JP3114251B2 - 電源回路 - Google Patents
電源回路Info
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- JP3114251B2 JP3114251B2 JP03176612A JP17661291A JP3114251B2 JP 3114251 B2 JP3114251 B2 JP 3114251B2 JP 03176612 A JP03176612 A JP 03176612A JP 17661291 A JP17661291 A JP 17661291A JP 3114251 B2 JP3114251 B2 JP 3114251B2
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- voltage
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- power supply
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の電源回路に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の負電圧電源回路の電圧安定化
の一方式として正電圧電源回路の安定化出力電圧を基準
電圧として利用したものが用いられている。
の一方式として正電圧電源回路の安定化出力電圧を基準
電圧として利用したものが用いられている。
【0003】以下に従来の上記方式の負電圧電源回路と
その保護回路について説明する。図2は従来の負電圧電
源回路を示すものである。図2において1はトランス、
3は整流ダイオード、4、10、11は平滑コンデン
サ、8、9は出力負電圧値設定用抵抗、6は出力トラン
ジスタ、7は電圧制御用トランジスタ、5は6のベース
バイアス用抵抗、2は過電流保護抵抗、+Vcc2は基
準正電圧である。以上のように構成された負電圧電源回
路について、以下その動作について説明する。1の2次
側交流電圧は3で直流に整流され6のコレクタに負電圧
が加えられる。6は5より供給されるバイアス電圧によ
り導通し、出力電圧−Vcc1は7により制御されその
値は抵抗8、9、Vcc2、トランジスタ7のVbe
(ベース・エミッタ間電圧)の各値を下記の式に算入し
て求められる。 Vcc1=Vcc2−{(Vcc2+Vbe)(抵抗8
+抵抗9)/抵抗9} また保護抵抗2は負荷短絡により過電流が流れた場合に
断線し、1や6の異常発熱とそれに伴うこれらの部品の
損傷を防止する。
その保護回路について説明する。図2は従来の負電圧電
源回路を示すものである。図2において1はトランス、
3は整流ダイオード、4、10、11は平滑コンデン
サ、8、9は出力負電圧値設定用抵抗、6は出力トラン
ジスタ、7は電圧制御用トランジスタ、5は6のベース
バイアス用抵抗、2は過電流保護抵抗、+Vcc2は基
準正電圧である。以上のように構成された負電圧電源回
路について、以下その動作について説明する。1の2次
側交流電圧は3で直流に整流され6のコレクタに負電圧
が加えられる。6は5より供給されるバイアス電圧によ
り導通し、出力電圧−Vcc1は7により制御されその
値は抵抗8、9、Vcc2、トランジスタ7のVbe
(ベース・エミッタ間電圧)の各値を下記の式に算入し
て求められる。 Vcc1=Vcc2−{(Vcc2+Vbe)(抵抗8
+抵抗9)/抵抗9} また保護抵抗2は負荷短絡により過電流が流れた場合に
断線し、1や6の異常発熱とそれに伴うこれらの部品の
損傷を防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では1の巻線抵抗や6の電流増幅率などの条件
によって保護抵抗2が負荷短絡時に断線しない場合があ
り、この場合には部品の損傷のみならず機器全体の安全
上の危険が発生する恐れがある。
来の構成では1の巻線抵抗や6の電流増幅率などの条件
によって保護抵抗2が負荷短絡時に断線しない場合があ
り、この場合には部品の損傷のみならず機器全体の安全
上の危険が発生する恐れがある。
【0005】また上記の負電圧電源回路が用いられる機
器の動作上、負電圧出力のみを遮断する必要が生じ得る
が従来の負電圧電源回路の構成には備わっていない。
器の動作上、負電圧出力のみを遮断する必要が生じ得る
が従来の負電圧電源回路の構成には備わっていない。
【0006】本発明は上記の従来の問題を解決するもの
で負電圧電源回路の負荷短絡による部品の損傷とそれに
伴う機器の安全上の危険の発生を防止する保護回路並び
に制御信号により上記負電圧電源回路の出力を簡易に遮
断する回路を提供することを目的とする。
で負電圧電源回路の負荷短絡による部品の損傷とそれに
伴う機器の安全上の危険の発生を防止する保護回路並び
に制御信号により上記負電圧電源回路の出力を簡易に遮
断する回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電源回路は、正電圧電源回路に一端を接続し
た第1の抵抗の他の一端と、負電圧電源回路に一端を接
続した第2の抵抗の他の一端が共に第1のトランジスタ
のベースに接続され、負電圧電源回路の負荷回路が短絡
されると上記第1のトランジスタが導通状態となり、こ
のトランジスタによりドライブされる第2のトランジス
タが負電圧電源回路の出力トランジスタを遮断する保護
回路と、上記保護回路の第1のトランジスタのコレクタ
回路にダイオードのアノードを接続し、同ダイオードの
