]
以下に、図面を参照して本発明を実施するための第2の形態について説明を行う。以下に参照する図面において、すでに参照した図面を同じ符号が付されているものに関しては、構成・動作が第1の実施形態と同様である、したがって、以下の説明では、それらに関する詳細な説明を省略する。
図15は、第2の実施形態の半導体集積回路10の構成を例示する回路図である。図15を参照すると、第2の実施形態の半導体集積回路10は、制御対象機能ブロック群1と、電源スイッチ制御部50と、制御部3と、非制御対象機能ブロック4とを含んで構成されている。図15を参照すると、電源スイッチ制御部50は、電源スイッチ群51とスイッチ制御部52とを備えている。図9に示されているように、電源スイッチ群51は、制御対象機能ブロック群1の各機能ブロック(11〜13)と、第1電源線7との接続を制御する複数のスイッチ(53〜55)を含んで構成されている。また、スイッチ制御部52は、電源スイッチ群51の複数のスイッチ(53〜55)を動作させるための制御信号(S02、S03)を出力する回路(56、57)を含んで構成されている。
図16は、第2の実施形態における第1活性化回路56の構成を例示する回路図である。以下の実施形態においては、第1活性化回路56の構成と第2活性化回路57の構成とが同様であるものとし、第1活性化回路56に関して説明を行う。なお、本実施形態においては、第1活性化回路56と第2活性化回路57とが、同様のであることで、後述する本実施形態の動作が実現している。しかしながら、本実施形態において、第1活性化回路56の回路構成と第2活性化回路57の回路構成とが、まったく同じである必要はない。
図16を参照すると、第1活性化回路56は、第1電源電位検知部61と信号ラッチ部62とを備えて構成されている。第1電源電位検知部61の第1端子23には、前段の機能ブロックの電源端の電位が供給される。信号ラッチ部62の第3端子25からは、次段のスイッチの信号入力端への制御信号が出力される。第1電源電位検知部61は、第1NチャネルMOSトランジスタ63と第2NチャネルMOSトランジスタ64との作用により、第2端子24から供給される信号がHighレベルの期間は、その動作がディセーブルとなる。図16に示されているように、第2の実施形態の第1活性化回路56は、第1電源電位検知部61の構成がNMOS構造になっている。また、電源スイッチ群51がPMOSであるため、制御信号(制御信号S01〜第3制御信号S03)が第1の実施形態に対して、逆相になっている。
図16に示されているように、第1電源電位検知部61は、第1NチャネルMOSトランジスタ63と、第2NチャネルMOSトランジスタ64と、第4インバータ65と、第1NOR回路66と、第5インバータ67と、第6インバータ68と、第7インバータ69とを含んで構成されている。第1NチャネルMOSトランジスタ63の信号入力端は、第1端子23に接続されている。また、第2NチャネルMOSトランジスタ64の信号入力端は、第4インバータ65を介して第1端子23に接続されている。第2NチャネルMOSトランジスタ64の出力端は、第5ノード70を介して第1NOR回路66の入力端に接続されている。第1NOR回路66のもう一つの入力端は、第2端子24に接続されている。第1NOR回路66の出力端は、第6ノード71を介して第5インバータ67の入力端と、第6インバータ68の入力端に接続されている。さらに、第2端子24は、第7インバータ69の入力端に接続されている。
信号ラッチ部62は、フリップフロップ72と、第8インバータ73と、第9インバータ74とを含んで構成されている。図16に示されているように、フリップフロップ72の入力端の一方は、第6インバータ68の出力端に接続されている。また、フリップフロップ72の入力端のもう一方は、第7インバータ69の出力端に接続されている。さらに、フリップフロップ72の出力端は、第8インバータ73、第9インバータ74第3端子25に接続されている。信号ラッチ部62は、第1電源電位検知部61から出力される信号に応答して、後段のスイッチを活性化させる制御信号を、第3端子25を介して出力している。
