JPH04299332A - フィルム露光方法 - Google Patents

フィルム露光方法

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JPH04299332A
JPH04299332A JP3090060A JP9006091A JPH04299332A JP H04299332 A JPH04299332 A JP H04299332A JP 3090060 A JP3090060 A JP 3090060A JP 9006091 A JP9006091 A JP 9006091A JP H04299332 A JPH04299332 A JP H04299332A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばTAB(Tap
e Automated Bonding)方式の電子
部品の実装に使用されるフィルム回路基板の製作に好適
なフィルム露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物体の表面に微細加工を施す技術として
、フォトリソグラフィの技術が知られている。この技術
は、半導体集積回路のほか、最近ではTAB方式の電子
部品の実装に使用されるフィルム回路基板の製作にも応
用されている。
【0003】しかして、転写される回路パターンの位置
ずれが生ずると回路基板用の場合には実装ミスとなるた
め、搬送されるフィルムの正しい位置である基準露光領
域にフォトマスクのパターンの像が露光されるよう位置
合わせが必要とされる。この位置合わせの精度は、例え
ば±10μm以内であることが要求されている。
【0004】従来、この位置合わせ方法としては、まず
露光処理前に、露光見本をステージに配置し、この露光
見本とフォトマスクのパターンの像とが結像するように
フォトマスクの位置調節を行い、次いで露光見本を外し
、当該露光見本が配置されていた位置にフィルムの一コ
マの基準露光領域を正しく位置させる。
【0005】露光見本が配置されていた位置に基準露光
領域を正しく位置させる手段としては、送りローラによ
るフィルム搬送距離をエンコーダ等により予め設定する
とともに露光面の手前にスプロケットローラを配置して
搬送方向の精度を向上させる手段、さらに、予め設定さ
れた距離で搬送されて停止したフィルムの1コマに対し
、位置決めピンを有するステージを上昇させ、位置決め
ピンをフィルムの1コマの部分のパーフォレーションに
下側から嵌合させて、光軸に直角な平面内での位置合わ
せを行い、ステージにより押し上げられたフィルムの一
コマを、抑え板により抑えて、光軸方向での位置合わせ
を行う手段が知られている。
【0006】このように、従来の位置合わせは、露光す
べきフィルムの一コマをフォトマスクに対して正しいと
される位置に配置するに過ぎないものである。すなわち
、露光中はフィルムに対して何のフィードバック制御も
なされていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送距
離の設定、スプロケットローラ、位置決めピン等による
機械的な位置合わせには、精度上限界があり、要請され
る±10μm程度以内の位置合わせを行うことができな
い。すなわち、帯状のフィルムは完全な直線でなく僅か
ながら蛇行している場合があり、スプロケットローラに
よりフィルムを強制的に真っ直ぐに搬送するようにして
も、ステージ上でずれて搬送されることがある。また、
許容限度以上にずれて搬送されると、位置決めピンを嵌
入させる際にパーフォレーションが傷んで広がってしま
い精度がさらに低下してしまう。特に、例えば厚さ30
μm以下の薄いフィルムに対しては、位置決めピンによ
る方式を採用することができない。
【0008】一方、ステージにフィルムを固定させた後
、ステージを変位させることにより、フィルムの1コマ
にパターンの像を露光する手段が開示されている(特開
平1−298362号公報参照)。この方法により、位
置調節の精度はある程度向上する。しかしながら、この
ような方法においては、ステージの重量が大きいため、
これを変位させるためには大きな駆動力が必要となる。 またアライメントに要する時間も長く、位置調節精度も
十分であるとはいえない。また、フィルムの蛇行を修正
するために幅方向へ変位させる場合、帯状のフィルムに
不必要な引張力を与えてしまうことがある。
【0009】本発明は、以上なような事情に基づいてな
されたものであって、その目的は、位置決めピンをパー
フォレーションへの嵌入させることなく、正しい位置で
