JPH0654089A - 給電装置 - Google Patents

給電装置

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JPH0654089A
JPH0654089A JP4205067A JP20506792A JPH0654089A JP H0654089 A JPH0654089 A JP H0654089A JP 4205067 A JP4205067 A JP 4205067A JP 20506792 A JP20506792 A JP 20506792A JP H0654089 A JPH0654089 A JP H0654089A
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JP4205067A
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Tomohisa Shibata
智久 柴田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は増設してもピーク電流の増大を抑制で
きるようにした給電装置を提供することを目的とする。 【構成】電源装置の出力を線路に供給すると共に、負荷
側にはこの線路より電源の供給を受けて電源コンデンサ
に電荷を充電し、この充電電荷を電源として利用する受
電手段を設けて構成される給電装置において、受電手段
を複数並列に設ける場合には各受電手段BR1,ER1,ER2 に
は自己の電源コンデンサ22,32,42の充電電圧を検出して
所定値に達すると動作する検知手段D1,D2,D3を設け、受
電手段のうち、一つを除く他には自己の電源コンデンサ
と前記線路とを接離すると共に検知手段の動作時に閉路
する開閉手段を設け、各開閉手段は前記複数の検知手段
のうち、それぞれ異なる特定の所定の検知手段と対応さ
せ、その検知手段の動作時に閉路する構成とすることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は線路を用いて負荷に給電
する給電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話網においては、線路に直流電力が供
給されているため、端末で必要とする電力をこの線路に
給電されている電力より得るようにするものが多い。
【0003】従来のこの種の給電装置では受電装置にお
いて基本機能のみが要求される場合には、基本受電部の
みで構成され、各種の拡張機能が要求される場合にはそ
れらの機能を有する増設受電部が給電線路に対して基本
受電部と並列に接続されるだけの構成となっていた。図
3、図4は従来のこの種装置の一例を示すブロック図で
あり、以下、このブロック図を参照して従来技術を説明
する。
【0004】図3は基本機能のみが要求されている受電
装置を想定した場合の給電装置の構成例であり、この場
合、受電装置側は基本受電部のみで構成される。図3に
おいて、PS1は所定の給電電圧V1を発生する直流電
源と、出力インピーダンスZ1を持つ送電装置であり、
PR2はL1なるインダクタンスを有する非容量性負荷
21にC1なる容量を持つ電源コンデンサ22が並列に
接続された基本受電部BR1のみで構成される受電装置
である。
【0005】送電装置PS1からの電源出力は給電線路
W1に供給され、受電装置PR2はこの給電線路W1か
ら電源の供給を受けるものである。J1は受電装置PR
2と給電線路W1の接続部である。本装置では基本受電
部BR1の電源コンデンサ22に充電される電荷を負荷
側の電源として使用する。
【0006】このような構成において、受電装置PR2
を給電線路W1から切り離してある状態から給電線路W
1に接続すると、突入電流が流れるが、この電流が最大
になるのは給電線路W1のインピーダンスが“0”、す
なわち、給電線路長が“0”のときであり、このときの
電流波形は主に直流電源11の出力電圧V1と出力イン
ピーダンスZ1および受電装置PR2における基本受電
部BR1の電源コンデンサ22の容量C1によって決定
され、一般に、非容量性負荷21に流れる電流は容量C
1なる容量の電源コンデンサ22に流れる電流に比べる
と無視できる。
【0007】このとき、出力インピーダンスZ1が抵抗
分Rしか持たない場合には突入電流のピーク値はV1/
