JPS63154015A - 過電流継電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、線路に過電流が流れたときに、これを検知し
てＷ＠ｍ器をトリップさせる過電流１！電已に関する。

（従来の技術） 線路に過電流が流れたときに、これを検知して開閉器を
トリップさせる過電流継電器としては、従来、第３図に
示すものが知られている。

この図に示す過電流継電器は、線路のＲ相変流器によっ
て得られたＲ相負荷ｌｌ流を受けるＲ相変流器１と、前
記線路のＴ相変流器によって得られたＴ相負荷電流を受
けるＴ相変′ａ器２と、これら各変流器１．２によって
得られたＲ相検出用電流、Ｔ相検出用′ＦＭ流を各々整
流する整流部３と、この整流部３の出力を処理してＲ相
負荷電流、Ｔ相負荷電流の少なくともいずれかが過７４
流条件を満した場合に出力リレー４および警報リレー５
の一端を接地させる過電流条件判定部６と、前記各変流
器１．２によって得られたＲ相電源用電流、Ｔ相電源用
電流を各々、整流する整流部７と、この整１８Ｂ７の出
力から電源電圧を生成して前記過電流条件判定部６の電
源端子、前記出力リレー４および警報リレー５の他端に
供給する電源部８とを備えている。

そして、線路のＲ相負荷電流、Ｔ相負荷電流の少なくと
もいずれか一方が過電流条件を満した場合に過電流条件
判定部６がこれを検知して出力リレーの一端と、警報リ
レー５の一端とを接地する。

これにより、電源部８→出力リレー４．警報リレー５−
→接地点なる経路でこれらの各リレー４．５に駆動電流
が流れる。これによって、警報リレー゛５がオンしてそ
のＣ接点を閉状態にし、外部に警報信＠（接点信号）を
出りするとともに、出力リレー４がオンしてＣ接点を切
り換え、線路の開閉器をトリップさせる。

（発明が解決しようとする問題点） ところでこのような過電流継電器においては、線路を流
れる負荷電流の一部から電源電力を生成している関係上
、電源部８の容ｌ（最大出力電源ｉｔ）を小さくするこ
とが望ましい。

しかし従来の過電流継電器においては、出力リレー４の
消費電力と、警報リレー５の消費電力と、過電流条件判
定部６の消費電力とを加痺した値より電源部８の容」を
小さくすると、各リレー４．５が動作したとき、電源部
８の出力電圧等が急激に低下してこれらの各リレー４．
５が動作不良になったり、過電流条件判定部６が誤動作
したりするという問題があった。

本発明は上記の事情に鑑み、出力リレーの消費電力と、
警報リレーの消費電力と、過電流条件判定部の消費電力
とを加算した電力聞より、電源部の電力容量を小さくし
ても回路各部を正常に動作させることができる過電流継
電器を提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段） 上記の問題点を解決するため本発明による過電流継電器
は、入力された負荷電流から電源電圧を生成する電源部
と、前記負荷Ｉｌ流が過１！流条件を満した場合に出力
リレーを動作させる過電流条件判定部とを備えた過電流
継？を器において、出力リレーが動作していないときに
は、前記電源部から出力される電流によってゆつ（りと
充電され、前記出力リレーが動作するときには、放電し
て前記出力リレーに駆動？ｌ＊を供給する補助電源部を
備えたことを特徴としている。

（実施例） 第１図は本発明による過電流継電器の一実施例を示すブ
ロック図である。

この図に示す過電流継電器は、Ｒ相変流器１０と、Ｔ相
変流器１１と、２つの整流部１２．１１３と、過電流条
件判定部１４と、電源部１５と、補助電源部１６とを備
えており、線路に過負荷電流や短絡電流が流れた場合に
、これを検知して出力リレー１７を動作させて線路の開
閉器（図示略）をトリップさせる゛とともに、警報リレ
ー１Ｂを動作させて外部に警報信号（接点信号）を出力
させる。

