JP3816054B2 - ストレッチ性高密度織物 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、ソフトな風合いで、良好なストレッチ性と耐水性を有する高密度織物に関する。
背景技術
従来より、ポリアミド系繊維やポリエステル系繊維を用いた高密度織物に撥水加工等を施し、耐水性を付与した織物が知られており、ダウンジャケット用防寒衣料や、ウィンドブレーカー、ブルゾン、コート、レインウエア用等のスポーツ衣料やアウター衣料等に広く利用されている。
しかし、一般的に高密度織物は伸びが殆どないため、運動時に身体の動きが阻害されたり、圧迫を感じたりして自由な動きができず不快である。また、高密度織物であるため風合いが硬く、さらには、耐水性等を付与するための撥水加工や樹脂加工によって織物の硬さが増加するため、運動や身体の動きに対して硬くかさばり、自由な動きが阻害されたり、織物同士が接触しあった時の擦れ音が大きく不快である。
これらの問題点を解決するために、特開平11−81141号公報では、織物の緯糸及び又は経糸にポリトリメチレンテレフタレート繊維を用い、該織物に樹脂加工を施したソフトな風合いの高密度織物が開示されている。又、特開平11−200174号公報では、経糸のカバー率と緯糸のカバー率の比と、カバー率の和を規定し、弾性回復率が90%以上のポリトリメチレンテレフタレート繊維で構成されたソフトな風合いの高密度織物が開示されている。
しかしながら、これらの公報に開示されている技術は、織物を柔軟なポリトリメチレンテレフタレート繊維で形成することにより、風合いや、織物同士の擦れ音は改善されているものの、ストレッチ性が充分ではないため、身体の動きを妨げるという問題点は解決されていない。
又、特開平9−170175号公報には、単糸繊度0.5デニール以下の丸断面の極細マルチフィラメント糸を用いて、経糸、緯糸のカバーファクターの和を2200以上とした、防風性と耐水性を向上させた織物が提案されている。しかし、このような高密度織物は、良好な耐水性を得ることが出来るが、ストレッチ性が不十分なため身体の動きを阻害する。
一方、特開平11−256413号公報には、織物の緯糸にポリトリメチレンテレフタレート繊維を用い、緯糸のクリンプ指数を規定することにより、緯方向にストレッチ性があり、表面平滑性に優れ、縫い目の滑脱防止性能及び圧迫感の低減に優れた裏地が提案されている。
しかしながら、該裏地では、緯方向のストレッチ性は付与されるものの、良好な耐水性を得ることができない。
発明の開示
本発明は、ソフトな風合いで、良好なストレッチ性と耐水性を兼ね備えた高密度織物を提供することを目的とする。
なお、本発明でいう耐水性とは、水圧に耐える性能(耐水圧性)のことをいう。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討の結果、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いて、特定のカバーファクターで織物を構成し、該織物に特殊な処理を施し、繊維のクリンプ率、織物のストレッチ率、繊維充填度等を特定範囲とすることにより、本発明の目的が達成されることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は下記の通りである。
1.カバーファクターが1800〜2540であり、経方向又は緯方向にストレッチ率5〜20%のストレッチ性を有しており、かつ少なくともストレッチ性を有する方向の繊維がポリトリメチレンテレフタレート繊維で構成されていることを特徴とするストレッチ性高密度織物。
2.ストレッチ性を有する方向の繊維のクリンプ指数を表すCI値(下記)が0.005〜0.013、繊維充填度を表すDS値(下記)が0.5〜1.0であることを特徴とする上記1に記載のストレッチ性高密度織物。
CI=CR/CFv
DS(g/cm)=Ws/Vs
=Ws/{V×CFs/(CFs+CFv)}
(ただし、CRはストレッチ性を有する方向の繊維のクリンプ率、CFvはストレッチ性を有する方向の繊維と直交する繊維のカバーファクター、Wsは織物1m当りのストレッチ性を有する方向の繊維の質量(g)、Vsは織物1m当りのストレッチ性を有する方向の繊維の見掛け体積(cm)、Vは織物の1m当りの見掛け体積(cm)、CFsはストレッチ性を有する方向の繊維のカバーファクターである。)
3.ストレッチ性を有する方向の繊維が、扁平度2〜6の扁平単糸断面を有するポリトリメチレンテレフタレート繊維で構成されていることを特徴とする上記1又は2に記載のストレッチ性高密度織物。
4.織物生機を、生機幅に対して10〜40%幅入れした状態で150〜200℃の乾熱処理を行い、緯糸にクリンプを発現させた後、精練、染色仕上げ、カレンダー加工を行うことを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載のストレッチ性高密度織物の製造方法。
発明を実施するための最良の形態
