JP3768443B2 - 幅寸法測定装置および薄膜位置測定装置 - Google Patents

幅寸法測定装置および薄膜位置測定装置 Download PDF

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    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェハやフラットパネルディスプレイ用基板等の基板上に形成されたレジスト膜等の薄膜の端部位置から基板の端部位置までの幅寸法を測定するための幅寸法測定装置に関する。
【0002】
また、この発明は、基板上に形成された薄膜の基板に対する形成位置を測定する位置測定装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
一般に、略円形の半導体ウェハや矩形のガラス基板等の基板に回路パターン等を形成するには、前段階として、当該基板上に感光性を有するレジスト液をスピンコーティング法によって塗布して、基板上にレジスト薄膜を形成する。このスピンコーティング法によるレジスト薄膜の形成方法では、基板の端部上面、端部側面および端部下面からなる端縁にもレジスト薄膜が形成される。この端縁に形成されたレジスト薄膜が、基板の搬送途中や基板の処理中に基板処理装置内等に脱落するとパーティクルの原因になる等の基板の処理に悪影響を及ばす原因となる。この悪影響の発生を防止するために、スピンコーティング後の基板端縁に形成された不要なレジスト薄膜を洗浄除去する端縁洗浄処理(エッジリンス、EBR:エッジ・ビード・リムーバ)が一般に行われている。
【0004】
半導体ウェハ等の略円形の基板に対し上記端縁洗浄処理を実行する装置として、例えば特開平9−213616号公報に記載される装置が知られている。また、矩形の基板に対して瑞縁洗浄処理を実行する装置として、例えば特開平5−175117号公報に記載される装置が知られている。
【0005】
また、レジスト液がポジ形の場合は、端縁に形成された不要なレジスト薄膜を除去する方法としてエッジ露光法が採用される場合もある。このエッジ露光法は、例えば特開平2−288326号公報に記載されたエッジ露光装置を用いて基板端縁に形成されたレジスト薄膜を露光した後、現像処理により端縁に形成された不要なレジスト薄膜を除去する方法である。
【0006】
上述の瑞縁洗浄処理やエッジ露光法によって、基板端縁から不要なレジスト薄膜が正確に除去できているか否かの検査は、オペレータが基板端縁を顕微鏡で観察する目視検査によって行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなオペレータによる目視検査では、オペレータの経験度や熟練度によって検査結果が異なり、正確な検査が行えないという問題が発生する。
【0008】
この発明の第1の目的は、上述のような点に鑑み、基板上に形成された薄膜の端部から基板の端部までの幅寸法を測定することができる幅寸法測定装置を提供することにある。
【0009】
この発明の第2の目的は、上述のような点に鑑み、基板上に形成された薄膜の基板に対する形成位置を正確に測定することができる薄膜位置測定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、半導体ウェハ基板の主面よりも小さい前記半導体ウェハ基板上の領域に形成された薄膜の端部から前記半導体ウェハ基板の端部までの幅寸法を測定する幅寸法測定装置であって、前記幅寸法に比べて広範囲な撮像領域を有しており、前記半導体ウェハ基板の端部位置および前記薄膜の端部位置を同時に撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段と相対的に移動可能である前記半導体ウェハ基板を載置するためのステージと、前記撮像領域と同じ領域において半導体ウェハ基板上の薄膜の膜厚を測定する分光ユニットを備え、膜厚測定領域における位置と撮像領域における位置とが一対一に対応付けされている膜厚測定手段と、前記撮像手段により撮像した画像データに基づいて前記半導体ウェハ基板の端部位置を検出する基板端部検出手段と、前記膜厚測定手段により測定した薄膜の膜厚値の分布に基づいて前記薄膜の端部位置を検出する薄膜端部検出手段と、前記撮像手段が撮像した撮像領域内において半導体ウェハ基板の端部を検出し、同じ撮像領域内において薄膜の端部を検出するように前記ステージと前記撮像手段とを相対的に移動させるように制御する制御手段と、前記撮像領域内において前記基板端部検出手段により検出した前記基板の端部位置と前記薄膜端部検出手段により検出した前記薄膜の端部位置とに基づいて前記幅寸法を算出する算出手段とを備える。
【0015】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る幅寸法測定装置であって、前記撮像手段によって前記基板の端部を撮像するときに、前記薄膜が形成された前記基板の第1主面とは反対側の第2主面側から基板の端部を照明する照明手段をさらに備える。
【0016】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る幅寸法測定装置であって、前記照明手段が、前記第1主面側からの照明光を前記第2主面側から前記基板の端部に向けて反射する反射ミラーを有する。
【0017】
また、請求項4の発明は、請求項2の発明に係る幅寸法測定装置であって、前記照明手段が、前記第2主面側から前記基板の端部に向けて照明光を照射する光源を有する。
【0018】
また、請求項5の発明は、半導体ウェハ基板の表面よりも小さい前記半導体ウェハ基板上の領域に形成された薄膜の形成位置を測定する薄膜位置測定装置であって、前記半導体ウェハ基板の端部位置および前記薄膜の端部位置を同時に撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段と相対的に移動可能である前記半導体ウェハ基板を載置するためのステージと、前記撮像領域と同じ領域において半導体ウェハ基板上の薄膜の膜厚を測定する分光ユニットを備え、膜厚測定領域における位置と撮像領域における位置とが一対一に対応付けされている膜厚測定手段と、前記撮像手段により撮像した画像データに基づいて前記半導体ウェハ基板の複数の端部位置を検出し、この検出結果から基板の位置を求める基板位置検出手段と、前記膜厚測定手段により測定した薄膜の膜厚値の分布に基づいて前記薄膜の複数の端部位置を検出し、この検出結果から薄膜の位置を求める薄膜位置検出手段と、前記撮像手段が撮像した撮像領域内において半導体ウェハ基板の端部を検出し、同じ撮像領域内において薄膜の端部を検出するように前記ステージと前記撮像手段とを相対的に移動させるように制御する制御手段と、前記基板位置検出手段によって求めた基板の位置と、前記薄膜位置検出手段によって求めた薄膜の位置とを比較する比較手段とを備える。
【0019】
また、請求項6の発明は、請求項9の発明に係る薄膜位置測定装置であって、前記基板位置検出手段は、検出した基板の複数の端部位置から基板の中心位置を求める手段であり、前記薄膜位置検出手段は、検出した薄膜の複数の端部位置から薄膜の中心位置を求める手段であり、前記比較手段は、基板の中心位置に対する薄膜の中心位置のずれ量を求める手段である。
【0020】
また、請求項7の発明は、半導体ウェハ基板の表面よりも小さい前記半導体ウェハ基板上の領域に形成された薄膜の形成位置を測定する薄膜位置測定装置であって、前記半導体ウェハ基板の端部位置および前記薄膜の端部位置を同時に撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段と相対的に移動可能である前記半導体ウェハ基板を載置するためのステージと、前記撮像領域と同じ領域において半導体ウェハ基板上の薄膜の膜厚を測定する分光ユニットを備え、膜厚測定領域における位置と撮像領域における位置とが一対一に対応付けされている膜厚測定手段と、前記撮像手段により撮像した画像データに基づいて複数の測定個所で前記半導体ウェハ基板の端部位置をそれぞれ検出する基板端部検出手段と、前記膜厚測定手段により測定した薄膜の膜厚値の分布に基づいて前記複数の測定個所で前記薄膜の端部位置をそれぞれ検出する薄膜端部検出手段と、前記撮像手段が撮像した撮像領域内において半導体ウェハ基板の端部を検出し、同じ撮像領域内において薄膜の端部を検出するように前記ステージと前記撮像手段とを相対的に移動させるように制御する制御手段と、前記基板端部検出手段によって検出した前記基板の複数の端部位置と、前記薄膜端部検出手段によって検出した前記薄膜の複数の端部位置とに基づいて、前記複数の測定個所における前記薄膜の端部位置から前記基板の端部位置までの幅寸法をそれぞれ算出する算出手段とを備える。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0022】
