JPH0612756B2 - ウエハの周辺部露光装置 - Google Patents

ウエハの周辺部露光装置

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JPH0612756B2
JPH0612756B2 JP1109291A JP10929189A JPH0612756B2 JP H0612756 B2 JPH0612756 B2 JP H0612756B2 JP 1109291 A JP1109291 A JP 1109291A JP 10929189 A JP10929189 A JP 10929189A JP H0612756 B2 JPH0612756 B2 JP H0612756B2
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、周辺部が円弧部と直線部(オリエンテーショ
ンフラット)とからなっている半導体ウエハ,セラミッ
クスウエハ等において、その表面に塗布されているレジ
ストのうち周辺部のレジストを露光によって除去するウ
エハの周辺部露光装置に関する。
〈従来の技術〉 近年、半導体ウエハ、セラミックスウエハ等において、
その表面に塗布するレジストとしてポジ用のものを使用
することが多い。この場合、所要のパターン露光を行う
前(または後)に、ウエハの周辺部を露光することによ
りウエハ周辺部のレジストを除去することが行われてい
る。
単一の光照射手段をウエハの中心から所要距離の位置に
固定的に設置し、ウエハを回転させながら露光するので
は、円弧部の周辺部(以下、円弧部と称する)は露光で
きても、ウエハ中心からの距離が円弧部よりも短い直線
部の周辺部(以下、直線部と称する)では照射光がウエ
ハの外側を通過するので、直線部を露光することができ
ない。
そこで、従来では、ウエハと相似的でウエハと同期回転
する板カムを設け、光照射手段に取り付けたカムフォロ
ワを板カムに沿って倣い運動させることにより、直線部
を円弧部とほぼ同じ幅で露光させるように工夫したり
(板カム方式)、あるいは、ウエハ端部(円弧部と直線
部との境界部)を機械的または光学的に検出する手段を
設けるとともに、ウエハ端部を検出して露光箇所が円弧
部から直線部に移った段階から、光照射手段をその照射
位置が直線部に沿うように、ウエハ中心から光照射手段
までの距離を調整しながらウエハを回転させることによ
り、直線部を円弧部とほぼ同じ幅で露光させるように工
夫していた(端部検出方式)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、これらの従来方式の基本的な考え方は、一定速
度でのウエハの連続回転中に円弧部も直線部も露光し、
かつ、円弧部の露光幅と直線部の露光幅とを同じにしよ
うとするものであり、このために却って、次のような不
都合を招来していた。
第6図に示すように、ウエハ端部Weを光照射手段が
(相対的に)回り込むときに、ウエハ端部Weの角張っ
た形状のために、ウエハ端部Weの近傍における露光幅
が他の部分の露光幅Lよりも小さくなる。これ
は、ウエハ直線部Wsにおいてより強く現れ、直線部W
s自体における直線状の、すなわち同一幅の露光ができ
ない。
前記と同じ理由によるが、第7図に示すように、光
照射手段Mvがウエハ端部Weを回り込むときに、同一
時間内において、内側での露光長さlと外側での露光
長さlとが大きく相違し(l<l)、また、幅方
向での各点の露光長さが互いにまちまちであるので、同
一時間内での単位面積当たりの露光量にバラツキが生
じ、均一な露光ができない。
ウエハWの表面に対するレジストの塗布がスピン法に
よって行われているため、第8図に示すように、直線部
Wsの両端のうちウエハ回転方向の上手側の端部領域に
レジストが集積しやすく、この領域がレジストの厚膜領
域Wa(ハッチング参照)となっているが、ウエハWを
一定速度で回転しながら露光しているので、この厚膜領
域Waのレジスト除去が充分に行われない。
厚膜領域Waのレジスト除去を確実に行うために、ウエ
ハの回転速度を充分に遅くして露光光量を確保すると、
全体的な処理速度の低下のためにスループットが悪化す
る。
上記で説明した厚膜領域Waの幅は、均一な露光幅
よりも大きくなるのが普通であるが、露光幅を一定
としているために、厚膜領域Waの全域を露光すること
が要望される場合に、厚膜領域Waの一部がほとんど除
去されないで残ってしまい、その要望に応えることが困
難である。
大サイズのチップの場合には、第9図で示すように、
ステップ露光によるパターン領域Pが直線部Wsからか
なり離れている。二点鎖線で示すようにレジストはでき
るだけ広く除去したいが、円弧部Wcと同一幅だとレジ
ストが残存する面積が大きくなり過ぎる。
後工程においてウエハを取り扱う際に、第10図に示す
ようにウエハWの要所をクランプ爪kでつかむが、その
クランプを安定したものとするため、クランプ領域Wk
を均一な露光幅Lよりも大きくする。このクランプ領
域Wkのレジストが除去されないままであると、クラン
プ爪kでつかんだときにレジストが剥離し、ウエハWの
