JPH09162120A - 半導体ウエハ上の不要レジストを除去するためのウエハ周辺露光方法および装置 - Google Patents

半導体ウエハ上の不要レジストを除去するためのウエハ周辺露光方法および装置

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JPH09162120A
JPH09162120A JP22463296A JP22463296A JPH09162120A JP H09162120 A JPH09162120 A JP H09162120A JP 22463296 A JP22463296 A JP 22463296A JP 22463296 A JP22463296 A JP 22463296A JP H09162120 A JPH09162120 A JP H09162120A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】前工程で半導体ウエハ上に形成される回路パタ
ーンの形成位置に誤差があっても、高精度かつ簡便に、
階段状形状の不要レジストを現像工程で除去するための
ウエハ周辺露光を実現すること。 【解決手段】ウエハ(W)上のパターン形成領域以外の
不要レジストを露光する前に、ウエハ周縁検出手段(1
3)でオリエンテーションフラット等の形状上の特異点
の位置を検出し、上記形状上の特異点が所定の位置に位
置するまで回転ステージ(1)を駆動してウエハを回転
させ、アライメントマーク検出手段(14)で所定のア
ライメントマークの位置を記憶・演算することによりし
て回路パターンの形成位置の誤差を補正し、再度回転ス
テージ(1)を駆動してウエハ上の露光領域位置の微調
整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ上の不要レ
ジストを現像工程で除去するために適用されるウエハ周
辺露光方法および露光装置に関するものであって、特に
階段状形状である不要レジストを現像工程で除去するた
めに適用されるウエハ周辺露光方法および露光装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばIC、LSI等の半導体装置の製
造に際しては、シリコンウエハ等の半導体ウエハの表面
にフォトレジスト(以下レジストと称する)を塗布し、
次いで回路パターンを露光し、これを現像して、レジス
トパターンを形成することが行われている。このレジス
トパターンをマスクにして、イオン注入、エッチング、
リフトオフなどの加工が施される。 レジストの半導体
ウエハ(以下ウエハと称する)への塗布は、塗布により
形成されるレジスト膜の厚みを均一にするために、通
常、スピンコート法が用いられている。これは、ウエハ
表面の中心位置にレジストを注ぎながらウエハを回転さ
せ、遠心力によってウエハの全表面にレジストを塗布す
るものであり、従って、ウエハの周辺部にもレジストが
塗布されることになる。
【0003】しかし、ウエハの周辺部はパターン形成領
域としてあまり利用されることはない。これは、ウエハ
が種々の処理工程に付される際に、その周辺部を利用し
て搬送、保持されることが多く、また周辺部ではパター
ンの歪みが生じやすく歩留りが悪いからである。よっ
て、レジストがポジ型レジストである場合には、周辺部
が露光されないため現像後も周辺部にレジストが残留す
る。この周辺部に残留したレジストはウエハの搬送、保
持の際に剥離等が発生して周辺機器を汚染し、ひいては
ウエハ表面の汚染となり、歩留りの低下を招く原因とな
る。これは、特に、集積回路の高機能化、微細化が進み
つつある現在、深刻な問題となっている。
【0004】そこで、周辺部の不要レジストを現像工程
で除去することが提案され、それを実現するために、パ
ターン形成領域における回路パターンの露光工程とは別
に、周辺部の不要レジストを露光するウエハ周辺露光方
法が採用されている。この周辺露光方法は、レジストが
塗布されたウエハを回転させながら光ファイバにより導
かれた光をスポット的に周辺部に照射し、環状に露光す
るものである。
【0005】一方、近年、回路パターンの露光は、レジ
ストの塗布されたウエハ表面を逐次移動型縮小投影露光
装置(ステッパー)によって、碁盤の目状に区画された
パターンを逐次露光する場合が多い。この場合には、正
しく1チップ分の回路パターンを露光できない周辺部分
の形状、すなわち不要レジスト部分の形状は、階段状と
なり、その大きさ、形状も露光する毎に様々に変化す
る。このような階段状の不要レジストも、半導体装置の
製造工程において剥離等が発生することがあり、先に述
べたような歩留りの低下を招く原因となる。
【0006】このような階段状の不要レジストの除去
は、例えば特開平3−242922号公報に開示されて
いるような装置を用いて、光ファイバにより導かれる光
を不要レジストの階段状パターンに沿って移動させなが
らスポット的に照射することにより実現される。
【0007】図9に示すウエハ周辺露光装置を用いて、
従来のウエハ周辺部の階段状の不要レジストを露光する
ウエハ周辺露光方法について説明する。回路パターンC
Pは、通常、図10に示すように、ウエハWの結晶の方
向を示すオリエンテーションフラット(以下オリフラと
称する)やノッチと称される周縁形状を基準にして形成
される。ここで、図10(a)はオリフラが設けられた
ウエハの場合、図10(b)はノッチが設けられたウエ
ハの場合を示している。
【0008】(1)まず、図9に示すコントローラ12
に、図10に示す互いに直交するX−Y座標における露
光領域の座標データを記憶させる。ここに示すX−Y座
標のX方向、Y方向は、互いに直交する方向に移動する
Xステージ8、Yステージ10の移動方向と一致してい
る。ここでの座標データは、ウエハWの円周部の中心と
回転ステージ1の中心が一致しているときのものであ
る。また、この座標データと、Xステージ位置検出手段
9、Yステージ位置検出手段11により検出されるXス
テージ8、Yステージ10の位置情報との相関関係も定
められている。なお、この座標データは、例えばレジス
トを感光させる露光光である紫外線を含む光を放出する
放電ランプ、放出された紫外線を集光する集光鏡等から
なる露光用光源4から露光光を導くライトガイドファイ
バ5の出射部6と後に示すウエハ周縁検出手段13との
位置関係も考慮されている。
【0009】(2)Xステージ8、Yステージ10を駆
動して、保持アーム7に取りつけられたウエハ周縁検出
手段13をウエハWの周縁まで移動させる。なお、Xス
テージ8、Yステージ10の位置情報は、Xステージ位
置検出手段9、Yステージ位置検出手段11により検出
され、コントローラ12に送出される。すなわち、Xス
テージ8、Yステージ10の駆動制御は、フィードバッ
ク制御となる。ウエハ周縁検出手段13は、例えば、レ
ジストを感光させない非露光光を放出する発光ダイオー
ド51、該非露光光を平行光にするレンズ52、CCD
アレイ53から構成される。レンズ52を通過した平行
光である非露光光は、図11に示すように、ウエハWに
より一部遮光され、ウエハWのエッジ部の外側を通過す
る。この通過光はCCDアレイ53により検出される。
【0010】(3)回転駆動機構2を駆動し、ウエハW
が載置・真空吸着されている回転ステージ1を1回転さ
せる。ウエハWの回転中、ウエハWのエッジ部の位置
は、オリフラまたはノッチにおいて変化する。さらに
は、ウエハW載置時のウエハWの中心と回転ステージ1
の回転中心とのズレ量に応じても変化する。よって、回
転ステージの回転中、CCDアレイ53の非露光光の検
出位置は、回転ステージ1の回転角度に応じて変化す
る。すなわち、回転角度読取機構3により回転ステージ
1の回転角度を検出し、各回転角度において、CCDア
レイ53の各ピクセルのうちどのピクセルが非露光光を
検出したかの情報を検出することにより、回転ステージ
1の回転角度をパラメータとしたウエハWのエッジ部の
位置情報が得られる。
