JP2003173955A - ウエハ周辺露光方法および装置 - Google Patents

ウエハ周辺露光方法および装置

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JP2003173955A
JP2003173955A JP2001371113A JP2001371113A JP2003173955A JP 2003173955 A JP2003173955 A JP 2003173955A JP 2001371113 A JP2001371113 A JP 2001371113A JP 2001371113 A JP2001371113 A JP 2001371113A JP 2003173955 A JP2003173955 A JP 2003173955A
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wafer
center
rotary stage
peripheral
rotation
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Yoshiki Mimura
芳樹 三村
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Ushio Inc
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノッチ部分で露光領域がウエハ内側に食い込
まないように露光することができるウエハ周辺露光方法
および装置を提供すること。 【解決手段】 ウエハ受け渡しピン3の上にウエハを載
せて、ウエハ周縁検出センサ4によりウエハの周縁位置
を検出する。制御部20は、ウエハを完全な円形と仮定
して、検出した周縁位置に基づきウエハ中心位置を求め
る。そして、ウエハ中心と回転ステージ1の回転中心と
の中心位置の偏心量を求め、ウエハ中心と回転ステージ
の回転中心が一致するように、回転ステージ1を移動さ
せる。そして、ウエハ受け渡しピン3を下降させ、回転
ステージ1にウエハを載置する。この状態で回転ステー
ジ1を回転させ、出射端5dからウエハ周辺部にあらか
じめ設定された幅の露光光を照射し、ウエハ周辺部を露
光する。ウエハは偏心のない状態で回転するので、ウエ
ハ周辺部を所定の幅で露光することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周部に特異点、
例えばV字形のノッチが形成された半導体ウエハの周辺
部に塗布されたフォトレジストを除去するために、ウエ
ハの周辺部を露光するウエハ周辺露光方法および装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程においては、ウエ
ハの表面にレジストを塗布し、さらに露光、現像を行い
レジストパターンを形成する。上記製造工程において、
ウエハ周辺部にUV光を照射して、ウエハ周辺部に塗布
された不要なレジストを除去することが行われる。例え
ば、特公平7−95516号公報には、上記周辺露光を
行う装置として、ウエハを回転させ、ウエハの周縁位置
をセンサにより検出しつつ、センサからの信号に基づい
て、露光光を照射する出射部をウエハの周縁から中心方
向の所定の位置に制御し、ウエハ周辺部に塗布された不
要レジストを周縁より一定幅で露光する周辺露光装置が
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ウエハの周辺部に、V
字形のノッチを形成した半導体ウエハを使用する場合、
周辺露光を上記した従来の装置で行なうと、ノッチ部分
で露光領域がウエハ内側に食い込み、素子形成領域のレ
ジスト(回路等のパターン)が除去されてしまい、その
部分の素子が不良になる場合がある。本発明は上記従来
技術の問題点を解決するためになされたものであって、
本発明の目的は、外周部にノッチが形成されたウエハの
周辺を露光するに際し、ノッチ部分で露光領域がウエハ
内側に食い込まないように露光することができるウエハ
周辺露光方法および装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を次のようにして解決する。外周部に特異点が形成
され、フォトレジストが塗布されたウエハを、回転ステ
ージ上に載置し、ウエハを回転させつつ露光光を照射
し、ウエハ周辺部のレジストを一定の幅で露光するに際
し、ウエハ周縁位置を検出してウエハの中心を求める。
