JP3153721U - 携帯用衣類 - Google Patents
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Abstract
【課題】高密度布帛でありながら、ソフトな風合いでシワになり難い、着用快適性に優れた携帯用衣類を提供する。【解決手段】ポリトリメチレンテレフタレート繊維から構成されたコート10は、主として、前身衣11と、後身衣と、左右の袖13と、衿14により構成され、左右の前身衣11a,11bは、ファスナーの左右の務歯15a,15bによって止着できるようにする。また、衿14も雌雄の止め金具16a,16bによって止着できるようにする。また、コート10は、雨ぶた17によって開口部が被われた脇ポケットを備える。上記のコート10は、丸めたり、あるいは、折り畳むことにより、一端部を開口して袋状に縫製された袋にコンパクトに収容できる。【選択図】図1
Description
本考案は、携帯用衣類に関する。詳しくは、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いた携帯用衣類に関するものである。
従来、ポリアミド系マルチフィラメント糸、あるいは、ポリエステル系マルチフィラメント糸を用いた高密度織物が知られており、ダウンジャケット用防寒衣料、ブルゾン、ウインドブレーカーなどのスポーツ衣料に広く利用されている。しかし、一般に、高密度織物は、伸びが殆どないため、運動時の身体の動きが阻害されたり、圧迫感を感じたりする。また、耐水性などを付与するための撥水加工や樹脂加工によって硬さが増加する。その結果、運動や身体の動きに対して硬く嵩張り、自由な動きを阻害されたり、また、生地同士が擦れた時の擦過音が大きく、不快感が増すなどの問題があることから、近年、着用快適性を重視してストレッチ性、軽量化、薄肉化、風合いのソフト化などが求められている。
その代表例として、特許文献1には、単糸繊度0.5デニール以下の丸断面の極細マルチフィラメント糸を用いて経糸と緯糸のカバーファクターの和を2,200以上とした防風性と耐水圧を向上させた織物が提案されている。しかし、この高密度布帛では、良好な耐水圧を得ることは出来るが、ストレッチ性が殆どない。また、特許文献2には、2.08デニールのW型異型断面マルチフィラメント糸と0.28デニールの丸断面極細マルチフィラメント糸との混繊糸からなる織物が提案されている。しかし、この布帛は、極細フィラメント糸により耐水圧は向上するが、ストレッチ性が殆どない。
一方、ストレッチ性を得る織物としては、例えば、織物を構成する糸条として、伸縮性に優れたポリウレタン系弾性繊維(他の糸条との合撚糸、カバリング糸を含む)を用いる方法があるが、この布帛は、生地が厚く粗硬であり、かつ、目が粗いため、耐水性が得られない。
本考案の目的は、高密度布帛でありながら、ソフトな風合いでシワになり難い、着用快適性に優れた携帯用衣類を提供することにある。
本請求項1に係る考案は、ポリトリメチレンテレフタレート繊維から構成された、フラットヤーン(生糸)、仮撚加工糸およびコンジュゲートヤーンの群から選ばれた少なくとも1種で、かつ、総繊度が40〜93dtex、フィラメント数が24〜72本および撚糸回数が100〜800T/Mの糸を用いた仕上げ密度がタテ180〜280本/インチ、ヨコ100〜160本/インチの織物を用いて縫製された衣類であって、一端部を開口して袋状に縫製された袋にコンパクトに収納可能な、携帯用衣類である。
本請求項2に係る考案は、請求項1において、上記コンジュゲートヤーンが、固有粘度の異なるなるポリトリメチレンテレフタレートからなるサイドバイサイド型複合繊維である、携帯用衣類である。
本請求項3に係る考案は、請求項1または2において、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を、天然、再生、精製および半合成繊維の群から選ばれた少なくとも1種と、交織、または合撚にて複合させた、携帯用衣類である。
本請求項4に係る考案は、請求項1〜3のいずれか1項において、衣類の種類が、コート、ジャケット、ベスト、パンツ、ワンピース、またはスカートである、携帯用衣類である。
