JP2001100852A - 定電圧レギュレータ回路 - Google Patents

定電圧レギュレータ回路

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JP2001100852A
JP2001100852A JP27674899A JP27674899A JP2001100852A JP 2001100852 A JP2001100852 A JP 2001100852A JP 27674899 A JP27674899 A JP 27674899A JP 27674899 A JP27674899 A JP 27674899A JP 2001100852 A JP2001100852 A JP 2001100852A
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terminal
voltage regulator
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Hiroshi Shinobu
洋 信夫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッシュ電流による障害の発生を未然に防止
する。 【解決手段】 定電圧レギュレータ回路となる集積回路
1Aの入力端子11が主制御用のインピーダンス素子と
してのpnpトランジスタ15を通じて出力端子12に
接続され、このトランジスタ15のベースが抵抗器1
6、npnトランジスタ17、18の直列回路を通じて
接地端子13に接続される。さらに出力端子12が抵抗
器22、23の直列回路を通じて演算増幅器21の反転
入力端(−)に接続され、ツェナーダイオード20で形
成される基準電圧Vrefに対する変動成分が取り出さ
れる。この演算増幅器21の出力端がトランジスタ17
のベースに接続される。さらに入力端子11が定電流源
25、時定数端子14、時定数用のコンデンサ6を通じ
て接地端子5に接続され、この時定数端子14が演算増
幅器28を通じてトランジスタ18のベースに接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば安定化され
た電源を必要とする電子機器に使用される定電圧レギュ
レータ回路に関する。詳しくは、出力電圧に応じてイン
ピーダンス素子を制御することにより出力電圧を安定化
する定電圧レギュレータ回路で、電源投入時に発生する
恐れのある誤動作の防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】安定化された電源の必要とされる電子機
器に使用される定電圧レギュレータ回路を用いた電源装
置としては、従来から例えば図10〜図12に示すよう
な回路が提案されている。この内の図10においては、
例えば商用交流電源の供給される端子91が交流を直流
に変換する電源回路92に接続される。そしてこの電源
回路92の正の出力端がコンデンサ93の正極端を介し
て定電圧レギュレータ回路94の入力端子941に接続
され、電源回路92の負の出力端及びコンデンサ93の
負極端が接地端子95に接続される。
【0003】さらに定電圧レギュレータ回路94では、
入力端子941が主制御用のpnpトランジスタ942
を通じて出力端子943に接続される。また、このトラ
ンジスタ942のベースが抵抗器944、npnトラン
ジスタ945の直列回路を通じて回路の接地端子946
に接続される。さらに入力端子941が定電流源947
とツェナーダイオード948の直列回路を通じて回路の
接地端子946に接続される。そして定電流源947と
ツェナーダイオード948の接続中点が演算増幅器94
9の非反転入力端(+)に接続される。
【0004】また、出力端子943が抵抗器950、9
51の直列回路を通じて接地端子946に接続され、こ
の抵抗器950、951の接続中点が演算増幅器949
の反転入力端(−)に接続される。これにより演算増幅
器949からは、ツェナーダイオード948で形成され
る基準電圧Vrefに対する抵抗器950、951で分
圧された出力電圧の変動成分が取り出される。そしてこ
の演算増幅器949の出力端が抵抗器952を通じて上
述のトランジスタ945のベースに接続される。このよ
うにして定電圧レギュレータ回路94が形成される。
【0005】すなわちこの定電圧レギュレータ回路94
では、出力端子943の電圧が上昇すると反転入力端
(−)の電位が高くなって演算増幅器949の出力が低
下される。これによりトランジスタ945のベースを流
れる電流が減少され、トランジスタ942のインピーダ
ンスが高くなって出力電圧が低下される。同様に出力電
圧が低下すると反転入力端(−)の電位が低くなって演
算増幅器949の出力が上昇される。これによりトラン
ジスタ945のベースを流れる電流が増加され、トラン
ジスタ942のインピーダンスが低くなって出力電圧が
上昇される。
【0006】そしてこの定電圧レギュレータ回路94の
出力端子943がコンデンサ96の正極端を介して直流
電圧の出力端子97に接続される。また回路の接地端子
946及びコンデンサ96の負極端が接地端子95に接
続される。これによってこの装置においては、端子91
