JP7312692B2 - エッジ露光装置およびエッジ露光方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の周縁部を露光するエッジ露光装置およびエッジ露光方法に関する。
フォトリソグラフィを利用した半導体製造において露光処理により基板上に回路パターン等を形成するために、基板上に感光性のレジスト液が塗布される(レジスト塗布処理)。それにより、基板の上面全体および基板の外周端部を覆うようにレジスト膜が形成される。レジスト塗布処理後の基板の搬送時に、基板の外周端部および基板の周縁部を覆うレジスト膜の一部が基板搬送装置等に接触すると、そのレジスト膜の一部は、基板の表面から剥離し、パーティクルとして基板の周辺を浮遊する可能性がある。このようなパーティクルの発生等を防止するために、基板の外周端部および基板の周縁部を覆うレジスト膜の部分を除去する処理が行われる。
具体的には、基板の周縁部を覆うレジスト膜の部分を除去する処理は、例えばレジスト塗布処理後の基板を回転させつつ基板の周縁部に形成されたレジスト膜を露光(エッジ露光)した後、現像することにより行われる。
例えば、特許文献1に記載された周縁露光装置(エッジ露光装置)においては、レジスト塗布処理後の基板が、保持部により水平姿勢で保持され、鉛直方向に平行な軸の周りで回転する。次に、投光部から回転する基板の周縁部に向けて、そのレジスト膜を露光可能な光が出射される。基板の周縁部全体に光が照射されることにより、基板の周縁部に位置するレジスト膜の部分が選択的に露光される。
特開2015-231019号公報
特許文献1に記載された周縁露光装置において、レジスト膜を露光するための光(以下、露光光と呼ぶ。)は、水銀キセノンランプにより発生され、ライトガイドを通して投光部から出射される。水銀キセノンランプを非点灯状態から点灯状態に切り替えた直後では、発生される露光光のエネルギーが不安定である。露光光のエネルギーを安定化させるためには、始動時間が必要になる。そこで、上記の周縁露光装置では、エッジ露光前に、安定した露光光を発生するように水銀キセノンランプの点灯状態が維持される。エッジ露光時には、水銀キセノンランプとライトガイドとの間に設けられたシャッタの開状態および閉状態が切り換えられることにより、所定のタイミングで露光光が投光部から基板の周縁部に出射される。
ところで、水銀キセノンランプは使用時間の経過とともに出力が低下するため、使用可能な時間が制限されている。そのため、水銀キセノンランプが点灯状態で維持されかつ投光部から露光光が出射されない状態が長時間維持されると、水銀キセノンランプから発生される露光光の利用効率が低下する。また、水銀キセノンランプは高価である。したがって、一の水銀キセノンランプで処理可能な基板の枚数が少ないと、基板の製造コストが増大する。
本発明の目的は、基板の製造コストを低減することが可能なエッジ露光装置およびエッジ露光方法を提供することである。
(1)第1の発明に係るエッジ露光装置は、感光性膜が形成された複数の基板の周縁部をそれぞれ露光するエッジ露光装置であって、複数の基板をそれぞれ保持しつつ回転させることが可能に構成された複数の回転保持部と、露光光を出射する光出射部と、光出射部から出射される露光光が複数の回転保持部によりそれぞれ保持された複数の基板の周縁部に順次照射可能となるように、光出射部を移動させることにより複数の回転保持部と光出射部との間の相対的な位置関係を調整する相対位置調整部とを備える。
そのエッジ露光装置においては、複数の回転保持部によりそれぞれ保持された複数の基板の周縁部に、光出射部から出射される露光光を順次照射することが可能である。この場合、複数の回転保持部のうち一の回転保持部により保持された一の基板の周縁部を露光している間に、複数の回転保持部のうち他の回転保持部に他の基板を載置すること、または他の回転保持部から他の基板を取り出すことができる。あるいは、複数の回転保持部のうち一の回転保持部により保持された一の基板の周縁部を露光している間に、他の回転保持部に保持された他の基板について周縁部を露光するための準備を行うことができる。それにより、光源から発生される露光光の利用効率が向上する。その結果、基板の製造コストを低減することが可能になる。
(2)相対位置調整部は、複数の回転保持部により保持される複数の基板に垂直な一の方向に延びる旋回軸の周りで旋回可能に光出射部を支持する支持部と、光出射部を旋回軸の周りで旋回させる旋回駆動部とを含んでもよい。
この場合、光出射部を旋回させることにより、光出射部から出射される露光光を複数の回転保持部により保持される複数の基板にそれぞれ照射することができる。
(3)エッジ露光装置は、光出射部の旋回角度を変化させることにより複数の基板のうち露光光が照射されるべき基板を変更するとともに、露光光が照射されるべき基板について露光光が照射される基板周縁部の露光領域の幅を調整するように旋回駆動部を制御する制御部をさらに備えてもよい。
この場合、複数の回転保持部により保持される基板に対して光出射部を互いに交差する複数の方向にそれぞれ移動させるための複数の構成が不要となる。具体的には、一の方向に垂直な面内で、互いに直交する2方向に光出射部を移動させるための2つの駆動部をそれぞれ設ける必要がない。したがって、エッジ露光装置の構成が単純化する。
(4)一の方向視において複数の回転保持部により保持される複数の基板のうち少なくとも2つが部分的に重なるように、複数の回転保持部が設けられ、支持部は、光出射部をさらに一の方向に移動可能に光出射部を支持してもよい。
この場合、一の方向視において複数の回転保持部により保持される複数の基板のうち少なくとも2つが部分的に重なるので、一の方向視における複数の回転保持部により保持される複数の基板の占有スペースを小さくすることができる。また、上記の構成によれば、光出射部が一の方向に移動可能となっているので、複数の回転保持部によりそれぞれ保持される複数の基板の一の方向における位置に応じて光出射部の一の方向における位置を調整することができる。これらの結果、エッジ露光装置のコンパクト化を実現しつつ基板の周縁部の露光の精度低下を抑制することができる。
(5)エッジ露光装置は、複数の回転保持部の各々により回転される基板の回転中心に対する基板の中心の偏心量および偏心方向を含む偏心情報を検出する偏心検出部をさらに備え、制御部は、複数の基板のうち一の基板に対応する偏心情報に基づく一の基板の周縁部の露光期間と、複数の基板のうち他の基板に対応する偏心情報の検出期間とが少なくとも部分的に重なるように、偏心検出部、光出射部、複数の回転保持部および相対位置調整部を制御してもよい。
