JPH0519374B2 - - Google Patents
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- JPH0519374B2 JPH0519374B2 JP12946884A JP12946884A JPH0519374B2 JP H0519374 B2 JPH0519374 B2 JP H0519374B2 JP 12946884 A JP12946884 A JP 12946884A JP 12946884 A JP12946884 A JP 12946884A JP H0519374 B2 JPH0519374 B2 JP H0519374B2
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 60
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 27
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 16
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 claims description 13
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は漏電しや断器、漏電警報器等を構成す
る漏電検出回路に関するものである。
る漏電検出回路に関するものである。
第1図に従来の漏電検出回路を示す。第1図に
おいて、1は漏電検出回路であり、2は検出した
漏洩電流を低圧の2次側出力信号として出力する
零相変流器、3は零相変流器2の負荷抵抗、4,
5は零相変流器2から出力される2次側出力信号
(以下単に「2次側出力信号」という)を入力す
るための入力端子、6は2次側出力信号のレベル
としきい値電圧とを比較する第1電圧比較回路、
7はコンデンサ、8はコンデンサ7の充放電を制
御する充放電制御回路、9はコンデンサ7の端子
電圧と第1のしきい値電圧あるいは第2のしきい
値電圧とを比較する第2電圧比較回路、10は外
部回路を駆動するためのしや断信号を出力する出
力回路、11は定電圧回路、12は出力回路10
からのしや断信号を外部へ送出するための出力端
子、13,14は定電圧回路11に供給される電
源電圧を入力するための入力端子である。
おいて、1は漏電検出回路であり、2は検出した
漏洩電流を低圧の2次側出力信号として出力する
零相変流器、3は零相変流器2の負荷抵抗、4,
5は零相変流器2から出力される2次側出力信号
(以下単に「2次側出力信号」という)を入力す
るための入力端子、6は2次側出力信号のレベル
としきい値電圧とを比較する第1電圧比較回路、
7はコンデンサ、8はコンデンサ7の充放電を制
御する充放電制御回路、9はコンデンサ7の端子
電圧と第1のしきい値電圧あるいは第2のしきい
値電圧とを比較する第2電圧比較回路、10は外
部回路を駆動するためのしや断信号を出力する出
力回路、11は定電圧回路、12は出力回路10
からのしや断信号を外部へ送出するための出力端
子、13,14は定電圧回路11に供給される電
源電圧を入力するための入力端子である。
15は交流電源、16は電路しや断用接点、1
7a,17bは電路、18は交流電源15に対す
る負荷回路、20は電路しや断用接点16を駆動
するための引き外しコイル、21は引き外しコイ
ル20を駆動するためのサイリスタ、22,2
3,24は整流平滑回路を構成するダイオード、
抵抗、コンデンサである。以上の部品は漏電検出
回路に対する外部回路を構成するものである。
7a,17bは電路、18は交流電源15に対す
る負荷回路、20は電路しや断用接点16を駆動
するための引き外しコイル、21は引き外しコイ
ル20を駆動するためのサイリスタ、22,2
3,24は整流平滑回路を構成するダイオード、
抵抗、コンデンサである。以上の部品は漏電検出
回路に対する外部回路を構成するものである。
次にこのように構成された漏電検出回路の動作
について説明する。電路17aまたは17bに漏
洩電流が発生すると、その漏洩電流は零相変流器
2によつて検出され、第2図aに示す2次側出力
信号51が入力端子4,5間に入力される。第1