に供給される商用交流電源が電源回路92で交流が直流
に変換され、変換された電源がコンデンサ93で平滑さ
れて定電圧レギュレータ回路94に供給され、この定電
圧レギュレータ回路94でコンデンサ96の電圧を安定
化し、安定化された直流電圧が出力端子97に取り出さ
れるものである。
【0007】さらに図11には、例えば不使用時の電力
削減のための遮断機構を設けた定電圧レギュレータ回路
94の構成を示す。なお図中で上述の図10と対応する
部分には同一符号を付して説明を省略する。この図11
では、例えば上述の定電圧レギュレータ回路94内の演
算増幅器949の動作電源と、定電流源947とツェナ
ーダイオード948の直列回路に供給される電源が、入
力端子941からpnpトランジスタ953を通じて供
給される。従ってこのトランジスタ953がオフのとき
は定電圧レギュレータ回路94が不動作にされて電力消
費が削減される。
【0008】そして例えば外部からの制御によって切り
換えられるスイッチ98が、定電圧レギュレータ回路9
4の入力端子941と制御端子954との間に設けられ
る。さらに上述のトランジスタ953のベースが抵抗器
955、npnトランジスタ956を通じて回路の接地
端子946に接続され、上述の制御端子954が抵抗器
957を通じてトランジスタ956のベースに接続され
る。これによってスイッチ98がオフされるとトランジ
スタ956がオフとなり、トランジスタ953がオフさ
れて定電圧レギュレータ回路94が不動作にされる。
【0009】さらに図12には、出力電流が過大となっ
たときに制限を行うための過電流保護回路の設けられた
定電圧レギュレータ回路94の構成を示す。なお図中
で、上述の図10と対応する部分には同一の符号を付し
て説明を省略する。この図12では、主制御用のpnp
トランジスタ942のドライブ電流(トランジスタ94
5のコレクタ電流)を検出する抵抗器958が設けられ
る。そしてこの抵抗器958とトランジスタ945のエ
ミッタとの接続中点が演算増幅器959の非反転入力端
(+)に接続される。
【0010】また、上述の定電流源947とツェナーダ
イオード948の接続中点が演算増幅器959の反転入
力端(−)に接続される。そしてこの演算増幅器959
の出力端が抵抗器960を通じてnpnトランジスタ9
61のベースに接続される。さらにこのトランジスタ9
61がトランジスタ945のベースと接地端子946と
の間に設けられる。これによりトランジスタ942のド
ライブ電流が過大になると、この電流が制限されるよう
にトランジスタ961の導通が制御される。
【0011】なお上述の図12の構成において、演算増
幅器959の動作電源は、例えば消費電力を削減する場
合にはトランジスタ953のコレクタ側に接続される。
ただし過電流保護動作を確実に行わせるためには、演算
増幅器959を先に立ち上げておいた方がスイッチ98
のオンの瞬間の応答の遅れが生じ難くなるので、この場
合には演算増幅器959の動作電源はトランジスタ95
3のエミッタ側に接続されることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような定
電圧レギュレータ回路94を用いる電源装置において、
例えば電源投入の際には、コンデンサ96を充電するた
めのラッシュ電流が定電圧レギュレータ回路94を通じ
て流される。その場合にこのラッシュ電流の大きさは、
例えば一般的に設けられる上述の過電流保護回路の設定
値まで流れることになり、例えば定電圧レギュレータ回
路94の定格電流が500mA程度でも、過電流保護回
路の一般的な設定値の例えば2.0Aまで流れることが
ある。このためこのように大きな電流が流れると、例え
ば前段の電源回路92でリミッタ動作等が起され、これ
によって装置全体の電源が遮断される等の誤動作の恐れ
が生じるものである。
【0013】すなわちこのような定電圧レギュレータ回
路94を用いる電源装置を、さらに広い範囲で見るとそ
の構成は例えば図13に示すようになっている。この図
13において、例えば商用交流電源の供給される端子9
10が交流を直流に変換するAC−DC電源回路920
に接続される。そしてこの電源回路920には整流回路
921が設けられ、上述の端子910がこの整流回路9
21に接続されてこの整流出力が平滑コンデンサ922
を通じて絶縁トランス923の1次巻線923a及び制
御回路924の直列回路に接続される。
【0014】またこの絶縁トランス923の第1の2次
巻線923bが整流用のダイオード925bと平滑コン
デンサ926bを通じて制御回路924に接続される。
さらに第2及び第3の2次巻線923c、923dに
も、それぞれ整流用のダイオード925c、925dと
平滑コンデンサ926c、926dが設けられる。そし
てこの第3の平滑コンデンサ926dの正極端が、ツェ
ナーダイード927、抵抗器928を通じてフォトカプ
ラ929の1次側の発光素子に接続され、フォトカプラ
929の2次側の受光素子が制御回路924に接続され
る。
【0015】さらにこれらの第2及び第3の平滑コンデ
ンサ926c、926dが、それぞれ定電圧レギュレー
タ回路94c、94dに接続される。ここで定電圧レギ
ュレータ回路94cは、例えば上述の図11に示す遮断
