JPH0312031Y2 - - Google Patents

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JPH0312031Y2
JPH0312031Y2 JP9565486U JP9565486U JPH0312031Y2 JP H0312031 Y2 JPH0312031 Y2 JP H0312031Y2 JP 9565486 U JP9565486 U JP 9565486U JP 9565486 U JP9565486 U JP 9565486U JP H0312031 Y2 JPH0312031 Y2 JP H0312031Y2
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transistor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、負荷に直流の電圧、電流等を供給
する電源装置に係り、更に詳しく言えば、AC電
源の投入時又は遮断時におけるスパイク状の異状
電圧発生防止回路を備えた電源装置に関するもの
である。
〔考案の技術的な背景〕
機器に組み込まれる電源装置や電子部品又はそ
れらが実装された回路基板等を試験する電源装置
においては、通常、部品定格に応じて一定レベル
の定圧又は電流が発生するようにした定値制御回
路を有している。この場合、特に半導体部品など
は低定格で機能するように改良されつつあるの
で、過大電圧が加えられると破損する危険も大き
い。そのため、AC電源の投入時又は遮断時にス
パイク状の異状電圧が出力端に発生しないように
した電源装置が用いられるようになつてきてお
り、その一例が第4図に示されている。
すなわち、電源40からAC電源が投入される
とトランスT4を介して整流回路41に入力され、
その整流出力は端子Jを経て例えばノーマルオー
プン形のリレー42に加えられる。この場合、
AC電源の投入直後であつてその整流出力が各部
の正常動作電圧範囲まで立ち上がらない状態にお
いては電圧検出回路43から出力が発生せず、リ
レー駆動回路45から駆動電流が送出されないの
で上記リレー42はオフになつてており、出力端
子P,Q間には直流出力が現われない。
整流回路41の出力が各部の動作電圧範囲に達
すると電圧検出回路43が作動して出力を発生す
る。この状態になると例えばスイツチ46をオン
にすることによりアンド回路44を介してリレー
駆動回路45に電圧検出回路43の出力を与え、
上記リレー42をオンに制御することが可能にな
り、端子P,Q間に直流出力を発生させることが
できる。このため、AC電源投入時の回路動作不
定による異状電圧は出力端側に発生しない。
AC電源遮断時には、整流回路41の出力が低
下し各ブロツクの動作が不定となる電圧に降下す
る前に電圧検出回路43の出力がオフとなり、リ
レー42が開かれる。よつてAC電源遮断時にも
異状電圧は発生しない。
この従来装置は出力端子P,Qに接続される負
荷側がリレー42によつて完全に遮断されるの
で、異常電圧の発生に対して安定性が高い。しか
しそのためにはリレーの動作速度を十分に考慮し
て検出電圧を決定する必要がある。また、負荷が
接続された状態でリレーの開閉が行われるので接
点の傷損が大きく、更に、微小な負荷電流にも対
応できるようにするには高価なリレーを必要とす
る。
上記リレーの欠点を除くため、電圧等の発生部
を電子回路に置き換えた他の例が第5図に示され
ている。すなわち、この装置は例えば所定の電圧
を発生する一般的な定電圧回路48と、その電圧
発生のタイミングを制御する制御回路49とから
なつており、電源部は上記第4図と同様なので省
略されている。
AC電源が投入されると上記整流回路41から
立ち上がり状態の直流電圧が端子Jに加えられ
る。この状態においては上記電圧検出回路43は
出力を発しないので制御回路49のトランジスタ
50はオフであるが、トランジスタ51は端子J
に加えられる直流電圧によりバイアスされてオン
となる。定電流源52が送出する電流は上記トラ
ンジスタ51のコレクタ、エミツタを介して接地
側へバイパスされ、トランジスタ53にはベース
電流が供給されない。したがつて、このトランジ
スタ53は作動せず、定電圧回路48には出力が
生じない。
端子Jに加わる直流電圧が所定の電圧範囲に達
すると上記電圧検出回路43から出力が発せら
れ、端子Kを介してトランジスタ50に加えられ
る。これによりトランジスタ50はオンとなる
が、トランジスタ51はベース電流がこのトラン
ジスタ50を介して接地側へバイパスされるので
オフになる。よつて、トランジスタ51を介して
接地側へバイパスされていた定電流源52からの
電流はトランジスタ53に供給される。これによ
りトランジスタ53がオンとなり、定電圧回路4
8が作動して端子P,Q間に出力を発生する。こ
の出力は誤差増幅54と上記トランジスタ53の
