JP2004134513A - ノッチ付ウエハの周辺露光装置 - Google Patents

ノッチ付ウエハの周辺露光装置 Download PDF

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永井 嘉則
Yoshihiko Watanabe
渡辺 吉彦
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三村 芳樹
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Abstract

【課題】ノッチの部分は、ウエハエッジに沿って露光を行なわない周辺露光装置において、ウエハの偏心が大きい場合でも、ノッチが終わる位置において周辺露光の幅が急激に変化することを防ぐこと。
【解決手段】ウエハWが処理ステージに置かれたとき、ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9の出力に基づき、ウエハWの回転中心に対するウエハWの中心の偏心量を求めておく。露光光の照射領域SがノッチN部分にないときには、ウエハエッジEに追従させてウエハエッジ検知手段4を移動させ、それに合わせて照射領域Sを移動させ、ウエハエッジEから所定幅の領域を露光する。また露光光の照射領域がノッチNの部分にかかると、上記偏心量から、ウエハWをノッチNが無い円と仮想した時の、ウエハ回転角度の対するウエハエッジEの位置を演算し、該演算した位置を露光するように、照射領域の位置を制御する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外周部にV字形のノッチが形成された半導体ウエハの周辺部に塗布されたフォトレジストを除去するため、半導体ウエハの周辺部を露光するノッチ付ウエハの周辺露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図5(a)に示すように、ウエハWのエッジEに沿って露光光の照射理領域を移動させ、フォトレジストRが塗布されたウエハWの周辺部を所定の露光幅Aで露光する周辺露光装置が知られている。
上記従来の周辺露光装置では、ウエハWのエッジEに沿ってウエハWの周辺部を露光していくので、外周部にノッチNが形成されたウエハWを露光処理すると、露光光の照射領域Sも、ノッチN部分でV字状に移動し、図5(b)に示すように、ウエハWの内部の露光不要な領域UEまで露光してしまうという問題が生ずる。
上述の問題を解決し、露光領域がノッチN等の形状に沿って基板中心側に突出しないようにした周辺部露光装置が従来から種々提案されている。
【0003】
例えば、感光基板の周縁部の形状に関係する外形情報を獲得し、獲得した外形情報に基づき、感光基板の周縁部上での露光幅維持不要領域を特定し、露光幅維持不要領域においては、露光光束の照射領域と、感光基板との相対的位置情報に基づく相対駆動を中断して、露光する周縁露光装置が提案されている(特許文献1)。
また、ウエハ周辺位置を検出する一次元イメージセンサからの周辺位置データを各サンプリング点の変位角度に対応付け記憶手段に記憶し、記憶手段から周辺位置データを順次読み出して、当該サンプリング点がノッチ領域検出手段により検出されたノッチ領域内に入っていない場合には、ウエハ周辺部を所定幅で露光し、当該サンプリング点がノッチ領域内に入っている場合には、周辺位置データを無視して、当該サンリング点の近傍にあるサンプリング点の周辺位置データに基づいて光源変位手段を制御することにより、前記光源でノッチ領域を露光するノッチ付きウエハの周辺部露光装置が提案されている(特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3275430号公報
【特許文献2】
特許第2783303号公報
【0005】
一方、本出願人は先に、ノッチ検知手段を設けて、ウエハ周辺部を露光しながらノッチ位置を検出し、ノッチの部分では、ウエハエッジに沿って露光を行なわない(以下では、これを「ノッチ飛ばし」という) ようにした周辺露光装置を提案した(特願2001−151037号、特願2001−281292号参照)。
図6に、本発明の前提となる周辺露光装置の概略構成を示す。
図6において、光源部1には、紫外線を含む光を放射するランプ11、例えば定格電力250Wの超高圧水銀ランプが配置され、該ランプ11からの放射光は、集光鏡12によって、ライトガイドファイバ13の入射端面13aに集光される。
ランプ11とライトガイドファイバ13の入射端面13aとの間には、シャッタ駆動機構15の駆動により開閉されるシャッタ14が配置されている。
そして、制御部50からシャッタ開く信号が送信されると、シャッタ駆動機構15が駆動され、シャッタ14が開く。
これにより、集光鏡12によって集光された光が、ライトガイドファイバ13の入射端面13aに入射し、該ライトガイドファイバ13の出射端面13bに取り付けられた露光光照射部2から、所定の照射領域Sを有する露光光となって照射される。
【0006】
露光光照射部2は、ウエハエッジ検知手段4と一体に設けられ、ウエハエッジ検知手段移動機構3によって、ウエハWのエッジEの接線に対して略直角方向、即ちウエハの略中心方向Oに向かって(図6内の両矢印D方向に)移動可能に支持されている。