機構付きの回路である。そしてこの定電圧レギュレータ
回路94cの出力端子がコンデンサ96cを介して直流
電圧の出力端子97c及び接地端子95cに接続され
る。また例えば5Vの電圧を得る定電圧レギュレータ回
路94dの出力端子がコンデンサ96dを介して制御用
のマイクロコンピュータ99及び接地端子95dに接続
される。
【0016】さらにこのマイクロコンピュータ99で
は、例えば動作モードの判別によって装置内での不使用
の回路が判定され、この判定に従って対応する定電圧レ
ギュレータ回路94cの遮断機構(スイッチ98)が制
御される。このようにして、例えば判別される動作モー
ドごとに判定される不使用の回路の電源を遮断すること
ができ、これによって消費電力の削減を図ることができ
るものである。なお定電圧レギュレータ回路94cは、
例えばマイクロコンピュータ99で判別される動作モー
ドに応じて複数の系統に分けてそれぞれに設けることが
できる。
【0017】そこでこのような装置においては、例えば
マイクロコンピュータ99の制御によって定電圧レギュ
レータ回路94cの遮断機構を働かせた場合にも、その
後の電源の再投入時に上述の大きな電流が流れる可能性
がある。さらにこの電流が流れることによって電源回路
920でリミッタ動作(図示せず)が起されると、例え
ば定電圧レギュレータ回路94dに供給される電圧も低
下されることになり、これによって例えば5Vの出力電
圧が低下されてマイクロコンピュータ99が動作不能状
態に陥ってしまう恐れがある。
【0018】そしてこのような装置において、例えばマ
イクロコンピュータ99が動作不能状態に陥ってしまう
と、例えば以後の装置全体の機能が停止してしまう恐れ
がある。さらにこのような装置全体が機能停止状態に陥
ってしまう可能性は、上述のマイクロコンピュータ99
の制御によって定電圧レギュレータ回路94cの遮断機
構を働かせる度に生じる恐れがあるものである。なお上
述の図12のように、過電流保護回路が設けられている
場合にも、電源投入時のラッシュ電流を止めることはで
きないものであって、同様の事態が生じる恐れがある。
【0019】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、従来の装置
では電源投入時や遮断機構を働かせた後の電源の再投入
時にラッシュ電流が発生され、装置全体の機能の停止な
どの事態が引き起こされる可能性があったというもので
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、電源投入時に徐々に変化される時定数回路を用い
て、インピーダンス素子での安定化の制御を補正するよ
うにしたものであって、これによれば電源投入時の電流
の発生を緩やかにして、ラッシュ電流による障害の発生
を未然に防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は、出力電圧に応
じてインピーダンス素子を制御することにより出力電圧
を安定化する定電圧レギュレータ回路であって、電源投
入時に徐々に変化される時定数回路と、この時定数回路
の出力によりインピーダンス素子での安定化の制御を補
正する補正回路とを設けてなるものである。
【0022】以下、図面を参照して本発明を説明する
に、以下の図面はそれぞれ本発明を適用した定電圧レギ
ュレータ回路の各実施形態の構成を示す回路図である。
なお、以下に説明する各実施形態は、それぞれ本発明の
定電圧レギュレータ回路を集積回路(IC)化している
場合である。
【0023】図1において、実線で囲まれた集積回路
(IC)1Aには、本発明の第1の実施形態の定電圧レ
ギュレータ回路が示される。この集積回路1Aには、例
えば入力端子11、出力端子12、接地端子13、時定
数端子14の4端子が設けられる。そして入力端子11
には、例えば前述の電源回路920に相当する回路(図
示せず)の直流電圧(Vin)端子2がコンデンサ3の
正極端を介して接続される。また接地端子13には、上
述の直流電圧Vinと対になる接地端子4がコンデンサ
3の負極端を介して接続されると共に外部の接地端子5
が接続される。
【0024】そしてこの第1の実施形態の集積回路1A
において、入力端子11が主制御用のインピーダンス素
子としてのpnpトランジスタ15を通じて出力端子1
2に接続される。さらにこのトランジスタ15のベース
が抵抗器16、npnトランジスタ17、18の直列回
路を通じて接地端子13に接続される。また、入力端子
11が定電流源19とツェナーダイオード20の直列回
路を通じて接地端子13に接続される。そして定電流源
19とツェナーダイオード20の接続中点が演算増幅器
21の非反転入力端(+)に接続される。
【0025】さらに出力端子12が抵抗器22、23の
直列回路を通じて接地端子13に接続され、この抵抗器
22、23の接続中点が演算増幅器21の反転入力端
(−)に接続される。これにより演算増幅器21から
は、ツェナーダイオード20で形成される基準電圧Vr
efに対する抵抗器22、23で分圧された出力電圧の
変動成分が取り出される。そしてこの演算増幅器21の
出力端が抵抗器24を通じて上述のトランジスタ17の
ベースに接続される。このようにして定電圧レギュレー
タ回路が形成される。
