JP2002116828A - 突入電流抑制回路及び電源回路 - Google Patents

突入電流抑制回路及び電源回路

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JP2002116828A
JP2002116828A JP2000305448A JP2000305448A JP2002116828A JP 2002116828 A JP2002116828 A JP 2002116828A JP 2000305448 A JP2000305448 A JP 2000305448A JP 2000305448 A JP2000305448 A JP 2000305448A JP 2002116828 A JP2002116828 A JP 2002116828A
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JP2000305448A
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Takahiro Miyazaki
貴裕 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源回路の起動時の突入電流を抑制するとい
う基本的な機能と共に、突入電流の完了と同時に負荷に
安定にエネルギーを供給する機能、及び、入力電源の電
圧に急変が生じた場合にも突入電流を抑制する機能を備
える突入電流抑制回路及び該突入電流抑制回路を適用す
る電源回路を提供する。 【解決手段】 突入電流の流入が終了したか否かによっ
て突入電流抑制トランジスタに供給する制御電圧の制御
の仕方を切り替えて、突入電流が流れている間は、突入
電流抑制トランジスタに突入電流抑制トランジスタの内
部抵抗が突入電流を抑制できる範囲の制御電圧を供給
し、突入電流の流入が終了した後は、突入電流抑制トラ
ンジスタに内部抵抗が十分に低い値になる制御電圧を供
給するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、突入電流抑制回路
及び電源回路に係り、電源回路の起動時の突入電流を抑
制するという基本的な機能と共に、突入電流の完了と同
時に負荷に安定に電流を供給する機能、及び、瞬断など
による入力電源の電圧に急変が生じた場合にも突入電流
を抑制する機能を備える突入電流抑制回路及び該突入電
流抑制回路を適用する電源回路に関する。
【0002】当然のことながら、通信機器や情報処理機
器は電源回路からエネルギーの供給を受けて初めてそれ
ら本来の動作が可能になる。従って、通信機器や情報処
理機器の稼働中の信頼度を高めるためには、それら機器
本来の信頼度を高める上に電源回路の信頼度を高める必
要がある。
【0003】電源回路の信頼度の評価尺度としては、 (1) 定常的な動作をしている時に負荷に供給する出力電
流及び出力電圧が安定であること (2) 所謂電源雑音が小さいこと (3) 起動時に、早期に負荷に安定な電流供給ができるこ
と (4) 起動時や入力電圧の急変時の突入電流が小さいこと が考えられるが、本発明は、上記(1) 項、(3) 項及び
(4) 項に関するものである。
【0004】上記(1) 定常的な動作をしている時に負荷
に供給する出力電流及び出力電圧が安定であることが要
請されるのは極めて当然のことである。
【0005】上記(3) 起動時に、早期に負荷に安定な電
流供給ができることが要請されるのは、電源回路から負
荷に電流を供給し始めた直後における出力電圧の変動を
抑圧して、通信装置や情報処理装置を早期に稼働させる
ためである。
【0006】上記(4) 起動時や入力電圧の急変時の突入
電流が小さいことが要請されるのは、突入電流による通
信装置や情報処理装置の電源系統のコネクタやスイッチ
の溶着、ヒューズの溶断、ノン・ヒューズ・ブレーカの
トリップを防止するためである。
【0007】
【従来の技術】図5は、従来の突入電流抑制回路を適用
した電源回路である。
【0008】図5において、1は、入力電源で、電圧は
INであるものとする。
【0009】2bは、突入電流抑制回路で、突入電流抑
制トランジスタ2−1、抵抗2−2、コンデンサ2−
3、及び定電圧ダイオード2−4によって構成される。
ここで、定電圧ダイオード2−4の逆方向のブレイク・
ダウン電圧をVZ1(逆方向のブレイク・ダウン電圧をツ
ェナー電圧(Zener Voltage)ともいうので、VZ と標記
している。)とする。
【0010】尚、図5の構成では突入電流抑制トランジ
スタ2−1には電界効果トランジスタを適用することを
想定しているが、オン状態の内部抵抗が十分に小さい上
に耐圧を十分に確保することができれば、電界効果トラ
ンジスタに限定する必要はなく、例えば接合型トランジ
スタであってもよい。
【0011】3は、直流電圧を異なる直流電圧に変換す
るDC/DCコンバータで、ここではDC/DCコンバ