したがって、露光光照射部2から照射される、所定の照射領域Sを有する露光光は、ウエハエッジ検知手段4と同じ方向に同じ量だけ移動する。
また、上記ウエハエッジ検知手段4と一体にノッチNの検知のみを行なうノッチ検知手段9が設けられている。
【0007】
一方、処理ステージ6上には、外周部にノッチNが形成され、フォトレジストRが塗布されたウエハWが載置され、不図示の固定手段、例えば真空吸着により固定される。また、処理ステージ6は、処理ステージ回転機構61により、回転可能に支持されている。
そして、制御部50からステージ回転開始信号が送信されると、処理ステージ回転機構61が駆動され、入力部7に入力された回転速度、回転角度または回転回数等のデータに基づき、処理ステージ6の回転を開始する。処理ステージ回転機構61には、処理ステージ6を回転させるためのモータと処理ステージ6の回転角を検出するエンコーダが設けられ、該エンコーダの出力が制御部50にフィードバックされ、制御部50は、このフィードバック信号に基づき処理ステージ6の回転角度を制御する。
図7に上記ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段の構成例を示す。
ウエハエッジ検知手段4は、センサ光を投光する投光部41と、該センサ光を受光する受光部42とから構成され、投光部41から受光部42に投光されるセンサ光の光量によって増減する信号を制御部50に出力する。
そして、制御部50は、受光部42からの信号が、例えばフル出力の半分になる位置、即ち投光部41からのセンサ光が半分遮光され、残りの半分が受光部42に受光される位置に、ウエハエッジ検知手段4が位置するよう、ウエハエッジ検知手段移動機構3を駆動する。したがって、ウエハエッジ検知手段4は、常に上述した位置、すなわちウエハWのエッジE位置に追従して移動する。
また、ノッチ検知手段9は、ウエハエッジ検知手段4と同様に、センサ光を投光する投光部91と、該センサ光を受光する受光部92とからなる。そして、ウエハW回転時、ウエハエッジ検知手段4より先にウエハWのノッチNを検知することができ、ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9の間隔が、少なくともノッチNの幅よりも広くなる位置、例えば、図7に示すように、ウエハエッジ検知手段4の上流側にノッチ検知手段9は設けられる。ここで、ノッチ検知手段9は、ウエハエッジ検知手段4と一体に設けられているので、ウエハエッジ近傍にセンサ光を投光することができる。
【0008】
次に、上記周辺露光装置による、ウエハ周辺部の露光手順について説明する。
(1) 最初に、ウエハ搬送及び載置手段(図示しない)により、外周部にノッチNが形成され、フォトレジストRが塗布されたウエハWが搬送され、ウエハWの中心Oと処理ステージ6の回転中心が略一致した状態で、処理ステージ6上に載置される。
(2) 次に、制御部50は、露光幅設定機構8を駆動して、露光光の照射領域Sを所望の位置(ウエハWのエッジEから幅Aの領域を露光することができる位置)に移動する。
(3) 続いて、制御部50からウエハエッジ検知開始信号が送信されると、ウエハエッジ検知手段移動機構3が駆動され、ウエハエッジ検知手段4をウエハWに向かって移動させ、ウエハエッジ検知手段4によりウエハWのエッジE位置の検知を開始する。
(4) 制御部50は、ウエハエッジ検知手段4の受光部42より、ウエハWのエッジEを捕らえていることを示す信号を受け取ると、前記したように、処理ステージを所定量回転させる。この回転量は、少なくともウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9との間隔D1より大きい量である。
上記のようにウエハエッジEを検出してから、上記所定量処理ステージ6を回転させ、その間にノッチ検知手段9の出力が変化しない場合には、回転を終了させた後、露光処理を開始させる。
また、処理ステージ6を上記所定量回転させている間に、ノッチ検知手段9の出力が変化した場合には、その変化状態からウエハエッジ検知手段4に対するノッチNの相対位置を演算し露光開始位置を決定し、露光処理を開始させる。
【0009】
(5) 露光を開始するには、シャッタ駆動機構15を駆動してシャッタ14を開き、露光光照射部2を介して、所定の照射領域Sを有する露光光をウエハWの周辺部に照射する。
また、制御部50は、シャッタ14を開くとほぼ同時に、処理ステージ回転機構61を駆動し、入力部7に予め入力されていた回転速度、角度範囲でウエハWを回転させながら、その周辺部を露光していく。
この時、制御部50は、ウエハエッジ検知手段移動機構3を制御して、ウエハエッジ検知手段4が、常にウエハWのエッジEを捕らえていることを示す信号を制御部50に出力する位置に、ウエハエッジ検知手段4を移動させている。また、前述したように、露光処理前に、露光光の照射領域Sは、ウエハエッジ検知手段4がウエハWのエッジEを捕らえたときに、ウエハWのエッジEから幅Aの領域を露光することができる位置に移動され、且つ露光処理時には、該照射領域は、ウエハエッジ検知手段4と同期して、同じ方向に同じ量だけ移動するので、ウエハWのエッジEから一定の露光幅で、ウエハWの周辺部を露光することができる。なお、このようにウエハエッジEに沿って、ウエハエッジ検知手段4を移動させ、周辺露光を行う制御を以下では「ならい制御」という。
【0010】
(6) 上記露光処理を行っている際、ノッチ検知手段9がウエハWのノッチNの始まりに達すると、ノッチN部分では、光を遮っていたウエハWが切り欠かれて無くなっているため、ノッチ検知手段9の受光部92で受光されるセンサ光の光量が、急激に増加する。
制御部50は、ノッチ検知手段9の検知位置とウエハエッジ検知手段4の検知位置の間隔から露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりに達するまでの時間T1を算出し、ノッチ検知手段9がノッチNの始まりに達した後、時間T1を経過すると、ウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を停止させる。
そして、ノッチNの切り欠き寸法等から、露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNs から終わりNe に至るまでの時間T2を求め、ノッチNの始まりに達した後、時間T2を経過すると、制御部50は、ウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を再開する信号を出力し、ウエハエッジ検知手段移動機構3は、露光光照射部2から照射される露光光の照射領域Sの移動を行ないつつ、周辺部の露光を行なう。
すなわち、ノッチN部分では、ウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を停止させ、ウエハエッジEに沿って露光を行なわないようにする。すなわち、「ノッチ飛ばし」を行う。
(7) ウエハWの周辺部の露光処理が完了すると、制御部50は、シャッタ14を閉じ、処理ステージ6の回転を終了し、更に露光光照射部2を初期の位置に戻す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
通常、周辺露光装置の処理ステージ6にウエハWが載置される時、ステージ6の回転中心とウエハWの中心とは一致していない。したがって、ステージ6を回転させて周辺露光処理を行なう時、ウエハWは偏心して回転する。
そこで、上述したように、ウエハエッジ検知手段4の投光部から、センサ光を回転するウエハWのエッジE近傍に投光し、エッジEによって遮光されなかった光を受光部42で受光し、受光部42の受光量が一定になるように、ウエハエッジ検知手段移動機構3を制御して、照射領域Sが、ウエハエッジ検知手段4の移動方向及び移動量と同じ方向に同じ量だけ移動するように露光光出射部2を移動させる。
これにより、ウエハWが偏心して回転していても、ウエハWのエッジEから所定の幅で露光できる。
【0012】
しかし、ウエハの偏心量が大きい場合には、前述したように「ノッチ飛ばし」を行い、ウエハエッジ検知手段移動機構3をノッチ開始位置の状態で停止させてしまうと、ノッチ部分が終わる位置において、照射領域が、所望の領域を越えてウエハの内側に入りすぎたり、外側に出すぎたりすることがあり、不良の原因となる。
すなわち、図6の周辺露光装置では、ウエハエッジ検知手段移動機構3をウエハWのエッジEに追従させ、ウエハエッジEから幅Aの領域を露光できるようにならい制御を行っているので、ウエハ中心と回転中心のずれ(偏心)があると、図8(a)に示すように、ウエハ回転角に対して、ウエハエッジ検知手段移動機構3は径方向に移動することになる。
このため、ノッチ区間において、ウエハエッジ検知手段移動機構3をノッチ開始位置の状態で停止させ、単純にならい制御を停止すると、次第に、照射領域の軌跡(露光軌跡)と、ウエハWを円と仮想した時のエッジとの間にずれが生じ、図8(b)に示すように、露光軌跡に設定した露光領域よりウエハWの内側に食い込む場合や、逆に離れる場合がある。
例えばφ300mmのウェハを周辺露光するにおいて、露光幅の誤差は±0.2mmが要求される。しかし、処理ステージの中心に対してウエハの中心が5mmずれると、図8に示す「食い込み」の量が、0.2mm以上になる。
【0013】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、ノッチの部分は、ウエハエッジに沿って露光を行なわない周辺露光装置において、ウエハの偏心が大きい場合でも、ノッチが終わる位置において周辺露光の幅が急激に変化することを防ぐことができる周辺露光装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を本発明においては、次のようにして解決する。
(1)ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段を備え、ウエハエッジ検知手段によりウエハエッジを検知して、露光光の照射領域をウエハエッジに沿って移動させ、ウエハの周辺部を所定の露光幅で露光するとともに、ノッチ検知手段によりノッチが検出されたとき、ノッチ部分ではウエハエッジに沿って露光を行なわないようにした周辺露光装置において、あらかじめ、処理ステージに置かれたウエハのエッジ位置を演算しておき、露光光の照射領域がノッチの部分に存在するとき、上記演算結果に基づき、ウエハをノッチが無い円と見なしたときの該円の円周位置を求め、求めた円周位置に基づいて、照射領域の位置を移動制御する。