の像の投影を可能にし、パターンの露光転写位置の精度
がさらに高いフィルム露光方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム露光方
法は、帯状のフィルムの長さ方向に沿って並ぶ複数のコ
マに、回路パターンを順次に露光していくフィルム露光
方法であって、照射部と、照射部からの光が照射される
位置に配置された、回路パターンが形成されたフォトマ
スクと、このフォトマスクの位置を同一平面内で調節す
るフォトマスクの位置調節機構と、照射されたフォトマ
スクの像を投影する投影レンズと、投影レンズによる像
の投影位置にフィルムを1コマずつステップ送りする、
スプロケットローラを具えたフィルム搬送機構とを有し
てなる露光装置を使用し、前記帯状のフィルムには、フ
ィルム搬送機構のスプロケットローラが噛み合うパーフ
ォレーションが両側に並んで列として形成され、各列の
パーフォレーションのうち、回路パターンが露光される
べき基準露光領域に対して特定の位置関係にあるパーフ
ォレーションを基準パーフォレーションとし、前記フォ
トマスクには、フィルムに投影して転写すべき回路パタ
ーンとともに、アライメント用マークが形成され、当該
アライメント用マークとフォトマスク上の回路パターン
の位置関係は、前記基準パーフォレーションと前記基準
露光領域の位置関係に対応しており、前記フィルム搬送
機構によりフィルムの1コマをステップ送りし、ステッ
プ送り後に停止した1コマに係る基準パーフォレーショ
ンの位置に、アライメント用マークの像が投影されるよ
うにフォトマスクの位置調節機構を駆動してフォトマス
クの位置制御を行い、その後、回路パターンの露光を行
うことを特徴とする。
【0011】
【作用】フォトマスクに形成されたアライメント用マー
クとフォトマスク上の回路パターンの位置関係が、基準
パーフォレーションと基準露光領域の位置関係に対応し
ているので、停止したフィルムの1コマに係る基準パー
フォレーションの位置に、アライメント用マークの像が
投影されるようにフォトマスクの位置調節機構を駆動し
てフォトマスクの位置制御を行えば、フォトマスク上の
回路パターンの像は高い精度で基準露光領域に露光され
る。従って、投影位置精度の高い露光処理が可能となる
。また、フィルムが位置ズレして搬送された場合であっ
ても、それに追従してフォトマスクの位置が変更される
ので、投影される像の位置精度が高くなる。そして、比
較的軽量なフォトマスクの位置を調節するため、小さな
駆動力で位置調節を行うことができ、帯状のフィルムに
不必要な引長力を与えることもない。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例に用いるフィルム露光
装置の説明図である。この装置は、帯状のフィルムFの
長さ方向に沿ってフォトマスクMの回路パターンを順次
に露光していくものである。
【0013】10は照射部であり、超高圧水銀灯等のよ
うにレジストが感度を有する光を効率的に放射するラン
プ11を内蔵している。
【0014】Mはフォトマスクであり、照射部10から
の光が照射される位置に配置されている。このフォトマ
スクMには、図2に示すように、フィルムFに投影して
転写すべき回路パターンMPとともに、後述する基準パ
ーフォレーションBPのそれぞれに対応してアライメン
ト用マークMMが形成されている。アライメント用マー
クMMは方形状の不透明部分に十文字の透明部分を設け
て構成している。照射部10から光ファイバー15によ
って導光されたアライメント用の照射光(図4中の点線
)は、アライメント照明ユニット16において光学性能
が整えられた後、ミラー17を介してアライメント用マ
ークMMに照射される。一方、露光時においては、図4
中の実線で示す照射光が回路パターンMPに照射される
【0015】帯状のフィルムFには、図3に示すように
、後述するフィルム搬送機構60の送りローラ61およ
びスプロケットローラ64が噛み合う矩形のパーフォレ
ーションPが両側に並んで列として形成されている。こ
こにパーフォレーションPの大きさは例えば2mm角、
ピッチは例えば4.75mmである。仮想線(二点鎖線
)で示すBAは、回路パターンが露光されるべき基準露
光領域である。BPは、各列のパーフォレーションPの
うち、基準露光領域BAに対して特定の位置関係にある
基準パーフォレーションであり、1コマF10において
、フィルムFの幅方向に2つ設けられている。基準パー
フォレーションBPと基準露光領域BAの位置関係は、
フォトマスクMのアライメント用マークMMとフォトマ
スクM上の回路パターンMPの位置関係に対応している
