JP3787654B2 - 呈味改善剤 - Google Patents
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- C11B9/00—Essential oils; Perfumes
- C11B9/02—Recovery or refining of essential oils from raw materials
- C11B9/027—Recovery of volatiles by distillation or stripping
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、呈味改善剤及び呈味改善方法に関する。すなわち、本発明はシトラスコールドプレスオイルの脱ワックス処理高沸点部を有効成分として含有することを特徴とする呈味改善剤及び呈味改善方法に関する。また、本発明はその製造方法およびその呈味改善剤を含有する飲食品および口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来技術】
よりおいしいものを食べたいという願いを満足するためにいろいろな工夫があるが、その一つとして、各種化合物を予め食品中に配合させておき、食品を食べたときにおいしく感じられるようにする方法が知られている。例えば特許文献1には飲料の渋味や苦味を除去あるいは低減するためにプロタミン及び/またはその塩を添加する技術が開示され、特許文献2には有機酸を含む飲食品の酸味を和らげるためにコーヒー豆加水分解抽出物を添加することが示されている。また、特許文献3には酸味料特有の味を改善するために水溶性食物繊維を酸味料に添加配合することが報告されている。これらの方法は渋みや苦味を低減させたり酸味を和らげる点で一定の効果があるものの、食品が本来有する味を向上させる点ではあまり有効ではない。
【0003】
その点を解決するため、特許文献4はバニラの生のさやを極性溶媒で抽出して得られる抽出物を各種飲食品に添加することを開示している。しかし、その技術をもってしても未だ十分な解決法ということができない。また、飲食品自体が本来有する味をよりいっそう高める効果だけではなく、環境やヒトに優しい効果をも併せ持つより優れた性能を有する材料の開発が求められている。
【0004】
【特許文献1】
特許第3133182号公報
【特許文献2】
特開平9−94080号公報
【特許文献3】
特開2001−133号公報
【特許文献4】
特開平8−154619号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、飲食品及び口腔用組成物自体が有する味をよりいっそう高めることを可能にする優れた効果を示す呈味改善剤及び呈味改善方法を提供することにある。また、環境やヒトに優しい呈味改善剤を提供することである。なお、本発明でいう呈味改善剤は所謂フレーバーエンハンサーとも呼ばれるものであり、化合物自体では優れた呈味感はないのであるが、呈味を有する化合物、飲食品及び口腔用組成物と共存させるとよりいっそうの呈味を改善させる効果を有する化合物をいう。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を開発すべく鋭意研究した結果、シトラスコールドプレスオイルから得られる高沸点部や脱ワックス処理高沸点部が優れた呈味改善効果を示すという知見を得、さらに検討を加え、本発明に到達した。
【0007】