そして、ウエハ中心と、回転ステージの回転中心とが一
致した状態で、ウエハ周辺部に対して、所定の幅で露光
光を照射しながらウエハを回転させる。これにより、前
記した従来のウエハ周辺露光装置のように、ノッチ部分
で露光領域がウエハの内側に食い込むことがない。ウエ
ハ中心と、回転ステージの回転中心を一致させるため
に、ウエハ周縁の少なくとも3ヶ所で周縁位置を検出し
て、ウエハを完全な円形と仮定して、検出した周縁位置
に基づき、ウエハ中心位置を求める。そして、ウエハ中
心と回転中心との偏心量と偏心方向を求め、ウエハ中心
と回転ステージの回転中心が一致するように、ウエハと
回転ステージを相対的に移動させ、回転ステージに載置
して保持する。上記の状態で回転ステージを回転する
と、ウエハは偏心のない状態で回転する。ウエハ周辺部
に、あらかじめ設定された幅の露光光を照射すれば、ウ
エハ周辺部を所定の幅で露光することができる。前記従
来技術のように、ウエハの周縁位置を検出しつつ露光す
るわけではないので、ノッチ部分で露光光がウエハの内
側に食い込むことがない。
【0005】ここで、ウエハにはV字型のノッチが設け
られており、3ヶ所で周縁位置を検出したとき、その内
の一つが上記ノッチ部分であると、その部分はウエハの
外周より内側に食い込んでいるので、ノッチ部分を含む
3ヶ所の周縁位置からでは真のウエハの中心位置を求め
ることができない。そこで、以下のようにして、ウエハ
の中心位置を求める。 (1) ウエハ周縁の4ヶ所以上でウエハ周縁位置を検出す
る場合。 (i) ウエハの直径が予め分かっている場合。 4ヶ所以上の位置で検出されたウエハ周縁位置のうち、
任意の3つの周縁位置を選択し、円の直径と円の中心位
置を求め、求めた直径と、予め分かっているウエハの直
径を比較する。それらが一致すれば、求めた円の中心位
置がウエハの真の中心位置である。また、一致しない場
合には、その内の一つの周縁位置はノッチ部分における
周縁位置であるので、他の3つの周縁位置を用いて同様
な演算を行う。そして、求めた直径と、予め分かってい
るウエハの直径が一致する周縁位置から得た中心位置を
真のウエハの中心位置とする。 (ii)ウエハの直径が分かっていない場合。 4ヶ所以上の位置で検出されたウエハ周縁位置のうち、
3つの周縁位置からなる少なくとも4通りの組み合わせ
を用いて、円の直径と円の中心位置を計算する。そし
て、求めた円の直径を比較して、最も直径が大きな計算
結果が得られた周縁位置の組み合わせから求めた中心位
置を、真のウエハの中心位置とする。 (2) ウエハ周縁の3ヶ所でウエハ周縁位置を検出する場
合。 (i) ウエハの直径が予め分かっている場合。 3ヶ所で検出されたウエハ周縁位置により、円の直径と
円の中心位置を求め、求めた直径と、予め分かっている
ウエハの直径を比較する。それらが一致すれば、求めた
円の中心位置がウエハの真の中心位置である。それらが
一致しない場合には、少なくともノッチ幅より大きい量
だけウエハを回転させ、ウエハ周縁位置を検出し、3ヶ
所で検出されたウエハ周縁位置により、円の直径と円の
中心位置を求め、求めた直径と、予め分かっているウエ
ハの直径を比較する。それらが一致すれば、求めた円の
中心位置がウエハの真の中心位置となる。通常ノッチの
幅は予め分かっているので、ウエハの回転量を適切に選
択すれば、最初に検出したウエハ周縁位置の1つがノッ
チ位置にあっても、回転後には、ウエハ周縁位置はノッ
チ位置から外れる。したがって、上記のようにすれば、
3ヶ所で検出されたウエハ周縁位置により、真のウエハ
の中心位置を求めることができる。 (ii)ウエハの直径が分かっていない場合。 3ヶ所で検出されたウエハ周縁位置により、円の直径と
円の中心位置を求める。ついで、少なくともノッチ幅よ
り大きい量だけウエハを回転させ、ウエハ周縁位置を検
出し、3ヶ所で検出されたウエハ周縁位置により、円の
直径と円の中心位置を求める。そして、回転前と回転後
に求めた円の直径を比較する。それらが異なる場合に
は、直径が大きな計算結果から得られた中心位置をウエ
ハの真の中心位置座標とする。また、求めた直径が等し
い場合には、回転前あるいは回転後の求めた円の中心位
置座標がウエハの中心位置座標となる。前記したよう
に、ウエハの回転量を適切に選択すれば、最初に検出し
たウエハ周縁位置の1つがノッチ位置にあっても、回転
後には、ウエハ周縁位置はノッチ位置から外れる。した
がって、上記のように回転前、回転後に求めた中心位置