(2)周辺露光開始にあたって、ウエハが処理ステージに置かれたとき、ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段の出力に基づき、処理ステージの回転中心に対するウエハの中心の偏心量を求めておく。
そして、露光光の照射領域がノッチの部分に存在するとき、求めた偏心量から、ウエハをノッチが無い円と仮想した時の、ウエハ回転角度の対するウエハエッジの位置を演算し、該演算したウエハエッジの位置を露光するように、照射領域の位置を制御する。
本発明においては、上記のように、露光光の照射領域がノッチの部分に存在するとき、ウエハをノッチが無い円と見なしたときの該円の円周位置を求め、求めた円周位置に基づいて、照射領域の位置を移動制御しているので、ウエハの回転中心と、ウエハの中心位置のずれ、すなわち、偏心量が大きくても、ノッチが終わる位置において周辺露光の幅が急激に変化することを防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、前記図6に示した周辺露光装置を前提として、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施例の周辺露光装置の制御部の構成を示す図である。図1は前記図6において、制御部50、および、ウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9、ウエハエッジ検知手段移動機構3を示したものであり、図1に示した部分以外の構成は、前記図6と同様である。
なお、図1に示すウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9は、ウエハエッジ検知手段4の投光部41、ノッチ検知手段9の投光部91から投光されるセンサ光のウエハW面への投光位置、すなわち、ウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9の検知位置を示している。
ウエハエッジ検知手段4は、前記図7に示したように、センサ光を投光する投光部41と、該センサ光を受光する受光部42とから構成され、投光部41から受光部42に投光されるセンサ光の光量によって増減する信号を制御部50に出力する。
ノッチ検知手段9は、図7に示したようにセンサ光を投光する投光部91と、該センサ光を受光する受光部92とからなり、ウエハエッジ検知手段4の上流側に設けられ、ウエハエッジ検知手段移動機構3によりウエハエッジ検知手段4と一体に移動する。
【0016】
本実施例では、ウエハWが処理ステージ6上に偏心して載置され、ウエハエッジEが、前記図8に示したようにウエハ回転角に対して径方向に変動することを考慮して、ノッチ検知手段9は、ウエハエッジ検知手段4よりも、広い範囲で発光、受光するものを用いる。
すなわち、図1に示すように、ノッチ検知手段9のセンサ光の投光範囲、検知範囲は、ウエハWの円周方向では短く、ウエハの径方向では、ウエハエッジEの径方向の移動範囲より長くなるように設定されている。
なお、ウエハエッジ検知手段4およびノッチ検知手段9は、投光部からの光量の変化を検知できるフォトセンサを用いる。
フォトセンサを用いる場合には、ウエハエッジ検知手段4として、例えば、ビーム状のセンサ光を投光する投光部41と、該ビーム状のセンサ光を受光する受光部42を用いる。また、ノッチ検知手段9としては、例えばセンサ光をレンズにより、ウエハWの半径方向を長手方向とする長方形状の光束、例えばウエハWの半径方向10mm、円周方向3mmの光束に成形してウエハW面に投光する投光部91と、この形状のセンサ光をレンズで集光して、受光素子に入射させる受光部を用いる。
なお、後述するように、ウエハエッジ検知手段4およびノッチ検知手段9としてCCDを用いてもよい。
【0017】
ウエハエッジ検知手段移動機構3は、上記ウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9およびこれらと一体に設けられた露光光照射部2を、ウエハの略中心方向に移動させるモータ(図示せず)と、該モータの回転角を検出するエンコーダ(図示せず)を備えている。
そして、制御部50は、前記したならい制御時には、ウエハエッジ検知手段3の出力に基づき、ウエハエッジ検知手段移動機構3により、ウエハエッジ検知手段4が、常にウエハWのエッジEに沿って移動するように、露光光の照射領域Sを移動させる。
また、露光光の照射領域Sがノッチの部分に存在するときには、ウエハWをノッチが無い円と仮想した時の、ウエハ回転角度の対するウエハエッジEの位置をウエハWの偏心量から演算し、上記エンコーダの出力と処理ステージ6の回転角に基づき、露光光の照射領域が該演算したウエハエッジEの位置に沿って移動するように、ウエハエッジ検知手段移動機構3により露光光の照射領域Sを移動させる(このような制御を以下ではトラッキング制御という)。
【0018】
制御部50には、ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9の出力に基づき偏心量を求める偏心量算出手段51と、求めた偏心量を記憶する偏心量Δx,Δy記憶部53と、ノッチ検知手段9の出力により、露光光の照射領域がノッチ位置にあることを検出するノッチ位置算出手段52が設けられている。
トラッキング目標位置算出手段54は、露光光の照射領域Sがノッチ位置にあるとき、処理ステージ6の回転角に基づきトラッキング制御時の目標値位置を算出する。該目標値は減算器55aに出力され、減算器55aにおいて、ウエハエッジ検知手段移動機構3に設けられたエンコーダの出力との偏差が求められ、該偏差はトラッキング偏差/ならい制御偏差変換手段56に出力される。トラッキング偏差/ならい制御偏差変換手段56は、トラッキング偏差をならい制御偏差に変換し、このならい制御偏差は、切換手段58に出力される。
一方、減算器55bで、ならい制御時の目標値57とウエハエッジ検知手段4の出力との偏差が求められ、切換手段58に出力される。
切換手段58は露光光の照射領域がノッチ部に存在するとき(トラッキング制御時)にはa側に切り換えられ、上記トラッキング偏差/ならい制御偏差変換手段56の出力であるならい制御偏差が制御演算手段59に出力される。
また、露光光の照射領域がノッチ部に存在しないとき(ならい制御時)には、切換手段58はb側に切り換えられ、減算器55bの出力が制御演算手段59に出力される。
制御演算手段59は、上記減算器55bあるいはトラッキング偏差/ならい制御偏差変換手段56が出力する制御偏差にPID演算等の制御演算を施し、この出力は、ウエハエッジ検知手段移動機構3に与えられ、ウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9、露光光出射部2が一体で移動制御される。
【0019】
図2は上記制御部50における処理を示すフローチャートであり、同図を参照しながら本実施例の露光処理について説明する。
(1)周辺露光開始にあたって、ウエハエッジ検知手段移動機構3により、ウエハエッジ検知手段4が、原点位置からノッチ検知手段9とともに処理ステージ6の回転中心に向かって移動する。この時の、ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9とがウエハエッジEを検知する位置に基づき、制御部50の偏心算出手段51は、偏心量を以下のように求める(図2のステップS1,S2)。
【0020】
図3は偏心量の計算方法を説明する図である。
図3において、OはウエハWの回転中心(処理ステージ6の回転中心)、PはウエハWを円と見なしたときの中心であり、ここでは点OをXY座標系の座標原点とする。また、ウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9、露光光出射部2は、周辺露光開始時、原点位置からY軸に沿ってウエハエッジE方向に移動するものとし、これらが原点位置にあるときのウエハエッジ検知手段4の位置をトラッキング変位原点Q(あるいは、単に原点位置Qという)とする。
ここで、各変数を次のように定義する。以下では、予め値が分かっている変数を「既知」、実測される値を「実測値」と表記している。
・Δx,Δy:ウエハエッジ検知手段4がウエハエッジEを検出した(エッジを捕えた)時に計算されるウエハWの偏心量。すなわち、以下の計算で求められる回転中心Oを座標原点としたときのウエハ中心Pの位置座標。
・r  :ウエハ半径(既知)。
・xs :ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9との距離(既知)。
・yts:原点位置Qからウエハの回転中心Oまでの距離(既知)。
・ytr:ウエハエッジ検知手段4が、原点位置QからウエハエッジEを検出するまでに移動する距離(実測値)。
・yet:ウエハエッジ検知手段4がウエハエッジEを検出したときの、ウエハWの回転中心Oとウエハエッジ検知手段4との間の距離。すなわち、yet=yts−ytrである。
・ynt:ウエハエッジ検知手段4がウエハエッジEを検出したときの、ウエハエッジ検知手段4の位置を基準とした、ノッチ検知手段9により検出されるウエハエッジEの位置(実測値)。
なお、ノッチ検知手段9の出力と、ウエハエッジEの位置との関係は、予めキャリブレーションにより求めておく。前記図1に示したようにノッチ検知手段9のセンサ光の投光範囲、検知範囲を、ウエハWの円周方向では短く、ウエハの径方向では、ウエハエッジEの径方向の移動範囲より長くなるように設定しておけば、ノッチ検知手段9の受光部92で受光される光量によりウエハエッジEの位置を求めることができ、実測によれば、ウエハエッジ位置と、受光量はほぼ線型の関係にあることが確認されている。
・a:ウエハエッジ検知手段4がウエハエッジEを検出したときのウエハエッジ検知手段4の位置をAとし、ノッチ検知手段9がウエハエッジEと交差している点をBとしたときの、点Aと点Bの距離。すなわち、点P−A−Bで形成される二等辺三角形の底辺の長さである。
【0021】
