JPS58364Y2 - 回路しや断器の引外し回路 - Google Patents

回路しや断器の引外し回路

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JPS58364Y2
JPS58364Y2 JP1977034350U JP3435077U JPS58364Y2 JP S58364 Y2 JPS58364 Y2 JP S58364Y2 JP 1977034350 U JP1977034350 U JP 1977034350U JP 3435077 U JP3435077 U JP 3435077U JP S58364 Y2 JPS58364 Y2 JP S58364Y2
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JP
Japan
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voltage
circuit
comparator
current
capacitor
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JP1977034350U
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JPS53128832U (ja
Inventor
藤原達夫
堀崎浩一
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は被保護電路の短絡・地絡および過負荷による過
電流を検知して引外しコイルを動作させる配線用しゃ断
器の引外し回路に関する。
この種の引外し回路の従来例を第1図に示す。
R,S、Tは負荷りが接続される三相の被保護電路で電
路各相には1個づつの変流器1〜3が結合される。
各変流器から検出された負荷電流は補助変流器4〜6を
介して整流器7〜8により直流に変換される。
各整流器の出力は直列接続されて、負荷抵抗R1−R2
の直列回路に電流を流し、この直列回路の両端間に合成
電圧V1を発生する。
この電圧■1は抵抗R5−R6とツェナダイオードZD
の並列回路に抵抗R4を直列接続した基準電圧回路の両
端に印加される。
Qlは電圧V1を電源とする第1比較器で、そのプラス
入力に抵抗R5−R6の接続点の基準電圧v3が印加さ
れ、マイナス入力に電圧V1を分割した抵抗R1−1’
(2の接続点の電圧V2が印加される。
Tはスイッチング用トランジスタで、そのコレクタと整
流器出力のプラス側との間にコンデンサC1が接続され
、その工□ツタと比較器Q1の出力側との間に抵抗R3
が接続され、これらの回路は積分回路を構成している。
10は直流電圧v1が引加されたゲート制御回路で、積
分回路の出力電圧v5を受け、このV5が所定の電圧V
Tに達したときサイリスタ11にゲート信号を加えてこ
れを点弧させる。
これらの素子はスイッチ回路を構成する。
12はサイリスタ11の点弧により付勢されるトリップ
コイル、13はこのコイルにより開放されるしゃ断器の
接点である。
被保護電路に定常電流が流れているときは比較器Q1の
出力が電圧V2相当電圧のH(高)レベルのためトラン
ジスタTばOFFとなっている。
上記電路三相に事故等により過電流が流れると電圧v1
と共にV2が上昇する。
やがて第2図aに示すようにこの電圧V2が基準電圧V
3を超えると同図すに示すように比較器Q1の出力が反
転してL(低)レベルとなる。
従ってそれまで非導通状態におかれていたトランジスタ
Tが導通し、このトランジスタTと抵抗R3を介してコ
ンデンサC1に充電が開始され、コンデンサC1の電圧
v5は同図Cに示すように一定の傾斜で次第に上昇する
そして時間tl後にこの電圧V5がゲート制御回路10
に設定した所定電圧VT以上となると、この回路10か
らゲート信号が発生し、サイリスク11を点弧する。
トリップコイル12は付勢されてしゃ断器の接点13を
開き、被保護電路R−8−Tをしゃ断する。
しかしながら、上記従来回路には次のような欠点がある
すなわち、地絡事故等の単相事故により被保護電路の1
相にのみ過電流が流れた場合、電圧V2は第3図aに示
すような脈動波形となる。
従って電圧V2が断続的3こ電圧V3を超えるため比較
器Q1の出力が同図すに示すようにパルス状波形となっ
てトランジスタTが断続的に導通し、この導通時間が短
いとコンデンC1の電圧が電圧VTまで上昇しないか、
あるいは上昇してもトランジスタTの非導通時にコンデ
ンサC1の電荷がトランジスタのベース・コレクタ間の
PN接合と抵抗R1を通じて放電し、コンデンサC1の
電圧をVT以上に維持するのが困難となる。
このため単相事故の場合は3相事故(こ比べて感度電流
が上昇し電路に大きな過電流が流れないと引外し動作さ
れにくく、動作時間にも変動をきたしていた。
このように従来の回路では被保護電路の事故形態により
引外し回路の動作特性が不安定であって信頼性が低かっ
た。
本考案は上記の欠点をなくしたものであり、その特徴と
するところは、電圧保持回路により被保護回路の電流を
変換して得られた直流電圧のピーク電圧を保持し、この
保持電圧をあらかじめ設定した基準電圧と比較するよう
にして被保護電路の過電流を検知するようにした点にあ
る。
以下図面により実施例を詳しく説明する。
第4図において、従来例と同一のものに同一符号を付し
ている。
Q2は電源として電圧V1を受は抵抗R1とR2の接続
点の電圧V2がプラス入力に加えられた比較器Q1と同
じ構成を有する第2比較器で、その出力にはダイオード
Dの陽極と抵抗R7が接続される。
ダイオードDの陰極はコンデンサC2と抵抗R8の並列
回路の一端および比較器Q1のマイナス入力に接続され
、この回路の他端と抵抗R7の他端はそれぞれ整流器の
マイナスとプラスの出力端に接続され、これらの素子は
電圧保持回路を構成する。
そしてコンデンサC2の一端の電圧V6は第1比較器Q
1のプラス入力とトランジスタTのベースに印加される
以上の構成において被保護電路の単相事故によりその1
相に過電流が流れると、電圧v2は第5図aに示すよう
な脈動波形となる。