。MM’はアライメント用マークの像であり、このアラ
イメント用マークの像MM’は、後述するフォトマスク
Mの移動動作により、基準パーフォレーションBPを含
む領域、すなわち、投影レンズによる像の投影位置であ
るフィルムFの上面およびパーフォレーションPの仮想
面FK上を走査される。なお、本実施例では、基準パー
フォレーションBPおよびアライメント用マークMMは
、フィルムFの幅方向に2つ設けられているが、これに
限られず、フィルムの長さ方向や斜め方向に2つ以上設
けてもよい。
【0016】M10はフォトマスクの位置調節機構であ
り、フォトマスクホルダーM11とサーボモータM12
を備えている。後述のシステムコントローラ50からの
信号によってサーボモータM12が駆動されるとフォト
マスクホルダーM11が移動してフォトマスクMが追従
制御される。このフォトマスクホルダーM11は、光軸
に直角な平面内で互いに直角な二つの方向(X方向,Y
方向)におけるフォトマスクMの位置を調節することが
可能であり、また光軸を中心としてフォトマスクMを回
転させる調節(θの調節)が可能である。従って、フォ
トマスクホルダーM11を駆動するサーボモータM12
は、X,Y,θそれぞれの駆動が可能なように、実際に
は三つ設けられている。
【0017】20は投影レンズであり、照射されたフォ
トマスクMの像を投影するものである。この投影レンズ
20は、例えば露光線幅5μm程度の解像度を有するも
のである。
【0018】30はステージであり、図4にも示すよう
に、上面が基準面であり、フィルムFのステップ送り時
にはエアを吹き出し、露光時にはフィルムを真空吸着す
る真空吸着孔31が設けられている。32は真空ポンプ
、34はバルブである。この例では、真空吸着孔31は
、フィルムFのステップ送りの際にフィルムFをエアで
浮上させる逆風孔を兼用しており、33はコンプレッサ
、35はバルブである。36,37はフィルムFのステ
ップ送りの際にフィルムFの前部および後部を浮上させ
るものである。バルブ34,35は後述のシステムコン
トローラ50からの信号によって制御される。
【0019】40は検出部であり、この検出部40は、
図4に示すように、対物レンズ41と、集光レンズ42
と、検出器43とを有するユニットタイプのものである
。この例において検出部40はステージ30に埋め込ま
れ、対物レンズ41がフィルムFのパーフォレーション
Pを臨む位置に配置されている。検出器43は、高感度
の光電変換素子よりなる変換器、例えば光電管またはフ
ォトダイオード等からなる。また、検出器43としてイ
メージセンサーを用いることもできる。44は増幅器で
ある。
【0020】50はCPUを含むシステムコントローラ
である。
【0021】60はフィルム搬送機構であり、投影レン
ズ20による像の投影位置にフィルムFの一コマF10
をステップ送りするものである。送りローラ61はモー
タ62によって駆動されるスプロケットローラである。 モータ62はシステムコントローラ50からの信号によ
り駆動開始され、後述するようにシステムコントローラ
50からの信号により減速された後、検出部40からの
信号を受けたシステムコントローラ50からの信号によ
り停止する。63は押えローラ、64はスプロケットロ
ーラ、65は押えローラ、66,67は補助ローラ、6
8は巻き出しリール、69は巻き取りリールである。な
お、粗調整用マークMAは、後述のフォトマスクMの位
置制御を行う際の位置制御可能範囲内に、予めフォトマ
スクMを配置しておくものである。
【0022】次に、図1のフィルム露光装置を使用した
本発明のフィルム露光方法の実施例を説明する。フィル
ム搬送機構60によりフィルムFの一コマF10がステ
ップ送りされてきた時に、この一コマF10に係る基準
パーフォレーションBPが、アライメント用マークの像
MM’の位置に達したか否かを、検出部40により検出
する。
【0023】まず、システムコントローラ50からモー
タ62に駆動開始信号が送られ、モータ62が図5の一
定速度v1 で回転してフィルムFを送って時刻が図5
のt1 になった時、システムコントローラ50からの
信号によりモータ62の速度が図5のv2 に減速され
る。このt1 の時刻は、フィルムの一コマF10の長
さ等に応じて予め設定される。このv2 に減速された
状態で、検出部40からの信号を処理したシステムコン
トローラ50からの停止信号を受けて、モータ62は回
転を停止する。この時刻が図5のt2 である。
【0024】システムコントローラ50による停止信号
の発生は以下のようにして行われる。図3に示すように
、フィルムの一コマF10が送られてきて、一コマF1