以下、偏心量の算出について説明する。
(i) ウエハエッジ検知手段4が移動し、受光部42の受光量が変化することによりウエハエッジEが検出され、受光量が設定された量になった時点で停止する。この時の、原点位置Qからの上記移動距離ytr(原点位置Q−点A間の距離)を求める。
(ii)この時にノッチ検知手段9がウエハエッジEと交差する点Bの位置を求め、点Bの点Aからの距離yntを求める。なお、前記したように、あらかじめ実験により、ノッチ検知手段9の受光量とウエハエッジEの位置との関係を求めておく。
(iii) 上記ynt、ytrと、既知である原点位置Qから処理ステージ6の回転中心O(ウエハ回転中心) までの距離(yts)、ウエハエッジ検知手段からノッチ検知手段までの距離(xs)、ウエハの半径(r)とに基づき、処理ステージ6上のウエハWの偏心量(回転中心に対するウエハの中心の位置) を以下のようにして演算する。
すなわち、図3より、以下の(1)〜(4)式が成り立ち、ウエハWの偏心量Δx,Δyは以下の(5)式により求めることができる。
【0022】
【数1】
Figure 2004134513
【0023】
上記偏心量の算出は、ウエハWを処理ステージ6に載置し、ウエハエッジ検知手段4がウエハエッジEを捕えた時に行われ、このときに求めた偏心量は、制御部50の偏心量Δx,Δy記憶部51に記憶される。
このように予め偏心量Δx,Δyを求めて記憶しておけば、後述するように、ノッチ部分を露光する際、ウエハWを円と仮想した時の、ウエハWの回転角度に対するエッジEの位置が計算することが可能となる。
【0024】
(2)上記のようにウエハエッジ検知手段5により、ウエハエッジEの位置が検出されると、前記従来例で説明したように露光光の照射を開始し、処理ステージ6によるウエハWの回転を開始する(図2のステップS3,S4)
すなわち、図6で説明したように、シャッタ駆動機構15を駆動してシャッタ14を開き、露光光照射部2を介して、所定の照射領域Sを有する露光光をウエハWの周辺部に照射する。
また、制御部50は、シャッタ14を開くとほぼ同時に、処理ステージ回転機構61(図6参照)を駆動し、予め設定されている回転速度、角度範囲でウエハWを回転させる。
この時、制御部50のノッチ位置検出手段52は、ノッチ検知手段9の出力に基づき、ウエハエッジ検知手段4(露光領域S)がノッチ部分にかかっているかを判別する(図2のステップS5)。
【0025】
(3)ウエハエッジ検知手段4(露光光の照射領域S)がノッチ部分にかかっていない場合には、前記図6で説明したのと同様、ウエハエッジ検知手段4のセンサ光がウエハエッジEに沿って移動するように、ウエハエッジ検知手段移動機構3により、ウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9、露光光出射部2を移動させ、所定の露光幅でウエハWの周辺部を露光する(図2のステップS6)。
すなわち、制御部50の切換手段58がb側に切り換えられ、ウエハエッジ検知手段4の受光部42で受光される受光量と、ならい制御時目標値57との偏差が制御演算手段59に与えられる。そして、制御演算手段59の出力により、ウエハエッジ検知手段移動部3に設けられたモータ(図示せず)が駆動され、ウエハエッジ検知手段4のセンサ光がウエハエッジEを沿って移動するように制御される。
【0026】
(4)ウエハエッジ検知手段4(露光光の照射領域S)がノッチ部分にかかると、前記したように、ウエハWの偏心量に基づき、ウエハWをノッチが無い円と見なしたときの該円の円周位置を求め、該円周位置をウエハエッジ検知手段4のセンサ光が沿うようなトラッキング目標位置を、処理ステージ6の回転角に基づきリアルタイムで算出する。そして、計算したトラッキング目標位置に沿って照射領域が移動するように、ウエハエッジ検知手段移動機構3のモータを制御する(図2のステップS7,S8)。
すなわち、制御部50のトラッキング目標位置算出手段52は、処理ステージ6の回転角と、偏心量Δx,Δy記憶部53に記憶された偏心量に基づき、トラッキング目標位置をリアルタイム(演算周期は例えば500μs)で算出する(トラッキング目標位置の算出については後述する)。
また、ウエハエッジ検知手段移動機構3には前記したようにエンコーダが設けられ、このエンコーダにより検出されるウエハエッジ検知手段4の前記原点位置Qからの位置信号が制御部50の減算器55aに与えられる。
減算器55aは上記トラッキング目標位置と、ウエハエッジ検知手段4の位置信号との偏差を求めトラッキング偏差/ならい制御偏差変換手段56に出力する。 トラッキング偏差/ならい制御偏差変換手段56は、上記減算器55が出力するトラッキング偏差をならい制御偏差に変換する。
すなわち、上記減算器55aが出力する偏差は、前記原点位置Qを基準とした、ウエハエッジ検知手段4の位置とトラッキング目標位置との偏差であり、ならい制御時におけるウエハエッジ検知手段4の受光量と、ならい制御時目標値57との偏差とは必ずしも一致しない。そこで、上記のようにトラッキング偏差/ならい制御偏差変換手段56により、トラッキング偏差を、ならい制御偏差に相当した値に変換する。
