JPH0119589Y2 - - Google Patents

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JPH0119589Y2
JPH0119589Y2 JP16222982U JP16222982U JPH0119589Y2 JP H0119589 Y2 JPH0119589 Y2 JP H0119589Y2 JP 16222982 U JP16222982 U JP 16222982U JP 16222982 U JP16222982 U JP 16222982U JP H0119589 Y2 JPH0119589 Y2 JP H0119589Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はチヨークコイルの異常に高いフライバ
ツク電圧の発生を完全に防止したスイツチング電
源装置に関する。
スイツチ素子を断続することにより出力の制御
されるスイツチング電源装置、いわゆるスイツチ
ングレギユレータとしては例えば第1図の回路図
で示すようなチヨツパ式のものがある。第1図の
スイツチングレギユレータは商用電源のような交
流源1の交流電力をトランスの2次側の整流回路
2で整流した後、スイツチ素子であるトランジス
タQ1を制御回路3で断続し、チヨークコイルL
1、平滑コンデンサC1、フライホイールダイオ
ードD1からなる回路を経て出力端4,4′間に
直流電圧を得る。図示されていないが出力端4,
4′の直流電圧は誤差増幅回路により基準電圧と
比較されてその結果が制御回路3に加えられ、出
力端4,4′に接続される負荷が変動しても断続
時間の割合等を変化して一定の値が得られる。
チヨークコイルL1はトランジスタQ1がオフ
の時フライバツク電圧を生じ、フライホイールダ
イオードD1に電流を流して出力端4,4′に連
続した直流電圧を得る役割をする。とこころが従
来のこのようなスイツチング電源装置ではフライ
ホイールダイオードD1が破損して完全にオープ
ンした場合、チヨークコイルL1のフライバツク
電圧により接続点P1は異常に高い(−)電圧と
なる。この(−)電圧は負荷電流に比例するが、
出力端4,4′に25W程度を得る電源装置で−
100V程度にも達する。そしてトランジスタQ1
のコレクターエミツタ間の電圧が飽和電圧以上に
なり一瞬にして破損したり、異常電流が流れて発
熱して破損しやすくなる。無論異常電流が流れれ
ばその間の電力損失は大きくなる。
従つて従来はこのような事故を想定してスイツ
チ素子の電力容量にゆとりを持たせていたが、事
故が生じても電源装置が動作しているかぎり電力
損失は大きくなるし、スイツチ素子の発熱による
他の回路素子への悪影響を防ぐための放熱設計が
面倒であつた。又スイツチ素子の電力容量にこの
ような事故を想定してはじめからゆとりを持たせ
ることはスイツチ素子の価格も高くなり無駄であ
る。本考案は従来の欠点を除き、フライホイール
ダイオードがオープンしてチヨークコイルのフラ
イバツク電圧が異常に高くなる事故が生じても、
速やかに動作を停止し出力が得られないようにす
るスイツチング電源装置を提供する。
本考案は直流をスイツチ素子により断続し、チ
ヨークコイルと、その両端に並列に接続するフラ
イホイールダイオードと平滑コンデンサからなる
回路を経て直流出力を得るスイツチング電源装置
において、チヨークコイルとフライホイールダイ
オードの接続点にはチヨークコイルのフライバツ
ク電圧をツエナ電圧を用いて検出する検出回路を
接続し、スイツチ素子を断続する制御回路には前
記検出回路からの信号に応動するトランジスタ、
該トランジスタに応動して「オン」するサイリス
タ又はトランジスタを有し、該サイリスタ又はト
ランジスタが「オン」することにより該制御回路
の駆動を停止する信号を発生する駆動停止回路を
接続してあることを特徴とする。以下本考案の実
施例を示すスイツチング電源装置の回路図である
第2図を参照しながら説明する。第2図はチヨツ
パ式の電源装置であり、第1図と同一部分は同じ
符号を付与してある。
第2図において、スイツチ素子であるトランジ
スタQ1のエミツタはチヨークコイルL1を介し
て(+)の出力端4に接続され、チヨークコイル
L1の両端は夫々フライホイールダイオードD
1、平滑コンデンサC1を介して接地されている
出力端4′に接続される。接続点P1にはツエナ
ダイオードZ1、ダイオードD2、抵抗R1を直
列接続してなる検出回路5が接続され、その一端
の電流制限用の抵抗R1はトランジスタQ2のベ
ースに接続される。トランジスタQ2のエミツタ
は基準電源Sに接続され、コレクタは分圧用の抵