パターン上に付着したり装置を汚染したりする。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、一定速度でのウエハの連続回転中に円弧部も直線部
も露光し、かつ、円弧部の露光幅と直線部の露光幅とを
同じにすることを基本的考え方としていたことが原因で
招いていた上述のような不都合を解消することを目的と
する。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
[I−A]本発明に係る第1のウエハの周辺部露光装置
は、 周辺部が円弧部と直線部とからなるウエハを回転する回
転手段と、 ウエハの周辺部を露光する光照射手段と、 ウエハ直線部を検出する直線部検出用ラインセンサと、 前記直線部検出用ラインセンサによるウエハ直線部の検
出に基づいて現在のウエハの回転角度情報を求める回転
角度演算手段と、 前記光照射手段を前記回転手段の回転中心に対して相対
的に接近離間させる半径方向変位手段と、 前記光照射手段を前記半径方向変位手段の変位方向に対
して直角な方向に沿って回転手段に対して相対的に変位
させる接線方向変位手段と、 円弧部露光幅と直線部露光幅とを独立して設定する露光
幅設定手段と、 前記回転角度演算手段による回転角度情報がウエハ直線
部の露光開始を示しているときには、前記回転手段の停
止状態で、前記露光幅設定手段における直線部露光幅に
基づいて前記半径方向変位手段を駆動して光照射手段の
ウエハ直線部に対する位置決めを行った後、接線方向変
位手段を駆動して光照射手段をウエハ直線部に沿って相
対的に直線的に変位させ、また、前記回転角度情報がウ
エハ円弧部の露光開始を示しているときには、接線方向
変位手段の所定位置での停止状態で、前記露光幅設定手
段における円弧部露光幅に基づいて前記半径方向変位手
段を駆動して光照射手段のウエハ円弧部に対する位置決
めを行った後、回転手段を駆動して光照射手段に対しウ
エハを回転させるように、前記回転手段、半径方向変位
手段および接線方向変位手段を制御する制御手段 とを備えたことを特徴とするものである。
この構成における注記として、次の(a)〜(c)が挙げられ
る。
(a)半径方向変位手段は、光照射手段の方を回転手段に
対して変位させるものでもよいし、回転手段の方を光照
射手段に対して変位させるものでもよい。
(b)接線方向変位手段は、光照射手段の方を回転手段に
対して変位させるものでもよいし、回転手段の方を光照
射手段に対して変位させるものでもよい。
(c)制御手段は、ウエハ直線部に対する露光制御を行っ
た後にウエハ円弧部に対する露光制御を行うものでもよ
いし、その逆の順で制御を行うものでもよい。
[II-A]本発明に係る第2のウエハの周辺部露光装置
は、 周辺部が円弧部と直線部とからなるウエハを回転する回
転手段と、 ウエハの周辺部を露光する光照射手段と、 ウエハ直線部を検出する直線部検出用ラインセンサと、 前記直線部検出用ラインセンサによるウエハ直線部の検
出に基づいて現在のウエハの回転角度情報を求める回転
角度演算手段と、 前記光照射手段を前記回転手段の回転中心に対して相対
的に接近離間させる半径方向変位手段と、 回転角度に応じた露光幅を設定する露光幅設定手段と、 前記回転角度演算手段による回転角度情報に基づいて前
記露光幅設定手段からそのときの回転角度に応じた露光
幅を読み出し、その読み出した設定露光幅に基づいて前
記半径方向変位手段を駆動して光照射手段のウエハ周辺
部に対する位置の調整を行う制御手段 とを備えたことを特徴とするものである。
この構成における注記として、次の(d),(e)が挙げられ
る。
(d)半径方向変位手段は、光照射手段の方を回転手段に
対して変位させるものでもよいし、回転手段の方を光照
射手段に対して変位させるものでもよい。
(e)制御手段は、回転角度に応じた設定露光幅に基づく
光照射手段の位置調整を、ウエハ円弧部に対して行うも
のでもよいし、ウエハ直線部に対して行うものでもよい
し、あるいはその両方に対して行うものであってもよ
い。
[III-A]本発明に係る第3のウエハの周辺部露光装置
は、 周辺部が円弧部と直線部とからなるウエハを回転する回
転手段と、 ウエハの周辺部を露光する光照射手段と、 ウエハ直線部を検出する直線部検出用ラインセンサと、 前記直線部検出用ラインセンサによるウエハ直線部の検
出に基づいて現在のウエハの回転角度情報を求める回転
角度演算手段と、 前記光照射手段を前記回転手段の回転中心に対して相対
的に接近離間させる半径方向変位手段と、 前記光照射手段を前記半径方向変位手段の変位方向に対
して直角な方向に沿って回転手段に対して相対的に変位
させる接線方向変位手段と、 前記接線方向変位手段の変位方向における前記光照射手
段に対する現在のウエハの位置情報を求める位置情報演
算手段と、 円弧部露光量を回転角度に応じて設定するとともに、直
線部露光量を前記接線方向変位手段の変位方向における
前記光照射手段に対するウエハの位置に応じて設定する
露光量設定手段と、 前記回転角度演算手段による回転角度情報がウエハ直線
部の露光開始を示しているときには、前記回転手段の停
止状態で、前記回転角度情報に基づいて前記半径方向変
位手段を駆動して光照射手段のウエハ直線部に対する位
置決めを行った後、前記接線方向変位手段を駆動して前