本発明の高密度織物は、ストレッチ性を有する方向の繊維がポリトリメチレンテレフタレート繊維で構成されている。
本発明において、ポリトリメチレンテレフタレート繊維とは、トリメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするポリエステル繊維をいい、トリメチレンテレフタレート単位を約50モル%以上、好ましくは70モル%以上、より好ましくは80モル%以上、さらに好ましくは90モル%以上のものをいう。従って、第三成分として他の酸成分及び/又はグリコール成分の合計量が、約50モル%以下、好ましくは30モル%以下、より好ましくは20モル%以下、さらに好ましくは10モル%以下の範囲で含有されたポリトリメチレンテレフタレートを包含する。
ポリトリメチレンテレフタレートは、テレフタル酸又はその機能的誘導体と、トリメチレングリコール又はその機能的誘導体とを、触媒の存在下で、適当な反応条件下に結合せしめることにより合成される。この合成過程において、適当な一種又は二種以上の第三成分を添加して共重合ポリエステルとしてもよいし、又、ポリトリメチレンテレフタレートと、ポリエチレンテレフタレート等のポリトリメチレンテレフタレート以外のポリエステルとを、ブレンドしたり、複合紡糸(鞘芯、サイドバイサイド等)してもよい。
添加する第三成分としては、脂肪族ジカルボン酸(シュウ酸、アジピン酸等)、脂環族ジカルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸等)、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、ソジウムスルホイソフタル酸等)、脂肪族グリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、テトラメチレングリコール等)、脂環族グリコール(シクロヘキサンジメタノール等)、芳香族を含む脂肪族グリコール(1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン等)、ポリエーテルグリコール(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等)、脂肪族オキシカルボン酸(ω−オキシカプロン酸等)、芳香族オキシカルボン酸(p−オキシ安息香酸等)、等が挙げられる。
又、1個又は3個以上のエステル形成性官能基を有する化合物(安息香酸等又はグリセリン等)も重合体が実質的に線状である範囲内で使用出来る。
さらに、二酸化チタン等の艶消剤、リン酸等の安定剤、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤、タルク等の結晶化核剤、アエロジル等の易滑剤、ヒンダードフェノール誘導体等の抗酸化剤、難燃剤、制電剤、顔料、蛍光増白剤、赤外線吸収剤、消泡剤等が含有されていてもよい。
本発明で用いるポリトリメチレンテレフタレート繊維は、例えば1500m/分程度の巻取り速度で未延伸糸を得た後、2〜3.5倍程度で延撚する方法、紡糸−延撚工程を直結した直延法(スピンドロー法)、巻取り速度5000m/分以上の高速紡糸法(スピンテイクアップ法)等の方法により得られる。
又、繊維の形態は、マルチフィラメント糸、紡績糸でもよく、長さ方向に均一なものや太細のあるものでもよいが、マルチフィラメント糸がより好ましい。さらに、マルチフィラメント糸の形態としては、マルチフィラメント原糸(極細糸を含む)、甘撚糸〜強撚糸、混繊糸、仮撚糸(POYの延伸仮撚糸を含む)、流体噴射加工糸等が用いられるが、耐水性をより向上させる点ではマルチフィラメント原糸が好ましく、ストレッチ性、ソフトな風合いをより向上させる点では仮撚糸が好ましい。
ポリトリメチレンテレフタレート繊維の繊度は、織物にした場合に十分な強度を得るために33デシテックス以上であることが好ましく、織物が厚く粗硬になることを避けるために167デシテックス以下であることが好ましい。より好ましい繊度は56〜111デシテックスである。また単糸繊度は、紡糸時の糸切れを抑制し、紡糸の安定性を向上するために0.1デシテックス以上であることが好ましく、織物の耐水性を保ち、粗硬な風合いとなることを抑制するために5.6デシテックス以下であることが好ましい。より好ましい単糸繊度は0.56〜3.3デシテックスである。
ポリトリメチレンテレフタレート繊維の断面形状は、丸型、三角型、L型、T型、Y型、W型、八葉型、偏平型、ドックボーン型等の多角形型、多葉型、中空型や不定型なものでもよいが、織物のストレッチ性、耐水性、風合いのソフトさを一層向上させる上で、単糸が扁平断面であるとより好ましい。扁平断面糸を用いることにより、織物の中で扁平な単糸が重なりあって充填され、耐水性の向上につながる。さらに、扁平断面糸は、際立った曲げ柔軟性を有しているため、織物中で扁平断面糸と直交する糸に対して屈曲し易く、該扁平断面糸の屈曲によるクリンプの伸びが有効に利用されて、織物のストレッチ性が増大し、同時に、ソフトな風合いの織物となる。