一方、露光領域Sがノッチ位置にあるとき、ノッチ位置検出手段52により、制御部50の切換手段58がa側に切り換えられている。このため、トラッキング偏差/ならい制御偏差変換手段56の出力は切換手段58を介して制御演算手段59に与えられ、制御演算手段59の出力により、ウエハエッジ検知手段移動部3に設けられたモータ(図示せず)が駆動される。そして、露光光の照射領域が、ウエハWをノッチが無い円と見なしたときの該円の円周位置(トラッキング目標位置)に沿って移動するように制御される。
【0027】
次に上記ウエハWをノッチNが無い円と見なしたときの該円の円周位置を求める計算方法について説明する。
図4は上記計算方法を説明する図である。なお、図4はわかり易いように、ウエハWに対して、ウエハエッジ検知手段4がエッジEに沿って移動するように描かれており、図3と同様、OはウエハWの回転中心(処理ステージ6の回転中心)、PはウエハWを円と見なしたときの中心であり、ここでは点OをXY座標系の座標原点としている。また、ウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9、露光光出射部2は、周辺露光開始時、原点位置からY軸に沿ってウエハエッジE方向に移動するものとし、これらが原点位置にあるときのウエハエッジ検知手段4の位置を原点位置Qとする。
【0028】
ここで、各変数を次のように定義する。以下では、予め値が分かっている変数を「既知」、実測される値を「実測値」と表記している。
・Δx,Δy:ウエハWの偏心量(ウエハWを処理ステージ6に載置した際に計算済)。
・r  :ウエハ半径(既知)。
・θr :ウエハエッジ検知手段4がウエハエッジEを検出したときのウエハWの回転角を0としたウエハWの回転角度(処理ステージ6のエンコーダの出力により求めた実測値)。
・ra :ウエハがθr回転したときの、処理ステージ6の回転中心(ウエハWの回転中心)から、ウエハエッジ検知手段4が検出するウエハエッジEまでの距離(計算で求める)。
・yts:原点位置Q(トラッキング変位原点Q)から回転中心までの距離(既知)。
・ytra:原点位置Qからウエハエッジ検知手段4が検出するウエハエッジEまでの距離(計算で求める)。                      ・x,y:ウエハWをノッチの無い円とみなしたときの回転角θrにおけるウエハエッジEの位置座標。
【0029】
図4から、以下の(6)〜(7)式の関係が成り立つ。(6)(7)式からx,yを消去して、二次方程式の解を求めると、次の(8)式が得られる。
ここで、上記解のうち+のみを適用すると、raは以下の(9)式となる。
また、図4からytra+ra=ytsであるから、原点位置Qからウエハエッジ検知手段4が検出するウエハエッジEまでの距離ytraは、以下の(10)式で求めることができる。
【0030】
【数2】
Figure 2004134513
【0031】
(5)露光光照射領域がノッチ位置を通過すると、再び通常の、ウエハエッジEによるならい制御に切り換え、ウエハWの回転角度が終了位置に到達したかを調べる(図2のステップS9)。ウエハWの回転角度が終了位置に到達していなければステップS5に戻り、上記(3)(4)による露光処理を行う。
そして、ウエハWの回転角度が終了位置に到達すると、ウエハWの回転を停止させ、露光光の照射を停止する(ステップS10)。
【0032】
以上では、ウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9としてフォトセンサを用いる場合について説明したが、高価になるがCCDラインセンサを用いても良い。
ウエハエッジ検知手段4、ノッチ検知手段9としてCCDセンサを用い、CCDセンサとして、ウエハWの径方向に所定以上の長さのものを用いれば、上記実施例のように、ウエハWを処理ステージ6に載置したとき、ウエハエッジ検知手段4を、ウエハエッジを検出できる位置まで移動させることなく、偏心量を求めることができる。
すなわち、センサとしてCCDを用いれば、ウエハエッジ検知手段4と、ノッチ検知手段9によりウエハWのエッジ位置を直ちに求めることができるので、処理ステージ6にウエハWを載置すると同時に、エッジEを検出し、前記図2で説明した計算を行って、ウエハWの偏心量を求めることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、ウエハを処理ステージに載置したとき、ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段の出力を用いて、ウエハの回転中心とウエハ中心のずれ(偏心量)を求めておき、露光光の照射領域がノッチの部分に存在するとき、ウエハをノッチが無い円と見なしたときの該円の円周位置を求め、求めた円周位置に基づいて、照射領域の位置を移動制御しているので、ノッチが終わる位置における、露光の幅の変化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の周辺露光装置の制御部の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例の制御部における処理を示すフローチャートである。
【図3】偏心量の計算方法を説明する図である。
