JP3057654B2 - 電源供給回路 - Google Patents

電源供給回路

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JP3057654B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源電圧として対称に
なった正、負直流電圧を用いる、例えばレーザーディス
ク装置や据置き型のステレオ式テープレコーダ、ビデオ
テープレコーダ等の民生用電子機器に使用して好適な電
源供給回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、このような民生用電子機器は、
商用交流電圧を0電位を基準として対称になった正、負
直流電圧に変換し、電源電圧として用いるようになって
いる。そして、その際負荷回路側での短絡や正、負直流
電圧を出力するトラッキングレギュレータ側での故障等
により、負荷回路側に異常(過大)電流が流れて回路部
品の破壊や異常発熱等を生じないようにするために、負
荷回路側或いはトラッキングレギュレータ側にヒューズ
を設けて保護するようにしていた。
【0003】具体的には、図4に示すように構成してお
り、1は商用交流電源、2はセンタータップ付の電源ト
ランス、3はブリッジ形整流回路、4,5は平滑用コン
デンサ、6は所定電圧値の対称になった正、負直流電圧
を安定化して出力するトラッキングレギュレータ、7,
8は保護用のヒューズ、9,10は負荷回路であり、A
Cコンセントに差し込んで電源トランス2の1次側交流
電源を投入したスタンバイ状態で、電源スイッチ11を
ON操作するとトラッキングレギュレータ6が作動状態
となって、トラッキングレギュレータ6から負荷回路
9,10側にヒューズ7,8を介して正、負直流電圧が
供給されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の保護構成では、別途設けたヒューズを用いて異常
電流に対する保護を行わせるようにしているため、保護
動作が行われる毎に一々新しいヒューズと交換する必要
があり、その復旧に手間を要するものであった。更に、
このようなヒューズをどの程度の電流レベルで溶断する
ようにするかその微妙な設定が困難であり、また電源投
入時の突入電流等一時的な過大電流に対し誤動作する虞
れがあった。
【0005】本発明はこのような点に鑑み成されたもの
であって、トラッキングレギュレータからの正、負直流
電圧を負荷側に供給する際に、異常電流等に対する十分
な保護と安定した動作が行えるようにした電源供給回路
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記した目的を達成する
ため本発明では、 電源投入時に作動状態となるトラッキ
ングレギュレータから出力される正、負直流電圧が、対
称になっていないことを検出して、トラッキングレギュ
レータの作動を停止させるこのような電源供給回路にお
いて、電源投入時の所定期間はトラッキングレギュレー
タの作動を停止させないようにする回路手段を設けたも
のである。
【0008】具体的には、前記トラッキングレギュレー
タからの正、負直流電圧が対称になっていないことをそ
の合成電圧から検出するコンパレータを設け、前記回路
手段はこのコンパレータの合成電圧が入力される入力端
側と接地間に設けられたコンデンサとしたものである。
【0009】
【作用】このような構成によると、正直流電圧側の負荷
回路と負直流電圧側の負荷回路の回路条件が非対称で、
電源投入時にトラッキングレギュレータの正負直流電圧
の立ち上がりに差が生じて、正、負直流電圧が一時的に
非対称になる場合において、例えば、その非対称期間の
合成電圧をコンデンサにより吸収できるので、コンパレ
ータは正、負直流電圧が非対称であることを検出しな
い。これにより、電源を投入したにも拘わらずトラッキ
ングレギュレータの作動が停止されるといった誤動作を
生じることがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面と共に
説明する。尚、従来と同一部品については、同一符号を
付すると共にその説明を省略する。本実施例では、ヒュ
ーズの替わりに、図1に示すようにトラッキングレギュ
レータ6からの正、負直流電圧が0電位を基準として対
称になっているか否かを検出する検出回路12と、この
検出回路12からの検出結果に基づいてトラッキングレ
ギュレータ6の作動を停止させるか否かを制御する制御
回路13とを設けるようにしたものである。
【0011】ここで、検出回路12は正、負直流電圧が
一時的に対称でなくなってもそのことを検出しないよう