ここでいう扁平断面とは、単糸の断面が、W型、I型、V型、M型、ドッグボーン型、楕円型、波型、串団子型等、扁平形状をした断面のことをいう。単糸の凹凸部が重なり合って充填されるレンガ積み形態を形成するW型等が、耐水性向上の点で好ましい。
さらに、扁平断面糸の扁平度は、ストレッチ性、耐水性、ソフトな風合いを得るために2以上であることが好ましく、紡糸の安定性の点から6以下であることが好ましい。ここでいう扁平度とは、単糸の断面に外接する長方形を描き、この長方形の長辺Lを短辺Hで割った値をいう。
尚、本発明に用いるポリトリメチレンテレフタレート繊維は、本発明の目的を損なわない範囲内(例えば、60wt%以下)で、他の繊維を交絡混繊(高収縮糸との異収縮混繊糸等)、交撚、複合仮撚(伸度差仮撚等)、2フィード空気噴射加工等の手段で混用してもよい。混用する繊維はいかなる繊維でもよく、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニル系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリウレタン系繊維等の合成繊維を混用することが好ましい。
本発明においては、経糸及び/又は緯糸をポリトリメチレンテレフタレート繊維で構成する必要があるが、他の繊維と交織しても良い。交織する繊維は、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリウレタン系繊維等の合成繊維等を用いることができる。また、織物組織は、平織物が最適であるが、綾織物、柄織物、多重織物でもよい。
交織の方法は、経糸あるいは緯糸のみにポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いる方法、経糸あるいは緯糸をポリトリメチレンテレフタレート繊維と他の繊維で1本交互や2本交互等の様に引き揃えて混用する方法等で交織することができる。
本発明のストレッチ性高密度織物は、ポリトリメチレンテレフタレート繊維が35wt%以上含まれていることが好ましく、より好ましくは40wt%以上、さらに好ましくは50wt%以上である。ポリトリメチレンテレフタレート繊維の混率が35wt%以上であることにより、ストレッチ性、耐水性、風合いを良好なものとすることができる。
本発明のストレッチ性高密度織物は、良好なストレッチ性、耐水性および風合いを得るために、カバーファクターを1800以上、2540以下とする必要がある。より好ましくは1900〜2330である。
本発明の高密度織物において、生機のカバーファクターは、一般の高密度織物における生機のカバーファクターよりも10%以上低いものであることが好ましい。その理由は、一般の高密度織物は耐水性を向上させるために織り糸間の隙間を極力なくす方向で、生機の段階から高密度に織り、仕上げ加工をするが、本発明では、生機密度を若干低密度にしておき、該生機を高収縮処理により幅入れあるいは長さ方向への追いこみを行い、隣接する織り糸同志の隙間を減少させるという特殊な処理を施して高密度織物とするためである。
ここでいうカバーファクターとは、織物の経糸又は緯糸が幅2.54cm(1インチ)当たりに並ぶ本数をそれぞれの糸密度とする時、次式で与えられる。
カバーファクター=(経糸のカバーファクター)+(緯糸のカバーファクター)
=(経糸密度)×(経糸のデシテックス)1/2+(緯糸密度)×(緯糸のデシテックス)1/2
カバーファクターが1800未満では充分な耐水性が得難く、2540を越えると良好なストレッチ性が得難く、風合いも粗硬となる。尚、経糸のカバーファクターと緯糸のカバーファクターの比、即ち、(経糸のカバーファクター)/(緯糸のカバーファクター)が0.7〜1.7であることが、耐水性とストレッチ性を両立させる点で好ましい。
また、仕上がり織物の耐水性を維持し、かつ、織物表面にシワ、シボや目曲がり等を発生させずにストレッチ性を付与するという点から、生機のカバーファクターは1600〜2300であることが好ましい。
本発明の高密度織物の特徴は、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いる方向のストレッチ率が5〜20%、好ましくは7〜17%を有することである。ストレッチ率が5%未満では、運動時の身体の動きが阻害されたり、圧迫を感じたりして自由な動きができず不快であり、20%を超えると、伸びは十分得られるものの、繊維の屈曲が大きくなりすぎ、織物表面のザラツキ、厚みの増加、耐水性の低下などを生じて好ましくない。
なお、ここで言うストレッチ率とは、カトーテック(株)製のKES−FB1を用いて4.9N/cmの応力下で伸長したときの伸び率(%)をいう。