本請求項5に係る考案は、請求項1において、袋が衣類と同種の布帛からなる、携帯用衣類である。
上記のように、本考案によれば、風合いがソフトで生地同士が擦れた時の摩擦音が低減されるダウンプルーフ用として、また、撥水性を付与することによるノンコートのウインドブレーカ用として、また、ストレッチ性を付与することでシワになり難い機能を高めるスポーツや通常外出用途として、好適な携帯用衣類とすることができた。
以下、本考案の実施の形態を具体的に説明する。
なお、この実施の形態では、携帯用衣類として婦人用のコートを例に採るが、携帯用衣類としては、コート以外に、例えば、ジャケット、ベスト、パンツ、ワンピース、スカートなどを挙げることができる。
なお、この実施の形態では、携帯用衣類として婦人用のコートを例に採るが、携帯用衣類としては、コート以外に、例えば、ジャケット、ベスト、パンツ、ワンピース、スカートなどを挙げることができる。
図1の婦人用コート10は、主として、前身衣11と、後身衣(不図示)と、左右の袖13と、衿14により構成され、左右の前身衣11a,11bは、ファスナーの左右の務歯15a,15bによって止着できるようになっている。また、衿14も雌雄の止め金具16a,16bによって止着できるようになっている。また、コート10は、雨ぶた17によって開口部が被われた脇ポケット(不図示)を備えている。上記のコート10は、丸めたり、あるいは、折り畳むことにより、一端部を開口して袋状に縫製された袋100(図2参照。)にコンパクトに収容できるようになっている。符号101は、袋100の開口部102を閉じるための閉じ紐を示している。
上記のコート10および袋100は、ストレッチ性を付与することもでき、特にソフトな風合いの高密度布帛、すなわち高密度織物によって形成されている。この高密度織物は、ポリトリメチレンテレフタレート繊維から構成された、フラットヤーン(生糸)、仮撚加工糸およびコンジュゲートヤーンの群から選ばれた少なくとも1種で、かつ、総繊度が40〜93dtex、フィラメント数が24〜72本および撚糸回数が100〜800T/Mの糸を用いた仕上げ密度がタテ180〜280本/インチ、ヨコ100〜160本/インチの織物により形成されている。
ここで、織物としては、平織物が最も好適であるが、2/1ツィルや3/1ツィルなどの綾織物でもよい。
ここで、織物としては、平織物が最も好適であるが、2/1ツィルや3/1ツィルなどの綾織物でもよい。
ここで、ポリトリメチレンテレフタレート繊維とは、トリメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするポリエステル繊維をいい、トリメチレンテレフタレート単位を約50モル%以上、好ましくは70モル%以上、さらには80モル%以上、さらに好ましくは90モル%以上のものをいう。従って、第三成分として他の酸成分および/またはグリコール成分の合計量が、約50モル%以下、好ましくは30モル%以下、さらには20モル%以下、さらに好ましくは10モル%以下の範囲で含有されているポリトリメチレンテレフタレートを包含する。
ポリトリメチレンテレフタレートは、テレフタル酸またはその機能的誘導体とトリメチレングリコールまたはその機能的誘導体とを、触媒の存在下で、適切な反応条件下に縮重合させることにより製造される。この製造過程において、適当な一種または二種以上の第三成分を添加して共重合ポリエステルとしてもよい。
添加する第三成分としては、脂肪族ジカルボン酸(シュウ酸、アジピン酸など)、脂環族ジカルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸など)、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、ソジウムスルホイソフタル酸など)、脂肪族グリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、テトラメチレングリコールなど)、脂環族グリコール(シクロヘキサンジメタノールなど)、芳香族を含む脂肪族グリコール(1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなど)、ポリエーテルグリコール(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなど)、脂肪族オキシカルボン酸(ω−オキシカプロン酸など)、芳香族オキシカルボン酸(p−オキシ安息香酸など)、などが挙げられる。