電圧比較回路6は第2図aに示すしきい値電圧5
2と2次側出力信号51との比較信号を充放電制
御回路8へ出力する。充放電制御回路8は、2次
側出力信号51がしきい値電圧52より大きい期
間(以下「充電期間」という)、第2図bに示す
ようにコンデンサ7を定電流で充電することによ
りコンデンサ端子電圧53を上昇させる。この充
電期間内にコンデンサ端子電圧53が第2図bに
示す第2電圧比較回路9の第1しきい値電圧54
に達しない場合は、コンデンサ7の蓄積電荷は充
電電流よりも大きな放電電流で放電される。漏洩
電流が大きくなり充電期間内にコンデンサ端子電
圧53が第1しきい値電圧54に達した場合は、
第2図cに示すように第2電圧比較回路9の状態
信号56は「1」となる。この状態信号「1」に
より、充放電制御回路8は充電電流よりも小さな
放電電流でコンデンサ7の蓄積電荷を放電する。
コンデンサ端子電圧53が第2図bに示す第2し
きい値電圧55に達すると、状態信号56は
「0」になり、充放電制御回路8はコンデンサ7
の蓄積電荷を充電電流よりも大きな放電電流で急
速に放電する。状態信号56によつて制御される
出力回路10は、状態信号56が「1」の期間、
しや断信号を出力端子12を通してサイリスタ2
1のゲートに与えることによりサイリスタ21を
ターンオンする。これにより引き外しコイル20
が感動し電路しや断用接点16を引き外して電路
をしや断する。
について説明する。電路17aまたは17bに漏
洩電流が発生すると、その漏洩電流は零相変流器
2によつて検出され、第2図aに示す2次側出力
信号51が入力端子4,5間に入力される。第1
電圧比較回路6は第2図aに示すしきい値電圧5
2と2次側出力信号51との比較信号を充放電制
御回路8へ出力する。充放電制御回路8は、2次
側出力信号51がしきい値電圧52より大きい期
間(以下「充電期間」という)、第2図bに示す
ようにコンデンサ7を定電流で充電することによ
りコンデンサ端子電圧53を上昇させる。この充
電期間内にコンデンサ端子電圧53が第2図bに
示す第2電圧比較回路9の第1しきい値電圧54
に達しない場合は、コンデンサ7の蓄積電荷は充
電電流よりも大きな放電電流で放電される。漏洩
電流が大きくなり充電期間内にコンデンサ端子電
圧53が第1しきい値電圧54に達した場合は、
第2図cに示すように第2電圧比較回路9の状態
信号56は「1」となる。この状態信号「1」に
より、充放電制御回路8は充電電流よりも小さな
放電電流でコンデンサ7の蓄積電荷を放電する。
コンデンサ端子電圧53が第2図bに示す第2し
きい値電圧55に達すると、状態信号56は
「0」になり、充放電制御回路8はコンデンサ7
の蓄積電荷を充電電流よりも大きな放電電流で急
速に放電する。状態信号56によつて制御される
出力回路10は、状態信号56が「1」の期間、
しや断信号を出力端子12を通してサイリスタ2
1のゲートに与えることによりサイリスタ21を
ターンオンする。これにより引き外しコイル20
が感動し電路しや断用接点16を引き外して電路
をしや断する。
以上述べたような漏電検出回路1は、漏洩電流
が定格感度電流値以上の値の歪なし正弦波電流で
あれば常にしや断動作を行なうが、漏洩電流の波
形歪すなわち2次側出力信号51の波形歪が大き
くなると、漏洩電流値が一定であつても波形の形
状により第1電圧比較回路6から出力される比較
信号が変化することによりしや断動作を行なうこ
とができる漏洩電流値すなわち感度電流値が変化
するという問題点があつた。すなわち、漏洩電流
値が定格感度電流値以上であつてもしや断動作を
せず、また漏洩電流値が定格感度電流値以下であ
つてもしや断動作をするという問題点があつた。
が定格感度電流値以上の値の歪なし正弦波電流で
あれば常にしや断動作を行なうが、漏洩電流の波
形歪すなわち2次側出力信号51の波形歪が大き
くなると、漏洩電流値が一定であつても波形の形
状により第1電圧比較回路6から出力される比較
信号が変化することによりしや断動作を行なうこ
とができる漏洩電流値すなわち感度電流値が変化
するという問題点があつた。すなわち、漏洩電流
値が定格感度電流値以上であつてもしや断動作を
せず、また漏洩電流値が定格感度電流値以下であ
つてもしや断動作をするという問題点があつた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、2次側出力信号