本発明において、ストレッチ特性を付与する方法としては、織物の生機の段階で、ポリトリメチレンテレフタレート繊維と直交する織り糸によって生じるポリトリメチレンテレフタレート繊維の細かい屈曲(クリンプ)を、熱水処理、湿熱処理、乾熱処理等の高収縮処理により増大させて、該クリンプによりストレッチ性を付与するものである。即ち、該クリンプは、織物の生機密度と仕上密度との密度差を大きくすることによって得られるものであり、予め密度を粗く設計した織物を、経方向又は緯方向に高収縮処理することにより高密度化して、糸自身の収縮以外に組織の収縮を起こさせることによって、直交する織り糸に対する屈曲(クリンプ)を発現させ、かつ増大させて得られるものである。
ポリトリメチレンテレフタレート繊維は、従来のポリエステル系繊維の代表例であるポリエチレンテレフタレート繊維やポリブチレンテレフタレート繊維に比べて繊維のヤング率が小さいため、非常に曲げ柔らかいという特徴を有しており、この曲げ柔らかさが組織の収縮を起こさせる大きな要因となる。この非常に曲げ柔らかいポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いることで、緯糸が経糸に対し、又は経糸が緯糸に対して充分屈曲した織物生機を製造することができ、その屈曲形態をさらに増大させる熱処理加工を実施すると、緯糸又は経糸に屈曲によるクリンプが付いた形態の織物ができ、そのクリンプの伸縮により高い伸びが発現できるのである。
この高収縮処理は、十分なストレッチ性を得るために、織物の生機密度に対して仕上密度が10%以上増大するように設定することが好ましい。また、織物のシワや大きな目曲がりが発生し、品位が低下するのを防止するために、高収縮処理は、織物の生機密度に対して仕上密度の増大が40%以下となるように設定することが好ましい。
高収縮処理の方法としては、例えば、緯方向にストレッチ性を付与するためには、経糸密度を粗く設計し、少なくとも緯糸にポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いた織物生機を、経方向に緊張状態で、精練前又は精練後に熱処理により幅入れして高収縮処理を行い、ストレッチ性を付与する。
また、経方向にストレッチ性を付与するためには、例えば、少なくとも経糸にポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いた織物生機を、緯方向に緊張状態で、精練前又は精練後に熱処理により織物の長さ方向に追い込んで高収縮処理を行う。
高収縮処理における熱処理条件としては、乾熱処理の場合は、織り耳把持のテンター、織り耳不把持(フリー)のコンベア方式のネット処理、ドラム処理などの装置を用いて行うが、所望のストレッチ性を得るためには、経方向、緯方向に寸法制御の可能なピンテンター方式の乾熱処理機の使用が好ましい。また熱処理温度は、所望のストレッチ性を達成するための十分な収縮処理を行うために150℃以上が好ましく、強度が低下したり風合いが粗硬となるのを避けるために200℃以下であることが好ましい。
また、熱水処理の場合は、揉み効果の大きい液流染色機等の装置を用いることが好ましく、処理温度は所望のストレッチ性を達成するための十分な収縮処理を行える点から90℃以上、特殊な装置を必要とせず生産性上問題のない点から140℃以下であることが好ましい。なお、熱水処理の場合は、生機、あるいは精練後の織物を直接熱水処理すると、糸、組織の急激な高収縮化により大きなシワやシボ等が発生するため、熱水処理前に、軽い乾熱プレセットを150℃以下で行っておくことが好ましい。
ストレッチ性を付与するためのより好ましい高収縮処理方法としては、生産性、外観品位、性能等の面から、緯糸にポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いた織物生機を、ピンテンター型乾熱処理機により、生機幅に対して10〜40%幅入れした状態で150〜200℃の乾熱処理を行い、緯糸クリンプを発現させた後、精練、染色仕上げを行い処理するのが好ましい。この方法を用いることにより、緯糸にポリトリメチレンテレフタレート繊維のフィラメント原糸を用いた場合も、大きく組織を収縮させ、緯糸のクリンプを大きく発現させることができる。また、緯糸にポリトリメチレンテレフタレート繊維の仮撚糸を用いた場合も、仮撚糸の過度な捲縮発現によるシボの発生を抑えて、組織の収縮による良好な緯糸クリンプを発現させることができる。なお、上記のような処理方法によりストレッチ性の管理も容易となる。
また、本発明において、精練は、製織後の織物に付着している紡糸オイルや経糸糊剤などを除去するための工程であり、この精練で用いられる処理液としては、水または界面活性剤とアルカリを含む水溶液が好ましい。該精練を行う方法は、特に限定されるものではないが、織物の精練で一般的に用いられているオープンソーパー型連続精練機、液流型染色機、浴中懸垂型連続精練機、ウインス染色機、ソフサー精練機などを用いて100℃以下で処理するのが好ましい。
熱処理及び精練を行った後は、一般的な加工工程である染色・仕上げ等の工程を行う。風合いをよりソフトにする場合には、染色前にアルカリ減量加工を行っても差し支えない。