ータ3の詳細構成は本発明とは関係がないので、入力コ
ンデンサ3−1のみを示している。
【0012】そして、突入電流抑制回路2b及びDC/
DCコンバータ3によって電源回路が構成される。
【0013】4は、該電源回路からエネルギーの供給を
受ける負荷で、負荷4の代表的な例は、通信装置や情報
処理装置、及び、これらの構成要素であるシェルフやパ
ッケージである。
【0014】図6は、図5の構成の基本的動作を説明す
る図で、図5では図示を省略されているスイッチが閉成
されて、入力電源が投入された後の突入電流抑制回路の
過渡状態を示すものである。以降、図5も参照しながら
説明する。
【0015】図6(イ)は、突入電流抑制トランジスタ
2−1のゲート・ソース間電圧、図6(ロ)は、突入電
流抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソース間電圧、
図6(ハ)は、DC/DCコンバータの入力電流であ
る。
【0016】入力電源1が投入されると、抵抗2−2を
経由してコンデンサ2−3が充電されてゆき、最終的に
は突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート・ソース間
電圧VGSは定電圧ダイオード2−4の逆方向のブレイク
・ダウン電圧VZ1に漸近する。これが図6(イ)に示さ
れている。
【0017】時刻0から時刻t1 までの、突入電流抑制
トランジスタ2−1のゲート・ソース間電圧が低い間
は、突入電流抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソー
ス間の抵抗が非常に大きいので、DC/DCコンバータ
の入力電流はほぼ0で、突入電流抑制トランジスタ2−
1のドレイン・ソース間電圧はほぼVINに保たれてい
る。
【0018】突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート
・ソース間電圧が或る程度上昇すると突入電流抑制トラ
ンジスタ2−1のドレイン・ソース間の抵抗は減少し始
め、入力コンデンサ3−1が突入電流抑制トランジスタ
2−1のドレイン・ソース間の抵抗を介して充電され始
める。従って、突入電流抑制トランジスタ2−1のドレ
イン・ソース間電圧は低下し始めて、DC/DCコンバ
ータの入力電流は増加してゆく。
【0019】そして、時刻t2 に入力コンデンサ3−1
が十分に充電されると、入力電流は一旦0になり、突入
電流抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソース間電圧
もほぼ0に保たれる。尚、時刻t2 までのDC/DCコ
ンバータの入力電流を積分すれば、それは入力コンデン
サ3−1に蓄積された電荷に等しくなる。
【0020】このようにして、突入電流抑制回路2bは
突入電流抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソース間
抵抗によってDC/DCコンバータの入力電流を緩やか
に制限し、過大な突入電流の流入を防止している。この
意味で、時刻t2 における突入電流抑制トランジスタ2
−1のゲート・ソース間電圧がVG1に達するまでがトラ
ンジスタの抑制が有効なゲート・ソース間電圧の範囲で
あるといえるが、特に、矢印で示している時刻t1 にお
けるゲート・ソース間電圧VG2から時刻t2 におけるゲ
ート・ソース間電圧VG1の範囲が突入電流を抑制する上
で重要な意味を持っている。
【0021】又、時刻t3 近傍になって初めて突入電流
抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソース間抵抗が十
分に低い値になるものとする。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】図7は、図5の構成の
問題点(その1)で、突入電流抑制トランジスタのドレ
イン・ソース間抵抗が十分に小さくならない内にDC/
DCコンバータから負荷に電流を供給し始める場合に、
DC/DCコンバータの入力電圧が垂下するという問題
点があり、これを避けるためには負荷への電流供給開始
を遅らせねばならないことを説明するものである。
【0023】図7(イ)は、突入電流抑制トランジスタ
のゲート・ソース間電圧、図7(ロ)は、突入電流抑制
トランジスタのドレイン・ソース間電圧、図7(ハ)
は、DC/DCコンバータの入力電圧、図7(ニ)は、
DC/DCコンバータの入力電流である。以降、図5も
参照しながら説明する。
【0024】入力電源1が投入された後、時刻t2 まで
の突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート・ソース間
電圧、突入電流抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソ
ース間電圧及びDC/DCコンバータ3の入力電流の過