バイアス制御用トランジスタ55により所定レベ
ルに保たれる。
AC電源遮断の場合には、上記と逆順序の動作
となる。すなわち、端子Jに加わつている電圧が
所定の電圧範囲以下になると端子Kへの入力が無
くなり、トランジスタ50はオフ、トランジスタ
51は一旦オンとなり、トランジスタ53をオフ
にしたのち、端子Jに加わる電圧の低下にともな
つてこのトランジスタ51もオフとなる。
この従来装置はリレーに起因する欠点が無く、
動作の高速化も可能であるが、その反面、電圧検
出回路43に加えられる被検出電源電圧とトラン
ジスタ51のバイアス用電圧が整流回路41の同
一出力から与えられているので、異状電圧発生に
対する各トランジスタのオン、オフの応答のタイ
ミングが必ずしも確実でないという難点がある。
〔考案の目的〕
この考案は上記の点に鑑みなされたもので、そ
の目的は、AC電源の投入時又は遮断時に発生す
る異状電圧の影響を確実に防止でき、かつ、調整
が簡単な電源装置を提供することにある。
〔実施例〕
以下、この考案を添付図面に示されている実施
例により詳細に説明する。
第1図を参照すると、AC電源1からの交流入
力は例えば比較的電力容量の大きいトランスT1
と整流回路2により直流に変換され、定電圧回路
3から出力端子P,Qを介して図示しない負荷に
供給される。また、装置内の各部に対する制御用
の電圧は、電力容量が比較的小さいトランスT2
と整流回路4により得られるようになつている。
この実施例において、上記定電圧回路3は、従
来装置の場合とほぼ同様に例えば定電流源8と比
較的電流容量の大きい高耐圧のトランジスタTr1
及び、スイツチング用のトランジスタTr2、基準
電圧Vrefを有する誤差増幅器A等で構成された
通常の定電圧回路になつている。また、その他の
各部は例えば時定数回路5と電圧検出回路6、及
び制御回路7からなつている。
上記時定数回路5は上記低圧用整流回路4の出
力側と電圧検出回路6の入力側との間に設けら
れ、例えば充電用のダイオードD1び抵抗R1、コ
ンデンサCと、上記ダイオードD1に対して逆向
きにされたダイオードD2を備えている。このダ
イオードD2はダイオードD1と抵抗R1間の電圧を
一定に保つためのものである。上記電圧検出回路
6は従来例とほぼ同様に例えばコンパレータなど
で構成されている。上記制御回路7は例えば2つ
のオン、オフ制御用トランジスタTr3,Tr4、及
びバイアス電流供給用の抵抗R2,R3、逆流防止
用のダイオードD3,D4からなつている。
次に、第2図を参照しながら各部の動作を説明
する。なお、各横軸と縦軸はそれぞれ時間と電圧
又は電流のレベルを表すものとする。
AC電源回路のスイツチSを時刻t0においてオ
ンにすると、整流回路2から例えば第2図Aのイ
に示されるような比較的大きい直流が出力され、
整流回路4からはロに示されるように比較的小さ
な直流が出力される。この場合、イの直流出力は
比較的大容量のため大きい時定数を有していて立
ち上がりが遅く、ロの直流出力は制御用の小容量
であるから時定数が小さく立ち上がりが速くなつ
ている。
上記イの出力は定電流源8と、抵抗R3及びダ
イオードD4を介してトランジスタTr4に加えら
れ、ロの出力は時定数回路5に加えられる。ここ
で、ハに示さるように上記イの出力が時刻t1にお
いて例えば定格の85%まで立ち上がつたとき、時
定数回路5の出力が電圧検出回路6のしきい値レ
ベルとなるように抵抗R1とコンデンサCによる
時定数の値を設定しておくと、電圧検出路6から
は時刻t1においてホに示されるような出力が発せ
られる。
この場合、制御回路7のトランジスタTr3は、
時刻t0からt1の間は電圧検出回路6からの出力が
ないのでヘに示されるようにオフになつており、
また、トランジスタTr4は整流回路4からの早い
立ち上がり出力ロによつてバイアスされ、ニに示
されるようにオンになつている。したがつて、定
電流源8からの電流はトランジスタTr4のコレク
タ、エミツタを介して接地側へバイパスされ、定
電圧回路3のトランジスタTr1にはベース電流が
供給されないので作動せず、端子P,Q間には出
力が発生してない。
上記のように時刻t2になつて電圧検出回路6か
ら出力が発せられると、まず、トランジスタTr3
がヘに示されるようにオンとなり、上記トランジ
スタTr4のベースに供給されていた電流は、この
トランジスタTr3のコレクタ、エミツタを介して
接地側へバイパスされる。これによりトランジス
タTr4は上記ニに示されるようにオフとなり、そ
れまで接地側へバイパスされていた定電流源8か
らの電流はトランジスタTr1にベース電流として
加えられる。よつてトランジスタTr1はオンとな
り、端子P,Q間にはトに示されるように定電圧
回路3の出力が発生する。これをみると、時刻t0
からt1までの立ち上がり電圧により回路が不安定
動作をして異状電圧が発生しても、端子P,Q間
の出力はその影響を受けないことがわかる。