即ち、本発明は、1)シトラスコールドプレスオイルの脱ワックス処理高沸点部を有効成分として含有することを特徴とする呈味改善剤、2)シトラスコールドプレスオイルを蒸留処理した後の蒸留残渣の脱ワックス処理物からなる高沸点部を有効成分として含有することを特徴とする呈味改善剤、3)該高沸点部が、ノルマルヘキサンあるいは酢酸エチル中に0.04(mg/ml)の濃度で含有するノルマルヘキサンあるいは酢酸エチル溶液の紫外光吸収値が0.01以上である呈味改善剤、4)上記1)ないし3)のいずれかに記載の呈味改善剤を含有することを特徴とする飲食品、5)上記1)ないし3)のいずれかに記載の呈味改善剤を含有することを特徴とする口腔用組成物、および上記1)ないし3)のいずれかに記載の呈味改善剤を使用することを特徴とする飲食品や口腔用組成物の呈味を改善する方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。上記シトラスコールドプレスオイルは従来から広く知られており、通常シトラス系果実とくにその果皮から調製される。本発明では、市販品のシトラスコールドプレスオイルを用いてもよいが、シトラス系果実から常法により調製してもよい。
【0009】
本発明のシトラスコールドプレスオイルで使用できるシトラス(かんきつ類)の種類は、とくに限定されないが、たとえば、ベルガモット、レモン、ライム、グレープフルーツ、スウィートオレンジ、ビターオレンジ、マンダリン、タンジェリン、温州みかん、ブラッドオレンジ、サワーオレンジ、柚子、伊予柑、すだち、カボスなどがあげられる。
【0010】
本発明の呈味改善剤は、上記シトラスコールドプレスオイルから調製される脱ワックス処理高沸点部を有効成分とする。脱ワックス処理高沸点部は、脱ワックス処理された高沸点部であり、ワックス含有量が極めて低く、ときにはワックス分を含まない。 脱ワックス処理高沸点部を有効成分として含有する呈味改善剤は高沸点部を有効成分として含有する呈味改善剤よりも呈味改善効果が優れており、その点で有利である。
【0011】
すなわち、本発明は、8)シトラスコールドプレスオイルの脱ワックス処理高沸点部を有効成分として含有することを特徴とする呈味改善剤、9)該脱ワックス処理高沸点部がシトラスコールドプレスオイルを蒸留処理した後の蒸留残渣の脱ワックス処理物である呈味改善剤、10)該脱ワックス処理高沸点部が、ノルマルヘキサンあるいは酢酸エチル中に0.04(mg/ml)の濃度で含有するノルマルヘキサンあるいは酢酸エチル溶液の紫外光吸収値が0.01以上である呈味改善剤、11)シトラスコールドプレスオイルを蒸留処理し、蒸留残渣を脱ワックス処理することを特徴とする呈味改善剤の製造方法、12)上記8)〜10)記載の呈味改善剤を含有することを特徴とする飲食品、13)上記8)〜10)記載の呈味改善剤を含有することを特徴とする口腔用組成物、14)上記8)〜10)記載の呈味改善剤を使用することを特徴とする飲食品及び口腔用組成物の呈味を改善する方法、をも包含する。
【0012】
上記脱ワックス処理高沸点部の製法はいろいろある。それらの中では、シトラスコールドプレスオイルから高沸点部を得、ついで高沸点部を脱ワックス処理する方法が好ましい。高沸点部の製法について、まず説明する。
【0013】
上記高沸点部の製法はいろいろある。代表的な方法として蒸留法やカラム法が挙げられる。以下、蒸留法について説明する。まず原料であるシトラスコールドプレスオイルを蒸留装置内に入れ、減圧下徐々に加熱した後、留出されたものを低沸点部とし、装置内に残った残滓を高沸点部とする。より具体的には本発明では、シトラスコールドプレスオイルを減圧下(例えば10〜150Pa程度)90〜120℃で加熱処理した後の残滓を高沸点部とする。
【0014】
上記高沸点部は不揮発性成分などからなる混合物である。この混合物は各種クマリン類縁体が含まれているが、その他にも数多くの化合物が含まれている。上記クマリン類縁体はクマリンおよびクマリン骨格を有する化合物から選ばれる複数の化合物を含有する混合物からなる。クマリン類縁体混合物としては数多く知られているが、その中ではオーラプテン、マルミン、リメチン、メランジン、5−ゲラノキシ−7−メトキシクマリン、シトロプテン、ベルガプテン、ベルガモチン、ベルガプトール、エポキシベルガモチン、ジヒドロキシベルガモチン、5−ゲラノキシ−プソラレンが代表的なものである。