渡的な変化は、図6によって説明した過渡的な変化と全
く同じである。
【0025】この間、DC/DCコンバータ3の入力電
圧は、図7(ハ)に示す如く、突入電流抑制トランジス
タ2−1のドレイン・ソース間電圧が低下する曲線と同
じ曲率の曲線に沿って上昇し、コンデンサ3−1の充電
が終了する時刻t2 以降で一旦一定になる。
【0026】そして、時刻t4 において、DC/DCコ
ンバータ3から負荷に電流の供給が開始されるものとす
る。
【0027】ところで、突入電流抑制トランジスタ2−
1のドレイン・ソース間抵抗は、ゲート・ソース間電圧
が十分高くなって初めて十分に低い値になる。上記時刻
4における突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート
・ソース間電圧が突入電流の抑制が有効なゲート・ソー
ス間電圧範囲VG2からVG1の近傍にある場合には、時刻
4 における突入電流抑制トランジスタ2−1のドレイ
ン・ソース間抵抗は十分に小さな値にはなっていない。
【0028】この状態で、負荷への電流の供給を開始す
ると、DC/DCコンバータ3の入力電流の増加に伴っ
て突入電流抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソース
間電圧が上昇し、DC/DCコンバータ3の入力電圧が
垂下する。これが、図7(ロ)に示されている。
【0029】上記垂下の結果、DC/DCコンバータ3
の入力電流が一旦抑制されるとDC/DCコンバータ3
の入力電圧が一旦元の値に戻り、再び、負荷電流によっ
て垂下するという動作を繰り返し、突入電流抑制トラン
ジスタ2−1のゲート・ソース間電圧がドレイン・ソー
ス間抵抗を十分低い値にする電圧になって初めてDC/
DCコンバータの入力電流とDC/DCコンバータの入
力電圧が安定化される。
【0030】図7(ニ)では、突入電流抑制トランジス
タ2−1のゲート・ソース間電圧がドレイン・ソース間
抵抗を十分低い値にする電圧になる時刻がt5 まで待っ
て初めて負荷に電流供給を開始できることを示してい
る。この時刻t5 は、先の定義に従うと、時刻t3 以降
の時刻となる。
【0031】即ち、入力電源を起動した後、時刻t5
では負荷に電流を供給できないことになり、負荷への電
流供給開始が遅れる原因になる。又、負荷への電源供給
開始時刻を正確に設定するための遅延回路又はシーケン
ス回路を設ける必要性に迫られ、電源回路のコスト・ア
ップの原因にもなる。
【0032】図8は、図5の構成の問題点(その2)
で、入力電源の電圧に急変があった場合に突入電流を抑
制できないことを説明するものである。
【0033】図8(イ)は入力電圧の急変、図8(ロ)
は、該入力電圧の急変に伴う突入電流抑制トランジスタ
のゲート・ソース間電圧の変化、図8(ハ)は、該入力
電圧の急変に伴うDC/DCコンバータの入力電流の変
化を示すものである。
【0034】入力電源を起動した後で、負荷への電流供
給開始後十分に長い時間を経過すると、突入電流抑制ト
ランジスタ2−1のゲート・ソース間電圧は定電圧ダイ
オード2−4の逆方向のブレイク・ダウン電圧VZ1に等
しくなっており、DC/DCコンバータ3の入力電流も
負荷電流と所定の関係にある一定値を保っている。
【0035】この状態で、時刻t6 に入力電源の電圧が
急変してほぼ0になり、時刻t7 に復旧することを想定
する。これは、所謂瞬断である。このような瞬断は入力
電源1の内部から発生することも、人為的なスイッチの
切断、投入によって発生することもある。
【0036】図5の抵抗2−2及びコンデンサ2−3に
よって決まる時定数は、突入電流抑制トランジスタ2−
1のドレイン・ソース間抵抗が急に変動しないようにす
る目的で、突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート・
ソース間電圧が急に変動しないように大きく設定されて
いる。
【0037】従って、入力電圧に上記急変があっても突
入電流抑制トランジスタ2−1のゲート・ソース間電圧
は即座には追随せず、時刻t7 に入力電圧が復旧した時
には未だ十分に高く、突入電流抑制トランジスタ2−1
のドレイン・ソース間抵抗は十分に低い値に保たれてい
る。
【0038】この状態で時刻t7 において入力電圧が0
からVINに復旧すると、DC/DCコンバータ3を構成
する入力コンデンサ3−1は、瞬断に伴って放電した電
荷を急速に充電されることになり、DC/DCコンバー
タ3には大きな突入電流が流入する。
【0039】本発明は、かかる問題点に鑑み、電源回路
の起動時の突入電流を抑制するという基本的な機能と共
に、突入電流の完了と同時に負荷に安定に電流を供給す
る機能、及び、瞬断などによる電源回路の入力電圧に急
変が生ずる場合にも突入電流を抑制する機能を備える突
入電流抑制回路及び該突入電流抑制回路を適用する電源