本発明において、ストレッチ性を有する方向の繊維のクリンプ指数を表すCI値は、十分なストレッチ性を得るためには0.005以上であることが好ましく、織物表面が荒れて風合いがざらつき、擦れ音の大きなものとなるのを抑制するためには0.013以下であることが好ましい。
クリンプ指数は、ストレッチ性を有する方向の繊維のクリンプ率(CR)を、該繊維と直交する繊維のカバーファクター(CFv)で除して算出される値である。クリンプ率の測定方法は、織物(仕上がり織物)のストレッチ性を有する方向に20cmの印を付けた後、織物を分解して取り出したストレッチ性を有する方向の繊維に0.09g/デシテックスの荷重をかけ、そのときの印間の長さL(cm)を測定し、次式により算出する値である。
クリンプ率(%)={(L−20)/20}×100
さらに本発明では、クリンプを発現させたストレッチ性を有する方向の繊維の、繊維充填度を表すDS値が0.5〜1.0であることが好ましい。クリンプ指数を前記範囲内にすると良好なストレッチ性が得られるが、ストレッチ性と耐水性の両者を優れたものにするためには、繊維充填度が重要となる。該繊維充填度を表すDS値は、織物1m当りのストレッチ性を有する方向の繊維の質量Ws(g)、を、織物1m当りのストレッチ性を有する方向の繊維の見掛け体積Vs(cm)で除して算出される値であり、ストレッチ性を有する方向の、クリンプを有する繊維の織物中での見掛け密度(充填度)を意味するものである。この際、Vs(cm)は、織物の1m当りの見掛け体積をV(cm)、ストレッチ性を有する方向の繊維のカバーファクターをCFs、ストレッチ性を有する方向の繊維と直交する繊維のカバーファクターをCFvとするとき、以下の式で算出されるものである。
Vs={V×CFs/(CFs+CFv)}
なお、織物1m当りのストレッチ性を有する方向の繊維の質量Ws(g)は、10cm角の織物を分解して、ストレッチ性を有する方向の繊維の質量を測定して算出され、また、織物の見掛け体積V(cm)は、0.5g/cmの荷重で測定される織物の厚み(cm)に、1mの面積(10000cm)を掛けて算出される。
ストレッチ性を有する方向の繊維の繊維充填度を表すDS値が0.5未満の場合は、ストレッチ性は大きくなるが、耐水性がやや低いものとなり、1.0を越えると、耐水性は良好となるが、ストレッチ性が十分には得られ難く、風合いが低下する傾向がある。DS値を好ましい範囲とするためには、織物のカバーファクター、織物の組織の収縮程度(クリンプ程度)、仕上工程でのカレンダー条件(圧力、温度)を最適化すればよい。
本発明においては、高密度織物でありながら、ポリトリメチレンテレフタレート繊維のもつ低ヤング率に起因する柔軟さによるクリンプの付与効果と、適度のカバーファクター、適度の繊維充填度により、所望のストレッチ性と耐水性を具備し、ソフトで着用快適性に優れた織物が得られる。
また、本発明では、得られた高密度織物に撥水剤処理や目つぶし加工等の防水加工を行うことにより、前記性能を保持しながら撥水性、耐水性の良好な防水性織物が得られる。このような加工を施した織物は、レインコートやスポーツ用ウィンドブレーカー向けなどとして着用快適性に優れたものであり、また、ダウンプルーフ性(防寒衣料に充填されるダウン素材が生地表面に抜け出してくるのを防ぐ性能)に優れ、かつ良好な通気性を合わせ持つため、ダウンジャケット用防寒衣料として着用快適性に優れたものである。
ここでいう着用快適性とは、運動時の身体の動きに対して織物が追随し、身体の動きが阻害されず、圧迫感が無く、軽く自由な動きができる状態、および織物のゴワゴワ性、織物同志の擦れ音などを感じない快い着用感覚をいう。
本発明で得られる織物の防水加工方法は、撥水剤としては、シリコン系、フッ素系、ワックス系、ジルコニウム塩系、エチレン尿素系、メチロールアミド系、ピリジニウム塩系、金属石鹸類などを使用することができ、特に限定されるものではないが、シリコン系、フッ素系が撥水効果、耐久性の面で優れるので好ましい。なお、前記撥水剤には、必要に応じて、架橋剤、触媒、樹脂等を添加してもよい。この撥水剤による加工法は、スプレー、浸漬絞液、キスロールなどの方法によって加工することができる。
また、目つぶし加工は、該撥水剤処理加工後の織物をプレス加工することにより、織物面を平滑にし、かつ繊維間隙を少なくして、耐水性をより向上させるとともに、風合いをより柔軟化する効果がある。
このプレス加工法としては、二対のロール、ベルト、平板などの間で常温あるいは高温下で加圧して加工を行うが、加工性、目つぶし効果、風合いの面などから、一方がメタル性の加熱ロール、他方がメタル製、樹脂製など硬質の低温ロール、あるいはゴム、フェルトなど中硬質の低温ロールからなる一般のカレンダー加工機を用いるのが好ましい。
プレス条件としては、加熱ロールは120〜200℃が好ましく、より好ましくは140〜180℃であり、低温ロールは120℃以下とすることが好ましい。加熱ロールが120℃未満では、目つぶし効果が薄れて十分な耐水性が得られず、また200℃を越えると、風合いが硬くペーパーライクとなる傾向がある。一方、低温ロールが120℃を越えると、風合いが硬くペーパーライクとなる傾向がある。また、圧力としては、線圧980〜3920N/cmが好ましい。線圧が980N/cm未満では、目つぶし効果が小さく十分な耐水性が得られず、また3920N/cmを越えると、風合いが硬くペーパーライクとなる傾向がある。