の実効値に相当する直流電圧をしきい値電圧と比
較することにより2次側出力信号の波形歪による
感度電流の変化を無視できる程度のものとする漏
電検出回路を提供することにある。
あり、その目的とするところは、2次側出力信号
の実効値に相当する直流電圧をしきい値電圧と比
較することにより2次側出力信号の波形歪による
感度電流の変化を無視できる程度のものとする漏
電検出回路を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、漏
電検出回路に、第1の入力端に入力された電圧が
第1のしきい値電圧以上になると状態信号を出力
し、第2の入力端に入力された電圧が第2のしき
い値電圧以下になると状態信号を停止させる電圧
比較回路と、零相変流器から出力される2次側出
力信号を受けて、平均化用のコンデンサととも
に、2次側出力信号の実効値に相当する電圧を電
圧比較回路の第1の入力端に出力するための実効
値変換回路と、平均化用のコンデンサの実効値変
換回路に接続するとともに、電圧比較回路からの
状態信号に基づいて平均化用のコンデンサを実効
値変換回路から電圧比較回路の第2の入力端に切
り替え接続し、かつ平均化用のコンデンサの蓄積
電荷を放電させるための電圧比較回路とを設けた
ものである。
電検出回路に、第1の入力端に入力された電圧が
第1のしきい値電圧以上になると状態信号を出力
し、第2の入力端に入力された電圧が第2のしき
い値電圧以下になると状態信号を停止させる電圧
比較回路と、零相変流器から出力される2次側出
力信号を受けて、平均化用のコンデンサととも
に、2次側出力信号の実効値に相当する電圧を電
圧比較回路の第1の入力端に出力するための実効
値変換回路と、平均化用のコンデンサの実効値変
換回路に接続するとともに、電圧比較回路からの
状態信号に基づいて平均化用のコンデンサを実効
値変換回路から電圧比較回路の第2の入力端に切
り替え接続し、かつ平均化用のコンデンサの蓄積
電荷を放電させるための電圧比較回路とを設けた
ものである。
本発明を実施例に基づき詳細に説明する。第3
図に本発明に係わる漏電検出回路の一実施例を示
す。第3図において、32は零相変流器2から出
力される2次側出力信号(第4図のa参照)を受
け、平均化用のコンデンサ33とともに、2次側
出力信号の実効値の相当する電圧(RMS直流電
圧、第4図のb参照)を出力するための実効値変
換回路で、2次側出力信号を2乗し、この2乗さ
れた2次側出力信号の時間平均をコンデンサ33
によつてとり、この時間平均された2乗の2次側
出力信号の平方根をとることによつて2次側出力
信号の実効値を出力するためのものであり、2次
側出力信号が入力された直後において、出力の電
圧はコンデンサ33を含む時定数により所定の曲
線に基づいて一定値に向かつて上昇するものであ
る。35は第1及び第2の入力端を有し、第1の
入力端に入力された電圧が第1のしきい値電圧以
上になるとしや断信号となる出力信号を出力する
ための状態信号(第4図のd参照)を出力し、第
2の入力端に入力された電圧が第2のしきい値電
圧以下になると出力信号を停止するために状態信
号を停止させる電圧比較回路で、第1の入力端
に、ライン41を介して実効値変換回路32から
のRMS直流電圧が入力されるものである。34
はコンデンサ33を実効値変換回路32にライン
42を介して接続するとともに、ライン44を介
して入力された電圧比較回路35からの状態信号
に基づいてコンデンサ33を実効値変換回路32
から電圧比較回路35の第2の入力端にライン4
3を介して切り替え接続し、かつ2乗された2次
側出力信号によつて充電されたコンデンサ33の
蓄積電荷を一定の電流値に基づいて放電させるた
めのコンデンサ制御回路である。
図に本発明に係わる漏電検出回路の一実施例を示
す。第3図において、32は零相変流器2から出
力される2次側出力信号(第4図のa参照)を受
け、平均化用のコンデンサ33とともに、2次側
出力信号の実効値の相当する電圧(RMS直流電
圧、第4図のb参照)を出力するための実効値変
換回路で、2次側出力信号を2乗し、この2乗さ
れた2次側出力信号の時間平均をコンデンサ33
によつてとり、この時間平均された2乗の2次側