【0026】すなわちこの定電圧レギュレータ回路で
は、出力端子12の電圧が上昇すると反転入力端(−)
の電位が高くなって演算増幅器21の出力が低下され
る。これによりトランジスタ17を流れる電流が減少さ
れ、トランジスタ15のインピーダンスが高くなって出
力電圧が低下される。同様に出力電圧が低下すると反転
入力端(−)の電位が低くなって演算増幅器21の出力
が上昇される。これによりトランジスタ17を流れる電
流が増加され、トランジスタ15のインピーダンスが低
くなって出力電圧が上昇される。
【0027】さらにこの集積回路1Aにおいては、入力
端子11が定電流源25を通じて時定数端子14に接続
され、この時定数端子14が時定数用のコンデンサ6を
通じて接地端子5に接続される。またこの時定数端子1
4が抵抗器26、27の直列回路を通じて接地端子13
に接続され、この抵抗器26、27の接続中点が演算増
幅器28の非反転入力端(+)に接続される。さらに定
電流源19とツェナーダイオード20の接続中点が演算
増幅器28の反転入力端(−)に接続され、この演算増
幅器28の反転入力端と出力端の間に抵抗器29が接続
される。
【0028】そしてこの演算増幅器28の出力端が抵抗
器30を通じて上述のトランジスタ18のベースに接続
される。これによって時定数端子14には、入力端子1
1に直流電圧Vinが投入された時点から徐々に上昇す
る電圧信号が形成される。さらにこの電圧信号が演算増
幅器28で増幅されてトランジスタ18のベースに供給
されることによって、トランジスタ18のインピーダン
スが電圧信号に従って徐々に低下される。そしてこのト
ランジスタ18のインピーダンスが低下されることによ
って、トランジスタ15のインピーダンスが徐々に低く
される。
【0029】さらに集積回路1Aの出力端子12がコン
デンサ7の正極端を介して直流電圧(Vout)端子8
に接続される。なおコンデンサ7の負極端は接地端子5
に接続される。これによってこの装置においては、端子
2に供給される直流電圧Vinがコンデンサ3で平滑さ
れて定電圧レギュレータ回路を構成する集積回路1Aに
供給される。そしてトランジスタ15のインピーダンス
が制御されることによってコンデンサ7の電圧が安定化
され、この安定化された直流電圧Voutが出力端子8
に取り出される。
【0030】それと共にこの集積回路1Aにおいて、電
源投入前には、時定数用のコンデンサ6は放電されて時
定数端子14は0電位になっている。このため演算増幅
器28の出力も0電位になりトランジスタ18は遮断さ
れてトランジスタ15も遮断される。これに対して電源
が投入されると、定電流源25の電流によってコンデン
サ6が充電され、時定数端子14の電位が徐々に上昇さ
れる。そして演算増幅器28の出力も徐々に上昇されて
トランジスタ18、トランジスタ15のインピーダンス
が徐々に低下されることになる。
【0031】これによって従来は、例えば図2のCに示
すように電源投入の制御が行われた場合に、通常0.5
Aの入力電流が同図のAに示すように最大2.0A程度
まで上昇していたものを、本発明では、例えば図3のC
に示すような電源投入の制御が行われた場合に、発生す
る入力電流の変動を同図のAに示すように定電流制御に
よって0.51A程度に抑えることができる。これによ
り、従来の問題であったラッシュ電流による例えば前段
の電源回路でのリミッタ動作によって、例えばマイクロ
コンピュータが動作不能に陥るなどの恐れを解消するこ
とができるものである。
【0032】なお図2、図3を比較して明らかなよう
に、それぞれの図のBに示す出力電圧の立ち上がりが本
発明では遅くなっている。しかしながらこれによって種
々の不具合を生じる恐れのあるラッシュ電流の発生が抑
えられるものであり、用途に応じて本発明を採用するこ
とで、例えばマイクロコンピュータが動作不能に陥るな
どの恐れを解消することができるものである。
【0033】また出力電圧の立ち上がりの遅れ時間は、
許容される入力電流の大きさなどを勘案して、コンデン
サ6の値を選択することで任意に調整することができ
る。ここで上述の図3のBで出力電圧が直線的に上昇し
ているということは、結果的に出力コンデンサに定電流
制御が行われることを示している。従ってこの場合に時
定数によって入力電流の大きさが変化され、例えば時定
数を短くすると入力電流を0.51Aから0.6Aとい
うように変化されるものである。
【0034】従ってこの装置において、電源投入時に徐
々に変化される時定数回路を用いて、インピーダンス素
子での安定化の制御を補正することにより、電源投入時
の電流の発生を緩やかにして、ラッシュ電流による障害
の発生を未然に防止することができる。これによって従
来の装置では電源投入時や遮断機構を働かせた後の電源
の再投入時にラッシュ電流が発生され、装置全体の機能
の停止などの事態が引き起こされる可能性があったもの
を、本発明によればこれらの問題点を容易に解消するこ
とができるものである。
【0035】さらに図4には本発明を適用した定電圧レ
ギュレータ回路の第2の実施形態を示す。この図4にお
いて、集積回路(IC)1Bには、例えば入力端子1
1、出力端子12、接地端子13、時定数端子14の4
端子が設けられる。そして入力端子11には、例えば上
述の電源回路920に相当する回路(図示せず)の直流
電圧(Vin)端子2がコンデンサ3の正極端を介して
接続される。また接地端子13には、上述の直流電圧V
inと対になる接地端子4がコンデンサ3の負極端を介
して接続されると共に、外部の接地端子5が接続され
る。
【0036】そしてこの第2の実施形態の集積回路1B
において、入力端子11が主制御用のインピーダンス素
子としてのpnpトランジスタ15を通じて出力端子1
2に接続される。さらにこのトランジスタ15のベース
が抵抗器16とnpnトランジスタ17の直列回路を通
じて接地端子13に接続される。また入力端子11が定
電流源19とツェナーダイオード20の直列回路を通じ
て接地端子13に接続される。そして定電流源19とツ
ェナーダイオード20の接続中点が演算増幅器21の第
1の非反転入力端(+)に接続される。
【0037】さらに出力端子12が抵抗器22、23の
直列回路を通じて接地端子13に接続され、この抵抗器
22、23の接続中点が演算増幅器21の反転入力端
(−)に接続される。これにより演算増幅器21から
は、ツェナーダイオード20で形成される基準電圧Vr
efに対する抵抗器22、23で分圧された出力電圧の
変動成分が取り出される。そしてこの演算増幅器21の
出力端が抵抗器24を通じて上述のトランジスタ17の
ベースに接続される。このようにして定電圧レギュレー
タ回路が形成される。
【0038】すなわちこの定電圧レギュレータ回路で
は、出力端子12の電圧が上昇すると反転入力端(−)
の電位が高くなって演算増幅器21の出力が低下され
る。これによりトランジスタ17を流れる電流が減少さ
れ、トランジスタ15のインピーダンスが高くなって出
力電圧が低下される。同様に出力電圧が低下すると反転
入力端(−)の電位が低くなって演算増幅器21の出力
が上昇される。これによりトランジスタ17を流れる電
流が増加され、トランジスタ15のインピーダンスが低
くなって出力電圧が上昇される。
【0039】またこの集積回路1Bにおいて、入力端子
11が定電流源25を通じて時定数端子14に接続さ
れ、この時定数端子14が時定数用のコンデンサ6を通
じて接地端子5に接続される。これによって時定数端子
14には、入力端子11に直流電圧Vinが投入された
時点から徐々に上昇する電圧信号が形成される。そして
この時定数端子14が抵抗器26、27の直列回路を通
じて接地端子13に接続され、この抵抗器26、27の
接続中点が演算増幅器28の非反転入力端(+)に接続
される。
【0040】さらに定電流源19とツェナーダイオード
20の接続中点が演算増幅器28の反転入力端(−)に
接続される。またこの演算増幅器28の反転入力端と出
力端の間に抵抗器29が接続される。そしてこの演算増
幅器28の出力端が演算増幅器21の第2の非反転入力
端(+)に接続される。この非反転入力端(+)は上述
の反転入力端(−)とは逆の働きとされる。さらに集積
回路1Bの出力端子12がコンデンサ7の正極端を介し
て直流電圧の出力端子8に接続される。なお、コンデン
サ7の負極端は接地端子5に接続されている。
【0041】これによって通常の動作状態では、端子2
に供給される直流電圧Vinが、コンデンサ3で平滑さ
れて定電圧レギュレータ回路を構成する集積回路1Bに
供給され、ここでコンデンサ7の電圧が安定化され、こ
の安定化された直流電圧が出力端子8に取り出される。
これに対して電源投入前には、時定数用のコンデンサ6
は放電されて時定数端子14は0電位になっている。こ
のため演算増幅器28の出力も0電位になり、演算増幅
器21の出力も0電位になって、トランジスタ17、1
5は遮断されている。
【0042】すなわち電源投入前には、トランジスタ1
5は遮断されている。そして電源が投入されると、定電
流源25の電流によってコンデンサ6が充電され、時定
数端子14の電位が徐々に上昇される。これにより演算
増幅器28、21の出力も徐々に上昇されてトランジス
タ17、トランジスタ15のインピーダンスが徐々に低
下される。このようにしてこの装置において電源投入時
には、トランジスタ15のインピーダンスが徐々に低く
されることによってラッシュ電流の発生が防止されるも
のである。
【0043】従ってこの装置においても、電源投入時に
徐々に変化される時定数回路を用いて、インピーダンス
素子での安定化の制御を補正することにより、出力電圧
を徐々に上昇させ、電源投入時の電流の発生を緩やかに
して、ラッシュ電流による障害の発生を未然に防止する
ことができる。これによって従来の装置では電源投入時
や遮断機構を働かせた後の電源の再投入時にラッシュ電
流が発生され、装置全体の機能の停止などの事態が引き
起こされる可能性があったものを、本発明によればこれ
らの問題点を容易に解消することができるものである。
【0044】また図5には、本発明を適用すると共に不
使用時の電力削減のための遮断機構を設けた定電圧レギ
ュレータ回路の第3の実施形態を示す。なお、以下の説
明で上述の図4と対応する部分には同一の符号を附して
重複の説明を省略する。この図5において、第3の実施
形態の集積回路(IC)1Cには、例えば入力端子1
1、出力端子12、接地端子13、時定数端子14と遮
断機構の制御端子31の5端子が設けられる。そして入