回路を提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、突入電流
の流入が終了したか否かによって突入電流抑制トランジ
スタに供給する制御電圧の制御の仕方を切り替えて、突
入電流が流れている間は、該突入電流抑制トランジスタ
には該突入電流抑制トランジスタの内部抵抗が突入電流
を抑制できる範囲の制御電圧を供給し、突入電流の流入
が終了した後は、該突入電流抑制トランジスタに該突入
電流抑制トランジスタの内部抵抗が十分に低い値になる
制御電圧を供給する突入電流抑制回路である。
【0041】第一の発明によれば、突入電流が流れてい
る間は、該突入電流抑制トランジスタには該突入電流抑
制トランジスタの内部抵抗が突入電流を抑制できる範囲
の制御電圧を供給するので突入電流を抑制することが可
能で、突入電流の流入が終了した後は、該突入電流抑制
トランジスタには内部抵抗が十分に低い値になる制御電
圧を供給するので、負荷への電流供給を開始しても、突
入電流抑制回路の出力電圧は垂下しなくなる。
【0042】第二の発明は、突入電流の流入が終了した
か否かによって突入電流抑制トランジスタに供給する制
御電圧の制御の仕方を切り替えて、突入電流が流れてい
る間は、該突入電流抑制トランジスタには該突入電流抑
制トランジスタの内部抵抗が突入電流を抑制できる範囲
の制御電圧を供給し、突入電流の流入が終了した後は、
該突入電流抑制トランジスタには内部抵抗が十分に低い
値になる制御電圧を供給すると共に、突入電流の流入が
終了した後は、突入電流が流れている間に該突入電流抑
制トランジスタに該突入電流抑制トランジスタの内部抵
抗が突入電流を抑制できる範囲の制御電圧を供給する回
路に蓄えられている電荷を強制的に放電させる突入電流
抑制回路である。
【0043】第二の発明によれば、上記第一の発明の効
果が得られる上に、突入電流の流入が終了した後は、突
入電流が流れている間に該突入電流抑制トランジスタに
突入電流抑制トランジスタの内部抵抗が突入電流を抑制
できる範囲の制御電圧を供給する回路に蓄えられている
電荷を強制的に放電させるので、入力電源の電圧の急変
に伴う突入電流を防止することができる。
【0044】第三の発明は、直流電圧を異なる直流電圧
に変換するDC/DCコンバータの前段に上記第一の発
明又は第二の発明の突入電流抑制回路を適用する電源回
路である。
【0045】第三の発明によれば、早期に突入電流抑制
トランジスタのドレイン・ソース間負荷への電流供給を
開始しても、突入電流抑制回路の出力電圧が垂下しない
電源回路、又は、早期に突入電流抑制トランジスタのド
レイン・ソース間負荷への電流供給を開始しても、突入
電流抑制回路の出力電圧が垂下せず、且つ、入力電源の
電圧の急変に伴う突入電流を防止することができる電源
回路が得られ、電源回路の動作の信頼度が向上する。
【0046】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の突入電流抑制回
路の第一の実施の形態で、DC/DCコンバータの入力
部分も併せて図示している。
【0047】図1において、1は入力電源、2は、突入
電流抑制回路、3はDC/DCコンバータである。尚、
入力電源の電圧はVINであるものとし、DC/DCコン
バータ3については入力コンデンサ3−1のみを図示し
ている。
【0048】ここで、突入電流抑制回路2は、突入電流
抑制トランジスタ2−1、抵抗2−2、定電圧ダイオー
ド2−4、抵抗2−5、定電圧ダイオード2−6、抵抗
2−7、コンデンサ2−8、ダイオード2−9、トラン
ジスタ2−10、抵抗2−11、ダイオード2−12に
よって構成される。
【0049】この内、抵抗2−5及び定電圧ダイオード
2−6によって定電圧回路を構成する。そして、定電圧
ダイオード2−6の逆方向ブレイク・ダウン電圧V
Z2は、図6のVG1とVG2の間に設定する。
【0050】又、抵抗2−7及びコンデンサ2−8によ
って、突入電流が流れている間に、突入電流抑制トラン
ジスタ2−1のゲート・ソース間に突入電流抑制トラン
ジスタ2−1のドレイン・ソース間抵抗が突入電流を抑
制できる範囲の電圧を供給する時定数回路を構成する。
【0051】更に、トランジスタ2−10と抵抗2−1
1は、突入電流の流れ始めは、突入電流抑制トランジス
タ2−1の高いドレイン・ソース間電圧によってオン状
態にあり、突入電流の流入が終了した後は、突入電流抑
制トランジスタ2−1の低いドレイン・ソース間電圧に
よってオフ状態になる回路、即ち、突入電流の流入の終
了を検出すると共に、抵抗2−2及びダイオード2−1
2の接続点をアースするか否かの制御を行なう回路を構
成する。
【0052】図2は、図1の構成の動作を説明する図で
ある。以降、図1も参照して動作を説明する。尚、原理
的な事項を理解しやすくするために、ダイオード2−9
と2−12の順方向電圧、及び、トランジスタ2−10
をオンさせるベース・エミッタ間電圧は0であるものと
して説明する。