この場合、一の基板の周縁部の露光期間と他の基板に対応する偏心情報の検出期間とが少なくとも部分的に重なる。それにより、一の基板の周縁部の露光期間と他の基板に対応する偏心情報の検出期間とが全く重ならない場合に比べて、露光光の利用効率が向上する。
(6)制御部は、複数の回転保持部のうち一の回転保持部に保持された複数の基板のうち一の基板の周縁部の露光期間と、複数の基板のうち他の基板が複数の回転保持部のうち他の回転保持部に載置される搬入期間または他の基板を保持する他の回転保持部から他の基板が取り出される搬出期間とが少なくとも部分的に重なるように、光出射部、複数の回転保持部および相対位置調整部を制御してもよい。
この場合、一の基板の周縁部の露光期間と他の基板に対応する搬入期間または搬出期間とが少なくとも部分的に重なる。それにより、一の基板の周縁部の露光期間と他の基板に対応する搬入期間および搬出期間とが全く重ならない場合に比べて、露光光の利用効率が向上する。
(7)第2の発明に係るエッジ露光方法は、感光性膜が形成された複数の基板の周縁部をそれぞれ露光するエッジ露光方法であって、複数の回転保持部により複数の基板をそれぞれ保持しつつ回転させるステップと、光出射部から露光光を出射するステップと、光出射部から出射される露光光が複数の回転保持部によりそれぞれ保持された複数の基板の周縁部に順次照射可能となるように、光出射部を移動させることにより複数の回転保持部と光出射部との間の相対的な位置関係を調整するステップとを含む。
そのエッジ露光方法においては、複数の回転保持部によりそれぞれ保持された複数の基板の周縁部に、光出射部から出射される露光光を順次照射することが可能である。この場合、複数の回転保持部のうち一の回転保持部により保持された一の基板の周縁部を露光している間に、複数の回転保持部のうち他の回転保持部に他の基板を載置すること、または他の回転保持部から他の基板を取り出すことができる。あるいは、複数の回転保持部のうち一の回転保持部により保持された一の基板の周縁部を露光している間に、他の回転保持部に保持された他の基板について周縁部を露光するための準備を行うことができる。それにより、光源から発生される露光光の利用効率が向上する。その結果、基板の製造コストを低減することが可能になる。
(8)光出射部は、複数の回転保持部により保持される複数の基板に垂直な一の方向に延びる旋回軸の周りで旋回可能に支持され、複数の回転保持部と光出射部との間の相対的な位置関係を調整するステップは、光出射部を旋回軸の周りで旋回させるステップを含んでもよい。
この場合、光出射部を旋回させることにより、光出射部から出射される露光光を複数の回転保持部により保持される複数の基板にそれぞれ照射することができる。
(9)エッジ露光方法は、光出射部の旋回角度を変化させることにより複数の基板のうち露光光が照射されるべき基板を変更するとともに、露光光が照射されるべき基板について露光光が照射される基板周縁部の露光領域の幅を調整するステップをさらに含んでもよい。
この場合、複数の回転保持部により保持される基板に対して光出射部を互いに交差する複数の方向にそれぞれ移動させるための複数の構成が不要となる。具体的には、一の方向に垂直な面内で、互いに直交する2方向に光出射部を移動させるための2つの駆動部をそれぞれ設ける必要がない。したがって、エッジ露光装置の構成が単純化する。
本発明によれば、露光処理を伴う基板の製造に要するコストを低減することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係るエッジ露光装置の構成を示す模式的斜視図である。 図1のエッジ露光装置の主要部の構成を示す平面図である。 図1のエッジ露光装置の主要部の構成を示す正面図である。 図1のエッジ露光装置における一連の動作を説明するための図である。 図1のエッジ露光装置を備える基板処理装置の一例を示す模式的ブロック図である。 他の実施の形態に係るエッジ露光装置の構成を説明するための平面図である。 さらに他の実施の形態に係るエッジ露光装置の構成を説明するための平面図である。 エッジ露光装置に取り付けられる2つの遮光部材のうち一方の遮光部材の一例を示す図である。 エッジ露光装置に取り付けられる2つの遮光部材のうち他方の遮光部材の一例を示す図である。 図8および図9の遮光部材が取り付けられたエッジ露光装置を用いて第1の回転保持部により保持される第1の基板にエッジ露光が行われる状態を示す模式的平面図である。 図10の模式的平面図に対応するエッジ露光装置の模式的正面図である。 図8および図9の遮光部材が取り付けられたエッジ露光装置を用いて第2の回転保持部により保持される第2の基板にエッジ露光が行われる状態を示す模式的平面図である。 図12の模式的平面図に対応するエッジ露光装置の模式的正面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るエッジ露光装置およびエッジ露光方法について図面を参照しつつ説明する。以下の説明において、基板とは、液晶表示装置または有機EL(Electro Luminescence)表示装置等に用いられるFPD(Flat Panel Display)用基板、半導体基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板または太陽電池用基板等をいう。
本発明の実施の形態に係るエッジ露光装置による処理対象の基板は、主面および裏面を有するとともに、少なくとも一部が円形の外周端部を有する。例えば、位置決め用のノッチを除く外周端部が円形を有する。その基板の主面および外周端部には感光性膜が形成されている。本実施の形態に係るエッジ露光装置は、感光性膜が形成された基板の周縁部に向けて感光性膜を露光可能な光(以下、露光光と呼ぶ。)を出射することにより、基板の周縁部に形成された感光性膜を露光する(エッジ露光)。基板の周縁部とは、基板の外周端部とその外周端部から所定距離内側の円との間の主面上の環状領域をいう。
[1]エッジ露光装置の構成
図1は本発明の一実施の形態に係るエッジ露光装置の構成を示す模式的斜視図であり、図2は図1のエッジ露光装置1の主要部の構成を示す平面図であり、図3は図1のエッジ露光装置1の主要部の構成を示す正面図である。図2および図3では、図1のエッジ露光装置1の複数の構成要素のうち一部の構成要素(後述する光源装置10、制御部90および筐体CA)の図示が省略されている。また、図3の正面図では、エッジ露光装置1の複数の構成要素の区別を容易にするために、エッジ露光装置1のうち一部の構成要素に特定のハッチングまたはドットパターンが付されている。