記光照射手段をウエハ直線部に沿って相対的に直線的に
変位させてウエハ直線部の露光を行なう際、前記位置情
報に基づいて前記露光量設定手段からそのときの位置に
応じた露光量を読み出し、その読み出した設定露光量に
基づいてウエハ直線部に対する前記光照射手段からの露
光量を調整しながらウエハ直線部の露光を行ない、ま
た、前記回転角度情報がウエハ円弧部の露光開始を示し
ているときには、前記接線方向変位手段の所定位置での
停止状態で、前記回転角度情報に基づいて前記半径方向
変位手段を駆動して光照射手段のウエハ円弧部に対する
位置決めを行った後、前記回転手段を駆動して前記光照
射手段に対しウエハを回転させてウエハ円弧部の露光を
行なう際、前記回転角度情報に基づいて前記露光量設定
手段からそのときの回転角度に応じた露光量を読み出
し、その読み出した設定露光量に基づいてウエハ円弧部
に対する前記光照射手段からの露光量を調整しながらウ
エハ円弧部の露光を行なうように制御する制御手段 とを備えたことを特徴とするものである。
この構成における注記として、次の(f)〜(j)が挙げられ
る。
(f)半径方向変位手段は、光照射手段の方を回転手段に
対して変位させるものでもよいし、回転手段の方を光照
射手段に対して変位させるものでもよい。
(g)接線方向変位手段は、光照射手段の方を回転手段に
対して変位させるものでもよいし、回転手段の方を光照
射手段に対して変位させるものでもよい。
(h)制御手段は、ウエハ直線部に対する露光制御を行っ
た後にウエハ円弧部に対する露光制御を行うものでもよ
いし、その逆の順で制御を行うものでもよい。
(i)制御手段は、回転角度に応じた設定露光量に基づく
光照射手段の露光調整を、ウエハ円弧部に対して行うも
のでもよいし、ウエハ直線部に対して行うものでもよい
し、あるいはその両方に対して行うものであってもよ
い。
(j)制御手段は、露光量の調整を、回転手段の回転速度
の制御をもって行うものでもよいし、回転速度は一定と
して設定露光量の多い角度位置に対する露光回数を多く
するのでもよい。
〈作用〉 [I−B]第1のウエハの周辺部露光装置の作用 ウエハ直線部を露光するときには、回転手段(ウエハ)
の停止状態において、接線方向変位手段の駆動により光
照射手段をウエハ直線部に沿って直線的に変位させるか
ら、その露光幅は直線部の全長にわたって同一となる。
さらに、ウエハ直線部は、円弧部露光幅とは独立して設
定された直線部露光幅において露光されることになる。
[II-B]第2のウエハの周辺部露光装置の作用 回転角度情報に基づきそのときの回転角度に応じた設定
露光幅に従って半径方向変位手段を駆動して光照射手段
のウエハ周辺部に対する位置調整を行うから、回転角度
ごとに露光幅を可変とすることが可能となる。
[III-B]第3のウエハの周辺部露光装置の作用 ウエハ直線部を露光するときには、回転手段(ウエハ)
の停止状態において、接線方向変位手段の駆動により光
照射手段をウエハ直線部に沿って直線的に変位させるか
ら、その露光幅は直線部の全長にわたって同一となる。
さらに、直線部の露光の際には、位置情報に基づきその
位置に応じた設定露光量に従って光照射手段からの直線
部に対する露光量の調整を行ない、また、円弧部の露光
の際には、回転角度情報に基づきそのときの回転角度に
応じた設定露光量に従って光照射手段からの円弧部に対
する露光量の調整を行なうから、ウエハ周辺部の露光量
を部分的に可変とすることが可能となる。
〈実施例〉 まず、ウエハの周辺部露光装置の機械的・光学的な構造
について、第1図の斜視図を参照して説明する。
ウエハWを吸着保持して水平回転させるためのスピンチ
ャック1の回転軸が第1のモータM1に連結されてい
る。スピンチャック1と第1のモータM1とが発明の構
成にいう回転手段Mθに相当する。
光源部は、水銀キセノンランプ2,楕円鏡3,紫外線透
過フィルタ4,シャッタ5等から構成され、フィルタ4
を通過した紫外線を光ファイバ6によってその照射端6
aまで導くように構成してある。このランプ2から照射
端6aに至る部分が発明の構成にいう光照射手段Mvに
相当するが、より厳密には照射端6aが光照射手段Mv
に対応する。
光ファイバ6の照射端6aからウエハWの周辺部に対し
て照射する紫外線スポットの形状については、それを円
形とした場合には、スポット中心に対して、ウエハの半
径方向に対するスポットの両端位置(円形スポットにお
けるウエハの中心に近い位置と、遠い位置)では、積算
光量が少なくなるから、露光ひいてはレジスト除去が不
均一になる可能性があるので、スポット形状を方形にす
ることにより光量の均一化を図るようにすることが好ま
しい。
光ファイバ6の先端の照射端6aを保持するファイバ支
持アーム7がX−Yテーブル8に取り付けられている。
X−Yテーブル8は、Xテーブル8xおよびこのXテー
ブル8xをX方向に沿って往復移動させるための第2の
モータM2と、Xテーブル8x上に載置されたYテーブ
ル8yおよびこのYテーブル8yをY方向に沿って往復
移動させるための第3のモータM3とを備えている。Y
テーブル8yにファイバ支持アーム7が取り付けられて
いる。
X方向は、照射端6aからスピンチャック1の回転中心
に向かう方向であり、Y方向はX方向に対して直角な方