また、本発明では、得られた高密度織物又は防水性織物に樹脂をコーティングあるいはラミネートすることにより、前記性能に加え、高耐水性、透湿性を有する透湿防水性織物を得ることができ、過酷な環境下でのスポーツ衣料等の用途として着用快適性に優れたものを得ることができる。
この透湿防水性織物を得るための加工方法は、樹脂としては、ポリウレタン系重合体、ポリアクリル系重合体、ポリアミド系重合体、ポリエステル系重合体、ポリ塩化ビニル系重合体、ポリフッ素系重合体等を用いることができるが、風合いの面からポリウレタン系重合体を用いることが好ましい。皮膜構造としては、微多孔質皮膜、無孔質皮膜のどちらでも使用できる。
無孔質皮膜は、上記重合体に−SOH、−SOM(Mはアルカリ金属又は−NHを表す)、−COOM、−COOH、−NH、−CN、−OH、−NHCONH、等の親水基を有する重合体を用いればよい。このような親水基を含有する重合体を乾式凝固にて皮膜を形成させると、この親水基により透湿性が得られ、なおかつ、無孔質皮膜であるため高耐水性の織物が得られる。
また、重合体皮膜として微多孔質皮膜を形成させるためには、重合体に発泡剤を添加して凝固後に発泡させる方法、重合体に微粒子を添加して凝固後に微粒子を溶解抽出する方法、及び、重合体を溶解した重合体溶液で皮膜を形成した後、溶媒を抽出し(水等で置換し)微多孔質皮膜を形成させる湿式凝固方法等があるが、膜、微多孔の均一さ、安定性などの面から湿式凝固方法が好ましい。
樹脂のコーティング方法は、特に限定されないが、一般的には、フローティングナイフコーター、ナイフオーバーロールコーター、リバースロールコーター、ロールドクターコーター、グラビアロールコーター、キスロールコーター、ニップロールコーターなどを用いてコーティングできる。
また樹脂のラミネート方法は、例えば、前記樹脂のフィルム(膜)を用いて、予め織物に塗布した接着剤と張り合わせて加熱接着する方法がある。
織物とフィルムを接着させるための接着剤は、ポリウレタン系重合体、ポリアクリル系重合体、ポリアミド系重合体、ポリエステル系重合体、ポリ塩化ビニル系重合体、ポリ酢酸ビニル系重合体等が使用できるが、好ましくはポリウレタン系重合体、ポリアミド系重合体、ポリエステル系重合体がよい。
接着剤の塗布方法は、特に限定されるものではなく、一般的なフローティングナイフコーター、ナイフオーバーロールコーター、リバースロールコーター、ロールドクターコーター、グラビアロールコーター、キスロールコーター、ニップロールコーターなどを用いて織物全面に塗布する全面接着法や、点状又は線状に部分的に塗布する部分接着法などを、適宜使用することができる。
なお、前記コーティング、ラミネートにおける膜厚は、風合いの面から5〜20μmが好ましい。膜厚が5μm未満では、均一な膜厚が難しく十分な耐水性が得られない場合がある。また、20μmを越えると膜厚が大きすぎて風合いが硬くなる傾向がある。
以上の様に、本発明の織物は、高密度織物でありながら、ポリトリメチレンテレフタレート繊維のもつ低ヤング率に起因する柔軟さによるクリンプの付与効果と、適度なカバーファクター、適度な繊維充填度により、良好なストレッチ性と耐水性を具備し、ソフトで着用快適性に優れた織物である。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、織物特性の測定方法、評価方法は以下の通りであり、測定及び評価の結果は表1に示した。
(1)ストレッチ率(%)
カトーテック(株)製のKES−FB1を用いて20cm×20cmの織物を、引張速度0.2mm/secで、織物のストレッチ性を有する方向に伸長し、4.9N/cmの応力下で伸びた長さをA(cm)としたとき、次式により求めた伸び率(%)をストレッチ率(%)とした。
伸び率(%)=(A/20)×100
(2)風合い
織物のソフト感を、官能検査により、◎:非常に良好、○:良好、△:やや劣る、×:非常に劣る、の4段階で評価した。
(3)擦れ音
10分間のランニング時の織物同士の擦れ音(ノイズ)を、官能検査により、◎:擦れ音が少なく良好、○:擦れ音がややあるが良好、△:擦れ音がやや大で劣る、×:擦れ音が大で非常に劣る、の4段階で評価した。
(4)通気度(cc/cm/sec)
JIS L1096(A法)に準拠して測定した。
(5)ダウンプルーフ性
17cm×17cmの試料を2枚重ね合わせ、1cmの縫い代で3辺を縫い、中にダウン12gを挿入後、残りの1辺を縫って小型座布団を作成する。この小型座布団を20cm×20cmのポリエチレン袋に入れ、空気が入り込まない程度に密閉し、ICIピリングテスターのボックス内に小型座布団と下記に示す規定のボールを入れ、下記の条件でボックスを回転させた後に、試料を貫通したダウンの本数を測定した。
Figure 0003816054