のどちらかから、真のウエハ中心位置を求めることがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1、図2に本発明の第1の実施
例のウエハ周辺露光装置の構成を示す。図1は本実施例
のウエハ周辺露光装置を横方向から見た図、図2は上方
から見た図である。図1、図2において、回転ステージ
1は、図示しない真空吸着機構を有し、載置されたウエ
ハW(図2に点線で示している)を真空吸着により保持
する。回転ステージ1は、モータ駆動部11により駆動
される回転モータ1aの回転軸1bに取り付けられ、回
転モータ1aにより、回転軸1bを軸として回転する。
回転モータ1aはX方向移動機構2aの上に載せられて
おり、X方向移動機構2aはY方向移動機構2bの上に
載せられている。したがって、回転ステージ駆動部12
により、X方向移動機構2aを駆動することにより、回
転ステージ1はX方向(例えば図2の紙面左右方向)に
移動し、また、Y方向移動機構2bを駆動することによ
り、回転ステージ1はY方向(例えば図2の上下方向)
に移動する。回転ステージ1の周囲には、ウエハ受け渡
しピン3が設けられている。ウエハ受け渡しピン3は、
図2に示すようにウエハを支持するように3個以上設け
られ、ピン駆動部13により駆動され、同時に上下に移
動する。周辺露光を行なうウエハWは、図示しないウエ
ハ搬送機構により、上に移動したウエハ受け渡しピン3
に載せられ、その後、下降して回転ステージ1上に載置
される。ウエハ受け渡しピン3は上記の回転ステージ1
をXY方向に移動させるX方向移動機構2a、Y方向移
動機構2bとは独立してベースプレート10に設けられ
る。
【0007】また、回転ステージ1の周囲には、図2に
示すようにウエハ周縁検出センサ4が配置される。ウエ
ハ周縁検出センサ4は、ウエハ受け渡しピン3に載置さ
れたウエハの周縁位置を検出するための、例えばCCD
ラインセンサである。なお、ウエハ周縁センサとして
は、例えば、被検出物の上側と下側にそれぞれ取り付け
られた発光部と受光部を有し、受光部における受光量の
大きさから被検出物の位置を求めるアナログタイプのセ
ンサなど、位置を検出するその他のセンサを用いること
もできる。本実施例では上記ウエハ周縁検出センサ4は
回転ステージ1の周囲に4ヶ所あるいはそれ以上設けら
れており、ベースプレート10に固定されたセンサ支持
台4aの上に取り付けられている。なお、図1では、理
解を容易にするため回転ステージ1の両側にウエハ受け
渡しピン3、ウエハ周縁センサ4を示しているが、ウエ
ハ受け渡しピン3、ウエハ周縁センサ4は、例えば図2
に示すように回転ステージ1の周囲に所定の間隔で配置
される。ウエハ受け渡しピン3の配置は、要するにウエ
ハWを支持できるように配置されていればよく、必ずし
も等間隔に配置する必要はない。また、ウエハ周縁セン
サ4は、後述するようにウエハ周縁位置からウエハの回
転中心を求めるために設けられたものであり、ウエハ受
け渡しピン3と同様、必ずしも等間隔に配置する必要は
ない。また、回転ステージ1の上方には、図1に示すよ
うに、光照射部5が設けられている。光照射部5は、露
光光を含む光を放射するランプ5aと、ランプ5aから
の光を集光する集光鏡5bと、ランプ5aが放射する露
光光を含む光を導光するライトガイド5cと、出射端5
dから構成される。出射端5dはレンズ5e、アパーチ
ャ(絞り)5fを備え、ライトガイド5cにより導かれ
てきた光をアパーチャ5fにより所定の形状に整形し、
後述するようにウエハの周辺部に照射する。なお、以下
では、周辺露光時、上記出射端5dを移動させず、出射
端5dからの光がウエハの周辺部に照射されるように回
転ステージ1を移動させて、ウエハ周辺部を露光する場
合について説明するが、図1の点線に示すように、出射
端5dを駆動する出射端移動機構5gを設け、周辺露光
時、出射端5dを露光位置まで移動させて、ウエハの周
辺部を露光するように構成してもよい。
【0008】上記モータ駆動部11、回転ステージ駆動
部12、ピン駆動部13、光照射部5等を制御する制御
部20が設けられ、上記ウエハ周縁検出センサ4により
検出されたウエハ周縁位置信号が上記制御部20に入力
される。上記制御部20は、ウエハがウエハ受け渡しピ
ン3上に載せられたとき、ウエハ周縁検出センサ4から
与えられるウエハ周縁位置信号に基づき、ウエハを円と
みなしてウエハの中心位置を以下のようにして算出す
る。なお、円は直径と少なくとも2ヶ所の周縁位置情
報、あるいは、少なくとも3ヵ所の周縁位置情報が与え
られれば、中心位置を決定することができる。しかし、
ウエハWには、ノッチが形成されており、上記ウエハ周