カソードの電位を低レベルとすることにより負電圧電源
回路の出力トランジスタを遮断する制御回路の構成を有
している。
に本発明の電源回路は、正電圧電源回路に一端を接続し
た第1の抵抗の他の一端と、負電圧電源回路に一端を接
続した第2の抵抗の他の一端が共に第1のトランジスタ
のベースに接続され、負電圧電源回路の負荷回路が短絡
されると上記第1のトランジスタが導通状態となり、こ
のトランジスタによりドライブされる第2のトランジス
タが負電圧電源回路の出力トランジスタを遮断する保護
回路と、上記保護回路の第1のトランジスタのコレクタ
回路にダイオードのアノードを接続し、同ダイオードの
カソードの電位を低レベルとすることにより負電圧電源
回路の出力トランジスタを遮断する制御回路の構成を有
している。
【0008】
【作用】この構成によって、負電圧電源回路の負荷短絡
が発生した場合には出力電圧の変化が検出されて電源回
路の出力トランジスタが遮断されて回路部品が保護され
るとともに、低レベルの制御信号によっても回路を遮断
することができる。
が発生した場合には出力電圧の変化が検出されて電源回
路の出力トランジスタが遮断されて回路部品が保護され
るとともに、低レベルの制御信号によっても回路を遮断
することができる。
【0009】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0010】図1において、1はトランス、3、12、
19はダイオード、14は正電圧電源安定化集積回路、
6は負電圧電源出力トランジスタ、7は出力電圧制御用
トランジスタ、21は負荷回路短絡検出用トランジス
タ、13は21によりドライブされる負電圧出力遮断用
トランジスタ、4、10、11、13、15、18は平
滑コンデンサ、5は6のベースバイアス抵抗、8、9は
出力負電圧値設定用抵抗、16、17は負荷短絡検出用
抵抗、14、20は13のベースバイアス抵抗である。
19はダイオード、14は正電圧電源安定化集積回路、
6は負電圧電源出力トランジスタ、7は出力電圧制御用
トランジスタ、21は負荷回路短絡検出用トランジス
タ、13は21によりドライブされる負電圧出力遮断用
トランジスタ、4、10、11、13、15、18は平
滑コンデンサ、5は6のベースバイアス抵抗、8、9は
出力負電圧値設定用抵抗、16、17は負荷短絡検出用
抵抗、14、20は13のベースバイアス抵抗である。
【0011】上記構成部品の中で図1の破線内に示した
13、14、、16、17、18、19、20、21が
本発明の保護回路及び制御回路を構成している。
13、14、、16、17、18、19、20、21が
本発明の保護回路及び制御回路を構成している。
【0012】以上のように構成された保護回路と制御回
路について動作を説明する。16と17の接続点の電圧
をVbとすると、21が接続されていないときVbは下
記の式で算出される値となる。 Vb=Vcc2−(Vcc2−Vcc1)抵抗16/
(抵抗16+抵抗17) 従って抵抗16と17の値を適当に選べば−Vcc1が
正常な電圧のときにはQ4が遮断(すなわちVb<約
0.7V)、−Vccが負荷短絡により0V(アース電
位)になったときには21が導通(すなわちVb>約
0.7V)となるように21の動作点を定めることがで
き、図2中にその値の例を示す。この回路においてもし
21が導通すると21のコレクタにベースが接続されて
いる13も導通し、その結果出力トランジスタ6のベー
スには13を介して+Vcc2の電圧が逆方向のバイア
ス電圧として加わることになり6は遮断されて回路に過
電流が流れず、回路部品は保護される。すなわち上記の
回路は保護回路として動作する。
路について動作を説明する。16と17の接続点の電圧
をVbとすると、21が接続されていないときVbは下
記の式で算出される値となる。 Vb=Vcc2−(Vcc2−Vcc1)抵抗16/
(抵抗16+抵抗17) 従って抵抗16と17の値を適当に選べば−Vcc1が
正常な電圧のときにはQ4が遮断(すなわちVb<約
0.7V)、−Vccが負荷短絡により0V(アース電
位)になったときには21が導通(すなわちVb>約
0.7V)となるように21の動作点を定めることがで
き、図2中にその値の例を示す。この回路においてもし
21が導通すると21のコレクタにベースが接続されて
いる13も導通し、その結果出力トランジスタ6のベー
スには13を介して+Vcc2の電圧が逆方向のバイア
ス電圧として加わることになり6は遮断されて回路に過
電流が流れず、回路部品は保護される。すなわち上記の
回路は保護回路として動作する。
【0013】また21のコレクタにアノードが接続され
たダイオード19のカソードに低レベルの制御信号(約
4V以下)を加えることによっても13が導通して6を
遮断することができる。すなわち上記ダイオード19と
トランジスタ13、抵抗14、20により構成される回
路は負電圧出力回路を遮断する制御回路として動作す
る。なお13を導通させることのできる低レベルの制御
信号の電位値は19のダイオードの数量を増やすことに
より小さくすることができる。
たダイオード19のカソードに低レベルの制御信号(約
4V以下)を加えることによっても13が導通して6を
遮断することができる。すなわち上記ダイオード19と
トランジスタ13、抵抗14、20により構成される回
路は負電圧出力回路を遮断する制御回路として動作す
る。なお13を導通させることのできる低レベルの制御
信号の電位値は19のダイオードの数量を増やすことに