(6)耐水圧(kPa)
JIS L1092(A法)に準拠して測定した。
〔製造例〕
実施例、比較例に使用したポリトリメチレンテレフタレート繊維は、次のようにして製造した。
ηsp/c=0.8のポリトリメチレンテレフタレートを用い、紡糸温度265℃、紡糸速度1200m/分で未延伸糸を得、次いで、ホットロール温度60℃、ホットプレート温度140℃、延伸倍率3倍、延伸速度800m/分で延撚して、56デシテックス36フィラメントの丸型断面の延伸糸を得た。延伸糸の強度、伸度は、各々、2.8cN/デシテックス、46%であった。
同様にして、56デシテックス30フィラメントのW型断面(扁平度3)の延伸糸を得た。
なお、ηsp/cは、ポリマーを90℃でo−クロロフェノールに1g/デシリットルの濃度で溶解し、得られた溶液をオストワルド粘度管に移し35℃で測定し、下記式により算出した。
ηsp/c=〔(T/T0)−1〕/c
式中、Tは試料溶液の落下時間(秒)、T0は溶剤の落下時間(秒)、cは溶液濃度(g/デシリットル)を表す。
〔実施例1〕
56デシテックス36フィラメントの丸型断面のポリトリメチレンテレフタレート繊維を経糸、緯糸として、それぞれの織り密度が120本/2.54cm、120本/2.54cmの平組織の生機を得た。該生機をピンテンター型の乾熱処理機を用いて、経方向は緊張状態として幅入れ率20%で、200℃、30秒間の熱処理を行った。
このときの幅入れ率(%)は、〔{(生機幅)−(幅入れ時の設定幅)}/(生機幅)〕×100で算出した。
次いで、連続精練機で糊抜きし、120℃でサーキュラー染色を行い乾燥後、下記条件で撥水加工、カレンダー加工を行った。
得られた織物は、ストレッチ性がありソフトで耐水性も良好な織物であった。
(撥水加工条件)
アサヒガードLS−317(旭硝子(株)製)6wt%、スミテックスレジンM−3(住友化学(株)製)0.3wt%、スミテックスアクセレータ−ACX(住友化学(株)製)0.03wt%、イソプロパノール3wt%の配合の水分散液に浸漬後、ゴムロールで絞液し、160℃で1分間熱処理を行った。
(カレンダー加工条件)
上ロール;140℃の金属ロール、下ロール;80℃の樹脂製ロール、線圧2450N/cmで行った。
〔比較例1〕
56デシテックス36フィラメントの丸型断面のポリエチレンテレフタレート織維を経糸、緯糸として、それぞれの織り密度が190本/2.54cm、140本/2.54cmの平組織の生機を得た。該生機をリラックス精練し、130℃でサーキュラ染色を行い乾燥後、実施例1と同様の撥水加工、カレンダー加工(但し、金属ロール温度180℃)を行った。
得られた織物は、ストレッチ性がなく、風合いが粗硬な織物であった。
〔比較例2〕
56デシテックス36フィラメントの丸型断面のポリトリメチレンテレフタレート繊維を経糸、緯糸として、それぞれの織り密度が190本/2.54cm、140本/2.54cmの平組織の生機を得た。該生機をリラックス精練し、130℃でサーキュラ染色を行い乾燥後、比較例1と同様の条件で撥水加工、カレンダー加工を行った。
得られた織物は、ストレッチ性がなく、風合いが粗硬な織物であった。
〔実施例2〜4、比較例3、4〕
実施例1において、経密度を86本/2.54cm(比較例3)、100本/2.54cm(実施例2)、148本/2.54cm(実施例3)、172本/2.54cm(実施例4)、195本/2.54cm(比較例4)に変化させたこと以外は、実施例1と同様にして生機(緯密度は同一)を得た。
これらの生機を、いずれも幅入れ率20%で、実施例1と同様にして熱処理を行い、カバーファクターの異なる織物を作成し、実施例1と同様に処理・加工を行った。
得られた織物は次の通りであった。本発明の範囲内である実施例2〜4の織物はストレッチ性があり、ソフトで耐水性も良好であったが、比較例3の織物は耐水性が低く、比較例4の織物はストレッチ性が低く、風合いも粗硬であった。
〔実施例5〜7〕
実施例2で得られた生機を使用して、熱処理時の幅入れ率を35%(実施例5)、40%(実施例6)、45%(実施例7)に変化させたこと以外は、実施例2と同様の処理・加工を行って織物を得た。
得られた織物は次の通りであった。本発明の範囲内である実施例5、6の織物はストレッチ性があり、ソフトで耐水性も良好であった。また、実施例7の織物は、耐水性は良好であったが、織物表面にややシワ、目曲がりが発生しており、実施例5、6の織物に比べ若干品位が劣るものであった。
〔実施例8〕
56デシテックス36フィラメントの丸型断面のポリトリメチレンテレフタレート繊維の仮撚糸(仮撚条件は下記に示す)を経糸、緯糸として、それぞれの織り密度が113本/2.54cm、113本/2.54cmの平組織の生機を得た。該生機を実施例1と同様に処理・加工を行った。
得られた織物は、ストレッチ性があり、ソフトで耐水性も良好な織物であった。
(仮撚加工条件)
仮撚機:ニップベルト方式仮撚機、糸速:300m/min、
DR:1.020、OF2:+4.70%、TA:110度、
H1:160℃、H2:160℃