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態における幅寸法測定装置1の構成を示す図である。幅寸法測定装置1は、レジスト液などをスピンコーティングされた後、端縁洗浄処理(エッジリンス処理)された基板91上に形成されたレジスト薄膜(以下、単に「薄膜」と称す。)から基板91の端部までの幅寸法(以下、「エッジリンス幅寸法」と称す。)を測定する装置であり、照明光学系20、結像光学系30、検査ステージ40、制御ユニット50、撮像系60、および分光ユニット70を備える。
【0023】
検査ステージ40は、外周に反射ミラー41を有し、基板91上の薄膜が形成された基板91を搭載しながら、制御ユニット50(主に演算部51)からの制御信号に応じてX,Y方向に移動し、撮像系60と基板91とを相対的に移動させることにより、基板91表面の任意の領域を測定位置に移動させる。なお、検査ステージ40は、図示しないスピンモータにより、回転駆動可能にされていてもよい。
【0024】
照明光学系20には、ハロゲンランプからなる光源21が設けられており、一定の観察波長域(例えば400nm〜800nm)の光が出射されるようになっている。光源21からの光はコンデンサーレンズ22,視野絞り23およびコンデンサーレンズ24を介して結像光学系30に入射される。
【0025】
結像光学系30は対物レンズ31,ビームスプリッタ32およびチューブレンズ33からなり、光源21からの照明光はビームスプリッタ32によって反射され、対物レンズ31を介して所定の測定位置に照射される。測定位置に位置する基板91で反射された光(より詳しくは、基板91上に形成された薄膜で反射された光を含む。)、および反射ミラー41で反射された光は、対物レンズ31,ビームスプリッタ32およびチューブレンズ33を介して光軸上の所定の位置に集光される。
【0026】
集光位置の近傍には、中心部にピンホールを有するピンホールミラー42が配置されており、集光された光のうちピンホールを通過した光は、分光ユニット70に入射される。また、ピンホールミラー42により反射された光は、ミラー43によりさらに反射され、撮像系60に入射される。
【0027】
制御ユニット50は、図1に示すように、演算処理を行う演算部51、各種データを記憶する記憶部52、オペレータの指示を入力する操作部53、および各種データを表示する表示部54を備えており、演算部51は、図示を省略する入出力ポートを介して記憶部52、操作部53および表示部54と接続されている。また、演算部51は、光検出器62、および光検出器72との間で入出力ポートを介して信号の授受を行う。
【0028】
なお、具体的には、記憶部52は、磁気ディスク装置、記憶媒体を読み取るための読み取り装置、読み取り専用のROM、およびデータを一時的に記憶するRAM等である。操作部53は、キーボード、マウス、および各種ボタン類等である。また、表示部54としては、液晶ディスプレイや表示ランプ等を用いることができる。
【0029】
撮像系60は、ミラー43により反射された光を、結像レンズ61を介してCCDなどの光検出器62により検出し、信号として制御ユニット50に与え、画像として撮像する。なお、光検出器62は、基板91の主面の面積よりも小さな撮像領域を有するが、エッジリンス幅寸法に比べて広範囲な撮像領域を有しており、基板エッジおよび薄膜エッジを同時に撮像することができる。
【0030】
分光ユニット70は、入射光を分光する凹面回折格子71と、凹面回折格子71により回折された回折光の分光スペクトルを検出する光検出器72とで構成されている。光検出器72は、例えばフォトダイオードアレイやCCDなどにより構成されており、分光ユニット70に取り込まれた光は凹面回折格子71により分光され、各分光スペクトルのエネルギーに対応したスペクトル信号が光検出器72から制御ユニット50に与えられる。
【0031】
図2は、本実施の形態における演算部51の機能構成を示す図である。図2に示す構成のうち、画像処理部510、判定部511、膜厚測定部512、薄膜端部位置検出部513、および幅寸法測定部514は、演算部51が記憶部52に記憶されているプログラムに従って動作することにより実現される機能構成である。なお、これらの機能はソフトウェアにより実現される場合に限られるものではなく、例えば、画像処理部510の機能の全部あるいは一部を専用の論理回路を用いてハードウェアにより実現するようにしてもよい。
【0032】
画像処理部510は、光検出器62からの信号に基づいて、測定位置における基板エッジを撮像した基板端部画像データを作成する。また、基板端部画像データに対して一般的なエッジ検出処理を行うことにより基板エッジ位置を検出して、幅寸法測定部514に転送する。すなわち、画像処理部510が主に本発明における基板端部検出手段に相当する。なお、画像処理部510が行うエッジ検出処理としては、例えば、コントラスト(濃度差、色の差等)などから、境界位置情報を検出する手法が用いられる。
【0033】
図3は、基板91の端部が縁取りされている場合の照明光の状態を示す図である。また、図4は、基板91の薄膜が形成されている面(以下、「第1主面」と称する。)に照射した光により、基板エッジESの近傍を撮像した画像の例である。
【0034】
一般に、基板処理装置などで処理される基板の端部は、図3に示すように縁取りされており、第1主面に照射された光は縁取り部分(図3に示す基板91の曲線部分)において散乱されるため、対物レンズ31には入射されない。そのため、図4に示すように、基板91と基板91の外側とを画像から正確に区別することができず、基板エッジESを検出することができない。
【0035】
図5は、図1における検査ステージ40に係る部分を拡大した図である。幅寸法測定装置1では、第1主面側から照射された光のうち基板91の外側を通過した光は、反射ミラー41により対物レンズ31に向けて反射される。すなわち、反射ミラー41により反射された照明光は、第1主面とは反対側の面(以下、「第2主面」と称する。)側から基板91の端部を照明する。すなわち、反射ミラー41が主に本発明における照明手段に相当する。
【0036】
図6は、幅寸法測定装置1により撮像された基板端部画像データの例である。図6に示すように、基板91の第1主面および基板91の外側は、照明光が反射されて対物レンズ31に入射されるため明るく撮像されるが、照明光が散乱される基板91の縁取り部分は暗い帯状に撮像される。
【0037】
基板91に対する対物レンズ31の位置から図6の−Y方向にある白抜き部分が基板91の第1主面であることが判定でき、Y方向にある白抜き部分が基板91よりも外側の領域であることが判定できる。この外側の領域との境界を基板エッジESと判定する。
【0038】
なお、基板エッジESは全体としては閉曲線であるが、本実施の形態における撮像系60の撮像領域内においては、基板エッジESの一部分が撮像されるため、図6に示すように、基板エッジESは単なる部分曲線、あるいは直線として検出される。また、基板端部が縁取りされている場合は、基板の第1主面に対して撮像系60のオートフォーカスを行い、さらに、基板の厚さ(予め入力されているものとする。)の半分の距離だけフォーカスをずらして撮像を行うようにすることにより、基板エッジにピントが合った画像を撮像することができる。この場合、検査ステージ40をZ方向に移動させることによってフォーカスを調整してもよい。
【0039】
図2に戻って、判定部511は、予めオペレータにより入力されている設定情報に基づいて、薄膜エッジ位置を検出する手法として、膜厚値から検出する「膜厚利用法」を用いるか、撮像された基板端部画像データから検出する「画像利用法」を用いるかを判定し、膜厚測定部512および薄膜端部位置検出部513に対して指示を与える。なお、設定情報とは、いずれの手法を選択すべきかを決定するための情報であり、主に薄膜の材質に基づいてオペレータが予め判断し、入力する。
【0040】
膜厚測定部512は、光検出器72からのスペクトル信号に基づいて、薄膜の膜厚値を求める。すなわち、分光ユニット70および膜厚測定部512が主に本発明における膜厚測定手段に相当する。なお、薄膜の膜厚を求める演算手法については、例えば、分光反射率測定を用いる手法が知られている。概要を説明すると、基板上に形成された薄膜に照明光を照射し、薄膜の表面で反射した光と、薄膜を透過して基板表面で反射した光との干渉を観測して、2つの光の光路差を算出することにより薄膜の膜厚値を求める手法である。なお、分光ユニット70および膜厚測定部512が、検査ステージ40を移動させることなく、薄膜の膜厚を測定できる領域(以下、「膜厚測定領域」と称する。)は、撮像系60の撮像領域と同じ領域であり、膜厚測定領域における位置と撮像領域における位置とは一対一に対応付けが可能であるものとする。
【0041】
薄膜端部位置検出部513は、膜厚測定部512により求められた膜厚値に基づいて、薄膜エッジ位置を検出して幅寸法測定部514に転送する。膜厚値は、薄膜が存在する位置では一定の正の値として測定されるが、薄膜がエッジリンスにより除去されている位置ではほぼ0となる。したがって、薄膜端部位置検出部513は、薄膜の膜厚値の分布から、膜厚値が0に変化する境界を薄膜エッジ位置として検出する。
【0042】
また、薄膜端部位置検出部513は、画像処理部510が基板端部位置を検出する際に用いる手法と同様の手法により、基板端部画像データに基づいて薄膜エッジ位置を検出する機能をも有している。すなわち、薄膜端部位置検出部513が主に本発明における薄膜端部検出手段に相当する。