縁検出センサ4の一つがたまたまノッチ位置にあった場
合には、ウエハの中心位置を正しく計算することができ
なくなる。そこで、4ヶ所に設けられたウエハ周縁検出
センサ4の出力により以下のようにしてウエハの中心位
置を計算する。 (A)ウエハの直径が予め与えられているとき。 (i) まず、4ヶ所に設けられたウエハ周縁検出センサ4
により検出された4つの周縁位置情報A,B,C,Dの
内、任意の3つの周縁位置情報(例えばA−B−C)を
用いて、円の直径と円の中心位置を計算する。そして、
計算された直径と、予め与えられたウエハ直径とを比較
する。一致していれば、上記により求めた円の中心位置
をウエハの中心位置と決定する。 (ii)一致していない場合には、ウエハ周縁検出センサ4
の一つがノッチ位置にあると考えられるので、他の任意
の3つの周縁位置情報(例えば、上記(i) で選んだ3つ
の周縁位置情報の内の一つを除いた2つの周縁位置情報
と他の周縁位置情報:A−B−D)を用いて、円の直径
と円の中心位置を計算する。そして、計算された直径
と、予め与えられたウエハ直径とを比較する。一致して
いれば、上記により求めた円の中心位置をウエハの中心
位置と決定する。 (iii) 上記(ii)の計算により求めた直径がウエハの直径
と一致しない場合には、さらに、他の3つの周縁位置情
報(B−C−D、A−C−D)を用いて、円の直径と中
心位置を計算する。 上記のように周縁位置情報の組み合わせを変えながら最
大4回計算を行えば、予め与えられた円の直径に一致す
る計算結果が得られるので、この直径が一致した計算結
果によりウエハの中心位置を決定する。
【0009】(B)ウエハの直径が与えられていないと
き。 (i) 4ヶ所に設けられたウエハ周縁検出センサ4により
検出された4つの周縁位置情報A,B,C,Dの内、3
つの周縁位置情報からなる4通りの組み合わせを用い
て、円の直径と円の中心位置を計算する。すなわち、周
縁位置情報A−B−C、A−B−D、A−C−D、B−
C−Dの4通りの組み合わせにより、それぞれについて
円の直径と中心位置を求める。 (ii)上記のようにして求めた4通りの組み合わせについ
て、求めた円の直径を比較する。そして、最も直径の大
きな計算結果から得られた中心位置をウエハの中心位置
と決定する。すなわち、ウエハのノッチ部分はV字型に
形成されている。このため、ウエハ周縁検出センサ4の
一つがノッチ位置にある場合、その周縁位置情報を用い
て計算したウエハの直径は、実際のウエハの直径より小
さくなる。また、周縁位置情報A−B−C、A−B−
D、A−C−D、B−C−Dの組み合わせのなかには、
全ての周縁検出センサ4がノッチ位置にない組み合わせ
があるはずである。したがって、最も直径の大きな計算
結果が得られた周縁位置情報の組み合わせは、全てのウ
エハ周縁検出センサ4がノッチ位置に無い場合であり、
この周縁位置情報を用いて計算した結果は、真のウエハ
中心位置を示していることとなる。
【0010】次に本実施例の周辺露光装置による露光手
順について図3を用いて説明する。 (1) 制御部20はピン駆動部13によりウエハ受け渡し
ピン3の先端を回転ステージ1より高い位置まで上昇さ
せる。そして、図3(a)に示すように、図示しないウ
エハ搬送機構により同図の白抜き太矢印に示すように、
ウエハWをウエハ受け渡しピン3に載置する。 (2) 少なくとも4ヶ所に設けたウエハ周縁検出センサ4
により、ウエハWの周縁位置を検出する。検出信号は制
御部20に送られる。制御部20は前記(A)(B)で
説明したように、ウエハ周縁検出センサ4に対するウエ
ハの中心位置座標を求め、予め定められた制御原点に対
するウエハの中心位置座標を求める。すなわち、ウエハ
の直径(例えばφ200mm、φ300mm等)が予め
与えられている場合には、ウエハ周縁検出センサ4によ
り検出されたウエハ周縁位置情報とウエハの直径から、
ウエハを円とみなしたときの中心(ウエハ中心)の位置
座標を計算により求める。また、ウエハWの直径が与え
られていない場合には、ウエハ周縁検出センサ4により
検出されたウエハ周縁位置情報からウエハ直径と中心位
置座標を求め、4通りの計算結果の中で、直径が最も大
きい計算結果の中心位置座標を真の中心位置座標である
として、ウエハの中心位置座標を求める。 (3) 図3(a)に示すように、通常、回転ステージ1の
回転中心とウエハWの中心とは一致していない。また、
制御部20は、予め定められた制御原点に対する回転ス
テージ1の回転中心の位置座標を記憶している。制御部