抗R4,R5に接続される。抵抗R4,R5の接
続点はコンデンサC2の一端とサイリスタSAの
ゲートに接続される。サイリスタSAのカソード
はトランジスタQ1の制御回路3に接続され、又
アノードとコンデンサC2、抵抗R5の一端は接
地されている。又トランジスタQ2のコレクタは
電流制限用の抵抗R2、ツエナダイオードZ3を
介して出力端4に接続されると共にベース、エミ
ツタ間はバイアス用の抵抗R3を介して接続され
ている。トランジスタQ2、サイリスタSAを主
とする部分は制御回路3の駆動停止回路6を構成
する。
このように構成された電源装置ではトランスT
1の2次側で整流回路2と平滑コンデンサC3に
より得られた直流電力をトランジスタQ1により
断続して、第1図と同じようにして出力端4,
4′間に一定の直流電圧を得る。
さてチヨークコイルL1にフライバツク電圧が
生じている時にフライホイールダイオードD1が
オープンして接続点P1に異常に高い(−)の電
圧が発生しツエナダイオードZ1のツエナ電圧を
越えた場合、検出回路5には抵抗R3からの電流
を生ずる。この電流は駆動停止回路6のトランジ
スタQ2をオンし、抵抗R4と抵抗R5の接続点
の電圧を上昇させ、サイリスタSAをオンンする。
そしてカソードに生ずる接地電圧が制御回路3に
加えられその駆動を停止させ、トランジスタQ1
を連続してオフ状態にする。このことにより全体
の動作が停止し、フライバツク電圧は急激に消滅
すると共に出力端4,4′の直流電圧もなくなる。
なお接続点P1の電圧がツエナ電圧以下であれば
ダイオードD2の働きにより検出回路5に電流は
生じない。又駆動停止回路6のコンデンサC2は
サイリスタSAのゲートの電圧を定まつた時定数
によつて上昇させ、ノイズ等によりサイリスタ
SAが誤つてオンすることを防ぐ役割をする。さ
らにツエナダイオードZ3は出力端4に生ずる過
電圧を検出する役割を有しており、過電圧がツエ
ナ電圧以上であれば電流が流れサイリスタSAの
ゲート電圧を上昇させてオンする。従つて駆動停
止回路6はチヨークコイルL1のフライバツク電
圧と過電圧に対する保護回路の両方を兼ねてお
り、いずれの場合もスイツチ素子を継続して停止
し電源装置の動作を停止する。
第3図は本考案のスイツチング電源装置の他の
実施例を示す回路図であり、全体が1石式のフオ
ワード方式で2チヤンネルの直流出力が得られ
る。第2図と同一部分は同じ符号を付与してあ
る。
第3図において、交流源1には整流回路9が接
続され、整流回路9は突入電流防止用の時定数回
路を構成する抵抗R7、コンデンサC5を介して
トランスT2の1次巻線、スイツチ素子であるト
ランジスタQ3に接続する。トランスT2の片方
の2次巻線は整流ダイオードD3、チヨークコイ
ルL2、フライホイールダイオードD4、平滑コ
ンデンサC4からなる回路を経て出力端7,7′
へ接続されチヤンネル1を形成する。出力端7′
は接地され、出力端7に(−)の直流電圧が得ら
れる。残りの2次巻線は整流ダイオードD5、平
滑コンデンサC3、スイツチ素子であるトランジ
スタQ1、チヨークコイルL1、フライホイール
ダイオードD1、平滑コンデンサC1を経て出力
端4,4′へ接続されチヤンネル2を形成する。
出力端4′は接地され、出力端4に(+)の直流
電圧が得られる。駆動停止回路6、検出回路5は
第2図と同じように構成され、検出回路5がチヤ
ンネル2の接続点P1に接続される。又過電圧検
出用のツエナダイオードZ3が出力端4に接続さ
れ、電流制限用の抵抗R2を介して駆動停止回路
のトランジスタQ2のコレクタに接続される。駆
動停止回路のサイリスタSAのカソードは第2図
とは異りトランジスタQ3の制御回路8に接続さ
れ、又トランジスタQ2のベースは電流制限用の
抵抗R6、過電圧検出用のツエナダイオードZ2
を介してチヤンネル1の出力端7に接続される。
このように構成された電源装置ではトランスT
2の1次側のトランジスタQ3の断続状態を制御
回路8で制御することによりチヤンネル1の直流
電圧が一定になる。又チヤンネル2は2次側のト
ランジスタQ1の断続状態の制御を制御回路3で
行うことにより直流電圧が一定になる。そしてチ
ヤンネル2においてフライホイールダイオードD
1がオープンした時のチヨークコイルL1のフラ
イバツク電圧は検出回路5で検出され、駆動停止
回路のサイリスタSAがオンし、接地電圧が制御
回路8に加えられる。これによつてトランジスタ
Q3は継続してオフし、トランスT2の2次巻線
の誘起電圧がなくなり、フライバツク電圧は消滅
する。サイリスタSAは出力端4の過電圧によつ
てもオンし、又チヤンネル1の出力端7の過電圧
によつてもトランジスタQ2がオンする。従つて