【0043】
幅寸法測定部514は、基板エッジ位置および薄膜エッジ位置に基づいて、基板エッジから薄膜エッジまでの幅寸法を求める。すなわち、幅寸法測定部514が主に本発明における算出手段に相当する。
【0044】
図7に示すように、幅寸法測定部514は、検出された基板エッジES上の中点(以下、「点P」と称する。)と薄膜エッジEFとの最短距離Dminをエッジリンス幅寸法DRとして算出する。これは、点Pを中心とする円のうち、検出した薄膜エッジEFと交点を有する最小半径の円(つまり薄膜エッジEFと接する円)CRの半径を求めればよい。図7における点Qが、薄膜エッジEF上において点Pとの距離が最短となる点(実施例CRとの接点)である。なお、検出された基板エッジES上の中点を点Pとし、点Pにおけるエッジリンス幅寸法DRを算出する理由は、撮像領域AR内において、できるだけ中央付近に撮像されている点を選択することにより、点Qを膜厚測定領域および撮像領域AR内に検出しやすくするためであり、点Pは本来、基板エッジES上の任意の点でよい。また、当該最小半径を有する円CRと薄膜エッジEFとの交点QEが膜厚測定領域または撮像領域ARの端部に検出された場合(図8)は、点QEと点Pとの距離をエッジリンス幅寸法DRとするのではなく、当該領域外に存在する薄膜エッジEF上に、点Pとの距離が最短となる点Qが存在すると判断し、検査ステージ40を移動させることが望ましい。
【0046】
図9および図10は、本実施の形態における幅寸法測定装置1において、基板91のエッジリンス幅寸法を測定する際の手順を示す流れ図である。
【0047】
まず、幅寸法測定装置1では、図示しない搬送機構が基板91を検査ステージ40に搬送する(ステップS11)。次に、検査ステージ40が基板91を載置した状態で移動することにより基板91を移動させつつ、撮像系60が基板91を撮像する(ステップS12)。
【0048】
次に、画像処理部510が、基板端部画像データを作成し、エッジ検出処理を行って、基板エッジを検出できたか否かを判定し(ステップS13)、基板エッジを検出できない場合は、ステップS12の処理に戻ってさらに検査ステージ40を移動させて撮像を繰り返す。
【0049】
一方、基板エッジを検出すると、画像処理部510は基板エッジの撮像領域における位置を幅寸法測定部514に転送する(ステップS14)。
【0050】
次に、薄膜端部位置検出部513が薄膜エッジを検出する(ステップS15)。なお、レジスト薄膜の場合は、前述の「膜厚利用法」、「画像利用法」のいずれかで薄膜エッジを検出する。
【0051】
これにより、幅寸法測定装置1では、薄膜の膜厚値あるいは画像データに基づいて容易に薄膜エッジ位置を検出することができる。なお、ステップS15において、薄膜エッジが検出できない場合は、膜厚測定領域内および撮像領域内に薄膜エッジが存在しないとみなして、ステップS12に戻るようにしてもよい。また、その場合は、検出した基板エッジが撮像領域の中央に位置するように検査ステージ40を移動するようにするなど、制御ユニット50が基板エッジ位置の検出結果を利用した移動制御を検査ステージ40に対して行うようにしてもよい。
【0052】
薄膜エッジが検出されると、薄膜端部位置検出部513は、薄膜エッジの位置を幅寸法測定部514に転送する(ステップS21)。幅寸法測定部514は基板エッジと薄膜エッジとの距離を計算し、エッジリンス幅寸法を算出する(ステップS22)。
【0053】
エッジリンス幅寸法が算出されると、幅寸法測定装置1は、表示部54にエッジリンス幅寸法を表示し(ステップS23)、オペレータは、基板91上に形成された薄膜が除去された幅寸法を確認することができる。
【0054】
以上により、幅寸法測定装置1は、基板の端部位置と薄膜の端部位置とを検出し、基板上に形成された薄膜の端部から基板の端部までの幅寸法をオペレータを介さず自動的に求めることができる。したがって、基板上に形成された薄膜がエッジリンスにより正確に除去されているか否かを検査する場合、予め規定幅寸法として所定値を決めておけば、エッジリンス幅寸法の実測値と当該規定幅寸法とを数値で比較することにより、オペレータの経験度や熟練度に左右されることなく、当該検査を正確に行うことができる。
【0055】
また、比較的広範囲を撮像できる撮像系を用いることにより、基板エッジと薄膜エッジとを同時に撮像して、エッジリンス幅寸法を算出することから、制御が単純化されるため演算量の削減などにより、処理時間を短縮することができる。
【0056】
<2. 第2の実施の形態>
上記実施の形態では、比較的広範囲を撮像できる撮像系を用いて、基板エッジと薄膜エッジとを同時に撮像するとして説明したが、基板エッジと薄膜エッジとを別々に撮像するようにしてもよい。
【0057】
図11は、このような原理に基づいて構成した第2の実施の形態における幅寸法測定装置2の構成を示す図である。なお、第1の実施の形態における幅寸法測定装置1と同様の機能を有する構成については同じ符号を用い、適宜、説明を省略する。
【0058】
幅寸法測定装置2はセンサ44を有しており、センサ44は検査ステージ40のX方向の位置およびY方向の位置を検出して、制御ユニット50に信号として与える機能を有する。
【0059】
幅寸法測定装置2の撮像系60は、エッジリンス幅寸法よりも狭い撮像領域を有し、基板エッジと薄膜エッジとは別々に撮像される。なお、幅寸法測定装置2においても膜厚測定領域は、撮像領域と同じ領域であり、膜厚測定領域における位置と撮像領域における位置とは一対一に対応付けが可能であるものとする。
【0060】
図12は、本実施の形態における演算部51の機能構成を示す図である。図12に示す構成のうち、移動量検出部515は、演算部51が記憶部52に記憶されているプログラムに従って動作することにより実現される機能構成である。
【0061】
画像処理部510は、第1の実施の形態と同様に基板端部画像データを作成するのみならず、薄膜の端部を撮像した薄膜端部画像データをも作成する。また、幅寸法測定装置1では、基板エッジと薄膜エッジとを同時に撮像した基板端部画像データに基づいて薄膜エッジ位置を検出していたが、幅寸法測定装置2の画像処理部510では、薄膜端部画像データに基づいて、薄膜エッジ位置を検出する。
【0062】
移動量検出部515は、基板端部画像データおよび薄膜端部画像データが撮像されたときの検査ステージ40の位置をそれぞれセンサ44から取得し、基板端部画像データを撮像した位置から薄膜端部画像データを撮像した位置までの検査ステージ40の移動距離と移動方向を検出する。
【0063】
図13にこの検出の原理が模式的に例示されており、検査ステージ40の移動ベクトルと等価な基板91の移動ベクトルV1に対して、相対的に撮像領域ARの移動ベクトルが記号(−V1)によって表現されている。そして、撮像領域AR1内における基板エッジESの位置情報と、撮像領域AR2内における薄膜エッジEFの位置情報とを、移動ベクトル(V1または(−V1))を用いて組合せ、それによってエッジリンス幅寸法DRを算出する。すなわち、センサ44および移動量検出部515が、本発明における移動ベクトル検出手段に相当する。
【0064】
図14および図15は、本実施の形態における幅寸法測定装置2において、基板91のエッジリンス幅寸法を測定する手順を示す流れ図である。
【0065】
まず、幅寸法測定装置2では、第1の実施の形態におけるステップS11ないしS14と同様に、搬送機構が基板91を検査ステージ40に搬送し、画像処理部510が基板エッジを検出して、基板エッジ位置を幅寸法測定部514に転送する(ステップS31ないしS34)。
【0066】
基板エッジ位置が検出されると、移動量検出部515がセンサ44からの信号に基づいて、基板エッジ位置を検出した際の検査ステージ40の位置を検出し(ステップS35)、検査ステージ40が基板91を移動させる(ステップS41)。なお、検査ステージ40は、検出された基板エッジに対する法線Lのうち基板91の内側に存在する部分に沿って移動するよう制御されるものとする。これは、幅寸法測定部514においてエッジリンス幅寸法を求める場合には点Qの位置が必要だからであり、制御ユニット50が検査ステージ40をこのように制御することにより、効率よく点Qを検出することができるからである。
【0067】
次に、薄膜エッジ検出処理を実行し(ステップS42)、薄膜エッジが検出できたか否かを判定し(ステップS43)、薄膜エッジが検出できなかった場合は、測定範囲に薄膜エッジが含まれていないとみなして、基板91をさらに移動させるため、ステップS41に戻って処理を繰り返す。なお、薄膜エッジ検出処理は、第1の実施の形態におけるステップS15と同様の処理である。
【0068】
一方、薄膜エッジが検出できた場合は、薄膜端部位置検出部513が薄膜エッジ位置を幅寸法測定部514に転送する(ステップS44)。さらに、移動量検出部515が検査ステージ40の位置を検出し(ステップS45)、ステップS35において検出した基板エッジを検出した際の検査ステージ40の位置から、薄膜エッジを検出した際の検査ステージ40の位置までの検査ステージ40の移動距離と移動方向(検査ステージ40の移動ベクトルに相当する。)を算出して、幅寸法測定部514に転送する(ステップS46)。