以下に、図面を参照して、第2の実施形態の動作に関して説明を行う。図17は、第2の実施形態における第1活性化回路56の動作を示すタイミングチャートである。図17の(a)は、制御信号S01の動作波形を示している。図17の(b)は、第1監視対象ノードN01(=第1端子23)の電位の時間変化を示している。図17の(c)は、第5ノード70の電位を示している。図11の(d)は、第3ノード43の電位を示している。図11の(e)は、第5ノード45の電位を示している。図11の(f)は、第4ノード44の電位を示している。図11の(g)は、第3端子25の電位を示している。
図17を参照すると、時刻t30において、制御信号S01がHighレベルなる。第1の実施形態と同様に、時刻t31から時刻33における一連の動作によって、第1活性化回路56は、Highレベルの制御信号S01に応答して、信号ラッチ部22を初期化する。信号ラッチ部22が初期化されることによって、第1活性化回路56は、前段のスイッチが活性化されたか否かを判断できる状態になる。このとき、第1活性化回路56は、第3端子25に接続されるスイッチを非活性化させる制御信号(Highレベルの第2制御信号S02)を出力し、第3監視対象ノードN03の電位を監視する動作を保留する。
時刻t34において、制御信号S01がLowレベルになる。制御信号S01がLowレベルになることによって、第2NチャネルMOSトランジスタ64が活性化され、第1電源電位検知部61がイネーブルとなる。つまり、第2NチャネルMOSトランジスタ64が活性化することで、第3監視対象ノードN03の電位の監視が可能になる。図17を参照すると、第1の実施形態と同様に、制御信号S01がLowレベルとなることで、第3監視対象ノードN03の電位が徐々に電源電位に上がる。第3監視対象ノードN03の電位が徐々に下がることで、第1NチャネルMOSトランジスタ63の出力が、緩やかにLowレベルになる。図17に示されているように、時刻t36から時刻39における一連の動作によって、第1活性化回路56は、第3端子25から出力している信号を、HighレベルからLowレベルに反転させて出力する。
上述のような活性化回路(56、57)を備える半導体集積回路10の全他的な動作に関して、説明を行う。図18は、第2の実施形態における半導体集積回路10の動作を例示するタイミングチャートである。図18の(a)は、制御信号S01の状態を示す波形図である。図18の(b)は、第3監視対象ノードN03の電位を示している。図18の(c)は、第1機能ブロック11に流れる電流が変化を示している。図18の(d)は、第2制御信号S02の波形を示している。図18の(e)は、第4監視対象ノードN04の電位を示している。図18の(f)は、第2機能ブロック12に流れる電流が変化を示している。図18の(g)は、第3制御信号S03の波形を示している。図18の(h)は、第3機能ブロック13の電源端側の電位を示している。図18の(i)は、第3機能ブロック13に流れる電流が変化を示している。
図18に示されているように、第2の実施形態の半導体集積回路10は、電源スイッチ群51が制御対象機能ブロック群1と第1電源線7との間に備えられることにより、制御部3から出力される制御信号S01が、第1の実施形態の制御信号S01と逆相になる。また、監視する電位が、各機能ブロックの電源端側の電位になっている。したがって、図18を参照すると、制御信号S01がLowレベルになると、電源スイッチ群51の各スイッチは、第1スイッチ53が活性化され、次に第2スイッチ54が活性化され、その後第3スイッチ55が活性化される。各スイッチは、このような順でシーケンシャルに活性化する。そのため、第1の実施形態と同様に、第2の実施形態の半導体集積回路10では、各機能ブロックのスイッチ(53〜55)が閉じるときのピーク電流が発生する時間が重なることがない。つまり、第2の実施形態の半導体集積回路10のように、電源スイッチ制御部50を第1電源線7側(VDD側)に付加した場合でも、前段の電源レベルをモニタすることにより第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述の複数の実施形態において、制御対象機能ブロック群1が3つの機能ブロック(11〜13)を備えている構成を例示して説明を行ってきた。これは、本願発明の理解を容易にするためのものである。本願発明において、制御対象機能ブロック群1を構成する機能ブロックの数に制限は無い。また、制御対象機能ブロック群1の機能ブロックと、その機能ブロックに接続されるスイッチとが、一対一に構成されている半導体集積回路10を例示して説明を行ってきた。機能ブロックがグループ化され、グループごとに電力の供給を制御する構成の半導体集積回路10であっても、本願発明を適用することが可能である。さらに、上述の複数の実施形態は、その動作に矛盾が発生しない限り、組み合わせて実施することが可能である。
図1は、従来の半導体集積回路の構成を示す回路図である。 図2は、従来の半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 図3は、ラッシュカレント対策を行っている従来の半導体集積回路の構成を示す回路図である。 図4は、従来の半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 図5は、ラッシュカレント対策を行っている従来の半導体集積回路の構成を示す回路図である。 図6は、従来の半導体集積回路の動作を表すタイミングチャートである。 図7は、従来の半導体集積回路200の構成を示す回路図である。 図8は、半導体集積回路200の動作を示すタイミングチャートである。 図9は、本発明の半導体集積回路の、第1の実施形態の構成を例示する回路図である。 図10は、第1の実施形態の第1活性化回路の構成を例示する回路図である。 図11は、第1の実施形態の第1活性化回路の動作を例示するタイミングチャートである。 図12Aは、第1の実施形態の半導体集積回路の動作を例示するタイミングチャートである。 図12Bは、第1の実施形態の半導体集積回路の動作を例示するタイミングチャートである。 図12Cは、第1の実施形態の半導体集積回路の動作を例示するタイミングチャートである。 図13は、第1の実施形態の半導体集積回路のピーク電流を示す波形図である。 図14は、第1の実施形態の半導体集積回路の、電源オフ時間が短かった場合のタイミングチャートである。 図15は、第2の実施形態の半導体集積回路の構成を例示する回路図である。 図16は、第2の実施形態における第1活性化回路の構成を例示する回路図である。 図17は、第2の実施形態における第1活性化回路の動作を示すタイミングチャートである。 図18は、第2の実施形態における半導体集積回路の動作を例示するタイミングチャートである。
符号の説明
10…半導体集積回路
1…制御対象機能ブロック群
2…電源供給制御部
3…制御部
4…非制御対象機能ブロック
5…電源スイッチ群
6…スイッチ制御部
7…第1電源線、8…第2電源線
9a…高電位電源線、9b…接地線
11…第1機能ブロック、12…第2機能ブロック、13…第3機能ブロック
14…第1スイッチ、15…第2スイッチ、16…第3スイッチ
17…第1活性化回路、18…第2活性化回路
21…電位検知部
22…信号ラッチ部
23…第1端子、24…第2端子、25…第3端子
31…第1PチャネルMOSトランジスタ
32…第2PチャネルMOSトランジスタ
33…第1インバータ、34…第1NAND回路
35…第2インバータ、36…フリップフロップ
37…第3インバータ
38…第2NAND回路、39…第3NAND回路
41…第1ノード、42…第2ノード、43…第3ノード
44…第4ノード、45…第5ノード
50…電源スイッチ制御部
51…電源スイッチ群
52…スイッチ制御部
53…第1スイッチ、54…第2スイッチ、55…第3スイッチ
56…第1活性化回路、57…第2活性化回路
61…第1電源電位検知部
62…信号ラッチ部
63…第1NチャネルMOSトランジスタ
64…第2NチャネルMOSトランジスタ
65…第4インバータ、66…第1NOR回路
67…第5インバータ、68…第6インバータ
69…第7インバータ、
70…第5ノード、71…第6ノード
72…フリップフロップ
73…第8インバータ、74…第9インバータ
75…第4NAND回路、76…第5NAND回路
77…第7ノード、78…第8ノード、79…第9ノード
S01…第1制御信号、S02…第2制御信号、S03…第3制御信号
N01…第1監視対象ノード、N02…第2監視対象ノード
N03…第3監視対象ノード、N04…第4監視対象ノード
100…半導体集積回路
101…制御対象機能ブロック群
102…電源スイッチ群
103…制御部
104…非制御対象ブロック
105…機能ブロック
105−1…第1機能ブロック、105−2…第2機能ブロック、
105−3…第3機能ブロック、
106…電源スイッチ