また、1個または3個以上のエステル形成性官能基を有する化合物(安息香酸などまたはグリセリンなど)も重合体が実質的に線状である範囲内で使用できる。さらに、二酸化チタンなどの艶消剤、リン酸などの安定剤、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体などの紫外線吸収剤、タルクなどの結晶化核剤、アエロジルなどの易滑剤、ヒンダードフェノール誘導体などの抗酸化剤、難燃剤、制電剤、顔料、蛍光増白剤、赤外線吸収剤、消泡剤などを含有させてもよい。
ポリトリメチレンテレフタレート繊維の紡糸については、1,500m/分程度の巻取り速度で未延伸糸を得た後、2〜3.5倍程度で延撚する方法、紡糸−延撚工程を直結した直延法(スピンドロー法)、巻取り速度5,000m/分以上の高速紡糸法(スピンテイクアップ法)の何れを採用しても良い。また、繊維の形態は、マルチフィラメント糸条であり、長さ方向に均一なものや太細のあるものでもよく、断面形状においても丸型、三角型、L型、T型、Y型、W型、八葉型、偏平型、ドッグボーン型などの多角形型、多葉型、中空型や不定形なものでもよい。
総繊度としては、40〜93dtexがよく、フィラメント数は24〜72本がよい。総繊度が40dtex未満では、織物にした場合、十分な強度が得られないことがあり、一方93dtexを超えると、織物が厚く粗硬なものになる傾向にある。
織物は、撚糸回数が100〜800T/Mの糸を用い、かつ、仕上げ密度は、経て密度が180〜280本/インチ、緯密度が100〜160本/インチが望ましい。
さらに、糸条の形態としては、フラットヤーン(生糸)、仮撚加工糸およびコンジュケートヤーンなどがある。コンジュゲートヤーンとしては、固有粘度の異なるなるポリトリメチレンテレフタレートからなるサイドバイサイド型複合繊維が望ましい。
なお、本考案の目的を損なわない範囲内で、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を、綿、麻などの天然繊維、レーヨン、ポリノジックなどの再生繊維、キュプラ、テンセル、リヨセルなどの精製繊維、およびアセテート、トリアセテートなどの半合成繊維と、交織、または合撚にて複合させてもよい。
本考案では、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いている方向のストレッチ率が好ましくは5〜20%、さらに好ましくは7〜17%を有するものとしてもよい。本発明に用いられる織物にストレッチ性が付与されている場合、そのストレッチ率が5%未満では、運動時の身体の動きが阻害されたり、圧迫を感じたりして自由な動きができず不快であり、一方20%を超えると、伸びが十分得られるものの糸条の屈曲が大きくなりすぎ、織物表面のザラツキ、厚みの増加、耐水性の低下などを生じて好ましくない。なお、ここで言うストレッチ率とは、カトーテック(株)製KES−FB1を用いて500g/cmの応力下で伸長されたときの伸び(%)をいう。
本考案において、ストレッチ特性を得る方法としては、ポリトリメチレンテレフタレート繊維で構成された織物(生機)を熱水、湿熱、乾熱などにより高収縮処理を行い、ポリトリメチレンテレフタレート繊維に細かい屈曲(すなわち、織りクリンプ)を付与するものである。すなわち、元の織物(生機)密度と最終製品の仕上織物密度との密度差を大きくすることによって得られるものであり、予め密度を粗く設計した織物を高収縮処理により高密度化して、糸自身の収縮以外に組織収縮を起こさせることによって経または緯方向に細かい屈曲(織りクリンプ)を与えて所望のストレッチ性を付与することができる。
ポリトリメチレンテレフタレート繊維は、従来のポリエステル系繊維の代表例であるポリエチレンテレフタレート繊維やポリブチレンテレフタレート繊維に比べて繊維のヤング率が小さいため、曲げが非常に柔らかいという特徴を有しており、この曲げ柔らかさが組織収縮を起こさせる大きな要因になっている。この非常に曲げ柔らかいポリトリメチレンテレフタレート繊維糸条を用いることで、緯糸または経糸に、または経糸が緯糸に充分巻き付いた形態の生機織物を製造することができ、その形態をさらに増大させる熱処理加工を実施すれば緯糸が経糸に、または経糸が緯糸に巻き付いた形態、いわゆる緯糸または経糸にクリンプがついた形態の織物ができ、そのクリンプの伸縮により高い伸びが発現できるものである。