【0069】
幅寸法測定部514は、検査ステージ40の移動距離と移動方向、基板エッジ位置、および薄膜エッジ位置に基づいてエッジリンス幅寸法を算出し(ステップS47)、表示部54にエッジリンス幅寸法を表示する(ステップS48)。
【0070】
以上により、幅寸法測定装置2においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、基板エッジと薄膜エッジとを別々に検出することにより、撮像系60の撮像領域が狭い場合でもエッジリンス幅寸法を測定することができることから、撮像領域が狭い小型の撮像系を用いることにより装置の小型化を図ることができる。あるいは、より高倍率の結像光学系30を用いる(結果的に撮像領域は狭くなる。)ことにより、測定精度の向上を図ることができる。
【0071】
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態では、基板エッジを検出する際に基板を第2主面側から照明する手法として、第2主面側に反射ミラーを設けて照明していたが、第2主面側に別の光源を設けて照明するようにしてもよい。
【0072】
図16は、このような原理に基づいて構成した第3の実施の形態における幅寸法測定装置3の構成のうち、検査ステージ40に係る部分を示す図である。なお、第1の実施の形態における幅寸法測定装置1と同様の機能を有する構成については同じ符号を用い、適宜、説明を省略する。
【0073】
幅寸法測定装置3は、反射ミラー41の代わりに、基板91の第2主面側に光源25を備え、光源25から出射された照明光は、基板91の第2主面側から基板91の端部の所定の位置に照明される。このような構成によれば、光源25から出射された照明光のうち、基板91により遮蔽されなかった光のみが対物レンズ31に入射される。
【0074】
図17は、幅寸法測定装置3の撮像系60により基板エッジES近傍を撮像した基板端部画像データの例を示す図である。図17に示すように、光源25からの照明光が遮蔽されることにより撮像領域のうち基板91が存在する領域は暗く撮像され、基板91の外側のみが明るく撮像される。
【0075】
以上により、本実施の形態における幅寸法測定装置3においても上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、光源25を基板の第2主面側に設けることにより、基板91の端部が縁取りされている場合でも、基板の端部を容易に検出することができる。
【0076】
なお、光源21および光源25として、それぞれ出射する光の周波数が異なる光源を使用すれば、それぞれの光源から出射された光を必要に応じて区別することができる。また、それぞれの光源の前面に特定の周波数の光のみを透過する光学フィルターを設置することにより、それぞれの光源から出射した光を区別するようにしてもよい。
【0077】
<4. 第4の実施の形態>
上記実施の形態では、エッジリンスが正確に行われているか否かを検査するために、エッジリンス幅寸法を測定して表示していた。しかし、エッジリンスが正確に行われているか否かを検査する場合には、エッジリンス幅寸法のみならず、基板上に形成された薄膜の基板に対する形成位置も問題となる。
【0078】
図18は、第4の実施の形態における薄膜位置測定装置4の構成を示す図である。薄膜位置測定装置4は、第2の実施の形態における幅寸法測定装置2と同様の構成を有し、基板91上に形成された薄膜の形成位置(以下、単に「形成位置」と称する。)を測定する。
【0079】
図19は、本実施の形態における演算部51の機能構成を信号の流れとともに示す図である。
【0080】
画像処理部510は、上記実施の形態と同様に、撮像系60が撮像した基板端部画像データに一般的なエッジ検出処理を行い、撮像領域における基板エッジ位置を検出して、位置検出部516に転送する。また、薄膜端部画像データを作成し、薄膜端部位置検出部513に転送する。
【0081】
薄膜端部位置検出部513は、上記実施の形態と同様に、「膜厚利用法」または「画像利用法」により撮像領域(膜厚測定領域)における薄膜エッジ位置を検出し、位置検出部516に転送する。
【0082】
移動量検出部515は、検査ステージ40が移動するたびに、移動後における検査ステージ40の位置をセンサ44から取得して、起点からの移動距離および移動方向を検出し、位置検出部516に転送する。なお、「起点」としては、装置内の基準点、測定開始点、基板91の中心点、あるいは直前の検査ステージ40の位置などを適宜利用してもよい。
【0083】
位置検出部516は、画像処理部510から取得した複数の基板エッジ位置と、それぞれの基板エッジ位置が検出された基板端部画像データを撮像した際の検査ステージ40の位置関係とに基づいて、基板の位置を検出する。すなわち、画像処理部510および位置検出部516が主に本発明における基板位置検出手段に相当する。なお、それぞれの基板エッジ位置を検出した基板端部画像データを撮像した際の検査ステージ40の位置関係は、移動量検出部515から取得した検査ステージ40の移動距離および移動方向とに基づいて算出する。
【0084】
また、薄膜端部位置検出部513から取得した複数の薄膜エッジ位置と、それぞれの薄膜エッジ位置が検出された際の検査ステージ40の位置関係とに基づいて、薄膜の位置を検出する。すなわち、薄膜端部位置検出部513および位置検出部516が主に本発明における薄膜位置検出手段に相当する。
【0085】
さらに、位置検出部516は、基板の中心点と薄膜の中心点とのずれ量を求め、当該ずれ量により、基板の位置と薄膜の位置との比較を行う。すなわち、位置検出部516が主に本発明における比較手段に相当する。
【0086】
図20は、本実施の形態における薄膜位置測定装置4の動作を示す流れ図である。まず、薄膜位置測定装置4では、基板91の形状を取得し(ステップS51)、基板エッジ検出処理(ステップS52)を行う。なお、基板91の形状が予め入力されていない場合は「一般形」として処理を継続する。
【0087】
図21は、基板エッジ検出処理(ステップS52)の詳細を示す流れ図である。基板エッジ検出処理では、まず、検査ステージ40を移動させ(ステップS101)、撮像系60が撮像を行う(ステップS102)。
【0088】
画像処理部510が、撮像した基板端部画像データに基づいて基板エッジESを検出し(ステップS103)、基板エッジESを検出できなかった場合は、ステップS101に戻って処理を繰り返す(ステップS104)。一方、基板エッジESを検出できた場合は、基板エッジ位置を位置検出部516に転送し(ステップS105)、基板エッジ検出処理を終了して図20の処理に戻る。
【0089】
基板エッジ検出処理(ステップS52)が終了すると、移動量検出部515がステップS52において基板エッジを検出した際の検査ステージ40の位置を起点(測定開始位置)として保存するとともに、位置検出部516が検出された基板エッジ上の任意の点A(例えば、検出した基板エッジ部分の中点。)を特定して、基板エッジESおよび点Aの起点に対する位置を保存する(ステップS53)。
【0090】
次に、薄膜位置測定装置4は、ステップS51で取得した基板91の形状が円形であるか否かを判定し(ステップS54)、基板91の形状が円形である場合は、円形基板処理(ステップS55)を実行する。
【0091】
図22および図23は、円形基板処理(ステップS55)の詳細を示す流れ図である。また、図24は、この処理に対応する検出例を示す図である。円形基板処理では、まず、測定回数nに2をセットする(ステップS201)。
【0092】
次に、図21に示した基板エッジ検出処理を行い(ステップS202)、移動量検出部515が、ステップS202において基板エッジESを検出した際の検査ステージ40の起点に対する移動距離および移動方向を計算し、位置検出部516に転送する(ステップS203)。
【0093】
続いて、位置検出部516がステップS202で検出した基板エッジES上の点An(例えば、検出した基板エッジESの中点。)を特定し、移動量検出部515から取得した起点に対する移動距離および移動方向に基づいて、点Anの起点に対する位置を算出し、保存する(ステップS204)。
【0094】
さらに、測定回数nをデクリメントし、測定回数nが0になるまでステップS202およびS204の処理を繰り返す(ステップS205)。これにより、測定開始位置において検出された点Aを含め、基板エッジES上の任意の3点(点A、点A1および点A2)の起点に対する位置関係が取得される。
【0095】
基板エッジES上の3点の位置関係が取得されると、位置検出部516は、基板91が円形であることを利用して、取得した3点を通る円として、基板91の位置を検出する。なお、取得する基板エッジES上の点は、3点に限られるものではなく、さらに、多くの点について位置関係を取得してもよい。
【0096】
基板91の位置が検出されると、薄膜位置測定装置4は、薄膜の位置を検出する処理を行う。
【0097】