106−1…第1スイッチ、106−2…第2スイッチ
106−3…第3スイッチ、
107…第1電源線
108…第2電源線
109…電源線
110…接地線
111…信号遅延部
112…第1ディレイ回路、113…第2ディレイ回路
114…第1AND回路、115…第2AND回路
200…半導体集積回路
201…第1論理回路、202…第2論理回路、203…第3論理回路
204…第1電源スイッチ部
204−1…PチャネルMOSトランジスタ
204−2…NチャネルMOSトランジスタ
205…第2電源スイッチ部
205−1…PチャネルMOSトランジスタ
205−2…NチャネルMOSトランジスタ
206…第3電源スイッチ部
206−1…PチャネルMOSトランジスタ
206−2…NチャネルMOSトランジスタ
206−3…PチャネルMOSトランジスタ
206−4…NチャネルMOSトランジスタ
S1…第1制御信号、S2…第2制御信号
S3…第3制御信号、S4…第4制御信号
S5…第5制御信号
SIN…入力信号
G1…第1機能ブロック接地電位
G2…第2機能ブロック接地電位
G3…第3機能ブロック接地電位

Claims (8)

  1. 電源線と、
    前記電源線から供給される電位に応答して動作する回路ブロック群と、前記回路ブロック群は、第1回路ブロックと第2回路ブロックとを含み、
    前記回路ブロック群と前記電源線との接続を制御する電源供給制御部と
    を具備し、
    前記電源供給制御部は、
    前記電源線と前記回路ブロック群との間に設けられ、前記回路ブロック群と前記電源線との接続を制御するスイッチ群と、前記スイッチ群は、前記第1回路ブロックと前記電源線との接続を制御する第1スイッチと、前記第2回路ブロックと前記電源線との接続を制御する第2スイッチとを含み、
    前記スイッチ群の動作を制御するスイッチ制御回路と
    を具備し、
    前記スイッチ制御回路は、
    前記回路ブロック群の動作開始を指示する動作制御信号と、前記第1スイッチを介して出力される出力電位に対応して前記第2スイッチの動作を制御する
    半導体集積回路。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路において、
    前記制御スイッチ回路は、前記動作制御信号と前記第1スイッチを介して出力される出力電位との両者が活性状態であることを検出して前記第2スイッチをオンし、前記出力電位の如何にかかわらず前記動作制御信号の非活性状態を検出して前記第2スイッチをオフする制御スイッチ回路であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 請求項1または2に記載の半導体集積回路において、
    前記スイッチ制御回路は、
    前記第1スイッチが閉じることによって、前記第1回路ブロックに供給される第1出力電位を監視する電位監視部と、
    前記電位監視部から出力される内部出力信号に応答して、制御信号を出力する信号ラッチ部と
    を備え、
    前記電位監視部は、前記第1出力電位のレベルが、前記第1回路ブロックを動作させる電位になることに対応して、前記内部出力信号を前記信号ラッチ部に出力し、
    前記信号ラッチ部は、前記内部出力信号に応答して、前記制御信号を前記第2スイッチに供給し、
    前記第2スイッチは、前記制御信号に応答して前記電源線と前記第2回路ブロックとを接続する
    半導体集積回路。
  4. 請求項3に記載の半導体集積回路において、
    前記電源線は、
    高電位を提供する第1電源線と、
    低電位を提供する第2電源線と
    を含み、
    前記回路ブロック群は、前記第1電源線と前記第2電源線との間に設けられ、
    前記スイッチ群は、前記第1電源線と前記回路ブロック群との接続、または、前記第2電源線と前記回路ブロック群との接続を制御する
    半導体集積回路。
  5. 請求項4に記載の半導体集積回路において、
    前記スイッチ群は、
    前記回路ブロック群前記第2電源線との間に設けられ、
    前記スイッチ制御回路は、
    前記第1出力電位を受ける第1入力端と、
    前記動作制御信号を受ける第2入力端と、
    前記制御信号を出力する出力端と
    を備え、
    前記電位監視部は、