コンデンサC2は電路の定格負荷電流による直流電圧に
よってあらかじめその電圧に充電されているが、電路に
過電流が流れると電圧v2が上昇してコンデンサC2の
電圧V6より高くなると、それまで出力がLレベルとな
っていた比較器Q2は第5図すに示すように電圧V2と
同等電圧のHレベル電圧を発生し、このHレベル電圧は
電圧V2の各周期毎にパルス状に発生してダイオードD
を介してコンデンサC2を繰返し充電する。
比較器Q2は出力が低インピーダンスとなっているので
、ハイレベルになるときの立上りが遅いという欠点を有
している。
つまり幅の狭いパルスが入力されたとき、それに追従し
て出力が発生しきれず、結局単相事故等の検出が困難と
なる事が考えられるが、本考案ではこの出力端を抵抗R
7によって高レベルに引っばっておいて、出力信号の立
上りを良くしている。
さらに本考案ではコンデンサCの充電電流をこの抵抗R
7を通して高レベル電位から供給しているので、充電に
よる出力端の電圧降下を防止でき、容量の小さな比較器
で済む。
コンデンサC2の電荷はダイオードD(こよって逆流を
防止され、トランジスタTのベースと抵抗R8を通して
放電されるが、元来ベース電流はきわめて小さいので抵
抗R8の値を適当に決めてこの放電量を少なくできる。
従ってコンデンサの電圧は同図Cに示すように比較的な
めらかな波形となって電圧V2のピーク値相当電圧を保
持する。
なお抵抗R8は定格負荷時の直流電圧によりコンデンサ
C2の電圧が高くなりすぎないようにその抵抗値が適当
に選ばれる。
電路R,S、Tの全相に過電流が流れたとき電圧■1に
は第6図aに示すように短い周期の波がピーク付近で表
われ、第5図aに示すものと比べなめらかな波形となる
従って比較器Q2の出力は第6図すに示すように電圧v
2のピーク値付近の電圧が短い周期で発生してコンデン
サC2に充電し、コンデンサC2の電圧V6は同図Cl
こ示すような波形で電圧v2のピーク値相当電圧となる
また電路の2相にのみ過電流が流れた場合も上記と同様
にコンデンサC2に電圧V2のピーク値相当電圧を保持
できる。
このように被保護電路の単相・三相事故にかかわらず電
路に流れた電流を変換して得られた直流電圧のピーク値
相当電圧を電圧保持回路に保持することができる。
上記のようにして得られた電圧V6が基準電圧v3より
高くなると、これら両者を比較してそれまで出力がHレ
ベルとなっていた比較器Q1が第5図d、第6図dに示
すようにLレベルとなり、それまで非導通となっていた
トランジスタTが導通して積分回路を動作させ、時間t
1後その出力電圧v5が所定電圧VTを超えたときスイ
ッチ回路を動作させてトリップコイル12を付勢し引外
し動作が行なわれる。
以上の説明から明らかなように本考案は被保護電路の事
故によって発生した直流電圧を電圧保持回路に一担保持
し、この保持電圧と基準電圧を比較して電路の所定感度
電流を検知するようにしたので、単相・三相事故の事故
形態による直流電圧の波形の相違にかかわらず所定感度
電流を正確に検知でき、異なる種類の事故においても引
外し回路の動作特性を安定させ高い信頼性を得ることが
できるというすぐれた効果を有する。
また、本考案によれば、容量の小さな比較器を用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の引外し回路図、第2図、第3図は同じ
くそれぞれ三相事故・単相事故におけ各部の電圧波形図
、第4図は本考案実施例の引外し回路図、第5図、第6
図はそれぞれ単相事故・三相事故における各部の電圧波
形図である。 1〜3:変流器、7〜9:整流器、10.11 :スイ
ッチ回路、12ニトリツブコイル、R,8,T:被保護
電路、Ql:第1比較器、Q2:第2比較器、Q2.D
、C2:電圧保持回路、CI、T、R3:積分回路、R
4−R6,ZD:基準電圧回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被保護回路の電流に比例した入力電圧と基準電圧とを第
    1比較器により比較して被保護回路の電流が所定感度電
    流に達したときこの比較器の出力電圧の発生によりスイ
    ッチング回路を閉じてトリップコイルを付勢し、被保護
    回路に設けた回路しゃ断器を引外し動作させるようにし
    たものにおいて、被保護回路の電流を変流器および整流
    器により変換して得られた直流電圧を受けてこの電圧の
    ピーク相当電圧を発生する第2比較器とこのピーク相当
    電圧を保持するコンデンサからなる電圧保持回路を設け
    、上記コンデンサの電圧を第1比較器の入力電圧とし、
    上記第2比較器の出力端は外部抵抗を介して上記整流器
    の高レベル側に接続され、上記電圧保持回路と上記第2
    比較器の出力端の間にダイオードを接続して、上記コン
    デンサに上記外部抵抗とダイオードを介して充電電流を
    供給するように構成してなる回路しゃ断器の引外し回路
JP1977034350U 1977-03-23 1977-03-23 回路しや断器の引外し回路 Expired JPS58364Y2 (ja)

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JPS53128832U JPS53128832U (ja) 1978-10-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681409B2 (ja) * 1986-01-27 1994-10-12 三菱電機株式会社 回路しや断器の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5076544A (ja) * 1973-11-10 1975-06-23

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JPS5076544A (ja) * 1973-11-10 1975-06-23

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