【0015】
また、高沸点部は、シトラス系果実の果皮から得ることもできる。ここでいうシトラスの種類も、上記で説明した種類をあげることができる。この場合は、シトラス系果実の果皮から公知の方法を応用してシトラスコールドプレスオイルを得、次いで高沸点部を得ることになる。
【0016】
次に得られた高沸点部を脱ワックス処理する。脱ワックス処理の具体的な方法として、溶剤処理法とカラムによる分画法について説明する。溶剤処理法は、例えば上記方法によって得られた高沸点部を溶媒に加熱溶解し、攪拌して十分に分散させる。ついで冷却して、固体のワックスを分離除去する方法が挙げられる。また、上記方法により得られた脱ワックス処理物をさらに処理し、ワックス分を除去してもよい。より具体的に説明すると、上記高沸点部にその10倍量のメタノールを加えて湯浴上で加熱攪拌して十分に分散させる。室温まで冷却した後、−20℃以下の冷凍庫中で一昼夜静置した後、セライトを用いてろ過しワックスを分離除去する。さらに上記ろ過液を減圧下で濃縮して得た濃縮物をカラムクロマトグラフィーを用いて精製してもよい。
【0017】
別なワックス処理方法として、カラムによる分画法がある。すなわち、上記高沸点部をそのまま、あるいは溶剤で希釈した後にカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、該高沸点部からワックス分を除去する方法である。その中でも、シリカゲルクロマトグラフ法により分画する方法を説明する。
【0018】
上記高沸点部をあらかじめ前処理してもよい。例えば該高沸点部を加熱し、高粘調物化しておいてもよいし、あるいはさらに溶媒を加え、低粘度化しておいてもよい。この場合、通常溶媒を高沸点部1重量部に対して0.1ないし30重量部、好ましくは0.5ないし20重量部となるように添加することが好ましい。用いる溶媒はとくに限定されないが、該高沸点部を溶かす溶媒が好ましい。
【0019】
ついで、該高沸点部を例えば、予めシリカゲルを充填したカラムに注ぎ込み、一度高沸点部をシリカゲルに担持させ、ついで、溶媒から構成される溶出液を注ぎ込んでカラム内に一時的に保持されたものを溶媒とともに流しさり、流出する溶媒を公知の手段で幾つかに分ける方法を採用すればよい。溶媒としては、n−ペンタン、n−ヘキサン、分岐ヘキサン、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素類; ジエチルエーテルなどのエーテル類; 酢酸エチル、酢酸メチルなどのエステル類; メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類などが使用可能である。通常のシリカゲルクロマトグラフィーを用いた場合、ヘキサン、酢酸エチルあるいはそれらの混合溶媒にて流出することが好ましい。混合溶媒を用いた場合、それら各溶媒の割合はとくに限定されるものではない。溶出温度は通常室温で行うが、とくに限定されるものではなく、低温下あるいは高温下で行ってもよい。
【0020】
本発明においてはとくに最初にヘキサン単独で流出させ、ついでヘキサンと酢酸エチル混合溶媒を用い、ヘキサンの含有量を減らしていき、ついには酢酸エチル単独で流出させることが好ましい。次に、上記方法により流出する溶媒を公知の手段で分取して画分を得る。なお、クマリン類縁体を多く含む画分あるいは複数の画分を合一したものを、さらに減圧下にて溶媒を留去し、濃縮物を得、呈味改善剤を調製することができる。さらに、濃縮物を高速液体クロマトグラフィーなどにより、精製操作を重ねる処理工程を付け加えてもよい。
【0021】
また、上記脱ワックス処理高沸点部をさらに分画し、呈味改善剤として利用することもできる。この分画方法にはいろいろな方法があるが、代表的な方法として、シリカゲルクロマトグラフ法などがある。