力端子11と制御端子31の間には、例えば外部からの
制御によって切り換えられるスイッチ9が設けられる。
【0045】さらに集積回路1Cの内部では、制御端子
31が抵抗器32を通じてnpnトランジスタ33のベ
ースに接続される。このトランジスタ33のコレクタが
接地端子13に接続されると共に、エミッタが抵抗器3
4を通じて電源遮断機構としてのpnpトランジスタ3
5のベースに接続される。そして上述の演算増幅器2
1、28の動作電源と、定電流源19とツェナーダイオ
ード20の直列回路に供給される電源と、定電流源25
に供給される電源が、上述の入力端子11からこのトラ
ンジスタ35を通じて供給される。
【0046】すなわちこの集積回路1Cの構成で、上述
のスイッチ9がオフされると、トランジスタ35がオフ
されて演算増幅器21、28等への動作電源の供給が遮
断される。そしてこれらの演算増幅器21、28への動
作電源の供給が遮断されると集積回路1Cの全体が不動
作にされ、この集積回路1Cの出力端子12に取り出さ
れる直流電圧(Vout)が得られなくなる。これによ
って例えば端子8からの直流電圧の供給される回路機器
(図示せず)が不動作にされ、この回路機器での電力消
費が削減されることになる。
【0047】そしてこの集積回路1Cの構成では、定電
流源25に供給される電源がトランジスタ35を通じて
供給されているので、例えば外部からの制御によってト
ランジスタ35がオフされて集積回路1Cが不動作にさ
れた場合にも、このトランジスタ35が再びオンされた
ときの電源投入時に、時定数端子14の電位が徐々に上
昇される。そして演算増幅器28、21の出力が徐々に
上昇され、トランジスタ17、15のインピーダンスが
徐々に低くされることによってラッシュ電流の発生が防
止されるものである。
【0048】従ってこの装置においては、不使用時の電
力削減のための遮断信号によって電源が遮断された後の
電源再投入時にも、徐々に変化される時定数回路を用い
て、インピーダンス素子での安定化の制御を補正するこ
とにより、電流の発生を緩やかにしてラッシュ電流によ
る障害の発生を未然に防止することができる。これによ
って従来の装置では、遮断信号による電源の再投入時に
ラッシュ電流が発生され、装置全体の機能の停止などの
事態が引き起こされる可能性があったものを、本発明に
よればこのような問題点を容易に解消することができる
ものである。
【0049】さらに図6には、主制御用のインピーダン
ス素子としてnpnトランジスタを用いる場合の、本発
明を適用した定電圧レギュレータ回路の第4の実施形態
(集積回路1D)を示す。なお以下の説明で、上述の図
5と対応する部分には同一の符号を附して重複の説明を
省略する。この場合に図6においては、上述のpnpト
ランジスタ15のコレクタが抵抗器37を介して入力端
子11と出力端子12との間に設けられるnpnトラン
ジスタ36のベースに接続される。これによって主制御
用のインピーダンス素子としてnpnトランジスタを用
いることができる。
【0050】また図7には、出力電流が過大となったと
きに制限を行うための過電流保護回路の設けた場合の、
本発明を適用した定電圧レギュレータ回路の第5の実施
形態(集積回路1E)を示す。なお以下の説明で、上述
の図5と対応する部分には同一の符号を附して重複の説
明を省略する。この図7においては、主制御用のトラン
ジスタ15のドライブ電流(トランジスタ17のコレク
タ電流)を検出する抵抗器38が設けられる。そしてこ
の抵抗器38とトランジスタ17のエミッタとの接続中
点が演算増幅器39の非反転入力端(+)に接続され
る。
【0051】また、上述の定電流源19とツェナーダイ
オード20の接続中点が演算増幅器39の反転入力端
(−)に接続される。そしてこの演算増幅器39の出力
端が抵抗器42を通じてnpnトランジスタ41のベー
スに接続される。さらにこのトランジスタ41がトラン
ジスタ17のベースと接地端子13との間に設けられ
る。これによってトランジスタ15のドライブ電流が過
大になると、この電流が制限されるようにトランジスタ
41の導通が制御される。なお、この場合の入力電流、
出力電圧、制御信号の各波形は、例えば図8のA〜Cに
示すようになる。
【0052】さらに上述の図7の構成において、演算増
幅器39の動作電源は、例えば消費電力を削減する場合
にはトランジスタ35のコレクタ側に接続される。ただ
し過電流保護動作を確実に行わせるためには、演算増幅
器39を先に立ち上げておいた方がスイッチ9のオンの
瞬間の応答の遅れが生じ難くなるので、この場合には演
算増幅器39の動作電源はトランジスタ35のエミッタ
側に接続されることになる。
【0053】そしてこの回路において、本発明を適用す
る場合には、上述の演算増幅器28の出力端が演算増幅
器39の第2の反転入力端(−)に接続される。これに
よって、電源投入時には、演算増幅器39の出力が徐々
に変化されることによって、ラッシュ電流の発生が防止
されるものである。また過電流の検出は、トランジスタ
15のコレクタに抵抗器を接続して出力電流を直接検出
する方法でも行うことができる。
【0054】さらに図9には、上述の時定数用のコンデ
ンサ6を放電してリセットするための機構を設けた本発
明を適用した定電圧レギュレータ回路の第6の実施形態
