JPH054014Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH054014Y2
JPH054014Y2 JP9265884U JP9265884U JPH054014Y2 JP H054014 Y2 JPH054014 Y2 JP H054014Y2 JP 9265884 U JP9265884 U JP 9265884U JP 9265884 U JP9265884 U JP 9265884U JP H054014 Y2 JPH054014 Y2 JP H054014Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
output
constant voltage
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9265884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6112121U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9265884U priority Critical patent/JPS6112121U/ja
Publication of JPS6112121U publication Critical patent/JPS6112121U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH054014Y2 publication Critical patent/JPH054014Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は過電圧保護機能を有する定電圧電源回
路に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来、空気調和機等の電子制御回路の電源に用
いられる定電圧電源回路を第5図、、第6図を参
照して説明する。
電源トランス1の1次側1aは正特性サーミス
タ2を直列に介して電源プラグ3に接続され、2
次側1bはダイオードブリツジから成る整流回路
4に接続されている。そしてこの整流回路4で整
流後の直流出力には平滑コンデンサ5を並列に介
して2つの定電圧回路10,11が接続されてい
るこの定電圧回路10,11はともにツエナー・
ダイオード7、トランジスタ6、抵抗8からなる
直列安定化回路であり、それぞれV1,V2の定電
圧を出力するように構成されている。
以上のような定電圧電源回路においては、過負
荷、2次側短絡、過電圧印加等の事故、誤使用の
場合、正特性サーミスタ2を流れる電流の異常増
加に応じて正特性サーミスタ2が発熱し、それ自
体の抵抗値を上昇させて自動的に電源トランス1
の入力電圧を低下させ、電源トランス1等を保護
していた。
しかしながらこのような定電圧電源回路では、
誤まつて過電圧を印加した場合(第6図に実線で
示す。)、例えば100V用定電圧電源回路を200Vコ
ンセントに接続した場合には、電源投入から正特
性サーミスタの動作により電源トランスの入力電
圧を低下させるまでに第6図のToprで示すよう
に10〜20秒の時間がかかつていた。このため、こ
のToprの10〜20秒間は定電圧電源回路が動作し
てしまい、この定電圧電源回路の出力を制御回路
の電源とした場合、被制御対象に直接過電圧が印
加され構成部品が耐圧不足で破壊されるという問
題があつた。また、正特性サーミスタが動作する
までは異常な使用状態が判明しないという欠点も
あつた。
〔考案の目的〕
本考案は、誤まつて過電圧が印加された場合、
定電圧回路の出力を低下させ、他の機器を保護す
る定電圧電源回路を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、電源に接続されるトランスと、この
トランスに接続される整流回路と、整流後の電圧
を平滑する平滑コンデンサと、コンデンサに並列
接続された抵抗とツエナーダイオードとの直列回
路からなる第1の電圧発生回路と、前記コンデン
サに並列接続された抵抗と前記第1の電圧発生回
路のツエナーダイオードよりもツエナー電圧の高
いツエナーダイオードの直列回路からなる第2の
電圧発生回路と、この第1、第2の電圧発生回路
の出力電圧の差に応じて出力が変化する演算回路
と、この演算回路の出力に応じて定電圧回路の出
力を低下または停止させる保護回路を備えた定電
圧電源回路である。
〔考案の実施例〕
本考案の一実施例である定電圧電源回路を第1
図、乃至第4図を参照して説明する。電源トラン
ス1の1次側1aは正特性サーミスタ2を直列に
介して電源プラグ3に接続され、2次側1bはダ
イオードブリツジから成る整流回路4に接続され
ている。この整流回路4の整流後の直流出力は平
滑コンデンサ5で平滑され2つの定電圧回路1
0,11に供給されている。定電圧回路10,1
1はともにツエナー・ダイオード7、トランジス
タ6抵抗8からなる直列安定化回路である。
そして、これらの定電圧回路10,11と並列
に抵抗30とツエナダイオード21の直列接続か
らなる第1の電圧発生回路40と、抵抗31とツ
エナダイオード22の直列接続からなる第2の電
圧発生回路41が接続されている。この第1、第
2の電圧発生回路40,41の出力は所定ヒステ
リシス幅を持つたコンパレータ23からなる演算
回路42に入力される。
ここで第1、第2の電圧発生回路40,41と
演算回路42の動作を第2図、第3図に従つて説
明する。第1の電圧発生回路40の出力電圧を
Vz−、第2の電圧発生回路41の出力電圧をVz
+で示すと、定格入力電圧Vaを印加した場合、
Vz−とVz+の差はΔVoでありわずかな差となつ
ている。そして定格入力より大きい電圧を印加す
るにつれてVz−とVz+の差は大きくなり、倍電
圧2Va印加の場合、差電圧はΔV′oになる。これ
はVz−を出力するツエナダイオード21がほぼ
定格入力で飽和するためで、すなわち第1の電圧
発生回路40のツエナダイオード21よりも第2
の電圧発生回路41のツエナダイオード22の飽
和電圧を高く取つているためである。
また、演算回路42のコンパレータ23は入力
電圧の差がΔVoでは「L」を出力し、ΔV′oでは
「H」を出力し、この間にVhyで示す幅のヒステ
リシスを有するように構成されている。
そして演算回路42、すなわちコンパレータ2
3の出力は保護回路43に入力されている。保護
回路43は抵抗25とスイツチングトランジスタ
26から構成されており、演算回路42の出力は
抵抗25を介してスイツチングトランジスタ26
のベースに入力されており、このスイツチングト
ランジスタ26は、PNP形でコレクタが定電圧
回路11を構成するトランジスタ6のベースとツ
エナダイオード7の接続点に接続され、エミツタ
が整流回路出力の低電位側に接続されている。
以下、本実施例の動作を説明する。まず、定格
入力の場合、整流後の直流電圧が第1、第2の電
圧発生回路40,41に供給され、その出力電圧
Vz−,Vz+が演算回路42に入力され、演算回
路42はVz−,Vz+の差ΔVoから「L」を出力
する。この「L」出力は保護回路43のトランジ