駆動停止回路6は過電圧によつてもトランジスタ
Q3を継続してオフすることにより電源装置を保
護する。無論チヤンネル1のチヨークコイルL2
にもフライバツク電圧は生じ、フライホイールダ
イオードD4がオープンした場合、接続点P2に
も(+)の高電圧を発生する。チヤンネル1はチ
ヤンネル2のようにチヨツパ式による制御ではな
いので、トランスT2の2次巻線に直列にトラン
ジスタが接続されておらずその破損の恐れはない
が1次巻線のトランジスタQ3を破損する恐れが
あり、異常な回路の状態を見つける目的で接続点
P2に検出回路を接続してもよい。その場合には
検出回路5のツエナダイオードZ1、ダイオード
D2の向きを逆にして構成した新たな検出回路を
接続し、1端を保護回路のトランジスタQ2のコ
レクタに接続すればよい。そのようにすればチヤ
ンネル1とチヤンネル2のいずれで過電圧やチヨ
ークコイルの異常なフライバツク電圧が生じても
直ちに電源装置の動作を停止させることができ
る。なお駆動停止回路のサイリスタSAのかわり
にトランジスタを用いれば異常なフライバツク電
圧や過電圧が生じている間だけ、スイツチ素子の
動作を停止するようにできる。
以上述べたように本考案のスイツチング電源装
置はフライホイールダイオードが破損してオープ
ンしチヨークコイルのフライバツク電圧が異常に
高くなつても直ちにその状態を検出しスイツチ素
子の動作を停止し、電源装置の働き自体を止める
ことができる。従つて従来のようにスイツチ素子
が破損し電源装置が故障することはない。しかも
スイツチ素子の制御回路の駆動を停止するための
駆動停止回路は過電圧保護回路も兼ねているので
全体の回路構成を複雑にする必要はなくきわめて
実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスイツチング電源装置の回路図
であり、第2図は本考案のスイツチング電源装置
の実施例を示す回路図であり、第3図は本考案の
スイツチング電源装置の他の実施例を示す回路図
である。 1:交流源、2,9:整流回路、3,8:制御
回路、4,4′,7,7′:出力端、5:検出回
路、6:駆動停止回路、Q1,Q2,Q3:トラ
ンジスタ、L1,L2:チヨークコイル、C1,
C3,C4:平滑コンデンサ、C2:コンデン
サ、D1,D4:フライホイールダイオード、D
2:ダイオード、D3,D5:整流ダイオード、
Z1,Z2,Z3:ツエナダイオード、R1〜R
6:抵抗、SA:サイリスタ、S:基準電源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直流をスイツチ素子により断続し、チヨーク
    コイルと、その両端に並列に接続するフライホ
    イールダイオードと平滑コンデンサからなる回
    路を経て直流出力を得るスイツチング電源装置
    において、チヨークコイルとフライホイールダ
    イオードの接続点にはチヨークコイルのフライ
    バツク電圧をツエナ電圧を用いて検出する検出
    回路を接続し、スイツチ素子を断続する制御回
    路には前記検出回路からの信号に応動するトラ
    ンジスタ、該トランジスタに応動して「オン」
    するサイリスタ又はトランジスタを有し、該サ
    イリスタ又はトランジスタが「オン」すること
    により該制御回路の駆動を停止する信号を発生
    する駆動停止回路を接続してあることを特徴と
    するスイツチング電源装置。 (2) 該駆動停止回路には、ツエナ電圧を用いて直
    流出力の過電圧を検出する検出回路が接続して
    あり、該過電圧に対しても該制御回路の駆動を
    停止する信号を発生する実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のスイツチング電源装置。
JP16222982U 1982-10-26 1982-10-26 スイツチング電源装置 Granted JPS5966383U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5610565B2 (ja) * 2009-10-06 2014-10-22 ローム株式会社 降圧型スイッチングレギュレータ及びそれに用いる半導体集積回路装置
JP6565368B2 (ja) * 2015-06-22 2019-08-28 セイコーエプソン株式会社 回路装置及び電子機器
JP6592982B2 (ja) * 2015-06-22 2019-10-23 セイコーエプソン株式会社 回路装置及び電子機器

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