0に対応する基準パーフォレーションBPが、アライメ
ント用マークの像MM’の投影位置に達すると、穴であ
る基準パーフォレーションBPを透過したアライメント
波長の光(図4中の点線)により、検出部40は信号を
発生する。この信号の強さの経時的変化を図6に示す。 図4に示すように、検出部40はパーフォレーションP
の各列に対応して2つ設けられているので、システムコ
ントローラ50には図6に示すような形の信号が二つ送
られることになるが、フィルムFの送り方向は通常幅方
向に完全な直角ではないので、二つの検出部40からの
信号は、時間的にわずかにずれて送られる。そこで、こ
の実施例では、遅れて入力された検出部40からの信号
の立ち下がり時(図6のT3 )に停止信号を発生させ
るよう、システムコントローラ50に信号処理を行わせ
、これによりモータ62を完全に停止させる(図6のt
2 )。なお、システムコントローラ50からの停止信
号によりモータ62が完全に停止する時刻は、遅れて入
力された検出部40からの信号の立ち下がり時(図6の
T3 )に限定されるものではなく、補正値を予め設定
しておくことにより、遅い方の立ち上がり、速い方の立
ち下がりおよび速い方の立ち上がりのいずれの時でもよ
い。このように速度を減速させてから、検出部40から
の信号によって停止させると、停止位置の精度が非常に
高くなる。
【0025】システムコントローラ50からの停止信号
により、フィルムの一コマF10が停止すると、システ
ムコントローラ50からバルブ34,35に信号が送ら
れ、コンプレッサ33を閉にするとともに真空ポンプ3
2を開にする。 これにより、一コマF10はステージ30に真空吸着さ
れる。
【0026】この状態で、フォトマスクMの位置制御を
行う。すなわち、一コマF10の基準パーフォレーショ
ンBPのそれぞれの位置に、対応するアライメント用マ
ークの像MM’が投影されるようにフォトマスク位置調
節機構M10を駆動して、フォトマスクMの位置をX方
向およびY方向に移動させならびに光軸を中心に回転さ
せながら追従制御してフォトマスクMの位置合わせを行
う。 詳しく説明すると、フォトマスクMの位置を送り方向に
沿ったX方向に走査させると、検出部40において発生
する電気信号は、図6に示すように、アライメント用マ
ークの像MM’が基準パーフォレーションBPに重なり
始める立ち上がり部分T1 と、両者の重なり面積がほ
ぼ一定となる平坦部分T2 と、アライメント用マーク
の像MM’が基準パーフォレーションBPから外れ始め
る立ち下がり部分T3 とからなるパルス状の波形とな
る。そこで、X方向においてフォトマスクMを最終的に
停止させるべき位置は、マークの重なり面積が最大であ
る平坦部分T2 の例えば中央に対応する時刻t3 の
ときの位置に設定するのがよい。従って、システムコン
トローラ50には、走査した際のフォトマスクMの位置
の情報とその時の検出部40からの信号の値が記憶され
、これらを処理してフォトマスクMのX方向における最
適位置を決定してサーボモータM12に駆動信号を送る
【0027】以上と同様にして、Y方向についてもフォ
トマスクMを走査して検出部40に信号を発生させ、シ
ステムコントローラ50の信号処理によってY方向にお
けるフォトマスクMの最適位置を決定してY方向のサー
ボモータM12に駆動信号を送る。なお、上記のX方向
、Y方向の位置調節は、いずれか一方の検出部40を使
って行う。X方向、Y方向の位置調節が終了した後は、
他方の検出部40からの信号を受けながら、フォトマス
クMを光軸を中心として回転させて走査する。この際の
他方の検出部40からの信号も図6と同様の形になるの
で、フォトマスクMの回転角の情報とその際の検出部4
0からの信号の値により、回転方向(θ方向)でのフォ
トマスクMの最適位置を決定し、θ方向のサーボモータ
M12に駆動信号を送る。このようにしてフォトマスク
MのX,Y,θの位置調節が行われる。以上のようにし
てフォトマスクMの位置合わせが終了した後、前述のシ
ャープカットフィルタを退避させ、露光波長の光が照射
部10から出射されるようにして、投影位置に保持され
た一コマF10にフォトマスクMの回路パターンMPを
露光する。
【0028】本実施例の露光方法によれば、フォトマス
クMに形成されたアライメント用マークMMと回路パタ
ーンMPの位置関係が、基準パーフォレーションBPと
基準露光領域BAの位置関係に対応しているので、停止
したフィルムFの1コマF10に係る基準パーフォレー
ションBPの位置に、アライメント用マークの像MM’
が投影されるようにフォトマスクの位置調節機構M10