スタ26をOFFし、定電圧回路11は所定の定
電圧を発生する。
なお、コンパレータ23がヒステリシス特性を
有しているのは、定格電圧入力時の正常な状態で
のわずかな電圧変動による誤動作を防ぐためであ
る。
次に、倍電圧が印加された場合、第1、第2の
電圧発生回路40,41の出力電圧差がΔV′oと
なり、演算回路42は「H」を出力する。この
「H」出力は保護回路43のスイツチングトラン
ジスタ26をONし、ツエナダイオード7の両端
を短絡するため、定電圧回路11は定電圧発生を
停止し、出力を行なわなくなる。
この結果、第4図に示すように、定電圧電源回
路50が定電圧発生を停止するため、この定電圧
電源回路50を電源とする制御回路51が動作せ
ず、被制御装置52に直接過電圧を印加すること
が防止できる。
また本実施例では2つの定電圧回路のうち一方
は正特性サーミスタが動作する10〜20秒間は定電
圧を出力するため、この間に、動作する定電圧回
路を利用して異電圧表示を行なわせることも可能
である。そして本実施例では正特性サーミスタの
動作は従来同様に行なわれるため、電源トランジ
スタの1次巻線の焼損が防止できる等の効果が得
られる。
なお、本実施例では2つの定電圧回路の一方の
みの出力を停止させるように構成したが、両方を
同時に停止させることも可能である。また第1、
第2の電圧発生回路の出力電圧を調節することに
より倍電圧以下の過電圧印加を保護することも可
能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、定格電圧以上の電圧が印加さ
れた場合、即座に定電圧回路の出力電圧を低下、
または停止させることができるため、この定電圧
電源回路を制御用電源に使用している他の機器に
過電圧を印加することが防止でき、他の機器の損
傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る定電圧電源回
路の回路図、第2図は同回路の第1、第2の電圧
発生回路の発生電圧を縦軸、電源電圧を横軸とし
て第1、第2の電圧発生回路の発生電圧Vz−,
Vz+の変化を示すグラフ、第3図は同回路の演
算回路の出力電圧を縦軸、入力電圧を横軸として
演算回路の出力電圧変化を示すグラフ、第4図は
同回路を使用した装置の一例を示す構成ブロツク
図、第5図は従来の定電圧電源回路の回路図、第
6図は同回路の電源トランスの入力電圧変化を示
すグラフである。 1……電源トランス、2……正特性サーミス
タ、3……電源プラグ、4……整流回路、10,
11……定電圧回路、40……第1の電圧発生回
路、41……第2の電圧発生回路、42……演算
回路、43……保護回路、50……定電圧電源回
路、51……制御回路、52……被制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1次巻線と2次巻線を有し、前記1次巻線が交
    流電源に接続されるトランスと、このトランスの
    2次巻線に接続された整流回路と、この整流回路
    の出力端子に並列接続された平滑コンデンサと、
    このコンデンサにより平滑された直流電圧を所定
    の電圧に変換する定電圧回路と、前記コンデンサ
    に並列接続された抵抗とツエナーダイオードとの
    直列回路からなる第1の電圧発生回路と、前記コ
    ンデンサに並列接続された抵抗と前記第1の電圧
    発生回路のツエナーダイオードよりもツエナー電
    圧の高いツエナーダイオードの直列回路からなる
    第2の電圧発生回路と、前記第1、第2の電圧発
    生回路の出力電圧の差に応じて出力が変化する演
    算回路と、この演算回路の出力に応じて前記定電
    圧回路の出力を停止または低下させる保護回路を
    備えたことを特徴とする定電圧電源回路。
JP9265884U 1984-06-22 1984-06-22 定電圧電源回路 Granted JPS6112121U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9265884U JPS6112121U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 定電圧電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9265884U JPS6112121U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 定電圧電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6112121U JPS6112121U (ja) 1986-01-24
JPH054014Y2 true JPH054014Y2 (ja) 1993-02-01

Family

ID=30649650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9265884U Granted JPS6112121U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 定電圧電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6112121U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6112121U (ja) 1986-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5834494Y2 (ja) 電源回路
JPH054014Y2 (ja)
JPH0119589Y2 (ja)
JPS6349107Y2 (ja)
JP2605304Y2 (ja) スイツチングレギユレータの保護回路
JP3114251B2 (ja) 電源回路
JPH0811056Y2 (ja) スイッチング電源の過負荷保護回路
JP3338309B2 (ja) 電源回路
JP2587706Y2 (ja) Cpu制御回路及びこれを用いた熱線式検知器
JP3210026B2 (ja) Ac高圧発生装置
JP2558621B2 (ja) 電源回路
JPS605743Y2 (ja) スイツチングレギユレ−タの駆動回路
JP2547101Y2 (ja) 過電流保護回路
JPH0537287Y2 (ja)
JPS5843433Y2 (ja) 安定化電源装置
JP2506761Y2 (ja) 電圧検出器
JPH0717273Y2 (ja) 直流電源の突入電流制限回路
SU1273895A1 (ru) Стабилизированный источник электропитани
JPS60204222A (ja) 電源回路装置
JPS6169370A (ja) スイツチング・レギユレ−タの保護回路
JPS5914818Y2 (ja) 直流電圧安定化回路
JPH0222727Y2 (ja)
KR0148741B1 (ko) 자동 과전류 검출회로
JPH02114858A (ja) 過電圧保護回路
JPH0729708Y2 (ja) 電源保護回路