(集積回路1F)を示す。なお以下の説明で、上述の図
7と対応する部分には同一の符号を附して重複の説明を
省略する。すなわちこれまでの構成ではリセットするた
めの機構が設けられていないので、例えば制御信号によ
ってスイッチ9がオフされて回路が遮断された直後に再
びスイッチ9がオンされると、コンデンサ6に残留して
いる電荷によって時定数の機能が十分に働かなくなる場
合がある。
【0055】そこで図9では、上述の制御端子31が抵
抗器42を通じて接地端子13に接続され、この制御端
子31と抵抗器42の接続中点が演算増幅器43の反転
入力端(−)に接続される。さらに定電流源19とツェ
ナーダイオード20の接続中点が演算増幅器43の非反
転入力端(+)に接続される。そしてこの演算増幅器4
3の出力端がnpnトランジスタ44のベースに接続さ
れると共に、このトランジスタ44のエミッタが接地端
子13に接続され、コレクタが抵抗器45を通じて時定
数端子14に接続される。
【0056】すなわちこの集積回路1Fにおいては、ス
イッチ9がオフにされた直後にトランジスタ44がオン
にされて、時定数端子14に接続されるコンデンサ6が
放電される。これによってスイッチ9がオフされて回路
が遮断された直後に再びスイッチ9がオンされたような
場合にも、コンデンサ6が予めリセットされているので
時定数は支障なく機能する。従って特にマイクロコンピ
ュータ等を用いた制御で、遮断機構による電源の再投入
時のラッシュ電流によって装置全体の機能の停止が引き
起こされるなどの問題点を容易に解消することができる
ものである。
【0057】こうして本発明の定電圧レギュレータ回路
によれば、出力電圧に応じてインピーダンス素子を制御
することにより出力電圧を安定化する定電圧レギュレー
タ回路であって、電源投入時に徐々に変化される時定数
回路と、この時定数回路の出力によりインピーダンス素
子での安定化の制御を補正する補正回路とを設けること
により、電源投入時の電流の発生を緩やかにして、ラッ
シュ電流による障害の発生を未然に防止することができ
るものである。
【0058】さらに本発明の定電圧レギュレータ回路に
よれば、ラッシュ電流が発生しないので前段の電源回路
等でのこのようなラッシュ電流への対策等が不要にな
る。従って電源装置全体の小型化や部品点数の削減、そ
れによる製造コストの削減や信頼性の向上を図ることが
できる。
【0059】なお本発明は、上述の集積回路化する場合
に限らず、ディスクリートの回路にても実施することが
できる。また本発明は、説明した実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の精神を逸脱することなく種々
の変形が可能とされるものである。
【0060】
【発明の効果】従って請求項1の発明によれば、電源投
入時に徐々に変化される時定数回路を用いて、インピー
ダンス素子での安定化の制御を補正することにより、電
源投入時の電流の発生を緩やかにして、ラッシュ電流に
よる障害の発生を未然に防止することができる。
【0061】これによって従来の装置では電源投入時や
遮断機構を働かせた後の電源の再投入時にラッシュ電流
が発生され、装置全体の機能の停止などの事態が引き起
こされる可能性があったものを、本発明によればこれら
の問題点を容易に解消することができるものである。
【0062】また、請求項2の発明によれば、補正回路
は、時定数回路の出力によりインピーダンス素子を制御
する制御素子に直列に設けられた素子を制御する構成を
持つことによって、電源投入時の電流の発生を緩やかに
して、ラッシュ電流による障害の発生を未然に防止する
ことができるものである。
【0063】さらに請求項3の発明によれば、補正回路
は、時定数回路の出力によりインピーダンス素子を制御
する制御素子の駆動用増幅回路を制御する構成を持つこ
とによって、電源投入時の電流の発生を緩やかにして、
ラッシュ電流による障害の発生を未然に防止することが
できるものである。
【0064】また、請求項4の発明によれば、外部から
の制御信号により内部回路の動作電源を遮断する機能が
設けられている場合に、時定数回路の起動を外部からの
制御信号による動作電源の投入時に行うことによって、
不使用時の電力削減のための遮断機構によって電源が遮
断されたのちの電源投入時にも、徐々に変化される時定
数回路を用いて、インピーダンス素子での安定化の制御
を補正することにより、電流の発生を緩やかにしてラッ
シュ電流による障害の発生を未然に防止することができ
るものである。
【0065】また、請求項5の発明によれば、インピー
ダンス素子の駆動電流または出力電流が過大になったと
きを検出してインピーダンス素子の出力電流を規制する
過電流保護回路を有している場合に、補正回路は、時定
数回路の出力により過電流保護回路の検出レベルを制御
する構成を持つことによって、電源投入時には、過電流
保護回路の出力が徐々に変化されることによって、ラッ
シュ電流の発生が防止されるものである。
【0066】また、請求項6の発明によれば、電源が遮
断されたときに時定数回路をリセットする手段を設けた
ことによって、遮断機構による電源の再投入時のラッシ
ュ電流によって装置全体の機能の停止が引き起こされる