Rで表わされるが、一般に、抵抗Rは非常に小さい値で
あるため、このときの電流値は非常に大きくなる。そこ
で、出力インピーダンスZ1にインダクタンス成分を持
たせ、これにより、ピーク値を抑えるようにする。
【0008】出力インピーダンスZ1が抵抗分Rしか持
たない場合の電流波形を図5にI1で、また、出力イン
ピーダンスZ1にインダクタンス成分を持たせた場合の
電流波形を図5にI2として示す。
【0009】次に受電装置に各種の拡張機能が要求され
る場合の例を図4に示す。この場合は受電装置に増設受
電部が付加される。図を説明すると、PR3は受電装置
であり、この受電装置PR3は基本受電部BR1´にL
2なるインダクタンス成分の非容量性負荷31およびC
2なる容量の電源コンデンサ32の並列回路からなる第
1の増設受電部ER1´と、L3なるインダクタンス成
分の非容量性負荷41およびC3なる容量の電源コンデ
ンサ42の並列回路からなる第2の増設受電部ER2´
を並列に接続したものである。そして、各電源コンデン
サ22,32,42の充電電荷を負荷側の電源として使
用する。
【0010】この場合、C1のみの容量の図3の構成に
比べて図4の構成では容量はC1+C2+C3に増えて
いるため、送電装置PS1が図3と同一のインダクタン
ス成分を有していても、突入電流のピーク値は大きくな
る。このときの電流波形を図5にI3で示す。この傾向
は増設受電部が増える程、大きくなる。
【0011】つまり、従来の給電装置によると、突入電
流のピーク値は増設受電部の数が増す毎に大きくなる。
この特性は多機能化・小形化を目的として送電装置回路
のモノリシックIC(集積回路)化をするにあたり、大
きな問題を残す。すなわち、モノリシックICを設計す
る際、出力段のトランジスタの大きさの決定は出力電流
の最大値によるところが大きいからである。
【0012】従って、送電装置の回路をIC化し、その
チップの小形化を図るためには突入電流をできるだけ、
低く抑える必要がある。ところが、上述の如く、従来の
給電装置では機能拡張等にために、受電部を増設すると
突入電流が大きくなってしまう。このため、給電を行う
送電装置の回路設計にあたっては負荷となる受電装置の
最大増設時を前提とした突入電流値での設計が必要にな
るが、これは基本受電部のみの構成の場合、全くオーバ
ーマージンとなり、不経済である。
【0013】特にこの種の装置の利用形態を考えてみる
と、内線電話端末では殆どの場合が基本受電部のみの構
成で良く、受電部の増設が一部の特殊な機能追加のため
だけの場合、そのデメリットは格段に大きくなる。ま
た、上記の設計では、後から増設の最大構成をより大き
なものに変更することが非常に困難である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の装
置では基本受電部と増設受電部を並列に接続するだけの
構成になっているため、受電部の増設に伴い、受電装置
接続時の突入電流が増加することになり、送電回路の効
率的なIC化が困難になる。そのため、受電部の増設に
よる突入電流のピーク値の増大を防止できるようにする
技術の開発が嘱望されている。そこで、この発明の目的
とするところは、受電部を増設してもピーク電流の増大
を抑制できるようにした給電装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、電源装置
の出力を線路に供給すると共に、負荷側にはこの線路よ
り電源の供給を受けて電源コンデンサに電荷を充電し、
この充電電荷を負荷の電源として利用する受電手段を設
けて構成される給電装置において、受電手段を複数並列
に設ける場合には各受電手段には自己の電源コンデンサ
の充電電圧を検出して所定値に達すると動作する検知手
段を設け、受電手段のうち、一つを除く他には自己の電
源コンデンサと前記線路とを接離すると共に検知手段の
動作時に閉路する開閉手段を設け、各開閉手段は前記複
数の検知手段のうち、それぞれ異なる特定の所定の検知
手段と対応させ、その検知手段の動作時に閉路する構成
とすることを特徴とする。
【0016】
【作用】このような構成において、受電手段を複数並列
に設けた場合には各受電手段が同時に線路に接続された
としても、受電手段のうち、一つを除く他には自己の電
源コンデンサと前記線路とを接離すると共に検知手段の