になっており、そのため電源スイッチ11による電源投
入時にその負荷条件の相違に伴う立ち上がり特性の違い
により一時的に非対称期間が生じても、トラッキングレ
ギュレータ6の作動が停止することはない。
【0012】このようにすると、電源投入状態で例えば
短絡等の異常が負荷回路側で発生した場合、異常電流が
流れて正、負直流電圧が継続的に非対称になるので、そ
のことを検出回路12が検出して、制御回路13により
トラッキングレギュレータ6の作動を停止させることに
なる。
【0013】また、負荷回路側が通常の動作を行ってい
ても、トラッキングレギュレータ6からの正、負直流電
圧が非対称になっている場合には、同様にそのことが検
出回路12にて検出されて、制御回路13によりトラッ
キングレギュレータ6の作動が停止されることになる。
その結果、非対称になった正、負直流電圧によって負荷
回路側が動作し続けることで、回路部品にその設計値よ
りも大きな電流が流れ続けて、発熱を生じることがな
く、十分な安全性が得られることになる。
【0014】図2はその具体的な構成例を示し、トラッ
キングレギュレータ6は正、負直流電圧の給電用トラン
ジスタ14、15と、そのバイアス抵抗16、17と、
ツェナーダイオード18、19と、コンデンサ20、2
1等からなり、ツェナーダイオード18、19と、コン
デンサ20、21とによって所定電圧値の対称になった
正、負直流電圧を安定的に出力するようになっている。
【0015】そして、検出回路12はトラッキングレギ
ュレータ6からの正、負直流電圧を合成して合成電圧を
得るための抵抗22、23(抵抗値が同じ)と、正、負
直流電圧が対称でなくなることによってその合成電圧が
正、負何れの電圧になっているかを検出するコンパレー
タ(夫々、IC化されている)24、25と、そのコン
パレータ24、25の出力端側に設けられたダイオード
及びプルアップ抵抗26、27及び28、29とからな
っており、トラッキングレギュレータ6側に入力される
正、負直流電圧(+B、−B)を夫々抵抗30、31及
び32、33で分圧してコンパレータ24、25の基準
電圧Vref1、Vref2としている。
【0016】そして、制御回路13は給電用トランジス
タ14、15をON・OFF制御するための制御用トラ
ンジスタ34、35、36と、IC化されたDフリップ
フロップ37等からなり、そのDフリップフロップ37
はそのクロック端子CKに電源スイッチ11が接続され
ており、そのクリア端子CLRにコンパレータ24、2
5からのHレベル出力が入力されるようになっている。
また、そのクリア端子CLRにはブリッジ形整流回路3
からの正直流電圧(+B)が抵抗38、ツェナーダイオ
ード39、コンデンサ40を介して印加されるようにな
っている。
【0017】ここで、41はトラッキングレギュレータ
6からの正、負直流電圧が一時的に対称でなくなった場
合にそのことをコンパレータ24、25が検出しないよ
うにするためのコンデンサであり、コンパレータ24、
25の合成電圧が入力される入力端側と接地間に設けら
れている。
【0018】例えば、トラッキングレギュレータ6の正
直流電圧側の負荷回路9と負直流電圧側の負荷回路10
の回路条件が非対称であり、負荷回路9側に流れる負荷
電流の方が大きくなる場合、電源スイッチ11による電
源投入時にトラッキングレギュレータ6の正負直流電圧
の立ち上がりに差が生じて、図3(a)に示すように非
対称となる。
【0019】そのため、この非対称期間、この場合その
合成電圧が一時的に負の電圧となるが(図3(a)斜線
部参照)、コンデンサ41の充電期間よりも短い一時的
なものであるため、コンデンサ41により吸収されるこ
とになる。従って、電源投入時にこのような一時的な負
の合成電圧によってコンパレータ25の出力がHレベル
となり(図3(b)参照)、Dフリップフロップ37が
リセットされて、電源を投入したにも拘らずトラッキン
グレギュレータ6の作動が停止されると云った誤動作を
生じることがない。
【0020】従って、このような構成において、ACコ
ンセントにその電源コードを差し込んで1次側交流電源
を投入すると、電源トランス2、ブリッジ形整流回路3
を通じて、トラッキングレギュレータ6に正、負直流電
圧(+B、−B)が供給されることになる。この時、正
直流電圧(+B)が抵抗38、ツェナーダイオード3
9、コンデンサ40を通じてDフリップフロップ37の
クリア端子CLRに供給され、そのクリア端子CLRが
Hレベルになるので、Dフリップフロップ37は出力端
子−QがHレベルになったリセット状態となる。
【0021】そのため、この出力端子−Qの出力が抵抗