【0011】(4)上記ウエハWのエッジ部の位置情報
をコントローラ12において、演算処理してオリフラ位
置、あるいはノッチ位置を求めるとともに、回転ステー
ジ1の回転中心とウエハWの中心とのズレ量を算出す
る。このズレ量の算出は、例えば特開平1−24649
2号公報に開示されている方法を適用する。 (5)上記算出データをもとに、オリフラ位置がX−Y
座標系のX軸と平行になるまで、回転駆動機構2を駆動
して回転ステージ1を回転させる。ノッチの場合は、ノ
ッチとウエハWの中心を結ぶ直線がY軸と平行になるま
で回転駆動機構2を駆動して回転ステージ1を回転させ
る。なお、上記位置合わせが適正に行われたかどうかを
特開平5−3153号公報に開示されている方法を適用
して確認してもよい。すなわち、オリフラの場合、ウエ
ハ周縁検出手段13をオリフラに沿ってX軸方向に移動
させてオリフラ位置を検出して、オリフラとX軸とがな
す角度を求める。そして、必要があれば微調整を行う。
【0012】(6)また手順(4)で算出したズレ量を
もとに、手順(1)で記憶しておいた座標データを補正
する。例えば、図12においては、座標データ(X,
Y)は(X−dx,Y−dy)として補正される。な
お、先に述べた通り、この座標データは出射部6の位置
とウエハ周縁検出手段13の位置のズレ量も考慮されて
いる。
【0013】(7)手順(6)で補正した座標データを
もとに、Xステージ8、Yステージ10を駆動制御し
て、出射部6からの光照射位置を所定の初期位置へ移動
させる。 (8)シャッタ駆動機構43を駆動し、シャッタ41を
開ける。出射部6からは、露光光が放出される。
【0014】(9)手順(6)で補正した座標データを
もとに、Xステージ8、Yステージ10を駆動制御し
て、階段状の露光領域を露光する。 (10)なお、Xステージ8、Yステージ10の移動の
ストローク長があまり長くない場合には、露光領域の露
光しうる範囲を露光後90°ずつ回転ステージ1を回転
させて、回転後、その都度露光領域を露光するようにし
てもよい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、階段状の
不要レジストを露光する場合、オリフラ位置(またはノ
ッチ位置)を基準に定められている露光領域を記憶し、
それに対応するように、出射部6からの光照射位置を互
いに直交するX−Y方向に位置制御して露光していた。
これは、不要レジストの露光領域がオリフラ位置(また
はノッチ位置)に対して所定の方向に位置していること
を前提としたものである。すなわち、オリフラ基準の場
合は、図10(a)に示すように、不要レジスト領域の
内側の辺L1,L3がオリフラの方向と一致しているX
軸に平行であり、辺L2,L4がX軸に直交するY軸に
平行であるという前提である。またノッチ基準の場合
は、図10(b)に示すように、不要レジスト領域の内
側の辺L6,L8がノッチの頂点部とウエハの中心を結
ぶ方向と一致しているY軸に平行であり、辺L5,L7
がY軸に直交するX軸に平行であるという前提である。
【0016】しかしながら、このウエハ周辺露光工程の
前工程である回路パターンの露光・形成工程において位
置合わせ等の誤差により、例えば図13に示すように、
回路パターンCPの位置、すなわち不要レジストの露光
領域が、オリフラ位置またはノッチ位置に対して、所定
の方向に位置しないことがある。図13には、回路パタ
ーンCPが、X軸に対して角度θだけ傾いている例を示
している。よって、先に述べたように、回転ステージ1
の回転中心とウエハWの中心との位置ズレを補正して
も、所定の領域を露光することが不可能になる。
【0017】よって、回路パターンの露光・形成後、ウ
エハ周辺露光を行う前にウエハW上の回路パターンを別
途観測して、例えば図13に示すような角度θを求め、
先に述べた手順(5)において、オリフラ位置またはノ
ッチ位置がX−Y座標系のX軸と平行になるまで回転駆
動機構2を駆動して回転ステージ1を回転させる際に、
角度θだけ補正しなければならない。このような露光領
域のズレは、回路パターンの露光・形成工程において、
各ウエハ毎に、あるいは各製造ロット毎に変化するの
で、都度、観測を行わねばならず、そのための観察装置
を新たに設けなければならなくなる。
【0018】また、角度θだけ回転ステージ1を回転さ
せるときに生じる不要レジストの露光領域のズレに関し
ても補正しなければならず、複雑な演算処理が必要とな
る。
【0019】本発明者らは、上記従来技術の問題点を解
決するために、図2に示すように、ウエハWに回路パタ
ーンCPと所定の位置関係にあるアライメントマークW
AM(WAM1、WAM2)を2か所設け、このアライ
メントマークWAMを観測して、その観測データをもと
に自動的に上記ズレ量を補正する新規な方法を見出し
た。
【0020】図14に、アライメントマークWAMを観
測するためのアライメントユニットの構成を示す。アラ
イメントユニット20は、非露光光照射装置21、ハー
フミラー22、ミラー23、投影レンズ24、25、C
CDカメラ等からなる光学センサ26から構成される。
27はモニタであり、光学センサ26からの信号を受像
し、かつアライメントマークWAMの画像データ(モニ
タ上の座標の位置データ)をコントローラ12へ送信す
る。
【0021】ズレ量の補正は以下のように行われる。 (a)先に示した手順(6)の後、図14に示すよう
に、アライメントマークWAMを観測しうる所定の位置
にアライメントユニット20を挿入する。アライメント
マークWAM(WAM1、WAM2)は2か所あるの
で、アライメントユニット20も2台挿入される。 (b)非露光光照射装置21より非露光光を放出し、ウ
エハW上のアライメントマークWAMを照明する。照明
されたアライメントマークWAMの像は、ミラー23→
ハーフミラー22→投影レンズ24,25を介して光学
センサ26で検出され、モニタ27で受像される。
【0022】(c)2つのアライメントマークWAM
(WAM1、WAM2)の画像データを演算処理して、
ズレ量である角度θを算出する。 (d)算出した角度θだけ回転ステージ1をさらに回転
させ、回路パターンCP(すなわち露光領域)を、X−
Y座標と所定の位置関係になるようにする。
【0023】(e)手順(9)で補正されている座標デ
ータに基づき、各々のアライメントマークWAMがモニ
タ27上に本来受像されるべき位置を計算する。ここ
で、実際にモニタ27で受像されているアライメントマ
ークWAMの像は、角度θだけ回転ステージ1をさらに
回転させた影響により、上記受像されるべき位置から外
れた位置に受像されている。 (f)アライメントマークWAMがモニタ27上に本来
受像されるべき位置と実際に受像されている位置との差
を求め、演算処理し、手順(6)で補正されている座標
データをさらに補正する。
【0024】(g)上記補正後、非露光光照射装置21
からの非露光光の放出を停止し、アライメントユニット
20を所定の位置から退避位置まで退避させる。以降、
手順(7)以降を踏襲する。
【0025】本発明者らが見出した上記のアライメント
マークを使用した補正方法では、ウエハWの観察手段が
ウエハ周辺露光装置と一体化しており、新たに観測装置
を設置する必要がなくなる。また、比較的簡便に角度θ
だけ回転ステージ1を回転させるときに生じる不要レジ
ストの露光領域のズレに関する補正を実現しうる。しか
しながら、以下の問題点を有する。
【0026】(1)アライメントユニット20は、回路
パターンCPのズレ量補正を行う度に所定位置への挿入
と退避位置までの退避を行うが、図15に示すように、
所定位置への挿入位置に誤差(図15における位置Aと
位置B)があると、2つのアライメントマークWAMの
画像データが変化する。(WAM(A)とWAM
(B))。ところが、2つのアライメントユニット20
は、それぞれ独立に挿入・退避がなされ、かつそれから
得られる位置データと出射端6の位置データ(Xステー