向である。
Xテーブル8xと第2のモータM2とが発明の構成にい
う半径方向変位手段Mxを構成し、Yテーブル8yと第
3のモータM3とが発明の構成にいう接線方向変位手段
Myを構成している。
なお、第1ないし第3のモータM1〜M3はステッピン
グモータである。
スピンチャック1に吸着保持されて回転するウエハWの
直線部Wsを検出する直線部検出用ラインセンサAとし
てのラインセンサ9が、ウエハWの周辺部の回転軌跡に
対応して配置されている。
第2図は、ウエハの周辺部露光装置の機械的構造の別形
態を示すもので、2つの一軸テーブル10x,10yが設けら
れている。一軸テーブル10xは光ファイバ照射端6aを
ファイバ支持アーム7を介して保持するとともに、第2
のモータM2によってX方向に往復移動される。また、
一軸テーブル10yは回転手段Mθとしての第1のモータ
M1およびスピンチャック1を取り付けて、第3のモー
タ3によってY方向に往復移動される。
一軸テーブル10xおよび第2のモータM2が半径方向変
位手段Mxに相当し、一軸テーブル10yおよび第3のモ
ータM3が接線方向変位手段Myに相当する。
なお、第1図,第2図の構造に代えて、半径方向変位手
段Mxが、回転手段Mθ(第1のモータM1およびスピ
ンチャック1)の方を変位させるものとして構成されて
いてもよいし、あるいは、光照射手段Mvのファイバ支
持アーム7が固定で、回転手段MθをX−Yテーブル8
に取り付けてもよい。
次に、スピンチャック1に吸着保持されたウエハWの直
線部Wsの検出、および、この直線部検出に基づいて現
在のウエハWの回転角度情報を得る手法を説明する。
図示しないアライメント機構によってウエハWの中心が
スピンチャック1の回転中心に位置合わせされる。中心
位置合わせが完了すると、スピンチャック1において真
空吸引が行われ、ウエハWがスピンチャック1に吸着さ
れる。
第1のモータM1の駆動によってウエハWを回転する
と、ラインセンサ9上を円弧部Wcが通過している状態
ではラインセンサ9のセルのうちONとなるセル数は一
定である。その状態から、直線部Wsと円弧部Wcとの
境界である一方のウエハ端部Weが通過した瞬間に、ラ
インセンサ9のONとなるセル数が増加する。このON
セル数増加によって一方のウエハ端部Weを検出でき
る。
さらにウエハWが回転すると、ラインセンサ9に対して
直線部Wsのセンタが到達するまでは、ONセル数は増
加し続け、そのセンタを過ぎるとONセル数は最大値か
ら減少する。そして、もう一方のウエハ端部Weがライ
ンセンサ9を通過すると、ONセル数は減少状態から一
定状態に変化する。この変化によって他方のウエハ端部
Weを検出できる。
モータM1はステッピングモータであってパルスエンコ
ーダ(図示せず)を内蔵している。パルスエンコーダの
原点位置から一方のウエハ端部Weを検出するまでのパ
ルス数に対応した回転角度をθ1、他方のウエハ端部W
eを検出するまでのパルス数に対応した回転角度をθ2
とすると、原点位置から角度α={(θ2−θ1)/
2}+θ1に対応したパルス数のところが、原点位置か
ら直線部Wsのセンタまでの回転角度となる。これが、
このウエハWの基準角度である。
このようにして直線部Wsのセンタにおける基準角度α
を算出した後、ウエハWをもう1回転させて基準角度α
に対応したパルス数を検出した時点でモータM1を停止
すると、ウエハWは、その直線部Wsが接線方向変位手
段Myの変位方向すなわちY方向に平行な状態で停止す
ることになる。そして、この状態で接線方向変位手段M
yを駆動してウエハ直線部Wsに対する直線的な露光を
行うことになる。
ウエハWを回転している状態でのウエハWの回転角度の
情報は、原点位置からの現在までのパルス数と基準角度
αまでのパルス数との差に対応した角度を基準角度αに
加算したものとして得ることができる。
次に、第1ないし第3のウエハの周辺部露光装置それぞ
れの制御系統の構成ならびに動作を説明する。
[I−C]第1のウエハの周辺部露光装置 第3図のブロック図において、Aは、上述のラインセン
サ9に相当する直線部検出用ラインセンサ、Bは、直線
部検出用ラインセンサAによるウエハ直線部Wsの検
出、ならびに回転手段Mθにおいてパルスエンコーダの
出力に基づいてウエハWの基準角度αおよび時々刻々変
化する現在の回転角度情報θtを求める回転角度演算手
段、Cは、円弧部露光幅Lcおよび直線部露光幅Lsを
互いに独立して設定する露光幅設定手段である。
θは、前記の第1のモータM1とスピンチャック1と
に相当するウエハWの回転手段、Mvは、前記のランプ
2,シャッタ5,光ファイバ6等に相当する光照射手
段、Mxは前述の半径方向変位手段、Myは接線方向変
位手段、Eは、回転角度情報θtと設定露光幅(Lcま
たはLs)に基づいて、前記回転手段Mθ,光照射手段
Mv,半径方向変位手段Mx,接線方向変位手段Myを
制御する制御手段である。
スピンチャック1に移載されたウエハWは、図示しない
アライメント機構によって中心合わせが行われた後、ス
ピンチャック1に吸着保持される。制御手段Eは、回転
手段Mθ(第1のモータM1)を駆動してスピンチャッ
ク1を一方向に回転させる。一方、回転角度演算手段B