【0022】
かくして得られる脱ワックス処理高沸点部は不揮発性成分からなる混合物である。この混合物は各種クマリン類縁体が含まれているが、その他にも数多くの化合物が含まれている。上記クマリン類縁体の代表的な化合物はすでに述べた通りである。
【0023】
また、脱ワックス処理高沸点部は、シトラス系果実の果皮から得ることもできる。ここでいうシトラスの種類も、上記で説明した種類をあげることができる。この場合は、シトラス系果実の果皮から公知の方法を応用してシトラスコールドプレスオイルを得、次いで上記蒸留法やカラムによる分画法を応用して高沸点部を得、さらに脱ワックス処理を行い、
脱ワックス処理高沸点部を得ることになる。
【0024】
かくして得られる脱ワックス処理高沸点部は、この脱ワックス処理高沸点部を0.04(mg/ml)の濃度で含有する有機溶媒溶液の紫外光吸収値が0.01以上であると優れた呈味改善効果を有することが判明した。即ち、脱ワックス処理高沸点部をノルマルヘキサンあるいは酢酸エチルに0.04(mg/ml)の濃度に溶かして得られた溶液の311nmでの紫外光吸収値が0.01以上であるという特徴を有する脱ワックス処理高沸点部は、優れた呈味改善効果を有することが判明した。該紫外光吸収値が0.02ないし3.0である脱ワックス処理高沸点部は、より優れた呈味改善効果を有している。
【0025】
かくして調製された呈味改善剤は、飲食品や口腔用組成物に添加できる。本発明の呈味改善剤を飲食品内に添加・配合すると、味、とくに飲食品が本来有する味、その中でもボリューム感、ジューシー感、深み感、マイルド感を顕著に高める効果、いわゆる呈味を改善する効果が優れている。また、本発明の呈味改善剤は、飲食品以外にも、口腔用組成物の味を向上・改善させることができる。口腔用組成物とは、例えば、歯磨き粉、液体歯磨き、マウスウォッシュ、洗口液、マウスリンス、歯磨き用材料、チューインガム、キャンディー、のどあめ、口腔内にふくませる材料あるいは口腔内の皮膚と接触させる材料などがあげられる。
【0026】
上記飲食品の具体例として、たとえば、チーズ、バター、ハードヨーグルト、ソフトヨーグルト、ドリンクヨーグルト等のはっ酵乳食品や乳製品類;清涼飲料、炭酸飲料、アルコール飲料、果汁入り飲料、茶系飲料(例えば、紅茶飲料、緑茶飲料、ウーロン茶飲料、中国茶飲料などがある)、pH5.0以下の乳酸菌飲料、コーヒー飲料、乳飲料及び乳含有酸性飲料などの飲料類;ゼリー、ムース、プリン、クリーム、キャンデイー、チューインガム、チョコレート、ポテトチップ、クッキー及びビスケットなどの菓子類;アイスクリーム、フローズンヨーグルトおよびシャーベットなどの氷菓・冷菓類;その他、パン、ドーナツ、スープ、カレー、シチュー、めんつゆ、ドレッシング、マヨネーズ、ソース、醤油、味噌、ジャム、ソーセージ、蒲鉾などがあげられる。
【0027】
それら飲食品や口腔用組成物中に配合される呈味改善剤の配合量は、飲食品や口腔用組成物などにより異なるものであるが、通常、飲食品や口腔用組成物中0.1ppm〜5重量%の添加が好ましい。より好ましくは1ppm〜0.1重量%である。さらに好ましくは1ppm〜100ppmである。
【0028】
本発明では、上記シトラスコールドプレスオイルの脱ワックス処理高沸点部に、通常の飲食品や口腔用組成物に添加・配合できる成分や添加剤を併用して、呈味改善剤としてもよい。通常の飲食品や口腔用組成物に添加・配合できる成分や添加剤としては、例えば、本発明品以外の呈味改善剤(例えば、ヘスペリジン配糖体などのヘスペリジン系化合物など);安息香酸ナトリウムやソルビン酸カリウムなどの保存料;L−アスコルビン酸、トコフェロールなどの酸化防止剤;カルボキシメチルセルロースカルシウム、メチルセルロースなどの増粘剤;β−カロチン、カラメル、パプリカ、アナトー、ベニコウジなどの着色剤や色素;アスパルテーム、アセスルファムカリウム、キシリトール、スクラロースなどの甘味料;乳酸、クエン酸、リンゴ酸などの酸味料;グルタミン酸ナトリウム、L−テアニンなどの調味料;ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、レシチンなどの乳化剤;香料やフレーバーなどが挙げられる。