ジ8、Yステージ10の位置データ:X−Y座標系)と
は何ら相関がない。
【0027】(2)よって、2つのアライメントユニッ
ト20の位置精度が高精度でないと、Xステージ8、Y
ステージ10の移動座標系であるX−Y座標系との相対
位置関係がずれてしまい、上記手順(e)(f)におけ
る、角度θだけ回転ステージ1をさらに回転させたとき
の座標データの補正に誤差が生じてしまう。
【0028】(3)そのため、アライメントユニット2
0の高精度の位置決め機構が必要となり、コストが高く
なる。 (4)また複数のアライメントユニット20が必要なの
で、装置が大型化してしまう。
【0029】本発明の第1の目的は、前工程で形成され
る回路パターンの形成位置に誤差があっても、高精度か
つ簡便に、階段状形状の不要レジストを現像工程で除去
するためのウエハ周辺露光を実現する方法を提供するこ
とにある。本発明の第2の目的は、上記のようなウエハ
周辺露光を実現可能な小型で安価なウエハ周辺露光装置
を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1、2、
3、4、5、6の発明は、ウエハ上のパターン形成領域
以外の不要レジストを露光する前に、ウエハのオリフラ
やノッチ等の形状上の特異点の位置を検出し、上記特異
点が所定の位置に位置するまでウエハを回転させ、上記
パターンの所定の2点、あるいは、上記パターンと所定
関係を有し該パターンとは別途に設けられている2つの
アライメントマークの位置を記憶して演算し、上記出射
端の移動方向と上記パターンとのなす角度を求め、上記
角度が0度または90度になるようにさらにウエハを回
転させる工程・機能を含んでいる。
【0031】すなわち、ウエハの形状上の特異点を基準
にして不要レジストを露光するのではなく、回路パター
ンを観察してウエハを所定の位置に位置させるパターン
を基準とした露光が可能になるので、前工程で形成され
る回路パターンの形成位置に誤差があっても、高精度か
つ簡便に、階段状形状の不要レジストを現像工程で除去
するためのウエハ周辺露光を実現することが可能にな
る。
【0032】特に、上記パターンの所定の2点を用いれ
ば、アライメントマークを別途設ける必要が無く、便利
である。
【0033】また、請求項3、4の発明は以下の作用を
有する。 (1)前工程で形成される回路パターンの形成位置に誤
差を観測するウエハの観察手段を有しているので、新た
に観測装置を設置する必要がない。 (2)ライトガイドファイバの出射端と上記観察手段と
が所定の位置関係になるように一体に保持されていて、
かつ直交方向に移動可能である。よって、出射端と観察
手段の移動座標系が完全に一致しており、常に、回路パ
ターンの形成位置の誤差補正を高精度に行うことができ
る。よって、上記座標系が独立している場合に要求され
る観察手段の高精度な位置決め機構が不要となる。
【0034】(3)さらに、一つの観察手段を駆動制御
して、上記ウエハ上のパターンの所定の2点、あるい
は、上記パターンと所定関係を有し該パターンとは別途
に設けられている2つのアライメントマークを個別にそ
れぞれ検出・記憶しているので、複数のアライメントユ
ニットを必要としない。よって、小型かつ安価なウエハ
周辺露光装置を提供できる。
【0035】また、請求項5、6の発明は以下の作用を
有する。 (1)前工程で形成される回路パターンの形成位置に誤
差を観測するウエハの観察手段を有しているので、新た
に観測装置を設置する必要がない。 (2)ライトガイドファイバの出射端と上記観察手段と
が所定の位置関係になるように一体に固定されていて、
かつ、ウエハを載置した回転可能なワークステージが直
交方向に移動可能である。よって、一体に固定された出
射端および観察手段の位置とウエハを載置したワークス
テージの位置との相関関係は常に同じであり、よって、
常に、回路パターンの形成位置の誤差補正を高精度に行
うことができる。従って、上記座標系が独立している場
合に要求される観察手段の高精度な位置決め機構が不要
となる。
【0036】(3)さらに、ワークステージを駆動制御
して、上記ウエハ上のパターンの所定の2点、あるい
は、上記パターンと所定関係を有し該パターンとは別途
に設けられている2つのアライメントマークを個別にそ
れぞれ検出・記憶しているので、複数のアライメントユ
ニットを必要としない。よって、小型かつ安価なウエハ
周辺露光装置を提供できる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の第1の実施例で
あるウエハ周辺露光装置を示す。図1に示すウエハ周辺
露光装置は、先に図7に示した従来の技術に基づくウエ
ハ周辺露光装置に、ウエハW上に設けられているアライ
メントマークWAM1,WAM2を検出し、検出データ
を演算処理してズレ量を補正する機能を付与したもので
ある。
【0038】以下に構成を述べる。なお、図9と同一の
符号を有するものは、同様の構成要素を示す。14は、
アライメントマークWAM1,WAM2を検出するアラ
イメントマーク検出ユニットである。アライメントマー
ク検出ユニット14は、CCDカメラ81、ハーフミラ
ー82、非露光光を放出する光源83、レンズ84から
構成されている。光源83は、例えば、非露光光を放出
する発光ダイオードでもよいし、白熱電球に非露光光の
みを透過させる光学フィルタを組み合わせたものでもよ
い。アライメントマーク検出ユニット14は、光源83
から放出される非露光光をハーフミラー82、レンズ8
4を介してアライメントマークWAM1またはWAM2
に照射し、該アライメントマークを、レンズ84、ハー
フミラー82を介してCCDカメラ81により検出す
る。アライメントマーク検出ユニット14は、保持アー
ム7により出射部6と一体に保持されているので、Xス
テージ8、Yステージ10をコントローラ12により制
御することにより、出射部6と一体にX方向、Y方向に
所定量だけ駆動制御される。
【0039】CCDカメラ81により検出されたアライ
メントマークWAM1,WAM2の画像データはコント
ローラ12に送信される。ここで、コントローラ12
は、回転ステージの回転駆動機構2、シャッタ駆動機構
43、Xステージ8、Yステージ10の制御機能および
回転角度読取機構3で検出する回転ステージ1の回転角
度情報、Xステージ位置検出手段9、Yステージ位置検
出手段11で検出するXステージ8、Yステージ10の
位置情報、ウエハ周縁検出手段13で検出するウエハW
のエッジの位置情報、不要レジストの露光領域の座標デ
ータの記憶・演算処機能の他に、アライメントマークW
AM1,WAM2の画像データの記憶・演算処理機能も
有する。
【0040】次に、図1に示すウエハ周辺露光装置を用
いて、ウエハ周辺部の階段状の不要レジストを露光する
ウエハ周辺露光方法について説明する。 (1)コントローラ12に、図2に示す互いに直交する
X−Y座標における露光領域およびアライメントマーク
WAM1,WAM2の座標データを記憶させる。この記
憶させる座標データは、回路パターンCPすなわち不要
レジストの領域およびアライメントマークWAM1,W
AM2がウエハW上の所定の位置にあるときのものであ
る。従来の技術と同様、ここに示すX−Y座標のX方
向、Y方向は、互いに直交する方向に移動するXステー
ジ8、Yステージ10の移動方向と一致している。ま
た、ここでの座標データは、ウエハWの円周部の中心と
回転ステージ1の中心が一致しているときのものであ
り、Xステージ位置検出手段9、Yステージ位置検出手
段11により検出されるXステージ8、Yステージ10
の位置情報との相関関係も定められている。なお、この
座標データは、出射部6とウエハ周縁検出手段13との
位置関係や出射部6とアライメントマーク検出ユニット
14との位置関係も考慮されている。
【0041】なお、アライメントマークWAM1,WA
M2の代わりに、アライメントマークとして図3に示す
ように、回路パターンCP領域内の各チップ周囲にある
スクライブラインの交差点のような特徴を有する所定の