この高収縮処理は、元の織物(生機)密度に対して10〜40%アップの密度設計とする。密度アップが10%未満では十分なストレッチ性が得られず、一方40%を超えると織物にシワができたりし、大きな目曲りが発生し、品位を低下させる。ストレッチ性を付与するより好ましい方法としては、生産性、外観品位、性能などの面から、経糸密度を粗く設計し、少なくとも緯糸にポリトリメチレンテレフタレート繊維糸条を用いた織物(生機)を、経方向は殆ど緊張下で精練前または精練後に熱処理により幅入れ(高収縮処理)を行い、緯方向にストレッチ性を付与する。経糸を粗く設計して緊張下で熱処理することにより幅入れ率が向上し、実質的にストレッチ率の大きなものが得られる。
なお、経方向にストレッチ性を付与するには、少なくとも経糸にポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いた織物(生機)を、緯方向は殆ど緊張状態で精練前または精練後に熱処理により追い込み(高収縮処理)を行う。熱処理条件としては、乾熱処理の場合は、織り耳把持のテンター、織り耳不把持(フリー)のコンベア方式のショートループ・ネット処理、ドラム処理などの装置を用いて行うが、所望のストレッチを得るためには、経、緯方向に寸法制御のきくピンテンター方式の使用が好ましい。熱処理温度としては、150〜210℃で処理するのが好ましく、温度が150℃未満では十分な収縮処理が行えず、所望のストレッチ性が得られず、210℃を超えると強度低下や風合いが粗硬となる。また、熱水処理の場合は、揉み効果の大きい液流染色機などの装置を用いて100〜140℃で処理するのが好ましい。100℃未満では十分な収縮処理が行えず、所望のストレッチ性が得られない。一方、140℃を超えると、特殊な装置が必要であり生産性に問題がある。
なお、熱水処理の場合は、生機、あるいは精練後の織物を直接上記熱水処理を行うと、糸、組織の急激な高収縮化により大きなシワなどが発生するため、熱水処理前に、軽い熱プレセットを150℃以下で行っておくことが好ましい。また、本考案における精練は、製織後の織物に付着している紡糸オイルや経糸糊剤などを除去する工程であり、この精練で用いられる処理液としては、水または界面活性剤とアルカリを含む水溶液が良い。この精練を行う方法としては限定されないが、織物の精練で一般的に用いられているオープンソーパー型連続精練機、液流型染色機、浴中懸垂型連続精練機、ウインス染色機、ソフサ精練機などを用いて100℃以下で処理するのが好ましい。熱処理および精練を終了した後は、一般的な加工工程である染色・仕上げの工程を行う。風合をよりソフトにする場合には、染色前にアルカリ減量加工を行っても差し支えない。
このようにして得た本考案の高密度織物は、上記性能面からダウンプルーフ性(防寒衣料に充填されるダウン素材が生地表面に抜け出してくるのを防ぐ性能)に優れ、なおかつ良好な通気性を合わせ持つためダウンジャケット用防寒衣料として着用快適性に優れたものが得られる。
また、本考案では、このようにして得た高密度織物に撥水剤処理と場合によっては目つぶし加工を行うことにより、上記性能を保持しながら撥水、耐水性の良好なノンコートの防水性織物が得られ、レインコートやスポーツ用ウインドブレーカー向けなどとして着用快適性に優れたものが得られる。
この防水性織物の加工は、撥水剤としては、シリコン系、フッ素系、ワックス系、ジルコニウム塩系、エチレン尿素系、メチロールアミド系、ピリジニウム塩系、金属石鹸類などを使用することができ、特に限定するものではないが、好ましくはシリコン系、フッ素系の撥水剤が撥水効果、耐久性面で優れる。なお、上記撥水剤には、必要に応じて架橋剤、触媒、樹脂などを添加してもよい。
この撥水剤の加工法は、スプレー、浸漬絞液、キスロールなどの手段によって加工することができる。また、目つぶし加工は、該撥水剤処理加工後の織物にプレス加工することにより、織物面を平滑にし、かつ繊維間隙を少なくして耐水性をより向上させるものであり、同時に、風合いをより柔軟化する効果がある。