まず、測定回数nに3をセットし(ステップS211)、検査ステージ40を移動させ(ステップS212)、薄膜端部位置検出部513が薄膜エッジEFを検出し(ステップS213)、薄膜エッジEFを検出できなかった場合はステップS212からの処理を繰り返す(ステップS214)。なお、薄膜エッジEFを検出する手法は、上記実施の形態において記載した、「膜厚利用法」または「画像利用法」のいずれであってもよく、薄膜の性質により適宜選択されるものとする。
【0098】
一方、薄膜エッジEFを検出した場合は、薄膜端部位置検出部513が検出した薄膜エッジ位置を位置検出部516に転送し、移動量検出部515が、ステップS213で薄膜エッジEFを検出した際の検査ステージ40の起点に対する移動距離および移動方向を計算し、位置検出部516に転送する(ステップS215)。
【0099】
次に、位置検出部516が、ステップS213で検出した薄膜エッジEF上の点Bn(例えば、検出した薄膜エッジEFの中点。)を特定し、移動量検出部515から取得した起点に対する移動距離および移動方向に基づいて、点Bnの起点に対する位置を算出し、保存する(ステップS216)。
【0100】
さらに、測定回数nをデクリメントし、測定回数nが0になるまでステップS212ないしS216の処理を繰り返す(ステップS217)。これにより、薄膜エッジEF上の任意の3点(点B1ないし点B3)について起点に対する位置関係が取得される。
【0101】
薄膜エッジEF上の3点の位置関係が取得されると、位置検出部516が当該3点を通る円として薄膜の位置を検出して(ステップS218)、円形基板処理を終了し、図20に示す処理に戻る。
【0102】
基板91の形状が円形でない場合(ステップS54においてNo。)は、さらに基板91の形状が矩形であるか否かを判定し(ステップS56)、基板91の形状が矩形である場合は、矩形基板処理(ステップS57)を実行する。
【0103】
図25および図26は、本実施の形態における矩形基板処理(ステップS57)の詳細を示す流れ図である。また、図27は、その処理に対応する検出例を示す図である。矩形基板処理では、まず、ステップS52で検出した基板エッジESに沿って検査ステージ40を移動させつつ(ステップS301)、さらに基板エッジESの検出を行い(ステップS302)、基板91の頂点を検出して、起点に対する位置を保存する(ステップS303)。なお、基板91の頂点は、例えば、検出された基板エッジの方向が約90°変化する点として検出することができる。
【0104】
さらに、ステップS304により、基板91の3つの頂点(AP1ないしAP3)を検出するまでステップS301ないしS303を繰り返す。
【0105】
基板91の3つの頂点の位置関係が取得されると、位置検出部516は、基板91が矩形であることを利用して、基板91の位置を検出する。なお、矩形の基板91の位置を検出するための手法はこれに限られるものではなく、例えば矩形の基板91の対角に存在する2つの頂点(例えば、図27においてAP1とAP3)を求めるようにしてもよい。すなわち、矩形の位置を決定することができるものであれば、他の周知の数学的手法が用いられてもよい。
【0106】
基板91の位置が検出されると、薄膜位置測定装置4は、薄膜の位置を検出する処理を行う。
【0107】
まず、検査ステージ40を移動させ(ステップS311)、薄膜エッジEFを検出し(ステップS312)、薄膜エッジEFを検出できなかった場合はステップS311からの処理を繰り返す(ステップS313)。
【0108】
一方、薄膜エッジEFを検出した場合は、検出した薄膜エッジEFに沿って検査ステージ40を移動させつつ(ステップS314)、さらに薄膜エッジEFの検出を行い(ステップS315)、薄膜の頂点を検出して、起点に対する位置を保存する(ステップS316)。
【0109】
さらに、ステップS317により、薄膜の3つの頂点(BP1ないしBP3)の位置を検出するまでステップS314ないしS316の処理を繰り返し、位置検出部516が、検出された3つの頂点の位置関係に基づいて薄膜の位置を検出して(ステップS318)、矩形基板処理を終了し、図20に示す処理に戻る。
【0110】
基板91の形状が矩形でない場合(ステップS56においてNo。)は、一般形基板処理(ステップS58)を実行する。
【0111】
図28および図29は、本実施の形態における一般形基板処理(ステップS58)の詳細を示す流れ図である。また、図30は、その処理に対応する検出例を示す図である。一般形基板処理では、まず、検出した基板エッジESに沿って検査ステージ40を移動させつつ(ステップS401)、さらに基板エッジESの検出を行い(ステップS402)、基板エッジESの起点に対する位置を保存する(ステップS403)。
【0112】
ステップS404により、ステップS401ないしS403の処理を点Aの位置に戻るまで繰り返し、画像処理部510から取得した基板エッジ位置と、移動量検出部515から取得した起点からの移動距離および移動方向とに基づいて、位置検出部516が基板91の形状と位置とを検出する(ステップS405)。
【0113】
このように、基板エッジES上の点Aから測定を開始し、基板エッジESに沿って検査ステージ40を移動させつつ、点Aに戻るまで基板エッジES上の点の位置A,A1ないしAnを測定する(基板エッジの閉曲線上の点をすべて測定することに相当する。)ことにより、基板91がどのような形状であっても基板91の形状と位置とを検出することができる。
【0114】
次に、検査ステージ40を移動させ(ステップS411)、薄膜端部位置検出部513が薄膜エッジEFを検出し(ステップS412)、薄膜エッジEFを検出できなかった場合はステップS411からの処理を繰り返す(ステップS413)。
【0115】
一方、薄膜エッジEFを検出した場合は、薄膜端部位置検出部513が検出した薄膜エッジ位置を位置検出部516に転送し、移動量検出部515が起点に対する移動距離および移動方向を位置検出部516に転送する。位置検出部516は、それらの情報に基づいて、薄膜エッジEFの起点に対する位置と、薄膜エッジEF上の任意の点C(例えば、検出した薄膜エッジEFの中点。)の起点に対する位置とを算出し、保存する(ステップS414)。
【0116】
さらに、検出した薄膜エッジEFに沿って検査ステージ40を移動させつつ(ステップS415)、薄膜端部位置検出部513が薄膜エッジEFの検出を行い(ステップS416)、位置検出部516が薄膜エッジEFの起点に対する位置を算出し、保存する(ステップS417)。
【0117】
ステップS418により、ステップS415ないしS417の処理を点Cに戻るまで繰り返し、算出した薄膜エッジEFの起点に対する位置C,C1ないしCnに基づいて、位置検出部516が薄膜の形状と位置とを検出して(ステップS419)、一般形基板処理を終了し、図20に示す処理に戻る。
【0118】
ステップS55、S57、およびS58により、基板91の位置および薄膜の位置が検出されると、位置検出部516は基板91の位置と薄膜の位置との比較を行う(ステップS59)。なお、薄膜位置測定装置4では、基板91の位置および薄膜の位置は、ともに起点に対して求められていることから、座標変換等を必要とせず、基板91の位置と薄膜の位置との位置関係を比較することができる。
【0119】
これにより、薄膜位置測定装置4では、基板の複数の端部位置を検出して求めた基板の位置と、薄膜の複数の端部位置を検出して求めた薄膜の位置とを比較して、薄膜の基板に対する形成位置を測定することができ、例えば、基板上の所望の位置に薄膜が形成されているかを確認することができる。
【0120】
なお、薄膜位置測定装置4は、基板91が円形または矩形である場合は、基板91の中心点O1と薄膜の中心点O2とのずれ量を求め、当該ずれ量により、基板91の位置と薄膜の位置との比較を行う。
【0121】
円の中心点の座標を求めるには、図31(a)に示すように、円周上の任意の3点以上の座標を円の方程式に代入することにより求めることができる。
【0122】
そこで、位置検出部516は、基板91が円形の場合は、円形基板処理(図22、図23)で求めた基板エッジES上の3点(A、A1およびA2)の座標から中心点O1の座標を求め、同様に、薄膜エッジEF上の3点(B1ないしB3)の座標から中心点O2の座標を求める。さらに、中心点O1およびO2の座標からそれらのずれ量(座標間距離)を求める。なお、円の中心点を求める手法はこれに限られるものではなく、例えば、円周上の任意の3点を結ぶ線分に対して各線分の垂直二等分線を引き、交点の座標を求め、当該交点の座標を円の中心点の座標とするなど、他の周知の数学的手法が用いられてもよい。
【0123】
また、矩形の場合は、図31(b)に示すように、対角(図31(b)において点Aと点C)を結ぶ線分の二等分点が矩形の中心点Oを表すことを利用して、対角の座標から中心点Oの座標を求めることができる。
【0124】
そこで、位置検出部516は、基板91が矩形の場合は、矩形基板処理(図25、図26)で求めた基板エッジES上の2点(AP1およびAP3)の座標から中心点O1の座標を求め、薄膜エッジEF上の2点(BP1およびBP3)の座標から中心点O2の座標を求める。さらに、中心点O1およびO2の座標からそれらのずれ量(座標間距離)を求める。なお、矩形の中心点を求める手法についても、他の周知の数学的手法が用いられてもよい。