20は、上記求められたウエハの中心位置座標と、記憶
している回転ステージ1の回転中心の位置座標との偏心
量と偏心方向を演算し、回転ステージ駆動部12によ
り、X方向移動機構2a、Y方向移動機構2bを駆動し
て、図3(b)に示すように回転ステージ1の回転中心
位置が、上記で求めたウエハ中心位置に一致するよう
に、回転ステージ1を移動させる。
【0011】(4) 制御部20は、図3(c)に示すよう
に、ピン駆動部13によりウエハ受け渡しピン3の先端
を下降させ、ウエハWを回転ステージ1上に載置させ
る。ウエハWは、ウエハの中心と回転ステージ1の回転
中心とが一致した状態で、回転ステージ1に置かれる。
ウエハWは、図示しない真空吸着機構により、回転ステ
ージ1に吸着保持される。 (5) 制御部20は、回転ステージ駆動部12によりX方
向移動機構2a、Y方向移動機構2bを駆動して回転ス
テージ1を移動させ、ウエハ周辺部が所定の幅(設定さ
れた露光幅) で露光されるように、光照射部5の出射端
5dからの露光光がウエハ周辺部に照射される位置まで
ウエハWを移動させる。図3(c)からわかるように、
ウエハWに対して出射端5dがウエハ中心方向に移動す
ると、露光される幅(露光幅)が広くなる。露光幅は、
あらかじめ制御部20に、ウユハ周縁からの距離として
入力されている。制御部20は、このウエハ周縁からの
距離を、ウエハ中心からの距離に換算し、ウエハWをそ
の位置にまで移動させる。なお、ウエハWを移動させる
代わりに、前記したように、出射端5dを移動させる出
射端移動機構5gを設け、制御部20により出射端5d
をウエハ周辺部まで移動させるようにしてもよい。 (6) 制御部20は、光照射部5から露光光の放射を開始
させるとともに、モータ駆動部11により、回転ステー
ジ1を回転させる。これにより、ウエハWが回転し、ウ
エハ周辺部に出射端5dからの露光光が照射され、ウエ
ハ周辺部が露光される。ここで、上記したようにウエハ
Wの中心と、回転ステージ1の回転中心は一致している
ので、ウエハWは偏心することなく回転する。その間、
出射端5dは移動しないので、ウエハWが1回転する
と、周辺部は周縁より一定幅で露光される。また、ノッ
チ部分においてウエハ内部に露光光が食い込むことがな
い。
【0012】以上に説明した実施例では、ウエハ周縁検
出センサ4を回転ステージ1の周囲に少なくとも4個配
置し、その出力によりウエハの中心位置座標を求めてい
るが、ウエハ周縁検出センサ4を回転ステージ1の周囲
に3個配置してウエハの中心位置座標を求めることもで
きる。以下、3個のウエハ周縁検出センサ4の出力によ
りウエハの中心位置座標を求める場合について説明す
る。 (C)ウエハの直径が予め与えられているとき。 (i) ウエハWがウエハ受け渡しピン3上に載せられる
と、制御部20はウエハ受け渡しピン3を下降させ、回
転ステージ1上にウエハWを載置する。そして、3ヶ所
に設けられたウエハ周縁検出センサ4により検出された
3つの周縁位置情報A−B−Cを用いて、円の直径と円
の中心位置を計算する。そして、計算された直径と、予
め与えられたウエハ直径とを比較する。一致していれ
ば、上記により求めた円の中心位置をウエハの中心位置
と決定する。 (ii)一致していない場合には、ウエハ周縁検出センサ4
の一つがノッチ位置にあると考えられるので、回転ステ
ージ1を駆動して、3個のウエハ周縁検出センサ4がノ
ッチ位置から外れるように、少なくともノッチ幅より大
きい量だけウエハWを回転させる。次いで、ウエハ周縁
検出センサ4により検出された3つの周縁位置情報D−
E−Fを用いて、円の直径と円の中心位置を計算する。
そして、計算された直径と、予め与えられたウエハ直径
とを比較する。一致していれば、上記により求めた円の
中心位置をウエハの中心位置と決定する。なお、通常ノ
ッチの幅は予め分かっており、また、ウエハ周縁検出セ
ンサ4の配置も予め分かっているので、ノッチ幅とウエ
ハ周縁検出センサの配置に基づき回転ステージ1の回転
量を定めて回転ステージ1を回転させれば、最初にウエ
ハ周縁検出センサ4の1つがノッチ位置にあっても、3
つのウエハ周縁検出センサ4はノッチ位置から外れる。
したがって、上記(i)(ii) により、真のウエハWの中心
位置座標を求めることができる。
【0013】(D)ウエハの直径が与えられていないと
き。 (i) ウエハWがウエハ受け渡しピン3上に載せられる
と、制御部20はウエハ受け渡しピン3を下降させ、回
転ステージ1上にウエハWを載置する。そして、3ヶ所
に設けられたウエハ周縁検出センサ4により検出された