を駆動してフォトマスクMの位置制御を行えば、回路パ
ターンMPの露光像は高い精度で基準露光領域BAに露
光される。また、フィルムFが位置ズレして搬送された
場合であっても、それに追従してフォトマスクMの位置
が変更されるので、投影される像の位置精度が高くなり
、例えば10μm程度の精度で調節が可能である。そし
て、比較的軽量なフォトマスクMの位置を調節するため
、小さな駆動力で位置調節を行うことができ、帯状のフ
ィルムFに影響を与えることもない。
【0029】
【発明の効果】本発明のフィルム露光方法によれば、フ
ォトマスク上の回路パターンの像は高い精度で基準露光
領域に露光され、投影位置精度の高い露光処理が可能と
なる。また、フィルムが位置ズレして搬送された場合で
あっても、それに追従してフォトマスクの位置が変更さ
れるので、投影される像の位置精度が高くなる。そして
、比較的軽量なフォトマスクの位置を調節するため、小
さな駆動力で精度の高い位置調節を行うことができ、帯
状のフィルムに影響を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に使用するフィルム露光装置の
説明図である。
【図2】フォトマスクの説明用正面図である。
【図3】フィルムの説明用正面図である。
【図4】図1に示した装置の要部をフィルムの送り方向
から見た説明図である。
【図5】モータの速度曲線図である。
【図6】検出信号の波形図である。
【符号の説明】
10    照射部 11    ランプ 15    光ファイバー 16    アライメント照明ユニット17    ミ
ラー 20    投影レンズ 30    ステージ 31    真空吸着孔 32    真空ポンプ 33    コンプレッサ 34    バルブ 35    バルブ 36    昇降ローラ 37    昇降ローラ 40    検出部 41    対物レンズ 42    集光レンズ 43    検出器 44    増幅器 50    システムコントローラ 60    フィルム搬送機構 61    送りローラ 62    モータ 63    押えローラ 64    スプロケットローラ 65    押えローラ 66    補助ローラ 67    補助ローラ 68    巻き出しリール 69    巻き取りリール M    フォトマスク M10  フォトマスクの位置調節機構M11  フォ
トマスクホルダー M12  サーボモータ MP  回路パターン MM  アライメント用マーク MM’アライメント用マークの像 F    フィルム P    パーフォレーション BP  基準パーフォレーション BA  基準露光領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  帯状のフィルムの長さ方向に沿って並
    ぶ複数のコマに、回路パターンを順次に露光していくフ
    ィルム露光方法であって、照射部と、照射部からの光が
    照射される位置に配置された、回路パターンが形成され
    たフォトマスクと、このフォトマスクの位置を同一平面
    内で調節するフォトマスクの位置調節機構と、照射され
    たフォトマスクの像を投影する投影レンズと、投影レン
    ズによる像の投影位置にフィルムを1コマずつステップ
    送りする、スプロケットローラを具えたフィルム搬送機
    構とを有してなる露光装置を使用し、前記帯状のフィル
    ムには、フィルム搬送機構のスプロケットローラが噛み
    合うパーフォレーションが両側に並んで列として形成さ
    れ、各列のパーフォレーションのうち、回路パターンが
    露光されるべき基準露光領域に対して特定の位置関係に
    あるパーフォレーションを基準パーフォレーションとし
    、前記フォトマスクには、フィルムに投影して転写すべ
    き回路パターンとともに、アライメント用マークが形成
    され、当該アライメント用マークとフォトマスク上の回
    路パターンの位置関係は、前記基準パーフォレーション
    と前記基準露光領域の位置関係に対応しており、前記フ
    ィルム搬送機構によりフィルムの1コマをステップ送り
    し、ステップ送り後に停止した1コマに係る基準パーフ
    ォレーションの位置に、アライメント用マークの像が投
    影されるようにフォトマスクの位置調節機構を駆動して
    フォトマスクの位置制御を行い、その後、回路パターン
    の露光を行うことを特徴とするフィルム露光方法。
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