【0125】
以上により、薄膜位置測定装置4では、オペレータを介することなく、基板に対する薄膜の形成位置を測定することができるため、オペレータの経験度や熟練度に左右されることなく、薄膜が所望の位置に形成されているか否かを正確に確認することができる。
【0126】
なお、反射ミラー41の代わりに第3の実施の形態に示すように光源25を用いて基板エッジを照明するようにしても同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態においては、基板エッジと薄膜エッジとを別々に撮像するように説明したが、第1の実施の形態と同様に、基板エッジと薄膜エッジとを同時に撮像できる撮像系(撮像領域が比較的広範囲のもの)を用いても同様の効果を得ることができる。以下、第5の実施の形態においても同様である。
【0127】
<5. 第5の実施の形態>
第4の実施の形態では、基板エッジおよび薄膜エッジ上に存在する複数の点の位置を検出することにより薄膜の基板に対する形成位置を求めたが、当該形成位置を求める手法はこれに限られるものではなく、基板エッジ上に存在する複数の点におけるエッジリンス幅寸法を求めることによっても薄膜の形成位置を検出することができる。
【0128】
図32は、このような原理に基づいて構成した第5の実施の形態における薄膜位置測定装置5の演算部51の機能構成を信号の流れとともに示す図である。なお、薄膜位置測定装置5の構成は、図18に示す薄膜位置測定装置4と同様である。
【0129】
幅寸法測定部514は、画像処理部510が検出した基板エッジ上の点Dにおけるエッジリンス幅寸法を第2の実施の形態に示す手法により算出する。また、移動量検出部515から検査ステージ40の移動距離および移動方向を取得し、点Dの起点に対する位置を算出する。さらに、点Dの起点に対する位置と点Dにおけるエッジリンス幅寸法とを、位置検出部516に転送する機能を有する。すなわち、幅寸法測定部514は、主に本発明における算出手段に相当する。
【0130】
位置検出部516は、幅寸法測定部514から取得する情報に基づいて、基板に対する薄膜の形成位置を検出する。
【0131】
図33は、本実施の形態における薄膜位置測定装置5の動作を示す流れ図である。まず、薄膜位置測定装置5では、基板91の形状を取得してから(ステップS61)、図21に示す基板エッジ検出処理(ステップS62)を行う。なお、基板91の形状が予め入力されていない場合は「一般形」として処理を継続する。
【0132】
基板エッジ検出処理(ステップS62)が終了すると、移動量検出部515がステップS62において基板エッジを検出した際の検査ステージ40の位置を起点(測定開始位置)として保存する(ステップS63)。
【0133】
次に、薄膜位置測定装置5は、ステップS61で取得した基板91の形状が円形であるか否かを判定し(ステップS64)、基板91の形状が円形である場合は、円形基板処理(ステップS65)を実行する。
【0134】
図34は、本実施の形態における円形基板処理(ステップS65)の詳細を示す流れ図である。また、図35は、その処理に対応する検出例を示す図である。円形基板処理では、まず、測定回数nに3をセットし(ステップS501)、図21に示す基板エッジ検出処理を実行する(ステップS502)。
【0135】
次に、幅寸法測定部514が、ステップS502において画像処理部510が検出した基板エッジES上の点Dn(例えば、検出した基板エッジの中点。)を特定して、点Dnにおけるエッジリンス幅寸法を算出する(ステップS503)。さらに、点Dnの起点に対する位置と点Dnにおけるエッジリンス幅寸法とを位置検出部516に転送する。位置検出部516は、これらの情報を保存する(ステップS504)。
【0136】
ステップS505により、測定回数nをデクリメントしつつ測定回数nが0になるまでステップS502ないしS504を繰り返し、基板エッジES上の3点(点D1ないし点D3)と、それらの点におけるエッジリンス幅寸法を求める。
【0137】
次に、位置検出部516が、基板91の位置と薄膜の位置とを検出する(ステップS506)。なお、基板91の位置は、第4の実施の形態における円形基板処理と同様に、基板エッジES上の3点の起点に対する位置関係に基づいて当該3点を通る円として検出される。また、薄膜の形成位置は、当該3点をそれぞれ中心とした、中心点におけるエッジリンス幅寸法を半径とする円CL1ないしCL3を求め、その3つの円に外接する円CL0として検出する。
【0138】
これにより、薄膜位置測定装置5は、基板91が円形の場合において、複数の測定箇所(点D1ないし点D3)におけるエッジリンス幅寸法に基づいて薄膜の形成位置を測定することができる。
【0139】
薄膜位置測定装置5は、円形の基板91の薄膜の形成位置を検出すると、円形基板処理を終了し、図33の処理に戻る。
【0140】
基板91の形状が円形でない場合(ステップS64においてNo。)は、基板91が矩形であるか否かを判定し(ステップS66)、基板91が矩形である場合は、矩形基板処理(ステップS67)を実行する。
【0141】
図36は、本実施の形態における矩形基板処理(ステップS67)の詳細を示す流れ図である。また、図37は、その処理に対応する検出例を示す図である。矩形基板処理では、まず、ステップS62で検出した基板エッジESに沿って検査ステージ40を移動させつつ(ステップS601)、画像処理部510が基板エッジESの検出を行う(ステップS602)。
【0142】
次に、幅寸法測定部514がステップS602で検出された基板エッジES上の点Enにおけるエッジリンス幅寸法を測定する(ステップS603)。さらに、点Enの起点に対する位置と、点Enにおけるエッジリンス幅寸法とを位置検出部516に転送し、位置検出部516は、それらの情報を保存する(ステップS604)。また、基板エッジESの検出方向の変化を検出することにより、基板91の頂点を求めて、起点に対する位置を保存する(ステップS605)。
【0143】
ステップS605により、基板91の異なる4辺上にそれぞれ存在する4点(点E4ないし点E1)におけるエッジリンス幅寸法が求まるまで(少なくとも3回、基板エッジの方向が変化するまで)ステップS601ないしS603の処理を繰り返し、位置検出部516が基板91の位置および薄膜の形成位置を検出する(ステップS606)。
【0144】
このように、基板91の異なる4辺上の4点を検出するまでステップS601ないしS603の処理を繰り返すことにより、基板91の少なくとも3つの頂点(EP1ないしEP3)の起点に対する位置関係が取得される。したがって、基板91の位置は、当該3つの頂点の位置関係から検出される。また、薄膜の形成位置は、点E1ないし点E4を中心とした、中心点におけるエッジリンス幅寸法を半径とする円CL1ないしCL4を求め、当該4つの円に外接する矩形RGとして検出する。
【0145】
これにより、薄膜位置測定装置5は、基板91が矩形の場合において、複数の測定箇所(点E1ないし点E4)におけるエッジリンス幅寸法に基づいて薄膜の形成位置を測定することができる。
【0146】
薄膜位置測定装置5は、矩形基板の薄膜の形成位置を検出すると、矩形基板処理を終了し、図33の処理に戻る。
【0147】
基板91が矩形でない場合(ステップS66においてNo。)は、一般形基板処理(ステップS68)が実行される。
【0148】
図38は、本実施の形態における一般形基板処理(ステップS68)の詳細を示す流れ図である。また、図39は、その処理に対応する検出例を示す図である。一般形基板処理では、まず、検出した基板エッジESに沿って検査ステージ40を移動させつつ(ステップS701)、画像処理部510が基板エッジESの検出を行い(ステップS702)、幅寸法測定部514が、ステップS702で検出した基板エッジES上の点におけるエッジリンス幅寸法を算出する(ステップS703)。
【0149】
さらに、位置検出部516が検出した基板エッジESの起点に対する位置と、エッジリンス幅寸法とを保存する(ステップS704)。なお、位置検出部516は、ステップS703において最初にエッジリンス幅寸法を算出した基板エッジES上の点Fを開始点として起点に対する位置を保存しておく。
【0150】
ステップS705により、エッジリンス幅寸法を検出する基板エッジES上の点が開始点Fに戻るまで、ステップS701ないしS704を繰り返し、位置検出部516が基板の形状と位置F1ないしFn、および薄膜の形状と形成位置とを検出する(ステップS706)。
【0151】
このように、基板エッジES上の点の起点に対する位置を開始点Fに戻るまで検出することにより、基板91の形状と位置とを検出することができる。また、薄膜の形状と形成位置とは、基板エッジES上の点F1ないしFnにおいて、当該点を中心としたエッジリンス幅寸法を半径とする円CL1ないしCLnを求め、当該すべての円に対して外接する形状CPおよび形成位置として検出する。
【0152】
これにより、薄膜位置測定装置5は、基板91が一般形の場合において、複数の測定箇所(点F1ないし点Fn)におけるエッジリンス幅寸法に基づいて薄膜の形成位置を測定することができる。