3つの周縁位置情報A−B−Cを用いて、円の直径と円
の中心位置を計算する。 (ii)回転ステージ1を駆動して、ノッチ幅とウエハ周縁
検出センサ4の配置より定まる、少なくともノッチ幅よ
り大きい量だけ回転ステージ1を回転させる。そして、
ウエハ周縁検出センサ4により検出された3つの周縁位
置情報D−E−Fを用いて、円の直径と円の中心位置を
計算する。そして、上記(i) で求めた円の直径と、(ii)
で求めた円の直径を比較する。(i) で求めた円の直径と
(ii)で求めた円の直径が異なる場合には、直径が大きな
計算結果から求まった中心位置をウエハの真の中心位置
座標と決定する。また、求めた直径が等しい場合には、
上記(i) あるいは(ii)で求めた円の中心位置座標をウエ
ハの中心位置座標と決定する。回転ステージ1の上記回
転量を適切に選定すれば、仮にウエハWを回転させる前
に3つのウエハ周縁検出センサ4の内の一つがノッチ位
置にあったり、回転後に3つのウエハ周縁検出センサ4
の内の一つがノッチ位置になったとしても、ウエハWの
回転前と回転後のどちらか状態で3つのウエハ周縁検出
センサ4は全てノッチ位置から外れているはずである。
したがって、直径が大きな計算結果から求まった中心位
置から真のウエハWの中心位置座標を求めることができ
る。なお、上記(C)(D)では、ウエハWを回転ステ
ージ1上の載せた状態でウエハの周縁位置を検出してい
るが、前記したように、ウエハ受け渡しピン3上にある
ウエハWの周縁位置を検出したのち、ウエハWを回転ス
テージ1上の載せてウエハWを回転させ、再び、ウエハ
Wをウエハ受け渡しピン3の上に載せて、ウエハの周縁
位置を検出するようにしてもよい。以上説明したよう
に、3個のウエハ周縁検出センサ4の出力によりウエハ
の中心位置座標を求めることができるが、この場合は、
ウエハWを回転させて、再度、ウエハの直径と中心位置
座標を求める必要があるため、前記4個のウエハ周縁検
出センサ4の出力によりウエハの中心位置座標を求める
場合と比べると、スループットは低下する。
【0014】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図4に本発明の第2の実施例のウエハ周辺露光装置
の構成を示す。図4は本実施例のウエハ周辺露光装置を
横方向から見た図を示しており、上方から見た図は前記
図2と同様である。前記第1の実施例では、回転ステー
ジ1がXY方向に移動可能に構成され、ウエハ受け渡し
ピン3が固定されていたが、本実施例は、ウエハ受け渡
しピン3を移動可能に構成し、回転ステージ1は回転の
みでXY方向には移動しないように構成したものであ
る。すなわち、回転ステージ1をXY方向に移動させる
X方向移動機構2a、Y方向移動機構2bに替えて、ウ
エハ受け渡しピン3を一体にXY方向に移動させるX方
向移動機構3a、Y方向移動機構3bを設けるともに、
ピン移動機構駆動部14を設け、制御部20により、上
記X方向移動機構3a、Y方向移動機構3bを制御し
て、ウエハ受け渡しピン3を移動させる。また、本実施
例では、光照射部5の出射端5dを移動させるための出
射端移動機構5gを設ける。その他の構成は前記第1の
実施例と同様である。また、4個のウエハ周縁検出セン
サ4を設けた場合におけるウエハ中心位置座標の求め方
は前記第1の実施例と同様であり、前記(A)(B)で
説明したようにウエハの中心位置座標を求めることがで
きる。なお、3個のウエハ周縁検出センサ4により、ウ
エハ中心位置座標を求める場合は、前記(C)(D)で
説明したように、ウエハWを回転ステージ1上に載せて
ウエハWをノッチの幅より大きい量だけ回転させて、回
転前、回転後のウエハ周縁検出センサ4の出力よりウエ
ハWの中心位置座標を求めてもよいが、上記X方向移動
機構3a、Y方向移動機構3bに加えて、ウエハ受け渡
しピン3を回転させるθ方向移動機構を設けて、ウエハ
受け渡しピン3を回転できるように構成してもよい。こ
のように構成すれば、ウエハWを回転ステージ1上に載
せることなく、ウエハ受け渡しピン3上でウエハWを回
転させ、回転前、回転後のウエハ周縁検出センサ5の出
力よりウエハWの中心位置座標を求めることができるの
で、スループットを向上することができる。
【0015】本実施例における露光手順は、前記第1の
実施例で説明した露光手順と同様であり、以下図5によ
り簡単に説明する。 (1) ウエハ受け渡しピン3を上昇させ、図5(a)に示
すように、図示しないウエハ搬送機構により同図の白抜