は、直線部検出用ラインセンサAから入力した原点位置
からの角度θ1と角度θ2とに基づいて基準角度αを算
出する〔α={(θ2−θ1)/2}+θ1〕(第4図
(a)参照)。
制御手段Eは、この基準角度αを入力するとともに、回
転手段Mθの駆動を続ける。回転角度演算手段Bは、2
回転目においても直線部検出用ラインセンサAから入力
した原点位置からの時々刻々変化する回転角度情報θt
と基準角度αとを比較し、θt=αとなったときに、制
御手段Eに停止指令信号を出力する。制御手段Eはその
信号を受けて回転手段Mθを停止する。このとき、ウエ
ハWは、その直線部Wsが接線方向変位手段Myの変位
方向すなわちY方向に平行な状態で停止する(第4図
(b)参照)。
次いで、直線部露光のための準備動作に移る。すなわ
ち、制御手段Eは、露光幅設定手段Cから直線部露光幅
Lsを読み取り、これに基づいて半径方向変位手段Mx
を駆動して光照射手段Mvのウエハ直線部Wsに対する
位置決めを行う。なお、同時にあるいは相前後して接線
方向変位手段Myを駆動して光照射手段Mvをウエハ直
線部Wsの端部よりも外側に位置させる(第4図(c)
参照)。
制御手段Eは、光照射手段Mvのシャッタ5を開いて光
ファイバ照射端6aから紫外線の照射を開始するととも
に、接線方向変位手段Myを駆動することにより光照射
手段MvをY方向に沿って直線的に変位させ、ウエハ直
線部Wsを光ファイバ照射端6aからの紫外線によって
直線的にかつ設定された直線部露光幅Lsにおいて均一
に露光していく(第4図(d)参照)。光ファイバ照射
端6aがウエハ直線部Wsの他端を通過するとシャッタ
5を閉じる。
次いで、円弧部露光のための準備動作に移る。すなわ
ち、制御手段Eは、回転手段Mθを駆動してウエハWを
基準角度αだけ回転させるとともに、接線方向変位手段
Myを逆方向に駆動して光照射手段Mvをその原点位置
に戻す。次いで、制御手段Eは、露光幅設定手段Cから
円弧部露光幅Lcを読み取り、これに基づいて半径方向
変位手段Mxを駆動して光照射手段Mvのウエハ円弧部
Wcに対する位置決めを行う(第4図(e)参照)。
制御手段Eは、光照射手段Mvのシャッタ5を開いて光
ファイバ照射端6aから紫外線の照射を再開するととも
に、回転手段Mθを駆動することによってウエハWを光
照射手段Mvに対して回転させ、光ファイバ照射端6a
からの紫外線によってウエハ円弧部Wcを円弧部露光幅
Lcにおいて均一に露光していく(第4図(f)参
照)。光ファイバ照射端6aがウエハ円弧部Wcの終端
を通過するとシャッタ5を閉じる。そして、半径方向変
位手段Mxを駆動して光照射手段Mvを原点位置に戻
す。
以上によって、ウエハ直線部Wsは、直線部Wsの全長
にわたって均一な露光幅で露光される。なお、ウエハ円
弧部Wcの露光幅Lcから独立した露光幅Lsで露光さ
れる。
なお、この動作例では、制御手段Eは、直線部Wsの露
光を先に、円弧部Wcの露光を後に行ったが、これとは
逆に、円弧部Wcの露光を先に、直線部Wsの露光を後
に行うようにしてもよい。
また、円弧部露光幅Lc,直線部露光幅Lsの設定値を
どのように選択するかは任意であり、条件や目的に応じ
て適正なそして種々の組み合わせのもとに両露光幅L
c,Lsを自由に変更することができる。
[II-C]第2のウエハの周辺部露光装置 この場合、基本的には第3図に示いたブロック図と同様
の構成をもつ。
ただし、露光幅設定手段Cは、円弧部Wc,直線部Ws
といった大きな分け方での露光幅の設定ではなく、もっ
と細かく設定できるものであり、特に、円弧部Wcにお
いては、回転角度θtに応じた露光幅L(θ)を設定
するものとして構成されている。また、制御手段Eは、
回転角度θtに基づいて露光幅設定手段Cからそのとき
の回転角度θtに応じた露光幅L(θ)を読み出し、
その露光幅L(θ)に基づいて半径方向変位手段Mx
を駆動して光照射手段MvのウエハWに対して位置の調
整を行うものとして構成されている。
制御手段Eは、回転手段Mθを駆動してウエハWを回転
させる一方、回転角度演算手段Bは、直線部検出用ライ
ンセンサAの検出信号に基づいて基準角度αを算出する
(第5図(a)参照)。
制御手段Eは、基準角度αを算出した後、一旦、回転手
段Mθの駆動を停止して、露光のための準備動作に移
る。すなわち、制御手段Eは、露光幅設定手段Cから停
止角度θtに応じた露光幅L(θt0)を読み取り、こ
れに基づいて半径方向変位手段Mxを駆動して光照射手
段Mvのウエハ円弧部Wcに対する位置決めを行う(第
5図(b)参照)。
制御手段Eは、光照射手段Mvのシャッタ5を開いて、
光ファイバ照射端6aから紫外線の照射を開始するとと
もに、回転手段Mθを駆動してウエハWを回転しながら
ウエハ円弧部Wcを露光していく(第5図(c)参
照)。この間、回転手段Mθのパルスエンコーダからの
信号によって回転角度演算手段Bで演算された現在の回
転角度θtが常に監視されている。
回転角度θtが露光幅の変化点θtに達したとき、制
御手段Eは回転手段Mθを停止する。そして、露光幅設
定手段Cから読み出した露光幅L(θt1)に基づいて半
径方向変位手段Mxを駆動し、光照射手段Mvのウエハ
円弧部Wcに対して位置調整を改めて行う(第5図
(d)参照)。