〔実施例9〕
経糸に56デシテックス36フィラメントの丸型断面のポリトリメチレンテレフタレート繊維を、緯糸に56デシテックス36フィラメントの丸型断面のポリトリメチレンテレフタレート繊維の流体噴射加工糸(流体噴射加工条件は下記に示す)を用いて、それぞれの織り密度が110本/2.54cm、110本/2.54cmの平組織の生機を得た。この生機を実施例1と同様に処理・加工を行った。
得られた織物は、ストレッチ性があり、ソフトで耐水性も良好な織物であった。
(流体噴射加工条件)
加工機:エアー加工機、糸速:300m/min、
エアー圧力:735kPa、オーバフィード:15%、
ノズル:Hema Jet TE−312K
〔実施例10、比較例5〕
実施例8で得られた生機を用いて、連続精練80℃で糊抜き後、プレセット(有り幅で100℃乾熱処理)を行い、次いで120℃でサーキュラー染色を行った。
比較として、プレセットなしで直接120℃でサーキュラー染色を行ったものを作製し、実施例1と同様に撥水加工、カレンダー加工を行った。
得られた織物は、本発明の範囲内である実施例10の織物は、ストレッチ性があり、ソフトで耐水性も良好であったが、比較例5の織物は、織物に大きなシワが発生し、厚地のものとなり、耐水性も低かった。
〔実施例11、12〕
実施例1と同様の撥水加工上がりの織物を、実施例11ではカレンダー条件を線圧980N/cm、金属ロール温度140℃で、実施例12では線圧3430N/cm、金属ロール温度170℃に変更した以外は、実施例1と同様にしてカレンダー加工を行った。
得られた織物は、いずれもストレッチ性があり、ソフトで耐水性も良好な織物であった。なお、実施例11の織物は耐水性がやや低下する傾向であり、実施例12の織物は風合いがやや低下する傾向であった。
〔実施例13〕
経糸に56デシテックス36フィラメントの丸型断面のポリトリメチレンテレフタレート繊維を、緯糸に56デシテックス30フィラメントの扁平度3のW型断面のポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いて、それぞれの織り密度が120本/2.54cm、120本/2.54cmの平組織の生機を得た。得られた生機を実施例1と同様に処理・加工を行った。
得られた織物は、ストレッチ性、耐水性、風合い共に非常に良好な織物であった。
Figure 0003816054
産業上の利用の可能性
本発明の織物は、ストレッチ性と耐水性が付与されたもので、風合いがソフトで、織物同士の接触による擦れ音が低減され、ダウンプルーフ性の良好な高密度織物である。そのため、ウィンドブレーカー、ブルゾン、コート、レインウエア、ダウンジャケット等の防寒衣料、また、スポーツ衣料やアウター衣料等に好適に用いられ、良好な着用快適性を示す。

Claims (5)

  1. カバーファクターが1800〜2540であり、経方向又は緯方向にストレッチ率7〜17%のストレッチ性を有していること、少なくともストレッチ性を有する方向の繊維がポリトリメチレンテレフタレート繊維で構成されていること、かつ、ストレッチ性を有する方向の繊維のクリンプ指数を表すCI値(下記)が0.005〜0.013、繊維充填度を表すDS値(下記)が0.5〜1.0であり、スポーツ衣料用途、防寒衣料用途、又はアウターウエア用途に用いることを特徴とするストレッチ性高密度織物。
    CI=CR/CFv
    DS(g/cm3 )=Ws /Vs =Ws /{V×CFs /(CFs +CFv )}
    (ただし、CRはストレッチ性を有する方向の繊維のクリンプ率、CFv はストレッチ性を有する方向の繊維と直交する繊維のカバーファクター、Ws は織物1m2 当りのストレッチ性を有する方向の繊維の質量(g)、Vs は織物1m2 当りのストレッチ性を有する方向の繊維の見掛け体積(cm3 )、Vは織物の1m2 当りの見掛け体積(cm3 )、CFs はストレッチ性を有する方向の繊維のカバーファクターである。)
  2. 耐水圧が5.0kPa以上であることを特徴とする請求項1に記載のストレッチ性高密度織物。
  3. ストレッチ性を有する方向の繊維が、扁平度2〜6の扁平単糸断面を有するポリトリメチレンテレフタレート繊維で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のストレッチ性高密度織物。
  4. カレンダー加工されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のストレッチ性高密度織物。
  5. 織物生機を、生機幅に対して10〜40%幅入れした状態で150〜200℃の乾熱処理を行い、緯糸にクリンプを発現させた後、精練、染色仕上げ、カレンダー加工を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のストレッチ性高密度織物の製造方法。
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