図1に示すように、エッジ露光装置1は直方体形状を有する筐体CAを含む。図1では、筐体CAの外形が二点鎖線で示される。図1~図3および後述する所定の図には、位置関係を明確にするために、互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。また、以下の説明では、必要に応じて、X方向の矢印が向く方向を前方と呼び、その逆方向を後方と呼ぶ。さらに、必要に応じて、Y方向の矢印が向く方向を左方と呼び、その逆方向を右方と呼ぶ。
筐体CAは、前面s1、後面s2、左側面s3、右側面s4、天面s5および底面s6を有する。筐体CA内部には、光源装置10、光出射部20、相対位置調整部30、第1の回転保持部40、ラインセンサ50、第2の回転保持部60およびラインセンサ70が収容されている。また、エッジ露光装置1は、筐体CAの内部または外部に制御部90を有する。制御部90は、例えばCPU(中央演算処理装置)およびメモリ、またはマイクロコンピュータを含み、光源装置10、相対位置調整部30、第1の回転保持部40および第2の回転保持部60の動作を制御する。
光源装置10は、図1の吹き出し内に示すように、主として光源11、リフレクタ12、シャッタ13およびシャッタ駆動部14から構成され、ライトガイドLGを介して光出射部20に接続されている。光源11は、例えば高圧水銀キセノンランプであり、露光光を発生する。リフレクタ12は、半球形状の反射面を有し、その反射面が光源11を取り囲むように設けられている。光源装置10においては、ライトガイドLGの一端部が光源11およびリフレクタ12に対向するように固定されている。それにより、光源11から発生する露光光は、直接またはリフレクタ12の反射面で反射されつつライトガイドLGの一端部に向かって進行する。
シャッタ13は、光源11およびリフレクタ12からライトガイドLGの一端部に向かう露光光の進行を遮断する閉状態と、その露光光の進行を許容する開状態とに移行可能に設けられている。シャッタ駆動部14は、例えばモータを含み、制御部90の制御に基づいてシャッタ13を閉状態と開状態との間で移行させる。これにより、光源11が点灯しかつシャッタ13が開状態にあるときに、露光光は光源装置10からライトガイドLGを通して光出射部20に導かれる。一方、光源11が消灯しているときおよび光源11が点灯しかつシャッタ13が閉状態にあるときに、露光光は光出射部20に導かれない。
光出射部20は、鏡筒および図示しない1または複数のレンズを含む。光出射部20の鏡筒には、ライトガイドLGの他端部が挿入されるとともに、1または複数のレンズが収容されている。このような構成により、光源装置10からライトガイドLGに露光光が導かれる場合には、光出射部20の鏡筒の内部でライトガイドLGの他端部から1または複数のレンズを通過した露光光が、その鏡筒の先端部に設けられた光出射口29から出射される。
第1の回転保持部40は、図2に示すように、スピンチャック41、プーリ42,43、ベルト44、モータ45および回転軸46を含む。スピンチャック41は、基板Wの裏面中央部を吸着保持可能に構成され、図3に示すように、Z方向に延びる回転軸46の上端部に取り付けられている。回転軸46の中央部にはプーリ42が取り付けられている。回転軸46の下端部は、底面s6上に固定された軸支持部47により回転軸46の中心軸の周りで回転可能に支持されている。プーリ43は、プーリ42から左斜め後方の位置でモータ45の回転軸49上に取り付けられている。モータ45は、プーリ43の高さがZ方向におけるプーリ42の高さに一致するように、底面s6上に固定されたモータ支持部48により支持されている。プーリ42,43は、ベルト44により接続されている。モータ45は、図1の制御部90の制御に基づいて回転する。この場合、モータ45の回転力がプーリ43、ベルト44およびプーリ42および回転軸46を通してスピンチャック41に伝達される。それにより、スピンチャック41により水平姿勢で保持された基板Wが回転軸46の周りで回転する。
第2の回転保持部60は、図2に示すように、第1の回転保持部40と基本的に同じ構成を有し、第1の回転保持部40に対してY方向において離間するように配置されている。具体的には、第2の回転保持部60は、スピンチャック61、プーリ62,63、ベルト64、モータ65および回転軸66を含む。スピンチャック61は、平面視でスピンチャック41に対してY方向に並ぶようにかつ正面視(側面視)でスピンチャック41とは異なる高さに位置するように、Z方向に延びる回転軸66の上端部に取り付けられている。図3に示すように、本例では、スピンチャック61の高さはスピンチャック41の高さよりも低い。回転軸66の中央部にはプーリ62が取り付けられている。回転軸66の下端部は、底面s6上に固定された軸支持部67により回転軸66の中心軸の周りで回転可能に支持されている。プーリ63は、プーリ62から右斜め後方の位置で底面s6上に固定されたモータ65の回転軸69に取り付けられている。プーリ62,63は、ベルト64により接続されている。モータ65は、図1の制御部90の制御に基づいて回転する。それにより、スピンチャック41により水平姿勢で保持された基板Wが回転軸66の周りで回転する。
上記の構成によれば、平面視において2つのスピンチャック41,61間の距離によらず2つのモータ45,65間の距離を大きくすることができるので、2つのモータ45,65間の干渉が抑制される。そこで、本例の第1および第2の回転保持部40,60は、平面視において、一方のスピンチャック41により保持される基板Wと他方のスピンチャック61により保持される基板Wとが部分的に重なるように設けられている。この場合、平面視でスピンチャック41,61により保持される基板Wの占有スペースが低減される。
図1に示すように、筐体CAの前面s1には、筐体CAの内部と筐体CAの外部との間で基板Wを搬送するための2つの搬入搬出口op1,op2が形成されている。2つの搬入搬出口op1,op2は、第1の回転保持部40および第2の回転保持部60にそれぞれ対応する。搬入搬出口op1は前面s1のうちスピンチャック41の前方に位置する部分に形成され、搬入搬出口op2は前面s1のうちスピンチャック61の前方に位置する部分に形成されている。
相対位置調整部30は、図2に示すように、旋回昇降駆動部31、旋回軸32、旋回アーム33および鏡筒支持部34を含む。旋回昇降駆動部31は、平面視で第1の回転保持部40のモータ45と第2の回転保持部60のモータ65との間に位置するように図1の底面s6上に固定されている。