出力信号の平方根をとることによつて2次側出力
信号の実効値を出力するためのものであり、2次
側出力信号が入力された直後において、出力の電
圧はコンデンサ33を含む時定数により所定の曲
線に基づいて一定値に向かつて上昇するものであ
る。35は第1及び第2の入力端を有し、第1の
入力端に入力された電圧が第1のしきい値電圧以
上になるとしや断信号となる出力信号を出力する
ための状態信号(第4図のd参照)を出力し、第
2の入力端に入力された電圧が第2のしきい値電
圧以下になると出力信号を停止するために状態信
号を停止させる電圧比較回路で、第1の入力端
に、ライン41を介して実効値変換回路32から
のRMS直流電圧が入力されるものである。34
はコンデンサ33を実効値変換回路32にライン
42を介して接続するとともに、ライン44を介
して入力された電圧比較回路35からの状態信号
に基づいてコンデンサ33を実効値変換回路32
から電圧比較回路35の第2の入力端にライン4
3を介して切り替え接続し、かつ2乗された2次
側出力信号によつて充電されたコンデンサ33の
蓄積電荷を一定の電流値に基づいて放電させるた
めのコンデンサ制御回路である。
なお、コンデンサ33は、実効値変換回路32
に接続されている時は、実効値変換回路32にお
ける平均化用のコンデンサとして機能し、実効値
変換回路32からライン41へRMS直流電圧を
出力させるために働き、ライン43に接続されて
いる時は、電圧比較回路35の第2のしきい値電
圧と比較するための入力電圧を発生するために働
くものである。
に接続されている時は、実効値変換回路32にお
ける平均化用のコンデンサとして機能し、実効値
変換回路32からライン41へRMS直流電圧を
出力させるために働き、ライン43に接続されて
いる時は、電圧比較回路35の第2のしきい値電
圧と比較するための入力電圧を発生するために働
くものである。
また、第3図において第1図と同一部分または
相当部分には同一符号を付してある。
相当部分には同一符号を付してある。
次に、このように構成された漏電検出回路1の
動作について説明する。まず、電路17a,17
bに漏洩電流が発生していない状態について説明
する。漏洩電流が発生していない状態では、零相
変流器2からの2次側出力信号の電圧値は0であ
るから、実効値変換回路32からの出力電圧も0
であり、その結果、電圧比較回路35からの出力
電圧も0、つまり、状態信号は停止状態を示す
「0」を出力している。この電圧比較回路35か
らの出力「0」は出力回路10に入力され、出力
回路10はしや断信号を停止しており、サイリス
タ21はオフ状態を維持され、引き外しコイル2
0に電流が流れないため、電路しや断用接点16
は接続状態を維持している。
動作について説明する。まず、電路17a,17
bに漏洩電流が発生していない状態について説明
する。漏洩電流が発生していない状態では、零相
変流器2からの2次側出力信号の電圧値は0であ
るから、実効値変換回路32からの出力電圧も0
であり、その結果、電圧比較回路35からの出力
電圧も0、つまり、状態信号は停止状態を示す
「0」を出力している。この電圧比較回路35か
らの出力「0」は出力回路10に入力され、出力
回路10はしや断信号を停止しており、サイリス
タ21はオフ状態を維持され、引き外しコイル2
0に電流が流れないため、電路しや断用接点16
は接続状態を維持している。
この時、電圧比較回路35からの出力「0」は
ライン44を介してコンデンサ制御回路34にも
入力されているため、コンデンサ制御回路34は
コンデンサ33をライン42を介して実効値変換
回路32に接続させている。したがつて、コンデ
ンサ33は実効値変換回路32の平均化用のコン
デンサとして機能するようにされているものであ
る。
ライン44を介してコンデンサ制御回路34にも
入力されているため、コンデンサ制御回路34は
コンデンサ33をライン42を介して実効値変換
回路32に接続させている。したがつて、コンデ
ンサ33は実効値変換回路32の平均化用のコン
デンサとして機能するようにされているものであ
る。
第4図に示す時刻t1の時点で電路17a,17
bに漏洩電流が発生したとする。すると、第4図
のaに示すように時刻t1の時点で零相変流器2か