Ｒ相変流器１０は検出用の変流部２０と、電源用の変流
部２１とを備えており、前記線路のＲ相変流器（図示略
）によって得られたＲ相負荷電流を受けてＲ相検出用電
流と、Ｒ相電源用電流とを生成し、これらを各整流部１
２．１３内に設けられた一方の整流回路２２．２３に各
々供給する。

またＴ相変流器１１は、前記Ｒ相変流器１０と同嫌に、
検出用の変流部２４と、電源用の変流部２５とを備えて
おり、鈴配線路のＴ相流器（図示略）によって得られた
■相負荷電流を受けてＴ相検出用電流と、Ｔ相電源用′
Ｒ流とを生成し、これらを各整流部１２．１３内に設け
られた他方の整流回路２６．２７に供給する。

整流部１２は、前記Ｒ相検出用電流を全波整流する整流
回路２２と、前記Ｔ相検出用電流を全波整流する整流回
路２６とを備えており、これらの各整流回路２２．２６
によって整流されたＲ相、■相検出用電流は過電流条件
判定部１４に供給される。

過電流条件判定部１４は、前記整流部１２から供給され
るＲ相、Ｔ相検出用電流のいずれか一方が瞬時電流整定
値を越えたときに、これを検出して接地電圧を発生する
短絡事故検出回路と、前記整流部１２から供給されるＲ
相、Ｔ相検出用電流のいずれか一方が過電流整定値を越
え、この状態が限時時間整定値によって決まる時間以上
継続しているときに、これを検出して接地電圧を発生す
る過負荷事故検出回路とを備えており、これら短絡事故
検出回路や過負荷事故検出回路から出力される接地電圧
によって出力リレー１７の一端と、警報リレー１８の一
端とが接地される。

また整流部１３は、前記Ｒ相電源用電流を全波整流する
整流回路２３と、前記Ｔ相電源用電流を全波整流する整
流回路２７とを備えており、これらの各整流回路２３．
２７の整流動作によって得られた電源用電流はワイヤー
ドオアされて電源部１５に供給される。

電源部１５は、前記整流部１３から供給される電源用電
流を平滑する平滑回路と、この平滑回路の平滑動作によ
って得られた直流電圧から予め決められた値の電源電圧
ＶＣＣを生成する定電圧電源回路とを応えており、この
電源電圧Ｖｃｃを前記過電流条件判定部１４の電源端子
１４ａに供給するとともに、前記電源用電流をそのまま
の形で（または平滑して）補助電源部１６′に供給する
。

補助電源部１６は、第２図に示す如く、電流制限回路２
８と、充放電回路２９と、順次電流供給回路３０とを備
えており、前記過電流条件判定部１４が接地電圧を出力
していないときには、電源部１５から供給される電源用
電流を少しずつ取り込んで、これを蓄える。そして、過
電流条件判定部１４から接地電圧が出りされたとき、こ
の蓄えである電荷を放電して出力リレー１７と、警報リ
レー１８とを駆動する。

電流ｉ１１限回路２８４よ、トランジスタ３１と、」ン
デンサ３２と、抵抗３３とを備えており、前記充放電回
路２９が充電され始めるときなどに、前記ｌｉ電源部５
から出力される電源用電流の大きさを制限しながら、こ
れを平滑して充放電回路２９に供給する。

充放電回路２９は、抵抗３４と、コンデンサ３５と、ダ
イオード３６とを備えており、前記過電流条件判定部１
４が接地電圧を出力していないとき、つまりこの過電流
条件判定部１４がその出力端子１４ｂをフロー状態にし
ているときには、前記′Ｒ電流制限回路８から供給され
る平滑された電源用Ｍ流によってコンデンサ３５が順次
、充電される。そして、このコンデンサ３５が電源用電
流の電圧とほぼ等しくなったときに、充電動作が終了す
る。この後、前記過電流条件判定部１４が接地電圧を出
力して出力リレー１７の一端と、警報リレー１Ｂの一端
とを接地させたときに、ダイオード３６が順バイアスさ
れて、コンデンサ３５の一端→ダイオード３６のアノー
ド、カソード→出力リレー１７（および警報リレー１８
）→接地点→コンデンサ３５の他端なる経過で、コンデ
ンサ３５が急速に放電して出力リレー１７と、警報リレ
ー１８とを動作させる。