【0053】図2(イ)は、突入電流抑制トランジスタ
2−1のゲート・ソース間電圧の変化、図2(ロ)は、
突入電流抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソース間
電圧の変化、図2(ハ)は、DC/DCコンバータ3の
入力電流の変化を示す。
【0054】入力電源が投入されると、抵抗2−5とダ
イオード2−6の接続点の電圧は、直ちにダイオード2
−6の逆方向のブレイク・ダウン電圧VZ2に等しくな
り、コンデンサ2−8は抵抗2−7を介してダイオード
2−6の逆方向のブレイク・ダウン電圧VZ2をめがけて
充電されてゆく。
【0055】さて、突入電流抑制トランジスタ2−1の
ドレインには抵抗2−11を介してトランジスタ2−1
0のベースが接続され、トランジスタ2−10のエミッ
タはアースに接続され、トランジスタ2−10のコレク
タは抵抗2−2とダイオード2−12の接続点に接続さ
れている。
【0056】突入電流抑制トランジスタ2−1のドレイ
ン・ソース間には、図5及び図6によって説明した如
く、起動当初は高い電圧がかかっている。従って、トラ
ンジスタ2−10は入力電源1の起動当初はオン状態に
あり、抵抗2−2とダイオード2−12の接続点はトラ
ンジスタ2−10によってアースされている。
【0057】従って、定電圧ダイオード2−4には電流
が流れておらず、その端子電圧は0である。このため、
コンデンサ2−8の端子電圧がダイオード2−9を介し
て突入電流抑制トランジスタ2−1のゲートに供給され
る。
【0058】突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート
・ソース間電圧が図2(イ)の如く上昇するにつれて、
時刻t1 近傍から突入電流抑制トランジスタ2−1のド
レイン・ソース間電圧が初期値VINから低下し始め、D
C/DCコンバータ3の入力電流即ち入力コンデンサ3
−1の充電電流が緩やかに増加し始める。即ち、ゆるや
かな突入電流の流入の開始である。
【0059】そして、突入電流抑制トランジスタ2−1
のドレイン・ソース間電圧が0になり、突入電流の流入
が終了するとトランジスタ2−10はオフ状態に転じ、
抵抗2−2とダイオード2−12の接続点はアースから
開放される。
【0060】この瞬間に、抵抗2−2、ダイオード2−
12を介して定電圧ダイオード2−4に電流が流れるの
で、突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート・ソース
間電圧は一気に定電圧ダイオード2−4の逆方向のブレ
イク・ダウン電圧VZ1に等しくなる。
【0061】即ち、突入電流抑制トランジスタ2−1の
ドレイン・ソース間抵抗が十分に小さな値になるので、
突入電流流入の終了直後にDC/DCコンバータ3から
負荷に電流供給を開始しても、突入電流抑制回路の出力
端子の電圧は垂下しなくなる。
【0062】このため、DC/DCコンバータ3から負
荷に安定な電流供給を開始できるタイミングが早くな
る。従って、DC/DCコンバータ3から負荷に電流供
給を開始できるタイミングを決定する遅延回路又はシー
ケンス回路を備える必要がなくなるので、電源回路の回
路構成の煩雑化と回路コストの上昇を回避することがで
きる。
【0063】さて、上記ではダイオード2−9と2−1
2の順方向電圧及びトランジスタ2−10がオンするた
めのベース・エミッタ間電圧が0であるものとして説明
したが、ダイオードの順方向電圧とトランジスタがオン
するためのベース・エミッタ間電圧が0でなくても上記
動作は本質的には変わらない。
【0064】即ち、ダイオード2−9及びダイオード2
−12の順方向電圧が0でないことは、逆方向のブレイ
ク・ダウン電圧が2つのダイオードの順方向電圧の和だ
け高い定電圧ダイオードを選択して定電圧ダイオード2
−6に適用すればよい。又、トランジスタ2−10がオ
ンする電圧が0でないことは、図2において時刻t2
り早く突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート・ソー
ス間に定電圧ダイオード2−4の逆方向のブレイク・ダ
ウン電圧を供給することを意味する。しかし、、実用的
に、このタイミングには突入電流抑制トランジスタ2−
1のドレイン・ソース間抵抗が突入電流を抑制しうる値
から十分に低い値に遷移するので、何等問題は生じな
い。
【0065】そして、上記付記事項は以降に説明する本
発明の他の実施の形態にも当てはまることである。
【0066】尚、ダイオード2−12を使用するのは、
トランジスタ2−10がオン状態の時に突入電流抑制ト
ランジスタ2−1のゲートをアースしないためであり、
ダイオード2−9を使用するのは、トランジスタ2−1
0がオフ状態の時に定電圧ダイオード2−4から上記時
定数回路及び定電圧回路側に電流が逆流しないようにす
るためである。
【0067】図3は、本発明の突入電流抑制回路の第二