動作時に閉路する開閉手段が設けてあり、各開閉手段は
前記複数の検知手段のうち、それぞれ異なる特定の所定
の検知手段と対応させてあるので、その対応する検知手
段が検知する対象の電源コンデンサが所定の充電電圧に
達しないと動作しないことから、開閉手段を有する受電
手段は線路からの給電は受けられない。そして、開閉手
段を持たない受電手段のみが線路からの給電を受け、そ
の電源コンデンサは充電され、やがて充電電荷が所定値
に達すると当該受電手段の検知手段が動作して、この検
知手段に対応する開閉手段を持つ受電手段が線路からの
給電を受ける。
【0017】そして、その受電手段の電源コンデンサは
充電され、やがて充電電荷が所定値に達すると当該受電
手段の検知手段が動作して、この検知手段に対応する開
閉手段を持つ受電手段が線路からの給電を受ける。
【0018】このように、受電手段を線路に接続すると
まず一つの受電手段の電源コンデンサの充電が行われ、
その後、一つづつ残りの受電手段の電源コンデンサの充
電を行うようにしたので、同時に複数の受電手段の電源
コンデンサの充電を零から開始すると云う事態は無くな
り、電源コンデンサの充電を零から開始されるのは一つ
のみとなるので、受電手段を増設しても電源コンデンサ
の充電に伴うピーク電流の増大を防止できる。
【0019】従って、受電手段の線路からの給電開始時
に各受電手段を一つづつ、順に充電を行うようにしてい
るので、受電手段の増設による突入電流のピーク値の増
大を防止できることから、給電側の送電回路をIC化す
るにあたり、負荷ピーク電流値を受電手段の最大増設数
を考慮して設計する必要が無くなる等、従来、深刻な課
題となっていた突入電流のピーク値の問題を解消できる
給電装置を提供できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1において、PS1は給電電圧V1の直流電
源11、Z1なるインピーダンスを持つ出力インピーダ
ンス12を有する送電装置であり、この送電装置PS1
は基本受電部BR1と第1の増設受電部ER1と、第2
の増設受電部ER2からなる受電装置PR1に線路W1
を介して直流電源出力を供給する。
【0022】ここで基本受電部BR1はL1なるインダ
クタンス成分の非容量性負荷21とC1なる容量の電源
コンデンサ22およびこの電源コンデンサ22の両端の
電圧が予め定めた所定の値(設定値)を越えたことを検
出する検出回路D1を並列に接続して構成してある。
【0023】第1の増設受電部ER1はL2なるインダ
クタンス成分の非容量性負荷31とC2なる容量の電源
コンデンサ32およびこの電源コンデンサ32の両端の
電圧が予め定めた所定の値(設定値)を越えたことを検
出する検出回路D2を並列に接続して構成してある。ま
た、第2の増設受電部ER2はL3なるインダクタンス
の非容量性負荷41とC3なる容量の電源コンデンサ4
2およびこの電源コンデンサ42の両端の電圧が予め定
めた所定の値(設定値)を越えたことを検出する検出回
路D3を並列に接続して構成してある。
【0024】また、第1の増設受電部ER1には検出回
路D1の出力により制御される受電入力切断手段SW1
が線路W1と電源コンデンサ32との間に設けてあり、
受電入力切断手段SW1がオフになると第1の増設受電
部ER1の電源供給は断となり、受電入力切断手段SW
1がオンになると第1の増設受電部ER1の電源供給が
成される構成となっている。
【0025】また、第2の増設受電部ER2では検出回
路D2の出力により制御される受電入力切断手段SW2
が線路とコンデンサ42との間に設けてあり、受電入力
切断手段SW2がオフになると第2の増設受電部ER2
の電源供給は断となり、受電入力切断手段SW2がオン
になると第2の増設受電部ER2の電源供給が成される
構成となっている。また、J1は給電線路W1と受電装
置PR1の接続部である。また、各電源コンデンサ2
2,32,42の充電電荷を負荷側の電源として使用す
る。ここで、受電装置PR1を給電線路W1から切り離
しておいた状態で給電線路W1に接続すると、以下のよ
うに動作する。
【0026】給電線路W1に受電装置PR1を接続する
と、接続初期の段階では突入電流が流れる。この突入電
流が最大になる条件は給電線路W1の線路長が“0”の
場合であるので、そのように仮定する。