上記香料やフレーバーは飲食品や口腔用組成物に使用できるフレーバーであれば特に限定されないが、例えば、シトラスフレーバー、フルーツフレーバー、セイボリーフレーバーなどが挙げられる。シトラスフレーバーの種類は、例えば、レモン、ライム、グループフルーツ、オレンジなどが挙げられる。フルーツフレーバーの種類は、例えば、ストロベリー、アップル、メロン、ナシ、パイナップル、グレープ、ピーチ、バナナなどが挙げられる。上記甘味料のうち、とくに合成甘味料であるアスパルテーム、アセスルファムカリウム、キシリトール、スクラロースは、苦味、えぐみなどの雑味があるが、本発明の呈味改善剤はこの雑味を改善することができる。
【0029】
上記呈味改善剤を上記飲食品や口腔用組成物内に直接添加・配合してもよいが、通常予め呈味改善剤溶液あるいは分散液を調製し、ついでこの溶液あるいは分散液を飲食品や口腔用組成物に配合する方法を用いてもよい。この溶液あるいは分散液には、上記の通常の飲食品や口腔用組成物に添加・配合できる成分や添加剤をあらかじめ共存させておいてもよい。
【0030】
上記溶液あるいは分散液を得るために用いられる媒体としては、含水エタノール、エタノール、ベンジルアルコールなどの一価アルコール類、グリセリンなどの多価アルコール類、酢酸エチルなどのエステル類、ヤシ油、コーンサラダ油、大豆油、オリーブ油、ナタネ油、紅花油などの精製植物油、食用油を例示できる。この溶液や分散液に添加する呈味改善剤の量は、添加・配合する飲食品や口腔用組成物などにより大幅に変わるものであるが、例えば10ppmないし50重量%である。また、本発明の呈味改善剤は、フレーバーと併用して使用することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明の呈味改善剤を飲食品や口腔用組成物中に配合することにより、飲食品や口腔用組成物が有する本来の味に対して、ボリューム感、ジューシー感、深み感、マイルド感を顕著に高めることを可能にする。即ち、フレーバー、例えば、各種シトラスフレーバー、フルーツフレーバー、セイボリーフレーバーなどや種々の合成甘味料に対して、シトラスコールドプレスオイル脱ワックス処理高沸点部を添加すると、本来の味に対して、ボリューム感、ジューシー感、深み感、マイルド感を顕著に高める効果、いわゆる呈味改善効果が認められ、天然のフレーバーに近い調合香料が実現できた。しかも、呈味改善剤の配合量は少なくて済むので経済的に有利である。
【0032】
【実施例】
以下に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0033】
【実施例1ないし4】
各種シトラス果皮由来のコールドプレスオイルからの呈味改善剤の調製
下記表1記載の各種シトラス果皮由来のコールドプレスオイル1kgを蒸留装置内の加熱容器内に収め、減圧下(26〜67Pa)徐々に加熱していく。揮発性の化合物は蒸発し、冷却装置内にて液化され受容部内に蓄えられる。加熱容器内の各種シトラスコールドプレスオイルの温度が120℃に達したら加熱を止める。加熱容器内に残った残渣、つまり高沸点画分は、レモンでは67g、ライム183g、グレープフルーツ70g、オレンジ39gであった。
【0034】