の実施の形態で、DC/DCコンバータの入力部分も併
せて図示している。
【0068】図3において、1は入力電源、2aは、突
入電流抑制回路、3はDC/DCコンバータである。
尚、入力電源の電圧はVINであるものとし、DC/DC
コンバータ3については入力コンデンサ3−1のみを図
示している。
【0069】ここで、突入電流抑制回路2aは、突入電
流抑制トランジスタ2−1、抵抗2−2、定電圧ダイオ
ード2−4、抵抗2−5、定電圧ダイオード2−6、抵
抗2−7、コンデンサ2−8、ダイオード2−9、トラ
ンジスタ2−10、抵抗2−11、ダイオード2−1
2、トランジスタ2−13、抵抗2−14及び抵抗2−
15によって構成される。
【0070】この内、抵抗2−5及び定電圧ダイオード
2−6によって定電圧回路を構成する。そして、定電圧
ダイオード2−6の逆方向ブレイク・ダウン電圧V
Z2は、図6のVG1とVG2の間に設定する。
【0071】又、抵抗2−7及びコンデンサ2−8によ
って、突入電流が流れている間に、突入電流抑制トラン
ジスタ2−1のゲート・ソース間に突入電流抑制トラン
ジスタ2−1のドレイン・ソース間抵抗が突入電流を抑
制できる範囲の電圧を供給する時定数回路が構成され
る。
【0072】又、トランジスタ2−10、抵抗2−11
は、突入電流の流れ始めは、突入電流抑制トランジスタ
2−1の高いドレイン・ソース間電圧によってオン状態
にあり、突入電流の流入が終了した後は、突入電流抑制
トランジスタ2−1の低いドレイン・ソース間電圧によ
ってオフ状態になる回路、即ち、突入電流の流入の終了
を検出すると共に、抵抗2−2及びダイオード2−15
の接続点をアースするか否かの制御を行なう回路を構成
する。
【0073】更に、トランジスタ2−13、抵抗2−1
4及び抵抗2−15によって、トランジスタ2−10が
オフ状態の時にコンデンサ2−8の端子間を短絡する回
路を構成する。
【0074】図4は、図1の構成の動作を説明する図
で、入力電源が起動されてから長時間を経過した後に入
力電圧に急変があった場合を説明するものである。以
降、図3も参照して動作を説明する。尚、原理的な事項
を理解しやすくするために、ダイオード2−9と2−1
2の順方向電圧及びトランジスタ2−10をオンさせる
ベース・エミッタ間電圧は0であるものとして説明する
が、それらが0でなくても本質的な動作に変わりがない
ことは既に説明した通りである。
【0075】尚、起動当初は、既に説明した如く、トラ
ンジスタ2−10はオン状態にある。従って、トランジ
スタ2−13は、トランジスタ2−10がオン状態にあ
る間はベース・エミッタ間電圧が0であって、オフ状態
にある。このため、図3の構成における起動当初の動作
は図1の構成と全く同じである。但し、起動当初の図3
の構成の動作は図4には図示していない。
【0076】そして、起動後長時間を経過した時、突入
電流抑制トランジスタ2−1のゲート・ソース間電圧は
定電圧ダイオード2−4の逆方向のブレイク・ダウン電
圧V Z1に等しく, DC/DCコンバータ3の入力電流は
負荷電流で決まる一定電流になっている。
【0077】図4(イ)は、入力電源の瞬断で、時刻t
8 に入力電圧が急に低下し、時刻t 9 に復旧するものと
する。
【0078】図4(ロ)は、該入力電圧の急変に伴う、
突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート・ソース間電
圧の変化、図4(ハ)は、該入力電圧の急変に伴う、D
C/DCコンバータ3の入力電流の変化である。
【0079】入力電圧が急変する以前は、トランジスタ
2−13がオン状態にあるので、コンデンサ2−8には
電荷が蓄積されておらず、コンデンサ2−8の端子電圧
は0である。この状態で入力電圧が急変して0に低下す
ると、抵抗2−2及び定電圧ダイオード2−4を経由す
る電流が瞬時に0になるため、定電圧ダイオード2−4
の端子電圧も0になる。
【0080】従って、入力電圧が0になった瞬間に突入
電流抑制トランジスタ2−1のゲート・ソース間電圧は
0に遷移し、その後は入力電圧の復旧までは回路の状態
はこのままで推移する。
【0081】時刻t9 に入力電圧が復旧すると、図1及
び図2によって説明したのと全く同じ動作が行なわれ
る。即ち、図2と対応させると、t10−t9 =t2 −t
1 を満足する時刻t10に突入電流の流入を終了したこと
を検出して、突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート
・ソース間電圧が定電圧ダイオード2−4の逆方向のブ
レイク・ダウン電圧VZ1に等しくなる。このため、入力
電圧の復旧に伴う突入電流を抑制することができる。
【0082】従って、図3の構成には、起動時の突入電
流を抑制するという基本的な機能の他に、突入電流の流
入が終了した直後に負荷に電流を供給可能であるという
機能、及び、入力電圧の急変に伴う突入電流も抑制する
ことができるという機能が備わっている。