ら2次側出力信号51が出力されることになる。
この2次側出力信号51を受けた実効値変換回路
32は、2次側出力信号51を2乗し、この2乗
した2次側出力信号をコンデンサ33によつて時
間平均をとる。つまり、コンデンサ33は2乗し
た2次側出力信号の直流分を取り出すように働
き、コンデンサ33によつて2乗した2次側出力
信号の時間平均された信号は平方根をとられて2
次側出力信号の実効値(RMS直流電圧)として
ライン41に出力される。
bに漏洩電流が発生したとする。すると、第4図
のaに示すように時刻t1の時点で零相変流器2か
ら2次側出力信号51が出力されることになる。
この2次側出力信号51を受けた実効値変換回路
32は、2次側出力信号51を2乗し、この2乗
した2次側出力信号をコンデンサ33によつて時
間平均をとる。つまり、コンデンサ33は2乗し
た2次側出力信号の直流分を取り出すように働
き、コンデンサ33によつて2乗した2次側出力
信号の時間平均された信号は平方根をとられて2
次側出力信号の実効値(RMS直流電圧)として
ライン41に出力される。
この時、コンデンサ33のコンデンサ端子電圧
は、2乗した2次側出力信号の時間平均したもの
であるから、第4図のcに符号64として示すよ
うに、時刻t1の時点からある時定数をもつて上昇
する。したがつて、実効値変換回路32からライ
ン41への出力電圧も第4図のbに符号62とし
て示すように、時刻t1の時点から一定電圧に向か
つて上昇することになる。
は、2乗した2次側出力信号の時間平均したもの
であるから、第4図のcに符号64として示すよ
うに、時刻t1の時点からある時定数をもつて上昇
する。したがつて、実効値変換回路32からライ
ン41への出力電圧も第4図のbに符号62とし
て示すように、時刻t1の時点から一定電圧に向か
つて上昇することになる。
そして、実効値変換回路32からのRMS直流
電圧62は、ライン41を介して電圧比較回路3
5の第1の入力端に入力されて第1のしきい値電
圧と比較される。第4図に示す時刻t2の時点で
RMS直流電圧62が第1のしきい値電圧63以
上となると、電圧比較回路35からの出力が第4
図のdに符号66として示すように「1」とな
り、状態信号が出力されることになる。その結
果、出力回路10はしや断信号を出力し、サイリ
スタ21をターンオンさせて、引き外しコイル2
0に電流を流し、電路しや断用接点16を引き外
し、電路17a,17bをしや断する。
電圧62は、ライン41を介して電圧比較回路3
5の第1の入力端に入力されて第1のしきい値電
圧と比較される。第4図に示す時刻t2の時点で
RMS直流電圧62が第1のしきい値電圧63以
上となると、電圧比較回路35からの出力が第4
図のdに符号66として示すように「1」とな
り、状態信号が出力されることになる。その結
果、出力回路10はしや断信号を出力し、サイリ
スタ21をターンオンさせて、引き外しコイル2
0に電流を流し、電路しや断用接点16を引き外
し、電路17a,17bをしや断する。
一方、電圧比較回路35からの状態信号はライ
ン44を介してコンデンサ制御回路44に入力さ
れる。すると、コンデンサ制御回路44は、コン
デンサ33を実効値変換回路32から電圧比較回
路35の第2の入力端にライン43を介して切り
替え接続するとともに、2乗された2次側出力信
号によつて充電されたコンデンサ33の蓄積電荷
を定電流放電させる。つまり、コンデンサ33の
コンデンサ端子電圧64は第4図のcに示すよう
に、時刻t2の時点から所定の傾きをもつて直線的
に下降する。このコンデンサ33のコンデンサ端
子電圧64はライン43を介して電圧比較回路3
5の第2の入力端に入力されて第2のしきい値電
圧と比較される。第4図に示す時刻t3の時点でコ
ンデンサ33のコンデンサ端子電圧64が第2の
しきい値電圧65以下になると、電圧比較回路3
5からの出力66が第4図のdに示すように
「0」となり、状態信号の出力を停止させること
になる。この電圧比較回路35からの出力「0」
は出力回路10に入力され、出力回路10はしや
断信号を停止し、サイリスタ21はターンオフし
て引き外しコイル20に電流が流れないようにす
る。
ン44を介してコンデンサ制御回路44に入力さ
れる。すると、コンデンサ制御回路44は、コン
デンサ33を実効値変換回路32から電圧比較回