き太矢印に示すように、ウエハWをウエハ受け渡しピン
3に載置する。 (2) ウエハ周縁検出センサ4により、ウエハWの周縁位
置を検出し、前記したように、ウエハの中心位置座標を
求める。 (3) 図5(b)に示すように、制御部20は、ウエハの
中心位置座標と回転ステージ1の回転中心の位置座標と
の偏心量と偏心方向を演算し、受け渡しピン駆動部14
によりX方向移動機構3a、Y方向移動機構3bを駆動
して、受け渡しピン3を移動させ、ウエハの中心位置と
回転ステージ1の回転中心を一致させる。なお、前記し
たように、制御部20は、予め定められた制御原点に対
する回転ステージ1の回転中心の位置座標を記憶してい
るとする。 (4) 図5(c)に示すように、ピン駆動部13によりウ
エハ受け渡しピン3の先端を下降させ、ウエハWを回転
ステージ1上に載置させる。ウエハWは、ウエハの中心
と回転ステージ1の回転中心とが一致した状態で、回転
ステージ1に置かれる。ウエハWは、図示しない真空吸
着機構により、回転ステージ1に吸着保持される。 (5) 制御部20は、ウエハ周辺部を所定の幅(設定され
た露光幅) で露光するように、出射端移動機構5gによ
り光照射部5の出射端5dを移動する。 (6) 制御部20は、光照射部5から露光光の放射を開始
させるとともに、モータ駆動部11により、回転ステー
ジ1を回転させる。これにより、ウエハWが回転し、ウ
エハ周辺部に出射端5dからの露光光が照射され、ウエ
ハ周辺部が露光される。本実施例においても、第1の実
施例と同様、ウエハWの中心と、回転ステージ1の回転
中心は一致しているので、ウエハWは偏心することなく
回転する。その間、出射端5dは移動しないので、ウエ
ハWが1回転すると、周辺部は周縁より一定幅で露光さ
れる。また、ノッチ部分においてウエハ内部に露光光が
食い込むことがない。
【0016】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。図6に本発明の第3の実施例のウエハ周辺露光装置
の構成を示す。図6は本実施例のウエハ周辺露光装置を
横方向から見た図を示しており、本実施例は、ウエハ受
け渡しピン3を設けず、ウエハ搬送機構6にウエハ受け
渡しピンの機能を持たせるようにしたものであり、その
他の構成は前記図1と同様である。また、本実施例のウ
エハ周辺露光装置を上方から見た図は、ウエハ受け渡し
ピン3が設けられていない点を除き、前記図2と同様で
ある。ウエハ搬送機構6は、ウエハWを本発明の周辺露
光装置に搬入する際、同図に示すように、フィンガ6a
上にウエハWを保持し、アーム6bを伸ばして回転ステ
ージ1上にウエハWを移動させ、ついで、アーム6bを
下降させてウエハWを回転ステージ1上に載置する。本
実施例においては、上記搬入工程において、図6に示す
ように回転ステージ1上にウエハWが保持されていると
き、ウエハ周縁検出センサ4によりウエハWの周縁位置
を検出する。なお、ウエハ周縁検出センサ4は、ウエハ
搬送機構6のフィンガ6aと干渉しない位置に4ヶ所設
けられる。なお、図6ではウエハ周縁検出センサ4が1
個のみ示されている。ウエハ周縁検出センサ4の出力は
前記したように制御部20に入力され、制御部20は、
前記第1の実施例の(A)(B)で説明したようにウエ
ハWの中心位置を計算する。そして、前記したように制
御部20は、ウエハの中心位置座標と、回転ステージ1
の回転中心の位置座標との偏心量と偏心方向を演算し、
回転ステージ駆動部12により、X方向移動機構2a、
Y方向移動機構2bを駆動して、回転ステージ1の回転
中心位置が、上記で求めたウエハ中心位置に一致するよ
うに、回転ステージ1を移動させる。ついで、ウエハ搬
送機構6のアーム6bを下降させてウエハWを回転ステ
ージ1上に載置する。
【0017】以下の手順は前記第1、第2の実施例と説
明したのと同様であり、ウエハWを、図示しない真空吸
着機構により、回転ステージ1に吸着保持し、回転ステ
ージ1を移動させ、ウエハ周辺部が所定の幅(設定され
た露光幅) で露光される位置までウエハWを移動させ
る。なお、ウエハWを移動させる代わりに、前記したよ
うに、出射端5dを移動させるようにしてもよい。つい
で、光照射部5から露光光の放射を開始させるととも
に、回転ステージ1を回転させ、ウエハ周辺部を露光す
る。周辺露光終了後のウエハWは、ウエハ搬送機構6の
フィンガ6aに再び保持され、アーム6bが縮み周辺露
光装置から搬出される。本実施例においても、第1の実
施例と同様、ウエハWの中心と、回転ステージ1の回転
中心は一致しているので、ウエハWは偏心することなく