【0153】
薄膜位置測定装置5では、一般形基板の薄膜の形状と形成位置とを検出すると、一般形基板処理を終了し、図33の処理に戻る。
【0154】
以上により、本実施の形態における薄膜位置測定装置5においても第4の実施の形態と同様に、オペレータの経験度や熟練度に左右されることなく、自動的に基板91に対する薄膜の形成位置を測定することができる。したがって、例えば、基板エッジ上の対向する2点におけるエッジリンス幅寸法を求め、一方のエッジリンス幅寸法が短い場合には薄膜がその方向にずれていることが分かる。
【0155】
<6. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0156】
例えば、基板の端部を第2主面側から照明するための反射ミラー41および光源25は、基板の端部を撮像する際に対物レンズ31に対向する位置に配置されていればよく、検査ステージ40とともに移動してもよいし、対物レンズ31に対して位置的に固定されていてもよい。
【0157】
また、上記第3の実施の形態では、光源21および光源25の別々の光源を用いて照明することとしているが、光源21からの光を光ファイバー等により第2主面側に導くことによって第2主面側からの照明を行うようにしてもよい。
【0158】
また、幅寸法測定装置では、基板エッジ上の任意の点Pと薄膜エッジとの最短距離をエッジリンス幅寸法と定義しているが、例えば、点Pにおける基板エッジに対する法線Lを求め、法線Lと薄膜エッジとの交点Rの位置を求めて、点Pと点Rとの距離をエッジリンス幅寸法としてもよい。あるいは、基板が円形である場合には、基板の中心点Oと点Pとを結ぶ直線Mを求め、さらに、直線Mと薄膜エッジとの交点Tを求めて、点Pと点Tとの距離をエッジリンス幅寸法と定義してもよい。この場合、基板の中心点Oを求める手法としては、例えば、基板エッジ上の少なくとも3点以上の点を検出して求める手法、あるいは、基板を回転させることにより基板エッジの偏心量を測定して、基板の回転中心と中心点Oとのずれを予測して求める手法などがある。
【0159】
また、処理の順番は上記実施の形態に限られるものではない。例えば、薄膜エッジ位置を検出してから基板エッジ位置を検出し、薄膜エッジ上の任意の点から基板エッジまでの距離を計算して、エッジリンス幅寸法を算出するようにしてもよい。
【0160】
また、幅寸法測定装置および薄膜位置測定装置は、エッジリンス幅寸法だけでなく、エッジ露光後の現像処理によって除去されたレジスト薄膜の除去幅寸法や、当該除去によって形成される薄膜の形成位置を測定してもよい。
【0161】
また、上記実施の形態では、測定する対象の薄膜としてレジスト薄膜を例に説明したが、薄膜は、これに限られるものではない。例えば、メッキ処理などによって基板上に形成される銅などの金属製の薄膜であってもよい。基板上に銅膜を形成する場合も、基板の端部に不要な銅膜が形成されるため、ベベルエッチング処理などにより基板の端部の銅膜を除去する処理が行われる。すなわち、幅寸法測定装置および薄膜位置測定装置は、この除去幅寸法や、除去処理後の銅膜の形成位置を測定してもよい。ただし、金属製の薄膜は光を透過せず、「膜厚利用法」を用いることができないため、「画像利用法」を用いて薄膜エッジ位置を検出する。
【0162】
さらに、レジスト薄膜や銅膜以外に、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、ITO(Indium Tin Oxide)膜などの薄膜について、薄膜エッジから基板エッジまでの幅寸法を測定したり、薄膜の形成位置を測定することもできる。ITO膜のように無色透明で基板とのコントラストがない場合は、「画像利用法」を用いることができないため、「膜厚利用法」を用いて薄膜エッジ位置を検出する。なお、薄膜の材質により薄膜エッジ位置の検出方法を選択しなければならない場合は、図9のステップS15において、判定部511が前述の設定情報に基づいて、「膜厚利用法」、「画像利用法」のいずれを用いるかを判定するようにすればよい。
【0163】
これにより、本発明における幅寸法測定装置および薄膜位置測定装置は、薄膜の端部を検出する手法として、測定した膜厚値から求める場合と撮像した画像データから求める場合とを使い分けることができ、基板上に形成された薄膜の性質に合った測定を行うことができる。
【0164】
また、撮像した基板端部画像データにおいて基板と基板の外側の領域とにコントラストがない場合(例えば、液晶表示器用の矩形ガラス基板などの縁取りのない基板である場合)は、光学フィルターを用いて基板エッジを検出するようにしてもよい。
【0165】
図40(a)は、このような原理に基づいて構成した検査ステージ40を示す図である。図40(a)に示す検査ステージ40は、対物レンズ31と反射ミラー41との光路上にNDフィルター45を備えている。なお、NDフィルター45は、図40(a)に示すように基板92よりも下方に配置される。図40(b)は、縁取りのないガラス製の基板92をNDフィルター45を用いることなく、撮像した場合の基板端部画像データの例を示す図である。基板92は、縁取りがないため、縁取り部分における照明光の散乱がほとんど生じない(基板エッジにおける若干の散乱は生じる。)。したがって、図6に示すように基板の縁取り部分を帯状に検出することができず、基板エッジESを明瞭に検出することができない。図40(c)は、NDフィルター45を用いて撮像した基板端部画像データの例を示す図である。
【0166】
このように、図40(a)に示す検査ステージ40は、NDフィルター45を用いて基板92の外側を通る照明光(反射ミラー41で反射される照明光)の光量を下げることにより、濃度差を生じさせて基板エッジESを容易に検出することができる。なお、濃度差ではなく、色の差を生じさせるような光学フィルターを用いてもよい。
【0167】
【発明の効果】
請求項1ないし4に記載の発明では、基板端部検出手段により検出した基板の端部位置と薄膜端部検出手段により検出した薄膜の端部位置とに基づいて幅寸法を算出することにより、オペレータを介さず、自動的に幅寸法を求めることができる。
【0168】
また、膜厚測定手段により測定された膜厚値に基づいて薄膜の端部位置を検出することにより、光透過性の薄膜の端部位置を容易に求めることができる。
【0169】
また、画像データに基づいて、基板端部検出手段が基板の端部位置を検出することにより、基板の端部位置を容易に求めることができる。
【0172】
請求項2に記載の発明では、撮像手段によって基板の端部を撮像するときに、薄膜が形成された基板の第1主面とは反対側の第2主面側から基板の端部を照明することにより、基板が縁取りされているために、基板の端部で照明光が散乱される場合でも基板の端部を検出することができる。
【0173】
請求項3に記載の発明では、照明手段が、第1主面側からの照明光を第2主面側から基板の端部に向けて反射する反射ミラーを有することにより、第2主面側からの照明を容易に行うことができる。
【0174】
請求項4に記載の発明では、照明手段が、第2主面側から基板の端部に向けて照明光を照射する光源を有することにより、第2主面側からの照明を容易に行うことができる。
【0175】
請求項5および6に記載の発明では、基板位置検出手段によって求めた基板の位置と、薄膜位置検出手段によって求めた薄膜の位置とを比較することにより、オペレータを介することなく、自動的に基板上に形成された薄膜の形成位置を求めることができる。
【0176】
請求項6に記載の発明では、比較手段は、基板の中心位置に対する薄膜の中心位置のずれ量を求める手段であることにより、薄膜の形成位置を容易に確認することができる。
【0177】
請求項7に記載の発明では、基板端部検出手段によって検出した基板の複数の端部位置と、薄膜端部検出手段によって検出した薄膜の複数の端部位置とに基づいて、複数の測定個所における薄膜の端部位置から基板の端部位置までの幅寸法をそれぞれ算出することにより、オペレータを介することなく、自動的に基板上に形成された薄膜の形成位置を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における幅寸法測定装置の構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態における演算部の機能構成を信号の流れとともに示す図である。
【図3】基板の端部が縁取りされている場合の照明光の状態を示す図である。
【図4】基板の第1主面に照射した光により、基板エッジの近傍を撮像した画像の例を示す図である。
【図5】図1における検査ステージに係る部分を拡大して示す図である。
【図6】第1の実施の形態における幅寸法測定装置により撮像された基板端部画像データの例を示す図である。
【図7】エッジリンス幅寸法を算出する手法を説明する図である。
【図8】エッジリンス幅寸法を算出する手法を説明する図である。
【図9】第1の実施の形態における幅寸法測定装置の動作を示す流れ図である。
【図10】第1の実施の形態における幅寸法測定装置の動作を示す流れ図である。
【図11】第2の実施の形態における幅寸法測定装置の構成を示す図である。