路35の第2の入力端にライン43を介して切り
替え接続するとともに、2乗された2次側出力信
号によつて充電されたコンデンサ33の蓄積電荷
を定電流放電させる。つまり、コンデンサ33の
コンデンサ端子電圧64は第4図のcに示すよう
に、時刻t2の時点から所定の傾きをもつて直線的
に下降する。このコンデンサ33のコンデンサ端
子電圧64はライン43を介して電圧比較回路3
5の第2の入力端に入力されて第2のしきい値電
圧と比較される。第4図に示す時刻t3の時点でコ
ンデンサ33のコンデンサ端子電圧64が第2の
しきい値電圧65以下になると、電圧比較回路3
5からの出力66が第4図のdに示すように
「0」となり、状態信号の出力を停止させること
になる。この電圧比較回路35からの出力「0」
は出力回路10に入力され、出力回路10はしや
断信号を停止し、サイリスタ21はターンオフし
て引き外しコイル20に電流が流れないようにす
る。
また、電流比較回路35からの出力「0」はコ
ンデンサ制御回路34にライン44を介して入力
されるため、コンデンサ制御回路34は、コンデ
ンサ33をライン43から実効値変換回路32に
ライン42を介して切り替え接続する。したがつ
て、漏電検出回路1は初期状態に戻る。つまり、
電路17a,17bに漏洩電流が発生していない
状態と同じ状態に戻る。
ンデンサ制御回路34にライン44を介して入力
されるため、コンデンサ制御回路34は、コンデ
ンサ33をライン43から実効値変換回路32に
ライン42を介して切り替え接続する。したがつ
て、漏電検出回路1は初期状態に戻る。つまり、
電路17a,17bに漏洩電流が発生していない
状態と同じ状態に戻る。
このように構成された漏電検出回路1にあつて
は、実効値変換回路32からのRMS直流電圧6
2が、電圧比較回路35における第1のしきい値
電圧63と一致するときの漏洩電流が感度電流と
なる。RMS直流電圧は2次側出力信号に波形歪
による変化を受けにくいものなので、本回路は感
度電流の変化を無視できる程度のものとなし得
る。また本回路は、実効値変換回路32に使用す
る平均化コンデンサと状態信号66の「1」の期
間を決めるタイミングコンデンサを兼用したの
で、部品点数の増加を防ぐことができる効果もあ
る。
は、実効値変換回路32からのRMS直流電圧6
2が、電圧比較回路35における第1のしきい値
電圧63と一致するときの漏洩電流が感度電流と
なる。RMS直流電圧は2次側出力信号に波形歪
による変化を受けにくいものなので、本回路は感
度電流の変化を無視できる程度のものとなし得
る。また本回路は、実効値変換回路32に使用す
る平均化コンデンサと状態信号66の「1」の期
間を決めるタイミングコンデンサを兼用したの
で、部品点数の増加を防ぐことができる効果もあ
る。
以上述べたように本発明は、2次側出力信号を
2乗して時間平均をとつたものの平方根を計算し
て2次側出力信号の実効値に相当するRMS直流
電圧を作り出すことにより、2次側出力信号の波
形歪による感度電流の変化を無視でき得るものと
したので、しや断する漏洩電流の値を波形歪にか
かわりなく一定にできる効果がある。
2乗して時間平均をとつたものの平方根を計算し
て2次側出力信号の実効値に相当するRMS直流
電圧を作り出すことにより、2次側出力信号の波
形歪による感度電流の変化を無視でき得るものと
したので、しや断する漏洩電流の値を波形歪にか
かわりなく一定にできる効果がある。
第1図は従来の漏電検出回路の回路図、第2図
はその動作説明図、第3図は本発明に係わる漏電
検出回路の回路図、第4図はその動作説明図であ
る。 1……漏電検出回路、2……零相変流器、3…
…負荷抵抗、4,5,13,14……入力端子、
10……出力回路、11……定電圧回路、12…
…出力端子、32……実効値変換回路、33……
コンデンサ、34……コンデンサ制御回路、35
……電圧比較回路、41〜44……ライン、51
……2次側出力信号、62……RMS直流電圧、
63,65……しきい値電圧、64……コンデン
サ端子電圧、66……状態信号。
はその動作説明図、第3図は本発明に係わる漏電
検出回路の回路図、第4図はその動作説明図であ
る。 1……漏電検出回路、2……零相変流器、3…
…負荷抵抗、4,5,13,14……入力端子、