図3に示すように、旋回昇降駆動部31から上方に延びるように旋回軸32が設けられている。旋回軸32は、その中心軸の周りで回転可能かつZ方向に昇降可能に旋回昇降駆動部31により支持されている。旋回軸32の上端部には、旋回軸32の上端部から水平方向に延びるように旋回アーム33が取り付けられている。旋回アーム33の先端部に鏡筒支持部34が設けられている。鏡筒支持部34は、光出射部20の鏡筒がZ方向に延びかつ光出射部20の光出射口29が下方を向く状態で光出射部20の鏡筒を支持する。このような構成により、光出射部20は、鏡筒支持部34に支持された状態で、図2に二点鎖線で示すように、平面視で旋回軸32を中心とする仮想円上を旋回(swing)可能となっている。
相対位置調整部30は、上記の仮想円が平面視で第1および第2の回転保持部40,60により保持される2枚の基板Wにそれぞれ部分的に重なるように構成されている。
旋回昇降駆動部31は、旋回軸32を回転させるための第1のアクチュエータ(モータ等)を含む。旋回昇降駆動部31は、例えば図1の制御部90による第1のアクチュエータの制御に基づいて旋回軸32を回転させる。この場合、旋回アーム33、鏡筒支持部34および光出射部20が、図1に太い点線の矢印AAで示すように、旋回軸32の周りで旋回する。
旋回昇降駆動部31は、旋回軸32を昇降させるための第2のアクチュエータ(モータまたはエアシリンダ等)をさらに含む。旋回昇降駆動部31は、例えば図1の制御部90による第2のアクチュエータの制御に基づいて旋回軸32を昇降させる。この場合、旋回アーム33、鏡筒支持部34および光出射部20が、図1に太い一点鎖線の矢印ABで示すように、昇降する。
上記の構成により、旋回昇降駆動部31は、図2および図3に実線で示すように、例えば光出射部20の光出射口29が第1の回転保持部40により保持される基板Wの周縁部の一部に対向するように、光出射部20を旋回させる。また、旋回昇降駆動部31は、光出射部20の光出射口29と第1の回転保持部40により保持される基板Wとの間のZ方向の距離が予め定められた距離で維持されるように、光出射部20を昇降させる。なお、光出射部20の光出射口29と基板Wとの間の距離は、例えば光出射部20内に設けられるレンズの焦点距離等により定められる。
さらに、旋回昇降駆動部31は、図2および図3に一点鎖線で示すように、例えば光出射部20の光出射口29が第2の回転保持部60により保持される基板Wの周縁部の一部に対向するように、光出射部20を旋回させる。また、旋回昇降駆動部31は、光出射部20の光出射口29と第2の回転保持部60により保持される基板Wとの間のZ方向の距離が予め定められた距離で維持されるように、光出射部20を昇降させる。
第1および第2の回転保持部40,60の各々においては、スピンチャック41,61上に保持される基板Wの中心は、必ずしもスピンチャック41,61の回転中心に一致するとは限らない。そこで、スピンチャック41,61上に保持される基板Wの偏心量および偏心方向を検出するために、ラインセンサ50,70が用いられる。以下の説明では、偏心量および偏心方向を示す情報を偏心情報と呼ぶ。
ラインセンサ50,70は、第1の回転保持部40により回転される基板Wの外周端部の位置および第2の回転保持部60により回転される基板Wの外周端部の位置をそれぞれ検出可能に設けられている。また、第1の回転保持部40のモータ45には、スピンチャック41の回転角度を検出する図示しないエンコーダが内蔵されている。さらに、第2の回転保持部60のモータ65には、スピンチャック61の回転角度を検出する図示しないエンコーダが内蔵されている。
第1の回転保持部40により保持される基板Wの偏心情報の検出時には、スピンチャック41上に基板Wが保持された状態で、基板Wが回転される。このとき、基板Wが微小角度回転するごとに、モータ45のエンコーダにより基板Wの回転角度が検出されるとともにラインセンサ50により基板Wの外周端部の位置が検出される。それにより、制御部90は、モータ45のエンコーダおよびラインセンサ50の検出結果に基づいて、基板Wの外周端部の複数の部分にそれぞれ対応する基板Wの複数の回転角度を複数の偏心方向として決定する。また、制御部90は、スピンチャック41の回転中心から基板Wの外周端部の複数の部分までのそれぞれの距離を、複数の偏心方向にそれぞれ対応する複数の偏心量として算出する。このようにして、偏心情報が検出される。第2の回転保持部60により保持される基板Wについても、第1の回転保持部40により保持される基板Wと同様にして偏心情報が検出される。
偏心情報によれば、基板Wが有するノッチの位置を把握することができる。それにより、エッジ露光の開始時には、制御部90が、偏心情報に基づいて第1の回転保持部40および第2の回転保持部60を制御することにより、処理対象の基板Wのノッチが予め定められた方向に向けられる。その後、エッジ露光中には、露光光が照射される基板Wの周縁部の露光領域の幅(基板Wの半径方向の幅)が予め定められた幅に一致するように、制御部90が偏心情報に基づいて旋回昇降駆動部31を制御する。このとき、光出射部20は、基板Wの偏心量および基板Wの偏心方向に応じて、平面視で旋回軸32を中心とする仮想円上を旋回する。
[2]エッジ露光装置の動作
本実施の形態に係るエッジ露光装置1においては、第1および第2の回転保持部40,60に対して1つの光出射部20が相対位置調整部30により共通に用いられる。そのため、光出射部20は、エッジ露光装置1による複数の基板Wのエッジ露光時に、第1の回転保持部40により保持される基板Wおよび第2の回転保持部60により保持される基板Wの周縁部に向けて順次露光光を照射する。
複数の基板Wに対して複数のエッジ露光が順次行われる場合のエッジ露光装置1における一連の動作について説明する。図4は、図1のエッジ露光装置1における一連の動作を説明するための図である。図4の上段には、第1の回転保持部40に関連する複数種類の動作内容がタイムチャートで示される。図4の中段には、第2の回転保持部60に関連する複数種類の動作内容がタイムチャートで示される。図4の下段には、上段および中段のタイムチャートの時点t1,t2,t3,t4におけるエッジ露光装置1の状態が模式的平面図で示される。
さらに、図4の上段および中段のタイムチャートでは、各種動作に要する期間が互いに異なる態様を有する複数の帯により示される。具体的には、筐体CA内に基板Wが搬入されてからその基板Wが第1または第2の回転保持部40,60により保持されるまでの期間が、搬入期間として薄いハッチングの帯で示される。また、第1または第2の回転保持部40,60により保持される基板Wがスピンチャック41,61から取り外されてから筐体CA外に搬出されるまでの期間が、搬出期間として濃いハッチングの帯で示される。また、第1または第2の回転保持部40,60により保持される基板Wについてのエッジ露光に要する期間が、エッジ露光期間として薄いドットパターンの帯で示される。さらに、第1または第2の回転保持部40,60により保持される基板Wについての偏心情報の検出に要する期間が、偏心情報の検出期間として濃いドットパターンの帯で示される。