【0027】受電装置PR1を給電線路W1に接続した
時点では受電入力切断手段SW1および受電入力切断手
段SW2は開放されるようになっており、このため、送
電装置PS1には基本受電部BR1のみが負荷としてか
かっていることになる。
【0028】従って、このときの突入電流は従来例にお
いて基本受電部のみの構成(図3)時の電流(I2)と
同一波形となる。基本受電部BR1の電源コンデンサ2
2が充電されるにつれて、電源コンデンサ22の端子間
電圧が上昇し、ある一定値を越えると検出回路D1が動
作して受電入力切断手段SW1をオンする。これが図5
に示すT1の点である。
【0029】この時点から送電装置PS1には基本受電
部BR1と第1の増設受電部ER1が並列の負荷として
かかるため、再びコンデンサへの充電電流が増加する
が、第1の増設受電部ER1の電源コンデンサ32への
充電には基本受電部BR1のコンデンサ22からの放電
分が加算されるため、電流のピーク値はあまり上がらな
い。
【0030】その後、電源コンデンサ22と電源コンデ
ンサ32の充電が進み、充電電圧が上昇するので、その
充電電圧が所定電圧に達した時点で、すなわち、上記同
様に図5に示すT2において、第1の増設受電部ER1
の検出回路D2が動作し、受電入力切断手段SW2をオ
ンする。
【0031】これにより、次の第2の増設受電部ER2
が充電開始となり、この時点から送電装置PS1には基
本受電部BR1と第1の増設受電部ER1および第2の
増設受電部ER2が並列の負荷としてかかることにな
る。
【0032】そして、再びコンデンサへの充電電流が増
加するが、第2の増設受電部ER2の電源コンデンサ4
2への充電には基本受電部BR1の電源コンデンサ22
からの放電分および第1の増設受電部ER1の電源コン
デンサ32の放電分が加算されるため、電流のピーク値
はあまり上がらない。
【0033】その後、電源コンデンサ22と電源コンデ
ンサ32および電源コンデンサ42の充電が進み、充電
電圧が上昇するので、その充電電圧が所定電圧に達した
時点で第2の増設受電部ER2の検出回路D3が動作す
る。
【0034】このように並列接続された複数の受電部は
接続初期時は一つのみが給電線路W1に接続され、一つ
ずつ所定の充電電圧になる毎に給電線路W1に並列接続
されるような構成となっているため、受電部を増設して
も突入電流のピーク値は増大することがない。
【0035】図2は上記実施例の検出回路D1および受
電入力切断手段SW1の具体例を示す回路図である。図
において、R1は電流制限用抵抗、PMR1は光スイッ
チ、ZD1はツェナーダイオードであり、これらは直列
接続され、電源コンデンサ22に並列に接続される。光
スイッチPMR1の開閉接点は受電入力切断手段SW1
として使用される。
【0036】ここで電源コンデンサ22の端子間電圧が
低い間は、すなわち、ツェナーダイオードZD1のツェ
ナー電位に達しない段階では電流が流れないので、光ス
イッチPMR1(SW1)はオフ状態である。
【0037】充電が進み、電源コンデンサ22の端子間
電圧が増大して、ツェナーダイオードZD1のツェナー
電位およびに達し、電流制限用抵抗R1を介してツェナ
ーダイオードZD1に電流が流れ、光スイッチPMR1
の入力段のダイオードが動作領域に達する電流が供給さ
れるようになると、光スイッチPMR1の開閉接点がオ
ンし(SW1がオンし)、電源コンデンサ32の充電が
開始される。このようにして、所定の充電電圧に達する
と動作して受電入力切断手段を動作させる検出回路が得
られる。なお、検出回路D2,D3も同様の構成であ
る。
【0038】このように本システムは、電源装置の出力
を線路に供給すると共に、負荷側にはこの線路より電源
の供給を受けて電源コンデンサに電荷を充電し、この充
電電荷を負荷の電源として利用する受電手段を設けて構
成される給電装置において、受電手段を複数並列に設け
る場合には各受電手段には自己の電源コンデンサの充電
電圧を検出して所定値に達すると動作する検知手段を設
け、受電手段のうち、一つを除く他には自己の電源コン
デンサと前記線路とを接離すると共に検知手段の動作時
に閉路する開閉手段を設け、各開閉手段は前記複数の検
知手段のうち、それぞれ異なる特定の所定の検知手段と
対応させ、その検知手段の動作時に閉路する構成とした
ものである。
【0039】そして、このような構成において、受電手