10……出力回路、11……定電圧回路、12…
…出力端子、32……実効値変換回路、33……
コンデンサ、34……コンデンサ制御回路、35
……電圧比較回路、41〜44……ライン、51
……2次側出力信号、62……RMS直流電圧、
63,65……しきい値電圧、64……コンデン
サ端子電圧、66……状態信号。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 交流電路の漏洩電流を検出する零相変流器か
ら出力される2次側出力信号を入力信号とし、こ
の入力信号に基づいて出力信号を出力する漏電検
出回路において、 第1及び第2の入力端を有し、第1の入力端に
入力された電圧が第1のしきい値電圧以上になる
と前記出力信号を出力するための状態信号を出力
し、第2の入力端に入力された電圧が第2のしき
い値電圧以下になると前記出力信号を停止するた
めに前記状態信号を停止させる電圧比較回路と、 前記零相変流器から出力される2次側出力信号
を受け、平均化用のコンデンサとともに、前記2
次側出力信号の実効値に相当する電圧を前記電圧
比較回路の第1の入力端に出力するための実効値
変換回路と、 前記平均化用のコンデンサを前記実効値変換回
路に接続するとともに、前記電圧比較回路からの
状態信号に基づいて前記平均化用のコンデンサを
前記実効値変換回路から前記電圧比較回路の第2
の入力端に切り替え接続し、かつ前記平均化用の
コンデンサの蓄積電荷を放電させるためのコンデ
ンサ制御回路と を備えたことを特徴とする漏電検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12946884A JPS619120A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 漏電検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12946884A JPS619120A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 漏電検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS619120A JPS619120A (ja) | 1986-01-16 |
JPH0519374B2 true JPH0519374B2 (ja) | 1993-03-16 |
Family
ID=15010236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12946884A Granted JPS619120A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 漏電検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS619120A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3888243D1 (de) * | 1987-06-19 | 1994-04-14 | Festo Kg | Schaltungsanordnung zum Schutz gegen Fehlerströme. |
JPH0246999A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-16 | Jgc Corp | 油圧プレス駆動制御方法 |
JP4306781B2 (ja) * | 2007-10-30 | 2009-08-05 | ダイキン工業株式会社 | 漏電検出回路 |
JP5119063B2 (ja) * | 2008-07-02 | 2013-01-16 | パナソニック株式会社 | 漏電検出機能付配線器具 |
-
1984
- 1984-06-22 JP JP12946884A patent/JPS619120A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS619120A (ja) | 1986-01-16 |
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