【0083】特に図示はしないが、DC/DCコンバー
タの前段に突入電流抑制回路を備える電源回路におい
て、該突入電流抑制回路として図1又は図3の構成の突
入電流抑制回路を適用すれば、電源回路の信頼度を向上
させることができる。
【0084】即ち、図1の構成の突入電流抑制回路を適
用することにより、起動時の突入電流を抑制するという
基本的な機能の他に、突入電流の流入が終了した直後に
負荷に電流を供給可能であるという機能を有する電源回
路を実現することができ、図3の構成の突入電流抑制回
路を適用することにより、起動時の突入電流を抑制する
という基本的な機能の他に、突入電流の流入が終了した
直後に負荷に電流を供給可能であるという機能、及び、
入力電圧の急変に伴う突入電流も抑制することができる
という機能有する電源回路を実現することができる。
【0085】ところで、図1では、突入電流の流入の終
了を検出するために、突入電流抑制トランジスタ2−1
のドレイン・ソース電圧の変化を利用する構成を示した
が、突入電流の流入の終了を検出するための構成は上記
には限定されない。以降、図示は省略するが、突入電流
の流入の終了を検出するための代表的な代替手段につい
て言及しておく。
【0086】第一の代替手段は、変化してゆく突入電流
抑制トランジスタ2−1のゲート・ソース間電圧と、突
入電流の流入が終了するタイミングにおける突入電流抑
制トランジスタ2−1のゲート・ソース間電圧を比較し
て、変化してゆく突入電流抑制トランジスタ2−1のゲ
ート・ソース間電圧が突入電流の流入が終了するタイミ
ングにおける突入電流抑制トランジスタ2−1のゲート
・ソース間電圧(図2(イ)における電圧VZ2に対応す
る電圧)に所定以上漸近するタイミングを検出し、抵抗
2−2とダイオード2−12の接続点をアースするか開
放するかを切り替える手段である。
【0087】第二の代替手段は、変化してゆく突入電流
抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソース間電圧と、
突入電流の流入が終了するタイミングにおける突入電流
抑制トランジスタ2−1のドレイン・ソース間電圧を比
較して、変化してゆく突入電流抑制トランジスタ2−1
のドレイン・ソース間電圧が突入電流の流入が終了する
タイミングにおける突入電流抑制トランジスタ2−1の
ドレイン・ソース間電圧に所定以上漸近するタイミング
を検出し、抵抗2−2とダイオード2−12の接続点を
アースするか開放するかを切り替える手段である。
【0088】いずれによっても、図1の構成と同様な機
能を実現することができる。そして、上記の代替手段を
図3の構成に対しても適用できることは自明である。
【0089】又、上記では一貫して、突入電流抑制トラ
ンジスタとして電界効果トランジスタを適用することを
想定して説明してきたが、オン抵抗が十分に低くなる上
に耐圧を十分に確保できれば接合型トランジスタであっ
てもよい。この場合、電界効果トランジスタのドレイ
ン、ゲート及びソースは、それぞれ、接合型トランジス
タのコレクタ、ベース及びエミッタに対応させればよ
い。又、上記ドレイン・ソース間抵抗に対応するのはコ
レクタ・エミッタ間抵抗であり、両者は内部抵抗という
べきものである。更に、上記ゲート・ソース間電圧はド
レイン電流を制御する電圧であり、これに対応する接合
型トランジスタにおけるベース・エミッタ間電圧はコレ
クタ電流を制御する電圧であり、双方とも制御電圧とい
うべきものでる。
【0090】逆に、接合型トランジスタを適用すること
を想定しているトランジスタ2−10及びトランジスタ
2−13についても、低電圧でオンすることができる電
界効果トランジスタがあれば代替させることができる。
しかし、現状では接合型トランジスタの方がオン電圧が
低いので有利である。
【0091】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、突
入電流抑制回路の性能を大幅に改善することができ、
又、本発明の突入電流抑制回路を適用することによって
電源回路の信頼度を大幅に向上することができる。
【0092】即ち、第一の発明によれば、突入電流が流
れている間は、突入電流抑制トランジスタには該突入電
流抑制トランジスタの内部抵抗が突入電流を抑制できる
範囲の制御電圧を供給するので、突入電流を抑制するこ
とが可能であり、突入電流の流入が終了した後は、該突
入電流抑制トランジスタには内部抵抗が十分に低い値に
なる制御電圧を供給するので、負荷への電流供給を開始
しても、突入電流抑制回路の出力電圧は垂下しなくな
る。
【0093】又、第二の発明によれば、上記第一の発明
の効果が得られる上に、突入電流の流入が終了した後
は、突入電流が流れている間に突入電流抑制トランジス
タに該突入電流抑制トランジスタの内部抵抗が突入電流
を抑制できる範囲の制御電圧を供給する回路に蓄えられ
ている電荷を強制的に放電させるので、入力電源の電圧