この高沸点部200gに極少量の酢酸エチルを加えた後、シリカゲル4kg 充填したシリカゲルクロマトカラムに室温下注ぎ込み、高沸点部をシリカゲルに担持させる。ついで、n-ヘキサン30Lで溶出させて画分1を得る。引き続き、酢酸エチル−n-ヘキサン混合溶媒(容積比10:90)、酢酸エチル−n-ヘキサン混合溶媒(容積比20:80)、酢酸エチルそれぞれ30Lにて溶出し、画分2、画分3、画分4を得る。各画分をエバポレーターに入れ、溶媒を揮散させ、乾固物を得る。各画分の量を表1に示す。また、画分2での紫外光吸収値を表2に示す。なお、紫外光吸収値(OD)は、乾固物4mgを100mlのn−ヘキサンあるいは酢酸エチルに溶かした後、波長:311nmの紫外光を照射させたときの照射光の透過光を意味する。
【0035】
【表1】
(重量%)
【0036】
【表2】
【0037】
【試験例1】
ストロベリーフレーバー含有チューインガムへの応用
実施例1ないし4の呈味改善剤の呈味改善能を下記の条件で評価した。
得られた結果を表3に示す。
評価試料の調製
下記処方に記載されたガムベース、キシリトール/マルチトール(1:1重量比)、水飴をニーダにて十分に混練する。クエン酸を添加し、混練を続け、さらに、フレーバー、実施例1ないし4で得られた呈味改善剤(画分)を添加し、混練を続け十分に混ぜ合わせる(50℃、30分間)。この混練物を押し出し処理して、幅、長さ、厚さがそれぞれ20mm、70mm、2mmのチューインガムを得た。
【0038】
[チューインガム処方] (重量%)
ガムベース 21.000
水飴 13.000
クエン酸 0.900
ストロベリーフレーバー 1.000
呈味改善剤(画分) 0.002
キシリトール/マルチトール( 1 : 1 重量比) 残量
計 100.000
【0039】
評価方法
専門パネル6名による官能評価上記で得られた各画分を添加したものについて、添加しないものに比べて呈味改善効果があるか否かを官能評価した。評価基準は以下に示す。
評価基準:
×)呈味改善効果なし
△)若干、呈味改善効果あり
○)はっきりと呈味改善効果を認める
◎)顕著に、呈味改善効果を認める
この試料の評価を表3に示す。
【0042】
【表3】
高沸点画分のシリカゲルカラムによる画分の呈味
高沸点部とは、実施例1ないし4においてシリカゲルに担持させる前の容器内に残った残渣である。画分1はワックス分を多量に含む試料である。
2+3+4は画分2〜画分4を合わせた試料を意味する。
対照区として、呈味改善画分を添加しないものを用いた。
【0041】
【実施例5】
呈味改善剤aの調製
オレンジシトラスコールドプレスオイル由来高沸点部の画分3に由来する脱ワックス処理高沸点部をベンジルアルコールに溶解して最終濃度20%溶液に調製し、呈味改善剤aを得た。
【0042】
【試験例2】
ストロベリーフレーバー含有チューインガムへの応用
実施例5の呈味改善剤の呈味改善能を下記の条件で評価した。
結果をグラフ1で示した。
評価試料の調製
呈味改善剤を実施例5で得られた呈味改善剤を用いる以外は試験例1と同様な方法で評価試料を得た。
【0043】
評価方法
専門パネル6名による官能評価
下記a〜g項目の評価基準に対して下記4段階の点数評価を行った。
評価基準 a. フレッシュ感
b. サワー感
c. グリーン感
d. 甘さ感
e. ジューシー感
f. ボディー感
g. 力値
4段階点数: 1点) 全く感じられない
2点) やや感じられる
3点) 感じられる
4点) 強く感じられる
【0044】
[結果]パネル6名の評価平均値
グラフ1
対照区として、呈味改善剤aの代わりに、ベンジルアルコールを最終濃度で0.008%添加したものを用いた。なお、グラフ中の(−)呈味改善剤aは、呈味改善剤aの代わりにベンジルアルコールを最終濃度で0.008%添加していることを示す(以下、同様)。
【0045】
呈味改善剤aの総合的な呈味改善効果を評価した。
総合的な呈味改善効果に対する評価点は次の通りである。
1点 未添加区と比較して呈味改善効果なし
2点 やや呈味改善効果を認める
3点 はっきりと呈味改善効果を認める
4点 強く呈味改善効果を認める