再び、回転手段Mθを駆動してウエハWを回転しなが
ら、新たな露光幅L(θt1)において円弧部Wcを露光
していく。そして、再度、回転角度θtが露光幅の変化
点θtに達したとき、制御手段Eは回転手段Mθを停
止し、露光幅設定手段Cから読み出した露光幅L
(θt2)に基づいて半径方向変位手段Mxを駆動し、光
照射手段Mvのウエハ円弧部Wcに対して位置調整を改
めて行う(第5図(e)参照)。
なお、L(θt2)=L(θt0)<l(θt1)とするのが
普通である。クランプ爪kによるクランプ領域Wkのレ
ジスト除去のためである。
このようにして、ウエハ円弧部Wcにおいて、広幅のク
ランプ領域Wkが複数箇所露光される(第5図(f)参
照)。
なお、ウエハ直線部Wsに対する露光の際は、回転角度
θtごとの露光幅L(θti)によって細かく段階的に
露光幅を調整するものとする。すなわち、直線部Wsに
対しても、回転角度に応じた設定露光幅に基づく露光を
行うのである。この場合、接線方向変位手段Myは不要
となる。
あるいは、ウエハ端部Weの検出をもって、第4図
(b)のようにウエハ直線部WsをY方向と平行とし、
接線方向変位手段Myの駆動による光照射手段Mvの直
線移動でもって直線部Wsを露光してもよい。
別の方式として、ウエハWを2回転させるとし、1回転
目では細い露光幅L(θt0)を一定の露光幅として固定
化し、その一定露光幅にて1周して連続露光し、2回転
目では広い露光幅L(θt1)を一定の露光幅として固定
化するとともに、その広い幅のところの回転角度と一致
したときのみシャッタ5を開いて露光し、他の角度範囲
ではシャッタ5を閉じておくというふうに構成してもよ
い。
[III-C]第3のウエハ周辺部露光装置 この場合も、基本的には第3図に示したブロック図と同
様の構成をもつ。ただし、二点鎖線で示すように、円弧
部Wcの露光量Q(θ)を回転角度θtに応じて設定
するとともに、直線部Wsの露光量Q(P)を接線方
向変位手段Myの変位方向(Y方向)における光照射手
段Mvに対するウエハWの位置Ptに応じて設定してお
くための露光量設定手段Dを有している。また、制御手
段Eは、直線部Wsの露光を、上述した第1のウエハの
周辺部露光装置と同様に接線方向変位手段Myを駆動し
て、光照射手段Mvをウエハ直線部Wsに沿って相対的
に直線的に変位させてウエハ直線部Wsの露光を行な
い、その際、位置情報Ptに基づいて露光量設定手段D
からそのときの位置Ptに応じた露光量Q(P)を読
み出し、その読み出した設定露光量Q(P)に基づい
て直線部Wsに対する光照射手段Mvからの露光量を調
整しながら直線部Wsの露光を行ない、また、円弧部W
cの露光を上述した第1のウエハの周辺部露光装置と同
様に回転手段Mθを駆動して、光照射手段Mvに対しウ
エハWを回転させて円弧部Wcの露光を行ない、その
際、回転角度情報θtに基づいて露光量設定手段Dから
そのときの回転角度θtに応じた露光量Q(θ)を読
み出し、その読み出した設定露光量Q(θ)に基づい
て円弧部Wcに対する光照射手段Mvからの露光量を調
整しながら円弧部Wcの露光を行なうように制御するよ
うに構成されている。
ランプ2から照射され紫外線透過フィルタ4を通った紫
外線の強度をI(一定)、ウエハWの半径をr、回転
角速度をω、周速度をvとすると、v=rωであり、周
速度vが速いほど露光量Qは少なくなるから、Q∝I
/vとなる。逆に、露光量Qを多く必要とする角度範囲
ほど周速度vを遅くする必要がある。すなわち、v∝I
/Qだからである。また、直線部Wsにおいても同様
に、接線方向変位手段Wyの駆動速度を遅くすることに
より直線部Wsの露光量を多くすることができる。この
ように露光量を多くする領域として、例えば厚膜領域W
aがある。
直線部Wsの露光手順は、基本的に上述した第1のウエ
ハの周辺部露光装置と同様(図4(a)〜図4(d))
であるが、露光幅の設定は、ウエハ端部Weに対応した
回転角度に応じた露光幅Lを露光量設定手段Cから読み
出して、半径方向変位手段Mxを駆動してウエハ直線部
Wsに対する位置決めを行なう。さらに、直線部Wsの
露光動作中は、図示しない位置情報演算手段でウエハ直
線部Wsに対する光照射手段Mvの現在位置を常に監視
し、位置Ptが露光量の変化点に達したとき、制御手段
Eは、その位置に対する露光量を露光量設定手段Dから
読み出し、読み出した露光量に基づいた速度で接線方向
変位手段Myを駆動する。このようにして、ウエハ直線
部Ws内の厚膜領域Waに対して露光量を多くして露光
することができる。なお、位置情報演算手段では、Yテ
ーブル8yを往復移動させる第3のモータM3に内蔵さ
れているパルスエンコーダのパルス数に応じて周知の方
法で位置を求める。例えば、光照射手段が原点位置にあ
るときのパルス数を基準パルスとし、直線部Wsの露光
中における第3のモータM3のパルスエンコーダのパル
ス数と基準パルスとの差分を求め、その差分量と1パル
スの移動量とに基づいて位置情報を求める。
一方、円弧部Wcの露光手順は、基本的に上述した第1
のウエハの周辺部露光装置と同様(図4(e)、図4
(f))であるが、露光幅の設定は、ウエハ端部Weに
対応した回転角度に応じた露光幅Lを露光量設定手段C