【図4】ウエハをノッチが無い円と見なしたときの該円の円周位置を求める計算方法を説明する図である。
【図5】従来の周辺露光装置によりウエハの周辺が露光される様子を示す図である。
【図6】本発明の前提となる周辺露光装置の概略構成を示す図である。
【図7】ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段の構成例を示す図である。
【図8】ノッチ部分でならい制御を停止することにより生ずるノッチ部分における露光領域の食い込みを説明する図である。
【符号の説明】
1     光源部
11    ランプ
12    集光鏡
13    ライトガイドファイバ
13a   ライトガイドファイバの入射端面
13b   ライトガイドファイバの出射端面
14    シャッタ
15    シャッタ駆動機構
2     露光光照射部
3     ウエハエッジ検知手段移動機構
4     ウエハエッジ検知手段
41,91 投光部
42,92 受光部
50    制御部
51    偏心量算出手段
52    ノッチ位置算出手段
53    偏心量Δx,Δy記憶部
54    トラッキング目標位置算出手段
55a,55b 減算器
56    トラッキング偏差/ならい制御偏差変換手段
57    ならい制御時の目標値
58    切換手段
59    制御演算手段
6     処理ステージ
61    処理ステージ回転機構
7     入力部
8     露光幅設定機構
9     ノッチ検知手段
A     露光幅
E     エッジ
N     ノッチ
S     照射領域
W     ウエハ

Claims (2)

  1. 外周部にノッチが形成され、フォトレジストが塗布されたウエハを回転させつつ、該ウエハの周辺部のフォトレジストに、露光光を照射することにより、該フォトレジストを露光する周辺露光装置であって、
    ウエハを載置して回転する処理ステージと、センサ光を投光する投光部と、該センサ光を受光する受光部とから構成される、ウエハエッジ検出手段と、
    上記ウエハエッジ検知手段を、原点位置から上記処理ステージの回転中心方向に移動させ、またその移動距離を検出するウエハエッジ検知手段移動機構と、
    上記ウエハエッジ検知手段の上流側に設けられ、上記ウエハエッジ検知手段と一体に構成された、上記ノッチを検出するノッチ検知手段と、
    上記露光光の照射領域を移動させる、照射領域移動機構と、
    上記投光部からセンサ光を上記ウエハの周辺部に投光し、
    該周辺部に遮光されなかったセンサ光を上記受光部で受光し、
    該受光部の受光量が一定になるように、上記ウエハエッジ検知手段移動機構を制御するとともに、
    上記照射領域を、上記ウエハエッジ検知手段の移動方向及び移動量と同じ方向に同じ量だけ移動するように、上記照射領域移動機構を制御する制御部と、を有するノッチ付ウエハの周辺露光装置において、
    上記制御部は、
    ウエハエッジ検知手段がウエハエッジを検出した時の位置情報と、その時にノッチ検知手段がウエハエッジと交差する点の位置情報とを求め、
    露光光の照射領域がノッチの部分に存在するとき、上記位置情報から、ウエハをノッチが無い円と見なしたときの該円の円周位置を求め、求めた円周位置に基づいて、上記照射領域移動機構を制御する
    ことを特徴とするノッチ付ウエハの周辺露光装置。
  2. 上記制御部は、ウエハが処理ステージに置かれたとき、ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段の出力に基づき、処理ステージの回転中心に対するウエハの中心の偏心量を求める偏心量算出手段と、求めた偏心量を記憶する記憶手段と、
    露光光の照射領域がノッチ部分に存在しないとき、照射領域が、上記ウエハエッジ検知手段の移動方向及び移動量と同じ方向に同じ量だけ移動するように、上記照射領域移動機構を制御し、
    露光光の照射領域がノッチの部分に存在するとき、上記記憶手段に記憶された偏心量に基づき、ウエハをノッチが無い円と見なしたときの該円の円周位置を求め、求めた円周位置に沿って照射領域が移動するように、上記照射領域移動機構を制御する照射領域移動機構制御手段を備えた               ことを特徴とする請求項1のノッチ付ウエハの周辺露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101685271B (zh) * 2008-09-23 2012-01-11 和舰科技(苏州)有限公司 一种晶圆片晶边清洗宽度的检测方法
CN109183105A (zh) * 2018-08-31 2019-01-11 上海华力微电子有限公司 一种校正及监测铜电镀中洗边位置的方法
CN109540904A (zh) * 2018-12-12 2019-03-29 华侨大学 一种衬底表面宏观缺陷检测及分类系统
KR102614406B1 (ko) * 2023-08-10 2023-12-15 주식회사 엠텍마이크라텍글로벌 Led 광원을 이용한 웨이퍼 엣지 노광 장치

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