の急変に伴う突入電流を防止することができる。
【0094】更に、第三の発明によれば、早期に突入電
流抑制トランジスタのドレイン・ソース間負荷への電流
供給を開始しても、突入電流抑制回路の出力電圧が垂下
しない電源回路、又は、早期に突入電流抑制トランジス
タのドレイン・ソース間負荷への電流供給を開始して
も、突入電流抑制回路の出力電圧が垂下せず、且つ、入
力電源の電圧の急変に伴う突入電流を防止することがで
きる電源回路が得られ、電源回路の動作の信頼度が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の突入電流抑制回路の第一の実施の形
態。
【図2】 図1の構成の動作を説明する図。
【図3】 本発明の突入電流抑制回路の第二の実施の形
態。
【図4】 図3の構成の動作を説明する図。
【図5】 従来の突入電流抑制回路を適用した電源回
路。
【図6】 図5の構成の動作を説明する図。
【図7】 図5の構成の問題点(その1)。
【図8】 図5の構成の問題点(その2)。
【符号の説明】
1 入力電源 2 突入電流抑制回路 2a 突入電流抑制回路 2b 突入電流抑制回路 3 DC/DC コンバータ 4 負荷 2−1 突入電流抑制トランジスタ 2−2 抵抗 2−3 コンデンサ 2−4 定電圧ダイオード 2−5 抵抗 2−6 定電圧ダイオード 2−7 抵抗 2−8 コンデンサ 2−9 ダイオード 2−10 トランジスタ 2−11 抵抗 2−12 ダイオード 2−13 トランジスタ 2−14 抵抗 2−15 抵抗 3−1 入力コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G013 AA02 BA01 CA10 5G065 BA04 DA07 HA05 HA07 KA02 LA02 MA07 NA01 NA02 NA04 NA07 5H007 CA02 CC01 DA05 DC02 FA03 FA12 FA17 GA03 5H410 BB05 CC02 DD02 EA11 EB37 LL07 5H730 AA17 XC09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突入電流の流入が終了したか否かによっ
    て突入電流抑制トランジスタに供給する制御電圧の制御
    の仕方を切り替えて、 突入電流が流れている間は、突入電流抑制トランジスタ
    に該突入電流抑制トランジスタの内部抵抗が突入電流を
    抑制できる範囲の制御電圧を供給し、 突入電流の流入が終了した後は、該突入電流抑制トラン
    ジスタに該突入電流抑制トランジスタの内部抵抗が十分
    に低い値になる制御電圧を供給することを特徴とする突
    入電流抑制回路。
  2. 【請求項2】 突入電流の流入が終了したか否かによっ
    て突入電流抑制トランジスタに供給する制御電圧の制御
    の仕方を切り替えて、 突入電流が流れている間は、該突入電流抑制トランジス
    タには該突入電流抑制トランジスタの内部抵抗が突入電
    流を抑制できる範囲の制御電圧を供給し、突入電流の流
    入が終了した後は、該突入電流抑制トランジスタには内
    部抵抗が十分に低い値になる制御電圧を供給すると共
    に、 突入電流の流入が終了した後は、突入電流が流れている
    間に該突入電流抑制トランジスタの内部抵抗が突入電流
    を抑制できる範囲の制御電圧を供給する回路に蓄えられ
    ている電荷を強制的に放電させることを特徴とする突入
    電流抑制回路。
  3. 【請求項3】 直流電圧を異なる直流電圧に変換するD
    C/DCコンバータの前段に突入電流抑制回路を備える
    電源回路であって、 該突入電流抑制回路に、請求項1又は請求項2のいずれ
    かに記載の突入電流抑制回路を適用することを特徴とす
    る電源回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007272873A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Power Integrations Inc 突入電流制限回路のための方法および装置
US8036006B2 (en) 2008-01-28 2011-10-11 Renesas Electronics Corporation Power supply circuit having resistance element changing its resistance value to limit current flowing to capacitive load
CN114629096A (zh) * 2022-05-13 2022-06-14 河南新太行电源股份有限公司 一种恒流防浪涌的启动电路

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