AC電源遮断時の動作は第2図Bに示されてい
るが、上記第2図Aとは逆の動作であるから手短
かに説明する。
例えば時刻t3において電源スイツチSをオフに
すると、整流回路2と4の出力はそれぞれイ′と
ロ′のようになる。時定数回路5のコンデンサC
に充電されていた電圧は、整流回路4の出力が急
速に無くなるのに追随して逆向きに接続されたダ
イオードD2によりハ′に示されるように速やかに
放電され、これにともなつて電圧検出回路6の出
力が消失する。よつてトランジスタTr3はヘ′に
示されるようにオフとなり、トランジスタTr4
上記イ′の残留出力によりバイアスされニ′に示さ
れるように一旦オンとなる。これにより、トラン
ジスタTr1のベースに供給されていた電流が接地
側へバイパスされ、上記トランジスタTr1がオフ
になり、端子P,Q間の出力はト′に示されるよ
うに消減する。一旦オンとなつた上記トランジス
タTr4もやがて図示のようにオフになる。上記か
ら、電源遮断時の出力立ち下がりによる不安定動
作などで異状電圧が発生したとしても、それ以前
に端子P,Q間の出力が無くなつてその影響を受
けないことがわかる。
第3図には、電力容量の異なる上記イ及びロの
出力を1つのトランスT3と整流回路10により
発生させる場合の一例が示されているが、構成が
簡単で容易に理解できるからその説明は省略す
る。
〔考案の効果〕
以上、詳細に説明したように、この考案による
電源装置は、AC電源投入時には比較的小さい時
定数の整流回路4により速やかにトランジスタ
Tr4へバイアス電流を与え、Tr1のベース電流を
バイパスして定電圧回路3の電圧発生を所定時間
遅らせ、AC電源遮断時には電圧検出回路6の出
力がオフとなつてトランジスタTr3がオフとなる
と同時に時定数の大きい整流回路2の残留出力を
利用してトランジスタTr4を速やかにオンにし、
トランジスタTr1のベース電流をバイパスして定
電圧回路3の動作を停止させるようになつてい
る。
したがつて、AC電源投入時における直流の立
ち上がり電力は負荷へ供給する出力として発生せ
ず、また、AC電源遮断時においては立ち下がり
電力が発生する以前に負荷への出力がオフとなる
ようにされている。
このため、電源の投入又は遮断時に例えば装置
内で異状電圧が発生したとしても出力端とは電気
的に切り離されており、出力端に接続された負荷
には影響が無いので極めて安全性が高い。また、
電力容量が比較的小さく出力の立ち上がり及び立
ち下がり時定数の小さい整流直流を制御用として
利用するため、動作のタイミング調整なども極め
て簡単であるから、一般の電源装置に容易に適用
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案による電源装置
の実施例に係り、第1図はその回路図、第2図は
動作説明用のタイミング図、第3図は変形実施例
を示す一部回路図、第4図は従来装置のブロツク
線図、第5図は従来装置の他の実施例における要
部回路図である。 図中、1はAC電源、2,4,10は整流回路、
3は定電圧回路、5は時定数回路、6は電圧検出
回路、7は制御回路、8は定電流源、D1ないし
D4はダイオード、Cはコンデンサ、R1ないしR3
は抵抗、Tr1ないしTr4はトランジスタ、Aは誤
差増幅器である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 交流を直流に変換する整流回路を含む主電源供
    給部と、該主電源供給部と出力端子間に接続され
    た制御トランジスタおよび該制御トランジスタに
    バイアス電流を供給するバイアス回路と該制御ト
    ランジスタの出力を一定に制御する誤差増幅器と
    からなる定値制御回路と、上記制御トランジスタ
    へのバイアス電流をバイパスする第1のスイツチ
    ングトランジスタと、該第1のスイツチングトラ
    ンジスタのベース電流をオンオフする第2のスイ
    ツチングトランジスタとを備え、上記第2のスイ
    ツチングトランジスタに出力制御信号を与えて上
    記制御トランジスタの出力を制御する電源装置に
    おいて、 上記主電源供給部よりも出力の立上りおよび立
    下り時定数の小さな制御用電源供給部を有し、該
    制御用電源供給部と上記主電源供給部との双方か
    ら上記第1のスイツチングトランジスタにベース
    電流を供給することを特徴とする電源装置。
JP9565486U 1986-06-23 1986-06-23 Expired JPH0312031Y2 (ja)

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JP2517807Y2 (ja) * 1990-04-27 1996-11-20 カルソニック株式会社 ラッチアップ防止回路

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