などの恐れを解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による定電圧レギュレータ回路の第1の
実施形態の構成図である。
【図2】その説明のための従来の装置の動作波形図であ
る。
【図3】その説明のための本発明の装置の動作波形図で
ある。
【図4】本発明による定電圧レギュレータ回路の第2の
実施形態の構成図である。
【図5】本発明による定電圧レギュレータ回路の第3の
実施形態の構成図である。
【図6】本発明による定電圧レギュレータ回路の第4の
実施形態の構成図である。
【図7】本発明による定電圧レギュレータ回路の第5の
実施形態の構成図である。
【図8】その説明のための動作波形図である。
【図9】本発明による定電圧レギュレータ回路の第6の
実施形態の構成図である。
【図10】従来の定電圧レギュレータ回路の構成図であ
る。
【図11】従来の定電圧レギュレータ回路の構成図であ
る。
【図12】従来の定電圧レギュレータ回路の構成図であ
る。
【図13】その説明のための図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E,1F…本発明の定電圧
レギュレータ回路を構成する集積回路(IC)、2…直
流電圧(Vin)端子、3…平滑用のコンデンサ、4,
5…接地端子、6…時定数用のコンデンサ、7…電圧安
定化用のコンデンサ、8…直流電圧(Vout)端子、
9…スイッチ、11…入力端子、12…出力端子、13
…接地端子、14…時定数端子、15…主制御用のイン
ピーダンス素子としてのpnpトランジスタ、16,2
2〜24,26,27,29,30,32,34,3
7,38,40,45…抵抗器、17,18,33,4
1,42,44…npnトランジスタ、19,25…定
電流源、20…ツェナーダイオード、21…定電圧制御
用の演算増幅器、28…電源投入時補正用の演算増幅
器、31…制御端子、35…電源遮断機構としてのpn
pトランジスタ、36…主制御用のインピーダンス素子
としてのnpnトランジスタ、39…過電圧保護用の演
算増幅器、43…時定数リセット用の演算増幅器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力電圧に応じてインピーダンス素子を
    制御することにより前記出力電圧を安定化する定電圧レ
    ギュレータ回路であって、 電源投入時に徐々に変化される時定数回路と、 この時定数回路の出力により前記インピーダンス素子で
    の安定化の制御を補正する補正回路とを設けた、 ことを特徴とする定電圧レギュレータ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の定電圧レギュレータ回路
    において、 前記補正回路は、前記時定数回路の出力により前記イン
    ピーダンス素子を制御する制御素子に直列に設けられた
    素子を制御する構成を持つ、 ことを特徴とする定電圧レギュレータ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の定電圧レギュレータ回路
    において、 前記補正回路は、前記時定数回路の出力により前記イン
    ピーダンス素子を制御する制御素子の駆動用増幅回路を
    制御する構成を持つ、 ことを特徴とする定電圧レギュレータ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の定電圧レギュレータ回路
    において、 外部からの制御信号により内部回路の動作電源を遮断す
    る機能が設けられている場合に、 前記時定数回路の起動を前記外部からの制御信号による
    前記動作電源の投入時に行う、ことを特徴とする定電圧
    レギュレータ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の定電圧レギュレータ回路
    において、 前記インピーダンス素子の駆動電流または出力電流が過
    大になったときを検出して前記インピーダンス素子の出
    力電流を規制する過電流保護回路を有している場合に、 前記補正回路は、前記時定数回路の出力により前記過電
    流保護回路の検出レベルを制御する構成を持つ、 ことを特徴とする定電圧レギュレータ回路。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の定電圧レギュレータ回路
    において、 前記電源が遮断されたときに前記時定数回路をリセット
    する手段を設けた、ことを特徴とする定電圧レギュレー
    タ回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005847A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Texas Instr Japan Ltd レギュレータ回路
WO2009078345A1 (en) * 2007-12-14 2009-06-25 Ricoh Company, Ltd. Constant voltage circuit

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