回転する。その間、出射端5dは移動しないので、ウエ
ハWが1回転すると、周辺部は周縁より一定幅で露光さ
れる。また、ノッチ部分においてウエハ内部に露光光が
食い込むことがない。また、本実施例においては、ウエ
ハ搬送機構6のフィンガ6a上にウエハWを保持されて
いるとき、ウエハ周縁位置を検出するようにしているの
で、ウエハ受け渡しピンを設ける必要がなく、第1、第
2の実施例に比べて、構成を簡単にすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ウエハの周縁位置を検出し、ウエハ中心と回転ステ
ージ中心とを一致させ、その後ウエハを回転させながら
周辺部に露光光を照射すようにしたので、ノッチが形成
されたウエハであっても周辺部を所定の露光幅で露光す
ることができ、ノッチ部分においてウエハ内部に露光光
が食い込み、素子形成領域のレジストが除去されてしま
うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のウエハ周辺露光装置の
構成を示す図(1)である。
【図2】本発明の第1の実施例のウエハ周辺露光装置の
構成を示す図(2)である。
【図3】本発明の第1の実施例の露光手順を説明する図
である。
【図4】本発明の第2の実施例のウエハ周辺露光装置の
構成を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の露光手順を説明する図
である。
【図6】本発明の第3の実施例のウエハ周辺露光装置の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 回転ステージ 1a 回転モータ 2a X方向移動機構 2b Y方向移動機構 3 ウエハ受け渡しピン 3a X方向移動機構 3b Y方向移動機構 4 ウエハ周縁検出センサ 5 光照射部 5a ランプ 5b 集光鏡 5c ライトガイド 5d 出射端 5g 出射端移動機構 6 ウエハ搬送機構 6a フィンガ 6b アーム 10 ベースプレート 11 モータ駆動部 12 回転ステージ駆動部 13 ピン駆動部 20 制御部 W ウエハ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に特異点が形成され、フォトレジ
    ストが塗布されたウエハを、回転させつつ露光光を照射
    し、ウエハ周辺部のレジストを一定の幅で露光するウエ
    ハ周辺露光方法において、ウエハ周縁位置を検出し、 上記検出した周縁位置からウエハの中心位置を計算し、 上記計算により得られたウエハ中心と、上記回転ステー
    ジの中心位置とが一致するようにウエハを回転ステージ
    に載置して、ウエハ中心と、回転ステージの回転中心と
    が一致した状態で、ウエハを回転しつつ露光光を照射す
    ることを特徴とするウエハ周辺露光方法。
  2. 【請求項2】 外周部に特異点が形成され、フォトレジ
    ストが塗布されたウエハを回転する、回転中心を有する
    回転ステージと、 上記フォトレジストを露光する波長の光を出射する光源
    部と、 ウエハ仮置き手段と、 少なくとも3個のウエハ周縁位置検出センサと、 上記回転ステージおよび/または上記ウエハ仮置き手段
    を移動させる移動手段と、 上記ウエハ周縁位置検出センサからの信号から、回転ス
    テージの回転中心とウエハ中心との偏心量と偏心方向を
    計算し、上記移動手段により、ウエハ中心と回転ステー
    ジの回転中心が一致するように、ウエハと回転ステージ
    を相対的に移動させる制御部とを備えることを特徴とす
    るウエハ周辺露光装置。
  3. 【請求項3】 外周部に特異点が形成され、フォトレジ
    ストが塗布されたウエハを回転する、回転中心を有する
    回転ステージと、 上記フォトレジストを露光する波長の光を出射する光源
    部と、 ウエハを搬送する搬送手段と、 少なくとも3個のウエハ周縁位置検出センサと、 上記回転ステージを移動させる移動手段と、 上記ウエハ周縁位置検出センサからの信号から、回転ス
    テージの回転中心とウエハ中心との偏心量と偏心方向を
    計算し、上記移動手段により、ウエハ中心と回転ステー
    ジの回転中心が一致するように、回転ステージを移動さ
    せる制御部とを備えることを特徴とするウエハ周辺露光
    装置。
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