またこの場合、電流部１５から出力されるＴｉ源用電流
がトランジスタ３１のコレクタ、エミッタ→抵抗３４→
ダイオード３６のアノード、カソード→出力リレー１７
（および警報リレー１８）→接地点なる経路で出力リレ
ー１７と、警報リレー１８とに供給されるので、コンデ
ンサ３５が放電してその端子間電圧が低下しても出力リ
レー１７と、警報リレー１８とに駆動電流が供給され続
ける。なおこの電流は必要最小な値となるように設定さ
れている。

また瞬時電流供給回路３０は、トランジスタ３７と、コ
ンデンサ３８と、抵抗３９とダイオード４０とを備えて
おり、前記過１！流条件判定部１４が接地電圧を出力し
て出力リレー１７の一端と警報リレー１８の一端とを接
地さゼたときに、前記Ｎ流部１５から出力される電源用
電流の一部がコンデンサ３８と、抵抗３９とを通ってト
ランジスタ３７のベースに一時的に供給される。これに
よりこのトランジスタ３７がオン状態となり、電源部１
５から出力される電源用電流がトランジスタ３７のコレ
クタ、エミッタ→出力リレー１７（および警報リレー１
８）→接地点なる経路で、これら出力リレー１７と、警
報リレー１８とに一時的に供給される。つまり前記充放
電回路２９によって出力リレー１７と、警報リレー１８
とを起動させるとき、この充放電回路２９の放電電流に
加えて瞬時電流供給回路３０から６出力リレー１７と、
警報１８とに電流が供給される。これによって、これら
出力リレー１７、警報リレー１８を確実に起動させるこ
とができる。

このようにこの実施例においては、出力リレー１７と、
警報リレー１８とを動作さゼていないときに、充電回路
２９のコンデンサ３５を少しずつ充電し、過電流条件判
定部１４から接地電圧が出力されたとき、このコンデン
ナ３５を放電させて、その放電電流で出力リレー１７と
、警報リレー１８とを動作させるようにしているので、
電源部１５の電力量ａを小さくすることができるととも
に、各変流器１０．１１の変流部２１．２５から出力さ
れる各電源用電流の最大値を小さくすることができる。

また上述した実施例においては、整流部１３ｈ１ら出力
される電源用電流を電源部１５に入力した後、これをそ
のまま補助電源部１６に入力するようにしているが、こ
れら代えて、整流部１３から出力される電源用電流を補
助電源部１６に直接入力するようにしても、また電源部
１５によって得られた電源電圧Ｖｃｃを補助電源部１６
に入力するようにしても良い。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、出力リレーの消￥
Ｒ電力と、警報リレーの消費電力と、過電流条件判定部
の消費電力とを加算した電力量より電源部の電力容量を
小さくしても回路各部を正常に動作させることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による過電流継電器の一実施例を示すブ
ロック図、第２図は第１図に示す補助電源部１６の具体
例を示す回路図、第３図は従来の過電流継電器の一例を
示すブロック図である。 １０・・・Ｒ相変流器、１１・・・Ｔ相変流器、１２．
１３・・・整流部、１４・・・過電流条件判定部、１５
・・・電源部、１６・・・補助電源部、１７・・・出力
リレー、１８・・・警報リレー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力された負荷電流から電源電圧を生成する電源部と、
   前記負荷電流が過電流条件を満した場合に出力リレーを
   動作させる過電流条件判定部とを備えた過電流継電器に
   おいて、出力リレーが動作していないときには、前記電
   源部から出力される電流によつてゆつくりと充電され、
   前記出力リレーが動作するときには、放電して前記出力
   リレーに駆動電流を供給する補助電源部を備えたことを
   特徴とする過電流継電器。