このプレス加工法としては、二対のロール、ベルト、平板などの間で常温あるいは高温下で加圧して加工を行うが、加工性、目つぶし効果、風合い面などから一方がメタル性の加熱ロール、他方がメタル製、樹脂製など硬質の低温ペーパーロール、あるいはゴム、フェルトなど中硬質の低温ロールとからなる一般のカレンダー加工機を用いるのが好ましい。プレス条件としては、加熱ロールは120〜200℃、好ましくは140〜180℃とし、低温ロールは120℃以下とする。加熱ロールが120℃未満では目つぶし効果が薄れて十分な耐水性が得られず、一方200℃を超えると風合いが硬くペーパーライクとなる。
一方、低温ロールが120℃を超えると風合いが硬くペーパーライクとなる。また、圧力としては、線圧100〜400kg/cmが好ましい。線圧が100kg/cm未満では、目つぶし効果が小さく十分な耐水性が得られず、一方400kg/cmを超えると風合いが硬くペーパーライクとなる。
また、本考案では、このようにして得た高密度織物または防水性織物は、上記性能に加え高耐水性の透湿・防水性織物でもあり、過酷な環境下でのスポーツ衣料用途として着用快適性に優れたものを得ることができる。
なお、本発明の携帯用衣類では、ポリトリメチレンテレフタレート短繊維からなるつめ綿を用いて、表地(裏地)には、ポリトリメチレンテレフタレート繊維のほか、ナイロン6繊維、ナイロン6,6繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維などの織物を用いて、キルティング加工してなるキルティング素材を用いて縫製された衣類であって、一端部を開口してなる袋状に縫製された袋にコンパクトに収納可能な携帯用衣類であってもよい。
このように、キルティングのつめ綿の素材として、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いると、当該つめ綿が、やわらかくソフトな風合いを有し、反発弾性、圧縮回復性に優れることで、携帯用衣類として優れている。特に、つめ綿、表地(裏地)ともに、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いると、この効果が顕著である。
このように、キルティングのつめ綿の素材として、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いると、当該つめ綿が、やわらかくソフトな風合いを有し、反発弾性、圧縮回復性に優れることで、携帯用衣類として優れている。特に、つめ綿、表地(裏地)ともに、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いると、この効果が顕著である。
10 衣類
110 袋
110 袋
Claims (5)
- ポリトリメチレンテレフタレート繊維から構成された、フラットヤーン(生糸)、仮撚加工糸およびコンジュゲートヤーンの群から選ばれた少なくとも1種で、かつ、総繊度が40〜93dtex、フィラメント数が24〜72本、および撚糸回数が100〜800T/Mの糸を用いた仕上げ密度がタテ180〜280本/インチ、ヨコ100〜160本/インチの織物を用いて縫製された衣類であって、一端部を開口して袋状に縫製された袋にコンパクトに収納可能な、携帯用衣類。
- 上記コンジュゲートヤーンが、固有粘度の異なるなるポリトリメチレンテレフタレートからなるサイドバイサイド型複合繊維である、請求項1記載の携帯用衣類。
- ポリトリメチレンテレフタレート繊維を、天然、再生、精製および半合成繊維の群から選ばれた少なくとも1種と、交織または合撚にて複合させた、請求項1または2記載の携帯用衣類。
- 衣類の種類が、コート、ジャケット、ベスト、パンツ、ワンピース、もしくはスカートである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯用衣類。
- 袋が衣類と同種の布帛からなる、請求項1記載の携帯用衣類。
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