42、43を通じてベース側に供給される制御用トラン
ジスタ34と35がONとOFFになり、それによって
制御用トランジスタ36と給電用トランジスタ14、1
5がONとOFFになって、トラッキングレギュレータ
6の作動が停止したスタンバイ状態となる。
【0022】この状態で、電源スイッチ11をON操作
すると、Dフリップフロップ37のクロック端子CKに
Lレベルが入力され、Dフリップフロップ37はデータ
端子DのHレベルをラッチして出力端子Qへ出力し、出
力端子−QをLレベルとする。そのため、制御用トラン
ジスタ34、36がOFF、35がONとなって、給電
用トランジスタ14、15がONとなり、トラッキング
レギュレータ6から所定電圧値の対称になった正負直流
電圧が出力されることになる。
【0023】そして、この電源供給状態で負荷側或いは
電源側での異常により(例えば、負荷側の短絡や正、負
直流電圧の一方がなくなる等により)、トラッキングレ
ギュレータ6の正、負直流電圧が対称でなくなると、そ
の合成電圧が0Vから正或いは負の電圧となる。例え
ば、正の合成電圧になった場合はコンパレータ24の出
力がHレベルにまたコンパレータ25の出力がLレベル
となり、負の合成電圧になった場合はコンパレータ24
の出力がLレベルにまたコンパレータ25の出力がHレ
ベルとなり、何れの場合においてもDフリップフロップ
37のクリア端子CLRにHレベルが入力されることに
なる。
【0024】そのため、Dフリップフロップ37はリセ
ット状態となって、その出力端子−QがHレベルとな
り、制御用トランジスタ34、36がON、35がOF
Fとなる。従って、給電用トランジスタ14、15がO
FFとなり、トラッキングレギュレータ6の作動が停止
したスタンバイ状態となる。尚、異常状態が解消された
後は、再び電源スイッチ11をON操作することで、電
源供給を再開できることになる。
【0025】
【発明の効果】上述した如く本発明の電源供給回路に依
れば、電源投入時の所定期間はトラッキングレギュレー
タの作動を停止させないようにする回路手段を備えてい
る。これにより、電源を投入した直後にトラッキングレ
ギュレータが停止されるといった誤動作を生じることが
ない。特に、本発明ではトラッキングレギュレータから
出力される正、負直流電圧が対称になっていないことを
その合成電圧から検出するコンパレータを設け、このコ
ンパレータの合成電圧が入力される入力端と接地間にコ
ンデンサを設けている。そのため、電源投入直後におけ
る一時的な非対称期間の合成電圧はこのコンデンサに吸
収されるので、この間はコンパレータが非対称を検出す
ることはない。これにより、容易に、かつ確実に、電源
投入時の所定期間はトラッキングレギュレータの作動を
停止させないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す図。
【図2】 その具体的な構成例を示す図。
【図3】 その電源投入時の出力状態を説明するための
図。
【図4】 従来の構成例を示す図。
【符号の説明】 6 トラッキングレギュレータ 11 電源スイッチ 12 検出回路 13 制御回路 24、25 コンパレータ 41 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/00 306 H02J 1/00 309 G05F 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源投入時に作動状態となるトラッキン
    グレギュレータから出力される正、負直流電圧が、対称
    になっていないことを検出して、トラッキングレギュレ
    ータの作動を停止させる電源供給回路であって、電源投
    入時の所定期間はトラッキングレギュレータの作動を停
    止させないようにする回路手段を備えていることを特徴
    とする電源供給回路。
  2. 【請求項2】 前記トラッキングレギュレータからの
    正、負直流電圧が対称になっていないことをその合成電
    圧から検出するコンパレータを設け、前記回路手段は、
    このコンパレータの合成電圧が入力される入力端側と接
    地間に設けられたコンデンサであることを特徴とする請
    求項1に記載の電源供給回路。
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CN115436689B (zh) * 2022-09-23 2023-09-01 陕西省电子技术研究所有限公司 一种基于双运放和霍尔电流传感器的电零位测试装置

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