2点をコントローラ12に記憶させてもよい。この場合
は、別途アライメントマークWAM1,WAM2を設け
る必要が無いので便利である。
【0042】(2)Xステージ8、Yステージ10を駆
動して、保持アーム7に取りつけられたウエハ周縁検出
手段13をウエハWの周縁まで移動させ、発光ダイオー
ド51より非露光光を放出させる。なお、Xステージ
8、Yステージ10の位置情報は、Xステージ位置検出
手段9、Yステージ位置検出手段11により検出され、
コントローラ12に送出される。すなわち、Xステージ
8、Yステージ10の駆動制御は、フィードバック制御
となる。 (3)回転駆動機構2を駆動し、不図示の搬送機構によ
り搬送されてきたウエハWが載置・真空吸着されている
回転ステージ1を1回転させる。
【0043】(4)回転ステージ1が1回転している
間、CCDアレイ53および回転角度読取機構3によ
り、先に述べた回転ステージ1の回転角度をパラメータ
としたウエハWのエッジ部の位置情報を検出する。その
後、発光ダイオード51からの非露光光の放出を停止す
る。 (5)上記ウエハWの周縁部の位置情報をコントローラ
12で演算処理し、オリフラ位置またはノッチ位置、お
よび回転ステージ1の回転中心とウエハWの中心とのズ
レ量を算出する。
【0044】(6)上記算出データをもとに、オリフラ
位置がX−Y座標系のX軸と平行になるまで、回転駆動
機構2を駆動して回転ステージ1を回転させる。ノッチ
の場合は、ノッチとウエハWの中心を結ぶ直線がY軸と
平行になるまで回転駆動機構2を駆動して回転ステージ
1を回転させる。なお、先に述べたように、上記位置合
わせが適正に行われたかどうかを特開平5−3153号
公報に開示されている方法を適用して確認してもよい。 (7)また、手順(5)で算出した回転ステージ1の回
転中心とウエハWの中心とのズレ量をもとに、手順
(1)で記憶しておいた座標データを補正する。
【0045】(8)手順(7)で補正した座標データに
基づき、Xステージ8、Yステージ10を駆動制御し
て、保持アーム7により出射部6と一体に保持されてい
るアライメント検出ユニット14をアライメントマーク
WAM1があるべき位置へ移動させる。 (9)アライメントマーク検出ユニット14の光源83
より非露光光を放出し、CCDカメラ81で、アライメ
ントマークWAM1の像を検出し、画像データ(位置デ
ータ)を記憶する。 (10)同様にして、アライメントマークWAM2があ
るべき位置へアライメント検出ユニット14を移動さ
せ、アライメントマークWAM2の像を検出し、画像デ
ータ(位置データ)を記憶する。
【0046】(11)図4に示すように、両アライメン
トマークWAM1,WAM2の画像データおよび手順
(1)で予め記憶しておいた両アライメントマークWA
M1,WAM2のX軸方向の距離Dにより、X軸方向と
両アライメントマークWAM1,WAM2を結んだ線分
との傾きθ、すなわち、回路パターンCPのズレ量θを
演算により求め、その分だけ回転ステージ1を回転させ
る。 (12)上記(8)〜(11)までの手順をもう1度行
い、傾きθの補正が適正に行われているかどうか確認す
る。この補正が適正に行われていない場合は、上記
(8)〜(11)までの手順を繰り返し、傾きθの値が
所定の値以下になるまで繰り返す。傾きθの値が所定の
値以下になった状態を図5に示す。 (13)両アライメントマークWAM1,WAM2が本
来あるべき位置のデータと実際にある位置のデータを演
算し、両者の差を求め、手順(7)で補正した座標デー
タをさらに補正する。
【0047】(14)図1に戻り、アライメントマーク
検出ユニット14の発光ダイオード83より非露光光の
放出を停止する。 (15)手順(13)で補正した座標データをもとに、
Xステージ8、Yステージ10を駆動制御して、保持ア
ーム7すなわち出射端6からの光照射位置を所定の初期
位置へ移動させる。 (16)シャッタ駆動機構43を駆動し、シャッタ41
を開ける。出射端6からは、露光光が放出される。 (17)手順(13)で補正した座標データをもとに、
Xステージ8、Yステージ10を駆動制御して、階段状
の露光領域を露光する。 (18)なお、Xステージ8、Yステージ10の移動の
ストローク長があまり長くない場合には、露光領域の露
光しうる範囲を露光後90°ずつ回転ステージ1を回転
させて、回転後、その都度露光領域を露光するようにし
てもよい。
【0048】第1の実施例のウエハ周辺露光装置は、ア
ライメントマーク検出ユニット14と出射部6を一体に
保持する保持アーム7をXステージ8、Yステージ10
によって、X方向、Y方向に所定量だけ駆動制御する
が、図6に示す第2の実施例のウエハ周辺露光装置のよ
うに、アライメントマーク検出ユニット14と出射部6
を一体に固定して、ウエハWを載置する回転ステージ1
をXステージ8、Yステージ10によって、X方向、Y
方向に所定量だけ駆動制御するようにしても、第1の実
施例のウエハ周辺露光装置と同様の効果が得られる。
【0049】図6において、71はアライメントマーク
検出ユニット14と出射部6を一体に所定位置に固定す
る固定部材である。また、回転駆動機構2と回転角度読
取機構3は一体化しており、Xステージ8、Yステージ
10に固定されている。よって、回転ステージ1は、回
転駆動機構2、Xステージ8、Yステージ10を駆動す
ることにより、回転し、さらにX方向、Y方向に移動可
能となる。また回転ステージ1の回転角度、X方向、Y
方向の位置は、回転角度読取機構3、Xステージ位置検
出手段9、Yステージ位置検出手段11により検出さ
れ、この検出信号は、コントローラ12へ送出される。
なお、図1と同一の符号を有するものは、同様の構成要
素を示す。
【0050】次に、第2の実施例のウエハ周辺露光装置
によるウエハ周辺露光方法について説明する。 (い)第1の実施例の手順(1)のように、コントロー
ラ12にウエハWの円周部の中心と回転ステージ1の中
心が一致しているときの露光領域のX−Y座標データを
記憶させる。この座標データは、Xステージ8、Yステ
ージ10の位置情報との相関関係や、出射部6、ウエハ
周縁検出手段13との位置関係が考慮されている。
【0051】(ろ)Xステージ8、Yステージ10を駆
動して、ウエハWのエッジ部がウエハ周縁検出手段13
により検出される位置に位置するように、ウエハWが載
置された回転ステージ1を移動させ、発光ダイオード5
1より非露光光を放出させる。なお、Xステージ8、Y
ステージ10の位置情報は、Xステージ位置検出手段
9、Yステージ位置検出手段11により検出され、コン
トローラ12に送出される。すなわち、Xステージ8、
Yステージ10の駆動制御は、フィードバック制御とな
る。
【0052】(は)第1の実施例の手順(3)〜(7)
と同様に、回転ステージ1の回転角度をパラメータとし
たウエハWのエッジ部の位置情報を検出して、コントロ
ーラ12で演算処理し、オリフラ位置またはノッチ位
置、および回転ステージ1の回転中心とウエハWの中心
とのズレ量を算出し、この算出データをもとに、オリフ
ラ位置がX−Y座標系のX軸と平行になるまで、ノッチ
の場合はノッチとウエハWの中心を結ぶ直線がY軸と平
行になるまで、回転駆動機構2を駆動して回転ステージ
1を回転させる。また、算出した回転ステージ1の回転
中心とウエハWの中心とのズレ量をもとに、手順(1)
で記憶しておいた座標データを補正する。
【0053】(に)手順(は)で補正した座標データに
基づき、Xステージ8、Yステージ10を駆動制御し
て、ウエハW上のアライメントマークWAM1が保持部
材71により出射部6と一体に固定されているアライメ
ント検出ユニット14の検出されるべき位置へ位置する
ように、回転ステージ1を移動させる。
【0054】(ほ)アライメントマーク検出ユニット1
4の光源83より非露光光を放出し、CCDカメラ81
で、アライメントマークWAM1の像を検出し、画像デ
ータ(位置データ)を記憶する。 (へ)同様にして、ウエハW上のアライメントマークW
AM2がアライメント検出ユニット14の検出されるべ
き位置へ位置するように、回転ステージ1を移動させ、
アライメントマークWAM2の像を検出し、画像データ
(位置データ)を記憶する。
【0055】(と)第1の実施例の手順(11)〜(1
4)と同様、図4、図5に示すように回路パターンCP
のズレ量θを演算により求め、その分だけ回転ステージ
1を回転させる。以下、アライメントマークWAM1、
WAM2の検出、ズレ量θの算出、回転ステージ1の回
転という工程を傾きθの値が所定の値以下になるまで繰
り返した後、両アライメントマークWAM1,WAM2
が本来検出されるべき位置のデータと実際に検出した位
置のデータを演算し、両者の差を求め、手順(は)で補
正した座標データをさらに補正する。そして、アライメ
ントマーク検出ユニット14の発光ダイオード83より
非露光光の放出を停止する。
【0056】(ち)手順(と)で補正した座標データを
もとに、ウエハWの露光領域の初期位置が保持部材で固
定された出射端6からの光照射位置に位置するように、
回転ステージ1をXステージ8、Yステージ10を駆動
制御して、移動させる。 (り)シャッタ駆動機構43を駆動し、シャッタ41を
開けて、出射端6から露光光を放出させ、手順(と)で
補正した座標データをもとに、Xステージ8、Yステー
ジ10を駆動して回転ステージ1を移動制御して、階段
状の露光領域を露光する。なお、Xステージ8、Yステ
ージ10の移動のストローク長があまり長くない場合に
は、露光領域の露光しうる範囲を露光後90°ずつ回転
ステージ1を回転させて、回転後、その都度露光領域を
露光するようにしてもよい。
【0057】第2の実施例のウエハ周辺露光装置は、第
1の実施例のものと同様の機能を有するのに加えて、X
ステージ8、Yステージ10の上に回転ステージ1が設
置しているので、ステージの占める床面積が第1の実施
例のものに比べ小さくなり、装置全体の床面積を小さく
でき、また、機構が簡略化され、コストが安くなる。
【0058】また、ファイバ5の出射端6を固定するこ
とができるので、出射端6を移動させることによるファ
イバ5の消耗が無くなる。第1の実施例のウエハ周辺露
光装置のようにウェハWの上を出射端6が移動すると
き、場合によっては、移動により塵が発生してウエハW
上に落下・付着するといったことが起こり得るが、第2
の実施例のものは出射端6が固定されているので、こう
いった問題点を回避できる。
【0059】図7に、本発明の第3の実施例であるウエ
ハ周辺露光装置を示す。図7において図1と同一の符号
を有するものは、同様の構成要素を示す。
【0060】本実施例においては、光学フィルタ42
と、この光学フィルタ42を露光用光源4とライトガイ
ドファイバ5の一端との間の光路内に挿入したり離脱さ
せたりする光学フィルタ駆動機構44が設けられる。こ
の光学フィルタ42は、露光用光源4から放射される光
のうち、ウエハW上に塗布されたレジストを感光させな
い非露光光を選択して透過させるものである。よって、
光学フィルタ42が上記光路内に挿入されると、出射部
6からは非露光光が放出される。
【0061】また、アライメントマークWAM1,WA
M2を検出するCCDカメラ30が保持アーム7により
出射端6と一体に保持されていて、かつ、出射部6から
放出される非露光光の照射領域にある画像を検出可能な
位置に配置されている。後に示すように、CCDカメラ
30により検出されたアライメントマークWAM1,W
AM2の画像データはコントローラ12に送信される。
さらに15はウエハ位置検出手段であるCCDアレイで
ある。
【0062】すなわち、コントローラ12は、回転ステ
ージの回転駆動機構2、シャッタ駆動機構43、光学フ
ィルタ駆動機構44、Xステージ8、Yステージ10の
制御機能および回転角度読取機構3で検出する回転ステ
ージ1の回転角度情報、Xステージ位置検出手段9、Y
ステージ位置検出手段11で検出するXステージ8、Y
ステージ10の位置情報、CCDアレイ15で検出する
ウエハWのエッジの位置情報、不要レジストの露光領域
の座標データの記憶・演算処機能の他に、アライメント
マークWAM1,WAM2の画像データの記憶・演算処
理機能も有する。
【0063】次に、第3の実施例によるウエハ周辺露光
について説明する。 (A)第1の実施例と同様、コントローラ12に図2に
示すX−Y座標における露光領域およびアライメントマ
ークWAM1,WAM2の座標データを記憶させる。こ
の座標データは、回路パターンCPすなわち不要レジス
トの領域およびアライメントマークWAM1,WAM2
がウエハW上の所定の位置にあるときのものであり、X
−Y座標のX方向、Y方向は、互いに直交する方向に移
動するXステージ8、Yステージ10の移動方向と一致
している。また、ここでの座標データは、ウエハWの円
周部の中心と回転ステージ1の中心が一致しているとき
のものであり、Xステージ位置検出手段9、Yステージ
位置検出手段11により検出されるXステージ8、Yス
テージ10の位置情報との相関関係も定められている。
なお、この座標データは、出射部6とCCDアレイ15
との位置関係や出射部6とCCDカメラ30との位置関
係も考慮されている。
【0064】なお、アライメントマークWAM1,WA
M2の代わりに、アライメントマークとして図3に示す
ように、回路パターンCP領域内の各チップ周囲にある
スクライブラインの交差点の所定の2点をコントローラ
12に記憶させてもよい。
【0065】(B)露光用光源4と上記ライトガイドフ
ァイバ5の一端との間の光路内に、光学フィルタ駆動機
構44を駆動して、露光用光源4から非露光光を選択す
る光学フィルタ42を挿入する。 (C)Xステージ8、Yステージ10を、第1の実施例
と同様駆動制御して、出射部6をウエハWの周縁まで移
動させた後、シャッタ駆動機構43を駆動し、シャッタ
41を開ける。出射部6からは、非露光光が放出され
る。光学フィルタ42を介して出射部6から放出される
非露光光は、ウエハWにより一部遮光され、ウエハWの
エッジ周縁部の外側を通過する。この通過光は、CCD
アレイ15により検出される。
【0066】(D)回転駆動機構2を駆動し、ウエハW
が載置され、真空吸着されている回転ステージ1を1回
転させる。 (E)回転ステージ1が1回転している間、CCDアレ
イ15および回転角度読取機構3により、第1の実施例
と同様、回転ステージ1の回転角度をパラメータとした
ウエハWの周縁部の位置情報を検出する。 (F)以下、第1の実施例の手順(5)〜(7)と同様
にして、オリフラ位置またはノッチ位置が所定の位置に
くるまで回転ステージ1を回転させ、また(1)で記憶
しておいた座標データを補正する。
【0067】(G)補正した座標データに基づき、Xス
テージ8、Yステージ10を駆動制御して、CCDカメ
ラ30と出射部6からの光照射位置をアライメントマー
クWAM1があるべき位置へ移動させる。(8)出射端
6により非露光光がアライメントマークWAM1へ照射
され、CCDカメラ30で、このアライメントマークW
AM1の像を検出し、画像データ(位置データ)を記憶
する。 (H)同様にして、アライメントマークWAM2がある
べき位置へCCDカメラ30と出射部6からの光照射位
置移動させ、アライメントマークWAM2の像を検出
し、画像データ(位置データ)を記憶する。
【0068】(I)以下、第1の実施例の手順(10)
〜(13)と同様にして、回路パターンCPのズレ量θ
を演算により求め、その分だけ回転ステージ1を回転さ
せ、アライメントマークWAM1,WAM2が本来ある
べき位置のデータと実際にある位置のデータを演算し、
両者の差を求め、先に補正した座標データをさらに補正
する。
【0069】(J)図7に戻り、シャッタ駆動機構43
を駆動し、シャッタ41を閉じる。その後、光学フィル
タ駆動機構44を駆動することにより、光学フィルタ4
2を露光用光源4とライトガイドファイバ5の一端との
間の光路内から離脱させる。 (K)以下、第1の実施例の手順(15)〜(18)と
同様にして、階段状の露光領域を露光する。
【0070】第3の実施例においては、光学フィルタ4
2を用いて非露光光を出射部6から放出させている。よ
って、ウエハWの周縁検出手段やアライメントマークW
AM1,WAM2の検出手段を第1の実施例より簡単に
構成することができる。特に、保持アーム7は単に出射
部6とCCDカメラ30を保持するだけなので、CCD
カメラ81、ハーフミラー82、非露光光を放出する発
光ダイオード83、レンズ84から構成されるアライメ
ントマーク検出ユニット14と、発光ダイオード51、
該非露光光を平行光にするレンズ52、CCDアレイ5
3から構成されるウエハ周縁検出手段13と、出射部6
とを保持する第1の実施例と比べて、Xステージ8、Y
ステージ10にかかる荷重が小さく、両ステージを小型
化することができる。
【0071】第3の実施例のウエハ周辺露光装置も、図
8に示す第4の実施例のウエハ周辺露光装置のように、
CCDカメラ30と出射部6を一体に固定して、ウエハ
Wを載置する回転ステージ1をXステージ8、Yステー
ジ10によって、X方向、Y方向に所定量だけ駆動制御
するように構成することができる。
【0072】図8において、71はCCDカメラ30と
出射部6を一体に所定位置に固定する固定部材である。
また、回転駆動機構2と回転角度読取機構3は一体化し
ており、Xステージ8、Yステージ10に固定されてい
る。よって、回転ステージ1は、回転駆動機構2、Xス
テージ8、Yステージ10を駆動することにより、回転
し、さらにX方向、Y方向に移動可能となる。また回転
ステージ1の回転角度、X方向、Y方向の位置は、回転
角度読取機構3、Xステージ位置検出手段9、Yステー
ジ位置検出手段11により検出され、この検出信号は、
コントローラ12へ送出される。なお、図7と同一の符
号を有するものは、同様の構成要素を示す。
【0073】次に、第4の実施例のウエハ周辺露光装置
によるウエハ周辺露光方法をについて説明する。 (イ)第3の実施例の手順(A)のように、コントロー
ラ12にウエハWの円周部の中心と回転ステージ1の中
心が一致していてアライメントマークWAM1,WAM
2がウエハW上の所定の位置にあるときの露光領域およ
びアライメントマークWAM1,WAM2のX−Y座標
データを記憶させる。この座標データは、Xステージ
8、Yステージ10の位置情報との相関関係や、出射部
6、CCDアレイ15、CCDカメラ30との位置関係
が考慮されている。
【0074】(ロ)露光用光源4と上記ライトガイドフ
ァイバ5の一端との間の光路内に、光学フィルタ駆動機
構44を駆動して、露光用光源4から非露光光を選択す
る光学フィルタ42を挿入する。 (ハ)Xステージ8、Yステージ10を駆動制御して、
ウエハWのエッジ部が出射部6からフィルタ42を介し
て非露光光が放出される光照射領域に位置するように、
回転ステージ1を移動させた後、シャッタ駆動機構43
を駆動し、シャッタ41を開ける。この非露光光は、ウ
エハWにより一部遮光され、ウエハWのエッジ周縁部の
外側を通過する。この通過光は、CCDアレイ15によ
り検出される。
【0075】(ニ)第3の実施例の手順(D)〜(F)
と同様に、回転ステージ1の回転角度をパラメータとし
たウエハWのエッジ部の位置情報を検出して、コントロ
ーラ12で演算処理し、オリフラ位置またはノッチ位
置、および回転ステージ1の回転中心とウエハWの中心
とのズレ量を算出し、この算出データをもとに、オリフ
ラ位置がX−Y座標系のX軸と平行になるまで、ノッチ
の場合はノッチとウエハWの中心を結ぶ直線がY軸と平
行になるまで、回転駆動機構2を駆動して回転ステージ
1を回転させる。また、算出した回転ステージ1の回転
中心とウエハWの中心とのズレ量をもとに、手順(1)
で記憶しておいた座標データを補正する。
【0076】(ホ)(ニ)で補正した座標データに基づ
き、Xステージ8、Yステージ10を駆動制御して、C
CDカメラ30と出射部6からの光照射位置の所定の位
置にアライメントマークWAM1が位置するように、回
転ステージ1を移動させる。 (へ)出射端6により非露光光がアライメントマークW
AM1へ照射され、CCDカメラ30で、このアライメ
ントマークWAM1の像を検出し、画像データ(位置デ
ータ)を記憶する。 (ト)同様にして、CCDカメラ30と出射部6からの
光照射位置の所定の位置にアライメントマークWAM2
が位置するように、回転ステージ1を移動させ、アライ
メントマークWAM2の像を検出し、画像データ(位置
データ)を記憶する。 (チ)以下、第3の実施例の手順(I)〜(K)のよう
に、上記画像データ(位置データ)の演算処理等により
回路パターンCPのズレ量θが所定値以下となるように
回転ステージ1を回転させ、アライメントマークWAM
1,WAM2が本来あるべき位置のデータと実際にある
位置のデータを演算し、両者の差を求め、先に補正した
座標データをさらに補正する。その後、光学フィルタ4
2を露光用光源4とライトガイドファイバ5の一端との
間の光路内から離脱させ、階段状の露光領域を露光す
る。
【0077】第4の実施例においては、第3の実施例と
同様、光学フィルタ42を用いて非露光光を出射部6か
ら放出させているので、ウエハWの周縁検出手段やアラ
イメントマークWAM1,WAM2の検出手段を第2の
実施例より簡単に構成することができる。
【0078】また、第2の実施例と同様、Xステージ
8、Yステージ10の上に回転ステージ1が設置してい
るので、ステージの占める床面積が第1の実施例のもの
に比べ小さくなり、装置全体の床面積を小さくでき、ま
た、機構が簡略化され、コストが安くなる。
【0079】さらには、ファイバ5の出射端6を固定す
ることができるので、出射端6を移動させることにより
ファイバ5の消耗が無くなり、ウェハW上を出射端6が
移動するときに起こり得る塵が発生してウエハW上に落
下・付着する問題点も回避できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1、2、3、4、5、6の発明によれば、オリフラやノ
ッチ等の形状上の特異点を基準にして不要レジストを露
光するのではなく、上記形状上の特異点をもとにウエハ
位置を調整後、さらに回路パターンを観察して該回路パ
ターンが所定の位置にくるようにウエハの位置を微調整
して、回路パターンを基準とした露光を行うので、前工
程で形成される回路パターンの形成位置に誤差があって
も、高精度かつ簡便に、階段状形状の不要レジストを現
像工程で除去するためのウエハ周辺露光を実現すること
が可能になる。
【0081】上記微調整には、上記パターンの所定の2
点、あるいは、上記パターンと所定関係を有し該パター
ンとは別途に設けられている2つのアライメントマーク
の位置情報をもとに行うが、特に、上記パターンの所定
の2点を用いれば、アライメントマークを別途設ける必
要が無く、便利である。
【0082】また、請求項3、4の発明は以下の効果を
有する。 (1)前工程で形成される回路パターンの形成位置に誤
差を観測するウエハの観察手段を有しているので、新た
に観測装置を設置する必要がない。 (2)ライトガイドファイバの出射部と上記観察手段と
が所定の位置関係になるように一体に保持されていて、
かつ直交方向に移動可能である。よって、出射端と観察
手段の移動座標系が完全に一致しており、常に、回路パ
ターンの形成位置の誤差補正を高精度に行うことができ
る。よって、上記座標系が独立している場合に要求され
る観察手段の高精度な位置決め機構が不要となる。
【0083】(3)さらに、一つの観察手段を駆動制御
して、上記ウエハ上のパターンの所定の2点、あるい
は、上記パターンと所定関係を有し該パターンとは別途
に設けられている2つのアライメントマークを個別にそ
れぞれ検出・記憶しているので、複数のアライメントユ
ニットを必要としない。よって、小型かつ安価なウエハ
周辺露光装置を提供できる。
【0084】また、請求項5、6の発明は以下の効果を
有する。 (1)前工程で形成される回路パターンの形成位置に誤
差を観測するウエハの観察手段を有しているので、新た
に観測装置を設置する必要がない。 (2)ライトガイドファイバの出射端と上記観察手段と
が所定の位置関係になるように一体に固定されていて、
かつ、ウエハを載置した回転可能なワークステージが直
交方向に移動可能である。よって、一体に固定された出
射端および観察手段の位置とウエハを載置したワークス
テージの位置との相関関係は常に同じであり、よって、
常に、回路パターンの形成位置の誤差補正を高精度に行
うことができる。従って、上記座標系が独立している場
合に要求される観察手段の高精度な位置決め機構が不要
となる。
【0085】(3)さらに、ワークステージを駆動制御
して、上記ウエハ上のパターンの所定の2点、あるい
は、上記パターンと所定関係を有し該パターンとは別途
に設けられている2つのアライメントマークを個別にそ
れぞれ検出・記憶しているので、複数のアライメントユ
ニットを必要としない。よって、小型かつ安価なウエハ
周辺露光装置を提供できる。
【0086】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるウエハ周辺露光装
置を示す図である。
【図2】露光領域およびアライメントマークを示す図で
ある。
【図3】スクライブラインの交差点の所定の2点を示す
図である。
【図4】アライメントマークの傾きを示す図である。
【図5】アライメントマークの傾きが所定の値以下にな
った状態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例であるウエハ周辺露光装
置を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例であるウエハ周辺露光装
置を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施例であるウエハ周辺露光装
置を示す図である。
【図9】従来のウエハ周辺露光装置の一例を示す図であ
る。
【図10】露光領域を示す図である。
【図11】ウエハ周縁部外側を通過する通過光の検出を
示す図である。
【図12】座標データの補正例を示す図である。
【図13】回路パターンが所定位置に形成されていない
状態を示す図である。
【図14】アライメントユニットの構成を示す図であ
る。
【図15】アライメントユニットの挿入位置の誤差の影
響を説明する図である。
【符号の説明】
1 回転ステージ 2 回転駆動機構 3 回転角度読取機構 4 露光用光源 5 ライトガイドファイバ 6 出射部 7 保持アーム 8 Xステージ 9 Xステージ位置検出手段 10 Yステージ 11 Yステージ位置検出手段 12 コントローラ 13 ウエハ周縁検出手段 14 アライメントマーク検出ユニット 15 CCDアレイ 20 アライメントユニット 21 非露光光照射装置 22 ハーフミラー 23 ミラー 24 投影レンズ 25 投影レンズ 26 光学センサ 27 モニタ 30 CCDカメラ 41 シャッタ 42 光学フィルタ 43 シャッタ駆動機構 44 光学フィルタ駆動機構 51 発光ダイオード 52 レンズ 53 CCDアレイ 71 固定部材81 CCDカメラ 82 ハーフミラー 83 発光ダイオード 84 レンズ W 半導体ウエハ WAM アライメントマーク WAM1 アライメントマーク WAM2 アライメントマーク CP 回路パターン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1、2、
3、4、5、6の発明は、ウエハ上のパターン形成領域
以外の不要レジストを露光する前に、ウエハのオリフラ
やノッチ等の形状上の特異点の位置を検出し、上記特異
点が所定の位置に位置するまでウエハを回転させ、上記
パターンの所定の2点、あるいは、上記パターンと所定
関係を有し該パターンとは別途に設けられている2つの
アライメントマークの位置を記憶して演算し、上記出射
端の移動方向もしくはワークステージの移動方向と上記
パターンとのなす角度を求め、上記角度が0度または9
0度になるようにさらにウエハを回転させる工程・機能
を含んでいる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁にオリエンテーションフラットまたは
    ノッチ等の形状上の特異点を有し、表面にフォトレジス
    トが塗布されていて、かつパターンが形成されている半
    導体ウエハに対して、互いに直交する2方向に移動可能
    な出射部を位置制御しながら露光光を照射して、上記ウ
    エハ上のパターン形成領域以外の不要レジストを露光す
    るウエハ周辺露光方法であって、 パターン形成領域以
    外の不要レジストを露光する前に、 上記特異点の位置を検出し、 上記特異点が所定の位置に位置するまでウエハを回転さ
    せ、 上記パターンの所定の2点、あるいは、上記パターンと
    所定関係を有し該パターンとは別途に設けられている2
    つのアライメントマークの位置をそれぞれ検出し記憶し
    て演算し、 上記出射部の移動方向と上記パターンとのなす角度を求
    め、 上記角度が0度または90度になるようにさらにウエハ
    を回転させる工程を含むことを特徴とするウエハ周辺露
    光方法。
  2. 【請求項2】周縁にオリエンテーションフラットまたは
    ノッチ等の形状上の特異点を有し、表面にフォトレジス
    トが塗布されていて、かつパターンが形成されている半
    導体ウエハを、互いに直交する2方向に移動可能であ
    り、かつ、回転可能なワークステージ上に載置し、当該
    ワークステージを位置制御しながら露光光を照射して、
    上記ウエハ上のパターン形成領域以外の不要レジストを
    露光するウエハ周辺露光方法であって、 パターン形成領域以外の不要レジストを露光する前に、 上記特異点の位置を検出し、 上記特異点が所定の位置に位置するまでウエハを回転さ
    せ、 上記パターンの所定の2点、あるいは、上記パターンと
    所定関係を有し該パターンとは別途に設けられている2
    つのアライメントマークの位置をそれぞれ検出し記憶し
    て演算し、 上記出射部の移動方向と上記パターンとのなす角度を求
    め、 上記角度が0度または90度になるようにさらにウエハ
    を回転させる工程を含むことを特徴とするウエハ周辺露
    光方法。
  3. 【請求項3】周縁にオリエンテーションフラットまたは
    ノッチ等の形状上の特異点を有し、表面にフォトレジス
    トが塗布されていて、かつパターンが形成されているウ
    エハを保持する回転ステージと、 上記回転ステージを回転させる回転ステージ駆動手段
    と、 上記回転ステージの回転角度を検出する回転角度読取手
    段と、 露光光を放出する光源部と、 出射部から上記光源部からの露光光を上記ウエハに照射
    するライトガイドファイバと、 上記ウエハ表面を観察
    する観察手段と、 上記ウエハの周縁部の情報を検出する周縁部検出手段
    と、 上記ライトガイドファイバの出射部と上記観察手段とが
    所定の位置関係になるように一体に保持する保持手段
    と、 上記保持手段を互いに直交する2方向に駆動する駆動手
    段と、 上記保持手段を互いに直交する2方向に駆動しながら出
    射部より露光光を照射して上記ウエハ上のパターン形成
    領域以外の不要レジストを露光する制御部を有し、 上記制御部はさらに、 パターン形成領域以外の不要レジストを露光する前に、 上記周縁部検出手段により上記形状上の特異点を検出
    し、 上記形状上の特異点が所定の位置に位置するまで上記回
    転ステージ駆動手段によって回転ステージを制御してウ
    エハを回転させ、 上記ウエハ上のパターンの所定の2点、あるいは、上記
    パターンと所定関係を有し該パターンとは別途に設けら
    れている2つのアライメントマークの一方の位置を上記
    観察手段により検出して記憶し、 次に他方のパターンの所定の点あるいはアライメントマ
    ークの位置まで上記駆動手段により上記観察手段を移動
    させて、該他方の点またはアライメントマークを検出し
    て記憶し、 両者の位置データを演算して上記出射端の移動方向と上
    記パターンとのなす角度を求め、 上記角度が0度または90度になるようにさらに上記回
    転ステージ駆動手段によって回転ステージを制御してウ
    エハを回転させる機能を有することを特徴とするウエハ
    周辺露光装置。
  4. 【請求項4】周縁にオリエンテーションフラットまたは
    ノッチ等の形状上の特異点を有し、表面にフォトレジス
    トが塗布されていて、かつパターンが形成されているウ
    エハを保持する回転ステージと、 上記回転ステージを回転させる回転ステージ駆動手段
    と、 上記回転ステージの回転角度を検出する回転角度読取手
    段と、 露光光または非露光光を放出する光源部と、 出射部から上記光源部からの露光光または非露光光を上
    記ウエハに照射するライトガイドファイバと、 上記ウエハ表面を観察する観察手段と、 上記ライトガイドファイバから上記ウエハの周縁部に照
    射される非露光光を検出して上記ウエハの周縁部の情報
    を得る周縁部検出手段と、 上記ライトガイドファイバの出射部と上記観察手段とが
    所定の位置関係になるように一体に保持する保持手段
    と、 上記保持手段を互いに直交する2方向に駆動する駆動手
    段と、 上記保持手段を互いに直交する2方向に駆動しながら出
    射部より露光光を照射して上記ウエハ上のパターン形成
    領域以外の不要レジストを露光する制御部を有し、 上記制御部はさらに、 パターン形成領域以外の不要レジストを露光する前に、 上記周縁部検出手段により上記形状上の特異点を検出
    し、 上記形状上の特異点が所定の位置に位置するまで上記回
    転ステージ駆動手段によって回転ステージを制御してウ
    エハを回転させ、 上記ウエハ上のパターンの所定の2点、あるいは、上記
    パターンと所定関係を有し該パターンとは別途に設けら
    れている2つのアライメントマークの一方の位置を上記
    観察手段により検出して記憶し、 次に他方のパターンの所定の点あるいはアライメントマ
    ークの位置まで上記駆動手段により上記観察手段を移動
    させて、該他方の点またはアライメントマークを検出し
    て記憶し、 両者の位置データを演算して上記出射端の移動方向と上
    記パターンとのなす角度を求め、 上記角度が0度または90度になるようにさらに上記回
    転ステージ駆動手段によって回転ステージを制御してウ
    エハを回転させる機能を有することを特徴とするウエハ
    周辺露光装置。
  5. 【請求項5】周縁にオリエンテーションフラットまたは
    ノッチ等の形状上の特異点を有し、表面にフォトレジス
    トが塗布されていて、かつパターンが形成されているウ
    エハを保持するワークステージと、 上記ワークステージを回転させるワークステージ回転駆
    動手段と、 上記ワークステージの回転角度を検出する回転角度読取
    手段と、 上記ワークステージを互いに直交する2方向に駆動する
    ワークステージ直交方向駆動手段と、 上記ワークステージの直交方向の位置を検出する直交位
    置検出手段と、 露光光を放出する光源部と、 出射部から上記光源部からの露光光を上記ウエハに照射
    するライトガイドファイバと、 上記ウエハ表面を観察
    する観察手段と、 上記ウエハの周縁部の情報を検出する周縁部検出手段
    と、 上記ライトガイドファイバの出射部と上記観察手段とが
    所定の位置関係になるように一体に固定する固定手段
    と、 上記ワークステージを互いに直交する2方向に駆動しな
    がら固定手段により固定された出射部より露光光を照射
    して上記ウエハ上のパターン形成領域以外の不要レジス
    トを露光する制御部を有し、 上記制御部はさらに、 パターン形成領域以外の不要レジストを露光する前に、 上記周縁部検出手段により上記形状上の特異点を検出
    し、 上記形状上の特異点が所定の位置に位置するまで上記ワ
    ークステージ回転駆動手段によってワークステージを制
    御してウエハを回転させ、 上記ウエハ上のパターンの所定の2点、あるいは、上記
    パターンと所定関係を有し該パターンとは別途に設けら
    れている2つのアライメントマークの一方の位置を上記
    観察手段により検出して記憶し、 次に他方のパターンの所定の点あるいはアライメントマ
    ークの位置まで上記ワークステージ直交方向駆動手段に
    より上記ウエハを移動させて、該他方の点またはアライ
    メントマークを検出して記憶し、 両者の位置データを演算して上記出射端の移動方向と上
    記パターンとのなす角度を求め、 上記角度が0度または90度になるようにさらに上記回
    転ステージ駆動手段によって回転ステージを制御してウ
    エハを回転させる機能を有することを特徴とするウエハ
    周辺露光装置。
  6. 【請求項6】周縁にオリエンテーションフラットまたは
    ノッチ等の形状上の特異点を有し、表面にフォトレジス
    トが塗布されていて、かつパターンが形成されているウ
    エハを保持するワークステージと、 上記ワークステージを回転させるワークステージ回転駆
    動手段と、 上記ワークステージの回転角度を検出する回転角度読取
    手段と、 上記ワークステージを互いに直交する2方向に駆動する
    ワークステージ直交方向駆動手段と、 上記ワークステージの直交方向の位置を検出する直交位
    置検出手段と、 露光光または非露光光を放出する光源部と、 出射部から上記光源部からの露光光または非露光光を上
    記ウエハに照射するライトガイドファイバと、 上記ウエハ表面を観察する観察手段と、 上記ライトガイドファイバから上記ウエハの周縁部に照
    射される非露光光を検出して上記ウエハの周縁部の情報
    を得る周縁部検出手段と、 上記ライトガイドファイバの出射部と上記観察手段とが
    所定の位置関係になるように一体に固定する固定手段
    と、 上記ワークステージを互いに直交する2方向に駆動しな
    がら固定手段により固定された出射部より露光光を照射
    して上記ウエハ上のパターン形成領域以外の不要レジス
    トを露光する制御部を有し、 上記制御部はさらに、 パターン形成領域以外の不要レジストを露光する前に、 上記周縁部検出手段により上記形状上の特異点を検出
    し、 上記形状上の特異点が所定の位置に位置するまで上記ワ
    ークステージ回転駆動手段によってワークステージを制
    御してウエハを回転させ、 上記ウエハ上のパターンの所定の2点、あるいは、上記
    パターンと所定関係を有し該パターンとは別途に設けら
    れている2つのアライメントマークの一方の位置を上記
    観察手段により検出して記憶し、 次に他方のパターンの所定の点あるいはアライメントマ
    ークの位置まで上記ワークステージ直交方向駆動手段に
    より上記ウエハを移動させて、該他方の点またはアライ
    メントマークを検出して記憶し、 両者の位置データを演算して上記出射端の移動方向と上
    記パターンとのなす角度を求め、 上記角度が0度または90度になるようにさらに上記回
    転ステージ駆動手段によって回転ステージを制御してウ
    エハを回転させる機能を有することを特徴とするウエハ
    周辺露光装置。
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