から読み出してウエハ円弧部Wcに対する位置決めを行
なう。さらに、円弧部Wcの露光動作中は、回転角度演
算手段Bで回転角度を常に監視し、回転角度が露光量の
変化点に達したとき、制御手段Eは、その回転角度に対
する露光量を露光量設定手段Dから読み出し、読み出し
た露光量に基づいた回転角速度ωで回転手段Mθを駆動
する。このようにして、ウエハ円弧部Wc内の厚膜領域
Waに対して露光量を多くして露光することができる。
なお、別の方式として、ウエハWの周辺部の露光を2回
に分けて行なうものとし、1回目の露光では、全周にわ
たって一定の速度で露光し、2回目の露光では多くの光
量を必要とする箇所においてシャッタ5を開いて露光
し、他の箇所ではシャッタ5を閉じておくというふうに
構成してもよい。
〈発明の効果〉 [I−D]第1のウエハの周辺部露光装置の効果 ウエハ直線部を露光するときには、ウエハの回転を停め
た状態で光照射手段をウエハ直線部に沿って直線的に変
位させるから、直線部の全長にわたって同一露光幅で露
光することができる。また、ウエハ円弧部とウエハ直線
部とで互いに独立して設定される露光幅で露光すること
が可能であり、パターン領域の直近までの幅の広い露光
を行うことができる。
[II-D]第2のウエハの周辺部露光装置の効果 現在の回転角度に応じた設定露光幅に従って光照射手段
のウエハ周辺部に対する位置調整を行うから、後工程に
おいてクランプ爪でつかむ角度位置では他の角度位置よ
りも露光幅を大きめに設定しておくことにより、クラン
プ領域を他の領域よりも大きな幅で露光することが可能
となる。したがって、クランプ爪でクランプ領域をつか
んだときにレジストが剥離してウエハのパターン上に付
着したり装置を汚染するといった不都合を防止すること
ができる。
また、厚膜領域が広い場合に、そこだけを広い幅で露光
することが可能であるので、厚膜領域の全域に対して露
光することができる。
[III-D]第3のウエハの周辺部露光装置の効果 ウエハ直線部を露光するときには、回転手段(ウエハ)
の停止状態において、接線方向変位手段の駆動により光
照射手段をウエハ直線部に沿って直線的に変位させるか
ら、直線部の全長にわたって同一露光幅で露光すること
ができる。さらに、直線部の露光の際には、位置情報に
基づきその位置に応じた設定露光量に従って光照射手段
からの直線部に対する露光量の調整を行ない、また、円
弧部の露光の際には、回転角度情報に基づきそのときの
回転角度に応じた設定露光量に従って光照射手段からの
円弧部に対する露光量の調整を行なうから、厚膜領域に
対応した箇所では他の箇所よりも露光量を多めに設定し
ておくことにより、厚膜領域を充分な光量で露光するこ
とが可能となる。したがって、厚膜領域のレジスト除去
を良好に行うことができる。
なお、露光量の調整を回転手段の回転速度や接線方向変
位手段の速度によって行う場合、つまり、設定露光量が
多い箇所ほど回転速度、速度を遅くする場合には、厚膜
領域のレジスト除去のために常時的に回転速度を遅くす
る場合に比べて、全体的な処理速度の低下がそれほどで
なくスループットの低下もあまり生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の実施例に係り、第1図は
ウエハの周辺部露光装置の機械的・光学的構造を示す斜
視図、第2図は別形態の構造を示す斜視図、第3図はウ
エハの周辺部露光装置のブロック構成図、第4図は第1
のウエハの周辺部露光装置の動作説明図、第5図は第2
のウエハの周辺部露光装置の動作説明図である。第6図
ないし第10図は従来の問題点を指摘するための図であ
る。 1……スピンチャック 2……水銀キセノンランプ 5……シャッタ 6……光ファイバ 6a……照射端 7……ファイバ支持アーム 8……X−Yテーブル 9……ラインセンサ 10x,10y……一軸テーブル W……ウエハ Wc……ウエハ円弧部 Ws……ウエハ直線部 Mθ……回転手段 Mv……光照射手段 Mx……半径方向変位手段 My……接線方向変位手段 A……直線部検出用ラインセンサ B……回転角度演算手段 C……露光幅設定手段 D……露光量設定手段 E……制御手段 θt……回転角度 Lc……円弧部露光幅 Ls……直線部露光幅 L(θ)……回転角度に応じた露光幅 Q(θ)……回転角度に応じた露光量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 剛 京都府京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日本スクリーン製造株式会社洛西工場 内 (72)発明者 亀井 謙治 京都府京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日本スクリーン製造株式会社洛西工場 内 (56)参考文献 特開 平2−284415(JP,A) 特開 平2−263426(JP,A) 特開 平2−148830(JP,A) 特開 昭63−253627(JP,A) 特開 昭63−234530(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周辺部が円弧部と直線部とからなるウエハ