まず、時点t0の初期状態で、エッジ露光装置1の筐体CA内には基板Wが存在しないものとする。また、初期状態で、図1の光源装置10において、光源11は点灯状態で維持されかつシャッタ13は閉状態に維持されているものとする。さらに、初期状態で、相対位置調整部30の鏡筒支持部34は、第1および第2の回転保持部40,60から離間した待機位置で光出射部20を支持しているものとする。なお、本例では、光出射部20の待機位置は、筐体CAの左側面s3(図1)の近傍に設定されている。
時点t0から一定時間経過することにより、筐体CA内に1番目の基板W(以下、図4の説明では第1の基板W1と呼ぶ。)が筐体CAの外部に設けられる搬送装置(例えば、後述する図5の搬送装置220)により搬入される。第1の基板W1は、時点t1の平面図に白抜きの矢印で示すように、第1の回転保持部40のスピンチャック41上に載置される。そこで、制御部90は、第1の回転保持部40を制御することにより、スピンチャック41に第1の基板W1を吸着保持させる。
第1の回転保持部40により第1の基板W1が保持されると、制御部90は、時点t2の平面図に太い実線の矢印で示すように、第1の回転保持部40を制御することにより第1の基板W1を回転させる。そこで、制御部90は、モータ45(図2)のエンコーダおよびラインセンサ50の検出結果に基づいて、第1の基板W1についての偏心情報を検出する。
第1の基板W1についての偏心情報の検出期間中に、筐体CA内に2番目の基板W(以下、図4の説明では第2の基板W2と呼ぶ。)が筐体CAの外部に設けられる搬送装置(例えば、後述する図5の搬送装置220)により搬入される。第2の基板W2は、時点t2の平面図に白抜きの矢印で示すように、第2の回転保持部60のスピンチャック61上に載置される。そこで、制御部90は、第2の回転保持部60を制御することにより、スピンチャック61に第2の基板W2を吸着保持させる。時点t2では、第1の基板W1についての偏心情報の検出期間と第2の基板W2についての搬入期間とが重複している。
第1の基板W1について偏心情報が検出されると、制御部90は、時点t3の平面図に太い点線の矢印で示すように、相対位置調整部30を制御することにより光出射部20を旋回および昇降させる。それにより、光出射部20が待機位置から第1の基板W1の周縁部の上方の位置まで移動するとともに、光出射部20と第1の基板W1との間の距離が予め定められた距離に調整される。続いて、制御部90は、第1の回転保持部40および図1の光源装置10のシャッタ駆動部14を制御することにより、第1の基板W1を回転させるとともに、光出射部20から露光光を出射させる。この状態で、制御部90は、第1の基板W1について検出された偏心情報に基づいて相対位置調整部30を制御することにより、第1の基板W1の周縁部の露光領域の幅が予め定められた幅に一致するように光出射部20を旋回させる。このようにして、第1の基板W1についてのエッジ露光が行われる。
第2の回転保持部60により第2の基板W2が保持されると、制御部90は、時点t3の平面図に太い一点鎖線の矢印で示すように、第2の回転保持部60を制御することにより第2の基板W2を回転させる。そこで、制御部90は、モータ65(図2)のエンコーダおよびラインセンサ70の検出結果に基づいて、第2の基板W2についての偏心情報を検出する。時点t3では、第1の基板W1についての偏心情報の検出期間と第2の基板W2についての搬入期間とが重複している。
第1の基板W1についてエッジ露光が終了すると、制御部90は、図1の光源装置10のシャッタ駆動部14を制御することにより光出射部20による露光光の出射を停止させる。また、制御部90は、時点t4の平面図に太い点線の矢印で示すように、相対位置調整部30を制御することにより光出射部20を旋回および昇降させる。それにより、光出射部20が待機位置から第2の基板W2の周縁部の上方の位置まで移動するとともに、光出射部20と第2の基板W2との間の距離が予め定められた距離に調整される。この状態で、第1の基板W1は、時点t4の平面図に白抜きの矢印で示すように、筐体CAの外部に設けられる搬送装置(例えば、後述する図5の搬送装置220)により第1の回転保持部40から取り出され、筐体CAの外部に搬出される。
第2の基板W2について偏心情報が検出されると、制御部90は、第2の回転保持部60および図1の光源装置10のシャッタ駆動部14を制御することにより、第2の基板W2を回転させるとともに、光出射部20から露光光を出射させる。この状態で、制御部90は、第1の基板W1について検出された偏心情報に基づいて相対位置調整部30を制御することにより、第1の基板W1の周縁部の露光領域の幅が予め定められた幅に一致するように光出射部20を旋回させる。このようにして、第2の基板W2についてのエッジ露光が行われる。時点t4では、第1の基板W1についての搬出期間と第2の基板W2についてのエッジ露光期間とが重複している。
その後、第2の基板W2について周縁部の露光が終了すると、制御部90は、図1の光源装置10のシャッタ駆動部14を制御することにより光出射部20による露光光の出射を停止させる。また、制御部90は、相対位置調整部30を制御することにより光出射部20を旋回および昇降させる。それにより、光出射部20を待機位置へ戻す。
[3]効果
(1)図4の例に示すように、エッジ露光装置1においては、第1の回転保持部40に関して繰り返される一連の動作と、第2の回転保持部60に関して繰り返される一連の動作とは、互いに異なるタイミングで並行して行われる。
それにより、第1および第2の回転保持部40,60のうち一方の基板保持部により保持される基板Wについてのエッジ露光期間と、他方の基板保持部により保持される基板Wについての偏心情報の検出期間とが少なくとも部分的に重なる。すなわち、一方の基板保持部により保持された一の基板Wの周縁部を露光している間に、他方の基板保持部に保持された他の基板Wについて周縁部を露光するための準備を行うことができる。
また、第1および第2の回転保持部40,60のうち一方の基板保持部により保持される基板Wについてのエッジ露光期間と、他方の基板保持部により保持される基板Wについての搬出期間とが少なくとも部分的に重なる。すなわち、一方の基板保持部により保持された一の基板Wの周縁部を露光している間に、他方の基板保持部により保持された他の基板Wを筐体CAの外部に取り出すことができる。
それにより、一の基板Wについてのエッジ露光期間が他の基板Wについての偏心情報の検出期間および搬出期間に全く重ならない場合に比べて光源11から発生される露光光の利用効率が向上する。その結果、光源11として高価な高圧水銀キセノンランプ等が用いられる場合であっても、基板Wの製造コストを低減することが可能になる。
なお、エッジ露光装置1においては、一方の基板保持部により保持される基板Wについてのエッジ露光期間と、他方の基板保持部により保持される基板Wについての搬入期間とが少なくとも部分的に重なるように各構成要素が制御されてもよい。この場合、一方の基板保持部により保持された一の基板Wの周縁部を露光している間に、他方の基板保持部のスピンチャック上に他の基板Wを載置することができる。それにより、上記の例と同様の効果を得ることができる。
(2)相対位置調整部30は、旋回軸32、旋回アーム33および鏡筒支持部34により光出射部20を旋回軸32の周りで旋回させる。それにより、旋回アーム33および鏡筒支持部34の旋回角度を変化させることにより、第1および第2の回転保持部40,60にそれぞれ保持される2枚の基板Wのうち露光光が照射されるべき基板Wが変更される。また、露光光が照射されるべき基板W(エッジ露光の対象となる基板W)について露光光が照射される基板Wの周縁部の露光領域の幅が調整される。
この場合、第1および第2の回転保持部40,60により保持される2枚の基板Wに対して、水平面内で光出射部20を互いに交差する複数の方向にそれぞれ移動させるための複数の駆動装置が不要となる。具体的には、互いに直交する2方向(例えば、X方向およびY方向)に光出射部20を移動させるための2つの駆動部をそれぞれエッジ露光装置1に設ける必要がない。したがって、エッジ露光装置1の構成が単純化する。
(3)上記のエッジ露光装置1においては、平面視において第1および第2の回転保持部40,60により保持される2枚の基板Wが部分的に重なるように、第1および第2の回転保持部40,60が設けられている。この場合、平面視における2枚の基板Wの占有スペースを小さくすることができるので、エッジ露光装置1のコンパクト化が実現される。
また、上記の構成においては、相対位置調整部30は、光出射部20を昇降可能に支持する。それにより、第1および第2の回転保持部40,60により保持される2枚の基板Wの高さに応じて、光出射部20の高さが調整される。したがって、基板Wのエッジ露光の精度低下を抑制することができる。
[4]図1のエッジ露光装置1を備える基板処理装置
図5は、図1のエッジ露光装置1を備える基板処理装置の一例を示す模式的ブロック図である。図5に示すように、基板処理装置200は、露光装置300に隣接して設けられ、制御装置210、搬送装置220、塗布処理部230、現像処理部240および熱処理部250を備える。
制御装置210は、例えばCPUおよびメモリ、またはマイクロコンピュータを含み、搬送装置220、塗布処理部230、現像処理部240および熱処理部250の動作を制御する。搬送装置220は、基板Wを、塗布処理部230、現像処理部240、熱処理部250および露光装置300の間で搬送する。
塗布処理部230は、未処理の基板Wの主面上に感光性膜を形成する(塗布処理)。感光性膜が形成された塗布処理後の基板Wには、露光装置300において回路パターン等を形成するための露光処理が行われる。現像処理部240は、露光処理後の基板Wに現像液を供給し、基板Wの現像処理を行う。熱処理部250は、基本的に塗布処理部230による塗布処理、現像処理部240による現像処理、および露光装置300による露光処理の前後に基板Wの熱処理を行う。
また、熱処理部250は、図1のエッジ露光装置1を1または複数(本例では2つ)含む。熱処理部250の各エッジ露光装置1は、塗布処理部230において感光性膜が形成されかつ露光装置300において露光処理が行われる前の基板Wにエッジ露光を行う。なお、各エッジ露光装置1の複数の構成要素の動作は、図1の制御部90に代えて制御装置210により制御されてもよい。
図5の基板処理装置200においては、図1のエッジ露光装置1により基板Wのエッジ露光が行われる。それにより、各エッジ露光装置1において光源11から発生される露光光の利用効率が向上する。その結果、基板Wの製造コストを低減することが可能になる。
[5]他の実施の形態
(1)上記実施の形態に係るエッジ露光装置1においては、第1の回転保持部40により保持される基板Wと第2の回転保持部60により保持される基板Wとが平面視で部分的に重なるが、本発明はこれに限定されない。
図6は、他の実施の形態に係るエッジ露光装置1の構成を説明するための平面図である。図6の第1および第2の回転保持部40,60は、一方の回転保持部により保持される基板Wと他方の回転保持部により保持される基板Wとが平面視で互いに離間するように配置される。
この場合、第1および第2の回転保持部40,60の2つのスピンチャック41,61間の距離を大きくすることができる。それにより、2つのスピンチャック41,61の直下にスピンチャック41,61をそれぞれ回転させる2つのモータ45,65が配置される場合でも、2つのモータ45,65間の干渉が抑制される。したがって、スピンチャック41,61をモータ45,65の回転軸49,69(図2)にそれぞれ直接取り付けることができるので、第1および第2の回転保持部40,60の構成が単純化する。
また、図6の構成によれば、第1および第2の回転保持部40,60によりそれぞれ保持される2枚の基板Wの高さを同一の高さに設定することができる。それにより、相対位置調整部30により保持される光出射部20の高さを一定の高さに維持することができる。この場合、相対位置調整部30に旋回軸32を昇降させるための第2のアクチュエータを設ける必要がないので、相対位置調整部30の構成が単純化する。
(2)上記実施の形態に係るエッジ露光装置1は、第1および第2の回転保持部40,60により2枚の基板Wを同時に保持することが可能に構成されるが、本発明はこれに限定されない。エッジ露光装置1は、3枚または4枚以上の基板Wを同時に保持可能に構成されてもよい。
図7は、さらに他の実施の形態に係るエッジ露光装置1の構成を説明するための平面図である。図7のエッジ露光装置1は、図6の第1および第2の回転保持部40,60の構成に加えて、第3の回転保持部110とラインセンサ120とを備える。ラインセンサ120は、第3の回転保持部110に保持される基板Wについて偏心情報を検出するために用いられる。図7の第1~第3の回転保持部40,60,110は、3つの第1~第3の回転保持部40,60,110により保持される3枚の基板Wが平面視で互いに離間するように配置される。
図7の構成によれば、3つの回転保持部により保持される3枚の基板Wのエッジ露光が、順次連続的に行われることにより、露光光の光源11から発生される露光光の利用効率がさらに向上する。