    前記第1入力端に接続されるゲートを有する第1PチャネルMOSトランジスタと、
    前記第2入力端に接続される第1インバータと、
    前記第1インバータの出力端に接続されるゲートと、前記第1PチャネルMOSトランジスタのドレインに接続されるソースとを有する第2PチャネルMOSトランジスタと、
    前記第2PチャネルMOSトランジスタのドレインと、前記前記第2入力端と接続されるNAND回路と、
    前記NAND回路の出力端に接続される入力端を有する第2インバータと、前記第2インバータの出力端は、前記NAND回路の入力端と前記前記第2PチャネルMOSトランジスタのドレインとに接続され、
    前記信号ラッチ部は、
    前記NAND回路から出力される信号と、前記第2入力端から提供される電位監視部出力信号とに応答して、信号ラッチ部出力信号を生成するラッチ部と、
    前記ラッチ部から出力される前記信号ラッチ部出力信号を反転して、前記制御信号として出力する第3インバータと
    を具備する
    半導体集積回路。
  6. 請求項4に記載の半導体集積回路において、
    前記スイッチ群は、
    前記回路ブロック群前記第1電源線との間に設けられ、
    前記スイッチ制御回路は、
    前記第1出力電位を受ける第1入力端と、
    前記動作制御信号を受ける第2入力端と、
    前記制御信号を出力する出力端と
    を備え、
    前記電位監視部は、
    前記第1入力端に接続されるゲートを有する第1NチャネルMOSトランジスタと、
    前記第2入力端に接続される第1インバータと、
    前記第1インバータの出力端に接続されるゲートと、前記第1NチャネルMOSトランジスタのドレインに接続されるソースとを有する第2NチャネルMOSトランジスタと、
    前記第2NチャネルMOSトランジスタのドレインと、前記前記第2入力端と接続されるNOR回路と、
    前記NOR回路の出力端に接続される入力端と、前記NAND回路の入力端と前記前記第2PチャネルMOSトランジスタのドレインとに接続される出力端とを有する第2インバータと、
    前記NOR回路の出力端に接続される入力端を有し、第1電位監視部出力信号を出力する第4インバータと、
    前記第2入力端に接続される入力端を有し、前記動作制御信号に応答して第2電位監視部出力信号を出力する第5インバータと
    を備え、
    前記信号ラッチ部は、
    前記第1電位監視部出力信号を受ける第2NAND回路と前記第2電位監視部出力信号とを受ける第3NAND回路とで構成されたラッチ部と、
    前記ラッチ部から出力されるラッチ部出力信号を受け、ラッチ部出力信号に応答して前記制御信号を提供するインバータ部と
    を備える
    半導体集積回路。
  7. 電源線と、前記電源線から供給される電位に応答して動作する第1回路ブロックと、前記電源線から供給される電位に応答して動作する第2回路ブロックと、第1回路ブロックと第2回路ブロックとを含む回路ブロック群と前記電源線との接続を制御する電源供給制御部とを具備する半導体集積回路の電源制御方法であって、
    (a)前記第1回路ブロックに供給される第1出力電位を監視するステップと、
    (b)前記第1出力電位のレベルが、前記第1回路ブロックを動作させる電位になることに対応して、内部出力信号を生成するステップと、
    (c)前記内部出力信号に応答して制御信号を生成し、前記制御信号を前記第2回路ブロックと前記電源線との接続を制御する前記第2スイッチに供給するステップと
    (d)前記回路ブロック群の動作開始を指示する動作制御信号と、前記制御信号に対応して前記第2スイッチの動作を制御するステップ
    を具備する半導体集積回路の電源制御方法。
  8. 請求項7に記載の半導体集積回路の電源制御方法において、
    前記(a)ステップは、
    前記第1スイッチが閉じることによって、前記第1回路ブロックに供給される前記第1出力電位を監視するステップを含み、
    前記(d)ステップは、
    前記制御信号に応答して前記電源線と前記第2回路ブロックとを接続するステップ
    を含む
    半導体集積回路の電源制御方法。
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