    を回転する回転手段と、 ウエハの周辺部を露光する光照射手段と、 ウエハ直線部を検出する直線部検出用ラインセンサと、 前記直線部検出用ラインセンサによるウエハ直線部の検
    出に基づいて現在のウエハの回転角度情報を求める回転
    角度演算手段と、 前記光照射手段を前記回転手段の回転中心に対して相対
    的に接近離間させる半径方向変位手段と、 前記光照射手段を前記半径方向変位手段の変位方向に対
    して直角な方向に沿って回転手段に対して相対的に変位
    させる接線方向変位手段と、 円弧部露光幅と直線部露光幅とを独立して設定する露光
    幅設定手段と、 前記回転角度演算手段による回転角度情報がウエハ直線
    部の露光開始を示しているときには、前記回転手段の停
    止状態で、前記露光幅設定手段における直線部露光幅に
    基づいて前記半径方向変位手段を駆動して光照射手段の
    ウエハ直線部に対する位置決めを行った後、接線方向変
    位手段を駆動して光照射手段をウエハ直線部に沿って相
    対的に直線的に変位させ、また、前記回転角度情報がウ
    エハ円弧部の露光開始を示しているときには、接線方向
    変位手段の所定位置での停止状態で、前記露光幅設定手
    段における円弧部露光幅に基づいて前記半径方向変位手
    段を駆動して光照射手段のウエハ円弧部に対する位置決
    めを行った後、回転手段を駆動して光照射手段に対しウ
    エハを回転させるように、前記回転手段、半径方向変位
    手段および接線方向変位手段を制御する制御手段 とを備えたことを特徴とするウエハの周辺部露光装置。
  2. 【請求項2】周辺部が円弧部と直線部とからなるウエハ
    を回転する回転手段と、 ウエハの周辺部を露光する光照射手段と、 ウエハ直線部を検出する直線部検出用ラインセンサと、 前記直線部検出用ラインセンサによるウエハ直線部の検
    出に基づいて現在のウエハの回転角度情報を求める回転
    角度演算手段と、 前記光照射手段を前記回転手段の回転中心に対して相対
    的に接近離間させる半径方向変位手段と、 回転角度に応じた露光幅を設定する露光幅設定手段と、 前記回転角度演算手段による回転角度情報に基づいて前
    記露光幅設定手段からそのときの回転角度に応じた露光
    幅を読み出し、その読み出した設定露光幅に基づいて前
    記半径方向変位手段を駆動して光照射手段のウエハ周辺
    部に対する位置の調整を行う制御手段 とを備えたことを特徴とするウエハの周辺部露光装置。
  3. 【請求項3】周辺部が円弧部と直線部とからなるウエハ
    を回転する回転手段と、 ウエハの周辺部を露光する光照射手段と、 ウエハ直線部を検出する直線部検出用ラインセンサと、 前記直線部検出用ラインセンサによるウエハ直線部の検
    出に基づいて現在のウエハの回転角度情報を求める回転
    角度演算手段と、 前記光照射手段を前記回転手段の回転中心に対して相対
    的に接近離間させる半径方向変位手段と、 前記光照射手段を前記半径方向変位手段の変位方向に対
    して直角な方向に沿って回転手段に対して相対的に変位
    させる接線方向変位手段と、 前記接線方向変位手段の変位方向における前記光照射手
    段に対する現在のウエハの位置情報を求める位置情報演
    算手段と、 円弧部露光量を回転角度に応じて設定するとともに、直
    線部露光量を前記接線方向変位手段の変位方向における
    前記光照射手段に対するウエハの位置に応じて設定する
    露光量設定手段と、 前記回転角度演算手段による回転角度情報がウエハ直線
    部の露光開始を示しているときには、前記回転手段の停
    止状態で、前記回転角度情報に基づいて前記半径方向変
    位手段を駆動して光照射手段のウエハ直線部に対する位
    置決めを行った後、前記接線方向変位手段を駆動して前
    記光照射手段をウエハ直線部に沿って相対的に直線的に
    変位させてウエハ直線部の露光を行なう際、前記位置情
    報に基づいて前記露光量設定手段からそのときの位置に
    応じた露光量を読み出し、その読み出した設定露光量に
    基づいてウエハ直線部に対する前記光照射手段からの露
    光量を調整しながらウエハ直線部の露光を行ない、ま
    た、前記回転角度情報がウエハ円弧部の露光開始を示し
    ているときには、前記接線方向変位手段の所定位置での
    停止状態で、前記回転角度情報に基づいて前記半径方向
    変位手段を駆動して光照射手段のウエハ円弧部に対する
    位置決めを行った後、前記回転手段を駆動して前記光照
    射手段に対しウエハを回転させてウエハ円弧部の露光を
    行なう際、前記回転角度情報に基づいて前記露光量設定
    手段からそのときの回転角度に応じた露光量を読み出
    し、その読み出した設定露光量に基づいてウエハ円弧部
    に対する前記光照射手段からの露光量を調整しながらウ
    エハ円弧部の露光を行なうように制御する制御手段 とを備えたことを特徴とするウエハの周辺部露光装置。
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