(3)上記実施の形態に係るエッジ露光装置1においては、光出射部20の光出射口29と基板Wとの間の距離を調整するために、光出射部20が相対位置調整部30により昇降されるが本発明はこれに限定されない。例えば、光出射部20は、鏡筒内にズームレンズを有してもよい。この場合、処理対象となる基板Wの高さに応じて光出射部20内に設けられるズームレンズの焦点距離を調整することにより、基板Wのエッジ露光の精度低下を抑制することができる。
(4)上記実施の形態に係るエッジ露光装置1においては、相対位置調整部30が光出射部20を旋回軸32の周りで旋回させることにより基板Wの周縁部に対する光出射部20の位置が調整されるが、本発明はこれに限定されない。
例えば、相対位置調整部30は、光出射部20を旋回させる上記実施の形態に係る構成に代えて、X方向に光出射部20を移動させるためのアクチュエータと、Y方向に光出射部20を移動させるためのアクチュエータとを有してもよい。この場合、基板Wのエッジ露光が行われる際には、光出射部20がX方向およびY方向に移動する。
(5)上記実施の形態に係るエッジ露光装置1においては、第1および第2の回転保持部40,60に対して光出射部20が旋回するが、本発明はこれに限定されない。エッジ露光装置1においては、光出射部20が固定された状態で第1および第2の回転保持部40,60が移動されることにより、第1および第2の回転保持部40,60により保持される2枚の基板Wに共通に光出射部20が用いられてもよい。この場合、平面視で第1および第2の回転保持部40,60により保持された2枚の基板Wが予め定められた露光位置を通るように、第1および第2の回転保持部40,60が移動する。
(6)上記実施の形態に係るエッジ露光装置1においては、第1および第2の回転保持部40,60により2枚の基板Wが保持された状態で、2枚の基板Wのうち一方の基板Wのエッジ露光を行うことができる。このエッジ露光時に、光出射部20から出射される露光光の一部が他方の基板Wに入射すると、他方の基板Wの誤った領域が露光される。このような、基板W上の意図しない領域の露光が行われることを防止するために、図1のエッジ露光装置1には、以下に示す遮光部材が設けられてもよい。
図8および図9は、エッジ露光装置1に取り付けられる2つの遮光部材の一例を示す図である。図8に2つの遮光部材のうち一方の遮光部材130が示され、図9に2つの遮光部材のうち他方の遮光部材140が示される。遮光部材130は、図8に示すように、扇形状を有する遮光性の板部材であり、相対位置調整部30の旋回軸32に取り付けられる。遮光部材130には、光出射部20の光出射口29に対応する貫通孔131が形成されている。遮光部材140は、図9に示すように、矩形状を有しかつ基板Wよりも大きい遮光性の板部材である。遮光部材140には、略矩形の開口141が形成されている。
以下、図10~図14の説明では、図4の説明と同様に、第1の回転保持部40により保持される基板Wを第1の基板W1と呼び、第2の回転保持部60により保持される基板Wを第2の基板W2と呼ぶ。
図10は図8および図9の遮光部材130,140が取り付けられたエッジ露光装置1を用いて第1の回転保持部40により保持される第1の基板W1にエッジ露光が行われる状態を示す模式的平面図である。図11は図10の模式的平面図に対応するエッジ露光装置1の模式的正面図である。図10および図11では、エッジ露光装置1のうち遮光部材130,140の機能を説明するために必要な一部の構成要素のみが示される。
遮光部材130は、図11に示すように、第2の回転保持部60のスピンチャック61よりも上方かつ第1の回転保持部40のスピンチャック41よりも下方の位置で、セレーション構造により旋回軸32に取り付けられている。すなわち、遮光部材130は、Z方向におけるスピンチャック41,61の間で旋回軸32に対して軸方向に移動自在に支持されるとともに、旋回軸32の周りの回転方向において旋回軸32に固定されている。また、遮光部材130は、光出射部20の鏡筒の中心軸上に貫通孔131が位置するように、旋回軸32に取り付けられている。
一方、遮光部材140は、Z方向におけるスピンチャック41の上方かつ遮光部材130の下方の位置でスピンチャック61により保持される第2の基板W2を上方から覆うように筐体CA内に固定されている。さらに、遮光部材140の開口141は、図10に示すように、平面視で光出射部20が旋回可能な仮想円(図10の二点鎖線)に重なるとともに、第2の回転保持部60により保持される第2の基板W2の周縁部に重なるように位置決めされている。
上記の構成によれば、第1の基板W1のエッジ露光時には、第2の回転保持部60により保持される第2の基板W2の上面全体が遮光部材130および遮光部材140により覆われる。それにより、光出射部20から出射される露光光が、仮に第1の回転保持部40により保持される基板Wから外れる場合でも、第2の回転保持部60により保持される第2の基板W2が露光されることが防止される。
図12は図8および図9の遮光部材130,140が取り付けられたエッジ露光装置1を用いて第2の回転保持部60により保持される第2の基板W2にエッジ露光が行われる状態を示す模式的平面図である。図13は図12の模式的平面図に対応するエッジ露光装置1の模式的正面図である。図12および図13では、図10および図11の例と同様に、エッジ露光装置1のうち遮光部材130,140の機能を説明するために必要な一部の構成要素のみが示される。
図12に示すように、第1の基板W1のエッジ露光後でかつ第2の基板W2のエッジ露光が開始される前には、第2の基板W2の周縁部の上方の位置に向かって光出射部20が旋回することに伴って遮光部材130も旋回する。それにより、平面視で光出射部20の中心軸と、遮光部材130の貫通孔131と遮光部材140の開口141とが重なる。したがって、光出射部20から出射される露光光は、遮光部材130の貫通孔131および遮光部材140の開口141を通して第2の基板W2の周縁部に照射される。このとき、光出射部20の光出射口29は、図13に示すように、第1の基板W1よりも下方に位置する。それにより、第1の基板W1が露光されることが防止される。
なお、エッジ露光装置1には、上記の遮光部材130,140のうちいずれか一方の遮光部材のみが設けられてもよい。この場合においても、第1および第2の基板W1,W2のうち一方の基板のエッジ露光時に、他方の基板の誤った領域が露光されることが低減される。