より小さくすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、正電圧電源回路
と負電圧電源回路に接続された抵抗及びこの抵抗に接続
されたトランジスタを設けることにより負電圧電源回路
の負荷回路の短絡時に回路部品に過電流が流れることを
防止する保護回路と、上記トランジスタ回路にダイオー
ドを追加することにより簡易に負電圧電源回路を遮断す
ることができる制御回路を実現するものである。
と負電圧電源回路に接続された抵抗及びこの抵抗に接続
されたトランジスタを設けることにより負電圧電源回路
の負荷回路の短絡時に回路部品に過電流が流れることを
防止する保護回路と、上記トランジスタ回路にダイオー
ドを追加することにより簡易に負電圧電源回路を遮断す
ることができる制御回路を実現するものである。
【図1】本発明の第1の実施例における保護回路と制御
回路を設けた電源回路の回路図
回路を設けた電源回路の回路図
【図2】従来の電源回路の回路図
Claims (2)
- 【請求項1】 電源トランスの2次側の正電圧巻線から
の出力電圧を整流して正電圧出力トランジスタ回路を介
して負荷回路に直流正電圧を供給するための正電圧電源
回路と、前記電源トランスの2次側の負電圧巻線からの
出力電圧を整流して負電圧出力トランジスタ回路を介し
て負荷回路に直流負電圧を供給するための負電圧電源回
路と、前記直流正電圧と直流負電圧間の電圧を分圧する
ために前記直流正電圧と直流負電圧間に並列に挿入配設
された第1と第2の2つの抵抗分圧手段と、前記第1の
抵抗分圧手段からの分圧電圧がベースに入力される第1
のトランジスタからなる負荷回路短絡検出手段と、前記
第2の抵抗分圧手段からの分圧電圧がベースに入力され
る第2のトランジスタからなる出力負電圧値設定手段
と、前記負荷回路短絡検出手段の第1のトランジスタの
コレクタ出力電圧により前記負電圧出力トランジスタを
オン/オフ制御する負電圧電源遮断手段とを備え、前記
第2の抵抗分圧手段からの分圧電圧が入力される前記出
力負電圧値設定手段により前記負電圧出力トランジスタ
回路を制御して負電圧電源回路の出力電圧が前記設定値
になるように制御するとともに、前記第1の抵抗分圧手
段からの分圧電圧が入力される前記負荷回路短絡検出手
段により負荷回路の短絡が検出された時に前記負電圧電
源遮断手段から出力される制御信号に基づいて前記負電
圧出力トランジスタをオフ制御して前記負電圧電源回路
の負電圧出力を遮断するようにしたことを特徴とする電
源回路。 - 【請求項2】 正電圧電源から出力される直流正電圧と
負電圧電源回路から出力される直流負電圧間の電圧を分
圧した第1の抵抗分圧手段から出力される分圧電圧がベ
ースに入力される第1のトランジスタのコレクタ回路に
アノードが接続されたダイオードと、前記ダイオードの
カソード側の電位を制御する電圧制御手段とを備え、前
記第1の抵抗分圧手段からの分圧電圧が入力される負荷
回路短絡検出手段により負荷回路の短絡が検出された時
に負電圧電源遮断手段から出力される制御信号に基づい
て負電圧出力トランジスタをオフ制御して負電圧出力を
遮断する負荷短絡時の保護機能を有するとともに、必要
に応じて前記電圧制御手段により前記ダイオードのカソ
ード側の電位を低レベルとすることにより負電圧電源回
路の出力トランジスタの動作を遮断して正電圧電源回路
だけを作動させ、負荷回路に直流正電圧を供給すること
ができるようにしたことを特徴とする前記請求項1記載
の電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03176612A JP3114251B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03176612A JP3114251B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 電源回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519877A JPH0519877A (ja) | 1993-01-29 |
JP3114251B2 true JP3114251B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=16016615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03176612A Expired - Fee Related JP3114251B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114251B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010206901A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Funai Electric Co Ltd | 電子機器の電源回路 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP03176612A patent/JP3114251B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0519877A (ja) | 1993-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |