JP2016111300A - レジスト膜除去方法、レジスト膜除去装置及び記憶媒体 - Google Patents

レジスト膜除去方法、レジスト膜除去装置及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】外周に切り欠きが形成される基板における直線領域のレジスト膜の除去を行うにあたり、レジスト膜が除去される領域の形状を精度高く制御すること。【解決手段】第1の領域に、基板を局所的に露光するための光の照射領域を配置し、当該第1の領域を露光する工程と、第1の基板を撮像して画像データを取得し、この画像データに基づいて当該基板が露光された位置と、前記切り欠きの位置と、基板の中心位置との関係についての位置データを取得する工程と、第2の基板について、前記位置データに基づいて前記第1の領域に対応する領域からその位置が補正された第2の領域に前記照射領域を位置させる工程と、前記第2の基板に対して前記照射領域を相対的に移動させて、前記第2の領域を含む直線領域を露光する工程と、前記基板を現像し、前記直線領域のレジスト膜を除去する工程と、を含むことを特徴とする。【選択図】図12

Description

本発明は、基板の直線に沿った領域のレジスト膜を除去するレジスト膜除去方法、レジスト膜除去装置及び記憶媒体に関する。
半導体デバイスの製造工程におけるフォトリソグラフィ工程では、半導体ウエハ(以下、ウエハと記載する)にレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、前記レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理(パターン露光処理)、露光されたレジスト膜を現像する現像処理の一連の処理が順次行われ、前記レジスト膜に所定のレジストパターンが形成される。例えばレジスト塗布処理及び現像処理は、塗布、現像装置にて、パターン露光処理は塗布、現像装置に接続される露光装置にて夫々行われる。
このフォトリソグラフィ工程において、ウエハの外周に形成される切り欠き(ノッチ)付近を直線に沿って露光し、然る後、現像処理により露光された直線領域のレジスト膜の除去を行うことが検討されている。
特許文献1には上記の塗布、現像装置に設けられる、ウエハの周縁部を当該ウエハの周に沿って露光するための周縁露光モジュールが示されており、上記の直線領域の露光は例えばこの周縁露光モジュールを用いて行うことが検討されている。また、直線領域の露光を行うにあたってはウエハの面内の半導体デバイスの形成領域への影響を防ぐため、露光される位置について精度高く制御し、それによってレジスト膜が除去される領域の形状を精度高く制御することが求められている。なお、上記の特許文献1においては、直線領域を露光する技術について記載されていない。
また、従来は、現像されたウエハを前記塗布、現像装置の外部に設けられる測定器へ搬送して、測定を行うことでウエハにおいて露光される位置が適切か否かを判定し、その判定に応じて、モジュールの動作を補正していた。しかし、そのようにウエハを測定器に搬送することは手間であるし、補正が行われるまでに長い時間を要してしまうおそれがある。
特開2014−91105号公報
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、外周に切り欠きが形成された基板において直線領域のレジスト膜の除去を行うにあたり、レジスト膜が除去される領域の形状を精度高く制御できる技術を提供することである。
本発明のレジスト膜除去方法は、
外周に切り欠きが各々形成されると共に表面に各々レジスト膜が形成された第1の基板及び
第2の基板のうちの第1の基板の第1の領域に、基板を局所的に露光するための光の照射領域を配置し、当該第1の領域を露光する工程と、
前記第1の基板を撮像して画像データを取得し、この画像データに基づいて当該基板が露光された位置と、前記切り欠きの位置と、基板の中心位置との関係についての位置データを取得する工程と、
前記第2の基板について、前記位置データに基づいて前記第1の領域に対応する領域からその位置が補正された第2の領域に前記照射領域を位置させる工程と、
前記第2の基板に対して前記照射領域を相対的に移動させて、前記第2の領域を含む直線領域を露光する工程と、
前記基板を現像し、前記直線領域のレジスト膜を除去する工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明のレジスト膜除去装置は、外周に切り欠きが形成されると共に表面にレジスト膜が形成された基板を局所的に露光するために、当該基板に光の照射領域を配置して露光する露光部と、
前記基板を撮像して画像データを取得するための撮像部と、
前記基板に対して前記照射領域を相対的に移動させる移動機構と、
前記露光部により露光された基板を現像して、露光された領域のレジスト膜を除去するための現像モジュールと、
第1の基板における第1の領域を前記露光部により露光するステップと、前記第1の基板を撮像して画像データを取得し、この画像データに基づいて当該基板が露光された位置と、前記切り欠きの位置と、基板の中心位置との関係についての位置データを取得するステップと、後続の第2の基板について、前記位置データに基づいて前記第1の領域に対応する領域からその位置が補正された第2の領域に前記照射領域を位置させるステップと、前記第2の基板に対して前記照射領域を相対的に移動させて、前記第2の領域を含む直線領域を露光するステップと、前記基板を現像し、前記直線領域のレジスト膜を除去するステップと、が順に行われるように制御信号を出力する制御部と、
を含むことを特徴とする。
本発明の記憶媒体は、表面にレジスト膜が形成された基板を局所的に露光し、露光された領域のレジスト膜を除去するレジスト膜除去装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、上記のレジスト膜除去方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする。
本発明は、基板を撮像して基板の中心と基板に形成される切り欠きと露光領域との位置関係についてのデータを取得し、当該データに基づいて後続の基板の直線領域が露光される。従って、レジスト膜が除去される領域の形状を精度高く制御することができる。
本発明の塗布膜除去方法を実施する塗布、現像装置1の概略構成図である。 前記塗布、現像装置を構成する選択的露光モジュールの縦断側面図である。 前記選択的露光モジュールの横断平面図である。 前記選択的露光モジュールによるウエハの露光を説明するための工程図である。 前記選択的露光モジュールによるウエハの露光を説明するための工程図である。 前記選択的露光モジュールによるウエハの露光を説明するための工程図である。 前記選択的露光モジュールによるウエハの露光を説明するための工程図である。 露光される際にウエハが移動及び回転する様子を示す説明図である。 前記塗布、現像装置を構成する検査モジュールの縦断側面図である。 前記検査モジュールにより撮像されたウエハの画像を示す説明図である。 前記検査モジュールにより撮像されたウエハの画像を示す説明図である。 直線露光の位置を補正するためのフローチャートである。 他の構成例の選択的露光モジュールの縦断側面図である。 前記選択的露光モジュールの横断平面図である。 露光される際にウエハが移動及び回転する様子を示す説明図である。 前記検査モジュールにより撮像されたウエハの画像を示す説明図である。 前記選択的露光モジュールによるウエハの露光を説明するための工程図である。 前記選択的露光モジュールによるウエハの露光を説明するための工程図である。 前記選択的露光モジュールによるウエハの露光を説明するための工程図である。 前記選択的露光モジュールによるウエハの露光を説明するための工程図である。 前記検査モジュールにより撮像されたウエハの画像を示す説明図である。 前記塗布、現像装置の平面図である。 前記塗布、現像装置の斜視図である。 前記塗布、現像装置の概略縦断側面図である。
図1は、本発明のレジスト膜の除去方法を実施する塗布、現像装置1を含むシステムの概略構成を示している。このシステムで処理されるウエハWは円形の基板であり、その外周には当該ウエハWの向きを示し、ウエハWの中心側に向かって先鋭する扇状の切り欠きであるノッチNが形成されている。図中CはウエハWを格納して塗布、現像装置1に搬送するキャリアである。図中11はレジスト塗布モジュールであり、ウエハWの表面にレジストを塗布して塗布膜であるレジスト膜を形成する。
図中21は選択的露光モジュールである。当該選択的露光モジュールは、背景技術の項目で説明した周縁露光モジュールであり、ウエハWの周縁部とウエハWの面内の直線領域とを選択的に露光する。図中12は現像モジュールであり、ウエハWに現像液を供給して露光された領域のレジスト膜を溶解させて現像する。図中41は検査モジュールであり、現像されたウエハWの表面状態を検査するために撮像する。塗布、現像装置1には、レジスト膜の表面を所定のパターンに沿って露光する露光装置13が接続されている。露光装置13による露光を、選択的露光モジュール21による露光と区別するためにパターン露光と記載する場合がある。図中14は塗布、現像装置1に設けられるウエハWの搬送機構である。
上記の搬送機構14によって、通常の処理動作においては図中に実線の矢印で示すように、キャリアC→レジスト塗布モジュール11→選択的露光モジュール21→露光装置13→現像モジュール12→検査モジュール41→キャリアCの順にウエハWが搬送されて、ウエハWにレジストパターンが形成されると共に上記の検査を行うための画像が取得される。塗布、現像装置1には、搬送機構14及び各モジュールの動作を制御するためのコンピュータである制御部10が設けられている。塗布、現像装置1のより詳しい構成の一例については後に述べる。
図2、図3は、選択的露光モジュール21の縦断側面図、横断平面図を夫々示している。図中22は筐体であり、筐体22の側壁にはウエハWの搬送口23が設けられている。図中24は移動・回転機構であり、ガイド25に沿って筐体22内を手前側(搬送口23側)と奥側との間で水平方向に直線移動する。また、移動・回転機構24はウエハWのステージ26を備えている。ステージ26に水平に載置されたウエハWは、移動・回転機構24により鉛直軸周りに回転する。
筐体22内の奥側には、周端検出部をなす透過型センサであるウエハWの周端検出センサ27が設けられている。周端検出センサ27は、上下に離れて設けられた投光部27Aと受光部27Bとからなり、ステージ26により回転するウエハWの周端部を挟んだ状態で投光部27Aから受光部27Bに光が照射され、照射された光の一部はウエハWの周端部に遮られる。受光部27Bは、光を受ける領域の大きさに応じて制御部10に検出信号を送信する。ウエハWの1回転中に出力される前記検出信号に基づいて制御部10は、ウエハWの全周における周端の位置を検出し、この検出した周端の位置から、ステージ26上のウエハWのノッチNの頂点の向きと、ウエハWの中心位置と、ステージ26の回転中心とウエハWの中心との変移具合(偏心)とを検出する。前記偏心には、ステージ26の回転中心に対するウエハWの中心の距離(位置のずれ量)と、ずれの方向とについての情報が含まれており、前記ずれの方向は、例えばウエハWの中心からノッチNの頂点に向かう方向に対する、ウエハWの中心から前記回転中心に向かう方向の傾きである。
また、筐体22の奥側には露光部31が設けられている。露光部31は、光源と、光源から照射される光の光路において光を通過させる状態と遮断する状態とを切り替えるシャッタと、光路においてシャッタの下流側に設けられる水平板状のマスクとを含んでいる。光源及びシャッタは図中に光照射部32として示しており、マスクは33として示している。マスク33には長方形状の開口部34が設けられ、この開口部34を通過した光照射部32からの光が、ウエハWに照射される。
図4〜図7を用いて、選択的露光モジュール21によりウエハWに形成されたレジスト膜の周縁部の露光(周縁露光と記載する場合がある)と直線領域の露光(直線露光と記載する場合がある)とが行われる様子を説明する。これらの各図ではレジスト膜のうち、当該露光モジュール21にて未露光の領域には多数のドットを付しており、露光済みの領域にはドットを付していない。そしてウエハWの中心をP1、上記の露光部31のマスク33を介してウエハWに照射される光の照射領域を101、照射領域101の中心をP2として夫々示している。照射領域101は、マスク33の開口部34の形状に対応して長方形である。さらに図5〜図7では、ウエハWの中心P1とノッチNの頂点とを通過する仮想の直線を102で表し、仮想直線102上において前記中心P1から所定の距離離れた点を、当該仮想直線102に直交するように通過する仮想の直線を103として表示している。また、図6、図7では直線露光される領域において、露光済みの領域を104として示している。
先ず上記の周端検出センサ27によりウエハWの周端位置が検出され、それに基づいてノッチNの頂点の向き、ウエハWの中心位置及び偏心について検出される。そして図4に示すようにウエハWが回転しながら、露光部31によりその周縁部がリング状に露光される周縁露光が行われる。この周縁露光は、露光されたリング状の領域の各部の幅が均一になるように、検出されたウエハWの中心位置及び偏心に応じて、ステージ26が回転中に直線方向にも移動して行われる。
続いて、検出されたノッチNの頂点の向き、ウエハWの中心位置及び偏心に基づいて、上記の仮想直線102、103の交点にその中心P2が位置するように照射領域101が配置される(図5)。このように配置された照射領域101のウエハWにおける位置を直線露光の開始位置とすると、当該開始位置に配置された照射領域101に光が照射されて露光された後、照射領域101への光の照射が一旦停止する。そして、ステージ26が直線移動及び回転し、照射領域101が前記開始位置から移動する。
然る後、ステージ26の直線移動及び回転が停止する(図6)。この停止時において照射領域101の中心P2は仮想直線103上に位置するように、前記直線移動の量及び回転の量は予め設定されており、ステージ26が停止した状態で再度照射領域101に光が照射され、開始位置からずれた領域が露光される。この光の照射が停止した後も同様にステージ26が所定の量、直線移動すると共に回転して、ウエハWにおける照射領域101の位置が移動し、その中心P2が仮想直線103上で停止して、光が照射される。このように照射領域101の断続的な移動と、照射領域101への断続的な光照射とが繰り返し行われ、図7に示すように前記仮想直線103に沿った直線領域が、ウエハWの一端から他端に亘って露光される。このような直線露光では、上記の開始位置に対応する直線領域が露光されることになるので、開始位置の精度が、直線露光により露光される領域全体の位置の精度に影響する。
なお、図4〜図7では、照射領域101がウエハWの表面の各位置に配置されているときに、照射領域101の短辺、長辺が前記仮想直線102、103に夫々揃うように描いているが、ステージ26の傾き及び回転動作のみによって照射領域101が移動するため、ウエハWの各部で照射領域101の向きは異なる。つまり、実際には仮想直線102及び103に対する照射領域101の短辺及び長辺の傾きは、照射領域101のウエハW上の位置に応じて変化するが、図示を省略している。
上記の直線露光の開始位置についてさらに説明しておく。選択的露光モジュール21においてウエハWに偏心が無い、つまりウエハWの中心がステージ26の回転中心に重なるように置かれているものとして、上記のように周端検出センサ27によりウエハWの周端を検出するためにステージ23が1回転するときのウエハWの位置を基準位置とし、このときのステージ23の位置を周端検出用回転位置とする。そして、前記基準位置においてノッチNが所定の方向に向けられたときのウエハWの向きを基準の向きとする。例えば、図2では、基準位置に位置するウエハW、周端検出用回転位置に位置するステージ26を夫々示しているものとする。また、図2のウエハWの向きを、例えばウエハWの基準の向きとする。
そして、制御部10を構成するメモリ100には、例えば偏心が無いウエハWを上記の基準位置から図5で説明した直線露光の開始位置、即ち照射領域101の中心P2が予め設定された仮想直線102、103の交点に重なる位置に移動させるために必要なステージ26の直線方向の移動距離X0と、上記の基準の向きから直線露光の開始位置にウエハWを回転させるために必要なステージ33の回転角R0と、についてのデータが記憶されている(図8上段参照)。このデータX0、R0と、検出されたノッチNの頂点の向き、偏心のデータと、に基づいて、制御部10はステージ26の周端検出用回転位置から、ウエハWに直線露光が開始される位置までの直線方向の移動距離X1及び回転角R1を算出する。これらX1、R1に基づいてステージ26の直線方向の移動及び回転が制御され、照射領域101が上記の直線露光の開始位置に配置される(図8下段参照)。図8では、ステージ26の回転中心をP3として示している。
続いて、図9を参照しながら検査モジュール41について説明する。図中42はステージであり、ウエハWを水平に載置すると共に、直線方向に水平に移動する。図中43は、ステージ42に載置されたウエハWの移動路の上方に設けられるハーフミラーである。図中44は撮像部であるカメラであり、ハーフミラー43を介して上記のウエハWの移動路における撮像領域45を撮像して画像データを取得し、当該画像データを制御部10に送信する。画像データには、撮像領域45の輝度についてのデータが含まれる。図中46はハーフミラー43の上方に設けられた照明であり、ハーフミラー43を介して撮像領域45に光を照射する。
撮像領域45の大きさは例えばウエハWの一部が含まれる大きさとされており、ステージ42によってウエハWが撮像領域45を通過中にカメラ44による断続的な撮像が行われてウエハWの表面全体が撮像される。それによって、制御部10はウエハWの表面全体の画像データを取得することができる。この撮像領域45は、取得される画像データにおいて、ウエハWの外側がウエハWの面内よりも輝度が小さくなるように構成される。
塗布、現像装置1は、半導体デバイスを製造するためにウエハWに処理を行う動作(以降、通常の処理動作と記載する)を行う場合には、図1で説明したように各モジュール間でウエハWを搬送し、選択的露光モジュール21においては図4〜図7で説明したように周縁露光と直線露光とを行う。さらに塗布、現像装置1は、このような通常の処理動作を行う前において、直線露光が行われる位置を補正するための補正動作を行う。
以降、上記の直線露光の位置の補正動作について説明する。この補正動作においては例えばウエハWは露光装置13には搬送されず、キャリアC→レジスト塗布モジュール11→選択的露光モジュール21→現像モジュール12→検査モジュール31→キャリアCの順で搬送される。そして選択的露光モジュール21では、例えば通常の処理動作と同様に周縁露光が行われた後、図5で説明したように直線露光の開始位置に照射領域101が配置されて、当該開始位置が露光されるが、その後は当該開始位置からずれた領域が露光されることなく、ウエハWは選択的露光モジュール21から搬出される。
図10、図11の上段及び下段は、この補正動作において上記のように検査モジュール41で撮像されて取得されたウエハWの画像の例を示している。選択的露光モジュール21で露光された領域は、現像モジュール12で現像されてレジスト膜が除去されていることにより、露光されていない領域に比べて画像中の輝度が大きい。また、上記のようにウエハWの外側に対してウエハWの面内は輝度が大きい。
このような輝度の差によって、制御部10は取得される画像データからウエハWの面内における、上記の直線露光の開始位置に対応するレジスト膜の除去領域106の位置を特定することができる。そして、このレジスト膜の除去領域106の位置が適正であるか否かを判定し、適正でないと判定した場合には図8で説明した、偏心が無いとした基準の向きのウエハWを基準位置から直線露光の開始位置へ移動させるための直線方向の移動距離X0、及び回転角R0について補正する。それによって、ウエハWにおける直線露光の開始位置を補正する。
上記のように開始位置を基準にして、直線に沿って露光部31の照射領域101が移動するため、開始位置を補正することによってウエハWにおける直線露光される領域全体の位置が補正される。このように補正を行う理由としては、上記のようにウエハWの偏心やノッチNの向きを検出してから、直線露光の開始位置にウエハWを移動させるにあたって、例えばステージ26の動作精度の限界や装置の各部品の加工精度の限界などから、設計上のステージ26の直線移動量及び回転量と、実際の直線移動量及び回転量との間に誤差が存在し、実際の直線露光の開始位置が、図5、図8下段で説明した位置からずれてしまうことが考えられるためである。
図10、図11に戻って説明を続ける。図10の上段及び下段は、レジスト膜の除去領域106の位置が適正である場合の画像を示している。図中P4はレジスト膜の除去領域106の中心であり、従ってその位置は、直線露光の開始位置における照射領域101の中心P2の位置に対応する。レジスト膜の除去領域106の位置が適正であるとは、具体的にはノッチNの頂点、前記除去領域106の中心P3及びウエハWの中心P1が直線上に並び、且つ前記中心P4と前記中心P1とが所定の距離にあることである。各図では、中心P1及びノッチNの頂点を通過する仮想の直線を107で示している。
図11の上段及び下段は、このレジスト膜の除去領域106の位置が適正ではない場合の画像を示し、ここではノッチNの頂点、前記除去領域106の中心P4及びウエハWの中心P1が直線上に並んでいない例を表している。つまり、ノッチNの頂点とウエハWの中心P1とを結ぶ仮想直線107と、レジスト膜除去領域106の中心P4と前記中心P1とを結ぶ仮想直線(108として表示)とのなす角度をθ1とすると、図11の画像ではこのθ1が0°である(0°であるために表示できないので、θ1を図11には示していない)が、図10の画像ではこの角度θ1が0°となっていない。制御部10は、レジスト膜の除去領域106の位置が適正であるか否か判定するために、画像データからこの角度θ1を算出する。つまり、制御部10は、ノッチNと、ウエハWの中心と、除去領域106に対応する照射領域102(第1の領域)との位置関係を取得する。
以下、上記の直線露光の位置の補正動作における各工程と、その後の通常の処理動作とについて、図12のフローチャートを参照しながら順番に説明する。レジスト塗布モジュール11にてレジスト膜が形成された先行のウエハW(便宜上、ウエハW1とする)が選択的露光モジュール21に搬送される。そして、ウエハW1を受け取ったステージ26が、周端検出用回転位置にて回転すると共に周端検出センサ27によりウエハW1の周端に光が照射される。ウエハWが1回転すると回転が停止し、周端検出センサ27から出力された検出信号により、ウエハW1の周端の位置が検出される。その周端の位置に基づいてノッチNの頂点の向き及び偏心が検出される(ステップS1)。
そして、ウエハW1の回転停止後、図8で説明したように制御部10のメモリ100に格納される直線方向の移動距離X0及び回転角R0と、検出されたノッチNの頂点の向き及びウエハWの偏心に基づいて、前記周端検出用回転位置からウエハWに直線露光を開始する位置に移動させるための直線方向の移動距離X1及び回転角R1が算出される。続いて、図3で説明したようにウエハWが1回転して周縁露光が行われる。然る後、周端検出用回転位置から前記X1だけ離れるようにステージ26が直線移動すると共に、上記のウエハWの周端の検出が終了してステージ26の回転が停止した状態に対して前記R1だけ角度が変更されるようにステージ26が回転する。つまり、露光部31の照射領域101が、図8で説明したようにウエハWの所定の直線露光の開始位置に配置されるようにステージ26が直線移動すると共に回転する。然る後、開始位置が露光される(ステップS2)。
然る後、ウエハW1は現像モジュール12に搬送されて現像処理され、開始位置のレジスト膜が除去されて、レジスト膜の除去領域106が形成される。その後、検査モジュール31にて撮像され、図10、図11で例示したようなウエハWの表面全体の画像データが取得される(ステップS3)。そして、この画像データから得られる画像中のウエハWとその外側との輝度の差を利用して、ウエハWの中心P1及びノッチNの頂点が検出される。さらに、ウエハWの面内における輝度の差を利用して、除去領域106の中心P4が検出される(ステップS4)。そして、図11で示したウエハWの中心P1及びノッチNの頂点を通過する仮想直線107とウエハWの中心P1及び除去領域106の中心P4を通過する仮想直線108とがなす角度θ1、及びウエハWの中心P1と除去領域106の中心P4との距離が算出される(ステップS5)。
角度θ1が0°であり、且つウエハWの中心P1と除去領域106の中心P4との距離が設定値になっていれば、除去領域106の位置が適正であると判定され、その場合、メモリ100内の直線移動距離X0及び回転角R0の補正は行われない。角度θ1が0°ではないか、あるいはウエハWの中心P1と除去領域106の中心P4との距離が設定値になっていなければ、除去領域106の位置が適正ではないと判定される。
角度θ1が0°になっていない場合は、このθ1の角度に応じて当該θ1が0°になるように制御部10のメモリに記憶される回転角R0が補正される。そして、そのように補正された回転角R0に基づいて上記のステップS2で露光が行われたとした場合のウエハW中心P1と除去領域106の中心P4との距離を算出し、この距離が設定値から外れていれば、その距離の値と設定値とのずれ分だけ直線方向の移動距離X0の値についても補正する。また、角度θ1が0°であり、且つ除去領域106の中心P4との距離が設定値から外れていれば、その距離の値と設定値とのずれ分だけ、直線方向の移動距離X0の値を補正する(ステップS6)。
このように補正を行う必要が無いと判定されるか、直線移動距離X0及び/または回転角R0について補正が行われると、直線露光の位置の補正動作が終了し、後続のウエハW(説明の便宜上、ウエハW2とする)について、通常の処理動作が開始される。ウエハW2はレジスト塗布モジュール11に搬送され、当該モジュール11にてレジスト膜が形成され、然る後、選択的露光モジュール21に搬送される。
ウエハW1について行われるステップS1、S2と同様に、ウエハW2についても、周端の位置の検出、その周端の位置に基づいてのノッチNの頂点の向き及びウエハWの偏心の検出が行われ、直線方向の移動距離X0、回転角R0と、ノッチNの頂点の向き及び偏心とに基づいて、上記の直線方向の移動距離X1及び回転角R1が算出される。そして、周縁露光が行われた後に、周端検出用回転位置から前記X1だけ離れるようにステージ26が直線移動すると共に、ウエハWの周端の検出が終了してステージ26の回転が停止した状態に対して、前記R1だけ角度が変更されるようにステージ26が回転する。
このウエハW2についての移動距離X1及び回転角R1の算出に用いられるX0、R0は、上記のステップS6で補正が行われている場合には補正された値であるため、ステージ26の移動及び回転が終了すると照射領域101の中心P2が、図5で説明した仮想直線102、103の交点に精度高く合わせられる。つまり、照射領域101が、所定の直線露光の開始位置に精度高く合わせられる。そして、この開始位置(第2の領域)が露光された後、図6、図7で説明したように照射領域101が、仮想直線103に沿って移動し、ウエハW2が直線露光される(ステップ7)。
直線露光が終了すると、ウエハW2は露光装置13に搬送されてパターン露光される。そして、現像モジュール12にて現像されて、選択的露光モジュール21にて露光された周縁部及び仮想直線103に沿った直線領域のレジスト膜が除去されると共に、当該直線領域の外側のレジスト膜にはレジストパターンが形成される。以上に述べたウエハW1、W2についての処理の各工程における各値の検出、データの取得、算出、補正及び判定の各動作は、制御部10により行われる。
この塗布、現像装置1によれば、上記のように選択的露光モジュール21により直線露光される領域のウエハWにおける位置が、精度高く制御されるため、この直線露光によってレジスト膜が除去される領域の位置が精度高く制御される。従って、ウエハWにおいて半導体デバイスを形成するための領域のレジスト膜が除去されてしまったり、レジスト膜を除去すべき領域にレジスト膜が残留してしまうことを抑えることができる。結果として、半導体デバイスの歩留りの向上を図ることができる。また、露光されたウエハWを塗布、現像装置1の外部の測定器に搬送する必要が無いので、当該搬送の手間を省くことができるし、この搬送に要する時間分、選択的露光モジュール21の動作の補正が遅れることを防ぐことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について、第1の実施形態との差異点を中心に説明する。第2の実施形態は、選択的露光モジュール21の構成について第1の実施形態と異なっており、図13、図14は、当該第2の実施形態の選択的露光モジュール21の縦断側面図、横断平面図を夫々示している。
第2の実施形態の選択的露光モジュール21は、露光部31の代わりに露光部51を備えている。露光部51のマスク33は開口部34の外側に起立した内円筒部52を備える。図中53は、内円筒部52に設けられるフランジ53である。光照射部32は内円筒部52の外側を囲む外円筒部54を備えており、外円筒部54の内周面にはフランジ53と係合して、マスク33を支持する溝が形成されている。図中55は外円筒部54の外側に設けられた回転駆動機構であり、円形の回転体56を鉛直軸周りに回転させることができるように構成されている。回転体56の外周はマスク33の外周と接触し、当該回転体56の回転により、マスク33が鉛直軸周りに回転される。マスク33の回転中心は、マスク33の開口部34の中心に一致している。
マスク33を、上記のように回転可能に構成している理由について説明する。図15は、第1の実施形態で説明した補正動作時の選択的露光モジュール21におけるウエハWに対する動作の一例を示している。従って、この図15の説明では、ウエハWは露光部31により露光されるものとする。図15の上段は、ウエハW1を載置したステージ26が周端検出用回転位置に位置した状態を示しており、このウエハW1の中心P1は、ステージ26の回転中心P3に対して偏心しているものとする。図15の下段は、図15の上段に示した状態から、直線露光の開始位置に照射領域101が配置されるようにステージ26が移動した状態を示している。この図15の下段において、ウエハW1の全体図の外側に、照射領域101、ノッチN及びウエハW1の中心P1の位置関係が明確になるように、ウエハW1におけるこれらの各部が含まれる領域を拡大して示している。
上記の偏心が存在することにより、図15の下段に示すように直線露光の開始位置に照射領域101が配置されるようにステージ26が移動したときには、当該偏心に応じて直線露光の開始位置に配置された照射領域101の長辺と、照射領域101の中心P2が配置される仮想直線103とが互いに傾くことになる。直線露光の位置の補正動作中におけるウエハW1の露光例を示したが、通常の処理動作におけるウエハW2を露光する場合にも同様に、照射領域101の長辺と、仮想直線103との間には傾きが生じる。また、このように偏心が存在する他に露光部31の取付け精度が低い場合にも、上記の開始位置に配置された照射領域101の長辺と仮想直線103とが、同様に傾くことになる。さらに、上記のように第1の実施形態ではウエハWの直線移動及び回転のみによって照射領域の位置を移動させているため、照射領域101の長辺と仮想直線103とがなす角度は、照射領域101の位置によって変化する。
このように第1の実施形態の説明では、図示を簡略化して説明の理解を容易にする目的から、ウエハWの各部で照射領域101の長辺と仮想直線103とが並行するものとして示したが、実際にはこれらが並行になるとは限られない。即ち、第2の実施形態は、マスク33を回転させることで、照射領域101の中心P2周りの向きを調整し、直線露光の開始位置を含むウエハWの各位置にて、照射領域101の長辺と仮想直線103とを並行にし、それによってレジスト膜が除去される領域の縁を、仮想直線103に対して確実に並行にすることができるように構成されている。
第2の実施形態における直線露光の位置の補正動作及び通常の処理動作について、第1の実施形態との差異点を中心に説明する。直線露光の位置の補正動作においては、レジスト塗布モジュール11においてウエハW1にレジスト膜が形成され、その後、選択的露光モジュール21において、当該ウエハW1の周端位置が検出されて、図12で説明したステップS1と同様にノッチNの頂点の向き、ウエハWの偏心についてのデータが取得される。さらにその後、ステップS2、S3と同様の動作が行われる。即ち、直線露光の開始位置へ露光部51から光が照射されて当該開始位置が露光され、当該ウエハW1は現像された後に検査モジュール41にて撮像され、ウエハW1の画像データが取得される。図16は、このように撮像されたウエハW1の画像の一例を示している。
そして取得された画像に基づいて、レジスト膜の除去領域106の位置が適正であるか否かの判定が行われ、適正ではないと判定された場合には既述したようにステージ34の直線移動距離X0及び/または回転角R0の補正が行われる。つまり、上記のステップS4〜S6の動作が行われる。さらに第2の実施形態では、上記の取得された画像データに基づいて、例えばノッチNの頂点と、ウエハWの中心P1とを結ぶ仮想直線107と、レジスト膜の除去領域106の短辺とのなす角度θ2(図16参照)が算出される。
この角度θ2は、上記のウエハW1の偏心及びステップS2での露光時の照射領域101の向きによって決まるものであり、この算出された角度θ2と取得された偏心とから、前記照射領域101の向きについて算出される。具体的には例えば、直線露光の開始位置における照射領域101の長辺と仮想直線103との角度θ3(図15下段参照)について算出される。そして、θ3が0°、即ち照射領域101の長辺と仮想直線103とが並行していれば、照射領域101の向きは正常であると判定され、開始位置におけるマスク33の向きは補正されない。θ3が0°ではない場合は照射領域101の向きが異常であると判定され、θ3に対応する分、マスク33が回転して照射領域101の向きが補正される。それによって、直線露光の開始位置に照射領域101が配置された際に、照射領域101の長辺と仮想直線103とが並行になるようにされる。
然る後、通常の処理動作が開始され、レジスト膜が形成されたウエハW2が選択的露光モジュール21に搬送され、ウエハW1と同様に、周端の位置の検出、その周端の位置に基づいてのノッチNの頂点の向き及びウエハW2の偏心の検出が行われる。そして、第1の実施形態で説明したようにノッチNの頂点の向き及び偏心と、制御部10のメモリ100内のデータX0及びR0とに基づいてウエハW2を移動させるための移動距離X1及び回転角R1が算出され、周縁露光後に前記X1及びR1に基づいて、ステージ26の直線移動及び回転が行われて、照射領域101が直線露光の開始位置に移動する(図17)。上記のように必要に応じてマスク33の向きについての補正が行われているため、照射領域101の長辺と仮想直線103とは並行になっている。
当該開始位置が露光され、照射領域101への光照射が一旦停止すると、ステージ26が所定量回転し(図18)、ステージ26が所定量直線移動し(図19)、マスク33が所定量回転する。それによって照射領域101が開始位置から仮想直線103に沿って移動し、且つ照射領域101の長辺は仮想直線103と並行になる(図20)。然る後、照射領域101への光照射が行われる。図18〜図20の各図では、理解を容易にするためにステージ26の回転、ステージの直線移動、照射領域101の回転が順番に行われるように示しているが、例えば、これらの各動作は互いに並行して行われる。
このように照射領域101の移動と照射領域101の向きの調整と照射領域101への光照射とが行われ、図7に示したようにウエハWの一端から他端に亘って仮想直線103に沿った領域が露光される。仮想直線103に沿って一端から他端に亘って露光が行われた後、ウエハW2は現像処理され、露光された領域のレジスト膜が除去される。この第2の実施形態によれば、上記のようにマスク33を回転させて露光を行うことで、より精度高くウエハWにおける露光される位置を制御し、結果としてレジスト膜が除去される位置をより精度高く制御することができる。
ところで上記の例ではステージ26の移動時に照射領域101が所定の量、回転することで、照射領域101に光を照射する際に照射領域101が仮想直線103に対して同じ向きに向けられるようになっており、開始位置における照射領域101の向きを予め補正しておくことで、直線露光される領域の縁部を仮想直線103に並行にしている。図21は、そのような開始位置における照射領域101の向きの補正を行わずに露光をした場合の直線露光された領域を示す一例である。この図21に示す例では、仮想直線103に対して照射領域101が傾いて露光されることで、直線露光された領域中に2回繰り返し露光されることで露光量が比較的大きい領域A1と、1回のみ露光されることで露光量が比較的小さい領域A2とが形成されている。露光量が小さいと、レジスト膜を除去できないおそれがあるので、直線露光される領域の各部で露光量の均一性を高くし、露光された領域のレジスト膜をより確実に除去するために、上記のように直線露光を開始する前に予めマスク33の向きを補正しておくことが有効である。
照射領域101の向きを補正するために、光源を含む光照射部32をマスク33と共に回転させてもよい。ただし、上記のようにマスク33のみを回転させる構成とすることで、回転機構55の構成が大掛かりになることを防ぐことができる。また、露光する領域は上記の例に限られず、ウエハWの面内のデバイスの形成領域の縁に沿ってウエハWの全周を露光するようにしてもよい。また、上記の例では画像データからノッチNの頂点を検出しているが、頂点を検出することには限られず、例えばノッチNの重心を検出するようにしてもよい。
ウエハWの全周の周端は上記のように光学的に検出されるが、この光学的な検出には透過型センサを用いることに限られない。例えば反射型センサを多数、ウエハWの内方から外方へ向かうように一列に配置しておく。そして、各反射型センサから制御部への出力信号がウエハWの内側に光を照射しているものと、ウエハWの外側に光を照射しているものとで異なるようにし、この出力信号の違いから制御部10がウエハWの周端を検出できるようにしてもよい。その他の光学的な検出としては、カメラを用いてウエハWの周端を撮像し、得られた画像データから制御部10がウエハWの周端を検出できるようにしてもよい。
例えば選択的露光モジュール21のステージ26にウエハWを受け渡す前に、搬送機構14に対するウエハWの位置合わせを行うと共に搬送機構14が所定の向きでウエハWを保持するようにすることで、ウエハW1、W2がステージ26に受け渡され、ステージ26が周端検出用回転位置に位置したときに、これらのウエハW1、W2が基準の向きに向けられると共に基準位置に位置するようにしてもよい。より具体的には、例えば選択的露光モジュール21の前段に回転自在なステージ26と周端検出センサ27とを備えたモジュールを配置し、当該モジュールにてウエハWの全周に亘って周端を検出する。その周端から検出されたウエハW中心が所定の位置に位置するように搬送機構14がウエハWを受け取る。受け取る際には、ノッチNを所定の向きに向けておくようにする。
そして、そのようにステージ26が周端検出用回転位置に位置したときに、ウエハW1、W2が基準の向きに向けられると共に基準位置に位置するようにしておく場合には、第1の実施形態で説明したように直線露光の開始位置の照射領域101を補正するにあたって、選択的露光モジュール21においてウエハW1、W2についてノッチNの向き、偏心を求めるために周端の検出を行なくてよい。また、ウエハW1、W2の一方のみについて、上記のように向き合わせ及び位置合わせをしてステージ26に載置するようにしてもよい。その場合、選択的露光モジュール21における周端の検出は、向き合わせ及び位置合わせしていないウエハWについてのみ行えばよい。
また、上記の例では、露光部31、51に対してステージ26が移動することで照射領域101が直線に沿って移動しているが、ステージ26の代わりに露光部31、51が移動することで照射領域101が直線に沿って移動してもよい。さらに、上記の例では、ウエハW1を露光後に現像しているが、露光されることによってレジスト膜に化学反応が起こり、当該レジスト膜の露光された領域の輝度が変化する場合は、検査モジュール41で取得される画像データから制御部10が当該照射領域101を識別することができる。そのような場合、ウエハW1を現像しなくても検査モジュール41により、露光された領域を特定できるので、ウエハW1の現像は必ずしも行わなくてよい。
図22〜図24に、レジスト膜除去装置をなす塗布、現像装置1の詳細な構成の一例を示す。図22、23、24は夫々当該塗布、現像装置1の平面図、斜視図、概略縦断側面図である。この塗布、現像装置1は、キャリアブロックD1と、処理ブロックD2と、インターフェイスブロックD3と、を直線状に接続して構成されている。インターフェイスブロックD3に前記露光装置13が接続されている。以降の説明ではブロックD1〜D3の配列方向を前後方向とする。キャリアブロックD1は、キャリアCを塗布、現像装置1内に対して搬入出し、キャリアCの載置台61と、開閉部62と、開閉部62を介してキャリアCからウエハWを搬送するための移載機構63とを備えている。
処理ブロックD2は、ウエハWに液処理を行う第1〜第6の単位ブロックE1〜E6が下から順に積層されて構成されている。説明の便宜上ウエハWに下層側の反射防止膜を形成する処理を「BCT」、ウエハWにレジスト膜を形成する処理を「COT」、露光後のウエハWにレジストパターンを形成するための処理を「DEV」と夫々表現する場合がある。この例では、図23に示すように下からBCT層、COT層、DEV層が2層ずつ積み上げられている。同じ単位ブロックにおいて互いに並行してウエハWの搬送及び処理が行われる。
ここでは単位ブロックのうち代表してCOT層E3を、図22を参照しながら説明する。キャリアブロックD1からインターフェイスブロックD3へ向かう搬送領域64の左右の一方側には棚ユニットUが前後方向に複数配置され、他方側には夫々液処理モジュールであるレジスト塗布モジュール11、保護膜形成モジュールITCが前後方向に並べて設けられている。保護膜形成モジュールITCは、レジスト膜上に所定の処理液を供給し、当該レジスト膜を保護する保護膜を形成する。棚ユニットUは、加熱モジュールと、上記の選択的露光モジュール21と、を備えている。前記搬送領域64には、ウエハWの搬送機構である搬送アームF3が設けられている。
他の単位ブロックE1、E2、E5及びE6は、ウエハWに供給する薬液が異なることを除き、単位ブロックE3、E4と同様に構成される。単位ブロックE1、E2は、レジスト膜形成モジュールCOTの代わりに反射防止膜形成モジュールを備え、単位ブロックE5、E6は、現像モジュール12を備える。図24では各単位ブロックE1〜E6の搬送アームはF1〜F6として示している。
処理ブロックD2におけるキャリアブロックD1側には、各単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT1と、タワーT1に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構である受け渡しアーム65とが設けられている。タワーT1は互いに積層された複数のモジュールにより構成されており、単位ブロックE1〜E6の各高さに設けられるモジュールは、当該単位ブロックE1〜E6の各搬送アームF1〜F6との間でウエハWを受け渡すことができる。これらのモジュールとしては、上記の検査モジュール41の他に、実際には各単位ブロックの高さ位置に設けられた受け渡しモジュールTRS、ウエハWの温度調整を行う温調モジュールCPL、複数枚のウエハWを一時的に保管するバッファモジュール、及びウエハWの表面を疎水化する疎水化処理モジュールなどが含まれている。説明を簡素化するために、前記疎水化処理モジュール、温調モジュール、前記バッファモジュールについての図示は省略している。
インターフェイスブロックD3は、単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT2、T3、T4を備えており、タワーT2とタワーT3に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構であるインターフェイスアーム66と、タワーT2とタワーT4に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構であるインターフェイスアーム67と、タワーT2と露光装置13の間でウエハWの受け渡しを行うためのインターフェイスアーム68が設けられている。
タワーT2は、受け渡しモジュールTRS、露光処理前の複数枚のウエハWを格納して滞留させるバッファモジュール、露光処理後の複数枚のウエハWを格納するバッファモジュール、及びウエハWの温度調整を行う温調モジュールなどが互いに積層されて構成されているが、ここでは、バッファモジュール及び温調モジュールの図示は省略する。この塗布、現像装置1においては、ウエハWが載置される場所をモジュールと記載する。なお、タワーT3、T4にも夫々モジュールが設けられているが、ここでは説明を省略する。図1で説明した搬送機構14は、搬送アームF1〜F6、インターフェイスアーム61〜63、移載機構63、受け渡しアーム65により構成されている。
この塗布、現像装置1及び露光装置13からなるシステムの通常の処理動作が行われる際のウエハWの搬送経路について説明する。ウエハWは、キャリアCから移載機構63により、処理ブロックD2におけるタワーT1の受け渡しモジュールTRS0に搬送される。この受け渡しモジュールTRS0からウエハWは、単位ブロックE1、E2に振り分けられて搬送される。例えばウエハWを単位ブロックE1に受け渡す場合には、タワーT1の受け渡しモジュールTRSのうち、単位ブロックE1に対応する受け渡しモジュールTRS1(搬送アームF1によりウエハWの受け渡しが可能な受け渡しモジュール)に対して、前記TRS0からウエハWが受け渡される。またウエハWを単位ブロックE2に受け渡す場合には、タワーT1の受け渡しモジュールTRSのうち、単位ブロックE2に対応する受け渡しモジュールTRS2に対して、前記TRS0からウエハWが受け渡される。これらのウエハWの受け渡しは、受け渡しアーム65により行われる。
このように振り分けられたウエハWは、TRS1(TRS2)→反射防止膜形成モジュール→加熱モジュール→TRS1(TRS2)の順に搬送され、続いて受け渡しアーム65により単位ブロックE3に対応する受け渡しモジュールTRS3と、単位ブロックE4に対応する受け渡しモジュールTRS4とに振り分けられる。
このようにTRS3、TRS4に振り分けられたウエハWは、TRS3(TRS4)→レジスト塗布モジュール11→加熱モジュール→選択的露光モジュール21→保護膜形成モジュールITC→加熱モジュール→タワーT2の受け渡しモジュールTRSの順で搬送される。然る後、このウエハWは、インターフェイスアーム66、68により、タワーT3を介して露光装置D4へ搬入される。露光後のウエハWは、インターフェイスアーム67によりタワーT2、T4間を搬送されて、単位ブロックE5、E6に対応するタワーT2の受け渡しモジュールTRS5、TRS6に夫々搬送される。然る後、加熱モジュール→現像モジュール→加熱モジュール→タワーT1の検査モジュール41→受け渡しモジュールTRSに搬送された後、移載機構63を介してキャリアCに戻される。直線露光の位置補正動作が行われる際には、露光装置13に搬送されないことを除いて、ウエハWは上記の搬送経路と同様の搬送経路で搬送される。
塗布、現像装置1の制御部10についてさらに説明しておく。制御部10は、プログラム、メモリ、CPUからなるデータ処理部などを備えている。前記プログラムには塗布、現像装置1の各部に制御信号を送り、その動作を制御し、上記の各ステップを実行させるように命令が組み込まれている。上記のプログラムは、コンピュータの記憶媒体例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)及びメモリーカードなどの記憶媒体に格納されて制御部10にインストールされる。
N ノッチ
W ウエハ
P1 ウエハの中心
P2 照射領域の中心
P3 ステージの回転中心
1 塗布、現像装置
10 制御部
21 選択的露光モジュール
24 移動、回転機構
26 ステージ
31 露光部
33 マスク
41 検査モジュール
44 カメラ
100 メモリ
101 照射領域
102、103 仮想直線

Claims (12)

  1. 外周に切り欠きが各々形成されると共に表面に各々レジスト膜が形成された第1の基板及び
    第2の基板のうちの第1の基板の第1の領域に、基板を局所的に露光するための光の照射領域を配置し、当該第1の領域を露光する工程と、
    前記第1の基板を撮像して画像データを取得し、この画像データに基づいて当該基板が露光された位置と、前記切り欠きの位置と、基板の中心位置との関係についての位置データを取得する工程と、
    前記第2の基板について、前記位置データに基づいて前記第1の領域に対応する領域からその位置が補正された第2の領域に前記照射領域を位置させる工程と、
    前記第2の基板に対して前記照射領域を相対的に移動させて、前記第2の領域を含む直線領域を露光する工程と、
    前記基板を現像し、前記直線領域のレジスト膜を除去する工程と、
    を含むことを特徴とするレジスト膜除去方法。
  2. 前記第1の基板を撮像する前に、当該第1の基板を現像して第1の領域におけるレジスト膜を除去する工程を含むことを特徴とする請求項1記載のレジスト膜除去方法。
  3. 前記第2の領域に照射領域を位置させる前に、基板を露光するためのステージに載置された前記第2の基板の切り欠きの向き及び基準の位置に対するずれ量を求めるために、当該第2の基板の周端を光学的に検出する工程を含み、
    前記第2の領域に照射領域を位置させる工程は、前記位置データと、検出された第2の基板の周端と、に基づいて行われることを特徴とする請求項1または2に記載のレジスト膜除去方法。
  4. 基板を露光するためのステージに載置された前記第1の基板の切り欠きの向き及び基準の位置に対するずれ量を求めるために、当該第1の基板の周端を光学的に検出する工程を含み、
    前記第2の領域に照射領域を位置させる工程は、前記位置データと、検出された第1の基板の周端と、に基づいて行われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載のレジスト膜除去方法。
  5. 前記画像データと、検出された前記第1の基板の周端と、に基づいて前記照射領域の基準の向きに対する傾きを検出する工程と、
    前記第2の領域に照射領域を位置させる工程は、
    前記基準の向きを向くように前記照射領域の向きを変更して前記直線領域を露光する工程を含むことを特徴とする請求項4記載のレジスト膜除去方法。
  6. 前記直線領域内の一の領域を露光後、他の領域を露光する前に前記照射領域の向きを変更する工程を含むことを特徴とする請求項5記載のレジスト膜除去方法。
  7. 前記照射領域の向きを変更するために、光源からの光を透過するための開口部を備えたマスクの向きを、当該光源に対して変更する工程を備えたことを特徴とする請求項5または6記載のレジスト膜除去方法。
  8. 外周に切り欠きが形成されると共に表面にレジスト膜が形成された基板を局所的に露光するために、当該基板に光の照射領域を配置して露光する露光部と、
    前記基板を撮像して画像データを取得するための撮像部と、
    前記基板に対して前記照射領域を相対的に移動させる移動機構と、
    前記露光部により露光された基板を現像して、露光された領域のレジスト膜を除去するための現像モジュールと、
    第1の基板における第1の領域を前記露光部により露光するステップと、前記第1の基板を撮像して画像データを取得し、この画像データに基づいて当該基板が露光された位置と、前記切り欠きの位置と、基板の中心位置との関係についての位置データを取得するステップと、後続の第2の基板について、前記位置データに基づいて前記第1の領域に対応する領域からその位置が補正された第2の領域に前記照射領域を位置させるステップと、前記第2の基板に対して前記照射領域を相対的に移動させて、前記第2の領域を含む直線領域を露光するステップと、前記基板を現像し、前記直線領域のレジスト膜を除去するステップと、が順に行われるように制御信号を出力する制御部と、
    を含むことを特徴とするレジスト膜除去装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1の基板を撮像する前に、当該第1の基板を現像して第1の領域におけるレジスト膜を除去するステップが行われるように制御信号を出力することを特徴とする請求項8記載のレジスト膜除去装置。
  10. 基板の周端を光学的に検出するための周端検出部が設けられ、
    前記制御部は、
    前記第2の領域に照射領域を位置させる前に、基板を露光するためのステージに載置された前記第2の基板の切り欠きの向き及び基準の位置に対するずれ量を求めるために、当該第2の基板の周端を光学的に検出するステップを行い、
    前記第2の領域に照射領域を位置させるステップは、前記位置データと、検出された第2の基板の周端と、に基づいて行われるように制御信号を出力することを特徴とする請求項8または9記載のレジスト膜除去装置。
  11. 基板の周端を光学的に検出するための周端検出部が設けられ、
    前記制御部は、
    基板を露光するためのステージに載置された前記第1の基板の切り欠きの向き及び基準の位置に対するずれ量を求めるために当該第1の基板の周端を光学的に検出するステップを行い、
    前記第1の領域に照射領域を位置させるステップは、前記位置データと、検出された第1の基板の周端と、に基づいて行われるように制御信号を出力することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一つに記載のレジスト膜除去装置。
  12. 表面にレジスト膜が形成された基板を局所的に露光し、露光された領域のレジスト膜を除去するレジスト膜除去装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項1ないし7のいずれか一つに記載されたレジスト膜除去方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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