その結果、呈味改善剤aの総合的な呈味改善効果に対する6名の評価の平均値は4.0点であった。
【0046】
【試験例3】
アップルフレーバー含有チューインガムへの応用
実施例5の呈味改善剤の呈味改善能を下記の条件で評価した。
評価結果をグラフ2に示した。
評価試料の調製
下記処方に記載されたガムベース、キシリトール、水飴をニーダにて十分に混練する。リンゴ酸を添加し、混練を続け、さらに、フレーバー、呈味改善剤aを添加し、混練を続け十分に混ぜ合わせる(50℃、30分間)。この混練物を押し出し処理して、幅、長さ、厚さがそれぞれ20mm、70mm、2mmのチューインガムを得た。
[チューインガム処方] (重量%)
ガムベース 24.000
水飴 5.000
リンゴ酸 0.800
アップルフレーバー 1.000
呈味改善剤a 0.005
キシリトール 残量
計 100.000
【0047】
評価方法
試験例2と同様な方法で評価試料を評価した。
【0048】
グラフ2
[パネル6名の評価平均値]
対照区は試験例2と同様である。
【0049】
試験例2と同様な方法にて総合的な呈味改善効果を評価した。
その結果、総合的な呈味改善効果に対する評価平均値は3.8点であった。
【0050】
【試験例4】
メロンフレーバー含有チューインガムへの応用
実施例5の呈味改善剤の呈味改善能を下記の条件で評価した。
結果をグラフ3に示した。
評価試料の調製
フレーバーをメロンフレーバーに代える以外は試験例3と同様な方法にて評価試料を得た。
評価方法
試験例3と同様な方法で評価試料を評価した。
【0051】
グラフ3
[結果]パネル6名の評価平均値
[結果]パネル6名の評価平均値
対照区は試験例2と同様である。
【0052】
試験例2と同様な方法にて総合的な呈味改善効果を評価した。
その結果、総合的な呈味改善効果に対する評価平均値は3.7点であった。
【0053】
【試験例5】
ナシフレーバー含有チューインガムへの応用
実施例5の呈味改善剤の呈味改善能を下記の条件で評価した。評価結果をグラフ4に示した。
評価試料の調製
フレーバーをナシフレーバーに代える以外は試験例3と同様な方法にて評価試料を得た。評価方法試験例3と同様な方法で評価試料を評価した。
【0054】
グラフ4
[結果]パネル6名の評価平均値
対照区は試験例2と同様である。
【0055】
試験例2と同様な方法にて総合的な呈味改善効果を評価した。
その結果、総合的な呈味改善効果に対する評価平均値は4.0点であった。
【0056】
試験例1〜5の結果より、各種シトラスコールドプレスオイル脱ワックス処理高沸点部は、フレーバーと共存させることにより、フレーバーと共存させないものに比べてフレッシュ感、サワー感、グリーン感、甘さ感、ジューシー感、ボデイー感、力価、呈味感を増大させる、いわゆる呈味改善効果が認められた。
Claims (6)
- シトラスコールドプレスオイルの脱ワックス処理高沸点部を有効成分として含有することを特徴とする呈味改善剤。
- シトラスコールドプレスオイルを蒸留処理した後の蒸留残渣の脱ワックス処理物からなる高沸点部を有効成分として含有することを特徴とする呈味改善剤。
- 高沸点部が、ノルマルヘキサンあるいは酢酸エチル中に0.04(mg/ml)の濃度で含有するノルマルヘキサンあるいは酢酸エチル溶液の紫外光吸収値が0.01以上である請求項1または2記載の呈味改善剤。
- 請求項1ないし3から選ばれた一つの請求項記載の呈味改善剤を含有することを特徴とする飲食品。
- 請求項1ないし3から選ばれた一つの請求項記載の呈味改善剤を含有することを特徴とする口腔用組成物。
- 請求項1ないし3から選ばれた一つの請求項記載の呈味改善剤を使用することを特徴とする飲食品や口腔用組成物の呈味を改善する方法。
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