[6]請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明する。上記実施の形態では、エッジ露光装置1がエッジ露光装置の例であり、第1の回転保持部40、第2の回転保持部60および第3の回転保持部110が複数の回転保持部の例であり、光出射部20が光出射部の例であり、相対位置調整部30が相対位置調整部の例であり、旋回軸32が旋回軸の例であり、旋回アーム33および鏡筒支持部34が支持部の例であり、旋回昇降駆動部31が旋回駆動部の例であり、制御部90が制御部の例である。また、モータ45,65および第3の回転保持部110が備える図示しないモータ、ラインセンサ50,70,120ならびに制御部90が偏心情報検出部の例である。さらに、上記実施の形態に係るエッジ露光装置1におけるZ方向は一の方向の例であり、平面視は一の方向視の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
[7]参考形態
第1の参考形態に係るエッジ露光装置は、感光性膜が形成された複数の基板の周縁部をそれぞれ露光するエッジ露光装置であって、複数の基板をそれぞれ保持しつつ回転させることが可能に構成された複数の回転保持部と、露光光を出射する光出射部と、光出射部から出射される露光光が複数の回転保持部によりそれぞれ保持された複数の基板の周縁部に順次照射可能となるように、複数の回転保持部と光出射部との間の相対的な位置関係を調整する相対位置調整部とを備える。
第2の参考形態に係るエッジ露光方法は、感光性膜が形成された複数の基板の周縁部をそれぞれ露光するエッジ露光方法であって、複数の回転保持部により複数の基板をそれぞれ保持しつつ回転させるステップと、光出射部から露光光を出射するステップと、光出射部から出射される露光光が複数の回転保持部によりそれぞれ保持された複数の基板の周縁部に順次照射可能となるように、複数の回転保持部と光出射部との間の相対的な位置関係を調整するステップとを含む。
1…エッジ露光装置,10…光源装置,11…光源,12…リフレクタ,13…シャッタ,14…シャッタ駆動部,20…光出射部,29…光出射口,30…相対位置調整部,31…旋回昇降駆動部,32…旋回軸,33…旋回アーム,34…鏡筒支持部,40…第1の回転保持部,41,61…スピンチャック,42,43,62,63…プーリ,44,64…ベルト,45,65…モータ,46,49,66,69…回転軸,47…軸支持部,48…モータ支持部,50,70,120…ラインセンサ,60…第2の回転保持部,90…制御部,110…第3の回転保持部,130,140…遮光部材,131…貫通孔,141…開口,200…基板処理装置,210…制御装置,220…搬送装置,230…塗布処理部,240…現像処理部,250…熱処理部,300…露光装置,CA…筐体,LG…ライトガイド,op1…搬入搬出口,op2…搬入搬出口,s1…前面,s2…後面,s3…左側面,s4…右側面,s5…天面,s6…底面

Claims (9)

  1. 感光性膜が形成された複数の基板の周縁部をそれぞれ露光するエッジ露光装置であって、
    前記複数の基板をそれぞれ保持しつつ回転させることが可能に構成された複数の回転保持部と、
    露光光を出射する光出射部と、
    前記光出射部から出射される露光光が前記複数の回転保持部によりそれぞれ保持された複数の基板の周縁部に順次照射可能となるように、前記光出射部を移動させることにより前記複数の回転保持部と前記光出射部との間の相対的な位置関係を調整する相対位置調整部とを備える、エッジ露光装置。
  2. 前記相対位置調整部は、
    前記複数の回転保持部により保持される前記複数の基板に垂直な一の方向に延びる旋回軸の周りで旋回可能に前記光出射部を支持する支持部と、
    前記光出射部を前記旋回軸の周りで旋回させる旋回駆動部とを含む、請求項1記載のエッジ露光装置。
  3. 前記光出射部の旋回角度を変化させることにより前記複数の基板のうち露光光が照射されるべき基板を変更するとともに、前記露光光が照射されるべき基板について露光光が照射される基板周縁部の露光領域の幅を調整するように前記旋回駆動部を制御する制御部をさらに備える、請求項2記載のエッジ露光装置。
  4. 前記一の方向視において前記複数の回転保持部により保持される前記複数の基板のうち少なくとも2つが部分的に重なるように、前記複数の回転保持部が設けられ、
    前記支持部は、前記光出射部をさらに一の方向に移動可能に前記光出射部を支持する、請求項3記載のエッジ露光装置。
  5. 前記複数の回転保持部の各々により回転される基板の回転中心に対する基板の中心の偏心量および偏心方向を含む偏心情報を検出する偏心検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記複数の基板のうち一の基板に対応する偏心情報に基づく前記一の基板の周縁部の露光期間と、前記複数の基板のうち他の基板に対応する偏心情報の検出期間とが少なくとも部分的に重なるように、前記偏心検出部、前記光出射部、前記複数の回転保持部および前記相対位置調整部を制御する、請求項3または4記載のエッジ露光装置。
  6. 前記制御部は、前記複数の回転保持部のうち一の回転保持部に保持された前記複数の基板のうち一の基板の周縁部の露光期間と、前記複数の基板のうち他の基板が前記複数の回転保持部のうち他の回転保持部に載置される搬入期間または前記他の基板を保持する前記他の回転保持部から前記他の基板が取り出される搬出期間とが少なくとも部分的に重なるように、前記光出射部、前記複数の回転保持部および前記相対位置調整部を制御する、請求項3または4記載のエッジ露光装置。
  7. 感光性膜が形成された複数の基板の周縁部をそれぞれ露光するエッジ露光方法であって、
    複数の回転保持部により前記複数の基板をそれぞれ保持しつつ回転させるステップと、
    光出射部から露光光を出射するステップと、
    前記光出射部から出射される露光光が前記複数の回転保持部によりそれぞれ保持された複数の基板の周縁部に順次照射可能となるように、前記光出射部を移動させることにより前記複数の回転保持部と前記光出射部との間の相対的な位置関係を調整するステップとを含む、エッジ露光方法。
  8. 前記光出射部は、前記複数の回転保持部により保持される前記複数の基板に垂直な一の方向に延びる旋回軸の周りで旋回可能に支持され、
    前記複数の回転保持部と前記光出射部との間の相対的な位置関係を調整するステップは、
    前記光出射部を前記旋回軸の周りで旋回させるステップを含む、請求項7記載のエッジ露光方法。
  9. 前記光出射部の旋回角度を変化させることにより前記複数の基板のうち露光光が照射されるべき基板を変更するとともに、前記露光光が照射されるべき基板について露光光が照射される基板周縁部の露光領域の幅を調整するステップをさらに含む、請求項8記載のエッジ露光方法。
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