【図12】第2の実施の形態における演算部の機能構成を信号の流れとともに示す図である。
【図13】別々に撮像された撮像領域における位置関係を算出する原理を説明する図である。
【図14】第2の実施の形態における幅寸法測定装置の動作を示す流れ図である。
【図15】第2の実施の形態における幅寸法測定装置において、基板のエッジリンス幅寸法を測定する手順を示す流れ図である。
【図16】第3の実施の形態における幅寸法測定装置の構成のうち、検査ステージに係る部分を拡大した図である。
【図17】第3の実施の形態における幅寸法測定装置の撮像系により基板エッジの近傍を撮像した基板端部画像データの例を示す図である。
【図18】第4の実施の形態における薄膜位置測定装置の構成を示す図である。
【図19】第4の実施の形態における演算部の機能構成を信号の流れとともに示す図である。
【図20】第4の実施の形態における薄膜位置測定装置の動作を示す流れ図である。
【図21】基板エッジ検出処理の詳細を示す流れ図である。
【図22】第4の実施の形態における円形基板処理の詳細を示す流れ図である。
【図23】第4の実施の形態における円形基板処理の詳細を示す流れ図である。
【図24】第4の実施の形態における円形基板処理に対応する検出例を示す図である。
【図25】第4の実施の形態における矩形基板処理の詳細を示す流れ図である。
【図26】第4の実施の形態における矩形基板処理の詳細を示す流れ図である。
【図27】第4の実施の形態における矩形基板処理に対応する検出例を示す図である。
【図28】第4の実施の形態における一般形基板処理の詳細を示す流れ図である。
【図29】第4の実施の形態における一般形基板処理の詳細を示す流れ図である。
【図30】第4の実施の形態における一般形基板処理に対応する検出例を示す図である。
【図31】円形および矩形の中心点を求める手法を説明する図である。
【図32】第5の実施の形態における薄膜位置測定装置の演算部の機能構成を信号の流れとともに示す図である。
【図33】第5の実施の形態における薄膜位置測定装置の動作を示す流れ図である。
【図34】第5の実施の形態における円形基板処理の詳細を示す流れ図である。
【図35】第5の実施の形態における円形基板処理に対応する検出例を示す図である。
【図36】第5の実施の形態における矩形基板処理の詳細を示す流れ図である。
【図37】第5の実施の形態における矩形基板処理に対応する検出例を示す図である。
【図38】第5の実施の形態における一般形基板処理の詳細を示す流れ図である。
【図39】第5の実施の形態における一般形基板処理に対応する検出例を示す図である。
【図40】(a)NDフィルターを備えた検査ステージを示す図である。
(b)縁取りのないガラス製の基板をNDフィルターを用いることなく、撮像した基板端部画像データの例を示す図である。
(c)NDフィルターを用いて撮像した基板端部画像データの例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3 幅寸法測定装置
20 照明光学系
21,25 光源
4,5 薄膜位置測定装置
40 検査ステージ
41 反射ミラー
44 センサ
50 制御ユニット
51 演算部
510 画像処理部
512 膜厚測定部
513 薄膜端部位置検出部
514 幅寸法測定部
515 移動量検出部
516 位置検出部
60 撮像系
70 分光ユニット
91,92 基板
DR エッジリンス幅寸法
ES 基板エッジ
EF 薄膜エッジ

Claims (7)

  1. 半導体ウェハ基板の主面よりも小さい前記半導体ウェハ基板上の領域に形成された薄膜の端部から前記半導体ウェハ基板の端部までの幅寸法を測定する幅寸法測定装置であって、
    前記幅寸法に比べて広範囲な撮像領域を有しており、前記半導体ウェハ基板の端部位置および前記薄膜の端部位置を同時に撮像可能な撮像手段と、
    前記撮像手段と相対的に移動可能である前記半導体ウェハ基板を載置するためのステージと、
    前記撮像領域と同じ領域において半導体ウェハ基板上の薄膜の膜厚を測定する分光ユニットを備え、膜厚測定領域における位置と撮像領域における位置とが一対一に対応付けされている膜厚測定手段と、
    前記撮像手段により撮像した画像データに基づいて前記半導体ウェハ基板の端部位置を検出する基板端部検出手段と、
    前記膜厚測定手段により測定した薄膜の膜厚値の分布に基づいて前記薄膜の端部位置を検出する薄膜端部検出手段と、
    前記撮像手段が撮像した撮像領域内において半導体ウェハ基板の端部を検出し、同じ撮像領域内において薄膜の端部を検出するように前記ステージと前記撮像手段とを相対的に移動させるように制御する制御手段と、
    前記撮像領域内において前記基板端部検出手段により検出した前記基板の端部位置と前記薄膜端部検出手段により検出した前記薄膜の端部位置とに基づいて前記幅寸法を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする幅寸法測定装置。
  2. 請求項1に記載の幅寸法測定装置であって、
    前記撮像手段によって前記基板の端部を撮像するときに、前記薄膜が形成された前記基板の第1主面とは反対側の第2主面側から基板の端部を照明する照明手段をさらに備えることを特徴とする幅寸法測定装置。
  3. 請求項2に記載の幅寸法測定装置であって、
    前記照明手段が、前記第1主面側からの照明光を前記第2主面側から前記基板の端部に向けて反射する反射ミラーを有することを特徴とする幅寸法測定装置。
  4. 請求項2に記載の幅寸法測定装置であって、
    前記照明手段が、前記第2主面側から前記基板の端部に向けて照明光を照射する光源を有することを特徴とする幅寸法測定装置。
  5. 半導体ウェハ基板の表面よりも小さい前記半導体ウェハ基板上の領域に形成された薄膜の形成位置を測定する薄膜位置測定装置であって、
    前記半導体ウェハ基板の端部位置および前記薄膜の端部位置を同時に撮像可能な撮像手段と、
    前記撮像手段と相対的に移動可能である前記半導体ウェハ基板を載置するためのステージと、
    前記撮像領域と同じ領域において半導体ウェハ基板上の薄膜の膜厚を測定する分光ユニットを備え、膜厚測定領域における位置と撮像領域における位置とが一対一に対応付けされている膜厚測定手段と、
    前記撮像手段により撮像した画像データに基づいて前記半導体ウェハ基板の複数の端部位置を検出し、この検出結果から基板の位置を求める基板位置検出手段と、
    前記膜厚測定手段により測定した薄膜の膜厚値の分布に基づいて前記薄膜の複数の端部位置を検出し、この検出結果から薄膜の位置を求める薄膜位置検出手段と、
    前記撮像手段が撮像した撮像領域内において半導体ウェハ基板の端部を検出し、同じ撮像領域内において薄膜の端部を検出するように前記ステージと前記撮像手段とを相対的に移動させるように制御する制御手段と、
    前記基板位置検出手段によって求めた基板の位置と、前記薄膜位置検出手段によって求 めた薄膜の位置とを比較する比較手段と、
    を備えることを特徴とする薄膜位置測定装置。
  6. 請求項5に記載の薄膜位置測定装置であって、
    前記基板位置検出手段は、検出した基板の複数の端部位置から基板の中心位置を求める手段であり、
    前記薄膜位置検出手段は、検出した薄膜の複数の端部位置から薄膜の中心位置を求める手段であり、
    前記比較手段は、基板の中心位置に対する薄膜の中心位置のずれ量を求める手段であることを特徴とする薄膜位置測定装置。
  7. 半導体ウェハ基板の表面よりも小さい前記半導体ウェハ基板上の領域に形成された薄膜の形成位置を測定する薄膜位置測定装置であって、
    前記半導体ウェハ基板の端部位置および前記薄膜の端部位置を同時に撮像可能な撮像手段と、
    前記撮像手段と相対的に移動可能である前記半導体ウェハ基板を載置するためのステージと、
    前記撮像領域と同じ領域において半導体ウェハ基板上の薄膜の膜厚を測定する分光ユニットを備え、膜厚測定領域における位置と撮像領域における位置とが一対一に対応付けされている膜厚測定手段と、
    前記撮像手段により撮像した画像データに基づいて複数の測定個所で前記半導体ウェハ基板の端部位置をそれぞれ検出する基板端部検出手段と、
    前記膜厚測定手段により測定した薄膜の膜厚値の分布に基づいて前記複数の測定個所で前記薄膜の端部位置をそれぞれ検出する薄膜端部検出手段と、
    前記撮像手段が撮像した撮像領域内において半導体ウェハ基板の端部を検出し、同じ撮像領域内において薄膜の端部を検出するように前記ステージと前記撮像手段とを相対的に移動させるように制御する制御手段と、
    前記基板端部検出手段によって検出した前記基板の複数の端部位置と、前記薄膜端部検出手段によって検出した前記薄膜の複数の端部位置とに基づいて、前記複数の測定個所における前記薄膜の端部位置から前記基板の端部位置までの幅寸法をそれぞれ算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする薄膜位置測定装置。
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