段を複数並列に設けた場合には各受電手段が同時に線路
に接続されたとしても、受電手段のうち、一つを除く他
には自己の電源コンデンサと前記線路とを接離すると共
に検知手段の動作時に閉路する開閉手段が設けてあり、
各開閉手段は前記複数の検知手段のうち、それぞれ異な
る特定の所定の検知手段と対応させてあるので、その対
応する検知手段が検知する対象の電源コンデンサが所定
の充電電圧に達しないと動作しないことから、開閉手段
を有する受電手段は線路からの給電は受けられない。
【0040】そして、開閉手段を持たない受電手段のみ
が線路からの給電を受け、その電源コンデンサは充電さ
れ、やがて充電電荷が所定値に達すると当該受電手段の
検知手段が動作して、この検知手段に対応する開閉手段
を持つ受電手段が線路からの給電を受け、そして、その
受電手段の電源コンデンサは充電され、やがて充電電荷
が所定値に達すると当該受電手段の検知手段が動作し
て、この検知手段に対応する開閉手段を持つ受電手段が
線路からの給電を受けると云った動作をするものであ
る。
【0041】このように、受電手段を線路に接続すると
まず一つの受電手段の電源コンデンサの充電が行われ、
その後、一つづつ残りの受電手段の電源コンデンサの充
電を行うようにしたので、同時に複数の受電手段の電源
コンデンサの充電を零から開始すると云う事態は無くな
り、電源コンデンサの充電を零から開始されるのは一つ
のみとなるので、受電手段を増設しても電源コンデンサ
の充電に伴うピーク電流の増大を防止できる。
【0042】このように、受電手段の線路からの給電開
始時に各受電手段を一つづつ、順に充電を行うようにし
ているので、受電手段の増設による突入電流のピーク値
の増大を防止できることから、給電側の送電回路をIC
化するにあたり、負荷ピーク電流値を受電手段の最大増
設数を考慮して設計する必要が無くなる等、従来、深刻
な課題となっていた突入電流のピーク値の問題を解消で
きる給電装置を提供できる。なお、本発明は上記し、且
つ、図面に示す実施例に限定することなくその要旨を変
更しない範囲内で適宜変形して実施し得ることはもちろ
んである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、受電装置接続時に
一つずつ受電手段の電源コンデンサを充電しするように
してたので、受電手段の増設による突入電流の最大値の
増大を防止することができ、従って、IC化に適した給
電装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図。
【図2】図1における検出回路の構成を示す回路図。
【図3】従来例を示すブロック図。
【図4】従来例を示すブロック図。
【図5】従来例および本発明の実施例における動作特性
を説明するための図。
【符号の説明】
PS1…送電装置、11…直流電源、12…出力インピ
ーダンス、BR1…基本受電部、ER1…第1の増設受
電部、ER2…第2の増設受電部、PR1…受電装置、
W1…線路、21,31,41…非容量性負荷,22,
32,42…電源コンデンサ、D1,D2,D3…検出
回路、SW1,SW2…受電入力切断手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源装置の出力を線路に供給すると共
    に、負荷側にはこの線路より電源の供給を受けて電源コ
    ンデンサに電荷を充電し、この充電電荷を負荷の電源と
    して利用する受電手段を設けて構成される給電装置にお
    いて、 受電手段を複数並列に設ける場合には各受電手段には自
    己の電源コンデンサの充電電圧を検出して所定値に達す
    ると動作する検知手段を設け、受電手段のうち、一つを
    除く他には自己の電源コンデンサと前記線路とを接離す
    ると共に検知手段の動作時に閉路する開閉手段を設け、
    各開閉手段は前記複数の検知手段のうち、それぞれ異な
    る特定の所定の検知手段と対応させ、その検知手段の動
    作時に閉路する構成とすることを特徴とする給電装置。
JP4205067A 1992-07-31 1992-07-31 給電装置 Pending JPH0654089A (ja)

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